【獣医師監修】子犬の歩様異常で考えられる病気とは?

愛犬の歩き方が、何となくいつもと違うと思ったことはありますか?明らかにおかしな歩き方をしている場合もあれば、毎日観察していないと気付かないレベルの違和感まで、歩様異常の状態は様々です。

散歩の時はもちろん、家の中で一緒にいる時など、愛犬の歩き方を見る機会は多いと思いますが、もし、歩き方の異常に気付いた場合はどうすればいいのでしょうか。

歩様異常の原因となる疾患は、年齢によって若干変わるため、今回は子犬の歩様異常について解説します。

子犬で見られる歩様異常の原因

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子犬の歩様異常は痛みや麻痺などが主な原因で、場所によって考えられる病気も異なります。

前肢の歩様異常で考えられる病気

  • 橈骨・尺骨の成長板早期閉鎖
  • 環軸椎不安定症
  • 肘異形成

後肢の歩様異常で考えられる病気

  • 大腿骨頭壊死症
  • 膝蓋骨脱臼
  • 椎体奇形
  • 股関節形成異常

前肢と後肢のどちらでも見られる病気

  • 汎骨炎(はんこつえん)
  • 外傷(骨折、脱臼など)

それぞれどんな病気なのか見ていきましょう。

前肢の歩様異常

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肩関節や肘関節に何らかの異常があると、前肢の歩様異常が見られます。

特に若い年齢だと、先天的な関節の形成異常が見られることがあります。また、首の異常でも前肢に影響が出る場合もあります。

橈骨・尺骨の成長板早期閉鎖

【症状】
前肢の跛行(足を引きずる)、挙上(ケンケンする)など。
【原因】
前腕(肘と手首の間)は橈骨と尺骨で構成されるが、外傷などが原因でどちらかの骨の成長が途中で止まると、二本の骨の間に長さの差が生まれ、関節が不安定になる。
【備考】
治療には早期の外科手術が必要となる。放置することでさらに骨の長さの差が出てくることがある。

環軸椎不安定症

【症状】
頚部痛、頚部の知覚過敏とそれに伴う元気消失や活動性低下、四肢の麻痺など。
【原因】
環椎(第一頚椎)と軸椎(第二頚椎)の関節の先天的な形成異常による。
【備考】
小型犬に好発する傾向にある。

肘異形成

【症状】
跛行(足を引きずる)を主訴とし、肘関節に疼痛を有する。
【原因】
肘関節を構成するいくつかの要素(肘突起癒合不全、尺骨内側鉤状突起分離、上腕骨顆内側面の離断性骨軟骨症)が複合的に関与している。これらは遺伝性や軟骨の成長に起因していると考えられている。
【備考】
大型犬に比較的多く見られる。

後肢の歩様異常

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後肢の歩様異常も、やはり関節(股関節や膝関節)の異常が考えられます。

後肢はジャンプするときに力が入る部位であるため、子犬では痛めやすくなります。動物病院に来院する患者も、前肢よりも後肢の歩様異常を主訴に来られる方が多いです。

大腿骨頭壊死症

【症状】
数カ月~1歳までの時期の跛行(足を引きずる)。これは徐々に進行する傾向にある。
【原因】
骨端への血液供給が制限されることにより、大腿骨の成長板に梗塞をきたすと考えられている。
【備考】
小型犬に多く発生し、遺伝性も報告されている。

膝蓋骨脱臼

【症状】
後肢の跛行(足を引きずる)、挙上(足を地面に着けない)など。
【原因】
生まれつき膝蓋骨が嵌まっている大腿骨の溝が浅い、膝蓋骨に付着している筋肉の左右バランス不均衡、階段から落ちるなどの外傷などが原因となる。
【備考】
小型犬で非常によく見られる。膝蓋骨の脱臼を長期間繰り返していると、関節炎や靱帯断裂を続発することもある。

椎体奇形

【症状】
軽度では脊椎痛(背中の痛み)、重度では麻痺、歩様異常、排尿障害など。
【原因】
先天的な椎骨の発育異常や融合不全。
【備考】
フレンチブルドッグ、パグ、マルチーズ、ヨークシャーテリア、シーズーなどの犬種で多い。

股関節形成異常

【症状】
股関節の緩みによる疼痛、運動機能不全など。
【原因】
先天的あるいは成長期の複数の因子により発現する。
【備考】
5~10カ月の大型若齢犬で症状が見られることが多い。大型犬の場合は子犬の時期に股関節形成異常の兆候がないかをX線検査で確認しておく。また関節の緩みは加齢とともに変形性関節症を併発する。

前肢と後肢のどちらにも見られることがある歩様異常

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関節ではなく骨そのものに異常がある場合は、前肢にも後肢にも歩様異常が見られることがあります。

その代表例が骨折でしょう。特に小型犬は骨も細く、骨折が多く見られます。

汎骨炎(はんこつえん)

【症状】
患肢の跛行、挙上など。元気消失、発熱、食欲低下が見られることもある。
【原因】
原因は不明だが、栄養、代謝、アレルギー、内分泌、遺伝的な要素が関わっていると考えられている。
【備考】
中型~大型犬に多い骨の炎症のこと。高タンパクや過剰なカルシウムが関与しているという報告もあるため、フードには注意したい。

外傷(骨折、脱臼など)

【症状】
激しい痛み、患肢の跛行や挙上、触ろうとすると怒るなど。
【原因】
階段・ソファ・イスなどから足を踏み外す、抱っこから飛び降りる、ドアに挟むなど、日常生活の中に危険が潜んでいる。
【備考】
人間にとっては何でもない段差でも、子犬にとっては大きい段差になることが多い。

まとめ

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犬は言葉で痛みや違和感を伝えることができません。そのため、毎日の観察が愛犬の異常を察知する上で非常に重要で、子犬の時期でも、それは同じです。

もし何か気になることがあれば、気軽に動物病院まで相談してください。

[犬の多頭飼い]知っておきたい多頭飼いのメリット・デメリット

「多頭飼い」とは犬などを2頭以上飼うことを指します。SNSなどでもよく見かけ、楽しそうに遊んでいたり、寄り添って寝ている姿に、憧れる方も多いのではないでしょうか。

今回は、そんな犬の多頭飼いのメリット・デメリットと、新たに2頭目を迎えることになった場合の注意点をご紹介します。

多頭飼いのメリット

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犬同士の相性が良く、仲良く過ごせる場合は、多頭飼いをするメリットがあります。飼い主さん視点、愛犬視点からそれぞれみていきましょう。

飼い主さん視点

  • 1頭飼いでは味わえない、かわいさや楽しさがある
  • 先住犬の新たな一面が見られる可能性がある
  • 留守番時の寂しさが少し減る(複数頭が同じ空間で過ごす場合)
  • 犬同士が上手に遊んでくれると、犬同士で発散してくれる
  • 1頭が亡くなってしまった場合でも、気が少し紛れる可能性がある

愛犬視点

  • 人との生活では得られない刺激が得られる
  • 一緒に遊べると退屈な時間が減る
  • 留守番時の寂しさが少し減る(複数頭が同じ空間で過ごす場合)
  • 犬同士の交流が存分にできる
  • 生活の質が向上する

犬同士がお互いを受け入れ、仲良く過ごせるようになると、愛犬にとってのメリットが多いように感じます。

人との生活だけでは得られない刺激や経験があり、犬としての欲求を満たせる可能性が高く、生活の質が向上するでしょう。

多頭飼いのデメリット

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相性の良し悪し関係なく考えられるデメリットを、飼い主さん視点、愛犬視点でみていきます。

飼い主さん視点

  • 犬にかかる費用が増す(フード、トイレシーツ、医療費、リード、ハーネス、トリミング、トレーニング代等)
  • 毛の量が増えて汚れやすくなる
  • 排泄の処理、散歩時間、お手入れ、トレーニングなど愛犬たちにかける時間が増える
  • それぞれの空間が必要となり、部屋のスペースが取られる
  • 散歩を別々で行く必要がある場合は、犬の数だけ時間がかかる
  • 関係性が落ち着くまでは悩みや心配が増える
  • 相性が良くない場合はすべて別々に行う必要があり、精神的、肉体的負担が増す

愛犬視点

  • 飼い主さんが構ってくれる時間が減る
  • 散歩を複数頭一緒に行く場合は、自分の意思通りに歩ける時間が減る
  • 犬が苦手な場合、ストレスになる
  • 片方の犬が攻撃的な場合、ケガをする可能性がある
  • 関係性が落ち着くまではストレスが増す

仮に犬同士が上手に遊べても、飼い主さんとの時間も必ず必要になるため、基本的には犬にかける時間・お金すべてが犬の飼育頭数分、またはそれ以上になり、負担も多くなります。

犬が苦手な愛犬にとっては、精神的な負担が大きくなるでしょう。

多頭飼いをする前に知っておきたい8つの心構えと注意点

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2頭目を迎えると決める前に、知っていただきたい注意点を紹介します。飼い主さんだけでなく、先住犬、後住犬が皆幸せになれる環境をつくれるかを考えてみてください。

①先住犬は犬が得意?苦手?

必ずしも「犬は犬が好き」というわけではありません。愛犬がお散歩時などに他の犬を避ける、逃げる、恐くて吠えるといった様子が見られる場合は、犬が苦手な可能性が高いです。

後住犬がぐいぐい積極的な子の場合はもちろん、落ち着きのある子でも先住犬へ大きなストレスがかかります

本当に2頭目を迎えることが先住犬にとって幸せか、しっかりと検討する必要があります。

②先住犬と後住犬の距離感を保とう

①に関連しますが、犬への恐怖心から自分を守るために、攻撃行動へ出る可能性もあります。

後住犬がパピーの場合には、力が弱く、大けがをしてしまうかもしれません。保護犬の場合には、お互いに攻撃行動へ出て致命傷を負ってしまうかもしれません。

攻撃行動へ出るということは、恐怖心が限界まで達していることが多いです。そうならないために、距離感をしっかり保つことが大切です。

それぞれの空間を作り、まずはお互いの存在に慣れるところからはじめましょう。後住犬にとっては、おうちに慣れる必要もあり、焦らず、ゆっくりと、2頭のペースで距離を縮めていきましょう。

③留守番時はそれぞれの空間で

留守番の時は同じ空間で過ごし、孤独を感じないようにしてあげることも大切です。ただし、慣れていないうちに人の見えないところで一緒に過ごすのは危険です。

攻撃行動によりケガをしてしまっても、留守番中はすぐに病院に連れていけないため、飼い主さんが帰宅した頃にはすでに手遅れになっているかもしれません。

留守番時に一緒に過ごすのは本当に慣れてからにしましょう。人が見ていないところで一緒に過ごす時間は少しずつ様子を見ながら延ばしていくことをオススメします。

④保護犬の場合はより丁寧で長い時間を

保護犬の中には、過去の経験から環境・人・犬・音などに非常に敏感な子もいます。そのため、ペットショップやブリーダーから迎える場合以上に多くの時間と愛情をかけて、少しずつ、ゆっくりと慣れてもらうことが必要です。

先住犬の存在が慣れの助けになることもあります。保護犬の後住犬の様子も見つつ、うまく先住犬に慣れる時間も作ってあげましょう。

⑤先住犬の遊び相手にならない可能性も

「先住犬の相手をする時間があまりないから、2頭目を迎えたい」という方がたまにいらっしゃいますが、その考えは要注意です。

実際、先住犬と後住犬の関係性に悩む飼い主さんも多くいらっしゃるのも事実です。
万一、相性が悪く遊び相手にならなかった場合、これまで以上に愛犬たちにかける時間を増やさななければなりません

どんな状況になっても、しっかりと2頭分のお世話ができるのかよく考えましょう。

⑥「先住犬はできるのに」は禁物

人同様、犬にも性格・個性・得意・不得意があり、それは犬によって異なります。

「先住犬はできたのに後住犬はできない」「先住犬と(ネガティブな意味で)全然違う」といった見方はオススメしません。それぞれの個性を理解し、受容できる心の余裕や対応が必要です。逆に、先住犬にはない魅力が後住犬にもあるはずです。

⑦犬種の相性はあるか?

個体差ももちろんあります。しかし、個人的な見解にはなりますが、同じ犬種同士の方がうまくいくことが多いように感じます。逆に、洋犬と日本犬などは相性が合わないことが多いという話も聞きます。

もし2頭目をお迎えされる場合には、同じ犬種の方が無難かもしれません。

⑧避妊・去勢は大丈夫?

先住犬と異なる性別の子を迎える場合は、望まない妊娠をしないよう、避妊・去勢手術がまだの場合は、手術をするかの検討も必要です

先住犬の年齢や体調を含めて一度獣医師に相談の上、行うのが良いでしょう。

プロの力を借りることも必要

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犬の数が増えると、それと比例して悩みも増えてきます。

一方が吠えるともう一方も吠えるようになる、マーキングの増加、遊びと喧嘩の境目がわからない、介入すべきか否かなど、最初は悩みや不安が絶えません。

もし、悩んでしまった時はドッグトレーナーに相談してみましょう。飼い主さんが悩み続ける間、犬にはストレスがかかり続けている可能性もあります。

一度相談してみることで対応策を教えてもらえるとともに、犬と飼い主さんの負担も減るはずです。

まとめ

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多頭飼いは1頭よりもさらに楽しい時間がある一方、1頭の時以上の大変さもあります。

愛犬の様子やご家族とよく相談し、どんなことがあっても愛犬を最期まで幸せにする覚悟と責任があるかを改めて考えてみてください。

2頭目をお迎えすることになった場合には、2頭に平等に多くの愛情を注ぎ、素敵な多頭飼い生活を送ってください。

本当に飼って大丈夫?迎える前に知ってほしい犬を飼う大変さと責任

ペットショップにいるたくさんのかわいい子犬たち。目が合ったり、抱っこをすれば、「運命の子だ!連れて帰りたい!」と思う方もいるでしょう。

しかし、その衝動買いは要注意です。衝動買いでなくても、犬のことをよく知らずに飼うのは、犬も人も不幸になる可能性があります。

今回は、本当の意味で犬も人も幸せに暮らすために、飼う前に知って欲しい、飼育する上での大変さや現実的な部分を紹介します。飼う決断をする前にしっかりと考えてみてください。

知ってほしい犬と人の違い

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擬人化されやすい犬ですが、実際には、体の作りから生得的に備わった行動、言葉、全てが人と犬で異なります。具体的に知って欲しい違いをご紹介します。

1. 犬は人の言葉が理解できない

愛犬に話しかけると愛犬も嬉しそうにしてくれたり、お手・おすわり等ができると、通じ合っていると感じますよね。もちろん通じあっている部分もあると思いますが、大前提として、犬は人の言葉を理解できないということをしっかりと受け入れましょう。

「ダメと言ってるのに(ある行動が)直らない」「トイレと言っても違う場所で排泄をする」「静かにと言っても吠えやまない」といったお話を飼い主さんからよく聞きます。でもこれは当然のことですよね。

愛犬と通じ合うためには、日々の生活を通じて構築する良好な関係性と、適切なトレーニングが必要で、飼い主さんが愛犬を理解することも非常に大切です。

2. 人にとっての問題行動は犬にとっては普通の行動

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吠え、噛み、あらゆる場所での排泄、食糞、散歩時の引っ張りなどのお悩みになりやすい人にとっての問題行動は、犬からすれば、普通の行動またはその行動をとらざるを得ない状況になっていることがほとんどです。

それは、犬にとって適切な環境でなかったり、その行動を起こす環境になっていることが大きな原因であり、人間側に問題があります。犬を叱ったり、問題視する前に、原因を考え、人が環境を整えることが必要となります。

具体的に、問題行動としてよく挙がる行動、つまり、犬を飼ったら直面する可能性の高いお悩みとその原因・対策を見ていきす。

お悩み①吠え

【目的・原因】
犬は吠えることで自分の意思を伝えます。吠えるのは、何かしらの意思や要求があり、それらが満たされていないということなのです。

【対策】
なぜ吠えているのか、しっかりと原因を見極めることが非常に大切です。
・ストレスや運動不足の発散は十分か
・お散歩や飼い主さんとの遊びは十分か
・寒くないか、暑くないか
・体調は問題ないか
・排泄はできているか
・新鮮なごはん・水は足りているか
・家やサークル等は愛犬にとって安心して落ち着ける場所か
・留守番を連日させていないか
犬を叱る前にあらゆる原因を考え、対応してあげましょう。

お悩み②噛み

【目的・原因】
犬は噛むことで発散をしたり、その物を確かめます。さらには、歯や顎の形を整えたりもしていると言われています。
噛むという行動は犬にとっては日常的に必要で当たり前の行動です。犬は噛んでも良いものと噛んではいけないものの判断はできません。身の回りにあるすべてが噛む対象です。

【対策】
噛んでいいものをたくさん与え、噛んで欲しくないものは噛めない位置へ移動させるなど、環境を整えましょう。

お悩み③排泄

【目的・原因】
犬は人のようにトイレという概念がなく、寝床から離れた吸収の良い場所で排泄することを好みます。犬からすれば、人が決めた室内の数カ所でしか排泄が許されないというのは大変なことですし、覚えるのにも時間がかかることもよくあります。

【対策】
トイレトレーニングは気長に、そして失敗しても犬を叱ったりせずに、少しずつでも見られる成長をおやつで褒めて伸ばして、トイレを覚えてもらいましょう。

お悩み④お散歩や外で落ち着かない

【目的・原因】
犬にとって外は、自分より大きな人や物・車・自転車・様々な音、知らない犬などがたくさんいて、恐怖の場となってしまうこともあります。
そのため、吠えたり、そわそわしたり、散歩では歩かない、逆に引っ張る、カフェなどに行っても落ち着けないこともあります。

【対策】
外でも落ち着くトレーニングや、愛犬が何に対してどのように反応しているのかを把握し、それに徐々に慣れていく練習も大切です。

犬を飼えば人の生活も変わる(変えなければいけない)

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犬も生き物です。毎日の散歩、遊び、トレーニング、ごはん、排泄の処理…と多くの時間がかかりますが、それらは基本的に飼い主さんが対応しなければなりません。

仕事も含め外出が多く、お留守番ばかりさせていれば、犬には大きなストレスがかかり、それに伴い人が考える問題行動が多く見られるようになります。さらにひどくなれば、身体的、精神的な病気にかかってしまう可能性もあります。

犬は本来ひとりで過ごすことが苦手です。留守番に向いていない生き物だということを理解し、お留守番を減らせるかしっかりと向き合う時間が作れるか、それに伴い自分の時間が減っても大丈夫かを考えてください。

犬を飼えばお金もかかる

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時間だけではなく、病院代やトリミング代、ごはん・おやつ代、おもちゃ、トイレシーツ代、エアコン代、プロに預ければトレーニング代やシッター代、加入すれば保険代など、多くのお金もかかります。

アニコム損害保険株式会社によると、犬に関する費用として一年間で約34万円かかったという調査結果もあります。犬の一生を15年とすると、単純計算で510万円です。シニアになると病院に行くことも増えますので、さらに費用がかかることも予想されます。

適切なケアや治療をするためにも、金銭的な余裕も重要です。

参考:アニコム損害保険株式会社
「ペットにかける年間支出調査 2020」

犬を飼う前にチェックしたいこと

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これまで紹介してきたことを踏まえ、本当に犬を飼えるかどうか、以下の点をチェックしてみましょう。

  • お留守番は1日4時間未満かつ週2~3程度か
  • お留守番を長くさせる場合は、犬の保育園やペットシッターを利用できるか
  • 毎日愛犬のお世話をしっかりできる時間とお金があるか、それに伴い自分の為だけの時間とお金が減っても大丈夫か
  • 愛犬が病気になっても病院代を払えるか
  • 自宅が犬の飼育可の物件か
  • 旅行など一晩以上家を空ける場合は、愛犬をペットホテルに預けられるか
  • エアコンで適切な温度・湿度管理ができるか
  • 今後、結婚、出産、引越し、介護、転職、自分自身の高齢化などライフステージが変わっても一生飼い続けられるか
  • 同居家族も含め犬アレルギーの人がいないか
  • 犬の高齢化や病気など変化があってもお世話をする覚悟があるか
  • 犬が噛んだり吠えたりと大変なことがあっても飼い続ける覚悟があるか
  • 想定していたサイズよりも大きく成長しても飼える環境と覚悟があるか
  • 万が一、自分の身に何かあった際に、飼ってくれる人がいるか
  • どんなことがあっても一生大切にし、最期の時まで犬の尊厳を大切にし、過ごすことができるか

まとめ

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犬にも命があり、意思があり、尊厳があります。犬は飼われた以上、本来犬としてはあり得ない生活を、人の生活に合わせて行動することとなります。そのため、人との生活に慣れるには多くの時間がかかり、失敗もします。

どうかこれらの点を忘れずに、犬を飼うと決めたら、迎えたその日から最期の時まで責任を持って、愛犬の一番の理解者、味方となり、愛犬も人も本当に幸せな日々を過ごしてほしいなと思います。

そして「飼わない」という選択もとても大切であるということを改めて書いておきます。

[子犬の甘噛み]叱る前に知ってほしい原因と対策

犬のお悩みでよく聞かれる甘噛み。噛まれると痛いこともあり、叩いたり、大きな声を出して叱ったりしていませんか?しかし、それでは逆効果です。

愛犬の甘噛みをやめさせるには、しっかりと原因を知り、正しい方法で対応する必要があります。

今回は、子犬の甘噛みの原因と対策について詳しく解説していきます。

甘噛みとは

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甘噛みは子犬の頃よく見られる行動で、攻撃的で相手を傷つけることが目的ではなく、別の目的で人の手や足、物などをハムハムと噛む行動を指します。

犬としては相手を傷つけるつもりがなくても、月齢が上がるにつれて噛む力も強くなり、人からすると痛いと感じることも多々あります。

叱っても意味がない?

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みなさんは甘噛みをどのように対処していますか。「痛い!」「いけない!」「ダメ!」などと言葉で叱っていますか?それとも口を強く掴んだり、身体を抑えつけたりたりして叱っていますか?

これらの対応はどれもオススメしません。なぜなら犬には人の言葉が理解できないからです。「𠮟っているのに全然やめないんです」という飼い主さんがいますが、これは残念ながら当然です。

また、身体的に圧をかけたり行動を制限をするのもやめましょう
愛犬にとってそれが恐怖を感じるものとなれば、甘噛みの対処という範囲を越えて、飼い主さんとの関係性を壊しかねません。関係性を構築しなければいけない大切な時期に大きな悪影響を及ぼす可能性があるため注意しましょう。

甘噛みをする4つの原因

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甘噛みの主な目的や原因には何があるのでしょうか。詳しく見ていきましょう。

1. 物を確かめるため

人が手で触って物を確かめるように、犬は噛むことでそれがどんな物かを確かめます。
噛むという行動は犬にとって当たり前で、生きていくうえで必要な行動であり、子犬の時期は特に頻繁に行います。

2. 歯の生え変わり時期でムズムズしているため

生後4~6ヶ月頃になると乳歯が抜けはじめる子が多いです。この時期になると歯がムズムズし、何かを噛みたくなります。

3. 有り余る体力を発散するため

子犬も体力は日に日に増していきます。そんな時に遊びや運動・刺激が足りないと、発散不足となり、噛むことで発散をしようとします。

4. 人の手や足が動いていて面白いため

動くものを追いかける習性を持つ犬には、自分の目の前で俊敏に動く人の手や足は楽しいおもちゃになりやすく、追いかけたり噛んだりして、遊ぼうとします。

甘噛みをやめさせるのは難しい

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噛む行動は犬にとっては必要な行動で、その行動をやめさせることは難しく、かつ酷です。人で考えれば、手を使うのは基本的に禁止で、物を食べる時のみ手を使って良いと言っているようなものです。

ですので、噛むことを辞めさせるのではなく、噛んでも良い適切なものを用意するとともに、しっかりと噛む以外に欲求を発散する機会を毎日作ることが大切です。

人の手を噛む場合は、愛犬の前では手をゆっくりと動かし素早く動く楽しいものという印象を与えないようにします。
また、手を噛もうとする仕草がみられたら、噛めないように手を上げたり後ろにしたりして、手を噛むことが癖にならないようにすることも大切です。

噛みたい欲求を発散させる方法

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①おもちゃ遊び

引っ張りっこやもってこい遊びなど、愛犬がしっかり体を動かせるように一緒に遊んであげてください。
おもちゃを愛犬に渡しただけでは体を動かさないことが多いため、飼い主さんも一緒に楽しみながら遊んであげましょう。

②知育玩具を使う

知育玩具におやつやフードを入れ、噛んだり転がしたりして中身のフードを取ることで、ストレスを発散したり噛みたい欲求を満たしたりすることができます。
中に入っているおやつをどうすれば食べられるかを考えなければいけないため、体力を使う遊びとは違った刺激を得られます。

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③ノーズワーク

ノーズワークとは、犬が鼻を使って食べ物を探し当てるゲームです。隠されたおやつやフードを、嗅覚を使って探し当てることで良い刺激・疲れとなります。手軽にできるものとして「ノーズワークマット」なども販売されています。
 


④お散歩

外の空気を吸い、外でしか聞けない音を聞き、人・犬・物を見ることで家にいると感じられない刺激や疲れを得られます。

お散歩も毎日同じような道でなく、色々な道を歩くことも大切です。ワクチンの関係で外を歩けない場合は、抱っこ散歩をしてあげるだけでも十分な刺激となり、様々な慣れにも繋がります。

まとめ

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甘噛みはお悩みになりやすいですが、原因を考え、適切な対策をしてあげることが大切です。

体力を十分に発散し、噛みたいという欲求をしっかり満たすことは、愛犬の生活の質をあげることにも繋がります。叱られてばかりでは、愛犬は萎縮するばかりで飼い主さんとの日々を楽しめず、辛い日々となってしまいます。

飼い主さんも愛犬も幸せに暮らせるよう、愛犬をしっかりと理解し、飼い主さんが愛犬が生活しやすい環境や機会を提供してあげましょう。

子犬の飼い主さん必見!パピーパーティーのすすめと選ぶポイント

子犬を迎えたら、サークル・トイレ・ベッド・フード・水などの準備はなんとなくイメージができたり、ペットショップなどでも教えてもらえたりすることがあると思います。

一方で、子犬のトレーニングを何をどのような手順でやっていくと良いかを知る機会はなかなか少ないのではないでしょうか。

今回は、そんな子犬が必要なトレーニングを学べ、実践できるパピーパーティーについて紹介します。

パピーパーティーとは

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パピーパーティーパピー教室といった名前で開催されることが多いこのイベント。対象は主に6ヶ月未満、大きくても1才未満の子犬です。
開催場所は犬の保育園(幼稚園)動物病院が多く、最近ではペットショップなどで開催している所もあるようです。

名前を聞くと子犬たちが集まってかわいいだろうなというイメージは浮かびますが、実際にはどのような目的で開催されているのでしょうか。次の章で詳しく解説していきます。

パピーパーティーの目的

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主催者によって、目的や内容も細かい部分では異なりますが、主な目的は大きく2つです。

①飼い主さんの勉強

  • 犬についての正しい知識を得る
  • 犬が人と生活していくうえで子犬のうちに必要なトレーニングを知る
  • 具体的なトレーニング方法を知る

知っているようで、意外と知らない犬に関する正しい知識や、子犬の時期の大切さとその理由、そしてその大切な時期にどういったトレーニングをすべきなのか、そのトレーニングの仕方を飼い主さんが勉強をします。
初めて聞く内容も多いと思いますが、犬のプロから聞く話はきっと今後に役立つでしょう。

②愛犬と飼い主さんによる実践と課題把握

  • 今やるべきトレーニングを実践する
  • パピーパーティー中の様子から愛犬の現状と課題を把握する
  • 愛犬の現状にあったトレーニング方法を知る
  • 愛犬が知らない人や犬に会う経験をする
  • 愛犬が知らない環境に身をおく経験をする

勉強したことをプロ主導で実践します。
実際にやってみるとうまくいかない部分がたくさんあると思いますが、プロであるドッグトレーナーや病院のスタッフにアドバイスをしてもらい、トレーニングの精度を高めていきます。

そして、家とはまた違う愛犬の姿から、愛犬の気持ちを読み取る練習もしてみましょう。

愛犬は何が・どうなると恐がるのか、それとも平気なのかを把握することも重要です。もし恐がる様子があれば、恐がらないレベルでその対象に慣れる練習が非常に大切になっていきます。

パピーパーティーを探す際のポイントと参加時の注意点

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犬同士のプレイタイムがメインは要注意!

ドッグトレーナーや獣医師などのプロがしっかりと見ている中で、順序立てて、その子に合ったレベルで無理なく触れ合うのは問題ありません。一方で、ただ単に犬同士のフリータイムを参加者全員で行う場合は、注意が必要です。

特に、初めて他の犬と触れ合う場合は、犬に対して恐いイメージがついてしまったり、逆に犬に興味津々の子は興奮して吠えやすくなったり、他の犬にグイグイと行き過ぎてしまう可能性があります。

吸収が早いパピー期だからこそ、できるだけ参加者全員が良い形で触れ合う経験をさせてあげましょう。フリータイム重視ではなく、しっかりと学べるプログラムとなっているパピーパーティーをおすすめします。

何回目のワクチンから参加可能?

参加条件にワクチンの3回接種が必須なところもありますが、1回目の接種が終わっていれば参加可能というパピーパーティもあります。
なるべく早い時期からパピーパーティに参加する方が望ましいので、ご自宅の近くにそういったところがないか探してみてください。

移動もパピーパーティーの一部

愛犬に様々なパピーパーティーに参加させたいという気持ちもわかりますが、移動も疲れを伴うため、できるだけ自宅の近くで開催されるパピーパーティーをおすすめします。

パピーパーティーでは飼い主さんも頭と体を使って疲れるように、子犬たちもたくさんの体力を使い、非常に疲れます。移動時間が長いと体力がまだあまりない子犬は疲れから体調を崩してしまう可能性があります。

パピーパーティを探す際は移動距離も考慮しましょう。そして、パピーパーティー後もしっかりと休ませてあげることが大切です。

写真や動画撮影は主催者と参加者に許可と配慮を

愛犬がパピーパーティーに参加している様子はとてもかわいく、記録として写真や動画を撮りたくなってしまいますよね。

しかし、いきなり撮影をするのは要注意です。主催者側からするとパピーパーティーは大切なサービスのひとつですので、音声付きでの動画撮影は禁止している可能性もあります。

また、犬をメインに撮影していても、他の飼い主さんが写りこんでしまう可能性があります。中には写りこむことを快く思わない方もいたり、自分の愛犬は写してほしくないという方もいるかもしれません。

トラブルを避けるためにも、両者にしっかりと許可を取った上で、パピーパーティーの進行や周りの方の迷惑にならない範囲で行いましょう。メインは勉強です。撮影はほどほどに!

まとめ

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今の時代はネットなどにも多くの情報がありますが、百聞は一見に如かず、プロから直接話を聞くと勉強になることも多いはずです。何より愛犬の状況にあった知識を得られるのが大きなメリットでしょう。

また、主催している犬の保育園や動物病院の雰囲気がわかり、今後利用するか否かの判断材料にもなります。

犬の一生を決めると言っても過言ではないパピーの時期に、ぜひ質の良いパピーパーティーで愛犬と一緒に勉強し、愛犬との幸せな日々をスタートしてください。

【6/23開催】本当に知ってる?目から鱗の子犬が幸せになる飼い方

子犬が遊んでいると噛み付いてくる。シェットランド・シープドッグ(愛称:シェルティ)が自転車に吠える。ラブラドール・レトリバーがスリッパを咥える。

一見すると困った行動だと感じるかもしれませんが、これらは犬としては自然な行動です。
しかし、飼い主が「うちの犬は困った子だ」と思って、愛犬に「ダメダメ!」と叱ってばかりで関係性が悪くなってしまうケースがよくあるのです。

これは、私たち飼い主が犬はどのような行動をする動物なのかを知っていれば、どんな状況下でも落ち着いて対応でき、愛犬の行動を受容することもできます。

子犬らしい行動とは?その犬種らしい行動とは?

今回、「犬の幸せと自然な行動」をテーマにスウェーデン在住のカリスマ動物ライターがオンラインセミナーを行います。
今回はその中からほんの一部ですが切り取ってご紹介します。犬と飼い主が楽しく幸せに暮らすために、私たち飼い主ができることを学んでいきましょう。

動物福祉先進国から学ぶセミナー

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北欧は人間の福祉だけでなく、動物の福祉も先進国と言われています。

スウェーデン在住の動物ライターである藤田りか子氏がオンラインセミナーを開催し、犬が犬らしく幸せに生きるためにはどうあるべきなのかを、リアルな北欧のドッグライフを紹介しつつわかりやすく教えてくれます。

この記事を見て興味を持って頂けたら、ぜひこの機会に犬という動物について理解を深め、愛犬をもっと幸せにするためには何をしてあげたらよいのかを学んでみてはいかがでしょうか。

「犬の幸せと自然な行動、そしてノーズワーク」
開催日: 2021年6月23日(水)18:00〜21:00(見逃し配信あり)
開催方法: ZOOMによるオンライン形式
申し込み方法: メールによる申し込み後、参加費の振り込み
申し込み先メールアドレス: swedishnosework@yahoo.co.jp
参加費: 通常料金4,000円
https://dogresearch.jp/information/1066/

講師:藤田りか子
スウェーデンの森の奥にてカーリーコーテッド・レトリーバーのラッコ、ラブラドール・レトリーバーのアシカと暮らす。オレゴン州立大学を経て、スウェーデン農業科学大学の野生動物管理学卒業。生物学修士(M.Sc)、動物ライター。
主な著作「増補改訂 最新 世界の犬種大図鑑:原産国に受け継がれた犬種の姿形430種(誠文堂新光社)」

子犬らしい行動

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子犬は筋力や脳など身体が成長途中であるため、子犬特有の行動が見られます。

子犬特有の行動は通常、成長とともに緩和されていきます。しかし、飼い主の対応によってはその行動が酷くなったり、成犬になっても癖のように続いてしまう場合もあります。子犬の成長過程から出てくる自然な行動にはどのようなものがあるのかを理解し、大らかな気持ちで対応してあげましょう。

例1)遊んでいると噛みつく

子犬の視点で見ると、人間の手や足は自分の目の前に現れた不規則な動きをするおもちゃのような物体です。そのため、興味を持ってジャレついたり遊んだりしたい気持ちが湧き起こります。

そして、噛み付いてみると「痛い!」と甲高い声がしたり、さらに激しく不規則に動き出したりするものですから、子犬はさらに楽しくなって噛むようになるのです。

【対策】
子犬は動くものに興味を持って噛むものだということを頭に置きましょう。

子犬の前ではゆっくり動くように心がけ、声を出したりバタバタ動いたりしないことが重要です。噛まれても痛くないように厚手の靴下を履き、大きな声を出さないように気をつけましょう。

例2)あちこちにオシッコする

子犬は、興奮したり、運動したり、寝起きのときなどはオシッコをしたくなります。しかし、筋肉が未熟なため、オシッコを我慢したり排泄タイミングをうまくコントロールすることができません
そのため、トイレまで歩いて行けずに、その場ですぐに排泄してしまいます。

【対策】
こまめにトイレの場所まで誘導し、排泄できたら褒めてあげて、トイレの上で排泄をするようトレーニングしてあげましょう。筋力の成長とともに自分で歩いてトイレまで行って排泄できるようになります。

また、男の子の場合、生後5ヶ月を過ぎたぐらいからは、通常の排泄行動とは別にマーキングとしてオシッコをする行動も出てきます。
これは男性ホルモンに影響された行動ですので、早めに去勢をすることでなくなることがほとんどですが、去勢のタイミングが遅くなると、マーキング行動が習慣になってしまい去勢後も残ってしまう場合もあります。

例3)散歩中に葉っぱを食べる

子犬は好奇心が旺盛ですので、散歩中にさまざまな物に興味を持ちます。
そして、興味を持ったものの匂いを嗅いだりかじってみたりして情報を収集します。世の中にはいろいろな葉っぱが存在して、こんな匂いとこんな味がするのだと知っていくのです。

なお、犬の胃酸は強酸性で人間の胃酸と比べてかなり強い殺菌力があります。多少の葉っぱを食べてもお腹を壊したりすることはまずありません。農薬など有害物質がついている危険性がなければ自由に咥えたりかじったりさせてあげましょう

【対策】
植物の中には犬にとって毒になり得るものもあるため(例:チューリップ、アジサイなど)、それらに気をつけた上で、なるべく自由に行動させましょう。
どの植物が安全で、どの植物が危険かは、飼い主さんがしっかり判断できるようにしましょう。

シェルティの犬種らしい行動

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シェルティは、イギリス北部スコットランド原産の牧羊犬です。広い牧場を走り回り、羊を管理したり、野生動物が牧場に入って来ないように警戒するなどの仕事をするために作られました。そのため牧羊犬特有の行動がよく見られます

例1)自転車に吠える

牧場への侵入者などに吠えて追い立てる仕事をしていたため、散歩中に素早く走り去る自転車やバイクなどに反応して興奮して吠えることがあります。

車輪をめがけて追いかけて行ってしまうと、交通事故にあってしまう恐れがあるので注意しましょう。

【対策】
普段の生活から、名前を呼んだらこちらを見るアイコンタクトやお座りなどのトレーニングをしっかり行います。
散歩中に自転車に興奮して吠えても、すぐに名前を呼んでこちらに意識を戻して落ち着かせるようにしましょう。

例2)子供を追いかける

子供が複数人数で遊んで走り回っていると、牧羊犬の本能が刺激されて追いかけてしまうことがあります。その本能とは、群れから外れてしまいそうになった羊を追いかけて群れに戻し、動きを管理しようとするものです。

牧羊犬としてはとても良い行動なのですが、街中で子供を追いかけてしまうのは困ってしまいますよね。

【対策】
追いかけたくなる衝動を抑えるトレーニングを普段の生活の中でも繰り返し行い、衝動的に動かないように少しずつ改善させてあげましょう。

例3)ドッグランで柵沿いにひたすら走る

飼い主としてはドッグランに連れて来たら犬同士で遊んで欲しいかもしれませんが、シェルティは犬同士の遊びよりも、牧場を走り回るようにドッグランの柵沿いを走ったり犬たちに吠えて追い立てる行動が出やすい犬種です。

【対策】
そういう仕事のために作られた犬種であることを理解し、走り回ってエネルギー発散させてあげましょう。

ラブラドール・レトリバーの犬種らしい行動

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ラブラドール・レトリバーは、ニューファンドランド島(カナダ)原産の狩猟犬で、獲物を回収する仕事をしていました。網にかかった魚を咥えて陸にいる漁師のもとに運んできたり、打ち落とした鳥を見つけ出して咥えてきたりする役割をしていました。

性格は基本的に、人に対してフレンドリーで、人の指示を聞いたりコミュニケーションを取ることが好きな犬種です。

例1)スリッパを咥える

魚や鳥を咥えて人のもとへ運んでくる仕事をしていたため、丸みを帯びたものを咥えて嬉しそうに人のもとに持ってくることがよくあります。現代の自宅内ではスリッパが恰好の回収物となりがちです。

【対策】
普段からロープやボールなど、噛んでも良いものを投げて遊んであげ、回収欲を満たしてあげましょう。

例2)水たまりで寝転ぶ

水が大好きな犬種ですので、水浴びをしたり泳いだりすることに喜びを感じる犬が多いです。そのため、雨上がりの水たまりなどに積極的に入ったり、寝転がって泥だらけになってしまうこともよくあります。

【対策】
そういった行動をしがちな犬種であることを理解し、水たまりに入ってもらいたくない場合は、水たまりを回避しながら散歩するなどして防止しましょう。

犬が犬らしく暮らすためには犬の自然な行動への理解が必要

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犬として自然な行動をしている時、犬はイキイキしていますし、欲求が満たされて充実感や幸せを感じるものです。しかし、それらの行動を叱ったりして一方的に止めさせるだけでは犬はストレスを溜めてしまいます。

日本においては愛犬を連れて狩りに行ったりすることは簡単にできません。日常生活で犬らしい行動の欲求を満たしてあげるためにはどうしたらよいのでしょうか?ぜひ、この機会に考えてみてください。

もっと詳しく知りたい!そう思った方は、ぜひこちらのオンラインセミナーにご参加ください。

「犬の幸せと自然な行動、そしてノーズワーク」
開催日: 2021年6月23日(水)18:00〜21:00(見逃し配信あり)
開催日: 2021年6月23日(水)18:00〜21:00(見逃し配信あり)
開催方法: ZOOMによるオンライン形式
申し込み方法: メールによる申し込み後、参加費の振り込み
申し込み先メールアドレス: swedishnosework@yahoo.co.jp
参加費: 通常料金4,000円
https://dogresearch.jp/information/1066/

講師:藤田りか子
スウェーデンの森の奥にてカーリーコーテッド・レトリーバーのラッコ、ラブラドール・レトリーバーのアシカと暮らす。オレゴン州立大学を経て、スウェーデン農業科学大学の野生動物管理学卒業。生物学修士(M.Sc)、動物ライター。
主な著作「増補改訂 最新 世界の犬種大図鑑:原産国に受け継がれた犬種の姿形430種(誠文堂新光社)」

子犬が夜鳴きする5つの理由とそれぞれの対策をご紹介!

子犬を新しく家族として迎えたとき、一番初めに直面する問題は、もしかしたら「夜鳴き」かもしれません。犬は理由があれば昼夜問わず鳴きますが、特に夜鳴きが続くと困ってしまいますよね。

しかし、子犬はクンクンと鳴くことで、あなたに何かを必死に伝えているのです。夜鳴きを止めるためにも、なぜ鳴いているのか、一緒に原因を突き止めていきましょう。

今回は、子犬が夜鳴きをする5つの理由とその対策をご紹介します。

子犬の夜鳴きの理由①不安や寂しさ

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子犬の立場から考えると、今までいた環境から急に違う環境に身を置かれたことになります。いつもと違う場所で寝ることに、子犬は寂しさや不安を感じてクンクンと鳴いているのかもしれません。

今までは母犬や兄弟姉妹たちと一緒だったのに、急にケージの中で一人ぼっちでは寂しいと感じるのは当たり前のことですよね。

そのため、決して叱らないようにし、新しい環境に慣れるまで子犬を安心させてあげる工夫をしましょう。

対策1.犬の視界に飼い主が入るようにする

飼い主さんの寝室の扉を開けておいたり、ケージの場所を飼い主さんの姿が見える位置に置いたりしましょう。

ただし、あまりに近くで寝ると逆にストレスを与えたり、成犬になってからも一人で寝ることができなくなる可能性があるため、適度な距離感を見極めることが大切です。

対策2.人間の気配を感じられるようにする

音楽やラジオを小さな音量でつけたままにしたり、微かな明かりをつけたままにしたりすると、人の気配を感じて安心するかもしれません。しかし、逆に音や光をストレスに感じる子もいるため、夜鳴きの様子を見ながら調整しましょう。

子犬の夜鳴きの理由②空腹や暑いなど、生理的な不快感の訴え

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空腹、喉の渇き、暑い、寒い、運動不足やストレスで目が冴えるなど生理的な不快感を訴えている可能性があります。

対策1.生理的な欲求を満たしてあげる

食事やおやつの量は適切か、新鮮な水がいつでも飲めるようになっているか、部屋の温度や湿度は適切かを見直してみましょう。

排泄は寝る前に済ませる、あるいはケージの中にトイレを設置するなどして、我慢をさせないようにします。この時、トイレと寝る場所があまりに近すぎると落ち着かない子もいるため、少し離れた場所に設置すると良いでしょう。

対策2.適度に疲れさせる

夜寝るまでに十分に運動をさせてあげて、適度に疲れさせることも必要です。

子犬のワクチンプログラムが終了していないならば、家の中でのおもちゃ遊びの時間を増やしましょう。飼い主さんとのコミュニケーションにもなり、ストレス解消にも繋がります。

子犬の夜鳴きの理由③落ち着いて寝られない環境的な原因がある

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音や光が気になる、慣れない匂いに戸惑う、寝床が合わないなどの環境的な原因により、子犬が落ち着いて眠れなくなっている可能性があります。

対策1.音や匂いに気をつける

静かで落ち着ける環境を整えるため、電気の点滅物音を抑え、アロマや食べ物などの強い匂いがあるものを近くに置くことは避けましょう。また、ケージに布でカバーをしてあげると、気になるものから遮断されて落ち着くことがあります。

対策2.安心できる環境を整える

犬は自身の体がぴったりと入り、四方を囲まれた場所を好んで寝ます。そのようなベッドやクレートを用意してあげると良いでしょう。前にいた環境で使っていたおもちゃなど、犬自身の匂いがついているものを一緒に置いてあげるとより安心して眠ることができます。

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子犬の夜鳴きの理由④体調が悪い・どこかが痛む

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体調が悪く、どこかが痛むために鳴いているのかもしれません。この場合は、夜だけでなく昼間にも何かしらの症状が出ている可能性が高いです。

対策 獣医師に相談する

体を触ると痛がる様子を見せる、昼間も元気がない、あるいは外傷がみられる場合は、かかりつけの獣医師に相談しましょう。

環境の変化に慣れていない時期は免疫力が低下します。日頃から犬の様子を観察し、変化を見逃さないようにしましょう。

子犬の夜鳴きの理由⑤鳴くと構ってくれることを学習している

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以上4つの原因を取り除いても夜鳴きが治らない場合は、鳴けば飼い主が構ってくれると学習しているのかもしれません。

夜鳴きするたびに様子を見に行っていると、子犬はそれを「構ってくれている」と感じてしまいます。

これが続くと、成犬になった時に要求吠えをする可能性が高くなるため、早めに対策を取ることが必要です。

対策1.夜鳴き中はとにかく無視をする

子犬が鳴いても、近くに行ったり、話しかけたり、撫でたりしないようにしましょう。視線を向けることも、構ってくれていると思う可能性があるため控えてください。

対策2.鳴いていないときに構ってあげる

構ってあげるのは鳴いていない時にします。そうすることで「鳴くより静かにしているといいことがある」と教えることができます。

鳴いている子犬を無視するのは可哀想に感じるかもしれませんが、子犬の頃から、して良いこと・悪いことを教えることで、成犬になってからも飼い主と良い関係を築くことができます。

対策3.日頃から一人で過ごすことに慣れさせる

愛犬が一人で過ごせるように訓練しましょう。
部屋にワンちゃんを一人にして、飼い主さんは少しの間別の部屋に行きます。静かに待つことができたら、おやつをあげるなどして褒めてあげます。

鳴いてしまっても、そこで戻ってしまっては「鳴けば戻ってくれる」と学習させてしまうためNGです。鳴き止むまで待ち、諦めたところで褒めてあげましょう。

まとめ

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子犬の夜鳴きには、必ず理由があります。犬も家族も、夜にしっかり睡眠を取れるように、鳴いている理由を汲み取って対策を考えましょう。

対策には相反することもあるため、きちんと鳴く原因を特定しなければ、逆効果になってしまうこともあります。

また、夜鳴きの対策は、健康への配慮しつけにも繋がります。
子犬の時の対応がその後にも影響するため、夜鳴きに対しては適切に対処してあげてください。

そして、1秒2秒でも1人になれないような子を鳴き止むまで待つことは恐らくできないでしょう。このような子を鳴かなくすることは恐らく一般の方には難しいでしょう。
どうしても夜鳴きが直らない場合は、一人で抱え込まず、ドッグトレーナー等の専門家に相談することをお勧めします。

【獣医師が教えるワクチン接種必須の感染症】犬パルボウイルス感染症

みなさんは、犬パルボウイルス感染症という感染症をご存知でしょうか?

犬パルボウイルス感染症は、病原性及び感染力が非常に強い感染症で、ワクチンでの獲得免疫が不十分な子犬に感染して猛威を奮います。

どんな病気なのかを理解して頂き、定期的なワクチン接種への意識づけになれば幸いです。

犬パルボウイルスって何?

犬パルボウイルス感染症はとても恐ろしい病気

犬のパルボウイルス感染症としては、1967年に報告された犬微小ウイルス感染症と、1970年代後半に報告された犬パルボウイルス(2型)感染症があります。

いずれもパルボウイルスを原因としていますが、ウイルスの性状は全く異なり、ウイルス学的に前者を犬パルボウイルス1型、後者を犬パルボウイルス2型と分類しています。

現在、臨床上問題となるのは犬パルボウイルス2型による感染症で、ワクチンもこのウイルス型を基に作製されています。

犬パルボウイルスの感染経路

ウイルスは糞便中に大量に含まれ、これを介して経口伝播します

また、パルボウイルスは環境中で数か月は生存するので、靴などに付着してあらゆる環境に持ち込まれる可能性があります。

犬パルボウイルスの症状

犬パルボウイルスには腸炎型と心筋炎型がある

犬パルボウイルス感染症は、腸炎型と心筋炎型に分けられます。それぞれについて症状を見ていきましょう。

腸炎型で見られる症状

離乳期以降の全ての年齢で見られます。

症状としては、元気消失、食欲不振、発熱、嘔吐、下痢などが現れます。
下痢は次第に水様となり、ついには出血性の水様下痢になります。激しい嘔吐と下痢のため、特に子犬は脱水状態に陥り、ショック症状を呈します

また、腸粘膜が破壊されることでそこから細菌の二次感染が起こり、敗血症を引き起こすこともあります。
さらに、妊娠犬に感染すると流産を起こすこともあります。

心筋炎型で見られる症状

生まれてまもない3〜8週齢の子犬に見られる心筋炎を主徴とします。

症状は、吐き気、呼吸困難、虚脱が突然現れます。
現在、この心筋炎型の発生は減少しています。

動物病院での診断方法

犬パルボウイルスの診断方法 犬 病気

ワクチン接種歴のない犬で激しい嘔吐や下痢が現れている場合、犬パルボウイルス感染症を疑って迅速に検査を行います。

糞便検査

糞便中のウイルスを簡易キットで検出します。
犬パルボウイルスに限らず、下痢を起こしている場合はしっかり密封した上で便を持参することをお勧めします。

血液検査

ウイルスは骨髄やリンパ系組織に侵入し、そこで細胞を破壊します。よって、消化器症状の後には、貧血や白血球の減少が起こります。
血液検査によって血球の減少を経時的に観察し、治療の指針にしていきます。

犬パルボウイルスの治療法

犬パルボウイルスの治療方法は対症療法中心
現在、犬パルボウイルスに対する特効薬はありません

治療は対症療法、支持療法にとどまります。治療に効果を示さない場合の予後は非常に悪く、死亡してしまうことも珍しくありません。

まずは入院隔離

感染犬はウイルスを大量に排出し続けるので、入院での隔離が必須です。

特に、幼犬の過急性感染では発症後1日程度で死亡することもあるので、そのことを理解して頂いた上でお預かりします。逆に言えば、診断後すぐに適切な治療を施さないと危険だということです。

輸液療法

激しい嘔吐や下痢によって体内の水分が急激に少なくなると、低循環性ショックが引き起こされます。
そのため、静脈点滴により失われた水分を補給すると同時に、自由に飲水できるような環境を用意して、徹底的に脱水を予防します。

輸血

貧血が起きている場合は輸血を行うこともあります。
輸血前には供血犬(ドナー)との適合試験を行う必要があります。この試験には少し時間がかかるため、飼い主さんには予め説明して許可を得ることが多いです。

制吐薬、止瀉薬

嘔吐や下痢がひどい場合には薬剤を用いて症状を緩和します。
下血が見られる場合には止血薬を併用し、犬の苦痛を少しでも和らげるようにしていきます。

抗菌薬

傷害を受けた腸管壁からの細菌の二次感染を予防するためにも抗菌薬の投与は重要です。
ウイルスを直接叩く薬ではありませんので注意しましょう。

その他

抗インフルエンザ薬や、インターフェロン療法などが用いられることがあります。
これらはウイルスの増殖を阻害し、症状の重篤化を防ぐ目的で行われます。

絶対に押さえておきたい予防法

犬パルボウイルスの予防方法はワクチン接種を行うこと
犬パルボウイルスは感染すると死亡することもある怖い疾患です。また、治療には多種の薬剤が用いられるため、治療費も高額となることが多いです。

そのため、犬パルボウイルスには感染しないように、予防をすることが非常に重要です。

ワクチン接種

予防方法の第一として、まずは何と言ってもワクチンの接種をすることです。

混合ワクチンには犬パルボウイルスは確実に入っていますし、単体の追加ワクチンもあります。
移行抗体の影響でワクチンの作用が阻害されないよう、犬パルボウイルスに関しては生後18週以降にワクチン接種が完了しているプログラムを組むことをおすすめします

環境の清浄化

同居犬がいる場合、万が一感染を拡大させないために便に異常が現れたときは環境を清潔に保つことも大切です。
犬パルボウイルスは、通常のアルコールでは効果がありません

消毒薬としては、塩素系の漂白剤を水で30倍程に薄めたものを、汚染されたものの表面に30分以上塗布しておきます。
また床に凹凸があるとその部分のウイルスが残る可能性があるので、犬の居住空間には平らで滑らかな家具を設置しておくといいかもしれません。

まとめ

犬パルボウイルスはとても恐ろしい病気

犬パルボウイルス感染症は感染力・病原性が強く、死に至ってしまう可能性がある恐ろしい病気です。

ワクチンの接種が普及してきた現在でも、まれに犬パルボウイルスの集団感染事例は耳にします。

狂犬病以外のワクチンを接種させることの義務はありませんが、ワクチンの接種で守れる命もあることを飼い主は知っておくべきでしょう。病気の理解を深め、ワクチン接種について改めて考えてみてはいかがでしょうか?