愛犬とのお散歩、本当に安全?散歩に潜む5つの危険

みなさんは、愛犬とのお散歩中に、「危ない!」と感じたことはないでしょうか。
毎日散歩に行っているとつい油断しがちですが、毎日行くからこそ、改めて散歩中に気を付けたいことを見直しましょう。

今回の記事では、散歩中に起こりがちな危険や、散歩に役立つしつけ・トレーニングをご紹介します。

散歩の目的

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散歩は、飼い主さんの運動や気分転換になりますが、犬にとっては主に次のような目的があります。

  • 運動のため
  • 音・物・におい・人など多くのものに触れて刺激を得るため
  • 排泄のため
  • 飼い主さんとのコミュニケーションのため

犬の健康維持のために欠かせない散歩ですが、日常的に行っている散歩にも多くの危険が潜んでいます。
アニコム損害保険株式会社が自社の保険契約者を対象に行った調査によると、自宅以外のケガで最も多いのが散歩中のケガでした。

散歩に潜む5つの危険

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散歩中に起こる可能性がある危険な事故やケガとして、今回は5つの具体例を見ていきましょう。

①咬傷事故

他の犬や人を咬んでしまったり、逆に他の犬に咬まれてしまうこともあります。
相手を咬んでしまった場合は、飼い主さんの責任となり、治療費や慰謝料を請求されることがあります。

ケガを負わせるほど咬む行為は、犬の防衛本能から来ていることが多く、咬む直前に恐い、逃げたいといった大きなストレスがかかっていた可能性が高いです。

<対策>
愛犬は何に恐がるのか、恐がっているとどのような反応をするかを飼い主さんがしっかり把握しましょう。そして恐がっている様子があれば、その対象に近づかないようにしましょう。
また、犬同士でじゃれあっている場合も、激しく威嚇や喧嘩をし始めたら一度距離を取らせましょう

②犬同士のトラブル

「犬はどんな犬とでも仲良くできる」というイメージがもたれがちですが、実際はそうではありません。
人と同じで、犬にも得意、不得意、合う、合わないがあります。

他の犬が苦手な犬は、散歩中に他の犬に吠えられたり近寄られたりすると、恐怖心から他の犬に吠えたり、咬んだりしてしまう可能性があります。

<対策>
最近では、「イエローリボンドッグ」という、様々な事情でそっとしておいてほしい目印として、黄色いリボンをリードなどに付けている犬も見かけるようになってきました。
まだあまり知られていないので必ずしも効果があるとは限りませんが、愛犬が他の犬が苦手な場合は、こうしたグッズも活用しつつ、他の犬と距離をとって歩けるように配慮しましょう。
また、愛犬が犬嫌いでなくても、相手の犬が犬嫌いである可能性を考え、むやみやたらと犬同士を近づけようとしないように注意することで、トラブルを回避しましょう。

③誤飲

散歩中に、ゴミや草などを拾い食いしてしまうことがあるかもしれません。
中には危険なものも含まれており、アニコム損害保険株式会社の調査でも、愛犬が経験したケガや事故の中で最も多い割合を占めたのがが誤飲でした。

外には、家の中にはない様々なものがあり、嗅覚で様々なものを確かめる犬は、ニオイを嗅いだり、噛んだりします。

<対策>
リードをぐいぐいと引っ張るのではなく、名前を呼んだり、おやつを見せたりして、犬の意識を違う方に向けることが大切です。
万一誤飲した、または誤飲の可能性がある場合には動物病院に連絡をし、いつ・何を・どれくらい食べたか、愛犬の様子などを伝えて獣医さんの指示を仰ぎましょう。

④脱走、迷子、交通事故

首輪やハーネスをつけているから安心と思ってしまいがちですが、過信は禁物です。
何かの拍子に、思いがけないところで首輪やハーネスが取れてしまうことがあります。

<対策>
首輪やハーネスが取れると、交通事故に遭ってしまったり、どこかに走って行き、そのまま迷子になってしまう可能性もあります。
首輪の場合には指1本が入るか入らないくらいに調整し、リードを付けて犬が引っ張っても本当に抜けないかを事前に確かめておくと安心です。
ハーネスにも様々な種類があり、試着OKなお店もあるので、サイズ確認を店員さんに手伝ってもらうと良いでしょう。

⑤熱中症・脱水

犬には、人のように全身から汗をかいて体温調節する機能がありません。
「パンティング」といって、口からハァハァと呼吸をすることで体の熱を逃します。しかし、パンティングでは体温調節機能が不十分です。

さらに、犬は人よりも地面に近いところを素足で歩くため、人間よりも暑さを感じやすく、脱水や熱中症になりやすいです。
人が心地よいと感じる気温20度くらいから熱中症の発症率が上がるというデータもあります。

<対策>
20度を越える時期になったら、特にこまめな水分補給と涼しい場所での休憩、過度な運動を避けるなど、体温が上がりすぎないように注意してあげましょう。
暑い時期の散歩は、朝晩の涼しい時間帯に行きましょう。

散歩時に役立つ6つのトレーニング

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散歩時に危険を免れたり、より楽しく快適にお外の時間を過ごすためのオススメトレーニングを紹介していきます。

1. アイコンタクト

名前を呼ばれたら飼い主さんの方に意識を向けるトレーニングです。
拾い食いや無駄吠え防止に役立ちます。

2. 離して/オフ

口に咥えたものを離してもらうトレーニングです。
物を拾って口に入れてしまった時、飲み込む前に離させることで誤飲を防ぎます

3. 社会化

社会化とは人・物・環境・音・犬などに慣れることで、どんな状況下でも気にすることなく、落ちついていられる状態を目指すトレーニングです。
社会化がしっかりとできていると、犬自身が自信を持つことができ、安心して様々な状況下に身を置くことができます。
この社会化は子犬のうちに行っておくことが推奨されていますが、何才になっても様々な刺激に触れ、慣れることは大切で社会化トレーニングは一生継続していくものです。

4. まて/ステイ (刺激が多い中での)

車が走っていたり、人、犬などがいる刺激が多い外でも待てることを目指しましょう。
排泄物を処理する際や信号待ちなど、止まっていてほしいときに役立ちます。

5. 呼び戻し

「まて」同様、刺激が多い外でも飼い主さんから呼び戻しの指示が入ったら飼い主さんの元に戻ってこられるレベルを目指しましょう。
首輪が外れたり、リードを離してしまった際にも役立ちます。

6. 横について歩く

飼い主さんの横を、飼い主さんのスピードに合わせて歩くトレーニングです。
散歩時の引っ張り、拾い食い、無駄吠えを回避しやすくなります。

まとめ


愛犬の安全を守るのは飼い主さんです。愛犬が何にどんな反応をしているのかをを把握する「観察力」や、愛犬がこの状況だったらどんな行動にでやすいかを「予測して先回りして対応する力」も非常に重要です。

また、その時の様子と過去の様子を比較することで、これまでとの違いなども把握することができます。

その時によって愛犬の様子も変わりますので、今現在の愛犬をしっかりと把握し、安全に散歩するにはどうしてたらいいかを日頃から考えてあげましょう。

犬が散歩中に草を食べる理由とは?注意点と対処法も解説!

愛犬が散歩中に草を食べてしまうことに悩んでいる飼い主さんは、実は意外と多いです。

やめさせるべきなのか、それとも食べさせても大丈夫なのか、一体どちらが正解なのでしょうか。

今回の記事では、散歩中に犬が草を食べてしまう問題について、原因や注意点、対処法をご紹介します。

犬が草を食べる理由

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犬が草を食べる理由は様々あると考えられます。

①胃の中のものを吐き出すため

犬は脂っこいものを食べて胸焼けを起こしてしまった時に、胃の中のものを吐き出そうとしてあえて草を食べることがあります。

人間も、脂ものを食べた後は気分が悪くなってしまうことがありますよね。
そんな時に草を食べれば、犬はその刺激で余分な胃酸を吐き出すことができるのです。

実際、筆者の祖父が昔飼っていた犬も、少し脂っこいものを食べてしまった翌朝の散歩で、草を食べて吐いていたことがありました。
胃の調子が悪い時にたまに草を食べて吐いてしまうのは、特に問題ないので心配しなくて大丈夫です。

ただし、吐いたものを道端に放置するのはマナー違反ですから、しっかり処理してください。

②ストレス解消のため

運動不足や飼い主さんとのコミュニケーション不足など、ストレスが溜まった時にも草を食べると言われています。

飼い主さんが呼びかけても無視して一心不乱に草を食べ続ける場合は、ストレスが原因かもしれません。

胃の調子が悪い時にたまに吐く程度であれば問題ありませんが、ストレスで草を食べて吐く頻度が高くなってしまうと、脱水になってしまうこともあるので注意しましょう。

③美味しいから

犬が食べる雑草は、イネ科のものが多いです。

ただし、犬によって好みの草は違うようで、筆者が飼っていた先代の犬は、オドリコソウというシソによく似た形の草が好きでした。現在飼っている犬2匹は、葉先が尖っている、イネ科の植物を好んで食べます。

サラダバーのような感覚で、好きな野菜が食べられるという感覚の犬もいるようです。

④拾い食いの延長

散歩中に拾い食いをしてしまう癖がある犬は、道端に生えている雑草も食べてしまうことが多いようです。

何かを食べたいと思うのは本能的なものなので、試しに口に入れてみて、違和感や不快感がなければそのまま食べてしまいます。

⑤ビタミン補給

犬は人間と違って、自分自身で食事をコントロールすることは基本的にできません。

犬は、ビタミンの一種である葉酸が足りないと感じているときに、それを補うために草を食べることがあるようです。

病気の可能性はある?

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草を食べて吐くという行為があまりにも多い場合には、なんらかの病気が隠れている可能性があります。

早めに動物病院に連れて行きましょう。

栄養不足の可能性はある

草を食べるだけで吐かなければ、病気の心配はしなくて良いでしょう。
しかし、食物繊維やビタミンなどの栄養が足りていないために草を食べている可能性はあります。

高頻度で草を食べるなら、食事を見直す必要があるかもしれません。

基本的に、総合栄養食と呼ばれるドッグフードを与えていれば栄養の問題はありませんが、もし草をよく食べるようであれば、ニンジンやキャベツ、レタス、さつまいも、かぼちゃなどの野菜を与えてみて、様子を見ましょう。

食べてはいけない草もある!

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食べてはいけない植物

植物の中には、犬が食べると中毒症状を起こす危険な植物もあります。
ガーデニングなどで人気のある植物も多く、散歩コースに生えている可能性も高いので注意しましょう。

【犬が食べると危険な植物の例】
アロエ、パンジー、シャクナゲ、ツツジ、スズラン、ヒガンバナ、チューリップ、ユリ、菊

詳しくは、こちらの記事も参考にしてみてください。

ペットが食べたら危険な植物とは?身近なアジサイやユリにも注意

寄生虫が潜んでいる可能性も

草むらには、ノミやマダニなどの寄生虫が潜んでいる可能性があります。
そのため、散歩中に草むらに近づくのはできれば避けたほうがいいでしょう。

殺虫剤がついているかも

植物には、殺虫剤などが撒かれている可能性があります。
自分の家の庭であれば、犬に害のないものを選ぶことができますが、他人の家の植物には何がついているかわかりません。

そもそも他人の家の植物を食べてはいけない

食べたら危険な植物や寄生虫、殺虫剤の可能性ももちろんありますが、そもそも他人の家の植物を勝手に食べさせるのはマナー違反です。
空き地の雑草ならまだしも、草を食べてしまう癖がある犬は、なるべく他人の家の植物に近づかないように注意しましょう。

家で草を育てることもできる!

草

散歩中に生えている草を食べさせるのは色々なリスクが伴うので、「ペットグラス」とも呼ばれる「えん麦」を自宅で育ててみてはいかがでしょうか。

我が家にも置いてあった時期があるのですが、美味しいのかバクバク食べていました。自分の家で無農薬で育てるなら、安心して与えることができますよね。

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まとめ

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犬が散歩中に草を食べる理由は様々ですが、草を食べて吐く行為が常習化している場合は、ストレスや病気の可能性があるので注意が必要です。

また、外の草を食べさせるのは、中毒症状やご近所トラブルの原因になりかねないので、どうしても草を食べたがる場合は、自宅でペット用の草を育てて与えてみましょう。

犬に服を着せる6つのメリットとは?注意点も解説!

みなさんは、犬に服を着せることについてどう考えますか?

「飼い主のエゴ」だとして反対する人もいる一方で、実は、服を着せるのは犬にとってもいくつかメリットがあります。反対に、注意すべきポイントがあるのも事実です。

そこで、今回の記事では、犬に服を着せることのメリットと注意点をまとめました。

犬に服を着せる6つのメリット

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1. 寒さ対策になる

犬種によって、暑さに弱い犬・寒さに弱い犬がいます。これは、主に被毛の生え方によって異なります。

犬の被毛の生え方には、「ダブルコート(二重毛)」「シングルコート(単毛)」の2種類があります。

<ダブルコートとシングルコート>
ダブルコートは、太くて固めで長めの「オーバーコート(上毛)」と、細くて柔らかく短めの「アンダーコート(下毛)」二層構造になっています。シングルコートは、アンダーコートがなく、オーバーコートのみ生えています。
ダブルコートの犬は寒い地域が原産の犬が多いため、寒さには強いとされています。一方、シングルコートの犬は寒さに弱いため、日本の寒い冬には服を着せてあげた方が快適に過ごせる場合があります。

ダブルコートでも寒さに弱かったり、シングルコートでも寒さに強い場合もあるので一概には言えませんが、冬の散歩の時に震えてしまうような場合は、暖かい素材の服を着せてあげた方が良いかもしれません。

2. アレルギー、寄生虫対策

犬によっては、特定の植物などにアレルギー反応を起こしてしまうことがあります。
また、ノミやマダニなどの寄生虫は草むらに潜んでいますが、散歩中に犬を完全に草むらから遠ざけるのは容易ではありません。

服を着せてあげることで、これらのアレルギーや寄生虫から犬を守ることができます。

3. 抜け毛に対するマナー

犬の抜け毛は飼い主さんにとっても厄介なものですが、特に犬を飼っていない人からしたら、他人の犬の毛が飛んでくるのはかなり不快でしょう。
近所には、犬アレルギーの人もいるかもしれません。

散歩中に服を着せることで、抜け毛が飛んでいってしまうのをある程度防ぐことができます。

4. どうしても着なくてはいけない時に備えられる

病院で手術をした後など、傷跡にウイルスが入らないようにエリザベスウェア等の服を着せなくてはならないことがあります。
しかし、そんな時に服を着慣れていないと、嫌がってストレスになってしまいます。

犬は、ただでさえ病院通いや手術でストレスを感じています。服を着ることに抵抗がないように日頃から慣れさせておけば、いざという時に困ることがないでしょう。

5. 雨の日に、汚れから守ってくれる

犬にも、「雨の日用のレインコート」があります。
外でしかトイレをしない犬の場合、大雨でも外に出ないといけないこともあるでしょう。

そんな時、レインコートを着せてあげれば犬は体がずぶ濡れにならなくて済みますし、飼い主さんもお手入れの手間が省けます。

6. 日焼け防止効果がある

犬も、紫外線に当たりすぎると皮膚にダメージを受けてしまいます。特に、被毛の密度が小さい犬は注意が必要です。

そんな時、UVカット機能のついた薄手の服を着せてあげれば、日焼けをある程度防止することができます。

犬に服を着せる際の注意点

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1. 素材を考えよう

犬の服は様々な素材のものが売られています。

特に、夏場に通気性の悪いものを着せてしまうと、熱中症になってしまいます。
また、化学繊維でできたものは、静電気の発生源になってしまうので、なるべくやめましょう。

2. 装飾品は食べてしまうかも

飾りの多い服は誤食の原因となってしまうことがありますので気をつけましょう。

3. 毛玉に注意

毛が長い犬に洋服を着せると、摩擦で毛玉ができてしまいがちです。
洋服を脱いだ後のお手入れを怠らないようにし、きちんと処理してあげましょう。

4. 汚れが溜まる

ずっと服を着ていると、フケが溜まってしまう原因になります。
そこから皮膚トラブルが起きてしまうこともあるので、服を着せるのは散歩中のみにし、定期的に洗濯をすると良いでしょう。

5. 痛がるような着せ方はしない

犬が服嫌いになってしまう原因として、飼い主さんの着せ方がうまくない可能性があります。

犬の関節は、前後には動きますが、左右には動かないつくりをしています。つまり、横方向に開いてしまうような着せ方をしていると、痛みを感じてしまうのです。
犬の服は、手足を通すタイプのものではなく、上からかぶせてお腹の部分でマジックテープを止めるタイプのものを選ぶとストレスなく着せられます。

まとめ

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犬が服を着ているだけで「かわいそう」と言う方もいます。
ですが、今回ご紹介したように、犬によっては服を着ることで大きなメリットを受けられることもあります。

愛犬が服を嫌がらないのであれば、服を着なければいけない状況に備えて、散歩中にのみ服を着せることを検討してみても良いかもしれません。

老犬こそ日光浴が重要!室内・外での日光浴の方法と注意点

犬は日光浴が好きですが、犬が日向ぼっこをする理由は単に「気持ちがいいから」だけではありません。
日光浴には、体の健康を保ったり、気分を安定させる重要な役割があるのです。

老犬になると、足腰が弱って散歩に行くのが億劫になって、なかなか思うように日光浴ができないこともあるでしょう。
今回の記事では、老犬に日光浴をさせる方法や、注意点をご紹介します。

日光浴のメリット①皮膚の健康を保つ

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日光に含まれる紫外線には、殺菌効果があります。
毎日の日光浴で、ノミやダニなどの寄生虫のほか、雑菌やカビ菌などを殺して、さまざまな皮膚病を予防する効果があります。

ただし、強い紫外線を長いこと浴びすぎると、人間と同じように皮膚ガンなどを引き起こすこともありますから、注意が必要です。

日光浴のメリット②ビタミンDを生成する

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ビタミンDは、カルシウムやリンの吸収をサポートする効果があり、骨や歯の健康を保つために必要な栄養素です。
ビタミンDが不足すると、骨や筋肉が弱ってしまい、怪我や老化の進行に繋がります。

人間は、主に日光浴によってビタミンDを生成することができます。
犬の場合は食事からの摂取がメインになりますが、人間ほどではないものの、犬も日光浴によってビタミンDを生成することは可能です。

日光浴のメリット③自律神経を整える

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日光を浴びると、脳内で「セロトニン」という神経伝達物質が分泌されます。セロトニンには、自律神経を整え、精神を安定させる効果があります。

若い頃に比べて、走り回ったりおもちゃで遊んだりすることが難しくなってくる老犬にとって、気分を安定させるには、ホルモンバランスを整えることがとても大事です。

動けなくても昼夜の区別を!

また、セロトニンが適切に分泌されると、眠りを司る睡眠ホルモンである「メラトニン」の生成にも繋がり、夜の眠りが深くなります。

足腰が衰えて昼間も寝っ転がっていることの多い老犬にとって、昼間にきちんと日光浴をさせてセロトニンの分泌を、夜にメラトニンの分泌を促すことが、体内時計を整える上で非常に重要です。

老犬に日光浴をさせる方法

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1. できるだけお散歩をさせる

老犬になると、足腰が弱ってなかなかお散歩に行きたがらない犬も多いでしょう。
ですが、お散歩に行かないともっと筋力が衰えてしまいますし、外の刺激を受けないと認知機能が鈍ったり、気分が落ち込んだりしてしまいます。

お散歩の距離を少し短くする、暑すぎない・寒すぎない時間帯を選ぶ、途中で休憩を挟むなどして、できるだけ愛犬に負担がかからないようにしながら、できるだけ自分で歩かせるようにしましょう。
休憩は、日当たりの良いところで行うと、ついでに日光浴をさせることができます。

2. カートでお散歩をさせる

自力で歩けない場合は、犬専用のカートに乗せて外に連れて行ってあげましょう。
公園など、日当たりが良くてゆっくりできるところでカートをとめ、しばらく日光浴をさせると良いです。

カートがあると動物病院に連れて行く際にも便利なので、足腰が弱ってきたら少しずつカートに慣れさせておくと良いでしょう。

3. 室内で日当たりの良いところを選ぶ

小さい頃から、お家の中で日向ぼっこをするのが好きだという犬も多いでしょう。
老犬になったら、愛犬にとっての日向ぼっこスペースの環境を見直してあげましょう。

例えば、段差や障害物がある場合は、自力でたどり着きやすいように工夫してあげましょう。
また、同じところで寝そべっている時間が増えた場合は、床ずれを防ぐために、弾力のあるマットなどを敷いてあげましょう。

老犬に日光浴をさせる時の注意点

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1. 室内での日光浴はカーテンを開けて

UVカット加工されたカーテンや遮光カーテンだと、日光浴の効果が十分に得られません。
日光浴をさせる際は、少しカーテンを開けて、日光が十分に差し込むようにしてあげましょう。

2. 夏場の日光浴は熱中症に注意して

特に夏場は、日中ずっと日光浴をしていると暑すぎてしまい、熱中症になる恐れがあります。
老犬は暑くても自分で移動することができない場合があるので、飼い主さんが日光浴の時間をコントロールしてあげる必要があります。

できれば日差しの強すぎない時間帯を選び、飼い主さんがそばで付き添って愛犬の様子を観察してあげながら日向ぼっこをさせましょう。

3. 急な温度変化に注意して

寒い時期に、暖かい部屋から急に温度の低い室外へ移動すると、心臓などに負担がかけり「ヒートショック」を起こしてしまいます。

冬の散歩はできるだけ暖かい時間帯を選び、外に出る前に少しドアを開けて外気を取り込むなどして、外の温度に体を慣らしてから出かけましょう。

まとめ

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老犬になり、足腰が弱くなって散歩になかなか行けなくなっても、日光浴は毎日させてあげたいものです。

できればカートなどを使って家の外に連れて行くことも心がけつつ、家の中の日当たりの良いところも上手に活用して、老犬の日光浴をサポートしてあげましょう。

意外と違いが多い!チワワとパピヨン、飼うならどっち?

小さな体に大きな目が印象的なチワワとパピヨンは、どちらも日本でとても人気のある犬種です。

両犬種とも見た目が似ているので、これから犬を飼おうと思っている方の中には、「チワワとパピヨン、どちらを飼ったらいいか分からない」という方も多いでしょう。

今回の記事では、チワワとパピヨンの違いを、外見と内面の両方から比較します。どちらを飼おうか迷っている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

意外とたくさんある!見た目の違い

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(画像:パピヨン)

平均的にはチワワの方が小柄

チワワもパピヨンも「超小型犬」に分類されますが、チワワの方がさらに小さめです。
成犬の平均体重は、パピヨンで約3~5kgほどなのに対し、チワワでは約1〜3kgとされています。

もちろん、個体によって差はあるので一概には言えませんが、チワワは「世界で最も小さい犬種」のひとつとしても知られており、やはり平均的にはパピヨンよりもチワワの方が軽くて小さいと言えるでしょう。

長毛だけのパピヨンと、短毛もいるチワワ

パピヨンは、ふわふわで優雅な「ロングコート」だけですが、チワワには「ロングコート」と短毛の「スムースコート」の両方があります。
短い毛が好みの方には、チワワのスムースコートを中心に探してみることをおすすめします。

パピヨンは「飾り毛」がエレガント

「パピヨン」は、フランス語で「蝶」という意味です。その名の通り、蝶のような大きな耳が特徴のパピヨンですが、耳周りの飾り毛が優雅さを引き立てています。
耳以外にも、しっぽや胸周りなどに飾り毛があり、チワワのロングコートよりもさらに豪華な印象があります。

毛色のカラーバリエーションがあるのはチワワ

パピヨンの毛色の多くは、「白と黒」「白と茶」など、白をベースにした2色の組み合わせです。ベースは白ですが、単色は認められません

一方、チワワでは、白、黒、クリーム、レッド、チョコレート、フォーンの単色のほか、2色、3色など、カラーバリエーションが豊富です。

お手入れはどっちが大変?

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(画像:チワワ)

シングルコートとダブルコート

犬の被毛には、皮膚を保護する「オーバーコート」と保温の役割を持つ「アンダーコート」があります。
そして、オーバーコートのみの犬種は「シングルコート」、オーバーコートとアンダーコートの被毛が二重になっている犬種は「ダブルコート」と呼ばれます。

ダブルコートの犬は、アンダーコートの増減で体温を調節するので、換毛期にたくさんの毛が抜けます。それに対しシングルコートの犬は、1年を通して少しずつ毛が生え変わるので、ダブルコートに比べて抜け毛が少ないのが特徴です。

チワワの方が抜け毛が多め

チワワはダブルコート、パピヨンはシングルコートなので、換毛期の抜け毛はチワワの方が多いと言えます。
ただし、パピヨンは毛が長いので、抜ける本数が少ない割りには抜け毛が多いと感じるかもしれません。
また、ブラッシングはどちらの犬種も毎日行うことが望ましいです。

性格や吠え癖にも違いがあった!

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(画像:パピヨン)

パピヨンの性格

パピヨンは、優雅な見た目にフレンドリーな性格が合わさり、昔から貴族たちに愛されていました。

子供がいる家庭や、多頭飼いの家庭でも、すぐにみんなと仲良くできるでしょう。また、好奇心旺盛で人との触れ合いが好きなので、家族はもちろん、知らない人に対しても警戒心が薄く、懐きやすい犬種です。ご近所の犬仲間と交流したい方には、パピヨンがオススメです。

頭も良くてわがままになりにくく、無駄吠えも少ないので飼いやすいでしょう。

チワワの性格

体は小さくても、性格はとても勇敢なチワワ。
飼い主さんにはよく懐きますが、警戒心が強めなので、他の犬や人に対しては吠えることが多い犬種です。

また、よく吠えますが、体が小さいので番犬としては少し頼りないかもしれません。

結局はしつけが大事

幼少期の社会化など、しつけ次第で無駄吠えの有無も変わってくるので、「チワワだからよく吠える」「パピヨンだから吠えない」と一概には言えません。

吠えやすいチワワでも、小さい頃から少しずつ他の人や犬に慣れさせれば吠えなくなりますし、逆に吠えにくいパピヨンでも、「吠えたら何かしてあげる」ことを繰り返していると、要求吠えが多くなってしまいます

ただし、犬を飼うのが初めての方や、しつけに自信のない方は、やはりどちらかと言うとパピヨンの方が飼いやすい傾向にはあるでしょう。

運動量の違い

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(画像:チワワ)

チワワの散歩の目安:1日1~2回、1回10~20分程度

チワワは運動をしすぎると、細い骨や関節に負担がかかってしまいます。また、段差の多いコースは避けましょう。

パピヨンの散歩の目安:1日2回、1回につき30分程度

一方、パピヨンは小型犬のわりには体力があり、運動量が多い犬種です。雨が続く季節には家の中で遊ぶなどして、運動不足にならないように配慮する必要があります。

毎日の散歩は意外と大変?

犬を飼う前は、犬との散歩が楽しみだという方も多いでしょう。しかし、どんなに疲れていても忙しくても、犬の散歩は毎日行くのが基本です。

仕事が忙しくてあまり時間が取れないなど、少しでも散歩の時間が短い方がいい人は、チワワなど運動量の少ない犬の方が向いているかもしれません。

家族とも話し合いながら、毎日どの程度の時間を散歩のために確保できるか、よく考えてから飼うようにしましょう。

まとめ

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(画像:チワワ)

チワワとパピヨンは見た目が似ていますが、色々な違いがあることを分かっていただけたでしょうか?
最後に、どちらを飼おうか迷っている方のために、今回の記事を振り返って、チワワとパピヨンの特徴を簡単にまとめました。

  • より優雅な印象なのはパピヨン。小さくて、被毛の長さや色の選択肢が多いのはチワワ。
  • 抜け毛が少なめなのはパピヨン。ただしブラッシングはどちらも必須。
  • 吠えにくく、他の人や犬にも社交的なのはパピヨン。初心者にも最適。
  • 運動量が少なく、散歩時間が短いのはチワワ。たくさん散歩したいならパピヨン。

犬を飼う際の参考にしていただけましたら幸いです。

うさぎの散歩は室内?屋外?「うさんぽ」「部屋んぽ」の方法と注意点

うさぎを飼い始めた方や、うさぎを飼おうと思っている方は、うさぎに散歩が必要なのかどうか気になるかもしれません。

同じペットの散歩でも、うさぎの散歩は犬の散歩とは全く異なります。また、散歩の場所によって「うさんぽ」と「部屋んぽ」の2種類に分けられます。

今回の記事では、この2種類の散歩の仕方について、詳しい方法や注意すべき点、用意したいグッズなどをご紹介します。

うさぎの散歩は室内のみでもいいの?

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「うさんぽ」「部屋んぽ」とは

「うさんぽ」は家の外でするうさぎの散歩で、「部屋んぽ」は部屋の中でする散歩です。

「部屋んぽ」という言葉は、うさぎ以外にハムスターなどの小動物でも使われます。適度な運動は、肥満対策のほか、うさぎのストレス解消のためにも重要です。

部屋んぽのみでもOK、うさんぽはうさぎによる

うさぎの散歩は、基本的には室内の「部屋んぽ」のみでも大丈夫です。

屋外に出ることが好きで気分転換になるうさぎもいれば、逆に屋外の刺激がストレスになってしまううさぎもいます。このように、うさぎによって向き・不向きがあるので、それぞれのうさぎに合わせて、うさんぽを取り入れるかどうかを決めていきましょう。

室内での「部屋んぽ」の方法

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部屋んぽの時間

うさぎが一日に必要とする運動時間は、1時間程度が目安です。
部屋の中の場合は、なるべくリードなどはつけず、自由に歩いたり走ったりさせてあげましょう。

ただし、部屋の中には電気コードや食べこぼしなど、うさぎが齧ったり飲み込んだりすると危険なものが意外と多いもの。うさぎの部屋んぽは、次に紹介する2つの方法のいずれかで行いましょう。

1. サークル内で散歩させる

サークルを置いて、その中で部屋んぽをさせれば、確実に危険物との接触を回避できます。

うさぎはジャンプ力があるので、高さのあるものを選びましょう。
また、ワイヤー式のサークルを齧ってしまうようなら、パネル式のフェンスがおすすめです。


2. 危険物をガードして、自由に歩かせる

サークルで場所をとるのが好ましくない場合は、サークルを置かずに部屋の中を自由に散歩させても良いでしょう。
その際は、危険物や壊れやすいものをガードし、うさぎが接触しないような工夫をしましょう。

具体的には、次のような工夫が必要です。

  • ケーブルは専用のカバーで保護し、齧れないようにする。
  • 観葉植物や壊れやすいもの、薬などは、うさぎが届かない場所に置く。
  • 部屋んぽをする場所では人間は食事を控え、食べこぼしがないようにする。
  • 部屋んぽの前に毎日掃除をし、清潔を保つと同時に、安全を確認する。

屋外での「うさんぽ」の方法

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路上は歩かせない!

外での散歩と聞くと、犬の散歩のように、リードを付けて路上を歩かせるイメージがあるかもしれません。

しかし、多くのうさぎには肉球がないので、アスファルトのような固い場所や滑りやすい場所を歩くのに適していません

そのため、犬のように路上を歩かせることはせず、ペットが入れる公園などで、柔らかい土の上か、草の上を散歩をさせます。現地までは、抱っこやキャリーケースで連れて行きましょう。

公園の中でのうさんぽの方法には、次の2つがあります。

1. 公園内をリードを付けて歩かせる

ハーネスとリードを付けて、公園の中を一緒に歩く方法です。
ハーネスは、首だけのものではなく、全身タイプのものを選びましょう。

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好奇心の強いうさぎであれば、あちこち歩き回りながら色々なもののにおいを嗅いで、楽しく散歩ができるでしょう。

一方で、警戒心の強いうさぎの場合や、公園内が混雑している場合などは、うさぎが怖がって逆にストレスが溜まってしまうこともあります。
また、外には何が落ちているかわからないので、誤飲や怪我には十分注意してください。

2. 広場にサークルを置いて自由に歩かせる

公園内の広場などに高さのあるサークルを置いて、その中を自由に歩かせる方法です。

うさぎがサークルの外に飛び出してしまわないよう、常に注意して見ていましょう。念のため、長めのリードを付けておくと安心です。

サークルは、低いものだと脱走してしまいやすいので、高さのあるものを選びましょう。折り畳み式のものを選ぶと便利です。

犬や猫との触れ合いは基本NG!

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うさぎは、野生の世界では最も弱い哺乳類とも言えます。

犬や猫は、人間にとってはかわいいペットですが、うさぎからしてみれば立派な天敵です。犬や猫と一緒に飼われていて、慣れているうさぎもいるかもしれませんが、それは例外です。

たとえ襲いかかることがないとしても、近くにいるだけでストレスになりますから、できるだけ犬や猫と居合わせたり、一緒に遊ばせたりすることのないようにしましょう。

公園などでは、なるべく犬や猫が少ない場所で散歩をさせ、居合わせてしまったら遠くであってもうさぎを抱っこしてあげましょう。

カラスも危険

犬や猫だけでなく、カラスもうさぎの天敵です。
空から不意をつかれて襲われてしまうこともあるため、うさんぽをするときは頭上の警戒も怠らないようにしましょう。

うさんぽは無理にしない!

うさぎにとって外での散歩はしなくても問題ないので、犬や猫に遭遇する可能性が高い場合は、うさんぽを無理にする必要はありません

ストレス解消のはずの散歩なのに、恐怖に怯えてしまっては元も子もありませんからね。

たまにベランダや庭などで日光浴をさせてあげるだけでも十分です。

まとめ

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今回は、うさぎの散歩について、室内の「部屋んぽ」と屋外の「うさんぽ」の2つに分けてご紹介しました。

外での散歩はうさぎによっては良いリフレッシュとなりますが、犬や猫、知らない人など、ストレスを感じる要因も多いため、無理に行う必要はありません。うさぎの性格や周辺環境に応じて、するかしないかを判断しましょう。

運動不足やストレス過多を防ぐため、部屋んぽはできるだけ毎日させてあげてください。

危険物の誤飲などに十分注意して、うさぎと楽しいお散歩タイムを過ごしてくださいね。

大雨・洪水後の犬の散歩に要注意!ヒトにも感染するレプトスピラ症とは

近年、異常気象によって、豪雨による被害が深刻化しています。
大雨による洪水被害や浸水被害も怖いですが、大雨・洪水の後に危険性が高まる、「レプトスピラ症」という感染症をご存知でしょうか。

レプトスピラ症は犬にもヒトにも感染し、最悪の場合、死に至ることもある怖い感染症です。
今回の記事では、そんなレプトスピラ症が大雨・洪水の後に危険性を増す理由や、主な症状、予防方法についてご紹介します。

レプトスピラ症の感染状況

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レプトスピラ症とは、「レプトスピラ菌」という細菌によって感染する感染症です。犬だけでなく、ヒトにも感染する「人獣共通感染症(ズーノーシス)」として知られています。

全世界で感染が確認されていますが、とくに熱帯・亜熱帯地域に多い傾向にあります。

ヒトのレプトスピラ症の感染状況

日本では、1970年代前半までは年間で50人以上がレプトスピラ症によって死亡していましたが、近年は衛生環境の向上によって感染例は減少しています。

しかし、狂犬病のように感染例が全くなくなったわけではなく、2007年~2016年の間の国内感染例が258例と、毎年15~42例ほど報告されています。水辺でのレジャーや農作業、ネズミとの接触での感染が多く、沖縄県での感染例が半分以上を占めています。

参考資料
国立感染症研究所「レプトスピラ症 2007年1月~2016年4月」
https://www.niid.go.jp/niid/ja/leptospirosis-m/leptospirosis-iasrtpc/6518-436t.html

犬のレプトスピラ症の感染状況

日本国内で報告されている犬のレプトスピラ症の発生状況は、平成30年で22頭、令和元年で26頭です。
ただ、診断が下りる前に死亡した例など、実際には報告数よりも感染頭数は多いのではないかと考えられます。

参考資料
農林水産省「監視伝染病発生年報」
https://www.maff.go.jp/j/syouan/douei/kansi_densen/attach/pdf/kansi_densen-165.pdf

大雨・洪水後は特に注意!

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レプトスピラの感染経路

レプトスピラは、ネズミなどのげっ歯類が保菌していることが多く、尿から細菌が排出されると、土壌や水などの環境を汚染します。
保菌動物や汚染された土壌、水と接触した際に、体内に細菌が侵入することで感染します。

湿気の多い環境を好む細菌

レプトスピラは、湿気の多い環境を好みます。そのため、ネズミなどの尿で汚染された下水、池、水田、河川、泥などには注意が必要です。
また、暖かくて雨量の多い夏から初秋にかけての季節に感染が増える傾向にあります。

特に大雨や洪水の後は水や土壌が汚染されていることが多く、ネズミと接触する機会も増えるため、レプトスピラへの感染の危険性がより高くなります。

都会でも油断はできない!

都会に住んでいる方は、「身近に水田や池はないから自分には関係ない」と思うかもしれません。実際、ヒトの場合は、稲作や畜産業にかかわる人に感染例が多いのは事実です。

しかし、最近では都心でもネズミが増えており、特に水害が起こった後にレプトスピラ症が地域単位で流行する可能性があります。
犬の場合は、都会であっても散歩中に河川や側溝に近づいてしまうことがあるため、飼い主さんが注意してあげなければなりません。

レプトスピラ症の症状

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レプトスピラに感染しても、すべての犬がレプトスピラ症を発症するわけではありません。
しかし、発症すると、特に肝臓や腎臓に症状が現れ、最悪の場合は数時間で死に至ることもある危険な感染症です。

レプトスピラ症の症状を、4つのレベルごとに簡単に見ていきましょう。

レベル1.慢性

多飲多尿、腹水など進行性の肝不全。
症状は緩やかで、長期間にわたり継続する。

レベル2. 亜急性

腎炎による急激な腎不全。進行は比較的緩やか。
急性の肝不全や腎不全、またはその両方が認められる。突然発症して早く進行し、死亡率は高い。

レベル3. 急性

嘔吐、脱水、脱力、呼吸困難、口腔内の粘膜の壊死など。
急性の肝不全や腎不全、またはその両方が認められる。突然発症して早く進行し、死亡率は高い。

レベル4. 甚急性

発熱、震え、脱力、口腔内の粘膜の出血。鼻出血、黒いタール便などが見られることも。
肝不全や腎不全が現れる前に、数時間から数日で死に至る。

レプトスピラ症の予防方法

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ワクチン接種

混合ワクチンであれば、7種以上のものでレプトスピラが含まれています。「5種混合ワクチンしか打ってないけど、犬と一緒にキャンプに出かけたい」などというときには、レプトスピラ症のみ予防できるワクチンを追加接種しましょう。

ただし、レプトスピラには多くの血清型が存在していますが、ワクチンに含まれている血清以外は感染を防ぐことができません

実際、2017年に大阪で犬のレプトスピラ症が集団発生したときには、死亡した9頭の犬のうち、6頭はレプトスピラワクチンを接種していました。

大雨・洪水後の散歩に注意!

大雨や洪水の後は、汚染された土壌や水に接触する危険性が多いので、散歩をする際には、なるべく水や泥が溜まっているところに近づかないようにしましょう。
また、特にレプトスピラ症が発生した地域では、公園やドッグランなどで他の犬と接触することも避けましょう

まとめ

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今回は、レプトスピラ症の感染経路や症状、予防方法をご紹介しました。

レプトスピラ症は、保菌動物の尿で汚染された水や泥を介して感染するため、大雨や洪水の後など、環境が汚染されやすい期間には特に注意が必要です。

ワクチンだけで完全に予防をすることはできないので、特に大雨の後に犬の散歩をする際は、なるべく汚い水や泥のあるところには近寄らせないようにしましょう。

衝撃!犬がミミズに体を擦り付ける・食べる2つの理由と対策

犬の散歩中、犬がミミズに頭や体を擦り付けようとしたり、食べてしまったことはありませんか?
実はそれ、多くの犬に共通する行動で、野生生活時代に培った犬の「習性」が関係しています。

今回の記事では、犬がミミズに体を擦り付ける理由や、健康へのリスク、飼い主さんができる対策をご紹介します。

理由①ミミズのにおいが好きだから

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犬はもともと腐った肉を食べる動物

犬はもともと、腐った肉を食べる「腐肉食者」でした。

野生生活では、いつでも簡単に獲物を得られるわけではありません。狩った獲物の一部は、穴を掘って土の中に隠しておき、必要な時に掘り起こして食べていました。

土の中に埋められた獲物は、数日経つと腐敗していきます。人間にとっては腐敗臭は不快なものですが、犬にとっては生きるための大切な食料のにおいだったのです。

「腐りかけのミミズ」が一番好き?

腐肉食者だった犬は、死んでからしばらく経ち、腐敗が進みかけているミミズのにおいに最も惹かれると考えられています。

散歩中に犬をよく観察していると、動いているミミズやカラカラに干からびたミミズより、まだ水分の残った腐りかけのミミズに特に近寄っていく傾向が見られるかもしれません。

理由②自分の体のにおいを消したいから

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野生生活の中で、犬は「自分のにおいを隠すため、より強いほかのにおいを体につけてカモフラージュする」という習性を持っていました。

獲物を狩ろう思った時、獲物に自分のにおいがバレてしまえば、すぐに逃げられてしまいます。逆に、外敵ににおいを察知されてしまえば、すぐに見つかって食べられてしまうかもしれません。

獲物や外敵から隠れるために、自分よりにおいの強いもの、例えば動物の死骸などに体を擦り付ける習性ができあがったのです。

ミミズ以外にも・・・

ミミズの他にも、香水をつけた飼い主さんの体や、柔軟剤を使用した洗濯物、汗のついた布団などに犬が体を擦り付ける様子を見たことがあるかもしれません。

散歩中には、ミミズ以外の他の虫の死骸や、他の犬の糞尿に対して同じような行動をする場合もあります。

ミミズは犬にとって危険となり得るの?

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愛犬がミミズに体を擦り付けていたら、「気持ち悪いからやめてほしい…」と思う飼い主さんも多いでしょう。
犬によっては、好きすぎてミミズを食べてしまう場合もあるようです。

では、ミミズが犬の健康に害を及ぼすことはあるのでしょうか?

基本的には無害

基本的に、犬がミミズに体を擦り付けたり、食べたりしても、健康被害は起きにくいと考えられます。

そもそもミミズは、古くから漢方薬の原料としても使用されるなど、人間も進んで摂取をしてきた生き物です。ミミズそのものは害がないどころか、解熱作用や鎮痛作用、血行促進作用など、むしろ体に良い作用をもたらしてくれます。

お腹を壊す可能性はある

リスクは低いものの、衛生環境の整った環境で暮らす現代の犬にとって、腐ったものを食べる機会はそう多くありません

そのため、腐ったミミズを食べて下痢や嘔吐を引き起こすこともあるようです。様子を見て、症状が長引く場合には動物病院に連れて行きましょう。

ごく稀に寄生虫感染も

可能性としてはかなり低いですが、ミミズを食べることで、ごく稀に「毛細線虫」という寄生虫が犬の体内に寄生してしまうことがあります。

毛細線虫は、膀胱に産卵し、卵は尿と一緒に排出されます。寄生されても病気になることは少ないようですが、多数寄生では腹痛、発熱のほか、尿失禁、排尿困難、膀胱炎など、尿に関わる症状が出ることもあります。

犬がミミズに体を擦り付けるのをやめさせる方法

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基本的には健康被害リスクの低いミミズですが、やはり飼い主さんとしては腐ったミミズが愛犬の体につくのは嫌だと感じるかもしれません。

散歩中に犬がミミズに体を擦り付けたり、口に入れたりするのを防ぐには、どのような工夫をしたら良いのでしょうか。

1. 「マテ」「イケナイ」などの合図を活用する

犬がミミズに近寄って行ったとき、体を擦り付けたり食べたりする前に、「マテ」などの合図で行動を制止しましょう。
「マテ」や「イケナイ」のほか、「名前を呼んだら飼い主さんの方を見る」などのしつけは、ミミズ対策以外にも次のような場面で役立ちます。

  • タバコの吸い殻など、危険なものの拾い食いを防ぐ
  • 赤信号のときに、しっかりと止まらせる
  • 他の犬などに対し、興奮して吠えてしまったときに気持ちを落ち着かせる

できるだけ小さいうちから、トレーニングをしておきましょう。

2. 雨上がりの散歩は要注意

雨上がりには、ミミズが地面に出てきやすくなります
その理由には諸説ありますが、雨水が浸透すると土の中の空気が薄くなるため、呼吸をするために地面に上がってくるという説明が最も一般的です。

そのため、雨上がりの散歩の際は、普段ミミズが出にくい散歩コースを選ぶなどの工夫をしてみましょう。

3. 可能であれば抱きかかえて通る

においに敏感な犬にとって、「マテ」などの飼い主さんの合図が耳に入ってこないほどミミズに夢中になってしまうこともあります。
小型犬などであれば、犬がミミズに到達する前に抱きかかえてしまうのもひとつの手です。

なお、リードを引っ張りすぎてしまうと、首に負担がかかるので注意しましょう。

まとめ

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今回は、犬がミミズに体を擦り付けてしまう理由や対処法をご紹介しました。
犬は、野生生活の名残でミミズの腐ったにおいを好みますが、体内に取り込んでも健康に害をきたすことはほとんどありません。

それでも気持ち的にやめてほしいと思う場合には、散歩コースの工夫や、犬の行動をコントロールするしつけが必要です。

なお、ミミズは基本的に安全ですが、散歩中の拾い食いや、他の犬の糞尿に体を擦り付ける行動を防ぐためにも、やはりしつけはしっかりとしておくのが望ましいでしょう。