動物を愛するすべての方へ!この夏おすすめの最新映画『ハウ』の魅力をご紹介

みなさんは、8月19日(金)公開の映画『ハウ』をご存じですか?本作は、ワン!と鳴けない1匹の犬・ハウと、ちょっぴり気弱で心に傷を負った青年・民夫の愛おしい絆を描く感動大作です。

主演ハウ役を務めたのは、俳優犬のベック。民夫役を、出演作の絶えない人気俳優・田中圭さんが演じています。

公開前から、多くの愛犬家の支持を集めているという本作ですが、一体どんなところが支持されているのでしょうか?その注目ポイントを、まとめてご紹介していきます。オリジナルグッズのプレゼントもありますので、最後までご覧ください。

動物愛で溢れた現場で生まれた作品!

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スタッフ陣は動物愛の強い人ばかり

本作は、『眉山-びざん-』、『ゼロの焦点』、『のぼうの城』などで日本アカデミー賞を受賞した名匠・犬童一心監督が手掛ける最新作。これまでも『いぬのえいが(「ポチは待っていた」)、『グーグーだって猫である』シリーズ、『猫は抱くもの』など動物をテーマにした作品を数多く発表してきた動物映画のレジェンドでもある犬童監督は、大の動物好きです。

今回は、『黄泉がえり』、『ナミヤ雑貨店の奇蹟』で日本アカデミー賞優秀脚本賞を受賞し、『キセキ−あの日のソビト−』も手がけたことで知られる斉藤ひろしさんとタッグを組み、新たな感動作を贈り出します。そして斉藤さんもまた、犬に対する想いの強い人物。原作小説「ハウ」の執筆も手掛けた斉藤さんですが、かつて自身の愛犬と過ごした優しい時間をエッセンスにこの物語を生み出したのです。

キャストも全員動物好き

また、出演するキャスト陣も動物愛の強い方々ばかり。主人公・民夫役の田中圭さんは生まれた時から実家にワンちゃんがいた“犬派”、民夫を支えるヒロイン・足立桃子役の池田エライザさんは猫や小鳥など複数の動物を飼っている動物好き、その他キャストにも全員が全員、犬好き&動物好きを揃えたといいます。

さらに、本作で全編のナレーションを務める石田ゆり子さんも、愛犬家として知られている人物です。

ベックへの配慮も十分

このように、動物に心から寄り添える製作陣・キャストが集い作り上げられた本作。現場では、主演のベック君への負担を極力減らすよう細心の注意を払いながら撮影が行われたといいます。この徹底ぶりに、愛犬家たちからも称賛の声が挙がっています。

俳優犬・ベックの演技が凄すぎる!

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ハウと民夫の絆を描く本作。運命的な出会いを果たし、同じ時を過ごす中でお互いにかけがえのない存在になっていく2人ですが、ある日突然、離れ離れになってしまいます。悲しみに暮れながら、大好きなハウを探し求める民夫――。その一方で、ハウはもう一度民夫に会いたいとひた走っていた・・・!民夫の元へ帰ろうとする道中で、ハウは様々な人々に出会っていきます。そして、それぞれの人に優しく寄り添い、“癒し”を与えていくのです。

ベックの演技力が話題

今回、主演として堂々たる演技を披露したのは、俳優犬のベック。ベックは、ミックス犬の白くてモフモフの大型犬です。無邪気で元気いっぱい、人懐っこい性格の愛らしすぎるベック。撮影時はまだ若干1歳でしたが、演技初挑戦ながらも豪華キャストたちに引けを取らない高い演技力を発揮し、それぞれのシーンに合わせた動き・表情を次々とこなしていきます。

ベックを導いたのは、『南極物語』、『ハチ公物語』、『クイール』、『犬と私の10の約束』など、数々の犬映画でワンちゃんを指導してきたレジェンドドッグトレーナー・宮忠臣さん。ベックと共演した田中圭さんは、“いちキャスト”としてベックと接していたと言い、俳優犬としてのベックの姿に感激したそうです。

完成披露イベントでも人気者に

また先日、本作の完成披露イベントが行われ、キャスト陣と共にベックもステージに登壇しました。

SNS上では、可愛くもお利巧すぎるベックの姿を見た方々から「ベックめっちゃ賢くてほんとに良い子。トコトコやってきてちゃんとお座りしてる」「ベックが可愛いすぎる」「疲れた心と体がとんでもなく癒やされた」「舞台挨拶の様子にほっこり」等と絶賛のコメントが続々。大きな話題を集めていました。

人と犬との絆に感動!

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“可愛すぎる”俳優犬・ベック演じるハウを中心に展開される本作。ハウと人々との間にどのような物語が待ち受けているのか注目したいところですが、先日解禁されたばかりの主題歌MVも「泣ける」と話題になっています。

主題歌はGReeeeNの『味方』

GReeeeNの書き下ろした映画主題歌『味方』(ユニバーサル ミュージック)は、ハウと民夫の強い絆を思わせるような歌詞が爽やかなメロディにのる心温まる楽曲。

その映画オリジナルミュージックビデオ(shortVer)では、全国の愛犬家たちから募集した「愛犬の最高に癒された瞬間の写真や映像」が多数収録されており、SNS上では、「MV見ただけで泣ける、やばい!」「ワンちゃん達の写真にウルっときた」「予告でもMVでも泣いちゃうし、映画を見たら号泣かも」と絶賛の嵐!公開前から多くの愛犬家からの注目を一身に集めている本作です。

果たしてどのような感動を私たちに届けてくれるのでしょうか。その答えは是非劇場でご覧ください!

映画『ハウ』オリジナル「味方」MV~#ハウと癒し犬~

映画『ハウ』オリジナルグッズプレゼント

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この度、映画公開を記念して、愛犬とのお散歩時にご使用いただける、<映画『ハウ』オリジナル 給水マナーアイテム>を抽選で3名様にプレゼント!

まだまだ暑い日が続く今日この頃ですが、こちらのアイテムを使って、ワンちゃんにもしっかり水分補給をさせてあげてくださいね。

応募方法
2022年8月31日までに、下記のフォームに入力するだけ。
映画『ハウ』オリジナルグッズプレゼント 応募フォーム
※当選者の発表は、賞品の発送をもって代えさせていただきます。また、賞品のカラーは変更になる可能性がございます。

試写会に行ってきました

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この度、機会に恵まれ、CHERIEE編集部員が一足お先に映画を拝見させていただきました。

とにかく目を引くのが、ベックの演技力です。キャストと息の合った演技は、CGなのではないかと勘違いしてしまうほどでした(ハウに関してはCGは一切使われていないとのことです)。また、田中圭さんと本当の家族のように仲が良く、見ているだけで微笑ましくなりました。

田中圭さん演じる民生と楽しく暮らしていたハウは、不運が重なり青森まで運ばれてしまいます。民生に会いたい一心で横浜へ向かう道中に、ハウはさまざまな悩みや寂しさを抱える人と出会い、癒しを与えていきます

犬を飼ったことのある人なら、愛犬の存在に救われた経験も少なからずあるでしょう。そんなことを考えなら映画を見ていると、思わず涙がこぼれてきてしまうかもしれません。

離れ離れになったハウと民生は再会することはできるのでしょうか。是非、ご自身の目で確かめてきてください。

映画情報

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【ストーリー】

婚約者にあっさりフラれ、人生最悪な時を迎えていた市役所職員・赤西民夫(田中圭)。
横浜で一人空虚な日々を送る彼は、上司からの勧めで、飼い主に捨てられて保護犬になってしまった真っ白な大型犬を飼うことになってしまう。
犬はワンと鳴けず「ハウッ」というかすれた声しか出せない。とびっきり人懐っこいこの犬を、民夫は“ハウ”と名付け、1人と1匹の優しくて温かい日々が始まった。

民夫にとって最初は戸惑うことも多かったハウとの暮らしだったが、何をするにもいつも一緒な“2人”の絆は次第に深まり、いつしかかけがえのない存在となっていった。ハウと民夫の最高に幸せな時間はずっと続くと思っていたのだが・・・。そんな時、突然ハウが姿を消す。
あらゆる手段を尽くしてハウを探す民夫だが、無情にも「ハウによく似た白い大型犬が事故死した」という情報がもたらされる。しかし、横浜から遠く離れた北の地でハウは生きていた!偶然のアクシデントが重なり、ハウは青森まで運ばれてしまったのだ。

ハウは、大好きな民夫の声を追い求め、「もう一度、君に会いたい」という一心で青森から横浜・798キロの道のりを目指す。民夫はハウがいないという現実に苦しみもがきながらも、少しずつ向き合おうとする。民夫のそばで優しく寄り添う同僚の足立桃子(池田エライザ)の支えもあり、皆それぞれに悲しみを抱えながら生きていることを学んでゆく。

一方、ハウは民夫を探して走る道中で、悩みや孤独、悲しみを抱えた人たちと出会う。震災の風評被害に心を痛める女子中学生の麻衣(長澤樹)。愛する夫(石橋蓮司)を亡くし、ひとりで傘屋を営む老女・志津(宮本信子)。深刻なDV被害に遭い、修道院のシェルターに保護された若い女性・めぐみ(モトーラ世理奈)。彼女たちに寄り添い心を癒していく。

果たして、長い旅路を経てハウと民夫はもう一度再会することができるのか――。そこには、優しすぎる結末が待っていた──。

【作品情報】

作品タイトル: ハウ
公開表記: 8月19日(金)全国ロードショー
原作: 『ハウ』斉藤ひろし(朝日文庫)
出演: 田中圭 池田エライザ 野間口徹、渡辺真起子、モトーラ世理奈、深川麻衣、長澤樹、田中要次、利重剛、伊勢志摩、市川実和子、田畑智子、石田ゆり子(ナレーション)、石橋蓮司、宮本信子
監督: 犬童一心
脚本: 斉藤ひろし 犬童一心
音楽: 上野耕路
主題歌: GReeeeN「味方」(ユニバーサル ミュージック)
企画・プロデュース: 小池賢太郎
プロデューサー: 丸山文成 柳迫成彦
企画・製作プロダクション: ジョーカーフィルムズ
製作幹事: ハピネットファントム・スタジオ 東映
配給: 東映
公式HP: haw-movie.com
公式公式Twitter&公式Instagram&公式TikTok: @haw_movie2022
映画クレジット: (C)2022「ハウ」製作委員会

【2020年】犬好きにおすすめ!クリスマスに観たい映画6選

新型コロナの影響もあって、今年はクリスマスを家で過ごそうと考えている方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、犬好きさんにおすすめの、クリスマスにぴったりな映画をご紹介します。

今年のクリスマスシーズンは、犬や他の動物たちが登場する映画を観ながら、家でゆっくりと過ごしてみてはいかがでしょうか。

『サンタ・バディーズ 小さな5匹の大冒険』『スノー・バディーズ 小さな5匹の大冒険』

個性豊かな「しゃべる」子犬たちが冒険を繰り広げる心温まるディズニー映画「バディーズ」シリーズは、全5作から成る人気のファミリー映画です。その中でも特にクリスマスにおすすめなのは、『サンタ・バディーズ 小さな5匹の大冒険』と『スノー・バディーズ 小さな5匹の大冒険』の2作!小さい子供と一緒に観るのにも最適です。

サンタ・バディーズ 小さな5匹の大冒険

あらすじ
クリスマスを間近に控えた北極。サンタ・クロースとサンタ・ドッグは、人々がクリスマスの本当の意味を忘れかけていることが原因で、魔法を司るつららが溶け始めていることを嘆いていました。
そんな中、サンタ・ドッグの子供が北極から脱走し、5匹の子犬・バディーズのもとを訪れると、普通の子犬の生活を満喫。果たして、クリスマスはどうなってしまうのでしょうか。

スノー・バディーズ 小さな5匹の大冒険

あらすじ
物語の主役は、アメリカ・ワシントン州で幸せに暮らす5匹のゴールデン・レトリーバーの子犬たち。ある日、ひょんなことからアイスクリームを運ぶ飛行機に乗り込んでしまいます。そして、飛行機から舞い降りた先は、あたり一面が雪景色のアラスカの大地。
そこで出会った1匹のハスキーの子犬とともに、レトリーバーの子犬たちは過酷な犬ぞりレースに出場することに!?果たして5匹は、無事に帰ることができるのでしょうか?

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『劇場版フランダースの犬』

1975年に放送された、テレビシリーズ『フランダースの犬』。そんな不朽の名作が、1998年に初の劇場版長編アニメーションとして戻ってきました。犬が大好きな方におすすめしたい、クリスマスの泣ける名作です。

あらすじ
舞台は19世紀のベルギー、フランダース地方。少年ネロと愛犬パトラッシュは、おじいさんと牛乳運びで生計を立て、貧しくも幸せに暮らしていました。そんなネロの夢は、憧れのルーベンスのような画家になること。

しかし、ネロの幸せな日々に次々と不幸が訪れます。そして迎えたクリスマスの夜、全てを失ったネロがアントワープ大聖堂で見たものとは・・・?

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『ベートーベン』

クリスマス映画ではありませんが、犬とコメディが好きな方におすすめしたい一作です。
セント・バーナード犬の笑える名演技で、クリスマスが盛り上がること間違いなし!

あらすじ
ある日、セント・バーナードの子犬が、犬嫌いの父がいる「ニュートン家」に紛れ込んできました。「ベートーベン」と名付けられた子犬は、子供たちの良い友達になります。一方、犬嫌いの父は賢いベートーベンにいつも悩まされ、ついにベートーベンを薬殺することを決意しますが・・・!?

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『101』

大人気ディズニー映画『101匹わんちゃん』を再現した実写版。101匹のダルメシアンや他の色々な動物が登場するので、犬好き・動物好きの方は必見です。
ところで、101匹わんちゃんの実写映画の新作版は、『ラ・ラ・ランド』などで主演をつとめた俳優エマ・ストーンをクルエラ役に迎えています。2021年に日本でも公開予定なので、そちらも要チェックです。

あらすじ
共にダルメシアンの飼い主であるロジャーとアニタは、飼い犬同士が恋に落ちたことがきっかけで自分たちも恋に落ち、結婚することに。子犬も生まれ、幸せいっぱいの新婚生活を送っていましたが、その裏ではファッション界の「悪魔」クルエラが、ダルメシアンの子犬の毛皮でコートを作る計画を企てていました。

クルエラに盗まれたダルメシアンの子犬たちを取り返すため、町中の犬や動物たちが結束。果たして99匹の子犬たちは、無事に帰ってくることができるのでしょうか?

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『ベイブ』

主人公の「ベイブ」は犬ではなく子豚ですが、他にも犬や猫、アヒルや羊など、農場の動物たちがたくさん登場する映画で、動物好きなら楽しめること間違いなしです。農場の動物とはいえ、ベイブのひたむきな姿にほっこり心が温められるでしょう。

あらすじ
収穫祭のゲームの賞品として子豚のベイブをもらった農場主のアーサー。ベイブは、農場に住む馬や羊、鶏などの動物たちと暮らすことになりました。

ベイブは、牧羊犬の母犬から家畜としてのルールを学ぶ一方、ひょんなことから、豚でありながら牧羊犬の役割を任されることに。ソーセージにされるはずだったベイブですが、次第に牧羊犬としての素質が認められるようになり・・・。

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『グレムリン』

こちらも登場するペットは犬ではなく空想上の生き物ですが、ペット好きにおすすめしたい大人気映画です。
豹変したグレムリンはなかなか恐ろしい生き物ですが、飼い主の相棒「ギズモ」の愛くるしい姿は世界中で人気を集め、グッズなども多数販売されています。

あらすじ
ヨーロッパの伝承上の怪物「グレムリン」の話を元に作られた、SFブラック・コメディ。クリスマスプレゼントとして子供の元にやってきたペットの「モグワイ」は「ギズモ」と名付けられ、かわいらしい見た目の反面、飼育する際には「真夜中にはえさを与えない」「水に濡らさない」「太陽光線にあてない」という3つの厳しいルールを守る必要がありました。このルールが破られた時、モグワイは凶暴な「グレムリン」と化し、街中は大パニックに。

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まとめ

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今回は、犬好き・動物好きの方に向けて、クリスマスに観たいおすすめの映画をご紹介しました。気になる映画は見つかったでしょうか?

外出が難しいこの時期だからこそ、今年のクリスマスは素敵な映画とともに、ぜひ楽しいおうち時間を過ごしてくださいね。

動物密輸大国の日本。映画『アウトブレイク』も他人事じゃない!

新型コロナウイルスが世界中に猛威を振るう今、1995年に制作された映画『アウトブレイク』を思い出した方も多いのではないでしょうか。

『アウトブレイク』は、密輸動物から感染症が蔓延したというフィクションですが、この話、現在の日本でも他人事ではありません。
その理由は、日本が「動物密輸大国」だから。

エキゾチックペットの人気沸騰に乗じて、特にアジア地域からの動物の密輸が後を絶ちません。空港等での検疫をすり抜けてしまう密輸動物は、人間に感染する感染症を持っている恐れがあり大変危険です。

今回は、動物の密輸がもたらす感染症の危険性について、映画『アウトブレイク』と、日本における動物の密輸の実態を通して考えていきましょう。

映画『アウトブレイク』が描いたもの

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『アウトブレイク』のあらすじ

『アウトブレイク』は、1995年にウォルフガング・ペーターゼン監督の元で制作されたアメリカ映画です。
物語は、米国陸軍伝染病医学研究所の研究チームが、アフリカの小さな村で、未知のウイルスによって村人たちが次々と命を落とす様子を目の当たりにするところから始まります。

その後、カリフォルニア州の町で同じ症状の感染症が発生。未知の感染症はエボラ出血熱に似たもので、致死率100%という凄まじい破壊力を持ち、瞬く間に町中を恐怖の渦に陥れました。

しかし、アフリカの感染者が移動をしなかったにも関わらず、なぜウイルスはアメリカで発生してしまったのでしょうか?
その引き金となったのは、アフリカから密輸された1匹のサルでした。

ウイルスの宿主だったサルは、営利目的でアフリカからこっそり連れ出され、検疫をすり抜けてアメリカ国内に持ち込まれたのです。

『アウトブレイク』の着想は、ノンフィクション

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映画『アウトブレイク』はフィクション映画ですが、その制作は、『ホット・ゾーン』(リチャード・プレストン著)というノンフィクション小説に着想を得ています。

『ホット・ゾーン』は、1989年にヴァージニア州レストンで実際に起きた、サルのエボラウイルス感染症事件を描いたものです。
フィリピンから輸入されたカニクイザルが、次々と出血熱を発症して死亡し、検査の結果、「レストン型」のエボラ出血熱であることがわかりました。

研究者など、サルと接触のあった人たちは死の恐怖に陥れられますが、このレストン型のエボラ・ウイルスはアフリカで人々を死に追いやってきたエボラ出血熱とは違い、幸い人間に対しては病原性がないことが分かりました。

しかし、これが仮に人間に対しても致死力のあるウイルスであったとしたら、大惨事になっていたことは間違いないでしょう。
他国からやってきた動物による病気の感染症拡大は、現実的にあり得る話なのです。

動物の輸出入に関するルール

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さて、『アウトブレイク』と『ホット・ゾーン』は、いずれもアメリカが舞台でしたが、これらの話は現実の日本でも決して他人事ではありません。

日本は「動物密輸大国」と言われています。

日本には次にご紹介するような、動物の輸出入に関するルールがあります。しかし、それらが確実に守られていない、つまり、「密輸」が横行しているために、海外の動物から感染症が広まるリスクが高まってしまうのです。

輸入禁止動物

日本では、感染症法によって次の7種の輸入が禁止されています。

輸入禁止動物 懸念される感染症
サル エボラ出血熱、マールブルグ病
プレーリードッグ ペスト
イタチアナグマ、タヌキ、ハクビシン 重症急性呼吸器症候群(SARS)
コウモリ ニパウイルス感染症、リッサウイルス感染症等
ヤワゲネズミ ラッサ熱

参照: 『感染症の予防及び動物検疫所 感染症の患者に対する医療に関する法律』の解説

ただし、試験研究用または展示用のサルは、特定地域からの輸入に限り、検疫を徹底することで輸入しても良いことになっています。

検疫対象動物

また、輸出入の際、動物検疫所で検疫を受けなければならない動物は、以下の5種です。

検疫対象動物 懸念される感染症
犬、猫、あらいぐま、きつね、スカンク 狂犬病

参照: 動物検疫所 狂犬病予防法の解説

その他の動物は?

これらの動物以外の全ての陸生哺乳類、鳥類についても、海外から日本に持ち込むことは原則禁止とされていますが、輸出国政府発行の衛生証明書を入手した上で、動物検疫所に届出をした場合、持ち込めることもあります。

もし、衛生証明書がない動物を届け出を行わずに持ち込めば、動物からウェストナイル熱、オウム病、鳥インフルエンザなどの感染症が広がる可能性があります

「動物密輸大国」日本

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野生生物の取引を調査・モニターするNGO「TRAFFIC(https://www.trafficj.org/)」によると、2007年〜2018年の間に、日本の税関では1,161匹が、海外の税関では少なくとも1,207匹のエキゾチックペットが、日本への密輸動物として押収されました。日本の税関で差し止められた動物のほとんどは、東南アジアや東アジアからの密輸動物でした。

押収された動物は実際の密輸動物のほんの一握りに過ぎず、市場に出回ってしまった動物はもっとたくさんいると見られています。

そして、税関で押収された動物の中には、先ほどご紹介したような、人間に感染の危険性がある病気を持ち得る動物も多く含まれています。

密輸される動物の多くは、不衛生で過密な環境下で保管、輸送、販売されているため、感染症を持っている動物が一個体でもいれば、一気に広まってしまいかねません。これらの動物が、もしも監視をすり抜けて市場に出回ってしまえば、人間への感染症を広げてしまう可能性は十分にあります

まとめ

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今回は、映画『アウトブレイク』と共に、「動物密輸大国」日本で密輸動物から感染症が持ち込まれるリスクを考えました。

『アウトブレイク』は、海外から密輸されたサルが引き金となって、出血熱が人間に瞬く間に広まってしまったというお話。この映画はフィクションでしたが、着想を得た『ホット・ゾーン』はノンフィクションですし、科学的にも、似たようなことは今後十分にあり得る話だと言えるでしょう。

特に、検疫をすり抜け、申告もされることのない密輸動物が多く取引されている日本では、『アウトブレイク』の話も決して他人事ではありません。

「お金を儲けたい」「珍しいペットが欲しい」という、個々の自分勝手な気持ちが、日本中に「アウトブレイク」を引き起こしてしまう可能性があるということを忘れてはいけません。

動物の密輸の危険性を改めて知るためにも、映画『アウトブレイク』を今一度観てみるのも良いかもしれませんね。

映画研究室所属の犬好きが選ぶ愛犬と一緒に観たい感動映画トップ10

わんちゃんが主役の犬映画を皆さんは観たことはありますか?実は、犬と人間の絆を描いた映画は数多くあり、観れば愛犬の大切さ、愛おしさを再確認できること間違いなしなのです。

感動するだけでなく、コミカルな映画や個性派映画などジャンルも様々。今はAmazonで自宅に居ながらにしてレンタルすることもできるので、これからの寒い時期、暖かいお部屋で愛犬や大切な人と一緒に鑑賞してはいかがでしょうか。

今回は、犬好き映画好きの筆者がオススメするそんな犬映画TOP10をご紹介します。

第10位 101匹わんちゃん

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ダルメシアンのポンゴとパディータの15匹の子犬たちが毛皮好きな悪女クルエラに立ち向かうハラハラ、ドキドキな冒険物語です。ディズニーアニメーションの名作ですが、意外と物語を知らない方も多いのではないでしょうか。

実は、犬たちの目線で見た、犬の生活風景が描かれている映画です。パディータが産んだ子犬たちは15匹でしたが、なぜタイトルは「“101匹”わんちゃん」なのでしょうか。その真相も見所です!

第9位 わんわん物語

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血統書付きのアメリカン・コッカー・スパニエルのレディと野良犬のトランプ。身分の違うわんちゃん2匹のラブロマンスを描いた作品です。こちらもディズニーアニメーションです。

人間のように純粋に恋をしている姿が綺麗で可愛らしく、2匹でミートスパゲティを食べるシーンが有名です。既にディズニーが実写版を発表しており、本物のわんちゃん2匹がレディとトランプを演じていると話題にもなりました。日本公開が待ち遠しいですね。

第8位 ペット

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マンハッタンに住む小型犬のマックス、新しく家にやってきたデューク、近所のペットたちのドタバタ物語。マックスの飼い主ケイティを想う姿がとても可愛いです。日本語版吹替ではマックス役をバナナマンの設楽統が、デューク役を日村勇紀が務めています。

ペットは犬だけでなく、猫や小鳥、モルモット、ウサギなど様々な動物が登場し、人間が留守の間のペットたちの様子をコミカルに描いています。この映画を観れば、ペットたちが普段考えていることがわかるようになるかもしれませんね。

第7位 ひまわりと子犬の七日間


動物管理所で起きた実話をもとに作られた映画。堺雅人演じる保健所職員の彰司は、命懸けで子犬を守ろうとする柴犬のひまわりと出会い、殺処分までの7日間という短い時間で新しい飼い主を見つけようと奮闘します。

犬と人が信頼を築くプロセスを通して、命の大切さや犬と人との絆がていねいに描かれています。法改正もあり、有名人などが保護活動をしていることもあり、犬の殺処分が社会的関心を集めました。その裏側もわかる内容になっており、犬と関わる全ての方に観ていただきたい映画です。

第6位 ボルト


ディズニーのアニメーション映画。テレビドラマで大活躍の犬ボルトは飼い主のペニーがいなくなったと思い、ドラマのスタジオを飛び出して猫のミトンズとハムスターのライノと一緒にペニーを探す大冒険に出かけます。

この作品は犬の賢いところと、少し抜けてるおバカさんなところの両方がアニメーションでリアルに描かれているのが特徴です。ボルトの成長も見られ、ハートフルで暖かい映画ですね。ボルトとペニー、2人のお互いへの想いの強さに感動します。

第5位 マーリー 世界一おバカな犬が教えてくれたこと

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コラムニストのジョン・グローガンが実体験を描いた「マーリー 世界一おバカな犬が教えてくれたこと」を映画化したこの作品。”世界一”のおバカ犬マーリーに、一家は毎日ひっちゃかめっちゃか。ですが、犬がお家にいるって本当にこんな感じなのです。

犬を家に迎える楽しさ・温かさ、そして世話をしたり、しつけたりすることの大変さも教えてくれる映画です。犬がいる生活をシミュレーションすることができますので、これからわんちゃんを迎え入れようと考えている方にオススメの映画です。

第4位 犬と私の10の約束


田中麗奈演じる14歳の少女あかりは家の庭に迷い込んだゴールデン・レトリーバーのソックスと“10の約束”をする。あかりとソックスが出会ってから10年間を描いた物語。

犬は関わった人、全ての人の心を癒す大切な存在だと気づかせてくれる感動映画です。“10の約束”これはどの飼い主さんと飼い犬もしなければいけない約束です。

犬を家に迎える上で、とても大切なことを教えてくれます。すでに愛犬と生活をしている飼い主の方はもちろん、これから犬を迎え入れたいと思っている方、全員に絶対観てもらいたい作品です。

第3位 HACHI 約束の犬


みなさんご存知、亡き飼い主を待ち続ける秋田犬ハチを描いた日本の映画「ハチ公物語」をリメイクしたリチャード・ギア主演のアメリカ映画です。なんと、映画でハチ役を演じた秋田犬のわんちゃんは3匹もいるんだそうです。

日本人なら誰もが知っている「ハチ公物語」ですが、誰が観ても無条件で涙が溢れてしまう、そんな映画。犬が飼い主のことをどれだけ思っているかがわかる逸話です。ハチの健気さ、愛らしさに筆者は大号泣してしまいました。

第2位 犬々島

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ベルリン国際映画祭で銀熊賞(最優秀監督賞)を受賞、ストーリーも世界観もどこか不思議、様々な犬が登場する個性派アニメーションです。

すべての犬が“犬々島”に追放されてしまった近未来の日本が舞台。12歳の少年アタリの愛犬であり親友のスポッツへの強い想いと絆を描いた感動作です。ビル・マーレイ、スカーレット・ヨハンソンや「RADWIMPS」の野田洋次郎、夏木マリ、オノ・ヨーコなど、声優陣が豪華なことでも有名。

独特の世界観に心を掴まれる方が多いようで、今までで見たことのないタイプの犬映画です。

第1位 僕のワンダフルライフ

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ゴールデン・レトリーバーの子犬ベイリーが転生を繰り返し、大好きな飼い主イーサンに再会するまでを描いた物語です。わんちゃんと私たち人間のパートナー関係は、恋人でも、友人でもない、とても特別で不思議な関係ですよね。そんな犬と人との絆を描いたのがこの映画です。

健気に飼い主を想うベイリーの姿がとても美しく尊い映画です。愛犬をいますぐ抱きしめたくなり、涙なしには見られないでしょう。

2019年公開の続編『僕のワンダフル・ジャーニー』は前編よりも、もっともっと泣ける感動作に仕上がっています。現在犬を飼っている全ての飼い主にオススメしたい映画です。筆者は予告編を観ただけ泣いてしまいました。

番外編 スノー・バディーズ 小さな5匹の大冒険

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こちら、アニメーションではありませんが、”しゃべる”ゴールデン・レトリーバーの子犬5匹とハスキー犬1匹のユーモラスで心温まる冒険物語です。この映画以外にも『サンタ・バディーズ』や『スペース・バディーズ』など、バディーズ作品は全部で5つあります。

子供向け映画ですが、とにかく可愛いわんちゃんを見て癒されたいという方にオススメです。実写の子犬たちが無邪気に喋りながら冒険する姿に、筆者は口角が上がりっぱなしでした。

最後に

お休みの日に自宅で犬の映画を観るのはいかがでしょう

今回は全部で11の作品をご紹介してきましたが、観てみたい映画は見つかりましたか?

たかが映画と侮ることなかれ。1つ1つの物語から、愛犬と暮らす何気ない日々の1日1日がどれほどまでに大切なものであるか感じ取ることができます。そして、犬を飼っている人は愛犬のことがもっと愛おしく、これから犬を飼おうと考えている人には、愛犬との大変だけれども充実した生活の日々がどれだけ素晴らしいかを知る手がかりになります。

これからの寒い時期、暖かいお家で愛犬や大切な人と犬の映画を観て、泣いたり笑ったり、まったりとした休日を過ごしてみてはいかがでしょうか。一層、愛犬への愛が増し、そして絆が深まることは間違いありません。

改訂履歴
2020/01/04 最新のデータに更新
2019/01/15 初版公開