氷を使って犬の熱中症と夏バテ対策!犬に氷を与えるメリットと注意点
夏の暑い日にかき氷やアイスなどを食べると、冷たくてとてもおいしいですよね。
そのおいしさを知っているからこそ、舌でハアハアとパンティングをしている犬を見て、「暑そうだな。この子にも氷を食べさせてあげたいな」と思ったことがあるかもしれません。
氷は水が固体になったものですから、成分的には犬に与えても全く問題はありません。熱中症対策の補助になるなど、メリットもあります。
しかし、犬に氷を与える際には、いくつか注意しなければならないことがあります。
今回の記事では、犬に氷を与えるメリットや注意点のほか、夏に必ず抑えておきたい熱中症対策の基本を解説します。
氷は犬の熱中症対策に役立つ?
結論から言うと、暑い日に氷を与えることは、それだけでは熱中症対策にはなりませんが、水分補給や体温調節の助けにはなります。詳しく見て行きましょう。
水分補給の助けになる
私たち人間は、暑い日には熱中症にならないよう意識して水分補給をします。一方、犬は喉が渇かなければ水を飲みません。
無理やり水を飲ませるのも難しく、脱水が原因で熱中症になってしまうことも。
対策として、水に味を付けるなどの工夫もできますが、塩分や糖分の摂りすぎに注意する必要があります。
氷が好きな犬なら、家で作った氷を与えるだけで簡単に水分補給をさせることができ、塩分・糖分も含まれていないので安心です。
体温調節の助けになる
人間は汗をかくことで体温調節ができますが、犬には汗腺が肉球にしかなく、体温調節が苦手です。
犬は舌のパンティングで体の熱を逃がすため、冷たい氷を舌に乗せることでクールダウンし、体温調節をしやすくなります。
他にもある?犬が氷を食べるメリット
夏場の食欲低下にも
人間と同じように、暑い日には犬も食欲が低下してしまいがち。
氷などでクールダウンをすると食欲が戻ってくることもあるため、「暑さで少し食欲が落ちたかな?」と感じたら、一度試してみてはいかがでしょうか。
ただし、お腹の具合が悪くて食欲がない場合、冷たいものは与えないほうが良いので注意が必要です。また、食欲低下には重大な病気が隠れている可能性もあるので、長引くようなら動物病院に連れて行きましょう。
ダイエット中のおやつに
氷はただの水なので、カロリーはゼロです。一方で、水に比べて食べ応えがあるため、満足感も得られやすいでしょう。
そのため、肥満気味の犬には、普段のおやつの代わりに氷を与えてみると良いかもしれません。
犬に氷をあげる際の注意点
1. お腹の弱い犬は注意
暑いからといって氷を与え過ぎてしまうと、下痢や嘔吐を引き起こすことがあります。特に、普段からお腹を壊しやすい犬は気をつけましょう。
氷を与える際は少しずつ、様子を見ながら与えるのがポイントです。
2. 丸呑みに注意!砕いてからあげよう
スーパーで売っている氷や、家庭用製氷機で作った氷を砕かずにそのまま与えてしまうと、噛まずに飲み込んで喉に引っかかってしまう危険性があります。
氷はあらかじめ小さめに砕いて、犬がかじるかどうかを観察しながら少しずつ与えると良いでしょう。
かき氷機を使って、犬と一緒にかき氷を楽しむのも良いかもしれませんね。ただし、犬にはシロップ無しのものを与えましょう。
3. 舌に張り付いてしまわないように注意
特に、家庭で作った氷は、冷蔵庫から取り出してそのまま口に入れると、舌に張り付いてしまうことがあります。
犬に与える前に、水で表面を濡らしてあげると安全に与えることができます。
氷だけではダメ!犬の熱中症対策の基本
もちろん、氷だけで犬の熱中症を対策することはできません。
熱中症対策には、次の基本的なポイントを抑えておきましょう。
1. エアコンで温度・湿度を適切に管理する
暑い日は、エアコンでしっかりと室内の温度調整をすることが大切ですが、設定温度が低すぎると、外との気温差が大き過ぎて夏バテになってしまう可能性があります。
エアコンは、27度程度を目安に設定すると良いでしょう。部屋の湿度を低く保つことも重要なので、除湿機能も上手に活用しましょう。
また、エアコンだけでなく、扇風機やサーキュレーターを併せて使うことで、部屋の空気を循環させることができます。ただし、犬はほとんど汗をかかないため、犬に扇風機だけでは不十分です。必ずエアコンを使って部屋の温度を下げるようにしましょう。
2. 散歩は涼しい時間帯に
暑い時期の散歩は、気温の低い時間帯に行くのが鉄則です。
なお、日中に溜まったアスファルトの熱は、夕方になってもなかなか冷めず、肉球をやけどしてしまう恐れがあります。
そのため、散歩はできる限り早朝に行くことが望ましいですが、夕方に行く場合には犬用の靴・靴下などを利用して、肉球のやけどを防ぎましょう。
まとめ
今回は、犬に氷を与えることのメリットや注意点をご紹介しました。
氷は、犬の水分補給や体温調節の手助けになるため、適切な量や与え方を守って上手に活用しましょう。
ただし、氷が嫌いな犬やお腹の弱い犬に、無理に氷を食べさせる必要は全くありません。
氷はあくまで楽しみのひとつと捉え、あくまでも熱中症対策は、エアコンや散歩時間の調整などの基本的なところを徹底して行ってください。
愛犬と海にお出かけするなら!7つの注意点と対策
暑い季節、夏といえばやっぱり海!犬を飼っている方は、愛犬を連れて海に出かけてみたくなりますよね。
しかし、犬と海にお出かけをする場合には、注意すべきポイントがいくつかあります。
今回は、犬と海に行く際の注意点と対策をご紹介します。
※海水浴場に出かける際は、三密を避け、新型コロナウイルス感染予防対策を徹底しましょう。飼い主さんが病気になったり入院をしたりしてしまうと、犬も困ってしまいます。感染症の状況や海水浴場の混雑状況によっては、お出かけを我慢することも大切です。
注意①犬を同伴できないビーチもある
海水浴場の中には、「犬連れNG」の場所もあるので注意が必要です。
また、ビーチには子供から大人まで様々な人が訪れます。「犬連れOK」のビーチでもマナー良く過ごし、周りの人に迷惑がかからないように気をつけましょう。
<対策>
犬を連れて行ける海水浴場も増えてきているものの、しっかりと事前に下調べをしておきましょう。
・「関東のビーチ・海水浴場一覧【ペット同伴可】(ウォーカープラス)」
https://www.walkerplus.com/spot_list/ar0300/sg0160/ss1007/
・「関西のビーチ・海水浴場一覧【ペット同伴可】(ウォーカープラス)」
https://www.walkerplus.com/spot_list/ar0700/sg0160/ss1007/
注意②犬を無防備な状態で泳がせない
「犬は泳ぎが得意」というイメージがあるかもしれませんが、犬でも海に入れば溺れることもあります。
泳ぎが得意な犬ほど遠くまで行ってしまい、見失ってしまう恐れがあります。
<対策>
犬を海で泳がせるのであれば、ライフジャケットを着せましょう。犬のライフジャケットには、次のような役割があります。
・長時間泳ぐことを助ける
・水中の犬を飼い主がコントロールできる
・明るい色で犬を見失わずにすむ水中では常に飼い主さんが犬のそばにつき、トラブルがないように見守っていてあげましょう。
注意③犬が誤飲・誤食をしないように
浜辺には、食べ物の容器や食べかけの食品など、犬にとって危険なものがたくさん落ちています。
犬の目線は低いため、人間にはなかなか見つけにくいものも口にしてしまう危険性があります。
<対策>
飼い主さんは、下に落ちているものを注意深く確認し、常に犬から目を離さないようにしましょう。
普段の散歩で、拾い食いの癖が見られる子の場合は、特に注意が必要です。
注意④砂浜の熱さで火傷をしないように
ビーチサンダルを履かずに砂浜を歩いて、「熱い!」と感じた経験はありませんか?
そんな熱い砂浜の上を素足で歩けば、犬も肉球を火傷をしてしまいます。
<対策>
人間と同じように、熱い砂浜の上では犬にも靴を履かせましょう。
ただし、海に来ていきなり靴を履かせると、犬は嫌がってしまいます。海に行く前から普段の散歩などで靴に慣れさせておくとスムーズです。
注意⑤犬も熱中症になる
犬は人間のようにたくさん汗をかくことができないため、体温調節が苦手です。
そのため、犬の熱中症には本当に気をつけなければなりません。
<対策>
人間と同じように、犬にもこまめに涼しいところで休憩をさせ、水を飲ませましょう。犬は汗をほとんどかかないので、人間のように塩分を補給する必要はありません。水を飲みたがらない場合に限り、犬用のスポーツドリンクなど、味付きのものを与えてみましょう。
塩分・糖分を多く含む人間のスポーツドリンクは基本的に与えない方が良いですが、やむを得ない場合は4倍ほどに薄めてから与えてください。
注意⑥ビーチを訪れる時間帯を選ぼう
日中のビーチはとても暑い上、人も多いためトラブルの元にもなりやすいです。
一般的には、海水浴場が最も混雑するのは10時頃〜14時頃と言われています。
<対策>
犬を連れて海に行く際は、早朝や夕方など比較的涼しくて空いている時間帯を選びましょう。
ただし、遊泳時間外に海に入るのは危険です。事前に訪れるビーチの遊泳時間を確認しておきましょう。
注意⑦トイレなど、周りに迷惑がかからないように
海水浴場に訪れる人たちは、必ずしも犬を好きな人ばかりではありません。
犬が近づいて来るだけで怖いと感じる人もいるでしょう。
また、普段の散歩では、犬がおしっこをした際は上から水をかける方も多いと思いますが、砂浜で犬がおしっこをした時に上から水をかけても「気持ち悪い」と感じる人がいるかもしれません。
犬を海に連れて行くのであれば、周りの人に配慮を忘れないようにしましょう。
<対策>
できれば海に出かける前にトイレをさせておき、ビーチではトイレシーツの上にさせるのが望ましいでしょう。これには、日頃からトイレトレーニングをさせておくことが必要です。また、海の中でも砂浜でも、犬から絶対に目を離さないようにし、他の人や他の犬とのトラブルを未然に防ぎましょう。
愛犬と海を楽しもう!
愛犬と海にお出かけする際には、飼い主さんが注意しなければいけないことがたくさんあります。
色々な注意点をみてきましたが、一番大切なことはやはり、犬の様子を常に観察し、目を離さないことでしょう。
特に小型犬は、トンビなどの猛禽類に狙われ、最悪の場合連れ去られることもあるので、細心の注意を払いましょう。
犬の安全を確保し、周りの人に迷惑がかからないように気をつけながら、愛犬との楽しい思い出をたくさん作ってくださいね。
【クイズ】犬の熱中症の症状と対策。いざというとき対応できますか?
犬であっても、熱中症は対応が遅れると死に至ることもあります。そこで、今回は、犬の熱中症の症状と対策をクイズ形式で学んでいきましょう。
それではさっそく、犬の熱中症クイズにチャレンジしてみましょう!
犬には人間のように身体から汗をかいて体温調節をすることができないので、舌から熱を追い出して体温を低下させます。
ブルドッグやパグなどの短頭種と呼ばれる犬種は、解剖学的に気道が狭くなっており、呼吸による熱の放散がうまく行われないことがあるため、熱中症には特に注意が必要です。
重症化してくると、震えや痙攣が起こり、意識がなくなるなど命に危険が及びます。さらに進行すると、吐血や血尿といった症状が出てきます。
初期症状の段階で対処することが大事ですので、愛犬の不調を見逃さないようにしましょう。
応急処置を終えたら、身体を冷やしつつ病院に向かいましょう。熱中症は処置が早ければ早いほど助かる可能性が上がるので、躊躇わずに病院に連れて行きましょう。
直接、氷や保冷剤などを皮膚に当てて固定すると凍傷になってしまう恐れがあります。これらを使用する際には、タオルなどでくるんであげましょう。
今回はこちらの記事から問題を作成しました。 詳細が知りたい人はこちらも読んでみてください!
数時間で重度の熱中症に。犬の熱中症、その症状と対策。
【クイズ】肉球もやけどする!真夏の散歩はアスファルトに要注意!
今回は、犬の夏のお散歩で注意したい「肉球のやけど」についてクイズ形式でご紹介します。
それではさっそく、犬のやけどクイズにチャレンジしてみましょう!
- 歩くことを嫌がる
- 脚を引きずる
- 肉球が赤(黒)くなっている
- 肉球が腫れている
- 肉球に水疱ができている
- 過剰に足を舐める、かじる
このような症状が見られる場合は、すぐに獣医師に診てもらいましょう。放置することで悪化してしまう可能性もあります。
犬用の靴などを履かせた場合であっても、人間よりも地面に近い犬たちは暑さを感じやすいため、日中の散歩を避けるようにしましょう。また、散歩に出る前に一度、手の甲でアスファルトの温度チェックするようにし、熱いと感じるようであれば、もう少し涼しい時間帯にお散歩するようにしましょう。
また、芝生や日陰は地面が熱くなりにくい場所ですので、意識的に散歩コースを考えるようにしましょう。
今回はこちらの記事から問題を作成しました。 詳細が知りたい人はこちらも読んでみてください!
夏の散歩は「肉球の火傷」に要注意!おすすめの時間帯や対策とは?
ハリネズミは湿度に敏感!梅雨・夏に向けた湿度対策
ハリネズミを飼いたい!知っておくべき知識【飼い方編】
ハリネズミにちょうどいい温度・湿度は?

- 温度 26度前後
- 湿度 40〜60%
ハリネズミに与える湿度の影響とは?

冬眠・夏眠
ハリネズミは、気温が32度以上になると夏眠、20度を下回ると冬眠してしまいます。あまり聞くことがないかもしれませんが、夏眠とは、気温が高くなり、ハリネズミがぐったりとして動かなくなってしまう状態を言います。湿度が高いと、気温が基準より多少低くても夏眠に入ってしまうので注意が必要です。 「眠」という漢字が使われているとはいえ、夏眠・冬眠は仮死状態なので、非常に危険な状態と言えます。仮死状態中はエサを食べたりすることができないので、最悪の場合、衰弱死してしまうことも。 また、夏眠や冬眠は内臓に影響を与え、命に関わることもあります。気温や湿度をしっかり管理して、夏眠・冬眠はさせないようにしてあげてください。もしそのような状態になってしまった場合は、適切な方法で目覚めさせる必要がありますので、獣医師に相談するようにしましょう。湿性皮膚炎
湿度が高いと、「湿性皮膚炎」と呼ばれる皮膚病にかかってしまうこともあります。湿性皮膚炎は、皮膚の赤みやかゆみを引き起こし、さらに悪化すると脱毛や潰瘍になってしまうこともあります。 そのため、温度と湿度には十分気をつけなければなりません。ハリネズミがすごしやすい湿度にしよう!

湿度計
ハリネズミはとても繊細な生き物です。湿度にしっかり気を配り、ちょうどいい湿度にするためには湿度計は欠かせません。 吸盤タイプや、金属ケージなら磁石タイプだと、設置しやすくて良いと思います。ケージ
まずは、ケージを置く場所に気をつけましょう。陽の当たるところにケージを置いてしまうと、直射日光によりケージ内の温度が上がりやすくなってしまいます。また、水回りの近くに置くと、湿度が高くなり湿度のコントロールが難しくなってしまいます。ケージは直射日光の当たらない、風通しのいいところに置きましょう。 また、ケージは金網ケージにすると湿気がこもりにくくなりますが、風通しがよくなる分、今度は温度調節が難しくなってしまいます。冬の寒い時期などはケージにヒーターをつけたり、カバーや毛布をかぶせるなどして、寒さ対策を忘れずにしてくださいね。床材
ハリネズミは意外とおしっこの量が多いので、吸水性の悪い床材だと湿度が高くなってしまう上に不衛生です。ハリネズミの床材は、木材チップ、トイレ砂などさまざまですが、筆者は湿度対策には吸水性の良いペットシーツがおすすめだと考えています。除湿機
除湿機やエアコンの除湿機能も、もちろん大きな効果があります。ケージの中だけでなく、お部屋のお散歩をさせるときなど、これらを使ってお部屋全体を除湿してあげると良いでしょう。湿度は低すぎてもだめ!

ハリネズミに長生きしてもらうために

【熱中症予防】この暑い夏を乗り切ろう!暑さ対策特集
犬編

紫外線対策をしよう
紫外線を浴び過ぎると白内障のリスクを高めたり、老化の促進や皮膚炎を引き起こしてしまうことがあります。人間なら日焼け止めや日傘で紫外線対策ができますが、犬はそういうわけにはいきません。 人間と同様、犬も紫外線対策が必要です。そんな犬の紫外線対策についてご紹介します。紫外線は犬にとっても怖い存在!犬の紫外線対策は何をしたらいいの?
夏のお散歩で気をつけたいこと
カンカン照りの真昼はアスファルトの温度が60℃付近にまで上がることがあるそうです。靴を履いている人間はあまり気付きませんが、素足で歩く犬はアスファルトの熱を直接体に受けてしまいます。 ひどい時には肉球がやけどをしてしまうこともありますので、早朝のお散歩を心掛けたり、犬用の靴を用いるなどして愛犬に負担がかからないよう対策をしましょう。夏の散歩は「肉球の火傷」に要注意!おすすめの時間帯や対策とは?
犬の熱中症の症状と対策
夏の暑い時期はハッハッという呼吸をしている犬をよく見かけます。しかし、よく見かける光景だと思って安心していたら、「気付くと熱中症にかかっていた!」ということもあるかもしれません。 熱中症はどのような症状なのか?また、熱中症かもしれない!と思った際の対策についてご紹介します。数時間で重度の熱中症に。犬の熱中症、その症状と対策。
夏のお留守番
日中は働いていたりして、愛犬にお留守番をしてもらう機会が多いという方もいるでしょう。この暑い時期にお留守番の方法を間違えると、取り返しのつかないことになるかもしれません。 必ず、エアコンやサーキュレーターなどを活用して、愛犬が快適にお留守番できるような環境を整えてあげましょう。目を離すお留守番だからこそ、万全の準備が必要です。この暑い夏、本当にお留守番させて大丈夫?エアコンは必要?
猫編

猫の暑さ対策
猫の体温調節をするための暑さ対策として、窓際グッズやジェルシート・大理石シートなどのひんやりグッズを紹介しています。 犬と同様、エアコンとサーキュレーターを併用して、効率的に室温を下げることで、熱中症対策ができます。猫は湿気に弱い!梅雨と夏季の、湿気・暑さ対策まとめ
ウサギ編

ウサギの暑さ対策
暑さと湿気に弱いうさぎにとって、夏の暑さ対策はしっかりしてあげなければいけません。 こちらの記事では、ウサギを暑さから守る対策方法を5つ紹介しています。エアコンは必要?うさぎの暑さ対策5選!暑い夏を乗り切る方法とおすすめグッズをご紹介
最後に

カビが原因で愛犬が病気に?梅雨時期から夏にかけては気をつけよう
カビが原因でかかる犬の病気

白癬症
白癬症は真菌というカビの一種によって起こる犬の病気です。犬が白癬症にかかると毛が途中で切れて短くなったり、被毛の一部が剥げてしまったりします。 予防法は、シャンプーをこまめに行い、清潔にしてあげることです。円形脱毛が見られたり、皮膚の一部をかゆがっている様子が見られたら、かかりつけの動物病院で診てもらうようにしましょうクリプトコッカス症
空気中に浮遊するカビ菌を吸い込むことで起こる病気です。クリプトコッカス菌は土中に多く含まれている菌なので、散歩中に吸い込んでしまい、症状が出るケースがあります。 この病気にかかると鼻水やくしゃみをするようになり、悪化すると肺炎のような症状も見られるようになるため、早いうちに治療を受けることが重要です。マラセチア
マラセチアはもともと犬の皮膚や耳の中にいる菌ですが、免疫力の低下によって皮膚病として発症します。耳あかが増える、皮膚が炎症を起こすなどの症状が見られます。 予防方法としてはマラセチアの予防専用のシャンプーを使うのが効果的です。動物病院で処方してもらうのが良いでしょう。以下のような、マラセチアのシャンプーも販売されています。こういった商品は、処方が無くても買えてしまいますので、あくまで自己責任で使うようにしましょう。皮膚糸状菌症
皮膚糸状菌症はカビの一種である真菌が皮膚に付着することによって起こる皮膚病です。この病気は他のペットや人にも感染するため、早期発見・早期治療が重要です。梅雨の時期にはカビに注意

カビが生えやすい場所
カビの繁殖は風通しが悪く、湿気がたまる場所で活発になります。特に、掃除の行き届きにくい場所には気をつけましょう。室内でカビの生えやすい場所は次のようなところです。- 台所、トイレ、お風呂などの水回り
- 押入れやタンスなどの収納
- タンス、本棚、冷蔵庫などの裏側
- マットレスや敷き布団の裏側
カビが生えやすい条件
実はカビ菌というものは常に空気中を漂っています。それらは条件がそろうと繁殖し、目に見えるぐらいにまで増えます。カビが爆発的に繁殖してしまう条件は以下の3つです。- 25〜28度の気温
- 70パーセント以上の湿度
- ホコリ、汚れ、ダニなどの栄養分
カビの予防方法

湿度
カビの繁殖条件で最も簡単に対策が可能なのは湿度の条件です。カビの菌は湿度60パーセント以下になるとほとんど繁殖できなくなります。 人間が快適だと感じる湿度は一般的に40〜60パーセントですので、カビの繁殖条件となる湿度とは重なりません。頻繁に換気することで、室内に湿気がこもるのを防ぐことができます。外の湿度が高い場合には部屋を閉じ、除湿機やエアコンのドライ機能をオンにすると良いでしょう。温度
カビ菌が最も繁殖しやすくなる温度は25〜28度だといわれています。とはいえ真夏に室温を25度以下に下げるというのは難しいですし、夏風邪の原因ともなってしまいますので、温度よりは湿度に注意して室内の空気を整えてあげると良いでしょう。 エアコンのドライ機能を使うことで、体感温度も下がり、湿度も下がりますので、まさに一石二鳥。個人的におすすめの設定です。栄養
カビの繁殖に必要な栄養源は、食品の食べカスやホコリなどです。ですので、こまめに掃除を行うことが一番の対策になるでしょう。特に、湿気の源となる水回りの掃除は怠らないようにしましょう。ここを清潔に保つことが大事です。まとめ

紫外線は犬にとっても怖い存在⁉︎5つの紫外線対策をご紹介
犬が受ける紫外線のダメージ

1. 白内障のリスク
紫外線を浴びすぎてしまうと、白内障になるリスクが高まると言われています。 犬が白内障にかかるメカニズムははっきりとは解明されていません。しかし、現代医学の見解では遺伝的なものや老化などが主な原因とされ、紫外線の浴びすぎも原因のひとつだと考えられています。 目が白く濁ってきたり、暗いところでよくつまずく、物にぶつかる、壁づたいに歩くなどの行動が見られたら、白内障の可能性が考えられます。2. 病気や老化の促進
紫外線を浴びすぎると、犬の体内で「活性酸素」が過剰に分泌されてしまいます。 この「活性酸素」は、ウイルスや細菌を除去するという大きな役割を持っているため、適度に分泌される必要があります。しかし、分泌されすぎてしまうと健康な細胞までも攻撃してしまい、病気や老化の原因となってしまうのです。3. 皮膚炎
強い紫外線を浴びると、「日光過敏症」という皮膚炎を起こしてしまうことがあります。 症状は鼻の上部に起きることが多いと言われており、脱毛や赤み、進行するとただれや腫瘍ができたりします。犬よりも猫に多いのですが、犬でも起こす可能性があり、慢性化するとガンを引き起こすこともあるので注意が必要です。犬の紫外線対策

1. 散歩は日差しの少ない時間に
気象庁によると、1日の中で紫外線の量が最も多くなるのは正午ごろだそうです。 特に、梅雨前から夏にかけての時期は日差しが強くなりますので、犬を散歩に連れて行く際には朝方や夕方など、比較的日差しの弱い時間帯に行くようにしましょう。 紫外線だけでなく、熱くなったアスファルトによって肉球をやけどする危険もあります。昼間に溜まったアスファルトの熱は、夕方になっても冷め切らないことが多いですから、できれば朝方に散歩するのが望ましいですね。2. 外出時は服を着せる
皮膚に当たる紫外線を減らすために、外出時は服を着せましょう。 暑い時期に服を着せることに抵抗があるかもしれませんが、UVカット機能がついていて通気性の良いタイプの服も売られているので、ぜひチェックしてみてくださいね。3. 犬用サングラス・帽子をつける
紫外線から目を守るには、犬用のUVカットゴーグル(サングラス)や犬用の帽子が効果的です。 一概にサングラス・帽子といっても、紫外線カット機能がついていなかったり、かわいくても目元に影を作れない帽子などもありますので、よく確かめてから購入してください。 また、洋服を嫌う犬は特に、帽子やサングラスを嫌がるかもしれません。ストレスになったり嫌いにならないよう、事前に少しずつ慣らしてから散歩に行きましょう。4. 犬用の日焼け止めを使う
紫外線対策のために日焼け止めを塗るという方は多いのではないでしょうか? ペットには人間の日焼け止めは使えませんが、ペット用の日焼け止めや、UVカット効果のあるシャンプーなどを使いましょう。5. 「サマーカット」はほどほどに
暑い季節になると、短く毛を切る、いわゆる「サマーカット」の犬が増えてきますが、本来犬の毛は、皮膚を守る役割を持っています。そのため、毛を短く切りすぎてしまうと、皮膚に紫外線を受けやすくなってしまうのです。 「毛を短くカットして涼しくしてあげたい!」と思うかもしれませんが、紫外線予防のためには、あまり毛を切りすぎないようにしてあげましょう。 それでもサマーカットをしたい場合は、外に出る際に洋服でカバーしてあげるとよいです。紫外線は悪いことばかりではない

まとめ
