犬が夢中で穴掘りをする4つの理由。困った時の対策もご紹介!

犬はよく土の地面で穴掘りをしたり、室内でもソファーやクッションなどをほりほりしたりしますよね。
夢中になって穴掘りをする姿は微笑ましいものですが、愛犬はどのような気持ちで掘っているのか不思議に思う飼い主さんも多いのではないでしょうか?

また、愛犬の穴掘りで庭やソファをダメにされて困っている…という方もいるかと思います。

今回は、犬が穴掘りをする理由と穴掘りで困っている場合の対策をご紹介します。

【犬が穴掘りをする理由①】野生の習性の名残

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何かしらのきっかけで狩りモードにスイッチが入ってしまうと、獲物を探すように穴掘りを始め、それが習慣化することがあります。

地面に巣穴を掘って暮らすアナグマやキツネなどの小動物を捕まえる「狩猟犬」として活躍していた犬種は特に土を掘る本能が強いとされています。
ダックスフンドやテリア種、ボーダーコリー、ビーグルなどに見られることが多いです。

大切なものを隠すことも

また、犬が野生で暮らしていた頃は、とった獲物を隠したり貯蓄したりするために地面に穴を掘っていました。
この習性の名残で、掘った穴におもちゃやおやつなどを隠すことがあります。土だけでなく、ソファや毛布の間に隠すことも。

【犬が穴掘りをする理由②】安心できる巣穴・寝床作り

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犬が寝たり、リラックスしたりする前に、くるくると回りながら掘る様子を見ることがあると思います。
これは、自分にとって心地の良い寝床を整えているのです。寝る前のルーティーンのようになっている犬もいることでしょう。

また、犬の野生時代には、気温に応じて穴を掘り、暖を取ったり涼んだりすることがあったようです。掘ることでちょうど良い暖かさを求めているのかもしれません。

さらに、掘ることで好きなベッドの香りを舞い上がらせて、安心感を得ているのではないかとも言われています。

【犬が穴掘りをする理由③】遊びとして楽しいから

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遊びとして掘る行動をする犬もいます。
狩猟本能から始めた穴掘りが楽しいことに気がついて、繰り返し行うことがあります。

土の地面を掘って穴ができていく様子を楽しんだり、顔を突っ込んで匂いを嗅いだり、何かを見つけたりすることを純粋に楽しんでいるのでしょう。

【犬が穴掘りをする理由④】ストレスの発散

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眠る前や遊びとしてではなく執拗に穴掘りをする場合は、ストレスが溜まっていて発散をしている可能性があります。
不安な生活環境、運動不足、コミュニケーション不足などが原因のストレスがあり、気持ちを落ち着かせるために穴掘りをしているのかもしれません。

病気の疑いも

この状態を放置してしまうと、意味のない行動を繰り返す「常同障害」を発症する恐れがあります。

また、シニア犬がずっと穴掘りを繰り返す場合は、認知症の疑いもあります。認知症の場合は、他にも同じところをぐるぐる歩き回る、狭い場所に入って出られなくなるなどの症状が合わせて見られるかもしれません。
「やりすぎだ」「何かおかしい」と思ったら、すぐに動物病院に相談しましょう。

穴掘りに困っているときの対策

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穴掘りは基本的に本能や遊び目的のため、害がないようなら止める必要はありません。ただし、庭やソファなどを壊して困っている、あるいは犬自身の体を痛めてしまうような場合は対策を取りましょう。

庭やソファを荒らしてしまうとき

庭やソファを穴掘りで荒らされて困っている場合は、掘っても良い場所を別に設けてあげましょう。
庭の場合は柵から離れた場所に、室内の場合は強度の高い素材のクッションや布がお勧めです。

掘ってもいい場所を設けたら、おもちゃやおやつを半分埋めてみる、連れて行って掘ったら褒めてあげるなどを繰り返して、ここでなら掘っても良いと認識させましょう。

また、庭の場合、球根など犬が食べると危険な植物があるため、掘ってはいけない場所には立ち入れないような工夫をすると良いでしょう。

爪を痛める程に掘ってしまうとき

爪を痛める程にガリガリと掘ってしまうときは、まず原因を見極めることが大切です。ここでは、興奮しすぎている場合とストレスが原因の場合について考えます。

1.興奮しすぎて歯止めが効かなくなっている場合

子犬や元気のある犬は、遊んでいるうちに興奮しすぎてハイテンションになることがあります。穴掘りに夢中になりすぎて爪を傷つけてしまうことがあるかもしれません。
そういう場合は、おやつやおもちゃ、コマンドを使って注意を逸らしましょう。穴掘り遊びの時間を区切ることも1つの方法です。

2.ストレスが原因の場合

ストレスが原因と考えられる場合は、愛犬の生活を見直す必要があります。
十分な運動をさせているか生活環境は清潔・快適か飼い主とのコミュニケーションは十分か、などもう一度改めて考えてみましょう。

まとめ

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犬に穴掘りには狩猟本能、リラックス、遊び、ストレス発散など様々な理由から穴掘りをすることがわかりました。害がないようであればそっと見守ってあげましょう。

穴掘りで困っている場合は、犬の気持ちを汲み取りながら対策を取りましょう。
犬と一緒に暮らすと、どうしても家具などが壊れてしまうことがあります。避けられることは避けながら、愛犬のニーズも満たすことのできる解決策を見つけてあげられると良いですね。

猫のウールサッキングの危険性とその原因・対策をご紹介!

猫が毛布や絨毯を噛んだり吸ったりしている様子を見たことはあるでしょうか。

一見、じゃれているようで非常に可愛らしいこの行動ですが、実はウールサッキングと呼ばれる問題行動の一つなのです。

今回は、このウールサッキングについて解説していきます。

猫のウールサッキングとは

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ウールは「羊毛」、サッキングは「しゃぶること」を意味します。
つまり、猫のウールサッキングとは、羊毛を吸ったり、噛んだり、しゃぶったりする行動を指します。

ウールとはいうものの、決して羊毛に限らず、ビニールや紙、段ボール、ゴムなどを噛んでしまうこともウールサッキングと言います。

この行動は、常同障害の一つに分類され、病気の一種と考えられています。

常同障害とは・・・
不安や欲求不満などのストレスが原因で、病的なまでに、一つの行動を繰り返す状態を指します。
猫の場合、ウールサッキングの他にも、毛繕いをし続けたり、尻尾を追いかけ続けるなどの症状がみられます。

誤食とは違うの?

猫が異物を食べてしまうことをよく「誤食」と言いますが、ウールサッキングと異物の誤食は別のものです。

ウールサッキングは、猫が自ら異物を口にしてしまうという点が特徴です。自らの意思で食べてしまう以上、ウールサッキングをやめさせるには、原因を取り除く必要があります。

どんな猫に起こりやすい?

ウールサッキングは一般的に、年齢や品種に関係なく、どんな猫にも起こりうる病気です。

その中でも特に、生後8ヶ月以内の子猫はウールサッキングをしてしまう傾向にあると言われています。また、以下の品種に起こりやすいと考えられています。

  • シャム
  • バーマン
  • バーミーズ
  • これらのミックス

子猫を飼っていたり、上記の猫種を飼っている飼い主さんは、猫の行動に注意してあげるようにしてください。

ウールサッキングの原因とは?

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既に紹介していますが、ウールサッキングは常同障害の症状の一つであり、一番の原因としてはストレスが挙げられます。

猫は繊細でストレスを感じやすい動物です。ストレスの原因として以下が考えられます。

  • 環境の変化
  • 運動不足
  • 過度に少ないスキンシップ
  • 騒音
  • 多頭飼育

また、離乳が早かったり、母猫と過ごす時間が短かった猫は、ウールサッキングをしてしまうことが多いとされています。

ウールサッキングの危険性

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ウールサッキングを頻繁にしてしまうと、胃や腸に毛糸などの繊維が溜まってしまい、腸を傷つけたり、腸閉塞を起こしたりします。腸閉塞は食欲不振や便秘、嘔吐を引き起こし、衰弱の原因となります。

また、ビニールなどを摂食してしまうと、喉に詰まり、呼吸困難に陥ることもあります。摂食したものが排泄されずに胃や腸に残ってしまうと、外科的な手術が必要になります。

ウールサッキングは自発的な行動であるため、原因を取り除かない限り何度も摂食を繰り返してしまう点も危険性の一つだといえます。

ウールサッキングの対策

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ウールサッキングをやめさせるには、原因をつきとめることが一番の解決策です。具体的な対策法を見ていきましょう。

適度なスキンシップをとる

家を留守にする時間が長いなど、飼い主さんとのスキンシップ不足は猫を不安にさせてしまいます。できる限りふれあう時間を作ってあげることで、ストレスを緩和させてあげましょう。

逆に、過度なスキンシップがストレスとなる場合もあります。猫の性格に合わせて、適切な距離感で接してあげてください。

居住環境を見直す

居住環境自体が猫のストレスの原因であることもあります。食事の種類や量は適切か、トイレは常に清潔か、同居猫との相性が悪くないかなど、改めて環境を見直してみましょう。

また、運動不足の場合は、キャットタワーやキャットウォークなどを設置して、好きな時に運動できるようにしてあげましょう。

布団や服を隠す

根本的な解決にはストレスの軽減が重要です。

しかし、猫が噛んでしまう布団やビニールなどを手に届かない場所へ隠すことでも、物理的にウールサッキング対策をすることができます。

ゴムやビニール、段ボールなども、部屋に出しっぱなしにしておくのではなく、猫の手が届かないところにしまいましょう。

食べてしまっていたら動物病院へ

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飼い主さんがウールサッキングに気づくときは、布団や服が猫に噛まれてボロボロになってしまったり、便にビニール類を確認した時ではないでしょうか。

軽度の摂食であれば大きな問題ではありませんが、ウールサッキングは繰り返し行われます。そのため、早急にやめさせる必要があります。

もし、猫が食欲不振であったり、お腹が膨らんできていたり、便に異常が見られた場合、すでに何度も摂食している可能性が高いため、早急に動物病院を受診することをおすすめします。

ウールサッキングは一生の付き合い

ウールサッキングには根本的な治療法がありません。ストレスを極力取り除くなどして、少しずつ改善してあげましょう。また、一時的に改善されたとしても、再発する可能性が高い病気でもあります。

引っ越しや新しい子を迎えるなど、事前に猫にストレスを与えてしまう可能性があることがわかる場合は、猫のストレスを最小限にしてあげ、あらかじめ布団やビニール類を隠しておきましょう。

まとめ

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今回は、猫のウールサッキングについてご紹介しました。

常同障害の一つであるウールサッキングは、心の病気です。猫のストレスや欲求不満を解消してあげることで、予防したり改善することができます。

常日頃から猫の様子を観察し、変わった様子がないか、環境の変化などでストレスを感じていないかなどに注目しましょう。