【犬種クイズ】犬好きなら知っておきたい!日本犬の雑学
今回は日本犬にスポットを当て、日本犬の雑学についてクイズ形式で解説していきます。
それではさっそく、日本犬クイズにチャレンジしてみましょう!
Q.1 次のうち、日本の天然記念物に「指定されていない」犬種はどれ?
正解です!
不正解です!
正解は「土佐闘犬」です。
国の天然記念物に指定されている日本犬種は次の6犬種です。
・秋田犬(秋田県)なお、四国犬は土佐犬とも呼ばれますが、同様の呼び名を持つ、いわゆる「土佐闘犬」とは別の犬種です。
・甲斐犬(山梨県)
・紀州犬(三重県・和歌山県)
・柴犬
・四国犬(四国地方)
・北海道犬(北海道)
Q.2 天然記念物に指定されている日本犬の中で最も小さい犬はどれ?
正解です!
不正解です!
正解は「柴犬」です。
ジャパン・ケネル・クラブ(JKC)による理想体高は以下の通りです。
【柴犬】オス:39.5cm、メス:36.5cm(上下それぞれ1.5cmまで)「シバ」とはもともと「小さなもの」や「小さな犬」を意味しており、柴犬は天然記念物に指定されている日本犬の中ではもっとも小さい犬種です。
【北海道犬】オス:48.5~51.5cm、メス:45.5~48.5cm
【秋田犬】オス:67cm、メス:61cm(上下それぞれ3cmまで)
【甲斐犬】オス:50cm、メス:45cm(上下それぞれ3cmまで)
Q.3 次のうち、日本原産の犬ではないのはどれ?
正解です!
不正解です!
正解は「チャウチャウ」です。
チャウチャウは中国原産の犬です。チャウチャウの生い立ちにはいくつか説がありますが、サモエドとチベタン・マスティフの交雑種に由来するというのが最も有力だとされています。
狆、日本テリア、アメリカン・アキタは外来の犬種をもとにしたり、交配したりして作られた、日本原産の犬種です。
狆、日本テリア、アメリカン・アキタは外来の犬種をもとにしたり、交配したりして作られた、日本原産の犬種です。
問正解/
問中
結果発表
問正解/
問中
日本犬のルーツはいつ、どこから?縄文犬と弥生犬について
日本犬のルーツとは?

縄文犬

考古学的証拠

縄文犬の役割
縄文時代は、狩猟や木の実採取が盛んな時代だったので、縄文犬は縄文人に大変重宝されました。 当時の主な狩猟獣はシカやイノシシで、縄文犬はそれらの動物の追跡、捕獲に従事していました。 犬はとても優秀な嗅覚を持っているので、追跡にはもってこいの動物です。 また、縄文人は身を守るために、危険な仕事、つまり捕獲を縄文犬に任せていました。つまり、飼い主に変わって、危険な捕獲作業を行なっていたと言うことです。縄文犬と人々の関わり
そんな危険な仕事を任されていたのですから、当然怪我は付き物です。狩猟によって骨折や怪我をした犬は、一体縄文人にどのような扱いを受けていたのでしょうか。 縄文犬の場合には、食べられることはなかったと言われており、それについては考古学的な証拠があり、それを物語っています。 発掘された縄文犬の骨の一部を見ると、骨折が治癒された形跡がありました。骨折した骨は手当をしないと、一生折れたままです。しかし、この発掘された縄文犬の骨は繋がっていました。 当然、犬は自ら骨折の手当をすることはできませんから、人間が何らかの治療を行ったと考えるのが妥当ということになります。 従って、縄文犬は狩猟犬として、縄文人に大切に扱われていたと考えられているのです。弥生犬

縄文犬から弥生犬へ

弥生犬の役割
渡来人は、現在の地図で、中国大陸や朝鮮半島の辺りから来た人たちを指します。 中国大陸や朝鮮半島には、犬を食べるという風習がありました。そのため、犬を日本に連れて来た理由も、犬を食料として繁殖させるためでした。 犬の肉は人間にとって大切なタンパク源となるので、当時の穀物中心の食生活には欠かせない食料だったと考えられます。 考古的な発掘物によると、推定時期弥生時代の犬の骨に、かぶりついた痕や、骨がバラバラにされている形跡があります。このことから、弥生人によって食用にされていた可能性が非常に高いということが言えます。ペットとしても扱われていた

縄文犬と弥生犬の現在

最後に

質問にお答えしました!
「大変、興味深い内容でよくわかりました。外観の特徴が詳しくわかれば、なお嬉しく思います。」コメントありがとうございます。 縄文犬は、外見は柴犬に似ていますが、つり目で、顔の幅が狭く、オオカミのように鼻がとがっていたようです。 また弥生犬は、四国犬に似ており、やや大型で脚も長く、彫りの深い顔つきだったと言われています。 参考になりましたでしょうか? これからもぜひご意見をお聞かせいただけたら幸いです!