紫外線は犬にとっても怖い存在⁉︎5つの紫外線対策をご紹介

暖かく日差しの強い季節に気になるのが、「紫外線」

お肌にダメージを与える紫外線は、人にとってとても厄介なものですが、実は、犬にとっても有害となり得ます。
紫外線の強い季節は特に、犬にも紫外線対策をしてあげましょう。

今回の記事では、紫外線が犬に与える影響と、犬の紫外線対策について詳しくご紹介します。

犬が受ける紫外線のダメージ

日光
犬も紫外線を浴びすぎることで、さまざまな悪影響を受けます。

1. 白内障のリスク

紫外線を浴びすぎてしまうと、白内障になるリスクが高まると言われています。

犬が白内障にかかるメカニズムははっきりとは解明されていません。しかし、現代医学の見解では遺伝的なものや老化などが主な原因とされ、紫外線の浴びすぎも原因のひとつだと考えられています。

目が白く濁ってきたり、暗いところでよくつまずく、物にぶつかる、壁づたいに歩くなどの行動が見られたら、白内障の可能性が考えられます。

2. 病気や老化の促進

紫外線を浴びすぎると、犬の体内で「活性酸素」が過剰に分泌されてしまいます。

この「活性酸素」は、ウイルスや細菌を除去するという大きな役割を持っているため、適度に分泌される必要があります。しかし、分泌されすぎてしまうと健康な細胞までも攻撃してしまい、病気や老化の原因となってしまうのです。

3. 皮膚炎

強い紫外線を浴びると、「日光過敏症」という皮膚炎を起こしてしまうことがあります。

症状は鼻の上部に起きることが多いと言われており、脱毛や赤み、進行するとただれや腫瘍ができたりします。犬よりも猫に多いのですが、犬でも起こす可能性があり、慢性化するとガンを引き起こすこともあるので注意が必要です。

犬の紫外線対策

日焼け止め
紫外線が犬にとって怖い存在であることはわかりましたが、そうは言っても、「紫外線を浴びないように、外には連れて行かない!」というわけにはいきませんよね。

そこで、外出時にもなるべく紫外線の影響を受けにくくする方法をご紹介します。

1. 散歩は日差しの少ない時間に

気象庁によると、1日の中で紫外線の量が最も多くなるのは正午ごろだそうです。

特に、梅雨前から夏にかけての時期は日差しが強くなりますので、犬を散歩に連れて行く際には朝方や夕方など、比較的日差しの弱い時間帯に行くようにしましょう。

紫外線だけでなく、熱くなったアスファルトによって肉球をやけどする危険もあります。昼間に溜まったアスファルトの熱は、夕方になっても冷め切らないことが多いですから、できれば朝方に散歩するのが望ましいですね。

2. 外出時は服を着せる

皮膚に当たる紫外線を減らすために、外出時は服を着せましょう。

暑い時期に服を着せることに抵抗があるかもしれませんが、UVカット機能がついていて通気性の良いタイプの服も売られているので、ぜひチェックしてみてくださいね。

3. 犬用サングラス・帽子をつける

紫外線から目を守るには、犬用のUVカットゴーグル(サングラス)や犬用の帽子が効果的です。

一概にサングラス・帽子といっても、紫外線カット機能がついていなかったり、かわいくても目元に影を作れない帽子などもありますので、よく確かめてから購入してください。

また、洋服を嫌う犬は特に、帽子やサングラスを嫌がるかもしれません。ストレスになったり嫌いにならないよう、事前に少しずつ慣らしてから散歩に行きましょう。


4. 犬用の日焼け止めを使う

紫外線対策のために日焼け止めを塗るという方は多いのではないでしょうか?
ペットには人間の日焼け止めは使えませんが、ペット用の日焼け止めや、UVカット効果のあるシャンプーなどを使いましょう。

5. 「サマーカット」はほどほどに

暑い季節になると、短く毛を切る、いわゆる「サマーカット」の犬が増えてきますが、本来犬の毛は、皮膚を守る役割を持っています。そのため、毛を短く切りすぎてしまうと、皮膚に紫外線を受けやすくなってしまうのです。

「毛を短くカットして涼しくしてあげたい!」と思うかもしれませんが、紫外線予防のためには、あまり毛を切りすぎないようにしてあげましょう。
それでもサマーカットをしたい場合は、外に出る際に洋服でカバーしてあげるとよいです。

紫外線は悪いことばかりではない

ひなたぼっこ
ここまで紫外線を浴びすぎることのデメリットや対策方法をご紹介してきましたが、紫外線を浴びるのは悪いことばかりではありません。

適度な紫外線を浴びることで免疫力を高めたり、皮膚が殺菌されるという良い効果もあります。また、紫外線を受けると幸福ホルモン「セロトニン」が分泌されやすくなるとも言われているので、適度な日光浴は必要なのです。犬が日向ぼっこが大好きなのは本能的なものかもしれませんね。

まとめ

サングラス
適度な紫外線は犬にとって必要なものですが、過度な紫外線は危険です。

春〜夏は紫外線の量が特に多くなりますから、散歩の時間帯や長さを調整したり、UVカットグッズを使ったりしてみましょう。飼い主さんもワンちゃんも一緒に紫外線対策をして、上手に春・夏のお出かけを満喫してくださいね!

犬も猫も、日向ぼっこが必要ってホント?日光浴がもたらす効果とは。

日光浴、できてますか?

隙間から手をだす猫
犬も猫も、日向ぼっこが好きですよね。暖かくてポカポカしている場所を好んで、スヤスヤ寝ているイメージがあります。でも、なぜあんなに日光浴をするのでしょうか。

実は、健康のために欠かせないものだったのです。

日光浴のもたらす効果4選

幸せホルモン「セロトニン」が出る

花の香りを嗅ぐ女性
幸せホルモンとも呼ばれるセロトニンは、動物の精神系に大きく関わるホルモンです。心のバランスを整え、精神を安定に導くといわれています。

このセロトニン、なんと日光を浴びることで分泌が活性化されるんです。心身ともに健康でいるために、日光は必要不可欠なものです。

1日中家の中にいるわんちゃんは、日の光を浴びることができません。すると精神が不安定になってしまいます。きちんと日光浴をする機会を、意識的に作ってあげることが大切です。

皮膚病予防ができる

日向ぼっこをする猫
紫外線には殺菌効果があることはよく知られていますよね。犬が外に出て日光を浴びることで、殺菌効果から皮膚病予防が期待できます。

また、日光浴をよくする猫の毛は、美しく毛艶があるともいわれています。日光の殺菌・血行促進効果などのおかげでしょう。

長時間、紫外線にさらされるのはかえって逆効果になってしまいますので、適度な日光浴をさせるようにしましょう。

体内時計がリセットされる

腕時計を起動させる
日の光を浴びなければ、体内時計は狂ったまま時を進めてしまいます。人間の場合、朝に強い光を浴びることで、体内時計をリセットすることが推奨されていますよね。

犬や猫も同じで、日の光で体内時計をリセットさせてあげましょう。

ビタミンDが作られる

ぼやけている犬
シニア犬にとって、骨の健康はとても重要です。

日光の紫外線を浴びることで、ビタミンDが体内で合成されます。ビタミンDは、カルシウムのバランスを整える役割をしたり、丈夫な骨を維持するのに必要な栄養素です。

このビタミンD、もし不足してしまうと骨に関する病気にかかりやすくなってしまうのです。

    ただし人間と比べると、生成されるビタミンDは少ないと言われています。ビタミンD入りのドッグフードや、食べ物を摂取することで、さらに補うことができます。

日光を浴びて、元気100倍!

木の陰からこちらを見る猫
日光は本当にたくさんの効果をもたらしてくれます。私たちも、太陽の光を浴びてこそ元気になれますよね。

家にいる機会の多い犬・猫には、意識的に日光浴をする時間を作ってあげましょう。散歩の時に、思いっきり日の光を浴びるのも良いですね!