【犬クイズ】ミニチュアシュナウザーの「シュナウザー」の意味って?

「おじいさんのような犬」ともいわれるミニチュアシュナウザー。名前自体にはあまり馴染みがなくても、写真を見たらわかるという人も多いでしょう。

今回は、ミニチュアシュナウザーの名前の由来や特徴、飼育する際に気をつけたいポイントを、クイズ形式でご紹介します。ミニチュアシュナウザーを飼っている人も飼っていない人も、ぜひクイズを通して学んでみてください。

それではさっそく、ミニチュアシュナウザークイズにチャレンジしてみましょう!
Q.1 ミニチュアシュナウザーの「シュナウザー」にはどういう意味がある?
正解です!
不正解です!
正解は「口ヒゲ」です。
「シュナウザー」には、ドイツ語で「口ヒゲ」という意味があります。確かに、口の周りの毛が長く、ヒゲのようにも見えますね。
Q.2 ミニチュアシュナウザーの特徴として「誤っている」のはどれ?
正解です!
不正解です!
正解は「テリアなどを交配して誕生した」です。
一見するとテリアに似たような顔をつきをしていますが、ミニチュアシュナウザーはスタンダードシュナウザーにプードルなどを交配して生まれました。テリアの血統は全く入っていませんが、一部の団体はテリアのグループに入れています。

ミニチュアシュナウザーの体重は4〜8kgほどで、小型犬に分類されます。スタンダードシュナウザーをそのまま小さくしたような見た目で、がっしりとした筋肉質の身体を持ちます。

被毛はダブルコートですが、抜け毛は少ないとされています。
Q.3 ミニチュアシュナウザーを飼う上で注意したいこととして「誤っている」のはどれ?
正解です!
不正解です!
正解は「ブラッシングは月に1回程度行う」です。
ミニチュアシュナウザーの被毛はダブルコートですが、換毛期がなく他の犬種と比べると抜け毛は少ないとされています。しかし、被毛が長く毛玉になりやすいため、ブラッシングはなるべく毎日行いましょう

食事管理を行っていないミニチュアシュナウザーでは高脂血症が高確率で見られ、胆石症や尿石症のリスク要因となります。運動による体型維持だけでなく、食事は出来るだけ低脂肪のものを与えるようにしましょう。

ミニチュアシュナウザーは皮膚病を引き起こすことが多いため、日々のスキンシップで定期的にチェックしてあげましょう。また、血液検査で血中中性脂肪やコレステロールを検査するのはとても重要です。若いうちは一年に一回、高齢になったら半年に一回の健康診断がおすすめです。
問正解/ 問中

今回はこちらの記事から問題を作成しました。 詳細が知りたい人はこちらも読んでみてください!
【獣医師監修】ミニチュアシュナウザーの好発疾患と早期発見の方法
結果発表
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【犬図鑑】8月9日はパグの日!ぶさかわなパグの魅力とは

日本記念日協会によって8月9日は「パグの日」として記念日登録されています。登録されたのは2018年と比較的最近ですが、パグの飼い主の間で毎年ちょっとしたイベントになっています。 小柄ながらも体つきはしっかりしており、しわくちゃな顔をもつパグには、世界中にファンがいます。では、一体、パグにはどんな魅力があるのでしょうか。 この記事では、パグの歴史や特徴、飼い方のポイントについてご紹介していきます。これから飼おうと思っている方だけでなく、現在飼っている方も、改めて飼育環境等の確認をしましょう。

パグの歴史

犬図鑑,短頭犬種,パグ,熱中症,皮膚病,好発疾患 パグの祖先は紀元前2000年頃には存在したとされており、チベットの僧院で飼育されていたマスティフ系の犬をスパニエルやペキニーズなどと交配して小型化されていったと考えられています。 15世紀になると、アジアと交易していた東インド会社によってヨーロッパに渡り、オランダの王室や貴族に愛されるようになりました。18世紀には、ナポレオンの妻ジョセフィーヌの愛犬としてかわいがられていました。 パグにはラテン語で「握り拳」という意味、もしくは中国語の「いびきをかいて眠る王様」という意味があると考えられています。なお、パグの呼び名は国によって様々で、フランスでは「カーリン」、ドイツでは「モプス」、オランダでは「モプスホンド」などと呼ばれています。

パグの特徴

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身体的特徴

パグの体高は20cm~25cm程度、体重は約6kg~8kgが理想とされています。 体型はスクエアで、筋肉質のがっしりとした体つきをしています。耳は前に垂れたボタン耳もしくは短く巻かれたローズ耳で、目は丸く、尻尾は巻いています。 鼻は低く、しわくちゃな顔が魅力の犬種です。

被毛

短毛のダブルコートで、換毛期には多くの毛が抜けます。 毛色は、シルバー、アプリコット、フォーン、ブラックの4種類で、被毛がブラックでなくても口周りや耳が黒くなる個体が多いです。

性格

一般的に明るくて愛情深く、飼い主さんと一緒に遊ぶことが大好きな子が多いです。穏やかな性格で警戒心も低い傾向にあり、知らない人にも懐きやすく、子供とも上手に遊べる子が多いと言えます。 逆に、長時間ひとりで留守番するのは苦手で、吠え声も小さいので番犬としてはあまり期待できません

パグの好発疾患

犬図鑑,短頭犬種,パグ,熱中症,皮膚病,好発疾患 パグは、他の犬種と比べて、病気にかかりやすいという報告もあります。 どんな病気にかかりやすいかを事前に把握しておくことで、異変が起こってもすぐに気づけるようになるかもしれません。
壊死性髄膜脳炎…パグ脳炎とも呼ばれ、突然けいれんを起こして倒れる。遺伝が関与していると考えられており、発作から数日で死に至ることもある。 呼吸器疾患…軌道が狭くなり、呼吸困難になる。いびきや呼吸音が気になったら要注意。 熱中症…体温が上昇し、呼吸が速くなったり意識が混濁したりする。 皮膚病…顔のシワに汚れがたまり、細菌が増殖して皮膚に炎症が起こる。

パグの飼い方のポイント

犬図鑑,短頭犬種,パグ,熱中症,皮膚病,好発疾患 パグが健康的に生活していく上で、気をつけたいポイントがいくつかあります。

運動嫌いでも散歩の習慣をつける

小型犬のため、運動量はそれほど必要としませんが、散歩は毎日行う必要があります。1回20〜30分程度の散歩を1日に2回行うようにしましょう。 また、室内での遊びも取り入れて一緒に遊んであげると喜んでくれるでしょう。

肥満に気を付ける

パグは食欲旺盛にも関わらず運動が苦手なため太りやすい犬種です。さらに、もともとがっしりした体型であることから、知らないうちに肥満になっていたということも少なくありません。 食事と運動の管理はしっかり行いましょう。

目のケガに注意する

パグは目が突き出ているため、目が傷つきやすいです。 家具の角にはぶつかっても大丈夫なようにカバーをしておきましょう。散歩のときは、目に当たる高さの草木が生えている場所は避けると安全です。

熱中症対策をしっかり行う

短頭犬種であるパグは、体温調節が苦手で熱中症になりやすいため、夏場は特に注意が必要です。 エアコンやサーキュレーターを活用して、適切な室温を保ちましょう。 また、昼間の暑い時間帯の散歩を避け、早朝や夜の涼しい時間帯に行うようにしてあげてください。

定期的に健康診断を行う

パグは他の犬よりも病気になってしまう可能性が高いことが分かっており、1年に一度は健康診断を受けましょう。 病気の可能性が高くなるシニア期に突入したら、半年に一度を目安に頻度を増やすことをおすすめします。

まとめ

犬図鑑,短頭犬種,パグ,熱中症,皮膚病,好発疾患 パグの人懐っこい性格やかわいらしい見た目は多くの人を惹きつけています。 パグを含む短頭犬種は、皮膚病や呼吸器疾患にかかりやすいことで知られますが、パグには他にもかかりやすい病気がたくさんあります。愛犬が少しでも長く健康でいられるよう、普段のお手入れはもちろん、健康診断もしっかり行ってあげてください。

よく似た犬種のブルドッグとフレンチブルドッグの違いとは?

よく似た名前のブルドッグとフレンチブルドッグ。顔は少し怖いですが、温和でフレンドリーな性格をしており、日本でも人気の犬種です。 しかし、見た目も名前もよく似ているので、ブルドッグとフレンチブルドッグの違いがよくわからないという方もいるかもしれません。 この記事では、ブルドッグとフレンチブルドッグの共通点や異なる点について解説していきます。見分けがつかないという方も、どちらを飼うか悩んでいるという方もぜひ参考にしてください。

先祖は同じかもしれない

犬種,ブルドッグ,フレンチブルドッグ,違い,比較 ブルドッグはマスティフ系の犬から生まれました。もともと「ブルペインティング」という見世物で牛に噛み付く犬として改良されたため、今よりも体は大きくどう猛で攻撃的な犬種でした。 しかし、ブルペインティングが禁止されると、愛好家たちにより、体は小さく、攻撃的な性格が取り除かれ、現在のような温和で穏やかなブルドッグになりました。 一方で、フレンチブルドッグの起源にはいくつか考えられており、はっきりとは解明されていません。有力なのは以下の2つの説です。
  • ブルドッグを改良して生まれた
  • ヨーロッパにもともといたマスティフ系の犬を祖先とする
いずれにせよ、パグやテリアなどの犬種と交配して小型化されました。 ちなみに、ブルドッグは正式には「イングリッシュブルドッグ」といい、フレンチブルドッグと明確に区別されています。

見た目は、大きさと耳の形に注目!

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体はブルドッグの方が大きい

ジャパンケネルクラブの規定によると、ブルドッグの体重は、オスで25kg、メスで23kgと定められています。一方、フレンチブルドッグでは、オスで9kg~14kg、メスで8kg~13kgと、10kg程度の違いがあります。 体の大きさも、ブルドッグの方が一回りか二回りほど大きいです。

耳の形は明らかに異なる

ブルドッグとフレンチブルドッグを見分けるのにもっともわかりやすいのが耳の形です。

ブルドッグの耳

犬種,ブルドッグ,フレンチブルドッグ,違い,比較 ブルドッグの耳は、先端が後ろを向いており、耳の内側が露出しています。この様子が花のバラのように見えることから「ローズイヤー」と呼ばれます。

フレンチブルドッグの耳

犬種,ブルドッグ,フレンチブルドッグ,違い,比較 フレンチブルドッグは、ピンと立った「バットイヤー(コウモリ耳)」が特徴です。 フレンチブルドッグが誕生した当時は、ローズイヤーの個体も混在しており、バットイヤーとローズイヤーのどちらがフレンチブルドッグとして正しい姿なのかという論争が起こりました。 結局、当時アメリカで人気であったバットイヤーをフレンチブルドッグのスタンダードと定めたことから、バットイヤーが主流となりました。しかし、ごく稀にローズイヤーのフレンチブルドッグが生まれることもあります。

被毛はほとんど同じ

被毛はどちらもダブルコートの短毛で、毛色もブリンドル(地色に黒や茶などの色が縞模様になったもの)、ファロー(淡い黄色)、フォーン(金色)、これらの色とホワイトを組み合わせたパイドなどがあります。 色合いはとても似ているので、被毛の色で区別するのは難しいかもしれません。

性格はちょっとだけ違う

犬種,ブルドッグ,フレンチブルドッグ,違い,比較 少し怖い顔をしているブルドッグとフレンチブルドッグですが、どちらも穏やかでやさしく、好奇心旺盛で勇敢ですが用心深い一面もあります。

ブルドッグの性格

ブルドッグは家族全員と仲良くなれ、誰からも愛される犬種です。 しかし、マイペースで頑固なところもあり、嫌なことや口に合わないご飯は頑なに拒否したり、散歩中に動かなくなったりしてしまうこともあります。 ブルドッグは比較的しつけやすいため、小さい頃からしっかりしつけましょう。

フレンチブルドッグの性格

一方、フレンチブルドッグは遊びが好きで、運動量はブルドッグと比べると多めかもしれません。 家族全員と仲良くなれるというよりは、一人だけに執着することが多いため、愛犬と一対一で仲良くなりたい場合はおすすめです。

かかりやすい病気などは?

犬種,ブルドッグ,フレンチブルドッグ,違い,比較 短頭犬種でシワがあるという特徴から、ブルドッグとフレンチブルドッグがかかりやすい病気はどちらもほぼ同じです。

呼吸器系疾患にかかりやすい

どちらも短頭犬種であることから、呼吸器系の病気には注意が必要です。 特に、夏場は熱中症になる危険も高く、室温や、お散歩も早朝や夜などの涼しい時間帯にするようにしましょう。
<注意> 航空会社によっては、夏場の飛行機への預け入れができないこともあります。 これは、暑さに弱いブルドッグやフレンチブルドッグが、貨物室の暑さに耐えきれず、体調を崩してしまう可能性が高いからです。 夏に犬と一緒に旅行を計画している場合は事前にチェックしておきましょう。

皮膚病が起こりやすい

どちらの犬種にも顔にシワがあり、汚れが溜まりやすくむれやすいため、細菌が繁殖して悪臭を放つようになります。そして、さらにひどくなると皮膚病になってしまいます。
<お手入れの仕方> 濡らしたタオルやコットンで丁寧に汚れを落とし、しっかりと水分を拭き取ってあげてください。食後や外出先からの帰宅後は汚れやすいので、その都度キレイにしてあげましょう。

自然分娩が難しい

頭が大きいブルドッグとフレンチブルドッグは、母親の骨盤を通過できず、自然分娩ができません。そのため、多くの場合において帝王切開が行われます。

まとめ

犬種,ブルドッグ,フレンチブルドッグ,違い,比較 名前も姿もよく似たブルドッグとフレンチブルドッグですが、体の大きさや耳の形といったはっきりわかる違いがあります。 飼うことを検討している場合は、サイズや性格の違いはもちろん、かかやりすい病気についてもきちんと把握し、適切な飼育環境を整えられるか考えてみてくださいね。

【犬図鑑】フレンチブルドッグの歴史や特徴、飼い方のポイントを紹介

フレンチブルドッグは、その明るい性格やかわいらしい外見から、日本を含めた世界中で多くの人から愛されています。 この記事では、ブルドッグの歴史や特徴、飼い方のポイントについてご紹介します。これから飼おうと思っている方だけでなく、現在飼っている方も改めて飼育環境の確認をしましょう。

フレンチブルドッグの歴史

犬図鑑,フレンチブルドッグ,歴史,特徴,性格,好発疾患 フレンチブルドッグの起源には諸説あります。 イギリスからフランスへの移住者がイングリッシュブルドッグを連れてきてきたという説と、ヨーロッパの南部に古くから存在したマスティフ系の犬を祖先とする説が強いですが、未だ解明されていません。 どちらの場合でも、パグやテリアなどとの交配を経て小型化されました。 パリで現在のような姿のフレンチブルドッグが誕生すると、当初はパリの労働者階級の人々に多く飼われていましたが、魅力的な外見や明るくて人懐っこい性格により上流社会に広がりました。

フレンチブルドッグの耳の形は?

フレンチブルドッグが生まれた当初は、ローズイヤー(ブルドッグでよく見られる、丸くねじれたような耳)とバットイヤーが混在しており、どちらが正しいフレンチブルドッグなのかという論争も起こりました。 その後、アメリカで行われたショーが決定打となり、立ち耳がフレンチブルドッグのスタンダードと定められました。

フレンチブルドッグの特徴

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身体的特徴

オスは体高が27〜35cmで、体重が9〜14kg、メスは体高が24〜32cm、体重が8〜13kgの中型犬です。コンパクトではあるものの、筋肉質で骨格はしっかりしています。 バットイヤー(コウモリ耳)と呼ばれる、直立した大きな耳が特徴的です。また、鼻の周りには深いシワがあります。

被毛

被毛はダブルコートで、換毛期には多くの毛が抜けます。 毛色は、フォーン(金色)、ブリンドル(地色に黒や茶などの色が縞模様になったもの)および、それぞれの毛色にホワイトのパイド(斑点)があるものが認められています。この中でもブリンドルがもっとも人気です。

性格

穏やかで人懐っこく、飼い主に対しては甘えん坊ですが、家族以外の人にすぐに懐くことは少ないです。明るく、遊ぶことも大好きなので、たくさん構ってあげましょう。 また、興奮しやすく、楽しいことや気に入らないことがあると、攻撃的になることもあるため、興奮させないようにコントロールすることが大切です。

フレンチブルドッグで気をつけたい病気

犬図鑑,フレンチブルドッグ,歴史,特徴,性格,好発疾患 フレンチブルドッグでは、深いシワ、大きい目、短頭犬種という特徴から、いくつか気をつけなければいけない病気があります。 特に、以下の疾患は注意し、異常が見られたらすぐに動物病院を受診しましょう。
  • 皮膚病…シワの間に汚れがたまり、雑菌が繁殖して皮膚に炎症が起こる。
  • 呼吸器障害…気道が狭くなり呼吸が困難になる。いびきや呼吸音が気になったら要注意。
  • 椎間板ヘルニア…激しい運動などにより神経が圧迫されて起こる。歩き方がおかしかったり、首を痛そうにする。
  • 角膜炎…黒目の表面を覆っている角膜が炎症を起こす。
  • 結膜炎…まぶたの裏と眼球の表面を覆っている角膜が炎症を起こし、赤く充血する。涙や目ヤニが出ることもある。
  • 熱中症…体温が上昇し、呼吸が速くなったり意識が混濁したりする。
また、フレンチブルドッグは、人工的に選択されたその特徴的な体つきから、自然分娩ができず帝王切開が行われることが多いです。もし、自宅で繁殖を考えている場合は、十分獣医師と相談してください。

フレンチブルドッグの飼い方のポイント

犬図鑑,フレンチブルドッグ,歴史,特徴,性格,好発疾患 フレンチブルドッグが健康的に生活していく上で、押さえておきたいポイントがいくつかあります。

運動は適度に

20〜30分程度の散歩を1日2回行えば十分でしょう。必要な運動量はそこまで多くありませんが、犬が満足できていないようであれば、少し長めに散歩するなどして満足させてあげてください。 激しい運動を長時間してしまうと、体を痛める原因にもなりますので注意しましょう。 また、好奇心旺盛で興奮しやすいため、繁華街や他の犬がいる場所ではトラブルにならないように気をつけましょう。

シワのお手入れは定期的に

シワの部分は蒸れやすく、細菌が繁殖しやすいことから、放置してしまうと皮膚病の原因になります。 濡れたタオルでしっかり汚れを落とし、キレイにしたあとは水分を拭き取ってあげましょう。

熱中症に気をつける

短頭犬種であるブルドッグは、熱中症になりやすいため、室内で飼いましょう。その際、室温だけでなく湿度にも注意することが大切です。 また、夏の散歩は暑い日中を避けて、なるべく早朝か夜の涼しい時間帯にするようにしましょう。

まとめ

犬図鑑,フレンチブルドッグ,歴史,特徴,性格,好発疾患 世界中で愛されているフレンチブルドッグ。しかし、可愛らしい見た目も、生きていく上では欠点となることもあります。 愛犬が健康に生きていくためにも、シワのお手入れや熱中症対策は欠かさずに行ってあげてくださいね。愛犬との生活がより豊かになりますように。

【犬図鑑】実は穏やかでやさしい!ブルドッグの特徴と抱える問題とは

ブルドッグは、一見怖そうな印象もありますが、その見た目に反して実はとても穏やかな性格をしていることをご存知でしょうか? イギリスの国の犬にも指定されており、日本でも人気のある犬種ですが、ブルドッグ特有の問題も抱えています。 この記事では、ブルドッグの歴史や特徴、飼い方のポイントについてご紹介していきます。これから飼おうと思っている方だけでなく、現在飼っている方も、改めて飼育環境等の確認をしましょう。

ブルドッグの歴史

犬図鑑,ブルドッグ,犬種,歴史,性格,特徴,好発疾患,肥満,短頭犬種 ブルドッグはもともと、イギリスで行われていた牛と犬を戦わせる「ブルベインティング」という競技のために、マスティフ系の犬を改良して誕生しました。 その後、さらに改良が重ねられると、シワのある顔と大きな頭の特徴が目立つ犬種になりました。当時は体重が60kgもあったそうです。 1835年にイギリスで動物虐待法が成立すると、ブルベインティングは禁止されました。 愛好家たちにより、体は小さく改良され、攻撃的な性格が取り除かれると、現在のような温和で穏やかなブルドッグになり、多くの人に愛されるようになりました。

日本のソースブランドにも

ブルドッグといえば、「ブルドックソース」を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。これは1900年頃に日本でブルドッグブームが起こり、「ブルドッグのように可愛がってもらいたい」という意味を込めて命名したそうです。 なお、ブルドックソース株式会社の英語表記は「Bull-Dog」ですが、創業者が濁音が続くのを避けたため、日本語では「ブルドック」と表記します。

ブルドッグの特徴

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身体的特徴

ブルドッグの体高は31〜36cm、体重はオスで25kg、メスで23kgほどです。 大きな頭、広い肩幅、大きく飛び出た目、がっしりとした四肢が特徴的で、小さな耳はバラの花のように広がっていることから、「ローズイヤー」と呼ばれています。

被毛

被毛はダブルコートで、換毛期には多くの毛が抜けます。 毛色は、ブリンドル(地色に黒や茶などの色が縞模様になったもの)、レッド、フォーン(金色)、ファロー(淡い黄色)などの単色か、これらの色とホワイトを組み合わせたパイドがあります。

ブルドッグの性格

やさしく穏やかで、他の犬や子どもとも仲良くできます。我慢強く、誰からも愛される犬種です。 一方で、マイペースで頑固な一面もあり、嫌なことや口に合わないご飯は頑なに拒否したり、散歩中に動かなくなったりしてしまうこともあるため、小さい頃からしつけをしておくことが重要です。

ブルドッグの好発疾患

犬図鑑,ブルドッグ,犬種,歴史,性格,特徴,好発疾患,肥満,短頭犬種 ブルドッグは、深いシワ短頭犬種という特徴から、いくつかかかりやすい病気があります。特に、以下の疾患は注意しましょう。
  • 皮膚病…シワの間に汚れがたまり、雑菌が繁殖して皮膚に炎症が起こる。
  • チェリーアイ…目頭にある瞬膜が赤く腫れて、目の外に飛び出してしまう。
  • 呼吸器障害…気道が狭くなり呼吸が困難になる。いびきや呼吸音が気になったら要注意。
  • 熱中症…体温が上昇し、呼吸が速くなったり意識が混濁したりする。

ブルドッグが抱える問題

犬図鑑,ブルドッグ,犬種,歴史,性格,特徴,好発疾患,肥満,短頭犬種 人工的に品種改良されてきたブルドッグは、いくつかの深刻な問題を抱えています。

遺伝的な多様性が低い

人間にとって理想的な見た目にするために少ない集団で交配が行われたことから、ブルドッグは遺伝的な多様性が低くなってしまいました。 2016年に報告された研究によると、北米、ヨーロッパ、アルゼンチンで暮らす計139匹のブルドッグのゲノム構造がほぼ同じであったことがわかっています。 遺伝的多様性が低いと、遺伝病を発症しやすくることから、ブルドッグの疾患は今後急増する可能性が示唆されました。

自然分娩ができない

ブルドッグの8割は帝王切開により生まれています。 これは、ブルドッグの胎児の頭が大きい一方で、親の骨盤が小さいことから、自然分娩はほぼ不可能なためです。

ブルドッグの飼い方のポイント

犬図鑑,ブルドッグ,犬種,歴史,性格,特徴,好発疾患,肥満,短頭犬種 ブルドッグが健康的に生活していく上で、押さえておきたいポイントがいくつかあります。

過度な運動を

ブルドッグはあまり運動が得意ではありません。20〜30分程度の散歩を1日2回行えば十分ですので、過度な運動をさせないように気をつけましょう。 体が重いため、激しい運動をしすぎると足や関節に負担がかかってしまいます。

シワの間を清潔に保つ

シワの部分は蒸れやすく、細菌が繁殖しやすいことから、放置してしまうと皮膚病の原因になります。 濡れたタオルでしっかり汚れを落とし、キレイにしたあとは水分を拭き取ってあげましょう

夏場は室温に気をつける

短頭犬種であるブルドッグは、熱中症になりやすいため、室内で飼いましょう。その際、室温だけでなく湿度にも注意することが大切です。 また、夏の散歩は暑い日中を避けて、なるべく早朝か夜の涼しい時間帯にするようにしましょう。

まとめ

犬図鑑,ブルドッグ,犬種,歴史,性格,特徴,好発疾患,肥満,短頭犬種 特徴的な見た目をしているブルドッグに魅力を感じ、愛してやまない人も多くいます。一方で、その特徴を維持するために遺伝的な多様性が低下し、遺伝病を抱えていたり、自然分娩ができなかったりと、目を背けてはいけない問題もあります。 ブルドッグを飼うことを決めたら、それらの問題を理解した上で、愛犬が幸せに過ごせるような環境を整えてあげてください。

【獣医師監修】メインクーンの好発疾患と4つの健康管理のポイント

メインクーンは、世界一大きい猫としてギネスにも認定されている猫種です。小さい猫種にはない存在感と、モフモフの毛が魅力的ですよね。 一方でメインクーンには、注意したい遺伝疾患がいくつか報告されています。 今回の記事では、メインクーンの好発疾患と日常生活でできる健康管理について、獣医師が詳しく解説します。

メインクーンの基本情報

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歴史

メインクーンは、北米でもっとも古い猫種のひとつとして知られています。 起源には諸説ありますが、ノルウェージャンフォレストキャットなどの北欧の猫が北米に入り、現地の猫と交配して生まれたという説が有力視されています。 また、遺伝的には不可能な組み合わせですが、体の大きさや被毛の特徴から、メインクーンはアライグマと猫の交配で生まれたという伝説も有名です。

身体的特徴

メインクーンはがっちりとした胴長の体格で、体重はオスで6~9kg、メスで3~6kg程度が一般的です。 フサフサの被毛が特徴的の長毛種ですが、実はダブルコートではなくシングルコートに分類されます。

性格

性格は明るくて人懐っこく、家族にも知らない人にもフレンドリーに接することのできる猫種です。 また、賢い猫としても知られており、犬のように投げたボールを取って来るなどのしつけが可能です。

メインクーンの好発疾患

メインクーン,好発疾患,健康管理,獣医師監修 メインクーンは、報告されている遺伝疾患が比較的多い猫種です。 どんな病気が発生する可能性があるか、事前に把握しておくことで、病気の早期発見・予防につなげましょう。

肥大型心筋症

【症状】 運動不耐性(疲れやすい)、胸水や腹水貯留に伴う呼吸困難、食欲低下、嘔吐など。血栓塞栓症を併発した場合には後肢の不全麻痺や完全麻痺、後肢の冷感などが現れやすい。 【原因】 心筋の肥大(厚くなる)によって心臓が膨らみにくくなり、一度に送り出される血液の量が減少する。メインクーンでは遺伝性が証明されている。 【備考】 肥大型心筋症と診断された後はたとえ血栓がなくても、血栓の形成予防の処置も同時に行う。

股関節形成不全

【症状】 腰を左右に振った独特の歩き方、関節炎を併発している場合には疼痛が認められる。 【原因】 過剰な体重や過剰な運動によって発症する。先天的に股関節の嵌まりが緩いことによる。 【備考】 安静にする、抗炎症薬を用いるなどの治療が行われるが、外科手術が選択される場合もある。

ピルビン酸キナーゼ欠損症

【症状】 貧血、可視粘膜(歯茎など)の蒼白、頻脈、頻呼吸など。 【原因】 ピルビン酸キナーゼという酵素の遺伝的欠損によって溶血性貧血が引き起こされる。これは常染色体劣性遺伝によって伝達される。 【備考】 年齢とともに骨髄線維症と骨硬化症が進行し、造血能は低下していく。

進行性網膜萎縮

【症状】 昼盲、夜盲、徐々に進行する視覚障害、失明。 【原因】 網膜に存在する光を感じる細胞が徐々に変性することによる。 【備考】 猫の視覚を判断することは難しいが、家具にぶつかる、近くの物を目で追わなくなるなどの徴候が見られることがある。また家具は配置を覚えていることもあるため、普段とは違う場所に障害物(段ボールなど危険のないもの)を置き、ぶつからないかチェックすることも有効。

脊髄性筋萎縮症

【症状】 生後15〜17週齢で見られる後肢の虚弱と震え。その後ジャンプができなくなり、筋肉の萎縮、可動域の低下が見られるようになる。 【原因】 遺伝的に運動神経が消失することによる。これは常染色体劣性遺伝によって伝達されるため、素因がある子は繁殖には供さない。 【備考】 症状がなくても遺伝的にキャリアである可能性があるので繁殖の際には注意が必要。

メインクーンの健康管理

メインクーン,好発疾患,健康管理,獣医師監修 続いて、これら好発疾患が発生する可能性を踏まえ、メインクーンとの生活において、どのような健康管理を行えば良いのかを解説します。

1. 日頃からブラッシングを

体が大きく、被毛も長いメインクーンには、最低でも週2〜3回、抜け毛が多くなる初夏から秋にかけては1日1回のブラッシングを行いましょう。 ブラッシングによって毛玉を予防したり、口から入る被毛を減らすことで毛球症の発生を抑えることができます。
最初はスリッカーブラシやピンブラシで全体をブラッシングし、ほぐれにくい毛玉はハサミで切ります。最後にコームで仕上げましょう。

2. 熱中症に注意

もともと猫は暑さに強い動物ではありますが、被毛の長いメインクーンは熱中症にかかりやすい傾向にあります。
夏場はエアコンなどを積極的に使用し、愛猫にとって過ごしやすい空間を作ってください。 ガンガンに冷房を効かせる必要はありませんが、人間が快適だと思える室温(27度前後)を意識しましょう。
万が一、熱中症を疑うような症状が現れた場合はすぐに動物病院を受診してください。

3. 巨体でも運動できる場所を確保

大きな体のメインクーンにとって、特に室内飼いの場合では、運動量にも限界があります。 水平方向である横の移動だけでなく、キャットタワーなどを設置して、ジャンプなども取り入れた三次元的な運動ができると効果的です。

4. 理想体型の維持

体格の大きなメインクーンにとって、太っているのかどうかの判断は難しいのではないでしょうか。 猫の標準体重は、1歳の時の体重と言われています。健康診断時の際に獣医師さんに体型の状態を聞いた上で、体重を把握しておき、過度に増えすぎないようにしましょう。 また、被毛が多くて体型がわかりにくいですが、肋骨が軽く触れるくらいが理想の皮下脂肪量と言われています。ブラッシングの時など、定期的に胸の周りを触ってみてください。

まとめ

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今回は、メインクーンがかかりやすい病気と健康管理のポイントを解説しました。 愛猫も生き物ですから、紹介した遺伝疾患以外にも体調を崩すことがあるかもしれません。 日常的に愛猫の健康状態を観察し続け、微妙な変化にも気付けるようにしましょう。

【獣医師監修】サイベリアンの好発疾患と健康管理の4つのポイント

サイベリアンとは、「シベリア」のことで、ロシア原産の猫種です。寒い地方に適応した長い被毛が特徴です。 日本でも飼育頭数が増えてきている人気の猫種ですが、かかりやすい病気がいくつかあることをご存知でしょうか? 今回の記事では、サイベリアンでが好発疾患と、日常生活で心がけたいお手入れや健康管理についてご紹介します。

サイベリアンの基本情報

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歴史

サイベリアンは、なんと1,000年もの歴史を持つとされる猫種です。ロシアが原産で、長い間ロシアでのみ繁殖されてきました。 19世紀後半にイギリスで行われたショーに登場しましたが、当時は冷戦の最中だったため、西側諸国への猫の流通は難しかったのです。 1990年代に入ると、冷戦が終結に向かい、ようやくサイベリアンもアメリカに渡りました。 その後、世界各地でサイベリアンは人気のある猫種となっていきました。

身体的特徴

極寒の地、シベリア出身だけあって、寒さに強く、とても頑丈な体をしています。全体的に丸くてどっしりとした体格ですが、太っているわけではありません。 雪の上でも歩けるように、足裏には「房毛」と呼ばれるふさふさの被毛があります。 成長の速度が遅く、成猫になりきるまでに約5年もかかると言われています。

性格

基本的にはおとなしく、飼い主に対しては従順で甘えん坊ですが、知らない相手に対してはそっけない一面があります。 また、猫には珍しく水を嫌がらない子が多く、獲物を追いかけて水の中に飛び込むこともあるようです。

サイベリアンの好発疾患

サイベリアン,猫,好発疾患,病気,対策 サイベリアンには、発生しやすい遺伝疾患がいくつかあります。これらはサイベリアンという猫種を作るため、あるいは存続させるために生まれてしまったものです。 また、毛が長いなどの身体的特徴も、健康維持のためには注意したい点です。

肥大型心筋症

【症状】 胸水貯留や腹水貯留による呼吸困難、運動不耐性(疲れやすい)、元気消失、食欲低下、嘔吐など。 【原因】 心筋が厚く硬くなることで心臓の拡張能が低下し、一度にたくさんの血液を拍出できなくなることで循環不全を呈する。 【備考】 左心房に血栓が形成されやすくなり、それが血流に乗って細い血管に詰まる血栓塞栓症を併発することが多い。塞栓しやすい部位は腹大動脈遠位(太ももの付け根辺り)や腎動脈付近で、それぞれ後肢の麻痺や尿産生停止を引き起こす。肥大型心筋症と診断された後は血栓形成予防の処置も同時に行っていく必要がある。

ピルビン酸キナーゼ欠損症

【症状】 貧血、頻脈、運動不耐性(疲れやすい)、元気消失など。 【原因】 酵素であるピルビン酸キナーゼが先天的に欠損することで溶血性貧血が起こる。これは常染色体劣性遺伝によって伝達されることが知られている。 【備考】 年齢とともに骨髄線維症や骨硬化症が進行し、造血能が低下する。また赤血球の寿命が短くなることで肝機能障害が現れることもある。

毛球症

【症状】 便秘、嘔吐、食欲不振、腹痛、腸閉塞など。 【原因】 グルーミング(毛づくろい)によって口から入った被毛が腸に詰まることによる。 【備考】 腸閉塞から腸穿孔、腹膜炎に進行することもあるため油断はできない。毛玉を溶解するフードやサプリメントを利用するのも良い。

多発性嚢胞腎

【症状】 元気消失、食欲不振、多飲多尿、嘔吐、貧血といった腎不全症状。進行すると無尿や乏尿となり意識障害、発作、重度の脱水が見られる。 【原因】 腎臓に多数の嚢胞が形成されることで腎機能が低下する。これには遺伝性が示唆されている。 【備考】 猫では年齢とともに腎不全を呈することが多いが、多発性嚢胞腎では比較的若い年齢でも腎不全を発症することがある。健康診断によって腎臓に嚢胞が無いか、腎機能が低下していないかはチェックすべきであろう。

サイベリアンの健康管理

サイベリアン,猫,好発疾患,病気,対策 サイベリアンの好発疾患には、遺伝子の異常によるものも少なくありません。 遺伝疾患は発生予防が困難だと思われますが、毎日の生活の中でしっかりと観察をすれば、取り返しのつかない事態は避けられるかもしれません。 ここでは、サイベリアンの好発疾患に基づき、日常生活でできる健康管理を見ていきましょう。

1. 毛玉を作らないように注意する

長毛のサイベリアンは、皮膚に毛玉ができやすいです。 猫はグルーミング(毛づくろい)によって被毛や皮膚の健康を守っています。 しかし、年齢を重ねるとグルーミングの頻度も減りますし、体型によっては口が届かない部位もあるかもしれません。 定期的にブラッシングを行い、毛玉を作らないようにすることが重要です。もし毛玉ができてしまっても、小さいうちに解いてあげましょう。

2. 余分な毛は取り除く

ブラッシングには、抜けた毛を取り除くという役割もあります。 グルーミングによって口から入った被毛が、消化管に詰まることもあります。飲み込んだ毛玉を上手に吐き出せる子も多いのですが、毛球症発生のリスクを下げるに越したことはありません。 柔らかめのブラシを用い、愛猫のストレスにならないような頻度でブラッシングをしてあげましょう。

3. 熱中症に注意

猫はもともと暑さに強い動物ですが、毛が長いサイベリアンは暑さに弱い猫種です。特に日本の夏の高温多湿は、猫にとって危険です。 エアコンなどを使用し、できるだけ過ごしやすい環境にしてあげましょう。 熱中症の症状としては以下のようなものがあります。異変に気づいたらすぐに動物病院に連絡しましょう。
  • ぐったりしている
  • 意識がはっきりしない
  • 体が異常に熱い
  • 歯茎などの粘膜が赤い
  • 発作や嘔吐といった症状

4. 十分な運動量の確保

健康的な体型維持やストレス発散のためには、適度な運動が必要です。 毎日食べて寝てを繰り返すだけでは、不健康であることは明らかです。 水平方向だけでなく、上下の三次元的な動きができるよう、キャットタワーなどを設置してあげるといいでしょう。また、時間がある時には遊んであげたり、少しでも運動させることを意識してください。

まとめ

サイベリアン,猫,好発疾患,病気,対策 愛猫も生き物である以上、いつ病気をしてもおかしくありません。 万が一の時に迅速に対処できるよう、健康に関する情報は常に集めていきたいですね。 また、日頃から健康管理を徹底することで、愛猫との生活がより良いものになるように願っています。

【犬種クイズ】穏やかで賢い!シェットランド・シープドッグの魅力

美しい毛並みと、穏やかで賢い性格が魅力のシェットランド・シープドッグ。「シェルティ」という愛称でも知られ、日本だけでなく世界中で人気の犬種です。

今回は、シェルティについて、クイズ形式で解説していきます。

それではさっそく、シェルティクイズにチャレンジしてみましょう!
Q.1 シェルティの原産国はどこ?
正解です!
不正解です!
正解は「イギリス」です。
シェルティは、イギリス最北端にあるシェットランド諸島が原産の牧羊犬です。

1909年には、イギリスのケンネルクラブに「シェットランド・コリー」という名称で登録されましたが、外見がよく似たラフ・コリーなどとの混同を避けるため、 「シェットランド・シープドッグ」に変更されました。
Q.2 シェルティの説明として「誤っている」のはどれ?
正解です!
不正解です!
正解は「無駄吠えはあまりしない」です。
シェルティはもともと牧羊犬だったこともあり、比較的吠えやすい犬種だといわれています。騒音トラブルに発展することも少なくないため、小さい頃からしつけをすることが大切です。

シェットランド諸島の気候条件が非常に厳しく、少ない飼料でも飼育できるようにと、徐々に小型化されていきました。そのため、体はラフ・コリーよりもふた回りほど小さいです。

走り回るのが大好きで、運動能力が高く賢いため、ドッグスポーツにも適しています。被毛はダブルコートで寒さには強い犬種ですが、換毛期には抜け毛が多いため、ブラッシングは毎日行いましょう。
Q.3 シェルティがかかりやすい「コリーアイ症候群」の説明として「誤っている」のはどれ?
正解です!
不正解です!
正解は「失明することはない」です。
コリーアイ症候群は、コリー種に特徴的に見られる遺伝性の眼疾患です。多くの場合は無症状ですが、網膜剥離などが起こると失明してしまうこともあるため注意が必要です。

予防法も治療法も確立されていないため、コリーアイ症候群を発症した犬を繁殖させないことが重要です。
問正解/ 問中

今回はこちらの記事から問題を作成しました。 詳細が知りたい人はこちらも読んでみてください!
【犬図鑑】シェットランド・シープドッグの歴史、性格、飼い方
結果発表
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