猫と暮らす賃貸の選び方!慎重に選ぼう
猫を飼おうとしている時、一緒に暮らす住居選びはとても重要ですよね。
「猫を飼うことに決めたはいいけど、どんな場所が猫にとっていいんだろう?」
「マンションに住むならペット可の物件にしなければいけないのは分かるけど、他に条件があったりするのかな?」
など、悩んでしまう方も多いかと思います。
この記事では猫と一緒に暮らすときの賃貸選びの方法を紹介していきます。これから猫を飼おうと思っている方、現在猫を飼っている方で引越しを考えている方は必見です。
屋内の環境
床について
屋内の床について理想的なものは、二重床になっていて防音性の高いものです。運動量の多い猫や、大型でずっしりと重い猫が歩いたり走ったり飛んだりすると、床を通して階下まで音が響いてしまうことがあります。
床材は、畳とフローリングはなるべく避けたほうがいいです。畳は吐瀉物や排泄物の汚れが染み着きやすいですし、フローリングは鋭い爪による傷が残りやすいです。そして、何より滑ってしまうため、危険です。着地の時に足を滑らせてしまい、捻挫をしたり、ひどい時には骨折してしまう可能性もあります。クッションフロアは評判が良いですが、そのような物件はなかなかありません。
止むを得ずフローリングや畳の物件に住まわなければならない時は、猫の活動範囲全てにカーペットを敷くようにすると良いです。
また、カーペットでも、素材がループ状の輪っかになっているものは爪が引っかかりやすいので避けましょう。
窓について
猫は日向ぼっこが大好きな動物なので、北向きの窓しかない物件は避けたほうがいいです。窓のそばにキャットタワーを設置すると、その上でスヤスヤと気持ちよさそうに寝る姿を見ることができるかもしれませんよ!
また、換気するときなど窓を開けているときに脱走してしまわないようにするためにも、頑丈な網戸や柵がついているかどうかも大きなポイントになります。
お風呂の換気機能について
シャワーを浴びたりお風呂に入ったりしたとき、換気扇や窓がない構造の浴室の場合は、ドアを開け放して湿気を逃しますよね。
しかし、猫を飼うときは浴室のドアを開け放してはいけません。イタズラで蛇口をひねって床が水浸しになったり、運が悪いと溺れてしまったりすることがあります。
そのため、浴室には換気装置か窓があるところを選び、外出時など目を離してしまうときは必ず浴室のドアを閉めておくようにしましょう。
換気扇について
換気扇はあったほうがいいでしょう。猫の排泄物の臭いは衣類などに定着してしまうとなかなか落ちません。排泄物を処理した後や、留守中に長時間猫の排泄物を放置してしまった場合などはすぐに換気するようにしましょう。
コンロロックについて
外出中に猫がイタズラでコンロを触り、火事になってしまったという事例があります。コンロはIHか、コンロロックのついているものを選ぶと良いでしょう。
また、ない場合は猫の嫌がる柑橘系の芳香剤をおいて近寄らないようにしたり、覆いをかけて触られないようにしましょう。
猫が怪我をしてしまうだけでなく、家が燃えてしまっては近隣の方にまで迷惑をかけることになってしまいます。最悪の場合は死亡事故にまで発展します。ここはよく対策すべき事項でしょう。
室外の環境
動物病院
近くに動物病院が複数ある場所が理想です。車を持っていない場合は徒歩で通える距離に合ったほうがいいでしょう。また、引っ越す前に口コミサイトやレビューでその病院の評価を見ておいたほうがいいかもしれません。
騒音
猫はかなり神経質な生き物です。ドア越しに人の気配を感じたり、何かが動くような音がしたりするだけでとても警戒します。周囲に飲み屋があって夜遅くまで騒がしかったり、隣の部屋によく吠える犬がいたりすると警戒してしまってストレスを溜めてしまいます。
部屋を契約する前に周囲の状況をよく観察して、騒音の原因となるものがないかどうか確認するようにしましょう。
最後に
上記のような点に注意し、猫と一緒に住む部屋は焦らず慎重に選ぶようにしましょう。
そして、実際に住む部屋を決めて引っ越したなら、お隣さんや階下の住人に挨拶しに行くようにしましょう。
「猫を飼っているので、もしうるさくしてしまったら申し訳ありません」と一言添えるだけで、猫が原因でトラブルになってしまうことを避けられるかもしれません。
全ての要素をカバーする物件はなかなか見つかりにくいかもしれませんが、そんなときは飼い主さん自身で工夫して、猫にとって住みやすい環境を作ってあげてください!今では、ホームセンターなどに行けば、たくさんのDIYグッズが売られています。工夫次第では、少ない費用で色んなことができますよ。
お引っ越しの注意点については、こちらの記事をぜひご参照ください。
猫飼いさんライフハック!お家のメンテナンスに便利なグッズ7選
筆者は実家で猫を飼い始めて、4年ほど経ちました。家にいる時、なんだか家の中があちこちボロボロ…と、ふと感じるような状態です。猫を飼うのは家族全員始めてだったので、飼うにあたって最低限のアイテムは揃えたものの、トラブル対策が甘かったのですね。
今回は、自身のそんな経験も踏まえて、猫飼いさんのお家メンテナンスという面に絞り、便利なグッズを7つ紹介していきたいと思います。
既に傷ついてしまった箇所の補修に
対処が遅れて既にボロボロ!という方に、次の張り替えや買い替えまでの応急処置に最適なグッズを2つ紹介します。
小さな穴に合わせて補修「網戸補修シート」
猫が網戸に爪をひっかけて登ったりして、破れてしまったところはありませんか?
網戸補修シートは、まだ張り替えれるほどじゃないけれど、応急処置として小さな範囲の破れや穴を塞ぎたいときに使えます。
貼るだけで大丈夫?と最初は心配ですが、粘着が割としっかりしているので、それほど気にすることもないようです。
定番!障子紙補修シール
定番中の定番、障子紙補修シール。桜のシルエットが可愛く、糊付けが不要です。さらに切り抜きなしのシールも入っているので、アレンジして別の形に切り抜くこともできます。
今綺麗な状態を保ちたい、トラブル予防に
猫を飼い始める前や、障子を張り替えるタイミングなど、これからなるべく綺麗な状態で長持ちさせるために役立ちそうなものをピックアップしてみました。
破れない障子紙!?プラスチック障子
破れない障子…そんな猫飼いさんにとっては夢のような商品が、このプラスチック障子紙です。
薄いプラスチックのシートを紙で挟む構造になっており、見た目には普通の障子と変わらず、風情を失うこともありません。
接着は両面テープ式、アイロン式などがありますが、どちらも貼り付けるときに普通の障子紙を貼るのとは違ったコツがいるようです。
障子に窓ガラスシートで、ガラス窓風アレンジ
障子紙の代わりに窓ガラスシート(フィルム)を貼るのも良いでしょう。
タイル模様入りのものや曇りガラス風のものから、しっかりと色がついていてあまり透けないものまであります。
もちろん紙より破れにくいし、部屋のインテリアとしても映えますね。シートの裏紙を剥がさずに使用するのがポイントです。
貼り方はこちらのリンク先で紹介されています。
http://shibu-kawa.jp/feature/f000052.html
壁対策も!爪とぎ対策「ペット壁保護シート」
爪とぎで壁が傷つくのを防ぐペット壁保護シート。
元の壁紙ともマッチしやすいつや消しの半透明タイプです。あまり光沢がない分、「ここだけいかにも貼ってます」という感じを軽減してくれます。
粘着の弱いもの、貼ってはがせるタイプであれば、賃貸物件にも向いているアイテムです。
床対策の記事はこちら。
ニオイのトラブルに!役立つ小物3アイテム
部屋がどことなく臭うのは、飼い猫のトイレ周りが原因かもしれません。ここでは、トイレのニオイに役立つ小物を3点、ご紹介します。
密閉ゴミ箱・消臭袋ダブル対策
猫の排泄物のゴミ、どうやってまとめていますか?
猫の排泄物は独特の強烈なニオイがあります。「徹底的にニオイを断ちたい!」という方には密閉ゴミ箱・消臭袋のダブル対策がおすすめです。
ゴミ箱選びのポイントは、蓋つきで、密閉性が高いこと。上に紹介したゴミ箱は、蓋のフチの部分にゴムパッキンが付いているため、より隙間なくピッタリ閉まるようになっています。
消臭袋は一回の掃除ごとに一袋では消費量が激しいので、クリップイットで一旦止めておくなどして有効活用すると良いかもしれません。
トイレ周りのお掃除には除菌も兼ねた消臭剤で!
飼い猫の粗相のお掃除には、ペット消臭剤・除菌剤カンファペットがおすすめです。
ペットが舐めても無害な成分で作られており、消臭剤にも除菌剤にもなります。部屋全体の気になるニオイには、脱臭機もおすすめです。
諦めないで!猫のいる生活をもっと快適に
「猫と暮らす」って、食事やトイレなど基本的なお世話以外にも、気にしなければいけないことが案外あるものです。
猫との生活の中で、お互いに嫌な思いをしないよう飼い主自身で工夫していくことが、猫と心地よく生活するための秘訣かもしれません。
お家の中で気になるところがあったら、ぜひ試してみてください。
【ペット可でも注意】賃貸マンションで猫を飼うなら、フローリング対策を。
賃貸マンションで猫を飼う際に気になるのは、「部屋が傷だらけになってしまう」「猫の音が響く」などではないでしょうか。
持ち家ならまだしも、賃貸ですと退去時の部屋の綺麗さが重要になってきますよね。ボロボロの状態では、「敷金が全額返ってこない!」「高額の復元料金を請求された!」なんて場合もあります。
しっかりと対策をして、綺麗なお家を保ち、快適に暮らしましょう!
賃貸でフローリングを注意する理由
傷がつきやすい
フローリングは滑りやすいため、猫ちゃんの爪で傷がつきやすくなっています。
賃貸マンションの場合、退去時に修繕費を払わなくてはいけなく(もしくは敷金が返ってこなく)なってしまいます。
音が響く
猫の足音や、ジャンプ・着地音、走り回る音などは近隣のお家まで響きます。
フローリングのままですと、音を吸収してくれるものがないため、響く音が原因でトラブルになることもあります。
対策:床材を敷く
フローリングの傷対策には、床材を敷くことがおすすめです。床材にもいくつか種類があり、好みや用途に合わせて選ぶことをお勧めします。
クッションフロア
ビニール素材の上に、木目柄などがプリントされているものになります。ビニール素材のため、拭き掃除なども楽チンです。
ちょうど良いクッション性で、猫の足腰にも優しく、音も吸収してくれます。問題点としては、安っぽく見えてしまうものがあることです。
コルクマット
コルクマットは、水洗いができる/滑りにくい/保温性がある/防音力があるなどのメリットがあります。
しかし、フローリングの木目感を消してしまい、ものによっては子供部屋のような見た目になってしまうことも。
また、吸水性があるので粗相をしてしまった時の処理が大変だったり(ジョイント式のものは捨てるなどの処理を)、コルクがボロボロになってきて交換しないといけないことも難点としてあげられます。
カーペット
インテリアとしても、おしゃれに活躍してくれるカーペット。値段の幅も広く、予算に応じて選ぶことができます。難点は、簡単に洗うことができず、掃除が大変なことです。
床対策をしっかりと!
フローリングのままは確かにおしゃれですが、猫の爪で傷だらけになってしまったり、音が下の階まで響いてしまいます。
賃貸マンションの場合は、内装の綺麗さを保つことや、近隣住民とのお付き合いも考えなくてはなりません。
床にも気を配って、快適に猫と暮らしていきましょう!