意外と身近な問題だった!多頭飼育崩壊はなぜ起こるのか?
ニュースなどで「多頭飼育崩壊」という言葉を耳にしたことはあるでしょう。狭い部屋に身を寄せ合い何の動物なのかわからないほどの痛々しい姿を見て、胸を痛めている方も多いはずです。
悪徳ブリーダーによる多頭飼育崩壊は絶対に許せませんが、悪意はないものの知識不足が原因で動物が増えてしまい手に負えなくなってしまったというケースも少なくありません。
今回の記事では、多頭飼育崩壊が起こってしまう原因と、多頭飼育崩壊を見かけたときに行うべきことなどについてご紹介します。
多頭飼育崩壊とは
多頭飼育崩壊とは、文字通り、動物を過剰に多頭飼育し、無秩序な飼い方による異常繁殖の結果、飼育が不可能になってしまうことです。英語では「アニマルホーディング」ともいいます。なお、厳密な定義はなく、複数の動物を飼っていても動物の健康状態に問題なければ多頭飼育崩壊とはいいません。
多頭飼育崩壊を防止するため、2019年の法改正により、適正飼育が困難な場合は避妊・去勢手術等を行い繁殖を防止することが義務化されました。
動物の愛護及び管理に関する法律
第三十七条 犬又は猫の所有者は、これらの動物がみだりに繁殖してこれに適正な飼養を受ける機会を与えることが困難となるようなおそれがあると認める場合には、その繁殖を防止するため、生殖を不能にする手術その他の措置を講じなければならない。
もし仮に、多頭飼育崩壊により動物を傷つけたり、みだりに殺した場合、同法律により以下の罰則が設けられています。
第四十四条 愛護動物をみだりに殺し、又は傷つけた者は、五年以下の懲役又は五百万円以下の罰金に処する。
これまでは2年以下の懲役または200万円以下の罰金でしたので、罰則はかなり強化されたといえるでしょう。
多頭飼育崩壊が起こる原因
多頭飼育崩壊は、無責任な繁殖を繰り返す悪徳ブリーダーだけでなく、もともと動物が好きで大切に飼っていた人や、捨て猫を保護していた人が起こしてしまうことも珍しくありません。では、多頭飼育崩壊はなぜ起こってしまうのでしょうか?
無計画な繁殖
多頭飼育崩壊の根本的な原因として、動物の個体数がコントロールされていないことが挙げられます。
避妊・去勢手術を行わないまま飼育を続けていると、知らない間に交配が行われて繁殖してしまいます。特に、猫やウサギは交尾による刺激で排卵が起こる「交尾排卵動物」であり繁殖力がとても強いため、対策を行わないとあっという間に増えてしまいます。
金銭的な問題
動物が繁殖して増えすぎてしまうと、居住場所を清潔に保つことやエサを与え続けることが困難になってくることがあります。そして、手に負えなくなっても、その現状から目を逸らしてしまい、誰かに手を差し伸べられるまで改善できない場合が多いようです。
飼い主の高齢化
飼い主の高齢化により、動物の世話が疎かになってしまうこともあります。こちらの場合も、飼い主の体力がなくなり運動などにも行けなくなる上に、個体数がコントロールされていないため十分な世話が行き届かず、多頭飼育崩壊を引き起こしてしまう可能性があります。
多頭飼育崩壊の問題
では、多頭飼育崩壊が起こるとどのような問題があるのでしょうか?あらためて多頭飼育崩壊で起こる問題点を見てみましょう。
動物の適切な飼育が行われていない
動物の飼育頭数が増え適切な世話ができなくなると、居住場所の衛生状態が悪くなり病気になってしまいます。犬も猫も本来はきれい好きな動物ですので、精神的なストレスも相当なものでしょう。
また、餌の不足により共食いが発生してしまうことも珍しくありません。
近親交配が繰り返される
限定的な空間内で繁殖が繰り返されることにより、奇形の子が生まれてきてしまう可能性が高くなります。奇形の子は生命力が弱く、生まれてすぐ亡くなることも多いです。
近隣住民とのトラブル
多頭飼育崩壊が起こっている家では、いわゆる「ゴミ屋敷」であったり、異臭や騒音が原因で近所の人とトラブルに発展することもあります。場合によっては飼い主の精神的なケアや保護が必要になるケースもあるでしょう。
多頭飼育崩壊を見かけたら
ニュースになるような多頭飼育崩壊は、すでにたくさんの動物が傷つき悲惨な状態である場合が多いです。そうならないためにも多頭飼育崩壊の可能性を感じたら早めの対応が大切です。
「多頭飼育崩壊かもしれない」と思ったら、まずは地域の保健所や動物愛護センターに相談しましょう。警察では柔軟に動けないことが多々ありますが、最初に行政に相談することで、その度合いによって警察と連携を取りながら対応してくれるはずです。
また、住人が高齢や病気などで動物の世話ができないような状態のときは地域の福祉局などに相談するのもいいでしょう。
いずれにせよ、個人で動物の救出などを行ってしまうと、住居侵入罪や窃盗罪などに問われる可能性もありますので、まずは公的機関に相談してください。
まとめ
多頭飼育崩壊を防ぐためにもっとも効果的なのが、避妊・去勢手術をすることです。手術に抵抗がある方もいるかもしませんが、多頭飼育崩壊が起こってしまったら苦しい思いをするのは動物たちだということを理解しましょう。
悪意なく多頭飼育崩壊が起こってしまっている場合、飼い主がそれを自覚できていないケースもあります。
もし、身近に多頭飼育崩壊が起こっていそうな家があったら、まずは行政に相談しましょう。テレビのニュースに取り上げられるような大規模なケースはごく一部で、実際には誰にも知られず、それは静かに起こってしまっているのです。不幸な動物たちが少しでも減るよう、自分の周りにも目を配ってみてください。
【クイズ】犬の避妊・去勢手術のメリットとデメリット
今回は犬の避妊・去勢手術について、メリットやデメリット、術後に気をつけたいことをクイズ形式でご紹介します。
それではさっそく、犬の避妊・去勢手術クイズにチャレンジしてみましょう!
子犬を増やすことは、犬にとって負担になることはもちろん、飼い主にとっても生活環境の整備や経済面で大きな負担がかかります。妊娠を望まないのであれば、避妊手術は重要でしょう。
また、犬の発情は年に1〜2回やってきます。避妊をしなければ、発情期にホルモンの影響でソワソワしたり、不安になるなどのストレス行動が見られます。犬の避妊・去勢手術は「かわいそうだ」という意見もありますが、子犬を増やす予定がないのであれば、手術をしないことで逆に犬のストレスとなることもあるのです。
避妊手術を行う場合、初回発情前だと乳腺腫瘍の予防効果は99%以上、初回発情と2回目発情の間でも約95%の予防効果が得られると言われています。しかし2回目発情後となると、その予防効果は約70%とガクッと落ちてしまいます。
一方で、去勢手術は時期によって病気の予防効果に差が出るわけではないので、焦らない飼い主さんが多いようです。物理的には生後2〜3ヵ月で手術は可能です。また、一般的には去勢手術の方が短時間で行われ、傷口も小さいことが多いです。
また、避妊・去勢手術は全身麻酔で行われます。全身麻酔は犬の体に負担がかかりますので、獣医師とよく相談して手術するようにしましょう。
今回はこちらの記事から問題を作成しました。 詳細が知りたい人はこちらも読んでみてください!
【獣医師監修】犬の避妊・去勢のメリットとデメリット
【獣医師監修】猫の避妊・去勢の4つのメリットと注意点
メリット① 望まない妊娠を回避できる

猫の繁殖能力
猫の発情期は日照時間によって決まり、日が長くなる2〜4月にやってきます。 一方で、猫は交尾排卵動物であり、交尾をすればほぼ確実に妊娠します。これは発情期に限らず、条件(栄養状態、人工光の状態、子育て中でないなど)が揃えば一年中妊娠できるということです。これがヒトや犬と大きく異なる点の一つです。猫の殺処分数
2018年度には全国で10,523頭の成猫と20,234頭の子猫が殺処分されました。これらの数字は、予期せぬ妊娠及び望まない妊娠の数を少なからず反映しています。また、増えすぎた地域猫の数も含まれるでしょう。さくら猫
自治体や公益財団法人どうぶつ基金により、地域猫の避妊や去勢の助成金の申請が行える場合があります。 街中で耳に切れ込みの入った猫を見かけたことはありませんか?これらの猫を「さくら猫」といい、右耳に切れ込みのある猫は去勢済みのオス、左耳に切れ込みのある猫は避妊済みのメスであることを表しています。 飼い猫や地域猫の避妊・去勢の助成金についてはこちらをご覧ください。あなたの町の助成金はいくら?【東京23区内の猫の去勢・不妊手術の助成金(2019年8月現在)】
あなたの町の助成金はいくら?【東京23区外の猫の去勢・不妊手術の助成金(2019年9月現在)】さくら猫についての詳細はこちらの記事もご覧ください。
野良猫の耳が切られているのはなぜ?殺処分の問題に立ち向かうTNR活動とは。
どうぶつ基金 https://www.doubutukikin.or.jp/
メリット② 発情期のストレスを軽減できる

メリット③ 発情期の行動を変えられる

大きな声で鳴くことを改善
発情したメス猫はオスを呼ぶために独特な大きな声で鳴きます。オス猫もまた、他のオスにこっちに来ないよう大きな声で鳴きます。 猫は夜行性なので特に夜に鳴くことが多くなり、一晩中鳴いていることもあります。これは生理的な行動なので、手術をしない限り、叱ってもしつけても直ることはありません。 また、精神安定薬やマタタビを使用することもありますが、猫の健康を考えるとオススメしません。特にマタタビは過剰に与えると呼吸困難に陥ることがあるため注意しましょう。不適切な排尿改善
マーキングのためにトイレ以外の場所で排尿することを減らせます。 特にオス猫は縄張主張のため、尿を後ろに撒き散らす「スプレー」と呼ばれる行動を取ります。ニオイもキツく、飼い主にとっては頭を悩ませる行動の一つですので、手術による改善が期待されます。放浪癖の改善
外にいる他の猫につられて外出することが減ります。 オス猫の場合は攻撃性も減少することがあるので、外に出たとしてもケンカの回数を抑えられるでしょう。メリット④ 生殖器系の病気の予防できる

避妊によって予防できる病気
性ホルモンが影響しているとされている乳腺腫瘍の発生を抑制できます。 また、手術によって卵巣や子宮を摘出するため、メス特有の病気である卵巣疾患や子宮疾患の確実な予防が可能です。去勢によって予防できる病気
精巣摘出によって、精巣腫瘍などの精巣疾患の予防が可能です。 また、性ホルモンによる前立腺疾患の発生率を下げることができます。避妊/去勢手術の推奨時期は?

避妊/去勢の手術について
手術は全身麻酔が必須です。健康な個体でしたら麻酔のリスクは少ないですが、それでも事故が起きる可能性があることは理解しておきましょう。 避妊手術に関しては、動物病院によっては腹腔鏡での手術が可能です。傷口が小さくなるメリットがあるので検討してみてはいかがでしょうか。また、マイクロチップを挿入するなら、麻酔をかけるこの機会に同時に行うことをオススメします。 マイクロチップに関する記事はこちらの記事をご覧ください。【獣医師監修】ペットのマイクロチップ装着を徹底解説!
避妊/去勢手術後の注意点

肥満になりやすくなる
発情にかかるエネルギーが無くなり、代謝が落ちるために太りやすくなります。肥満は糖尿病を始めとする多くの疾患のリスク因子です。 また猫の場合、高い所に飛び上がれなくなるなど、運動量の低下によって肥満が助長されるといったループに陥る可能性があります。 手術をした後は、カロリーを抑えた避妊・去勢後用のフードに変更しましょう。尿石症のリスクが上がる
腎臓や膀胱内で結石が形成され、泌尿器症状を呈するものを尿石症といいます。 特にオス猫では形成された結石が尿道に閉塞する可能性が高いです。さらに避妊・去勢によって内臓脂肪が付きやすい体質になっていると、脂肪で尿道が圧迫されて狭くなり、尿道閉塞のリスクがより高くなります。 避妊・去勢後用のフードには結石ができにくくなる成分が入っているため、肥満防止と同様にフードを変更しましょう。まとめ

【獣医師監修】犬の避妊・去勢のメリットとデメリット
避妊によって得られるメリット

望まない妊娠の回避
多頭飼育や脱走の際に、意図しない妊娠を避けることができます。 子犬を増やすことは、犬にとって負担になることはもちろん、飼い主にとっても生活環境の整備や経済面で大きな負担がかかります。残念ながら、飼えないからと保護センターに子犬を持ち込む人もいます。 一方で、将来子犬を繁殖させたい、この子の子供を残したいと考えている人は避妊は考えないでしょう。できれば、犬を飼う前に家族で将来の展望を相談しておくと良いですね。メス特有の疾患の予防
エストロジェンなどのいわゆる女性ホルモンの分泌がなくなるため、メス特有の病気の発生を抑えることができます。 避妊によって予防できる病気は以下の通りです。- 子宮蓄膿症を始めとする子宮疾患
- 乳腺腫瘍
- 卵巣疾患
- 偽妊娠
行動に及ぼす影響
犬の発情は年に1〜2回やってきます。 発情期にはホルモンの影響でソワソワしたり、不安になるなどの行動が見られますが、避妊によってこれらが抑制され、ストレスの軽減が期待できます。避妊手術の推奨時期

避妊手術について
避妊手術は、以下の2つの方法に分けられます。- 卵巣のみを摘出する卵巣摘出術
- 卵巣及び子宮を摘出する卵巣子宮全摘出術
去勢によって得られるメリット

行動に及ぼす影響
テストステロンなどのいわゆる男性ホルモン分泌がなくなるため、 発情によるストレスの軽減や攻撃性の低減が期待できます。 一方で、去勢前と比較して元気がなくなった、大人しくなってしまったと相談を受けることもあります。性格に及ぼす影響には個体差があるため、手術前に予想することは困難ですが、多かれ少なかれ性格が丸くなることがあると覚えておきましょう。不適切排尿の改善にも効果あり?
オスはマーキング行為として、トイレ以外の場所で排尿することがあります。これは新しい家具・家族が増えたときや不安を覚えたときに、自分の存在をアピールするために行うとされています。 去勢によってこの不適切排尿が減る場合があります。しかし、犬によっては効果が得られないこともありますので、マーキングを無くす目的のみで去勢を行うとがっかりする結果になるかもしれません。オス特有の疾患の予防
去勢によって予防もしくは発生の低減ができる疾患は以下の通りです。- 精巣腫瘍などの精巣疾患
- ホルモンが関係しているといわれている前立腺疾患
- 肛門周囲腺腫
- 会陰ヘルニア
去勢手術の推奨時期

去勢手術について
全身麻酔をかけ、左右の精巣を摘出します。 メスの避妊手術と比較して時間が短く、傷口も小さいことが多いです。避妊・去勢後の注意点

肥満には特に要注意!
代謝エネルギーの減少によって、太りやすくなります。手術前と同じような食生活を続けるとあっという間に肥満の仲間入りです。 肥満は糖尿病や心臓病、腎・肝疾患、骨関節疾患などあらゆる病気の素因ですので、普通の食事と比べてカロリーが抑えられている避妊・去勢後用の食事に変更しましょう。 もちろん定期的な散歩も忘れずに行い、摂取カロリーと消費カロリーのバランスを考えましょう。尿石症にもなりやすい
避妊・去勢によって 尿石症が発生しやすくなります。 ホルモンバランスの異常によって膀胱が小さくなり、また肥満による脂肪のために尿道が狭くなります。ここで膀胱内に結石ができた場合、通常より狭い尿道に詰まりやすくなります。 尿路結石の形成には様々な要因が関与していますが、避妊・去勢後用のフードはこの結石を形成しにくくする成分が入っています。肥満の防止の他に、尿石症の予防のためにも術後のフード変更は必須です。まとめ

あなたの町の助成金はいくら?【東京23区内の猫の去勢・不妊手術の助成金(2019年8月現在)】
ほとんどの地域で推奨されている

本当に去勢や不妊手術する必要あるの?メリデメと時期や費用は?
市区町村によっては助成金がでる

足立区の助成金

- 不妊手術 4,000円
- 去勢手術 2,000円
荒川区の助成金

飼い猫(5頭以上屋内飼育の場合のみ。5頭未満でも相談可)
- 不妊手術 6,000円
- 去勢手術 3,000円
飼い主がいない猫
- 不妊手術 17,000円 (妊娠中 25,000円)
- 去勢手術 10,000円
- 麻酔のみ 5,000円 (麻酔を実施後、手術済みが判明し、手術しなかった場合)
板橋区の助成金

- 不妊手術 4,000円
- 去勢手術 2,000円
江戸川区の助成金

飼い主がいない猫
- 不妊手術 25,000円 (妊娠中 35,000円)
- 去勢手術 15,000円
大田区の助成金

- 不妊手術 8,000円 (区助成金 6,000円、獣医師会負担金 2,000円)
- 去勢手術 4,000円 (区助成金 3,000円、獣医師会負担金 1,000円)
葛飾区の助成金

飼い主がいない猫
- 不妊手術 10,000円
- 去勢手術 5,000円
北区の助成金

飼い主がいない猫
- 手術費の3分の2(1円未満は切捨)を助成 【上限】 不妊手術 10,000円 去勢手術 5,000円
江東区の助成金

飼い主がいない猫
- 不妊手術 20,000円
- 去勢手術 10,000円
品川区の助成金

飼い猫
- 不妊手術 16,000円 (区助成金 8,000円、獣医師会負担金 8,000円)
- 去勢手術 8,000円 (区助成金 4,000円、獣医師会負担金 4,000円)
飼い主がいない猫
- 不妊手術 10,000円
- 去勢手術 5,000円
渋谷区の助成金

飼い猫
- 不妊手術 7,000円
- 去勢手術 5,000円
飼い主がいない猫(登録ボランティアグループのみ)
- 全額助成
登録ボランティアグループとは
地域の指定した条件を満たしたグループが、この登録ボランティアグループとなることができます。 渋谷区では、登録ボランティアグループに以下のような活動を求めています。- 飼い主のいない猫の状況把握
- 適切な時期の飼い主がいない猫の不妊・去勢手術
- 地域に猫用トイレ設置
- 時間管理による正しいエサやりの方法・トイレの管理方法を周知
- 活動成果報告レポートなどの発行
野良猫の耳が切られているのはなぜ?殺処分の問題に立ち向かうTNR活動とは。
新宿区の助成金

飼い猫
- 不妊手術 4,000円
- 去勢手術 2,500円
飼い主がいない猫
- 不妊手術 9,000円
- 去勢手術 5,000円
杉並区の助成金

飼い主がいない猫
- 不妊手術 4,000円
- 去勢手術 2,000円 の費用がかかります。 (登録ボランティアグループのみ、全額助成)
墨田区の助成金

飼い主がいない猫
- 手術費の2分の1を助成 【上限】 不妊手術 10,000円 去勢手術 5,000円
世田谷区の助成金

飼い猫
- 不妊手術 6,000円
- 去勢手術 3,000円
飼い主がいない猫
- 不妊手術 10,000円
- 去勢手術 5,000円
台東区の助成金

飼い主がいない猫
- 不妊手術 10,000円
- 去勢手術 5,000円
- 麻酔のみ 2,000円 (麻酔を実施後、手術済みが判明し、手術しなかった場合)
中央区の助成金

飼い主がいない猫
- 不妊手術 20,000円 (妊娠中 25,000円)
- 去勢手術 17,000円
千代田区の助成金

飼い主がいない猫
- 不妊手術 20,000円 (妊娠中 25,000円)
- 去勢手術 17,000円
豊島区の助成金

飼い主がいない猫
- 不妊手術 20,000円
- 去勢手術 10,000円
- 麻酔のみ 3,000円 (麻酔を実施後、手術済みが判明し、手術しなかった場合)
中野区の助成金

飼い主がいない猫
- 不妊手術 20,000円
- 去勢手術 10,000円
練馬区の助成金

飼い猫
- 不妊手術 3,000円
- 去勢手術 1,500円
飼い主がいない猫(登録ボランティアグループのみ)
- 不妊手術 10,000円
- 去勢手術 5,000円
文京区の助成金

飼い主がいない猫
- 不妊手術 25,000円 (妊娠中 30,000円)
- 去勢手術 15,000円
港区の助成金

飼い主がいない猫
- 不妊手術 25,000円
- 去勢手術 17,000円
目黒区の助成金

飼い主がいない猫
- 不妊手術 12,000円
- 去勢手術 6,800円
最後に

野良猫の耳が切られているのはなぜ?殺処分の問題に立ち向かうTNR活動とは。
耳カットは「不妊手術手術済み」の印
野良猫の耳が、桜のような形や三角にカットされている場合、その子は「避妊・去勢手術済み」ということになります。 この印は、TNR活動(Trap(トラップ):捕獲すること、Neuter(ニューター):不妊手術のこと、Return(リターン):猫を元の場所に戻す)の、「N」の部分である「不妊手術を行なった」という印です。 では、TNR活動とはいったい何なのか、何のために行なっているのかについて詳しく見ていきましょう。
TNR活動とは

殺処分問題

猫はネズミ式に増えていく

何で耳を切るの?他の方法はないの?
「耳を切るのはかわいそう」「何か他の方法はないの?」という疑問を持たれる方もいらっしゃるかと思います。 かつて、耳を切るという方法以外にも、ピアスを付けたり、首輪を装着したりというやり方も検討されていました。 しかし、ピアスを何かに引っ掛けてしまう危険性や、途中で落として失くしてしまうという問題があることから、今では、耳先カットが主流になっています。 また今は、耳を桜型やV字に切ることが多いですが、これは「人が切った」ということが分かるようにしているのだそうです。 一文字に切ってある場合もありますが、「喧嘩で負った傷なのか、それともTNR活動によってつけられた印なのかが分からない」という問題があります。 猫にとって、不妊手術を受けることは、体に多くの負担がかかります。そのため、2度3度と受けることがないように、しっかりと把握できるような印が必要です。 かつて手術を受けたのかどうかは、特にメスに関しては、外見では判断することができません。 猫のことを考えても、ボランティアの方々の時間や労力を考えても、一目で間違いなく分かることも大事な要素の1つだということが出来るでしょう。
痛くないの?

最後に

世界初。無料で不妊・避妊手術を行う「ねこけん動物病院」って何?!
ねこけん動物病院について

根本の問題解決方法

なんで「無料」が大事なの?

無料で避妊手術を受け付ける

-
猫の去勢手術 12,652円
猫の避妊手術(卵巣切除)19,833円
猫の避妊手術(卵巣子宮切除)20,986円
詳細について教えて!

料金は?
料金形態は、先ほどからお話しているとおり、不妊・避妊手術は無料となっています。 他にも、ワクチンやウイルス検査、マイクロチップの埋め込みなども行っています。こちらは、1000円〜2500円ほどかかりますが、一般の動物病院で行うよりもとても低価格で行うことが出来ます。送迎も行っている
別料金となりますが、送迎のサービスもあります。-
¥2000(税抜):杉並区・練馬区・中野区・武蔵野市・三鷹市
¥3000(税抜):渋谷区・新宿区・豊島区・板橋区・世田谷区・調布市・小金井市・西東京市・和光市(埼玉)・新座市(埼玉)
申し込み方法
手術や検査は、完全予約制となっています。予約は、電話で行うことが出来ます。(2018年10月時点) 当日の予約については、枠が空いている場合は、対応可能となっているようです。電話番号:03-6383-2270
問題の根本を解決することの重要さ

予約電話番号様々な事情があって、飼い猫の手術費用の出費が難しい方にとって、とても嬉しいサービスです。 加えて、人間の無責任な考えによって繁殖し、悲しい思いをする猫が1匹でも少なくなる素晴らしいサービスでもあります。 そして、クラウドファンディングによって、このような社会的な活動が進んで行くことも、未来を考える上でもとても有意義なことです。これから先、クラウドファンディング等の新しい仕組みを使って保護活動が発展していくのは喜ばしい事ではないでしょうか。 動物保護に関するクラウドファンディングについて興味のある方は、こちらもご覧ください。
よく聞く「クラウドファンディング」ってなに?動物保護の支援にも
本当に去勢や不妊手術する必要あるの?メリデメと時期や費用は?
去勢や不妊手術のメリット

病気を予防できる
オスの場合は、前立腺肥大や睾丸腫瘍になる可能性を抑えることができます。これは完全に無くすことができるわけではなく、確率を下げることができるに留まります。 メスの場合は、子宮蓄膿症、卵巣腫瘍を予防することができます。どれも死に直結する危険性がある病気です。これらは、子宮自体を取ってしまうのですから、その病気になりようがなくなります。また、乳癌の発症率も下げることができます。問題行動を抑制できる
オスの場合、男性ホルモンが減少するため、足をあげてのマーキングや、攻撃的行動が減少します。ただ、マーキングに関しては、一度足をあげてマーキングすることを覚えてしまった犬の場合、それがなくなる可能性は低くなってしまいます。まだマーキングすることを覚えていない幼犬の時に手術することが重要になってきます。 メスの場合は、ヒートがなくなることが挙げられます。問題行動ではなく、単なる生理現象ですが、おむつをする手間があったり、それを掻きむしってしまったり。家が汚れてしまうため、ヒートが起こることを嫌がる飼い主さんもいるので、そういった方にはメリットになります。不幸な命が生まれない
猫を飼っている場合、飼い主が思ってもいないところで妊娠してくるかもしれません。また、どこかに家族を作ってしまうかもしれません。その時、あなたは全ての責任を背負って、全て飼うことができますか?知らないところで作ってきた家族がその後どうなるか考えてみてください。 犬の場合も同様です。先日の東日本大震災や熊本の大地震の際、置き去りにされた犬や猫、逃げてしまった犬や猫は、その後野良犬や野良猫になり、家族を増やしてしまいました。この子達が伸び伸びと行きていける世界なら別ですが、現代の世の中では捕らえられ、殺されてしまうのです。去勢や不妊手術のデメリット

全身麻酔のリスク
去勢手術にしても、不妊手術にしても、どちらも全身麻酔を必要とします。昔に比べて、現代では比較的安全になったとは言え、大手術であることには変わりありません。麻酔から目が覚めない等、失敗するリスクもゼロではありません。ホルモンバランスが崩れる
オスの場合、太りやすくなると言われています。手術後は、食事にも気をつけるほうが良いでしょう。全部が全部ではないと思いますが、メスの場合は、ホルモンバランスが崩れて、毛並みが悪くなったということも聞きます。逆に病気になる
最近の研究で、去勢や不妊手術を行うことで、膀胱炎と尿失禁のリスクが上がることが指摘されています。また、犬種や時期にもよりますが、股関節形成不全、音恐怖症になるとも言われています。骨肉腫、血管肉腫、リンパ腫、肥満細胞腫の発症率が3倍以上という研究結果もあります。 邦題:早期の犬の避妊・去勢による健康上の弊害と利点 邦題:関連する関節障害、癌および尿失禁去勢や不妊手術させる場合の時期と費用

- 去勢手術: 15000円〜25000円程度
- 不妊手術: 20000円〜30000円程度
- オスの場合: 生後6か月前後
- メスの場合: 生後5~7ヶ月の間が一番良いとされている
余談:子供を作るということ

時期が限られるのでよく考えたい
