「常在菌から診る」あたらしい動物病院 「KINS WITH 動物病院」を2022年8月8日(月)東京・二子玉川にオープン
この度、総合的な菌ケアサービスを展開する株式会社KINS(代表取締役社長:下川穣、本社:東京都目黒区、以下 KINS)は、「常在菌から診る」あたらしい動物病院「KINS WITH 動物病院」を 2022年8月8日(月)東京・二子玉川にオープンいたします。
愛犬・愛猫がいつまでも健康で、共にしあわせに過ごせるように、「根本から」健康を保つことを考え、体質や環境、そして常在菌という、獣医学分野で画期的なアプローチを取り入れた動物病院です。犬猫にとって大切な細菌叢である歯科・皮膚に特に力を入れております。
目に見えない菌の状態から、今ある症状の原因や未来の健康リスクを明らかにし丁寧にお伝えします。すべては、動物たちの健康寿命を常在菌から見つめ、できるだけ永く寄り添うために、全力を尽くします。
3つのお約束と4つの特徴
3つのお約束
1. 根本に向き合い、健康寿命を支えます。
セルフケアやご家族の心にも寄り添った診療を行います。
2. 適切な検査・診断で納得の治療を行います。
わかりやすくご説明を行い、最適な治療方針をご提示します。
3. 不安や疑問にどんなときでも寄り添います。
LINE やオンライン相談でもサポート。獣医師や看護師、コンシェルジュがワンチームとなって、健康を支えます。
4つの特徴
- 最先端の機器と熟練の歯科専門医による「大切な歯を残すため」の痛みの少ないオーダーメイド歯科治療
- 治療が 難しく、時間のかかる皮膚病。皮膚に多く存在する菌を見える化する検査と診断でベストな治療方針を
- ご家族に寄り添うかかりつけ医としての一般診療も
- 遠方の方や外出が難しいご家族のためにもご自宅でも安心のオンラインサポート
1. 最先端の機器と熟練の歯科専門医による「大切な歯を残すため」の痛みの少ないオーダーメイド歯科治療
歯周病や歯石、口内炎などの口腔内トラブルへの治療・予防、歯周外科、歯周組織の再生療法といった、幅広い歯科治療が可能です。歯科レントゲンや都内でも導入件数が少ない高性能顕微鏡(マイクロスコープ)を導入し、肉眼では見えにくい、小さな小さなトラブルも見逃しません。マイクロスコープは人間の歯科クリニックでも導入されているクリニックは10%ほどと言われる最先端の機器になります。
そして全身麻酔のお薬の量を最小限にするアプローチは、全身への負担を小さくします。高齢であったり、病気をかかえていて、全身麻酔が難しいといわれてしまった子でも、いまできる口腔ケアをご提案いたします。
2. 治療が難しく、時間のかかる皮膚病。皮膚に多く存在する菌を検査と診断でベストな治療方針を
皮膚疾患の治療と予防指導を行います。皮膚のお悩みの原因は、複合的なことが多く、特定が難しいことがあります。そこで当院では、皮膚病理検査やアレルギー検査など皮膚の専門的な検査を行うことで、根拠を持って治療方針をご提示いたします。
東京都内、関東近辺の複数の動物病院において、皮膚科診療に従事する獣医師による診療を月に2回行っております。多数の皮膚科診療経験があるため、適切な診断ができ、皮膚病に悩む愛犬・愛猫に最適な治療法をご提案いたします。
3. ご家族に寄り添うかかりつけ医としての一般診療も
健康診断、予防接種、去勢避妊手術はもちろん、内科・消化器等の幅広い診療、終末期診療まで、たくさんのお悩みに寄り添いながら診察を行います。
常に愛犬・愛猫だけでなく、ご家族にも安心してお越しいただけるよう、基本的にはご家族の前で検査を行い、丁寧にお話を伺いながら診察を進めていきます。そのため、超音波検査も診察室の中に設置しております。
さらに、血液検査機器を導入し、外部機関への依頼では数日かかる検査を、その場で見る事ができ、素早く診断、治療することへとつなげていきます。
4. 遠方の方や外出が難しいご家族のためにもご自宅でも安心のオンラインサポート
おうちの子が移動が苦手だったり、遠方にお住まいの飼い主さま、ちょっと気になることがあって話を聞いてほしい。そんなときは、PC やスマートフォンから簡単にオンライン相談(Google meet )が可能です。
健康相談やセルフケアのやり方など、獣医師がご相談にお答えします。
KINS WITH 動物病院
- 予約制
- 受付は診察終了時間の30分前まで
- 休診日 / 水曜日
- 皮膚科診療は第1・3金曜日
- 安先生による歯科診療は隔週土曜日
アクセス
▶車でお越しの方
第三京浜道路 玉川IC 8分
東名高速道路東京IC 7分
首都3号渋谷線 用賀出入口7分
▶電車、バスでお越しの方
東急田園都市線、大井町線 二子玉川駅 徒歩5分
東急バス 中耕地(なかこうち) 徒歩3分
KINS WITH 動物病院
2022年8月8日(月)OPEN
https://kinswith-vet.com/
〒158-0094 東京都世田谷区 玉川 3 丁目 15-13 EXPARK 二子玉川1階
猫を動物病院に連れて行くのは大変?通院のストレスを減らすコツ
猫を動物病院に連れて行くたびに、大変な思いをしていませんか?毎回暴れてしまい、動物病院に行くのが負担になっている飼い主も多いと思います。しかし、健康診断や体調不良などもあるため動物病院への通院を避けては通れません。
「動物病院大好き」とまでならなくても、なんとか慣れて欲しいと思うのではないでしょうか。そこで今回は、少しでも猫の通院ストレスを減らすコツを解説します。
まずはキャリーバッグに慣れさせる
通院のときに使うキャリーバッグに猫が慣れていると、それだけでかなり楽になります。慣れさせるコツは「普段からキャリーバッグを使わせる」ことです。リラックスできる場所になるように仕向けていきましょう。
どんなキャリーバッグがいい?
キャリーバッグは、上下で分かれるタイプのプラスチック製がおすすめです。しっかり自立するタイプなら布製でもいいでしょう。上にも扉がついていると便利です。
後ろ側に窓が付いているリュックタイプは、普段使いができないのであまりおすすめできません。また、外が丸見えなので、猫が不安になる可能性もあります。
普段からキャリーバッグに慣らしておく
キャリーバッグはリビングや猫が過ごす部屋にいつも置いておき、普段から猫が自由に出入りできるようにします。猫の匂いがついている敷物を敷くと、警戒心が和らぐでしょう。災害時に避難するときも、キャリーバッグは役に立ちます。
キャリーバッグを、動物病院へ行くときだけの「特別なアイテム」にしないことが大切です。猫は「キャリーバッグ=動物病院」ととらえ、キャリーバッグが嫌いになり、ますます通院が大変になってしまいます。
おやつやフードを利用してキャリーバッグに慣れさせる
とっておきのおやつやフードをキャリーバッグの中に置いて、猫が入って食べられるようになるのを待ちます。猫が最も好むおやつを置いておくと効果的です。「いい子だね」など声をかけずに静かに見守りましょう。
ただし早く慣れて欲しいからといって、猫をキャリーバッグに無理やり入れるのは禁物です。入っている猫を無理に引き出すのもやめましょう。
通院はキャリーバッグに入れて
いよいよ動物病院に行くときは、おやつなどを使ってキャリーバッグに猫を入れます。飛び出し防止のため、かならずロックをしてください。
猫をそのまま抱っこしたり、リードをつけたりして移動するのは脱走や事故の恐れがあり危険です。子猫やシニア猫でも、意外とすばしっこいので油断しないようにしてください。
ペットシーツを敷いておく
移動中は、興奮して粗相をする場合があります。必ずペットシーツを敷いておきましょう。予備のペットシーツやビニール袋も持っておくと安心です。
キャリーバッグに布をかける
外が見えないように、キャリーバッグにバスタオルなどの布をかけておくと猫は安心します。真夏は、バッグ内が高温にならないよう配慮してください。
猫フェロモン剤を利用する
フェリウエイⓇという猫のフェロモン剤を、あらかじめタオルや布につけておくのもおすすめです。フェロモンの匂いで、多くの猫が落ち着きます。かかりつけの動物病院で相談してみてください。
移動は徒歩か自家用車がおすすめ
移動は、なるべく徒歩か自家用車を利用しましょう。距離がある場合は、ペットタクシーの利用がおすすめです。
電車やバスは、音や揺れなどの刺激が強く興奮するためあまりおすすめできません。また、バイクや自転車のかごや荷台にキャリーバッグをくくりつけるのは、大変危険なのでやめましょう。
動物病院に着いたら
猫はキャリーバッグに入れたまま、静かに待ちます。吠えたり興奮したりしている犬の近くなどは避けたほうがいいでしょう。待合室が混んでいる場合は、車で待機する方法もあります。
キャリーバッグは膝の上に
床に置かず、膝の上に乗せておくほうが猫は落ち着きます。床に置くと、人の足音などが響くため、猫が不安になりやすいです。他の動物が見えるとストレスになるので、布のカバーはつけたままにしておきます。頻繁にのぞき込むのもやめましょう。
焦って引っ張り出さない
診察室に呼ばれたら、「早く猫を出さなきゃ」と思うかもしれません。しかし、猫は引っ張り出そうとすればするほど、嫌がります。キャリーバッグの上部のふたを開けて、抱きあげると出しやすくなります。
大声で励ますのはNG
いうことをきかない猫を見ていると、ついつい励ましたくなりますよね。しかし「○○ちゃん頑張って!」「いい子にしなさい!」などと声をかけるのは、かえってストレスになってしまいます。やさしく静かに名前を呼ぶ程度にとどめましょう。
おやつOKなら利用する
動物病院で許可が得られたら、診察中や検査中におやつを与えるのもいい方法です。ただし、診察中は必ず獣医師やスタッフの指示に従ってください。
いろいろ試してもダメだったら
「キャリーバッグには慣れたけど、動物病院はダメ」という場合もあると思います。まずはかかりつけの獣医さんに相談してみてください。猫の性格をよく知ってくれている獣医さんなら、いろいろな解決策を教えてくれるでしょう。
往診を利用する
車が苦手であったり、外に行くこと自体が大変なら、往診を利用するのも一つの手です。最近は、往診専門の獣医さんも増えています。診察時間以外に往診時間を設けている動物病院もあるので、相談してみましょう。ただし、手術などは動物病院に行く必要があります。
猫と犬の待合室が分かれている病院もおすすめ
犬が苦手な猫は、猫と犬で待合室が分かれている病院に行くのもいいでしょう。猫の診察に特化している猫専門病院もおすすめです。
まとめ
猫を動物病院に連れて行くのは大変です。少しでも猫と飼い主の負担を減らすためにも、まずはキャリーバッグに慣れさせましょう。移動は猫にとって刺激の少ない、徒歩か自家用車、またはペットタクシーがおすすめです。
動物病院の待合室では、キャリーバッグを布などで覆うと他の動物や人が見えなくなるので落ち着きます。動物病院で健康診断や治療を受けることは、猫にとっても飼い主にとっても大切です。少しでも負担が減るように工夫してみてください。
【クイズ】気まずい?遠慮しちゃう?ペットのセカンドオピニオンとは
今回は獣医療のセカンドオピニオンについて、クイズ形式で解説していきます。
それではさっそく、セカンドオピニオンクイズにチャレンジしてみましょう!
他の獣医師から、現在の治療法は適切か、他の方法はあるかなどを聞くことによって、より納得して治療を受けることが出来ます。
一方で、主治医を変えることは「転院」と呼びます。
血液検査の結果も同様です。セカンドオピニオンで意見を求める場合には、比較出来るデータが必要ですので、持参するようにしましょう。
場合によってはカルテや検査結果をもらえないこともあるあるため、受け取った検査結果や投薬情報はまとめて保管しておきましょう。また、聞きたいことを事前にまとめておくことも大切です。
主治医に遠慮してしまい、意見を求めることに消極的になってしまうこともあるかもしれませんが、飼い主として一番に考えるべきは、「動物の健康」です。少しでも疑問に感じることがあったら、遠慮なく主治医に相談しましょう。
今回はこちらの記事から問題を作成しました。 詳細が知りたい人はこちらも読んでみてください!
【獣医師監修】セカンドオピニオンや転院の際に準備するものと注意点
【体験談】犬の椎間板ヘルニア。手術をやめて鍼灸治療に切り替えた話
発症〜椎間板ヘルニアと診断されるまで

朝からぐったりし、元気がない。排便の回数が少なく、排便の態勢をとってもなかなか出せないことから、初めは便秘を疑う。 今考えると、この時排便ができなかったのは、後ろ足が痛くて踏ん張ることができなかったためだと考えられる。発症後1日目
歩いたときに後ろ足がもたつく様子が見られるようになり、だんだんと両足を引きずり出し、夕方には完全に歩けなくなる。椎間板ヘルニアを確信するも、かかりつけの動物病院が休業日だったため、受診は明朝に見送る。2日目
午前、病院にて椎間板ヘルニア・ステージ3と診断。 進行が早く、進行性脊髄軟化症を発症してしまうと危険なため、早く手術をした方が良いと言われる。2日後に大きな動物病院での手術前検査を予約してもらう。 下半身の麻痺により排尿障害があったので、動物病院でカテーテルを使って出してもらう。足の皮膚をつねっても、全く反応を示さず、すぐにステージ4に進行。排便は自分でできて食欲はあるものの、嘔吐してしまい、ぐったりした様子。
手術をやめ、鍼灸治療に切り替える

鍼灸治療に切り替えることを決意し、翌日の手術前検査はキャンセルした。 早速、夜7時ごろに鍼灸治療をしてもらう。するとなんと、夜中の2時頃、トイレにて自力でおしっこを出せるようになった。
感覚麻痺、排尿障害が徐々に回復

立つことはできないが、この日も座ったままなら少しずつ自分でおしっこを出せる。ただし、量が少ないため、自宅で1日1回カテーテルで排尿。6日目
何度か足を引きずりながら自分で少し移動してしまう。感覚を取り戻しつつあるのだろうが、「絶対安静」と言われているので、動かないよう常に見張っていることに。7日目
2度目の鍼灸治療へ。おしっこを大量に出せるようになり、カテーテルは全く必要なくなった。
週1ペースで鍼灸治療を続ける

犬のストレス解消のために・・・
犬にとっては、感覚が戻ってきているのに歩けない、歩いてはいけないことで、ストレスが溜まってくる。 とは言え、おもちゃで遊んであげることもできないので、おやつを入れたコングを手で持って、体が動かないように注意しながら与えたりした。
リハビリ開始!

通院の間隔が開き、自宅でお灸も
回復して来ると、週1回だった通院のペースは、2週間、1ヶ月に1回に短縮。 代わりに、自宅で簡単なお灸ができるようレクチャーしてもらう(上画像)。
少しずつお散歩もできるように
お散歩は、アスファルトの上などは抱っこやバギーで通るが、ウッドチップが敷き詰めてある柔らかめの道では、少しずつゆっくりと歩かせて行く。
おやつを使って足を跨がせるリハビリ
しっかりと後ろ足を使って歩く練習をするため、おやつを使って飼い主の足を跨がせるリハビリも開始。完全に後ろ足まで跨ぎきってから、おやつを少しずつ与える。
治療開始から約2ヶ月、走れるように!

その後
椎間板ヘルニアを発症をしてから7ヶ月が経ちましたが、その後も月に1度の通院を続けており、再び歩けなくなるようなことは今のところ一度もありません。 はしゃぎすぎて足を滑らせてしまった時に、若干足がもたつく様子がみられましたが、通院の間隔を一時的に短くしてもらうと、またすぐにちゃんと歩けるようになりました。実際に経験して感じた鍼灸治療の特徴

1. 犬の体への負担が小さい
特に高齢犬や持病のある犬の場合、手術そのものが難しいことも多いため、手術を諦めてしまう飼い主さんも少なくありません。 その点、切らずに治療でき、麻酔の必要がない鍼灸治療は、犬の体への負担が小さいのが最大の特徴です。2. 一度にかかる費用が安い
椎間板ヘルニアの手術をした場合、重症度にもよりますが、検査費用や入院費用も含めて30万円以上かかることも珍しくありません。 一方の鍼灸治療は、こちらも場合によりますが、筆者の犬では、1回目の治療が初診料含めて1万円以内におさまりました。 ただし、手術に比べて鍼灸治療の場合は、一度ですぐに治るわけではありません。走れるようになるまでの約2ヶ月の間に7〜8回程度通院し、飲み薬代や家で使うお灸代なども含め、なんだかんだで10万円程度かかったと思います。3. 通い続けることで、予防になる
椎間板ヘルニアは、手術をしても再発する可能性があります。 鍼灸治療でももちろん再発の可能性はありますが、月1回程度の通院を続けることで、再発の予防効果があります。 月1回の通院と、漢方薬を飲み続けることにより、確かに出費はかさみますし、時間もとられます。しかし、手術をした場合でもサプリメントを飲み続ける犬は多いですし、再発してまた手術をすることを考えれば、長期的に見ても鍼灸治療のメリットはあると言えるでしょう。まとめ

保護猫がトイレをしない!その原因と3つの対処法
保護猫がトイレをしない理由

猫は環境の変化が苦手
保護猫に限らず、猫は繊細で環境の変化が苦手な生き物。 慣れない環境に連れてこられた保護猫は、その場所が安全だと分かるまで警戒してトイレをしないことが多いのです。トイレをしない場合、動物病院に連れて行くべき?

2~3日様子見を
保護猫がトイレをしないからといって、すぐに慌てる必要はありません。 まずは、2〜3日様子を見ましょう。猫が家に慣れてきたら自然とトイレをしてくれるはずです。 次の章でご紹介する対処法を試しながら、猫の様子を見てあげてくださいね。長引く場合は病院へ
4日以上トイレをしない場合や、猫の様子が少しでもおかしいと感じた場合は動物病院へ連れて行きましょう。 筆者も保護猫を飼い始めた時、うんちをする気配が3日以上なかったため動物病院へ連れて行き、潤滑剤や便秘薬を処方して貰った経験があります。 気になることや心配事があったら、動物病院の先生に相談すると安心です。保護猫がトイレをしない時の3つの対処法

1. 猫砂の種類をいくつか用意する
猫砂は粒の大きさや匂い、素材など様々な種類があります。 猫によって好みが別れるため、初めはいくつか用意しておくと良いでしょう。 ちなみに、猫砂を販売しているライオン商事株式会社が実施した調査では、鉱物系の猫砂を好む猫が多いことが分かりました。 猫砂で迷ったら鉱物系を選ぶと、猫がトイレをしやすくなるかもしれません。2. 香料が少ない猫砂を選ぶ
猫の嗅覚は人間の20万倍以上もあると言われています。 そのため、人間でも匂いが強いと感じる物は、猫にとってはそれ以上に感じるでしょう。 消臭効果を強めるために香料が強く効いた猫砂もありますが、猫のためには紙系や鉱物系など匂いの弱いものを選ぶと良いです。 また、可能であれば保護猫が前に住んでいた場所の猫砂を少し貰って、新しいトイレの猫砂に混ぜておくと、猫がトイレを認識しやすくなるのでおすすめです。3. ケージの中にトイレを入れる
猫は狭い場所を好む習性があります。 ケージなど、猫専用の狭くて落ち着ける場所を作ってあげ、しばらくそっとしておいてあげると家に慣れやすくなります。 筆者が保護猫を飼い始めた際も、猫をケージに入れて部屋を暗くしてそっとしておいたら、知らないうちにトイレをしていました。 トイレの他に、ご飯や水、爪とぎもケージの中に設置して、ケージの中で生活が完結できるようにしてあげるとなお良いでしょう。おすすめのトイレグッズ

香料が少なくて消臭バッチリ「デオトイレ」
猫のトイレなら、幅広のデオトイレが使いやすく、匂いもほとんどしないのでとてもおすすめです。 猫砂はシリカゲル系で、砂自体の匂いもほとんどしません。 筆者の家でもこれまでに色々なトイレを試しましたが、臭いや使いやすさから3年以上デオトイレを愛用しています。本当に匂いが漏れない「うんちが臭わない袋」
ペットのうんちをトイレに流せない自治体にお住いの方は、猫のうんちを袋に入れて可燃ゴミに出すことが多いでしょう。 猫のうんちは臭いが強いので、普通の袋では臭いが漏れ出してしまいます。 匂いに敏感な飼い主さんは、ペット用のうんち袋がおすすめです。 最近では環境に配慮した生分解性の袋も売られているので、ぜひチェックしてみてくださいね。まとめ

野良猫を見つけても飼えない時の対処法と保護後のポイントをご紹介
野良猫を保護したらどうすればいいの?

1.動物病院へ連れて行く
一見、元気そうであっても、栄養状態が悪かったり、何らかの病気を患っている可能性があります。そのため、まずは野良猫の健康状態を獣医師に見てもらいましょう。 実際に、筆者が保護した野良猫は、元気そうに見えても「結膜炎」、「瓜実条虫症」、「軽い栄養失調」などの問題を抱えていました。 なお、動物病院へ行く前に「保護した野良猫を連れていく」と一言伝えるとスムーズに受け入れてくれます。2.里親になってくれる人を探す
次に、里親や動物愛護団体など、野良猫を保護・飼育してくれる人を探します。 ご近所や親戚で探す方法もありますが、里親サイトを利用するなど里親の探し方は他にもたくさんあります。 保護した野良猫が素敵な飼い主さんを見つけられるように、色々な里親を探す方法を知っておくと良いでしょう。野良猫の里親を探す方法

1.SNSで呼びかける
1つ目は「SNSで里親を探す方法」です。 TwitterやInstagram、Facebookで「#里親募集中」のようなハッシュタグを利用して、里親を探します。 ハッシュタグを使うことで、里親になりたい人が募集を見つけやすくなります。SNSで里親を探している方は非常多いので、実際に里親を募集している投稿のハッシュタグや内容を参考にしましょう。Twitter:#里親募集中 Instagram:#里親募集中 Facebook:#里親募集中
2.民間の保護団体に連絡する
2つ目は「民間の保護団体に連絡する方法」です。 野良猫を見つけても飼育できない場合、保護団体に連絡すると野良猫を保護してもらうことができます。 例えば、動物愛護市民団体JCDの「ネコちゃんの終身お預かりシステム」では、様々な理由で行き場を失ってしまった猫を保護しており、あなたの代わりに新しい家族を探してもらえます。動物愛護市民団体JCD「ネコちゃんの終身お預かりシステムについて」 https://jcdl.jp/syushin_cat.html野良猫を保護したくても一時的にでも家に置くことが難しい方は、事前に民間の団体に相談してみてもいいでしょう。
3.里親募集サイトに登録する
3つ目は「里親募集サイトに登録する方法」です。 里親サイトでは、里親を探している人と里親になりたい人がサイトを通して直接連絡を取ることができます。野良猫を一時保護できる方は、猫のためにも、安心して任せられる人を自分で直接探してみるといいでしょう。ペットのおうち https://www.pet-home.jp/cats/
保健所に預けるのは最終手段

環境省「犬・猫の引取り及び負傷動物等の収容並びに処分の状況」 https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/statistics/dog-cat.html
野良猫を一時保護するポイント

迷い猫かどうか確認する
野良猫に首輪がついていなくても、誰かに飼われている迷い猫の可能性があります。 特に人馴れしている野良猫は飼い主さんがいるかもしれません。飼い主さんが猫を探していないかどうか、SNSや掲示板を使って確認しておきましょう。最低限必要なものを準備する
野良猫を保護する前に、以下の最低限必要な飼育道具を揃えましょう。- キャットフード
- 水入れ、餌置き(紙皿や食器で代用可能)
- 猫砂とトイレ
近所に野良猫を保護したことを伝える
野良猫を室内に入れると夜鳴きする可能性があるので、近所迷惑になってしまうかもしれません。実際に、筆者が野良猫を保護した時は1〜2週間真夜中に大声で鳴いていました。 ご近所トラブルを防ぐためにも野良猫を保護したことを話しておきましょう。また、その際に里親募集について話しておくのもいいですね。里親の候補を紹介してもらうことができるかもしれません。まとめ

【獣医師監修】セカンドオピニオンや転院の際に準備するものと注意点
セカンドオピニオンと転院

セカンドオピニオンって何?
セカンドオピニオンは直訳すると「第2の意見」という意味があり、現在治療中の病気の進行状況や治療の選択肢を別の動物病院の獣医師から求めることを指します。 他の獣医師から、現在の治療法は適切か、また他の方法はあるかなどを聞くことによって、より納得して治療を受けることが出来ます。転院って何?
一方で転院は、主治医を変えることです。 引っ越し、より近所に動物病院が出来たなど理由は様々あると思いますが、今まで診てもらってきた主治医を変更するのは、非常に覚悟がいることでしょう。 しかし、通院時間、治療方針、経済面など全てを考慮した上で最も良い動物病院を判断することは、ペットのためにも重要です。セカンドオピニオンや転院は悪いことではない

病院のホームページで専門性を確認
近年では獣医療でも、ヒト医療と同様に専門医が求められつつあります。 例えば獣医がん学会では腫瘍科の、獣医循環器学会では循環器科の認定医制度を設けており、動物病院のホームページのスタッフ紹介のページでは、獣医師が所属している学会や専門医認定を受けている診療科などが記載されていることがあります。 ホームページをチェックすることで、その動物病院に勤務している獣医師の得意分野が分かり、セカンドオピニオンを受ける際の参考になるでしょう。セカンドオピニオンや転院の際に準備する3つのもの

1.カルテのコピー
動物病院でカルテのコピーをもらいましょう。今までの経過や治療の詳細が記載されているため、セカンドオピニオンを受ける上ではとても重要な情報です。 なお、獣医療法という法律で、動物病院には診療簿(カルテ)の保管が義務付けられているため、原本の持ち出しは基本的に出来ません。 この際、個人情報保護法の観点から、カルテはペットの飼い主へ直接お渡しします。通院歴が長く、カルテが厚くなっている場合には、動物病院側で情報を取捨選択することもあります。2.画像検査のデータ
レントゲンなどの画像検査のデータももらいましょう。 こちらも(今は少ないですが)、レントゲンのフィルムを手渡すことは出来ませんので、データをCDなどに焼いて手渡す形になるかと思います。 カルテも画像データも、持ち出しに関してはかかりつけの獣医師としっかりと相談するようにお願い致します。3.血液検査結果などの情報
血液検査など、検査後にもらえる結果も持参しましょう。 特に慢性疾患の既往歴がある場合や、セカンドオピニオンで意見を求める場合には、比較出来るデータがないことには何とも言えません。また、同じ検査を行うことでペットに不要な負担を強いることにもなりかねません。セカンドオピニオンや転院の際に注意すること

聞きたいことをまとめておく
せっかく別の獣医師に診てもらっても、何も聞かないのであれば意味はありません。 紹介状がある場合には、そこに現在の症状や診断、治療などを記載しておきますが、やはり飼い主としてもペットの状態を把握しておき、聞きたいことをまとめておきましょう。 事前にかかりつけの獣医師としっかりと話し、現在の状態を理解した上でセカンドオピニオンや転院を行うことが大切です。手元にあるものも貴重な情報
動物病院によっては、カルテのコピーをもらえない場合があります。 基本的には快く受け付けてもらえるはずですが、どうしても厳しい場合は、投薬の情報や検査結果など、手元にあるもので準備しましょう。情報不足がペットへの負担を招く
動物病院から情報がもらえない以外にも、様々な事情により、元の病院には告げずに転院することもあるかもしれません。 しかし、カルテや検査結果の情報がないと、重複した検査が必要になるため、お金がかかるだけでなく、病気でつらい思いをしているペットにも負担がかかります。また、検査に時間がかかり、治療の初動が遅れるケースもあります。 もしもの時のために、検査結果や投薬情報はまとめて保管しておきましょう。まとめ

【獣医師監修】きちんと守れてる?動物病院でのマナーや注意点
待合室では他のペットや飼い主への配慮を忘れずに

犬の自由は猫へのストレス!
特に犬の飼い主さんは、待合室には猫もいることを忘れないでください。 犬を自由にさせることは、猫にとってはストレスです。神経質な猫ですと、恐怖による攻撃行動への転嫁によって検査や治療にも支障が出ることもあります。性格に合わせて外で待つことも考えよう
そうは言っても、犬も緊張します。病院は怖い場所なのです。その緊張が吠える行動や、周りのニオイを嗅ぐ行動として現れることもあります。 そのため、飼い主は愛犬の性格に合った待ち方を考える必要があります。 動物病院によっては、病院の外や車の中で待つことを伝えると、順番が来たら携帯電話に連絡をくれることもあります。ただし、真夏は無理に外で待つと熱中症になる可能性があるので、臨機応変に対応しましょう。猫は頑丈なキャリーケースの中に入れておこう

キャリーケースに工夫をしよう
キャリーケースは床より少し高い位置に置いてあげるといいでしょう。床に置くと猫には床しか見えず、不安な気持ちが強くなります。 さらに、キャリーケースには、使い慣れているタオルなどで目隠しをしてあげると、猫が落ち着きます。他人のキャリーケースを覗き込まないで
他の人がどんな猫を飼っているのか気になる気持ちもわかります。 しかし、知らない人にキャリーケースを覗き込まれるのは、猫にとっては非常に怖いものです。 キャリーの隙間から思わぬ攻撃を受けることもありますので、覗き込みたい気持ちはグッと堪えてください。排泄してしまった時はどうすれば良い?

下痢や膀胱炎などは検査できるかも
もし、消化器疾患や泌尿器疾患を抱えている時には、その排泄物で検査ができるかもしれません。ピンチはチャンスです。 いずれにしても、排泄をしたら動物病院のスタッフに指示を仰ぐことが大事です。キャリー内での排泄も、スタッフに声をかけて
小型犬や猫がキャリーの中で排泄した時、排泄物と隣り合わせのまま帰宅しますか?ペットからしたら、すごく嫌ですよね。 ペットシーツの交換やオムツの交換などをして、清潔な状態で過ごさせてあげましょう。こんな時は事前に連絡をしよう

薬の処方のみの場合
慢性疾患を抱えている子は、毎日内服をしていると思います。 場合によっては、一日にたくさんの薬を飲んでいる子もいるのではないでしょうか。 常服薬や予防薬を取りに行く際には、事前に連絡をするとスムーズです。 例えば、心臓薬などは、調剤に時間がかかるものもあります。事前に連絡をもらっていれば、調剤の待ち時間を減らすことができますよね。入院中のペットに面会をしたい場合
入院中の子に会いたい時に、面会ができる動物病院もあります。面会の際にも、事前に連絡をしておくと良いでしょう。 たくさんの入院患者がいる場合、面会が一度に集中するとかなりの待ち時間が発生してしまいます。 獣医師である筆者自身も、飼い主のみなさんの貴重な時間を無駄にしないためにも、面会前には事前連絡をしてもらい、他の人と時間がかぶらないようにしていきたいと考えています。できれば混雑しない時間帯を狙って来院しよう

緊急時や予防接種の際はその限りではない
もちろん、家で何か異常が見つかった場合には、すぐに動物病院を受診して欲しいです。 来院の時間帯を考えるのは、あくまで動物の健康状態に余裕がある時にお願い致します。予防接種は午前中の受診が望ましい
予防接種の際は、アナフィラキシー反応の可能性を考えて午前中の接種を推奨しています。 午後の時間が空いているからといって、ワクチンを午後に摂取することはなるべく避けましょう。まとめ
