猫を完全室内飼いするメリットと安心快適に暮らすためのコツとは?

猫は外に出さない「完全室内飼い」がおすすめです。元気で長生きしてほしいと願うなら、なおのこと室内で飼うようにしましょう。

閉じ込めて自由を奪っているようで、可哀そうだと思うかもしれません。しかし、室内を猫に合った環境にすれば猫は室内を自分のテリトリーととらえ安心します。外は交通事故や虐待などに遭遇する恐れや、感染症にかかるリスクがあります。猫にとって、外は危険だらけの過酷な環境なのです。

今回は、猫の完全室内飼いのメリットのほか、猫と飼い主さんが安心快適に暮らすポイントについて解説します。

猫を室内で飼うメリット

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外は猫にとってたくさんのリスクがあり、室内で飼うことでさまざまな危険から猫を守れます。猫の室内飼育は、環境省も推奨しているのです。

完全室内飼いの猫は、外猫に比べて寿命が長い傾向があります。社団法人日本ペットフード協会2021年のデータによると、室内飼いの猫の寿命は16.22歳、外に出る猫の平均寿命は13.75 歳です。

一般社団法人 日本ペットフード協会2021年(令和3年)全国犬猫飼育実態調査結果
https://petfood.or.jp/topics/img/211223.pdf

それでは、具体的にはどのようなメリットがあるのかを見てきましょう。

1. 交通事故に遭う危険がない

外に出なければ、交通事故でケガをしたり命を落とす危険はありません。

もともと猫には狩猟本能があるため、獲物を見かけると追いかけます。そのときは車道あろうと、車が横切ろうと関係ありません。発情中はメスを追いかけて、飛び出すケースもあります。

2. 虐待や連れ去りの危険がなくなる

残念なことに、虐待目的や、単に「かわいいから」といって猫を連れ去ってしまう人もいます。
室内で飼っていれば、このような人から猫を守れます。

3. 感染症のリスクが少なくなる

猫エイズや伝染性腹膜炎など、感染症にかかるリスクがかなり少なくなります。
外では、猫エイズなどに感染している野良猫とケンカするなどして簡単に感染してしまうのです。とくにワクチン未接種の猫や免疫力の低下している猫は、重症化する恐れがあります。

また、感染症を媒介するノミやダニに寄生される機会が減るのもメリットです。ノミやダニは人にも有害であるため、これらの対策は人の健康という観点からもとても大切です。

4. 他の猫や動物とのトラブルがなくなる

外では猫同士のケンカで咬まれたりひっかかれたりなどで、ケガをする可能性が高く危険です。子猫の場合はカラスに襲われる可能性もあります。
室内で飼っていれば、夜中にノーリードで散歩している犬などに追いかけられる危険もありません。

5. ご近所トラブルが減る

他人の庭に排泄をする、花壇を荒らす、勝手に家に入り込むなどの心配がありません。猫を飼うときは、猫を嫌う人にも配慮しましょう。

6. 迷子にならない

迷子になるリスクが減るのも、室内飼いの大きなメリットです。
猫は、大きな物音などでパニックになったり、強い野良猫に追われたりしているうちに、家から遠くまで行ってしまう場合もあるでしょう。

室内飼いを快適にする10のポイント

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猫も人も快適に暮らすためには、いくつかのコツがあります。室内飼いは、ただ単に猫を家に入れておけばいいわけではありません。

猫が安心して過ごせるスペースがある、高いところに登れるなどは重要なポイントです。快適な住環境を整えることで、猫は家をテリトリーとみなし、室内での生活を満喫します。

1. トイレは複数用意

トイレは猫1匹に対して2個は用意しましょう。猫はきれい好きでトイレにもこだわりを持ちます。トイレが汚れていると、排泄を我慢する場合もあるのです。

室内のトイレで排泄するようになると、排泄物から体調不良などにもすぐ気づきやすくなります

2. 寝床も複数置いておく

猫が好みそうなベッドをあちこちに置いておきます。ドームタイプや、かごタイプなどさまざまな種類を用意してあげましょう。段ボールを利用するのもおすすめです。

3. 水飲み場も2ヵ所以上

水は食器とは離し、最低でも2ヵ所以上置いてあげましょう。どちらから汚れたりなくなったりしても安心です。猫は水をあまり飲みませんが、通り道などにあるとついでに飲む傾向があります。

4. キャットタワーを設置する

猫が思う存分、上下運動ができるようにキャットタワーを置きます。設置するスペースがない場合、家具や出窓に上れるようにしてもいいでしょう。

5. 爪とぎを設置する

猫が体を伸ばしてとげるタイプの爪とぎや、床に置くタイプの爪とぎを複数用意します。素材も麻や段ボールでできたものなどさまざまありますので、猫の好みの爪とぎを置いてください。

6. ケージを用意しておく

家の中にもケージを用意しましょう。ケージは猫にとっての縄張りになります。特にそれまで野良猫だった子には、慣れるまでの落ち着いて過ごせる生活の場にもなるでしょう。

猫が苦手な来客のときなどにもケージがあると便利です。ただしずっと閉じ込めないでください。ケージに無理に入れるのも禁物です。扉は開けておいて、自由に出入りできるようにするのがおすすめです。

7. 一緒に遊ぶ時間を取る

1日10分でいいので、おもちゃで遊ぶなどのコミュニケーションをしっかり取りましょう。マッサージやブラッシングタイムも大切です。

8. 脱走予防をする

窓やドアの開けっ放しに注意します。網戸は簡単に開ける猫もいるので、カギなどを取り付けておきましょう。ドアを開けた瞬間の脱走にも十分注意してください。

9. 猫を怒鳴らない

猫は静かな環境を好みます。思い通りにならない猫を怒鳴ったり、音を立てて脅したりしないようにします。ドスドスと歩く足音なども嫌がるので、猫のためにも少し静かに暮らしてあげましょう

10. 迷子対策は必要

たまたま開いていた窓から猫が出てしまう可能性もありますし、災害などではぐれてしまう恐れがあります。猫の首輪はすぐ外れるタイプが多いので、自分の愛猫であることを証明するためにもマイクロチップを装着しておきましょう。

なお、2022年6月から現在飼育しているペットへのマイクロチップの装着は努力義務となっています。万が一の時のために、なるべく早く動物病院で相談してみましょう。

まとめ

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外は、猫にとって交通事故や虐待、感染症などたくさんの危険があります。感情的に「狭いところに閉じ込めてかわいそう」と思うのではなく、リスクやメリットをしっかり考慮し、猫にとって何が幸せかを考えること大切です。

たくさんの危険から猫を守り、トイレを複数置いてキャットタワーを設置するなどして、猫が暮らしやすい部屋にしてあげましょう。

【クイズ】愛猫が健康でいるために、予防すべき病気を知ろう!

猫の飼い主さんは、愛する猫が少しでも長生きしてほしいと考えているでしょう。しかし、そのためにきちんとやるべきことは行えているでしょうか。猫が健康でいるためにできることを、改めて確認してみましょう!

本記事では、猫の予防すべき病気や予防方法についてクイズ形式で解説していきます。

それではさっそく、猫の病気予防にチャレンジしてみましょう!
Q.1 猫の三種混合ワクチンで予防できる病気として「誤っている」のはどれ?
正解です!
不正解です!
正解は「猫白血病」です。
猫の三種混合ワクチンで予防できる病気は、猫ウイルス性鼻気管炎、猫カリシウイルス感染症、猫汎白血球減少症の3つで、これらは「コアウイルス」と呼ばれます。

猫白血病は四種または五種混合ワクチンで予防できます。

また、猫エイズとも呼ばれる猫免疫不全ウイルス感染症は猫同士の喧嘩やグルーミングによって簡単に感染するため、ワクチンの接種が推奨されています。
Q.2 内部寄生虫と外部寄生虫の説明として「誤っている」のはどれ?
正解です!
不正解です!
正解は「フィラリア予防薬は蚊がいる6月から9月まで投与する」です。
フィラリア予防は、蚊が出始める5月頃から蚊がいなくなってから1ヶ月後の12月頃まで薬を投与する必要があるため注意しましょう。

ノミやマダニをはじめとした、体の表面に寄生する寄生虫を「外部寄生虫」といいます。また、体内に寄生する寄生虫を「内部寄生虫」といい、これらをまとめて予防できる薬もあります。

寄生虫はヒトにも感染することがあります。中には死に至る病気もあるため、家族の健康を守るためにも、しっかり予防しましょう。
Q.3 猫の病気予防として「誤っている」のはどれ?
正解です!
不正解です
正解は「室内で飼っている猫にワクチン接種は不要」です。
猫にワクチン接種の義務はなく、室内で飼育していれば予防は不要と考える人もいるかもしれません。しかし、脱走や災害などで外に出ざるを得ないときもありますし、飼い主さんが感染源となることもあるため、予防はしっかり行いましょう。

猫は腎臓病になりやすいことが知られていますが、その原因のひとつが塩分の過剰摂取だと言われています。塩分の摂取には十分気を付けましょう。

また、猫種によってかかりやすい病気は異なります。愛猫がかかりやすい病気をしっかり把握し、環境を整備したり、定期的に健康診断を受けるようにしてくださいね。
問正解/ 問中

今回はこちらの記事から問題を作成しました。 詳細が知りたい人はこちらも読んでみてください!
【猫編】ワクチン・駆虫薬で予防できる病気と、その他の病気の予防法
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子供や高齢者は特に注意!カメを飼うならサルモネラ菌に気をつけて

「サルモネラ菌」は、食中毒の原因になる細菌として有名なので、聞いたことがある方も多いでしょう。 しかし、ハ虫類からサルモネラ症に感染する可能性があることは、意外と知らない方も多いのではないでしょうか? 特に、子供や高齢者、持病持ちの人など、免疫力が弱い人は感染しやすいため、注意が必要です。 今回の記事では、ハ虫類が原因のサルモネラ菌の感染経路や症状、予防方法などをご紹介します。

ハ虫類が原因のサルモネラ症は珍しくない

カメ,サルモネラ菌,ハ虫類 ハ虫類が原因となったサルモネラ症の事例は、日本でも毎年のように発生しています。 カメ類が感染源であった事例がほとんどであり、感染者のほとんどが子どもや高齢者です。 また、海外でも多くの感染事例が見られますが、カメ類以外にも、イグアナやヘビが原因となっている場合もあります。 胃腸炎症状を主として、敗血症や髄膜炎を引き起こすこともあり、死亡例も報告されています。

サルモネラ菌の感染経路や症状

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サルモネラ症とは?

「サルモネラ」という細菌が原因の感染症です。 サルモネラ菌のついた食品を食べて食中毒を引き起こすことが多いですが、ハ虫類などの動物と接触することで感染する場合もあります。 カメ等のハ虫類のサルモネラ菌の保菌率は、約50~90%だと考えられています。

ハ虫類からヒトへの感染経路

ハ虫類を触ったり、飼育箱を洗浄したりしたときに手指にサルモネラ菌が付着し、その手で口を触ったり食べ物を食べたりすることで体内に細菌が入ります。 特に子供は、無意識のうちに指を口に入れることが多いため注意が必要です。

サルモネラ症の症状

サルモネラ症を発症すると、主に急性胃腸炎が見られることが多いです。潜伏期間は通常8~48時間とされます。 まれに、小児で意識障害、けいれん、菌血症など、高齢者で急性脱水症状や菌血症を引き起こすことがあり、重症化のリスクがあります。

治療方法

胃腸炎症状の場合、下痢止めなどの市販薬を服用したくなるかもしれませんが、排泄を止めてしまうと体内からサルモネラ菌が排出されず、かえって治りが悪くなる恐れがあるため、自己判断は禁物です。 必ず医療機関を受診し、ハ虫類と接触があった時間や状況を明確に伝えた上で、医師の指示に従いましょう。 症状が重い場合には、抗菌薬による除菌が必要と判断される場合があります。

ハ虫類を飼育する際の注意点

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1. 接触後は必ず手を洗う

ペットのハ虫類を触った後は、石鹸で手を洗うようにしてください。 長年飼育を続けていて愛着が湧いてくると、ペットに対して「菌を持っている生き物」という感覚が薄れてきがちですが、必ず「触ったら手を洗う」ことを習慣づけてください。

2. 飼育水は台所で扱わない

ハ虫類の多くはサルモネラ菌を保有しており、糞便にはサルモネラ菌が含まれている可能性が高いです。 そのため、飼育水には多量のサルモネラ菌が潜んでいる恐れがあり、扱いに注意しなければなりません。 飼育水の交換や水槽の掃除は、台所の流し台などの食品を扱うような場所は避け、庭やベランダなどで行うようにしましょう。

3. 家の中を歩きまわらせない

ペットに愛着が湧いてくると、ついつい飼育槽から出して家の中を自由に歩き回らせたくなるかもしれません。 しかし、ハ虫類が歩き回ったり、粗相をしてしまうことで、思わぬところにサルモネラ菌が撒き散らされてしまう可能性があるため注意が必要です。 どうしても飼育槽から出したい場合は、庭やベランダにシートを敷いて歩かせたり、台所やダイニングにバリケードを作って通れないようにするなどの工夫をしましょう。

ハ虫類はサルモネラ菌を持っているものと考えよう

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ハ虫類の感染の有無は見分けられない

サルモネラ菌に感染していても、ミドリガメなどのハ虫類は症状を示さないため、外見上は感染しているかどうかわかりません。 アメリカでは、サルモネラ症を防ぐため、1975年から小さなミドリガメを含むカメの販売を禁止しています。 ハ虫類はサルモネラ菌を保有しているものと考え、次のようなポイントをおさえて飼育は慎重に検討しましょう。
  • 家に小さな子供や高齢者、持病がある人など、免疫機能が低い人がいないか
  • ペットを触った後は必ず手を洗うことを、家族全員が守れるか
  • 台所や食卓などから十分距離を保ったところで飼育できるか

ハ虫類から菌を除去することはできない

「ペットからサルモネラ菌を除去できれば問題ないのでは?」と思うかもしれません。 しかし、実際にサルモネラ菌に感染したカメに抗生物質を投与した実験では、一時的にサルモネラ菌が減ったように見えたものの、体内から完全に除菌することはできませんでした。 基本的に、爬虫類からサルモネラを除菌することはできないものと考えましょう。

まとめ

カメ,サルモネラ菌,ハ虫類 カメなどのハ虫類は、初めからサルモネラ菌を保有しているものと考えて接することが重要です。 ただし、感染を過度に恐れてペットを逃すのは、生態系に悪影響を及ぼす恐れがあるため絶対に避けなければなりません。 基本的に、手洗いを徹底し、飼育水や飼育槽の管理を適切に行えば、感染のリスクはかなり低く抑えることができます。 適切な知識を持って、適切な飼育を行うようにしましょう。

【クイズ】定期的に予防を!猫に寄生するノミとは?

ノミは世界中で一般的に見られる寄生虫ですが、衛生状態が良い日本では寄生されることは少ないと思っていませんか?しかし、草むらだけでなく家の中にもノミは潜んでおり、繁殖を繰り返していることもあります。

本記事では、猫のノミの特徴や症状、ノミが媒介する感染症についてクイズ形式で解説していきます。

それではさっそく、猫のノミクイズにチャレンジしてみましょう!
Q.1 猫に寄生するネコノミの説明として「誤っている」ものはどれ?
正解です!
不正解です!
正解は「吸血するのはメスのみ」です。
ノミの成虫はオス・メスともに吸血をします。

ネコノミの体長は1.2~2.0ミリほどで、注意深く観察すれば肉眼で見つけられます。ただし、メスの場合は卵が入っている場合があり、潰すと卵が部屋中に飛び散ってしまう可能性があるため注意しましょう。

ノミの予防は、駆除にも用いる薬剤を定期的に投与することで可能です。
Q.2 ノミに寄生されたときの症状として「誤っている」のはどれ?
正解です!
不正解です!
正解は「失明」です。
ノミによる直接的な病害として、「ノミアレルギー性皮膚炎」があります。これは、吸血の際に注入されるノミの唾液によって引き起こされる皮膚炎です。

ノミがよく寄生するのは、背中、下腹部、脇、内股部で、皮膚炎を起こした箇所は激しいかゆみを引き起こします。これによって、寄生部位を咬んだり引っ掻いたりする他、精神不安定、体重減少などが見られることもあります。

そして、引っ掻き傷から被毛の破損、脱毛が生じることもあります。
Q.3 ノミが媒介する感染症として「誤っている」のはどれ?
正解です!
不正解です
正解は「エキノコックス症」です。
エキノコックス症は、キツネや犬などの糞便中にある虫卵を経口摂取することで感染します。おもに肝臓に寄生・増殖し、肝臓機能障害に伴う疲労感や黄疸などが見られます。その後、肺や脳にも障害を与え、死に至ります。

ペストは、ノミの胃の中で増殖したペスト菌が、吸血の際に逆流して感染します。日本では、1926年の横浜での発生を最後に国内でのペスト患者は認められていませんが、世界では今でも散発的に発生が見られます。

猫引っ掻き病は、ヒトが猫に引っ掻かれることで発熱したりリンパ節が腫れたりする感染症で、ノミ体内やノミ糞に存在する細菌が傷口から侵入することで感染します。高齢者では心筋炎を起こすこともあります。

瓜実条虫症は、瓜実条虫の幼虫が潜んでいるノミを体内に取り込むことで感染します。猫での症状はほとんどなく、肛門の不快感程度ですが、ヒト、特に幼児に感染すると腹痛や下痢を引き起こすため、注意が必要です。
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【獣医師監修】猫に寄生するノミに注意!治療と予防法
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【猫クイズ】適切に予防しよう。猫に寄生するマダニとは?

ヒトにおけるマダニ媒介性の感染症が問題となった影響もあり、猫へのマダニ寄生も注目されるようになりました。しかし、実際に生活している中でマダニの存在を感じることは少ないかもしれません。

本記事では、猫がマダニに寄生された際の症状や、マダニ寄生されないための予防法についてクイズ形式で解説していきます。

それではさっそく、猫のマダニクイズにチャレンジしてみましょう!
Q.1 猫がマダニに吸血されたときに見られる症状として「誤っている」のはどれ?
正解です!
不正解です!
正解は「下痢」です。
マダニは宿主から吸血する際に、血液が固まらないようにするため、抗凝固成分が含まれる唾液を注入します。この唾液がアレルギー反応を引き起こすことがあり、激しい痒みによる情緒不安定や体力消耗、食欲不振が現れます。

また、多数のマダニに吸血されると、貧血が起こることもあります。さらに、ダニの種類によってはダニの唾液中の「末梢神経毒」による「ダニ麻痺」と呼ばれる症状が現れ、運動失調や呼吸麻痺などが認められます。
Q.2 マダニについて「誤っている」のはどれ?
正解です!
不正解です!
正解は「猫の体に付着していたらすぐにマダニをつまんで引っ張る」です。
マダニは吸血するときに宿主から落ちないよう、口先の顎体部と呼ばれる部位を皮膚の奥に刺入します。無理に引っ張ると顎体部が宿主の体内に残り、化膿することがあるため注意しましょう

動物病院ではピンセットを用いて慎重に取り外しますが、吸血が終わるのを待って自然に皮膚から離れるのを待つのも手です。

「虫卵→幼虫→若ダニ→成ダニ」という順に成長するマダニは、虫卵を除く全ての段階で吸血を行います。一度で限界まで吸血するため、吸血後のマダニは吸血前と比較して20倍ほど大きくなり、500円玉くらいの大きさになるものもいます。
Q.3 マダニの予防について「誤っている」のはどれ?
正解です!
不正解です
正解は「毎年1回予防薬の投与が必要」です。
マダニは、年に1度ではなく、月に1度予防薬を投与する必要があります。

多く予防薬は、回虫や猫鉤虫、ノミ、フィラリアといった他の寄生虫の予防効果も持っているので、愛猫が使用している薬剤が何に効果があるのかを把握しておきましょう。

一般に市販されている外部寄生虫の予防薬は「医薬部外品」で、動物病院で処方される「動物用医薬品」とは異なります。そのため、市販薬は効果が弱い、あるいは効果の持続期間が短い場合があります。
問正解/ 問中

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【獣医師監修】屋外猫が絶対に気をつけたいマダニ由来の疾患と予防法
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犬・猫の反省ポーズに要注意!ヘッドプレッシングは脳の病気のサイン

みなさんは、「ヘッドプレッシング」というペットの行動を知っていますか? あまり馴染みのない言葉ですが、「反省ポーズ」などとも呼ばれ、SNSなどで見かけたことがあるかもしれません このヘッドプレッシング、よく知らなければ、「何か反省しているのかな?」と勘違いをして放置してしまいやすい行動です。 しかし実は、ヘッドプレッシングは危険な脳の病気のサインの可能性があります。 今回の記事では、犬や猫がヘッドプレッシングをする理由や考えられる疾患、対処法などを解説します。

そもそもヘッドプレッシングとは?

引用元(YouTube) 「If You Find Your Pet Doing This, Take Them To The Vet Immediately」 https://www.youtube.com/watch?v=VzRQz5Y0-1A
ヘッドプレッシングとは、顔を下向きにして壁などに頭を押し付ける行動のことを言います。 犬や猫以外にも、馬や牛、ヤギもヘッドプレッシングをすることがあるようです。

何かを反省しているの?

その姿は、何かを反省して落ち込んでいるかのようにも見えるため、「反省ポーズ」とも呼ばれています。 また、光や音を遮るために顔を覆って眠る「ごめん寝」にも似ており、知らなければあまり気にせずに放置してしまうかもしれません。

実は危険な病気のサインかも

ところがこのヘッドプレッシング、実は重大な脳の疾患のサインである可能性があります。 知らないで放置してしまうと命にも関わる危険性があるため、犬や猫のヘッドプレッシングには要注意です。

ヘッドプレッシングの見分け方

ヘッドプレッシングは、顔を下向きにして眠る「ごめん寝」や、飼い主さんの足に頭をこすりつけるそぶりとは何が違うのでしょうか? 以下がその特徴です。
  • 壁や冷蔵庫、柱など、硬いものに対して頭を押し付けている
  • 頭を押し付けたまましばらくじっと動かない
  • 座ったまま頭を押し付けていて、寝ているわけではなさそう

ヘッドプレッシングで疑われる病気

ヘッドプレッシング,病気,サイン,脳,頭,疾患,神経系,犬,猫,ペット 犬・猫がヘッドプレッシングをするようになった場合、疑われる疾患は主に「脳や神経系の疾患」です。
  • 脳腫瘍
  • 脳卒中
  • 前脳疾患
  • 頭部外傷
  • 脳炎
  • 毒性中毒(アルコール、殺虫剤など)
  • 門脈体循環シャント
  • 肝性脳症
  • 神経系の感染症(狂犬病・寄生虫・細菌・ウイルス・真菌感染症)
  • 代謝障害(門脈体循環シャント、高/低ナトリウム血症/低血糖症)
もし、ここ最近頭の打撲や危険物の誤飲をした場合、脳に異常が起きている場合もあります。 心当たりがある場合は、犬・猫がヘッドプレッシングをしないかどうか観察しましょう。 なお、全身麻酔による昏睡状態から目覚めた時にもヘッドプレッシングをすることがありますが、これは一時的なものであり、長引かなければあまり心配する必要はありません。

すぐに動物病院へ

脳や神経に関わる疾患は、特に早期発見・早期治療をする必要があります。 ヘッドプレッシングや、次に紹介するその他の異常行動が見られた場合は、いち早く動物病院を受診しましょう。

他にも、こんな症状・行動が見られる

ヘッドプレッシング,病気,サイン,脳,頭,疾患,神経系,犬,猫,ペット 脳や神経系に疾患がある場合、ヘッドプレッシングの他に次のような異常行動や症状が見られることがあります。
  • 壁をずっと見つめている
  • 部屋の隅でじっと動かない
  • 同じ所を往復する
  • 円を描くように歩く
  • 床に顔や頭を擦り付ける
  • 聴覚・視覚障害
  • 発作

動物病院を受診する前にまとめておくと良いこと

ヘッドプレッシング,病気,サイン,脳,頭,疾患,神経系,犬,猫,ペット ヘッドプレッシングで動物病院を受診する際、次のような点を事前にまとめておくと診察がスムーズに進みます。
  • 時期:症状はいつ頃はじまったか
  • 症状:どのような症状がどの程度の頻度・時間で表れるのか
  • 思い当たる原因の有無:症状があらわれる前に、頭をぶつける・誤飲などの出来事がなかったか
  • 病歴:ペットの病歴や治療歴

ペットの様子を動画撮影しておこう

ヘッドプレッシングなどのペットの異常行動は、素人の判断ではどこまでが正常でどこからが異常なのか、判断するのが難しい場合があります。 そのため、自宅での様子を事前に動画撮影しておき、獣医師さんに見てもらうことをおすすめします。

まとめ

ヘッドプレッシング,病気,サイン,脳,頭,疾患,神経系,犬,猫,ペット 今回は、犬や猫が頭を硬いものに押し付ける、「ヘッドプレッシング」について、その見分け方や疑われる疾患について解説しました。 よく知らなければ放置してしまいそうな仕草ですが、実は大変危険な病気が隠れている恐れがあり、一刻も早く動物病院に連れて行く必要があります。 ペットは調子が悪くても、飼い主さんに言葉で訴えることができません。 だからこそ、ヘッドプレッシングなどの病気の兆候を飼い主さんがよく知っておき、ペットが出してくれるサインにいち早く気づいてあげられるようにしましょう。

経験者が語る!野良猫を飼う前に知っておきたい4つのデメリット

野良猫を保護して飼おうと思っている方は、野良猫を飼う際のデメリットやリスクについて考えたことはありますか? 野良猫出身の猫との生活は、決して良いことばかりではないのが現実です。 例えば、野良猫が感染症や治らない病気を抱えている場合もあるでしょう。 悪い面もきちんと理解しておかないと、飼い始めてから大変大きなストレスを感じてしまい、最悪の場合、飼育放棄なんてことにもつながりかねません。 今回は、野良猫出身の猫を飼っている筆者の立場から、野良猫を飼うリスクやメリット・デメリットをご紹介します。これから野良猫を飼おうと思っている方は、ぜひ参考にしてみてください。

野良猫を飼うデメリット①病気・感染症の可能性

猫,野良猫,デメリット,リスク,病気,感染症,夜鳴き,臭い 野良猫を飼い始める大きなリスクの1つに、「病気・感染症」が挙げられます。 野良猫は外の過酷な場所で生活をしているため、何らかの病気にかかっている可能性が高いです。 実際に、筆者が保護した野良猫は、元気そうに見えても「心因性脱毛症、瓜実条虫症、便秘、慢性的な結膜炎」にかかっていました。 ここでは、野良猫を飼い始める前に知っておきたい代表的な感染症や病気について詳しくご紹介します。

野良猫の代表的な感染症

猫の代表的な感染症として以下があります。
  • 「猫後天性免疫不全症候群(猫エイズ)」:発症から数ヶ月ほどで亡くなる確率が高い病気で、猫エイズキャリアの猫に喧嘩で噛まれるなどして感染します。
  • 「猫白血病ウイルス感染症(猫白血病)」:発症すると数ヶ月〜数年で命を落としてしまう病気で、唾液や糞尿からも感染するため、舐め合ったり、同じトイレを使うだけで感染します。
上記の感染症は人に移りませんが、猫同士で感染します。 どちらの病気も必ず発症する訳ではありませんが、発症してしまうと完治が難しく、数ヶ月〜数年で亡くなります。

人に移る病気を持っていることも

カビや寄生虫などが原因の病気は、野良猫から人にも感染する可能性があります。
  • 皮膚糸状菌症:カビの一種が原因
  • 疥癬(かいせん):ダニが原因
これらの病気は、感染すると猫も人もかゆみや脱毛などの症状が出ます。

動物病院での検査はいち早く済ませよう

「感染症を持っているかもしれない」という覚悟は、野良猫を迎え入れる前に必ず必要です。 特に先住猫を飼っている場合は、猫同士で感染する可能性があるので、お家に迎え入れる前に検査しましょう。感染症の有無は動物病院にて、5,000〜20,000円ほどで簡単に検査してもらえます。 筆者の場合、野良猫を保護した時、すでに先住猫がいたので、もし感染症だったら親戚の中で里親を探すなど、家族間で何度も話し合っていました。

野良猫を飼うデメリット②夜鳴きがひどいことがある

猫,野良猫,デメリット,リスク,病気,感染症,夜鳴き,臭い 特に、野良猫を飼い始めてすぐの場合は環境の変化によるストレス、夜行性が抜けていないなど様々な理由で夜鳴きが激しい場合があります。 夜鳴きは数週間続くこともあり、筆者も2〜3週間ほど夜鳴きに悩まされました。毎日深夜0〜2時、早朝4〜5時に鳴いてしまうので、しばらく寝不足が続きました。 飼い主は野良猫を飼って夜鳴きすることを覚悟しなければいけません。

ご近所トラブルを防ぐために

野良猫の夜鳴きによって、ご近所に迷惑をかけてしまうことがあります。 特に壁の薄い部屋に住んでいる場合は、事前に近隣の方に野良猫を飼おうとしていること、夜鳴きをするかもしれないことを伝え、承諾を得ておくとよいでしょう。

野良猫を飼うデメリット③体臭や口臭がきついことがある

猫,野良猫,デメリット,リスク,病気,感染症,夜鳴き,臭い 野良猫を保護したばかりの時は、臭いとの戦いになります。 綺麗好きの猫でも外で生活していると、どうしても体臭や口臭、便臭がきつくなります。 さらに、野良猫を保護したばかりだと警戒心が強いため、お風呂に入れられません。 体臭はシャンプーシートなどを使って臭いを減らすことができますが、口臭や便臭は体質改善から始まるので治るまでに時間がかかります。 筆者が野良猫を保護した時は、石油のような臭いと獣臭さが混ざったような臭いがしていて、シャンプーを数回しないと取れませんでした。
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野良猫を飼うデメリット④保護した際に数万円かかる

猫,野良猫,デメリット,リスク,病気,感染症,夜鳴き,臭い 「野良猫は連れてくるだけだからお金はかからない」と思うかもしれませんが、動物病院代などを含めると金銭的な負担は大きいです。 最初にかかる医療費だけで10,000〜25,000円ほど、飼うための初期設備・避妊去勢手術なども含めると50,000〜100,000円ほどかかる場合もあるでしょう。 他にも野良猫が何らか病気にかかっていて通院が必要な場合もあるので、野良猫を保護するためにはまとまったお金が必要になります。

野良猫を飼うメリット

猫,野良猫,デメリット,リスク,病気,感染症,夜鳴き,臭い ここまで、野良猫を飼うデメリットをお伝えしてきましたが、もちろん悪い事ばかりではありません。 野良猫を飼い始めて良かったと思えることを、筆者の経験を含めて3つご紹介します。

1.猫が幸せになる

野良猫が住む外の環境に比べると、室内はご飯もあって安全で寒くも暑くもないのでとても快適です。 「外の方が自由なんじゃないか?」という意見もありますが、実際に野良猫を飼い始めると室内の方が幸せだとわかる以下のような大きな変化がありました。
  • 早食いしていたが、段々ゆっくりと噛んで食べるようになった
  • ストレス性のハゲが治ってきた
  • のびのびと寝るようになった
また、怪我をしたり感染症にかかったりしても治療できる可能性が高いため、野良猫よりも長生きできます。ぜひ一日でも長く猫を幸せにしてあげてください。

2.慣れると心を開いてべったり懐いてくれる

飼い始めた頃の野良猫の警戒心は強いですが、安心すると徐々に心を開いてくれます。わかりやすく変わる態度がうれしく、本当に愛おしいです。 個体差がありますが、筆者が保護した猫は飼い始めて2〜3ヶ月で距離が近くなり、半年経つ頃には何をしても怒らない良い子になっていきました。 猫の雰囲気が柔らかくなって、徐々に仲良くなれるところも、野良猫を飼うメリットです。

3.飼い主の生活が豊かになる

野良猫に限った話ではないかもしれませんが、猫が生活の中に溶け込むことで、今までよりもっと生活が豊かになります。 家に帰ると猫が「おかえり」と挨拶したり、寒い時期にはお布団の中に入ってくることもあり、少なくとも筆者は野良猫を迎え入れて本当によかったと日々感じています。

まとめ

猫,野良猫,デメリット,リスク,病気,感染症,夜鳴き,臭い 今回は、野良猫を飼う前に知りたいデメリットとリスクを中心に筆者の経験談を踏まえてご紹介しました。 野良猫を飼う最大のリスクは病気です。猫は本能的に体の不調を隠すので元気そうに見えても病気を抱えていることがあります。 野良猫との生活はとても幸せですが、動物を保護することには責任がついてきます。 今後野良猫を飼おうと思っている方は、そのリスクや悪い面にもきちんと目を向けて、十分な覚悟を持った上で飼育を始めてください。

西日本で発生!鳥インフルエンザはペットの鳥や犬猫にも感染するの?

鳥インフルエンザは毎年世界中で感染が確認されており、国内でも数年おきに発生しています。 2020年は香川県内で複数の養鶏場で相次いで鳥インフルエンザウイルスが検出されたほか、福島県や兵庫県の淡路島でも確認されました。 この記事では、鳥インフルエンザがどのような病気なのか、ペットに感染することはあるのかについて解説していきます。

鳥インフルエンザとは

鳥インフルエンザ 感染 予防 そもそも鳥インフルエンザは、A型インフルエンザウイルスの感染により起こる人獣共通感染症です。冬の時期に流行するヒトのインフルエンザとは異なり、基本的には鳥にのみ感染すると考えられてきましたが、ごく稀にヒトや犬、猫への感染も確認されています。 感染症法において、鳥インフルエンザウイルスは、ウイルスの型によりH5N1、H7N9、H5N1とH7N9以外の3つに分けられており、H5N1、H7N9は二類感染症に、それ以外は四類感染症に分類されています。 また、家畜伝染病予防法においては、病原性の程度により、高病原性鳥インフルエンザ(HPAI)、低病原性鳥インフルエンザ(LPAI)、鳥インフルエンザの3つに分類されています。

日本で鳥インフルエンザが発生した場合

鳥インフルエンザ 感染 予防 さて、日本で鳥インフルエンザが発生した場合、どのような対応が取られるのでしょうか?

ヒトの場合

ヒトでの感染が認められた場合、感染症法に基づき、届出が必要です。

鳥の場合

鳥が高病原性鳥インフルエンザおよび低病原性鳥インフルエンザに感染した場合、発生が確認された農場の家禽は全て殺処分されます。 また発生農場を中心とした半径5~30kmの区域において、最低21日間は生きた家禽、家禽の死体や生産物・排泄物の移動が原則禁止されます。さらに、区域内の全ての養鶏場で2回にわたりウイルス感染の有無を調べることが義務づけられています。 このように、家禽に鳥インフルエンザが発生した場合、周辺の産業に深刻な被害をもたらすため、鳥インフルエンザを発生させないことが何よりも重要です。 特に野生の鳥に感染してしまうと、行動範囲の広さから一気に感染が拡大してしまうため、迅速な対応が求められます。

潜伏期間と症状

鳥インフルエンザ 感染 予防 鳥インフルエンザに感染した場合、どのような症状が出るのでしょうか。ヒトと鳥のそれぞれについて詳しく見ていきましょう。

ヒトの場合

ヒトに感染した場合、潜伏期間は2〜9日程度です。鳥インフルエンザウイルスに感染した動物や排泄物などに触れたり吸い込んだりすることによって感染します。卵や鶏肉からの感染例はありません。 ヒトにおける鳥インフルエンザの感染初期は、発熱、咳、倦怠感、筋肉痛などのインフルエンザのような症状を程します。重症化すると、肺炎や多臓器不全などを起こし、命に関わることもあります。 なお、日本においてヒトでの発症は確認されていません

鳥の場合

鳥が高病原性鳥インフルエンザウイルスに感染すると、その多くが症状を示さずに死んでしまいます。一方、低病原性鳥インフルエンザウイルスに感染すると、症状が出ない場合もあれば、咳や粗い呼吸などの軽い呼吸器症状が出たり産卵率が下がったりする場合もあります

ヒトが感染しない・ペットに感染させないための予防策

鳥インフルエンザ 感染 予防 鳥インフルエンザの感染を予防するためには、病原体と接しないことが何よりも大切です。鳥を飼育している方は、ペットが鳥インフルエンザに感染する可能性があることに留意し、しっかり感染対策をしましょう。

野鳥と接触させない

野鳥も鳥インフルエンザウイルスを保有している可能性があります。ペットの鳥を外(ベランダ等も含みます)で飼育している場合は、野鳥と接触させないようにしましょう。 また、野鳥がペットの餌や水をもらいに来る場合もあります。餌や水は毎日取り替え、常に新鮮なものを与えてください

ケージを清潔に保つ

病原体の侵入や感染を防ぐには、ケージを清潔に保つことが大切です。鳥のフンは乾燥すると舞い上がりやすいため、マスクや手袋などを着用し、毎日清掃してください。餌入れや水入れも毎日汚れを洗い流しましょう。 ケージ内を清潔に保つことでオウム病の予防にもなります

ヒトが病原体を持ち込まない

鳥を飼育している飼い主さんは、鳥インフルエンザが発生している地域へは行かないようにしましょう。気づかないうちに自身が感染してしまったり、ウイルスを運んで感染を拡大させてしまう恐れもあります。 また、鳥や動物を触った後は必ず手を洗いましょう

犬や猫は鳥インフルエンザに感染する?

鳥インフルエンザ 感染 予防 ここまで鳥とヒトの鳥インフルエンザについて触れてきましたが、犬や猫などの哺乳類に感染することはあるのでしょうか? 答えは「イエス」です。しかし、世界中でも数例のみで、日本ではまだ確認されていません。多くの場合は、鳥インフルエンザウイルスを保有した鳥の死体を食べたなどの、大量のウイルスが体内に入ってしまったことが原因と考えられています。 普通に生活している分には感染する可能性は低いですので、過度に恐れる必要はないでしょう。ただし、散歩中などに鳥の死体を犬や猫がくわえたり、食べたりしないように注意しましょう

最後に

鳥インフルエンザ 感染 予防 鳥インフルエンザは、渡り鳥などを通じて海外から入ってきてしまうことも少なくありません。そのため、鳥を飼育している方は野鳥と触れ合う機会がない屋内飼育がオススメです。屋外で飼育している場合、居住地で鳥インフルエンザが発生した際は、その時期だけでもなるべく屋内で飼育するようにしましょう。 自分が感染しない、ペットに感染させないことを第一に考え、餌や水、ケージ内の清掃など、飼育環境を今一度確認してみましょう。