【獣医師監修】猫の尿で毎日健康チェック!尿から気付ける病気とは

猫を飼っているみなさんは、日常的に猫のトイレの掃除をしていると思います。その日常のトイレ掃除、何も考えずにただ漠然と行っていませんか?

言葉が話せない猫にとって、尿は大切な健康に関する情報です。健康の異常が尿の異常となって現れることもあるので、いつものトイレ掃除で尿の状態を確認することが重要です。

今回は、猫における尿の外観異常について、獣医師が詳しく解説していきます。

尿外観異常とは

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猫の尿の色は通常、黄色~淡い黄色をしています。尿の外観異常は、この尿の色が濃くなる、薄くなる、赤くなるなどの異常を呈する状態です。

代表的なものは「血尿」です。主に泌尿器系の疾患によって尿色に異常が生じます。

猫の尿の異常で動物病院を受診する前に

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愛猫の尿の異常に気付いたら、なるべく早めに動物病院を受診する必要があります。あらかじめ次のようなことを把握しておくと、診断がスムーズに進みます。

  • いつから:急性か慢性か
  • 尿の様子:色、臭いなど
  • 排尿時の様子:頻尿の有無、排尿時に痛みがありそうか、尿漏れの有無など
  • 飼育環境:環境の変化、猫がイタズラした可能性など

尿の持参もしよう

尿の外観異常が見られた場合、尿検査は必ず行いたい検査です。自宅で採尿が可能であれば、その尿で検査を行った方が猫への負担が少なくて済みます。

ウロキャッチャーと呼ばれる、スポンジが先端に付いた棒があり、簡単に採尿をすることができます。ウロキャッチャーは動物病院で購入することができます。

その際、細菌や蛋白質の混入を防ぐために、猫の排尿を空中でスポンジにキャッチすることが望ましいのですが、なかなか現実的ではありません。そこで、裏返したペットシーツの上に排尿させると楽に採尿できます。

また、無菌的に採尿するために、動物病院にてカテーテルまたは穿刺による採尿を行うこともあります。

猫の尿の異常で考えられる疾患

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では、尿の外観異常が見られたとき、猫の体の中では何が起こっているのでしょうか。

疾患が泌尿器だけに起きている場合もあれば、全身に影響を及ぼしている場合もあります。

ここからは、猫の尿に外観異常が見られた際に疑われる疾患をご説明します。

特発性膀胱炎

膀胱炎は、猫において非常に多くみられる疾患です。

膀胱炎にはいくつか原因がありますが、その中でも注意したいのが「特発性膀胱炎」です。
特発性膀胱炎にはストレスが関与していると言われています。引っ越しや、近所の工事音、ペットホテルに預けるなど、住環境の変化がストレスとなって膀胱炎になることが多いのです。

血尿や頻尿といった泌尿器症状が見られ、時には腹痛や食欲不振も認められます。生活の中で猫のストレスを緩和してあげることが非常に重要です。

結石性膀胱炎

結石性膀胱炎は膀胱炎の中でも、膀胱の中に結石が形成されることに起因するものです。
膀胱内の結石がゴロゴロ転がることで膀胱粘膜を傷つけ、炎症が起こります。

結石の種類にもいくつかあり、体質や栄養状態によってできやすい結石が異なります。
また、形成された結石の大きさによっては、尿道閉塞を起こす可能性があります。

特に、雄猫の尿道は非常に狭く、閉塞を起こしやすくなっています

タマネギ中毒

猫にとってタマネギは毒物で、食べると赤血球が破壊されます
それによって赤血球の赤い色素が尿中に現れ、血色素尿となります。タマネギ中毒は重度の貧血を引き起こし、命を落とす危険もあります。

タマネギを食べてしまった可能性が少しでもあるのなら、すぐに動物病院を受診してください。

多発性嚢胞腎

腎臓に嚢胞(のうほう)が多数形成される先天性腎疾患で、ペルシャエキゾチックショートヘアで見られます。
初期は無症状ですが、嚢胞が増えてくると腎機能障害が起こります。

徴候としては血尿、嘔吐、多飲多尿および尿路感染症などが認められます。

確定診断は超音波検査にて腎臓の嚢胞の大きさや個数を確認しますが、これは生後1~2カ月から可能です。
治療法は確立されていないので、慢性腎不全に対する対症療法を行うしかありません。

泌尿器系腫瘍

猫の高齢化によって腫瘍による尿外観異常も増えてきています。
泌尿器系の腫瘍は悪性であることが多く、腎臓や膀胱に腫瘍が発生します。

血尿と排尿困難が主な臨床症状であるために、膀胱炎と診断された後に治療を行ってもなかなか治らず、精査してみて見つかることも多くなっています。

胆管閉塞

胆管は胆嚢と十二指腸を繋ぎ、胆汁の通り道となる管です。
この胆管が閉塞すると、血清や組織が胆汁色素(ビリルビン)によって黄色く染まる「黄疸」が発生します。

血清中のビリルビン濃度が高くなると、尿中のビリルビン濃度も高くなり、尿は濃い黄色になります。尿中のビリルビンは尿検査によって検出可能です。
ただし、排尿回数が少ない猫は元々尿色が濃いことがあるため、判断が難しいと言えます。

慢性腎不全

腎臓で尿の濃縮がうまくできなくなると、尿色は薄くなります。
何かしらの対策を行わないと、70%以上の猫が慢性腎不全になると言われており、猫と腎不全は切っても切れない関係となっています。

年齢とともに尿が薄くなった、尿量が増えた、飲水量が増えたなどの症状が見られた場合は腎不全を疑いましょう。
変性した腎臓の細胞は、例え治療しても元に戻ることはなく、また腎不全の臨床症状が現れる頃には腎細胞の約60%が機能しなくなっていると言われています。

残った腎細胞にいかに負担をかけないかが長生きの秘訣になります。

猫の尿の異常にいち早く気づくために

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日頃から猫の尿色の確認をすることで、早めに異常に気づいてあげたいものです。

猫の異常に早く気づくために、飼い主さんはどのようなことができるでしょうか。

トイレでの尿色確認

猫砂など、トイレのタイプによっては尿の色を確認しにくいかもしれません。しかし、例えば白い砂に変えてみるなどの対策で、多少は尿の色が確認しやすくなります。

さらに排尿後のトイレの様子を写真に撮っておけば、小さな変化に気付くことができるかもしれません。

外飼いの時は

外で排泄する習慣がある子については、尿色を確認することはできません。しかし、膀胱炎や腎不全などの疾患では血尿以外にも頻尿などの症状が見られることがほとんどです。

尿色に頼れない以上、他の徴候を見逃さないようにしましょう。

まとめ

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猫の尿の外観異常は、排泄物として残るため、比較的気付きやすい異常です。

特に、猫は泌尿器に疾患をかかえやすい性質があります。愛猫が長生きできるよう、日頃から注意して猫の尿を観察してあげましょう。

【獣医師監修】放置しないで!犬の多飲多尿の原因とは?

「愛犬が水をたくさん飲んで、たくさんおしっこをする」と感じたことはありませんか?

「水をたくさん飲めば尿も多くなるのは自然なことだから、放置しても大丈夫だろう」と思うかもしれません。確かに、飲水量が増加すれば尿量も増加します。

しかし、本当に放置してもよいのでしょうか?

今回は犬における多飲多尿について、獣医師が詳しく解説していきます。

「多飲」「多尿」の基準は?

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まず、多飲と多尿とは何なのか説明していきます。

読んで字のごとくなのですが、どの程度水を飲むようになれば多飲なのか、どの程度尿量が増加すれば多尿なのかを知っておくことは重要です。

多飲とは

食事の内容にもよりますが、一般的に1日の水分摂取量は体重1㎏当たり40〜60mlと言われています。体重5㎏の子は約200~300mlくらいです。

多飲はこれを大きく超えて、1日に体重1㎏当たり90〜100ml以上の水分を摂取している状態を言います。

多尿とは

一方、1日の尿量は一般的に体重1㎏当たり20〜40mlと言われています。多尿はこれを超えて、1日に体重1㎏当たり45〜50mlの尿を排泄している状態を言います。

尿量が増加することで、自然と排尿回数も増加しますし、時には失禁も見られることもあります。また、尿量が増加すると、失われた水分を補うために飲水量も増加します

多飲と多尿は密接に関係しているのです。

犬の多飲多尿で受診する際に聞かれること

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飲水量や尿量の変化以外にも、診断を行う上で大切なポイントがいくつかあります。
日常生活の中で、次のような項目をしっかりチェックしておきましょう。

  • 飼育環境: 食事の変更(缶詰かドライフードか)、高温低湿度、薬物投与歴(ステロイドや利尿薬など)
  • 元気食欲の有無
  • 排尿時の様子
  • 発情の有無: 避妊や去勢の有無

犬の多飲多尿で考えられる疾患

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多飲多尿によって考えられる疾患を紹介していきます。
疾患が進行すると多飲多尿以外の症状も認められるようになるため、できるだけ早く気付いて治療を行う必要があります。

慢性腎不全

腎臓で尿の濃縮が上手く行われなくなると、尿量が増加します。

腎臓では体内毒素の排泄と同時に、水分の再吸収が行われています。必要以上の水分排泄は効率が悪く、時に命に関わるからです。腎機能が低下すると、水分が体外に余計に排泄されるようになり、飲水量も増加します

腎不全が進行すると体内に毒素が蓄積し、「尿毒症」と呼ばれる状態に移行します。これは非常に危険な状態で、嘔吐や流涎、食欲廃絶といった症状が認められます。

副腎皮質機能亢進症(クッシング症候群)

腎臓の上には、「副腎」という小さな臓器が存在しています。副腎は生命活動に必要な様々なホルモンを分泌する臓器で、ミネラルバランスの調整や糖代謝、血圧や心拍数の調整などを司っています。

「副腎皮質機能亢進症(クッシング症候群)」は、この副腎の働きが過剰になる疾患で、特にステロイドホルモンの過剰分泌によって多飲多尿を始め、皮膚症状や腹部膨満などが見られ、糖尿病を併発する場合も多いです。

5歳以上の中高齢犬での発生が多く、全ての犬種に発生することから、シニア期における健康診断は特に重要です。

糖尿病

糖尿病は、膵臓から分泌されるインスリンの欠乏によって起こります。

初期症状として多飲多尿の他に、食欲増進、体重減少が認められ、数週間で進行して嘔吐や脱水の原因となる「代謝性アシドーシス」が起こります。

これによって、重度の循環障害による血液量の低下と循環虚脱により、昏睡状態に陥り、命に関わることもあります。また、糖尿病の合併症として、白内障や膵炎などを併発することが知られています。

子宮蓄膿症

子宮蓄膿症は、未避妊の雌犬で、発情期の約1ヵ月後に発生することが多いとされています。

外陰部からの排膿によって気付くことが多い疾患ですが、中には排膿が見られないこともあり、発見が遅れると腎不全や敗血症性ショックが引き起こされます。

臨床症状は多飲多尿の他に、食欲不振、嘔吐、下痢などが見られます。発情の後、特に高齢犬では飲水量や尿量にも注意を払う必要があります。

尿崩症

脳の視床下部と呼ばれる部位では、「バソプレシン」というホルモンが分泌されます。バソプレシンは腎臓における水の再吸収に関与し、バソプレシンがないと尿は水に近い薄いものになってしまいます。

「尿崩症」は、何らかの原因によって視床下部におけるバソプレシンの分泌が減少する、あるいは腎臓におけるバソプレシンの作用が低下する疾患です。

飲んだ水がそのまま尿として排泄されるため、非常にのどが渇きます。そのため脱水に注意が必要です。

薬剤による多飲多尿

各種疾患の治療のために、ステロイドや利尿薬などを服用していると飲水量および尿量は増加します。

現在の愛犬の状態をしっかりと把握すると同時に、服用している薬剤の作用や副作用についても理解しておくことが重要です。

犬の多飲多尿に気づいたら

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では、実際に「愛犬の飲水量や尿量が多いかもしれない」と思ったら、飼い主さんはどんなことに注意すればよいのでしょうか。
動物病院を受診する前に確認しておきたいことを紹介します。

動物病院に尿を持参しよう

多飲多尿が起こっている場合は、尿が薄くなっていることがほとんどです。
見た目には正常でも、意外に尿比重は低くなっていることもあるので、一度尿検査を行ってみるといいでしょう。

排尿中に尿を空中でキャッチすることが理想ですが、難しければペットシーツを裏返して、溜まった尿を持参すると楽です。
尿の採取には、スポンジの付いた棒のようなものを動物病院で貰えると思いますので、相談してみてください。

飲水量の測定をしておこう

自宅での尿量の測定は、はっきり言って困難です。しかし、どのくらい水を飲んでいるのかを測定することはできるでしょう。

予め飲水用の皿に入れておく水の量を把握しておき、どのくらい減ったかを確認します。蒸発する量もあるため正確な飲水量ではありませんが、ある程度は把握することが可能です。

まとめ

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犬の多飲多尿は、珍しい症状ではありません。

大きな体調不良が見えない分、動物病院の受診が遅れることも多いのですが、背景には大きな病気が隠れている場合もあります。

日常的に愛犬の健康状態をチェックし、おかしいと思ったら早めに獣医師さんに相談しましょう。

【獣医師監修】犬の尿の色でわかる疾患とは?日々のチェック方法

犬を飼っているみなさんは、愛犬の尿の観察をしているでしょうか?

犬は言葉が話せない分、尿は健康をチェックする上で大切なバロメーターとなります。尿の見た目に異常が見られる場合、身体に異変が起きている可能性があります。

今回は、尿の見た目に異常が見られたときに考えられる疾患について、獣医師が詳しく解説していきます。

尿の外観異常?

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通常、尿の色は淡黄色から琥珀色と表現されます。この通常の尿の色に、赤色や茶色が混ざることを「尿の外観異常」と言います

では、尿に通常とは異なる色が混ざっている場合、どのような原因が考えられるのでしょうか?色ごとに見ていきましょう。

考えられる理由
濃黄色 濃縮尿、ビタミン剤の投与
黄色 正常尿
淡黄色 腎疾患、尿崩症、利尿薬の投与
乳白色 乳び尿、尿路感染症
淡赤色 血尿
赤色 血尿、食物や薬剤の色素
褐色 ヘモグロビン尿(溶血)など
橙色 ビリルビン尿(黄疸)、薬剤の色素
緑褐色 胆汁色素、緑膿菌性尿路感染症など
混濁 尿中異物、膿尿、腎疾患による蛋白尿、閉塞性黄疸など

尿の色の濃さが変わることも尿の外観異常に含まれますが、それはまた別の機会に紹介します。

ここからは、日常生活でもよく遭遇する、「赤色尿」および「褐色尿」を中心にみていきましょう。

動物病院で聞かれること

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尿色の異常を理由に動物病院を受診した場合、問診で聞かれるかもしれないことを紹介します。あらかじめ把握しておくことで診断の補助になるかもしれません。

  • いつから:毒物、腫瘍などの予測
  • 排尿:回数、一度に排尿する量、排尿する時に痛みがありそうか
  • 既往歴:服用している薬剤など

尿の外観異常によって考えられる疾患

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尿に異常が現れるのは、ほとんどが泌尿器に異常があるときです。
しかし、泌尿器以外にも尿の見た目に異常が現れるものもあります。

また、尿の異常は放っておいても改善することはほとんどなく、むしろ悪化することの方が多いです。

膀胱炎(尿路感染症)

犬の膀胱炎は、多くが細菌感染によるものです。症状は血尿の他に、頻尿や排尿痛が見られることが多いです。
また、尿石症による膀胱炎の発生も多く見られます。

診断は尿検査によって、尿中の炎症細胞や膀胱炎の原因となる細菌や結晶などを検出します。
放置すると腎臓にまで感染が及び、急性腎不全を引き起こすため、早期に適切な治療が必要です。

尿路結石

腎臓や膀胱内に結石が形成される疾患です。結石による刺激によって各臓器で炎症が起こります。また、尿管や尿道に結石が詰まると、急性腎不全が引き起こされるため注意が必要です。

犬種や性別によってできやすい結石の種類などが変わってきます。

犬糸状虫症

犬糸状虫は、肺動脈と右心室に寄生します。
血管が狭くなることで、血流に乱れが生じ、赤血球が破壊されます。このときに生じた血色素が尿中に出現することで、尿が赤く見えます。

犬糸状虫は蚊によって媒介される寄生虫で、国内にも常在しています。定期的な駆虫薬の投与によってしっかり予防したい疾患です。

タマネギ中毒

犬にタマネギを食べさせてはいけないことは有名ですが、それはタマネギに含まれる成分が赤血球を破壊するためです。同時に貧血も起こるため、万が一食べてしまった場合は早期に対処する必要があります。

タマネギに対する解毒薬は存在しないため、催吐や輸液、場合によっては輸血によって対応します。

腫瘍性疾患

腎臓や膀胱、尿道に腫瘍性病変がある場合、そこからの出血によって血液が尿中に混入することがあります。
中高齢犬の場合には、尿検査だけでなく超音波検査や血液検査も同時に行うことがあります。

胆管閉塞

胆嚢は胆汁を溜める袋で、胆管を通じて十二指腸と繋がっています。
炎症や胆石によって胆管が閉塞すると、胆汁中に含まれる「ビリルビン」が逆流し、組織の黄染(黄疸)が起こります。すると尿中にもビリルビンが現れ、橙色に見えます。

肝臓疾患

胆嚢疾患と同様に、肝不全によって黄疸が見られる場合、尿は橙色になることがあります。
血尿だと思っていたらそうではなく、肝臓の病気の可能性もあります。

生殖器疾患

雄の場合は前立腺、雌の場合は子宮や膣の病気によって、尿中に血液や膿などが混入することがあります。
特に避妊や去勢を行っていない場合には生殖器疾患の発生は多く、前立腺膿瘍や子宮蓄膿症は命に関わります。

尿の外観異常が見られたら

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屋内で排尿する子はペットシーツの色を観察し、異常にすぐに気付くことができます。

一方で、散歩中など屋外でのみ排尿をする子は、排尿する様子をよく確認しましょう。排尿姿勢を取るのになかなか排尿しない、痛そうな声をあげるなどの異常に気付くことがあります。

尿の持参

尿を検査することで、腎臓や膀胱、その他の臓器の状態を知ることができます。
特に頻尿が見られる場合、動物病院で採尿しようにも膀胱内に尿が残っていないことも多いため、異常が見られた尿はできるだけ持参するとよいでしょう。

いつ尿の異常が見られてもいいように、動物病院で採尿キットをもらっておくと安心です。

室内犬の採尿は、ペットシーツを裏返しておき、溜まった尿に採尿キットの先端を浸すと簡単です。
また、時間が経った尿にはストラバイト結晶が出現してしまうので、採尿から検査までは時間をかけないようにしましょう。

場合によっては動物病院で採尿を

膀胱炎が疑われる場合には、動物病院で直接採尿することもあります。これは膀胱に針を刺す穿刺(せんし)採尿、またはカテーテルによる採尿が行われます。

これによって細菌の混入をさせず、無菌的に尿を採取できるメリットがあります。

持参した尿で検査をして細菌が見られた場合は、本当に細菌感染が起きているのか、環境中の細菌が混入しただけなのかを確認するためにも、動物病院で再度採尿することが必要になります。

まとめ

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尿の異常は、普段から観察することで気付きやすくなります。尿の異常に表れた病気のサインに早く気づいてあげられれば、より早く病気に対処することができます。

日頃から愛犬の健康状態を把握し、異常が見られたときにはあわてず、かかりつけの獣医さんに相談しましょう。