猫が段ボールを好きな4つの理由とは?かじってしまう際の対処法も

猫が段ボール箱にすっぽり収まっている姿はとても可愛らしいですよね。段ボールを見ただけでダイブしてしまう猫もいるほどです。

また、段ボールに入るだけではなく、かじってボロボロにしてしまう猫もいるため、誤飲の危険など心配にもなりますよね。

今回は、猫が段ボールが大好きな理由と、かじってしまう際の対策をご紹介します。

猫が段ボール箱を好きな理由は?

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多くの猫を夢中にさせる段ボール。どうして猫はそこまで段ボールに入りたがるのでしょうか。その4つの理由を見ていきましょう。

1.狭くて薄暗くて、安心できる

習性として、猫は薄暗く狭い場所を好みます。
野生時代、狩りをするために待ち伏せしたり、外敵に見つからないように身を潜めるために、茂みや木陰などにひっそりと体を隠していました。

人間とともに室内で暮らすようになってからも、安心できる場所として体を密着させることのできる段ボールや紙袋、桶などを好んでいるのだと考えられます。

2.好奇心

好奇心旺盛な猫は、目新しいものや嗅いだことのない匂いに敏感です。
配達されてきたばかりの段ボールや、中に何かが入っていた段ボールはそんな猫たちの恰好の的になります。

匂いを嗅いでみたり、中に入ってみたりして楽しんでいるのかもしれませんね。

3.夏はひんやり、冬は暖かい

段ボールは保温性と通気性に優れており、また耐久性もあるため、キャットハウスに適しています。
夏場は涼しく、冬場は暖かいため、猫もリラックスしてくつろぐことができるのでしょう。

4.爪研ぎ

段ボールは爪研ぎとしても使われるようです。
猫は爪のお手入れ以外にも、ちょっとしたストレスや退屈の解消や気分転換のために爪研ぎをします。

安心する箱の中でリラックスしながら、爪を研ぐのも猫が段ボールを好きなポイントなのかもしれません。

猫が段ボールをかじってしまうのはなぜ?

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猫が段ボールを好む理由はたくさんありますが、中には段ボール箱に入るだけではなく、かじってしまう猫もいます。
ここでは、猫が段ボールをかじってしまう4つの理由をご紹介します。

1.生え変わりで歯がかゆい

子猫の歯は生後3〜6ヶ月で生え変わります。
この時期は歯の周辺がかゆくなり、段ボールやタオル、飼い主さんの手など様々なものを噛んで、かゆみを軽減させようとします。

段ボールは子猫にとって程よい硬さのため、好んで噛むことが多いのかもしれません。

2.ストレス解消

ストレスが原因で段ボールをかじることがあります。

猫は環境の変化や不満がある場合、気持ちを落ち着かせるために何かをかじることがあります。
普段から猫の様子を観察し、ストレスの原因を取り除いてあげましょう。

3.段ボールの匂いや感触が好き

単純に、段ボールの匂いや感触が好きで思わず噛んでしまうという場合も考えられます。
段ボールをお気に入りのおもちゃとして遊んでいるのかもしれません。

さらには、段ボールに材質の似た茶色のクラフト紙を好む猫などもいるようです。

段ボールは誤飲の危険性がある

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猫が段ボールをかじるのは食べる目的ではありません。しかし、ちぎったカケラを誤って食べてしまうととても危険です。

段ボールは猫の体の中では消化されません。誤飲後に、嘔吐やうんちで上手く排出されなかった場合、消化不良で腸閉塞を起こし、開腹手術をしなければいけなくなることもあります。

そのため、段ボールをかじらせないようにする、あるいは、かじっても誤飲しないように工夫をする必要があります。

猫が段ボールをかじるの際の対策

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先述のように、猫が段ボールをかじると誤飲の危険性がありますし、ボロボロになった段ボールを掃除するのも大変ですよね。

猫が段ボールを誤飲するのを防ぐために、次の対策を取りましょう。

1.猫が噛んでも良いおもちゃを与える

段ボールの代わりに猫が噛んでも安全なおもちゃを用意してあげると良いです。
段ボールを取り上げるだけでは、猫のストレス解消や遊びの機会が減ってしまうだけなので、代わりのぬいぐるみなどを与えてあげましょう。


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2.段ボールをテープで補強する・丈夫な段ボールに変える

猫が段ボールを楽しみながら、誤飲も防ぎたい場合は、テープで段ボールの補強を試みてください。

猫が噛んでしまうへりの部分などに、丈夫な布製のガムテープを貼り、簡単にかじり取られることを防ぎましょう。
それでも、柔らかい段ボールは壊れてしまうことがあります。硬くて丈夫な段ボールがある場合は、そちらを猫に与えるようにしましょう。

3.そもそも段ボールを置かない

上記の対策をしてもなお、段ボールをかみちぎってしまう場合は、段ボールを家に置いておかないようにしましょう。
通販などで段ボールが届いた場合は、すぐに折り畳んでしまえば、猫が入ってかじる心配もありません。

まとめ

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段ボールで猫がくつろぐのが好きな理由が分かっていただけたかと思います。猫にとって段ボールは、快適で安心できる場所なのでしょう。

かじってしまう場合、少しであれば問題ありませんが、引きちぎってしまうと誤飲の危険性があります。
猫が段ボールをかじって困っている場合は、別のおもちゃを与えたり、段ボールを補強したりして安全に遊ばせましょう。

猫の爪とぎって結局どれを買えばいいの?!おすすめの爪とぎとは。

爪とぎがありすぎる!!

白いベッドに寝る猫
猫の爪とぎってたくさん種類がありますよね。特に、猫は好き嫌いもあるし、無駄な買い物は避けたいところ…。

今回は、それぞれの爪とぎが違うの?結局何がおすすめなの?に答えていきます。

爪とぎは材質が重要

布のサンプル
爪とぎは、タイプ(キャットタワー、ウォールetc)も大事ですが、材質も大切です。猫の好みだけでなく、金銭面や長持ちするのかなど、様々な切り口で比較することができます。

王道なのは、このあとに紹介する「段ボール」と「麻縄」の2種類です。初めはこの2つを与えてみて、気に入った方をリピートするのが良いかもしれません。

安さNo.1段ボールタイプ

段ボールの爪とぎに乗る猫
爪とぎ素材界で、トップクラスの使用率を誇る段ボールです。最近は様々な商品が出ていて、スタイリッシュなものから、ベッドの形をしたおしゃれなものまであります。

段ボールのメリット

  • 安い
  • 古くなったら簡単に捨てられる
  • 好む猫も多い(とはいえ、全く使わない猫もいる)
  • おしゃれなものも多い

段ボールのデメリット

  • 削り屑が出て、部屋が汚くなってしまう
  • 安いものだと、すぐボロボロになる

また、強い材質でできているもの(強化段ボールなど)は値段が少し高めですが、長期的に見れば経済的と言えるでしょう。また、普通の段ボールでは柔らかくて好きじゃないという猫ちゃんも、「これなら良い!」とハマってくれることがあるのだとか。

購入する際には、レビューを確認して、「どれぐらい保つのか」「どれぐらい削りカスが出るのか」をチェックすることをオススメします。

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感触抜群、麻縄タイプ

キャットタワー、麻縄の爪とぎにしがみつく猫
 


段ボールと並んで定番人気なのが、麻縄の爪とぎです。外国で行われたとある調査では、猫が一番好きな爪とぎ素材は麻縄だったんだとか。

爪に引っかかる感触が、野生の木で爪とぎをするのに似ていると考えられます。

麻縄のメリット

  • 爪とぎをする感触が良い
  • 消耗したら、新しいものを巻き直せる

麻縄のデメリット

  • 細かいカスが出やすい

その他の爪とぎグッズ

カーペットタイプ

白いらぐとばら
カーペット生地を木材などに貼り付けてあるタイプです。メリットは「削りカスが比較的出にくい」という点です。今まで掃除に苦労してきた方は、検討してみる価値ありです。

木材タイプ

木
木材タイプは、主に壁や柱を守りたい時に使います。部屋がボロボロになって困る!」という人にとって、助けてくれる商品になると思います。

【楽天】壁まもる君

猫ちゃんが喜ぶものを!

段ボールに入っている猫
これまで4タイプの爪とぎを紹介してきました。猫ちゃんって、飽きてしまったら気に入ってくれないと、すぐ「プイッ」とされてしまいますよね。

好んで使ってもらえる確率をあげるためにも、王道の爪とぎを選んだり、猫ちゃんに合わせて選んであげることが大切です。