猫の外耳炎は早期発見が大切!原因や症状、予防方法をご紹介

猫の耳からくさいにおいがしたり、耳垢が出たりしていることがあれば、猫は「外耳炎」にかかっている可能性があります。

外耳炎は猫にとって珍しい病気ではありませんが、早期に治療しないと痛みが強くなり、治りが遅くなってしまう恐れがあります。

今回の記事では、猫の外耳炎について、原因や症状、治療方法や予防方法についてご紹介します。

外耳炎とは?

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耳は、外側から「外耳」「中耳」「内耳」の大きく3つに分けられますが、「外耳」に炎症が起こっている状態が外耳炎です。

「外耳」は、耳介から外耳道にかけての部分で、外耳道の一番奥に鼓膜が張っています。一般的に言う「耳の穴」をイメージするとわかりやすいでしょう。

炎症が起こる原因は後ほど詳しく解説しますが、細菌や寄生虫、アレルギーなどが主な原因とされます。

猫の外耳炎の症状

猫に次のような症状が見られたら、外耳炎を疑いましょう。

  • 耳垢の量が増える
  • 耳の匂いが臭い
  • 耳が赤く腫れる、湿疹ができている
  • 耳をかゆがる
  • 耳を床にこすりつける、頭を振る動作が増える

症状が進行すると、痛みが強くなって耳を触られることを嫌がったり、耳が腫れて穴が塞がったり、膿が出てきたりするようになります。
また、外耳からその奥の中耳や内耳にかけても炎症が広がることで、中耳炎、内耳炎を併発することもあります。

外耳炎の原因

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菌の感染

通常は耳に存在しない細菌に感染して外耳炎になることもありますが、ブドウ球菌という細菌や、マラセチアという真菌(カビ)など、正常な耳道にも存在する菌が、増殖しすぎることが原因となる場合が多いです。

特に、怪我をしていたり、耳の中の湿り気が多い場合に感染しやすくなります。時期としては、湿度が高くなる梅雨時期に悪化しやすいです。

【耳垢の特徴】
細菌感染による場合は、黄色い耳垢やドロッとした耳垢。
真菌感染による場合は、茶色い耳垢。
いずれも匂いがきつい。

寄生虫による感染

耳の中に、「耳ダニ」「耳ヒゼンダニ」などの寄生虫がいることもあります。
特に、ペットショップから迎え入れたばかりの猫や、元野良猫などに多いです。

【耳垢の特徴】
黒っぽくパサパサした耳垢が大量に出る。

アレルギー

アレルギーが出やすい体質だと、外耳炎になりやすいです。食物アレルギーの症状が外耳に出ることもあります。

【耳垢の特徴】
耳垢が多くなる場合とならない場合があるが、耳を痒がる仕草がサインとなる。

異物

植物の小さな種などが耳の中に入って、耳道を刺激してしまうことでも炎症がおきます。

【耳垢の特徴】
耳垢が多くなる場合とならない場合があるが、耳を痒がる仕草がサインとなる。

猫の外耳炎の治療

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外耳炎を起こしてしまったら、様子を見るのではなく、できるだけ早く治療をすることが重要です。
初期段階であれば、すぐに症状が落ち着くことが多いです。

具体的にどのような治療をするのか見ていきましょう。

まずは耳道内を洗浄する

動物病院で外耳炎が診断されると、まずは耳道に溜まった耳垢や細菌などを洗浄します。
炎症がひどい場合は一度で全ての汚れを取り除くことが困難なので、猫の様子を見ながら無理のない範囲で洗浄し、数日間薬を飲むなどして腫れが引いてから洗浄を進めることもあります。

点耳薬と駆虫薬

耳道を洗浄して一時的に綺麗になったように見えても、細菌や真菌、寄生虫は残ってしまい、放置すれば再び増殖してしまいます。
それを防ぐため、抗生剤や抗真菌剤などを耳に投与します。点耳薬は動物病院だけでなく、自宅でも投薬をするよう指導されることもあります。

また、ミミダニが寄生していることが分かれば、駆虫薬を投与します。

アレルギーの治療

外耳炎の原因がアレルギーの場合は、アレルギーの原因となる物質(アレルゲン)を除去することが必要です。
まずはアレルギー検査を行い、アレルゲンを特定できたら、食事内容の改善やノミの駆除、ハウスダスト対策などを行います。

それでも症状の改善が見られなければ、ステロイド剤での症状緩和や、徐々にアレルゲンに慣らす「減感作療法」を検討することもあります。

耳血腫の治療

外耳炎が原因で、耳に血腫ができる「耳血腫」を引き起こすことがあります。
その場合は、耳介に注射針をさして溜まった血を抜いたり、切開して排出したりします。

【外耳炎の治療期間】
外耳炎の治療期間は、原因や症状の程度によって異なります。
軽度であれば、動物病院での洗浄や自宅での点耳薬の投与などで、1週間から2週間程度で落ち着きます。
慢性的な外耳炎やミミダニが原因の外耳炎では、治療が数ヶ月〜数年、場合によっては一生治療を継続することもあります。

猫の外耳炎の予防

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猫の耳のお手入れは、通常は毎日する必要あはりませんが、定期的にチェック・清掃をしないと、どの猫でも外耳炎を発症する可能性があります。
日頃から、猫の耳の状態を観察し、清潔を保つようにしましょう。

耳のチェック

猫の耳の健康チェックでは、次のような点に注意してみましょう。

  • 耳からくさいにおいがしないか
  • 赤みがないか
  • 耳垢がたくさん出ていないか

猫が屋外から帰ってきたら

屋外に行くことのある猫では、雨に濡れた状態から外耳炎を発症しやすくなったり、植物の種子などの異物が外耳炎の原因となったりします。
猫が屋外から帰ってきたら、耳が濡れていたり、異物がついていないか確認するようにしましょう。

猫の耳のお手入れ方法

特に気になる症状がない場合はお手入れをする必要はありませんが、少しの汚れであれば、コットンなどの柔らかいもので耳の入り口をそっと拭き取りましょう
綿棒などで強めに掃除をしたり、耳の奥まで掃除をしたりすると傷をつけてしまう恐れがあるので、自宅では行わないようにしましょう。

まとめ

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猫の外耳炎は、決して珍しい病気ではありません。
原因は様々ですが、日頃から耳の状態をチェックして、異常があればすぐに動物病院に連れて行くことで、症状が軽いうちに治療をすることができます。

猫の健康のために、外耳炎の予防と早期発見に努めましょう。

【獣医師監修】アメリカン・コッカー・スパニエルの好発疾患と予防法

アメリカン・コッカー・スパニエルは、垂れ耳と大きな目が特徴で、ぬいぐるみのような容姿がかわいらしい中型犬です。優しい性格の子も多く、獣医師の筆者も好きな犬種の1つです。

そんなアメリカン・コッカー・スパニエルですが、いくつかかかりやすい疾患があることをご存知でしょうか。

今回は、アメリカン・コッカー・スパニエルに特徴的な疾患と、日常生活で飼い主さんが注意したいことを、獣医師が詳しく解説します。

アメリカン・コッカー・スパニエルの基本情報

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歴史

アメリカン・コッカー・スパニエルの歴史は、スペイン系の猟犬種であるスパニエルが、14世紀頃にイギリスに持ち込まれたことが始まりと言われています。スパニエル系の犬はヨーロッパの広範囲で飼育されていたため、どこの国が原産かははっきりとわかっていません。

19世紀にイギリスからアメリカへと海を渡り、そこで短頭や長い耳に改良され、現在のアメリカン・コッカー・スパニエルの姿になったと考えられています。

「コッカー(cocker)」とは英語で「ヤマシギ」という鳥を意味し、イギリスでスパニエルがヤマシギ狩りの手伝いをしていたため、「コッカー・スパニエル」と呼ばれるようになりました。

身体的特徴

アメリカン・コッカー・スパニエルは猟犬にルーツを持つので、筋肉質な体型をしています。イングリッシュ・コッカーと比べて、頭頂部が平たく、マズルは短めで、被毛が厚いのが特徴です。
体高は約36cm~38cm体重は約11kg~13kgです。

被毛の色は、ブラック単色、ブラック&タン、クリーム単色、ダークレッドブラウン単色、ホワイトを含む2色以上のパーティ・カラーなど、様々です。

性格

性格は明るく、人によく懐きます
警戒心が弱くおおらかなので番犬には向きませんが、好奇心旺盛で遊び好きなため、子供や知らない人ともすぐに仲良くなれるでしょう。

アメリカン・コッカー・スパニエルの好発疾患

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アメリカン・コッカー・スパニエルでは耳や眼、首周りなどの上半身の疾患が比較的多く発生します。
まずは、どんな病気にかかりやすいのかをしっかりと理解しましょう。

外耳炎

【症状】
過剰な耳垢。細菌や酵母の二次感染が起こると痒み、発赤、腫れ、悪臭など。
【原因】
特発性脂漏症により、微生物増殖を伴わない過剰な角化異常が認められる。
【備考】
甲状腺機能低下症によっても、過剰な耳垢を伴う外耳炎が見られることがある。

拡張型心筋症

【症状】
運動不耐性(疲れやすくなる)、呼吸困難(肺水腫や胸水貯留による)、腹水貯留など。
【原因】
本犬種においては遺伝の関与が疑われている。他にもタウリンやL-カルニチンなどの栄養素の欠乏なども関与すると考えられている。
【備考】
心筋の収縮力低下と顕著な心腔拡大が特徴的な心疾患。発症年齢は幼若~老齢期と様々で、症状は徐々に悪化する場合もあれば急激に発現する場合もある。

甲状腺機能低下症

【症状】
元気消失、肥満、脱毛、徐脈、運動失調、食欲低下、便秘など。
【原因】
甲状腺ホルモンの産生低下や分泌減少による。
【備考】
甲状腺ホルモンの分泌には甲状腺だけでなく、視床や視床下部も関与している。これらのどこに異常があっても甲状腺機能低下症は発生する。

乾性角結膜炎

【症状】
角膜の光沢欠如、結膜浮腫、軽度の第三眼瞼突出、眼脂(粘液性~膿性)、眼瞼痙攣、角膜潰瘍など。
【原因】
免疫介在性(涙腺炎、瞬膜腺炎)、先天性、神経性(創傷、頭部打撲)、犬種依存性など。アメリカン・コッカー・スパニエルでは犬種依存性が認められている。
【備考】
眼表面の水分が減少し表在性角膜炎と結膜炎を呈する。

緑内障

【症状】
疼痛、角膜浮腫、散瞳、視覚消失など。
【原因】
眼房水の排出路である隅角の発生異常により、眼の中に眼房水が溜まり、眼圧が上昇することによる。他にも、白内障や糖尿病に続発するタイプの緑内障もある。
【備考】
水晶体脱臼、白内障、眼内出血、網膜萎縮などを続発することもある。

特発性てんかん

【症状】
発作、痙攣、意識障害、視覚障害、感覚異常など。
【原因】
検査しても、脳内外に異常が見られない。
【備考】
特発性てんかんは犬で最も一般的に見られるてんかんである。発作が30分以上続くか、休みなしに発作が連続することを重積と言い、放置すると脳損傷に繋がるのですぐに動物病院を受診する必要がある。

椎間板ヘルニア

【症状】
疼痛、歩様失調、四肢の不全麻痺、排尿制御失調など。
【原因】
徐々に進行する椎間板の線維性変性などにより椎間板が背側に突出し、脊髄を圧迫する。
【備考】
比較的高齢で発生する。深部痛覚消失(肉球の間の骨を強くつねっても嫌がらない)から48時間以内に手術を行わないと、手術後も脊髄機能が回復する可能性は低い。

アメリカン・コッカー・スパニエルの飼育環境

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好発疾患を理解した上で、日常生活でどのようなことに気をつけるのかを知っておきましょう。
病気の予防や早期発見に役立ててください。

1. 耳のケアをしっかり行う

アメリカン・コッカー・スパニエルで圧倒的に多いのは、耳の疾患です。特に外耳炎と、そこから波及する中耳炎、内耳炎は非常によく見かけます。

これらの疾患は、悪化すると耳道摘出や鼓室胞切除といった大手術を行う必要があります。
垂れ耳であること、耳の毛が長いことなど、耳道環境が悪化しやすい犬種ですので、定期的な耳掃除が病気予防のカギです。

また、動物病院によっては「オトスコープ」という耳の内視鏡ができる所もあります。麻酔は必要ないので、このような検査も定期的に行うといいかもしれません。

2. 眼の健康もチェック

耳のチェックと同時に、眼の状態も把握しておきましょう。
眼のチェックは、次のような点に気をつけましょう。

  • 目ヤニが多くないか
  • 目が赤くないか
  • 瞬きがちゃんとできているか
  • まぶたが痙攣していないか
  • 目がしっかり開いているか

3. 爪切りや足裏の毛の処置を定期的に

アメリカン・コッカー・スパニエルは定期的に足裏や足周りの毛を整えないと、すぐにモジャモジャになってしまいます。
見た目が悪いだけではなく、踏ん張りが効かなくなって腰に負担がかかってしまいます

爪や毛などの伸びた部分は定期的に処置してあげましょう。

まとめ

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アメリカン・コッカー・スパニエルの飼い主さんは、犬種特有の好発疾患を理解した上で、病気の予防や早期発見に努めましょう。

特別なことをする必要はなく、日常生活の中で健康観察やお手入れを継続してあげてください。

【犬図鑑】ビーグルの性格や特徴、飼い方のポイントをご紹介!

スヌーピーのモデルとなった犬種として有名な「ビーグル」。
ビーグルは小型犬にしては大きく、垂れ耳やくりっとした目、ぶちのような模様が特徴の犬種です。

今回の記事では、ビーグルを飼おうと思っている方、飼い始めた方のために、ビーグルの性格や特徴、かかりやすい病気と、飼う上で気をつけたいポイントをご紹介します。

ビーグルの歴史

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古代ギリシャでウサギ狩りをしていた?

ビーグルの祖先は、もともとは「嗅覚ハウンド」に分類される犬種で、古代ギリシャ時代に優れた嗅覚を使ってウサギ狩りの手伝いをしていました。

その後、ヨーロッパ中で広まり、イギリスを中心に品種改良が進んで現在のビーグルの形に至ったとされるため、原産国はイギリスだと言われています。

「ビーグル」の名前の由来

アメリカン・フォックスハウンドやダルメシアンなど、ほかの嗅覚ハウンドに比べて体が小さめのビーグル。名前の由来も、フランス語で「小さい」を意味する言葉から来たという説があります。

また、数頭で吠えながら獲物を追い込む狩猟スタイルから、「森のトランペッター」「草原の声楽隊」などの愛称を持ち、ビーグルという名前も「大声で鳴く」という意味の言葉が由来ではないかとも言われています。

スヌーピーの犬種として有名

アメリカのチャールズ・モンロー・シュルツが描いたコミック『ピーナッツ』に登場する「スヌーピー」は、ビーグルのオスだとされています。
世界中で愛されている人気のキャラクターであり、「スヌーピーが好きだからビーグルを飼い始めた」という方も多いでしょう。

ビーグルの特徴

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体の大きさ

体の大きさはオス・メスともに、体高33~40cm、体重7~14kg程度で、小型犬に分類されることが多い犬種です。

ただし、もとは猟犬ということもあり、筋肉質でがっしりとした体格をしているので、他の小型犬に比べるとやや大きく、重たく感じるでしょう。

被毛の特徴

ビーグルの被毛で最も一般的なのは、白色、褐色、黒色の3色が組み合わさった「ハウンドカラー」または「トライカラー」と呼ばれる色です。このような目立つ模様をしているのは、野原や山でキツネと見分けがつきやすいようにするためだと言われています。

ドッグショーでは、しっぽの先が白色のものが好まれます。

被毛は短めですが、しっかり密集して生えているため、悪天候への耐性も強いと言われています。

性格の特徴

ビーグルはもともと群れで狩りをしていたので、協調性があってフレンドリーな性格が特徴です。
人にも懐きやすく、子供や他の犬とも良い友達になれるでしょう。逆に、ひとりで過ごすのは苦手なので、仕事などで家を空ける時間が長い場合には向かないかもしれません。

また、探究心が強くて少し頑固な面もあるので、散歩の際にはしっかりとペースをコントロールをする必要があります。
子犬の頃から「マテ」などを教え、しっかりとしつけをしておくことが重要です。

ビーグルがかかりやすい病気など

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椎間板ヘルニア

椎間板の変形で脊髄神経が圧迫され、歩行障害や排尿障害を引き起こす病気です。
遺伝による可能性が大きいですが、ビーグルはよく走ったり跳ねたりする活発な犬種なので、足腰に負担がかかりやすいと考えられます。

椎間板ヘルニアになると、軽度の場合は内科療法や安静にすることで治りますが、重症の場合は手術が必要になることもあります。

外耳炎

細菌やカビによって外耳に炎症が起こる病気です。
垂れ耳の犬は耳の中が蒸れやすいために、外耳炎になりやすいとされます。

白内障

若くても発症しますが、高齢で発症する場合が多いです。
黒目が白く濁ってきて、進行すると次第に視力が失われていき、慣れないところで物にぶつかってしまうようになります。

白内障の予防は難しいですが、点眼薬などで進行を抑えることが可能なので、濁ってきたら早めに獣医師さんに相談しましょう。

ビーグルの飼い方のポイント

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1. たくさん運動させてあげよう

ビーグルは、小さい割にとてもスタミナの強い犬種です。

運動量も多いので、毎日30分の散歩を2回するようにしましょう。
できれば時々ドッグランに連れて行き、雨の日にはおもちゃなどを使って室内でも運動ができるようにしましょう。

運動不足は、ストレスや肥満の原因となります。

2. 肥満に注意!

ビーグルは肥満になりやすい体質の犬種です。肥満になると、ヘルニアなど様々な病気になりやすくなります。十分な運動に加え、食事にも気を使いましょう

成長に合わせ、獣医師さんと相談しながら給餌量をしっかり管理することが重要です。
また、おやつのあげすぎを防ぐため、1日に与えて良いおやつの量をあらかじめ決めておくようにしましょう。

3. 嗅覚を使わせてあげよう

もともと、強い嗅覚を活かして狩りを手伝ってきたビーグル。
散歩中には適度ににおいを嗅がせてあげたり、隠したおやつを探させる「ノーズワークゲーム」で遊んであげるなど、できるだけ嗅覚を使わせてあげましょう。

犬の本能をくすぐる遊び「ノーズワークゲーム」で脳トレをしよう!

4. 耳のお手入れを忘れずに

垂れ耳のビーグルは外耳炎になりやすいため、適切な耳のお手入れが必要です。
綿棒で強く擦ってしまうと耳が傷ついてしまうので、湿らせたコットンなどで優しく拭くようにしましょう。

5. 腰への負担を極力減らそう

椎間板ヘルニアになりやすい犬種は、日常生活の中での足腰への負担を軽減してあげる必要があります。

具体的には、滑りやすいフローリングにはマットを敷く、ソファなどの段差には犬用のステップを設置する、抱きかかえるときは縦にせず、地面と平行になるようにするなどの対策をしましょう。

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6.無駄吠え対策をしよう

もともとは吠えながら獲物を追い込んでいたため、ビーグルの声は大きく、よく吠えます。そのため、子犬のうちから無駄吠えをしないようにしつけをしましょう。

無駄吠えをやめさせる方法は、以下の記事をご参照ください。

問題行動ワースト1!吠えをやめさせる3つの方法

まとめ

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今回は、ビーグルの特徴や飼い方のポイントをご紹介しました。

小型犬に分類されるため、広い家でなくても室内飼いが可能なビーグルですが、運動量は多いためたくさん散歩をさせる必要があります。

また、ビーグルは一般的にフレンドリーな性格だと言われており、子供や他の犬がいるご家庭でも家族の素晴らしいパートナーとなってくれることでしょう。

スヌーピーが好きな方や、家にいる時間が長くて犬とたくさん遊びたい方、犬と一緒にアウトドアスポーツを楽しみたい方は、ビーグルを家族に迎えることを検討してみてはいかがでしょうか。

スコティッシュフォールドってどんな猫?特徴やかかりやすい病気とは

スコティッシュフォールドは前方に折れ曲がった小さな耳が特徴的な猫で、日本でもとても人気の高い猫種です。

おっとりとした性格で飼いやすい猫種とされていますが、実はスコティッシュフォールド特有の好発疾患があり、飼うときには少し注意が必要です。

今回はスコティッシュフォールドについて詳しく紹介します。飼おうか迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。

スコティッシュフォールドの歴史

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Scottish(スコットランドの)fold(折りたたむ)」という名前の通り、スコットランドが原産の猫で、1960年代に耳の折れた猫をベースに交配を繰り返して生まれた猫種です。

スコティッシュフォールドは、進化の過程で折れ耳を獲得したのではなく、突然変異で生まれた折れ耳の猫を人為的に交配したものであるため、必ずしも折れ耳の遺伝子が発現するとは限りません。

立ち耳のスコティッシュフォールドを、「スコティッシュストレート」と呼ぶこともあるようです。

スコティッシュフォールドの特徴

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性格

個体差はありますが、スコティッシュフォールドは、おだやかでのんびりとした性格をしている子が多い猫種です。

人見知りはあまりせず、見知らぬ人にもなつき甘えるほどの人懐っこさも特徴です。子供がいる家庭や、他のペットを飼っている家庭でも飼いやすい猫種でしょう。

ボディタイプ

ボディタイプは「セミコビータイプ」で、丸みを帯びた小柄な胴体や頭部、短い首、先の丸い短い尻尾や手足などの特徴があります。

被毛の特徴

スコティッシュフォールドには、短毛種と長毛種が存在します。一般的には短毛種が多く、長毛種のスコティッシュフォールドは人為的な交配により生み出されたものです。

被毛の色は、レッド、ブルー、ブラックなど様々で、ソリッド(単色)、タビー(縞模様)、キャリコ(三毛)など、柄のバリエーションも豊富です。

肥満に注意!

スコティッシュフォールドは比較的運動量が少なく、おとなしい猫だと言われています。そのため、運動不足や食べ過ぎにより肥満になりやすいのも特徴です。

毎日の遊びで適度に運動をさせたり、適切な食事管理を行うことを心がけましょう。

スコティッシュフォールドのお手入れ

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ブラッシング

短毛種の場合は、抜け替わりの時期やシャンプーのタイミングなどを目安にブラッシングを行えば十分でしょう。

長毛種の場合、毛づくろいをした際に飲み込んだ毛が胃や腸で毛玉になる「毛球症」という病気にかかりやすいので、最低でも週に2〜3回、できれば1日に2回ブラッシングをしてあげるのが望ましいです。

耳掃除

折れ耳という特徴を持つスコティッシュフォールドは、耳の中に湿気がたまりやすく「外耳炎」などの疾患にかかりやすいです。

耳の中は定期的にチェックし、湿らせたコットンで優しく拭き取ってあげます。綿棒などで耳の奥までガシガシと掃除してしまうと傷ついてしまうので、表面だけをそっと拭き取りましょう。

スコティッシュフォールドが気をつけたい病気

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スコティッシュフォールドは遺伝的な多様性が低く、それに起因する遺伝性の疾患を発症する確率がとても高いことで知られています。

特に以下で紹介する病気には注意が必要です。少しでもおかしいと思ったらすぐに動物病院にかかるようにしましょう。

関節疾患

スコティッシュフォールドは、遺伝的に関節疾患を発症しやすい猫種です。
特に、「骨軟骨異形成症」には要注意。指の骨などの骨格変形が特徴で、痛みが出ると足を引きずるような行動を示します。

また、両後肢を前に投げ出して座る「スコ座り」という特徴的な座り方は、関節にかかる負担を軽減するための姿勢で、関節疾患や肥満の子によく見られます。SNSではかわいいと話題の「#スコ座り」ですが、放置せずにすぐに病院に連れて行きましょう。

内臓疾患

「多発性嚢胞腎」や「肥大型心筋症」など、腎臓や心臓の病気にもかかりやすいため、尿の量の異常、嘔吐や下痢、食欲不振、元気消失などの症状には日頃から注意しましょう。

外耳炎

外耳炎は、外耳(鼓膜より外側)に細菌や真菌などの微生物が異常増殖する疾患で、垂れ耳の猫がかかりやすいとされます。特に、耳が硬い子は要注意です。

先ほど「お手入れ」の章でもお伝えした通り、定期的に優しく耳のお掃除をすることが重要です。

まとめ

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今回紹介したスコティッシュフォールドは、生まれてから歴史が浅い純血種です。前述したように、遺伝性の疾患にとてもかかりやすいため、普段からチェックを欠かさず、定期的に健康診断も行いましょう。

猫も犬も、純血種は遺伝性疾患にかかりやすいとされています。そのため、あらかじめこれらの遺伝的疾患の可能性や、どういった病気であるかの予備知識を持っておくことが重要です。

スコティッシュフォールドを飼おうか迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。

【獣医師監修】スコティッシュフォールドに多い疾患とその対策

スコティッシュフォールドは、垂れた耳とぷっくり丸い顔が特徴の猫種です。

日本でも人気が高く、スコティッシュフォールドを飼育する方や、飼育したいと考える方が増えています。
そこで今回は、スコティッシュフォールドに起こりやすい病気と、注意したい飼育環境についてまとめました。

スコティッシュフォールドの歴史や性格

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歴史

Scottish(スコットランドの)fold(折りたたむ)」という名前の通り、スコットランドが原産の猫で、1960年代に耳の折れた猫をベースに交配を繰り返して生まれた猫種です。

「折りたたまれた耳」が特徴の猫種ですが、実は、不完全な折れ耳、または立ち耳のスコティッシュフォールドもいます

スコティッシュフォールドは、進化の過程で折れ耳を獲得したのではなく、突然変異で生まれた折れ耳の猫を人為的に交配したものであるため、必ずしも折れ耳の遺伝子が発現するとは限りません

立ち耳のスコティッシュフォールドを、最近では「スコティッシュストレート」と呼ぶこともあるようです。

性格

スコティッシュフォールドは、おだやかで人懐っこい性格をしているため、「猫と一緒に遊びたい」「甘えてほしい」と思っている方にはおすすめの猫種です。
また、運動量も比較的少ないため、おとなしめの猫を飼いたい方にも最適です。

スコティッシュフォールドの好発疾患

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スコティッシュフォールドには、注意しなければならない疾患が存在します。特に注意したいのは骨軟骨異形成症で、これはスコティッシュフォールドの垂れ耳にも関係しています。

健康診断の時に何を注意すればよいのか、考えながら読んでいただければと思います。

骨軟骨異形成症

【症状】
足を引きずる様子。
【原因】
スコティッシュフォールドに特徴的な遺伝性疾患。
【備考】
中手骨や中足骨(いずれも指の骨)などの骨格変形が特徴。有効な治療法はなく、対症療法のみ。
折れ耳同士で繁殖させると発症しやすいため、最近では折れ耳のスコティッシュフォールド同士の交配は原則禁止とされる。

多発性嚢胞腎

【症状】
多飲多尿、頻尿、無尿、嘔吐、下痢、食欲不振など。
【原因】
遺伝的に起こる疾患で、腎臓にたくさんの袋(嚢胞)が形成されることで腎機能障害を引き起こす。
【備考】
若いうちから腎不全症状が見られる場合もあるので、定期的に血液検査や画像検査で腎臓のチェックを。

肥大型心筋症

【症状】
呼吸速拍、胸水、腹水、疲れやすい、元気消失、食欲不振、嘔吐など。
【原因】
アメリカンショートヘアの血が混じってる場合には、家族性発生が報告されている。
【備考】
心臓内で血栓が形成されやすく、動脈(特に大腿動脈)に塞栓することが多い。
その場合、後肢の麻痺と突然の痛みを生じる。

外耳炎

【症状】
耳の痒み、臭い、汚れなど。
【原因】
耳道の環境悪化によって、細菌や真菌などの微生物が異常増殖することによる。
【備考】
スコティッシュフォールドの垂れ耳は耳道内環境が悪化しやすい。特に耳が硬い子は要注意。

尿石症

【症状】
膀胱炎症状(頻尿、血尿など)、腹痛など。
【原因】
食事のミネラルバランスの異常、避妊や去勢によるホルモンバランスの乱れなど。
【備考】
肥満傾向の子は、膀胱内の結石が尿道に閉塞することも多く、この場合は緊急疾患として取り扱う。
速やかに閉塞を解除しないと急性腎不全となり、命に関わる。

日頃から気をつけたいポイント

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以上の好発疾患を踏まえて、スコティッシュフォールドと一緒に暮らす上で、飼い主さんが日頃から気をつけてあげたいことを解説します。

痛みのサインを逃さない

スコティッシュフォールドの好発疾患に「骨軟骨異形成症」がありますが、これは外見を観察するだけではわかりません。
日々の歩き方、ジャンプの頻度、動く頻度などをチェックし、異常にいち早く気づいてあげることが必要です。

「スコ座り」には要注意

また、スコティッシュフォールドは「スコ座り」と呼ばれる独特のポーズをすることがあります。両後肢を前に投げ出したおじさんのような体勢で、SNSでも人気のポーズです(#スコ座り)。

しかしこれは、関節にかかる負担を軽減するための姿勢で、関節疾患や肥満の子によく見られます
「可愛いから写真を撮る」ではなく、一度動物病院でしっかり検査をしてもらうのが良いでしょう。

定期検診でレントゲンを

症状が見られなくても病気が進行していたり、痛みを我慢して表に出さないこともあります。
スコティッシュフォールドは特に、半年に1回程度の画像検査をおすすめします。

レントゲン画像上で関節に異常が見られた場合には、できるだけ運動をさせない、室内の段差をなくすなどの対応が必要です。

耳掃除

垂れ耳で、耳の軟骨が硬い傾向にあるスコティッシュフォールドは、定期的に耳のお手入れが必要です。

その際、綿棒を使ってガシガシ掃除をすると、耳の粘膜を傷つけてしまうため、柔らかいコットンを軽く湿らせ、優しく拭ってあげるくらいがちょうどいいです。

耳掃除を嫌がる猫も多いので、無理をせず、定期的に動物病院でケアを依頼することも考えてみてください。

尿のチェック

猫は、腎臓病が非常に多い動物です。

毎日の排泄で、尿の量が変化していないか、あるいは尿の色に変化はないかをしっかりと確認しましょう。
肉眼ではわからないこともあるので、特に7歳以上のシニア期の子は定期的に尿検査をすることが推奨されます。

まとめ

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特徴的な遺伝性疾患があるスコティッシュフォールドですが、だからといって寿命が短いわけではありません。愛情をしっかり注ぎ、病気を早期に発見することができれば、十分に長生きできます。

あらかじめかかりやすい病気を知っておき、少しでも異常を感じたらすぐに動物病院に連れて行きましょう。そして、もし病気になったとしても、その病気とうまく付き合う方法を考えていきましょう。

【獣医師監修】ヘルニア以外にも!ダックスフンドの好発疾患と予防法

ダックスフンドを飼っている方や、これから飼おうと思っている方は、ダックスフンドがかかりやすい病気をご存知ですか?

胴長犬種に多い「椎間板ヘルニア」の他にも、眼の病気や自己免疫疾患などがダックスフンドの好発疾患として知られています。

今回は、ダックスフンドの好発疾患の症状や、飼い主さんに日常生活で注意してほしいことを、獣医師が詳しくご紹介します。

ダックスフンドの歴史と特徴

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もともとはアナグマの狩猟犬

ダックスフンドはドイツが原産の犬種で、ドイツ語では「ダックスフント」と呼ばれます。
「ダックス」はドイツ語でアナグマ、「フント」は猟犬という意味を持ちます。

その名の通り、ダックスフンドは古くからアナグマ猟を手伝っていた犬で、短足胴長の体型を活かしてアナグマの巣穴にもぐり込み、アナグマを追い出す役割を担っていました。

3つのサイズがある

ダックスフンドには大きく3つのサイズがあり、大きい順に「スタンダード・ダックスフンド」「ミニチュア・ダックスフンド」「カニヘーン・ダックスフンド」と呼ばれています。

ダックスフンドの飼い方

ダックスフンドは体のサイズの割に活発で運動を好むため、毎日30~40分程度の散歩をさせてあげましょう。

また、もともと狩猟犬なのもあって声が大きいため、吠え癖がついてしまうとご近所に迷惑がかかってしまいます。
そんな時は、防音素材の壁紙を利用するなどの工夫をしましょう。

ダックスフンドの好発疾患

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椎間板ヘルニア

【症状】
・患部の痛み
・足を引きずる、歩き方がおかしい
・足の麻痺
・排尿障害
【原因】
遺伝性、慢性的な腰への負担、外傷など。
【備考】
背骨と背骨の間にある椎間板が突出し、脊髄を圧迫する疾患。
内科治療による緩和も可能な場合もあるが、根本的な治療は外科手術による。

進行性網膜萎縮

【症状】
・視力低下
・夜盲症(暗いところでの視力が低下)
・失明
【原因】
網膜に存在する光を感じる細胞の変性。遺伝的なものが多いとされる。
【備考】
早期の病態把握をし、病気と上手に付き合っていく必要がある。

白内障

【症状】
・水晶体の白濁
・視力低下
・失明
【原因】
糖尿病などの代謝性疾患、肥満、緑内障やぶどう膜炎からの続発など。
【備考】
放置すると緑内障やぶどう膜炎、網膜剥離などの眼疾患を続発する可能性がある。
早期に発見し、適切な処置を行う必要がある。

外耳炎

【症状】
・耳介の発赤
・耳の痒み
・耳の臭い
【原因】
耳道内環境の悪化による細菌や真菌の増殖。
【備考】
垂れ耳のダックスフンドは耳の通気性が悪く、耳内環境が悪化しやすい。

免疫介在性溶血性貧血

【症状】
・貧血
・可視粘膜(歯茎など)の蒼白
・黄疸
・尿の色が濃くなる
【原因】
遺伝性
【備考】
気付いた時にはかなり貧血が進行しているケースが多い。

日常生活でできる椎間板ヘルニアの対策

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床は滑らないように

腰への負担を軽減するために、まずは床の素材に注意しましょう。
フローリングなどの床材は滑りやすくブレーキが効きにくいため、足腰に負担がかかります。

小さな負担が積み重なって椎間板ヘルニアを発症することもありますので、床にはマットを敷くなどの対策が必要です。

段差をできるだけ小さく

ソファやベッドなどの高いところを上り下りするときにも、腰に負担がかかってしまいます。
なるべく段差を小さくするため、ソファやベッドには犬用の階段などをつけてあげましょう。

爪や足裏の毛は定期的にお手入れを

爪や足裏の毛が伸びていると、歩くときに滑り安くなってしまいます。
特にダックスフンドは足裏の毛が伸びやすいので、定期的にカットすることが大切です。

爪切りが苦手な子は、動物病院やトリミングサロンに相談してみましょう。

抱っこの仕方にも注意

みなさんは愛犬を抱っこするときに、どのような持ち方をしていますか?
頭を上に、お尻を下にした縦向きの抱っこは、実は腰に負担をかけてしまいます

愛犬が自然に立っている姿勢、つまり背骨と地面が水平になるように抱っこするのが正しい持ち方です。

正しい抱っこのしかた
①愛犬の横から抱っこする。正面からの抱っこはNG!
②片手をわきの下に入れ、肩を抱くように持つ。
③もう片方の手を両足の間から差し込み、手のひらで胸を支える。
④愛犬の体全体を自分の胸に付けるようにして、水平に持ち上げる。
⑤下ろす時は、愛犬の四肢が地面に同時に着くように水平に下ろしていく。

視力異常にいち早く気づくために

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たまに家具の配置を変えてみる

言葉の話せない動物の視力低下を見抜くのは簡単ではありません。
特に、家の中では家具の位置を覚えているため、視力が弱くても問題なく行動できてしまうのです。

そこで、たまにイスをいつもと違う位置に置いてみたり、ダンボールを床に置いてみたりと、部屋のレイアウトを変えてみましょう。
愛犬が障害物にぶつかってしまった場合、視力が低下している可能性があります

初めての場所に連れて行ってみよう

初めて連れて行く場所で、異常に動きたがらない様子が見られる場合、視力低下のサインかもしれません。
散歩の際にいつもと違うコースに連れて行くなどしてみましょう。

まとめ

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今回は、ダックスフンドがかかりやすい病気と、日常生活で気をつけてあげたいことを解説しました。

生き物にとって病気をすることは仕方のないことかもしれません。
病気を完全に防ぐことはできませんが、病気のリスクを抑えるために色々と工夫することはできます。

愛犬の犬種がかかりやすい病気をしっかりと理解し、日頃から対策を徹底してあげましょう。

【獣医師監修】飼う前・後に知っておきたい!トイプードルの好発疾患


トイプードルは、そのぬいぐるみのような外見から日本でも大人気の犬種です。


実際に動物病院を受診する犬でも、トイプードルの割合は高いように思います。
ペットショップでもよく見かけますよね。


そこで本記事では、トイプードルがかかりやすい疾患について解説します。
病気のことを理解して、予防や早期発見に繋げていきましょう。



プードル種について

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プードルは、身体の大きさによって主にスタンダードプードルトイプードルに分けられます。


ペットショップなどでは、さらにティーカッププードル、タイニープードル、ミニチュアプードルなどと分類しているところもありますが、これらは正式に犬種として登録されているわけではありません。
一応、身体の大きさによって細かく分類しているようです。


本記事ではトイプードルだけでなく、ティーカップ、タイニー、ミニチュアプードルについても含めた内容となっています。



トイプードルの好発疾患
7つ

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身体が小さく、被毛が密なトイプードルは、骨関節皮膚に関する疾患が多い傾向が見られます。
その中には、骨折や外耳炎など日常生活で気を付けていれば予防できるものもあります。

それでは詳しく見ていきましょう。

1.膝蓋骨脱臼
(パテラ)

【症状】
・患肢の挙上(足を地面に着かない、持ち上げっぱなしの状態)
・跛行(びっこを引く)
・患肢を舐める 


【原因】
・先天的に膝蓋骨の嵌っている溝が浅い
・膝蓋骨に繋がっている筋肉の力の不均衡
・急激な運動
・事故などの外傷

【備考】
膝蓋骨脱臼(パテラ)は、繰り返すことで関節炎を引き起こします。
炎症がひどくなると前十字靭帯断裂半月板損傷に繋がるので、症状が出たら早めにケアをすることが必要です。

2.前十字靭帯断裂

【症状】
患肢の完全挙上(地面に足を全く着かない、常に3本足で歩く)

【原因】
・重度の関節炎からの続発
・急激なダッシュ
・外傷

【備考】
切れた靭帯は元には戻らないので、外科手術が必須です。走らせるときには、興奮して急激にトップスピードにさせないように気をつけましょう。

3.橈尺骨骨折

【症状】
・患肢の完全挙上(前足を地面に全く着かない)
・患肢を舐める
など

【原因】
・高い所からの転落
・溝に前肢がはまるなどの外傷

【備考】
圧倒的にトイプードルで多い骨折部位は前肢です。人間の膝の高さ程度からの転落でも骨折することはあるため、抱っこからの転落にも注意しましょう。

4.外耳炎


【症状】
・耳の発赤
・臭い、痒み、痒みに伴う睡眠障害などのストレス

【原因】
・耳の中の環境の悪化
・通気性の悪い耳道などによる細菌や真菌(カビなど)の増加

【備考】
トイプードルは耳の中にもしっかり毛が生えているので、定期的に手入れをしないと耳環境の悪化に繋がります。
また、綿棒を用いた耳掃除は皮膚を傷付け、微生物増殖の要因となってしまうため、ぬるま湯やイヤークリーナーで濡らしたコットンを使用してください。

5.異物誤飲


【症状】
・急激な嘔吐
・吐血
・元気消失
・腹痛
・その他中毒症状など

【原因】
・プラスチック片や紐状異物の飲み込み
・中毒性物質の摂取(タバコ、チョコレート、ブドウ、タマネギ、人間の薬など)

【備考】
愛犬が誤って口に入れそうなものは、引き出しの中などに確実にしまいましょう。
タマネギを使った調理をする際は、愛犬は別の部屋に隔離しておくなどの対策も有効です。

6.進行性網膜萎縮


【症状】
・夜盲症
・視覚障害
・失明

【原因】
網膜に存在する光を感じる細胞の変性

【備考】
特異的な治療法が存在しないため、早い段階で把握して上手に付き合っていく必要があります。

7.白内障


【症状】
・視力低下
・水晶体の白濁
・失明

【原因】
・遺伝性
・水晶体へのコレステロールなどの蓄積
・緑内障やぶどう膜炎からの続発

【備考】
白内障の進行を抑える点眼薬はありますが、内科的な治療法はなく、根本治療は外科手術により行われます。
また、放置すると緑内障、ぶどう膜炎、網膜剥離、水晶体脱臼などを続発するため、早期発見と早期治療が重要です。

トイプードルの飼育環境


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トイプードルを家に迎え入れる時に、意識したいことを4つご紹介します。

最後まで読んでいただき、改善できるところがないか探してみましょう。



1.床には滑らない素材を


フローリングの家も多いと思いますが、愛犬のことを考えるならば、床にはカーペットなどを敷きたいところです。

床を滑りにくくすることで膝関節への負担を軽減し膝蓋骨脱臼のリスクを下げることができます。


2.段差には要注意


トイプードルを飼う上で最も注意したいのが、階段やソファーなどの段差です。

トイプードルは非常に好奇心が強く、元気がある犬種です。
それ故に、結構大きな段差でも飛び降りてしまうことがあります。


ソファーなどに犬用の階段を付ける手もありますが、そもそも高いところには登れないようにした方がいいかと思います。

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3.机の上やゴミ箱にも注意


トイプードルは飼い主が食べているもの、手にしているものにも非常に興味を示します。

愛犬の手の届くところにものを置くと、それを使って遊び出します。
それが小さなプラスチックであったり、犬にとっての毒物(タバコやチョコレートなど)であったりすると大変危険です。


異物誤飲の事故は100%が飼い主の責任です。

不要な苦しみを愛犬に与えないように、しっかりとした蓋付きのゴミ箱にするなどの工夫が必要です。

4.定期的にトリミングを


プードル種は、1ヶ月に1回程度のトリミングを行う必要があります。
被毛がカールしていて毛玉になりやすいからです。
また、爪や足裏の毛が伸びていると、地面でのブレーキが効かず危険です。

トリミングの際に爪切りや足の裏の毛もカットしてもらえると思いますが、関節に負担をかけないよう、お手入れはこまめにしてあげましょう。


また、耳の状態もトリミング時にチェックしてくれるところもあるので、外耳炎の早期発見にも繋がります。
自宅でシャンプーやカットをしてあげる際も、耳を含む皮膚の状態はしっかり確認しましょう。



まとめ


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トイプードルは人気犬種ですが、身体が小さいが故にケガをしやすい犬種でもあります。

これからトイプードルを家に迎える方も、すでに飼っている方も、好発疾患と飼育環境についてより詳しく知るきっかけになれば幸いです。


人間の尺度で考えず、愛犬の目線になってみて、危険なものを予め排除するような生活を心がけてください。

梅雨から夏には特に気をつけたい!耳のトラブルとお手入れの仕方

今年ももうすぐ梅雨がやってきます。ジメジメして気の滅入る日々が続きますが、梅雨から夏にかけては犬の耳トラブルも多くなります。「うちの犬は立ち耳だから大丈夫」と思っている方、ちょっと待ってください。

確かに垂れ耳の犬の方が、耳の疾患にかかりやすいことが多いですが、もちろん立ち耳の犬も耳のトラブルとは無縁というわけではありません。

本格的に梅雨入りする前に、犬の耳のトラブルについて知り、お手入れの仕方や日常的にチェックしたいポイントを確認しておきましょう。

犬の耳の病気① 外耳炎

犬の耳の病気①外耳炎
外耳とは耳介から外耳道にかけての部分、つまり外から見える耳と耳の穴のことを指します。この外耳に炎症が起こっている状態を外耳炎といい、細菌やカビの繁殖が原因で発症します。

外耳炎の症状

  • 耳をかゆがる
  • 耳垢の量が増える
  • 耳のにおいが気になる
  • 頭をよく振る

外耳炎の治療方法

アレルギー体質による外耳炎は慢性化や再発しやすいため、定期的なお手入れが欠かせません。外耳炎を放置すると、中耳や内耳まで炎症が広がるため、早期に治療することが重要です。

早期の外耳炎は、外耳道の洗浄、点耳薬や内用薬で治療しますが、悪化してくるとX線検査やCT/MRI検査も必要になることがあります。

犬の耳の病気② 中耳炎

犬の耳の病気②中耳炎
中耳は鼓膜とその奥の空間のことを指します。中耳炎は外耳炎の炎症が奥にある中耳まで起こっている状態で、強い痛みが見られる場合があります。

中耳炎の症状

症状は外耳炎とほとんど同じですが、中耳内には眼の交感神経と顔面神経が走行しており、悪化すると目が揺れたり、顔面神経の麻痺などが見られることもあります。

  • 耳をかゆがる
  • 耳のにおいが気になる
  • 頭をよく振る
  • 耳を触られるのを嫌がる
  • 頭を傾ける
  • 目が揺れるように動く

中耳炎の治療方法

中耳炎の治療は、基本的には投薬で行いますが、鼓膜を切開して中耳内を洗浄したり、CT/MRI検査を行ったりすることもあります。

犬の耳の病気③ 内耳炎

犬の耳の病気③内耳炎
多くの内耳炎は、外耳炎、中耳炎を経て、内耳へと炎症が広がって発症します。

内耳炎の症状

内耳には、音の伝達や平衡感覚を保つ役割をもつ器官があるため、悪化すると神経症状や難聴などが引き起こされる場合はがあります。

  • 頭を傾ける
  • 目が揺れる
  • 同じところをぐるぐる回る
  • 歩き方がおかしくなる
  • 平衡感覚が麻痺する
  • 嘔吐
  • 食欲不振

内耳炎の治療方法

内耳炎の原因のほとんどは細菌性ですが、他の神経疾患や腫瘍などの病気の区別が難しいため、さまざまな検査を組み合わせて治療が行われます。愛犬への負担もかなり大きいため、内耳炎を発症させないことが何よりも大切です。

犬の耳の病気④ 耳血腫(じけっしゅ)

犬の耳の病気④耳血腫
耳介に血液がたまった状態を耳血腫といいます。外耳炎などによるかゆさから頭を振ったときに、耳に強い衝撃が加わることで発症することが多く、垂れ耳の犬は特に注意が必要です。放置すると耳が変形することもあります。

耳血腫の症状

  • 耳をかゆがる
  • 耳が腫れる
  • 頭を振る

耳血腫の治療方法

耳血腫の治療は、耳介にたまった血液を注射器で抜いたり、腫れている部分をメスで切開し、再び血液がたまらないよう処置を行います。

犬の耳の病気⑤ 耳ダニ感染症

犬の耳の病気⑤耳ダニ感染症
耳ダニ感染症は、ミミヒゼンダニというダニが耳の中に寄生することで起こります。耳ダニを持っている犬から感染するため、他の犬と関わるときは注意しましょう。放置すると症状が悪化し、外耳炎や中耳炎を引き起こします。

耳ダニ感染症の症状

  • 耳をかゆがる
  • 耳道にコーヒーのカスのような耳垢がある

耳ダニ感染症の治療方法

耳垢を採取し、顕微鏡で観察して診断されます。耳ダニが発見された場合は投薬により治療します。

耳のお手入れの仕方

犬の耳のお手入れの仕方
犬の耳は放っておくとすぐに汚れてしまい、病気の原因になってしまいます。垂れ耳の犬は蒸れやすいため、特にお手入れを欠かさないようにしましょう。

お手入れは以下のように行います。

1.ペット用の耳洗浄液をコットンなどに取り、指の届く範囲をやさしく拭き取る
2.洗浄液を数滴耳の中に直接入れ、耳の根元をマッサージして馴染ませる

耳に液体を入れられた犬は、液体を出そうとして頭をフルフルし、耳の奥の汚れを洗浄液と一緒に排出します。

このお手入れを室内でやってしまうと汚れが部屋中に撒き散らされてしまいますので、庭やお風呂場などで行うことをオススメします。


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また、耳を触られたり、液体を入れられたりするのを嫌がる場合は、耳を触ることから徐々に慣らしていきましょう。犬を飼う上で耳のお手入れは必須ですので、小さいうちから飼い主さんも愛犬も慣れるようにしてください。

難しい場合は、洗浄液が染み込んだシートで、耳の周りや届く範囲を優しく拭き取ってあげるだけでも良いでしょう。

日頃から耳の確認を

日頃から耳の状態を確認しておくことで、ちょっとした変化にもすぐ気がつくことができます。愛犬とスキンシップを取りながら以下のことをチェックしましょう。

  • 耳に赤みはないか
  • 黒くベトついた耳垢はないか
  • においが強くないか

お手入れの頻度

耳のお手入れはそれほど多くなくても構いません。もちろん、耳の状態にもよりますが、2週間〜4週間に1度程度の頻度で良いでしょう。
ただし、耳の構造や個体差によって耳の汚れ具合は異なります。普段からチェックしながら適切な間隔でお手入れしてあげてください。

もし、耳に何らかの異常がある場合は、動物病院を受診の上で、薬を塗るなどの治療が必要になる場合があります。その場合は、自分の判断でお手入れするのではなく、獣医師の指示を仰いでください。

お手入れの注意点

耳掃除といえば耳の奥まで綿棒を入れて耳垢を除去することを思い浮かべる方も多いかもしれませんが、耳の中を傷つけるのではないかと勇気がいるでしょう。

それであれば、イヤークリーナーやイヤーローションを使って、耳の周りを掃除するだけでも構いません。定期的にトリミングに通っている場合は、トリマーさんに相談しても良いでしょう。しっかりチェックしてくれた上で、適切なアドバイスがもらえるでしょう。

なお、神経質にお手入れをしすぎると、かえってトラブルになることもありますので、様子を見ながら適度に行うようにしましょう。

不安なら専門家に相談して

最近では、YouTubeなどで耳の掃除の仕方を紹介している動画もありますので、自分でお手入れをしたいという方も多いでしょう。

もちろん、飼い主自身がメンテナンスしてあげた方が、犬にとっても安心ですし、日々チェックしてあげられるためベストです。
しかし、やっぱり不安だし、やり方が合っているのかわからないという方がいるのも事実。

そんな時はぜひ獣医師やトリマー、ドッグトレーナーに相談し、簡単にできるお手入れの方法を教えてもらいましょう。定期的にトリミングに通っている場合は、耳の状態チェックをするだけで十分な場合もあります。

最後に

梅雨から夏には特に気をつけたい!耳のトラブルとお手入れの仕方
犬の耳トラブルは最初は軽い外耳炎であっても、放置しておくと炎症が奥へ進行し、難聴や神経症状を引き起こすことがあります。愛犬に以下のようなしぐさが見られたら、自分で判断せずにまずは動物病院に連れて行きましょう。

  • 耳に赤みがある
  • 耳をかゆがっている
  • 耳のにおいが気になる
  • 黒い耳垢が出ている
  • 頭を頻繁に振っている
  • 頭を傾ける
  • 目が揺れる

これからの時期は、犬の耳トラブルが多く発生します。垂れ耳の犬は特に注意が必要ですが、立ち耳だからといって病気にならないわけではありません。愛犬の健康のためにも、ぜひ日々のスキンシップの中で、耳のチェックを取り入れてみてください。