耳で分かるうさぎの気持ち!4つの感情表現パターンを知ろう

うさぎといえば大きくて可愛らしい耳を思い浮かべますよね。そんなトレードマークである耳から、うさぎの感情を読み取ることができることをご存知ですか?

うさぎの耳には体温調節や、優れた聴力によるレーダーの役割がありますが、それだけでなく、耳から気持ちを読み取ることもできるのです。

今回は、うさぎの耳がどんな気持ちを表しているか、4つのパターンをご紹介します。
うさぎの気持ちをもっと理解して絆を深めたい飼い主さんは、ぜひ参考にしてみてくださいね。

うさぎの耳の役割

うさぎ,耳,気持ち
うさぎの耳には主に体温調節危険を察知するレーダーの2つの役割があります。以下では1つずつ詳しくご紹介します。

体温調節

うさぎは暑さに弱い動物ですが、汗腺がないため汗をかいて体を冷やすことができません。
その代わりに、耳に張り巡らされた毛細血管を風に当てることで熱を放し、体温を調節しています。
うさぎが耳を前に向けて立てながら走るのはこのためです。

あえて耳を立てて走ったり、頭を振って耳を揺らしたりする様子が見られたら、暑いと感じている可能性があります。
逆に、体調が悪い際には体温が下がり耳が冷たくなることがあります。

飼い主さんが普段のうさぎの耳の温度を知っておくと、体調の変化に気がつきやすくなるでしょう。

レーダー

うさぎは、高音域を全方向から聞く能力に優れています。

可動域が広い左右の耳を別々に動かすことで、どこから音が発生しているかを把握します。そのため、うさぎは360度どこからでも音を拾うことができます。

また、うさぎは360ヘルツから4万2000ヘルツの高音域まで聞き取ることができるため、人間には聞こえない高音域の音に反応することができます。ちなみに人間が聞き取れる周波数は20ヘルツから2万ヘルツの間と言われています。

フクロウなどの天敵の音を素早く察知するための、レーダーの役割を果たしているのです。うさぎが野生で生き抜くために発達した器官なのですね。

うさぎの耳で気持ちがわかるの?

うさぎ,耳,気持ち
うさぎは鳴き声や歯を鳴らす音、動きなど全身を使って感情を表現し、飼い主とコミュニケーションを取ってくれます。
耳もうさぎの感情を読み取るための大切なサインの1つなのです。

うさぎは優れた聴力で様々な音を聞き取ります。そのため、聞こえる音に反応する様子が耳に表れ、そこから気持ちを推測することができます。
以下では、うさぎの耳の動きとその感情を4パターンに分けてご紹介します。

うさぎの耳で気持ちがわかる!①耳をピンと立てている

うさぎ,耳,気持ち
耳を上にピンと立てるのは、何か物音を察知し警戒している・不安な気持ちの表れです。
聞き慣れない音を感じ取ると、突然耳をピンと立てて情報を聞き取ろうと集中します。その際、後ろ足だけで立ち上がることも。

例えば、お家に迎えたばかりのとき、引っ越し等で環境が変わったとき、外から聞き慣れない音がするときなど、なかなかリラックスすることができずにこの仕草をすることが多いです。

また、飼い主さんが帰ってきたとき、おやつの袋を開ける音がするときなどの嬉しい場面でも、耳をピンと立てることがあります。

飼い主さんにできること
大きな物音を立てる、執拗にかまうなど、うさぎが嫌がることはしないようにしましょう。
うさぎ専用に、四方が囲われた、狭くて暗いスペースを作ってあげると落ち着きやすいです。

うさぎの耳で気持ちがわかる!②耳をピクピクと動かしている

うさぎ,耳,気持ち
耳を立てながらピクピクと動かしているときは、興味を持って小さな音を聞き取ろうとしている気持ちの表れです。
耳を立てて前に向けているときも、目の前にある物が気になっている可能性が高いです。

新しい環境に少しずつ慣れてきたときや、来客があるときに見られます。
好奇心を持ちながら、「何が起こっているの?」と一生懸命周囲の情報を集めているのでしょう。

飼い主さんにできること
何かに興味があるときだけでなく、「警戒・不安な気持ち」のときにも、耳をピンと立てながらピクピクと動かす場合があるので、状況に応じて気持ちを汲み取ってあげてください。

うさぎの耳で気持ちがわかる!③耳を後ろに寝かせている

うさぎ,耳,気持ち
耳を後ろに寝かせ頭にぴったりついているときは、リラックスしている状態です。

この状態で座ったり寝転がったりしていることが多いです。
飼い主さんの近くで耳を後ろに倒して寝ているならば、飼い主さんを信頼している証拠でしょう。

飼い主さんにできること
リラックスしているからといってむやみに触ることはせずに、そっとしておいてあげましょう。

うさぎの耳で気持ちがわかる!④耳を斜め後ろにピンとのばしている

うさぎ,耳,気持ち
耳を斜め後ろに少し倒しながら、お尻をあげて尻尾をピンと立てているときは、怯えている・攻撃的な気持ちの表れで、威嚇のサインでもあります。その際、体を硬直させる、体を震わす、後ずさりをすることも。

また、発情期には一時的に攻撃的になることがあります。

飼い主さんにできること
うさぎは神経質になっているため、突然手を差し出すと飛びついて噛みつかれる可能性があります。うさぎを刺激するようなことは避け、しばらくそっとしておきましょう。

また、普段から過度にうさぎに干渉するなど、ストレスの原因となる行動をしてしまっていないか、今一度行動を見直しましょう。
原因がわからないまま威嚇サインが続く場合は、一度動物病院に相談することをおすすめします。

まとめ

うさぎ,耳,気持ち
今回はうさぎの耳が持つ役割と、耳が表すうさぎの感情についてご紹介しました。
うさぎの耳は野生でたくましく生きるために発達した大切な器官です。デリケートな部分でもあるので、優しく扱ってあげてください。

耳の動きだけではなく、うさぎの様子や周りの状況を合わせて考えながら、気持ちを読み取ってあげるようにしましょう。
うさぎと飼い主さんがより良い関係を築くための参考になりましたら幸いです。

あなたはニャン問解けますか?猫の気持ちクイズ

猫ってたまに、機嫌がいいのか悪いのかよくわからないことがありますよね。
猫の気持ちは、耳の向きやしっぽの動きから見分けられることがあります。
猫ちゃんが何を考えているのか分かれば、猫ちゃんともっと仲良くなれるかもしれません!
それではさっそく、猫ちゃんの問題にチャレンジしてみましょう!
Q.1 耳が後ろ向きに寝て、瞳孔が大きく開いている時の感情で適切と思われるものは?
正解です!
不正解です!
正解は「とっても怖い」です。
耳が完全に後ろ向きにぴったり寝て、瞳孔が大きく開き、ヒゲがピタッと後ろにそっているときは、強い恐怖を感じているときです。
筆者の飼っている猫は、子猫のころに掃除機をかける音にびっくりして、よくこうなっていました。
Q.2 体を伏せ、尻尾を丸めたり胴体の下に入れている時の感情で適切と思われるものは?
正解です!
不正解です!
正解は「怖くて警戒している」です。
恐怖を感じているときは、体を伏せ、尻尾を丸めたり胴体の下に入れて体全体を小さく見せます。「自分はあなたよりも弱いです」という降伏表現でもあるようです。
Q.3 尻尾を素早くパタパタ振っている時の感情で適切と思われるものは?
正解です!
不正解です!
正解は「イライラしている」です。
猫の尻尾の動きと心の動きは連動しています。穏やかな気分であるほどゆったりと動き、イライラしているほどせわしなく動くようになります。
問正解/ 問中
今回はこちらの記事から問題を作成しました。 詳細が知りたい人はこちらも読んでみてください!
猫の気持ちが分かる?機嫌が悪いサイン・攻撃的なボディランゲージ
結果発表
問正解/ 問中
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健康も心も「見える化」!?犬のウェアラブルデバイスについて徹底調査!

最近話題になっている犬のウェアラブルデバイスには、どのようなものがあるかご存知ですか? 今、最先端の技術を使ったウェアラブルデバイスが多く発売されており、その性能もさまざま。犬の健康状態がわかるだけでなく、犬の「心」までわかるものもあるのです。 そんな、まだまだ馴染みが深いとは言いがたい犬用ウェアラブルデバイスを徹底調査しました。ぜひ、愛犬にぴったりのウェアラブルデバイスを見つけてくださいね!

PETKIT FIT P2(ペットキット フィット ピーツー)

犬 健康

愛犬の行動がわかるアプリ

専用のスマートフォンアプリと連携して健康を記録するペット用活動量計です。 FIT P2を愛犬の首輪などにつけることで、愛犬と一緒にいられない日でも、愛犬が一日何をしているのか知ることができます。 FIT P2は、高性能な加速度センサーをもち、愛犬の活動量や睡眠時間、消費カロリーを計測します。昨日と今日の活動時間の比較や、深い眠りや浅い眠りも分けて測定できるので、非常に詳しく一日の様子や健康状態が知れると言えるでしょう。

愛犬の気分もわかる!?

さらに、これらの測定結果を元にして、気分指数や健康指数を算出します。 また、普段と様子が違い、体調が悪そうだと判断すると、アプリを通して飼い主さんに通知をする機能もついています。 こんなに便利なFIT P2ですが、その重さは8.8gと非常に軽いため、常につけていても負担にならないようになっているんだとか。 お仕事中や旅行中のように愛犬と離れていても、このデバイスがあれば、少しは安心できますね。

いぬのきもち お散歩Time(タイム)

オモチャメーカーのペットデバイス

お散歩Timeは、タカラトミーが開発した、お散歩用デバイスです。 まず、専用のアプリをお持ちのスマートフォンに入れ、犬の種類や年齢などを登録すると、その犬の適切なお散歩時間がわかります。そして、お散歩Timeを犬の首輪に装着してお散歩すると、残りの必要なお散歩時間、飼い主さんのお散歩による消費カロリーまで教えてくれます。

日々のお散歩がゲームになる!

お散歩時間に応じて、アプリでゲームを楽しむこともできます。 愛犬の情報を知ることができるだけでなく、お子さんでも楽しめる要素がそのほかにもたくさんあるので、お子さんもご一緒にお散歩を楽しむきっかけになるかもしれません。

INUPATHY(イヌパシー)

犬の心がわかるデバイス

INUPATHYは、株式会社INUPATHYが独自に開発した、ハーネス型のウェアラブルデバイスです。このINUPATHYはなんと、犬のこころの「見える化」ができるのです。 INUPATHYを犬の体に装着すると、ベルト部分に付いている心拍センサーによって、犬の心拍の変動を解析します。その心拍の動きによって犬の感情を予測し、「リラックス」「ドキドキ」「ハッピー」「興味」「ストレス」の5パターンの感情を色で示します。 これにより、私たち飼い主が愛犬が今どのような感情を持っているのか、リアルタイムで知ることができるという仕組みです。

健康管理にも役立つ

感情を知ることができるだけでなく、装着している間の心拍データや感情データをクラウドに蓄積できるため、健康管理にも役立てることができます。 現在、INUPATHYは公式ホームページでのみ販売されており、ハーネスと本体セットで29,800円です。 ついに、最新の技術を駆使することで愛犬の気持ちがわかるようになりました。INUPATHYによって、飼い主さんと犬の絆もさらに深まっていくかもしれません。 http://inupathy.com/jp/

MAMORIO(マモリオ)

犬 迷子

愛犬の迷子防止デバイス

最後にご紹介するのは、もし犬が迷子になってしまっても居場所を知ることができる、MAMORIOです。 こちらはもともと物の紛失防止タグで、MAMORIOが手元から離れるとBluetooth接続したスマートフォンに通知が送られ、手元から離れた場所を地図で確認できます。 これを、愛犬の首輪などにつけておくことで、迷子になってしまったとしても、どこにいるのか知ることができます。

残念ながらまだ完璧ではない

こんなに素晴らしいデバイスでも、弱点はあります。Bluetoothを使っていますが、接続可能範囲がかなりせまく、約60mほど…。 そんな時は「みんなで探す」機能を利用します。この機能を使うことで、他のユーザーがMAMORIOを付けた愛犬とすれ違うと、その時の場所と時間が通知されます。また、MAMORIO Spotの設置されている駅や商業施設に愛犬が行った際にも通知を受け取れます。 これからMAMORIOがさらに普及すればもっと迷子犬を見つけやすくなるでしょう。もちろん迷子にはさせないのが一番ですが、万が一のときのために首輪に付けておくといいですね。

まとめ

犬 ウェアラブルデバイス 全く役割の違う、4つのウェアラブルデバイスをご紹介しました。 実際に触れ合ってコミュニケーションを取り、愛犬の状態を知ることができればいいですが、ずっとそうしていられる飼い主さんはほんの一部ではないでしょうか。 便利なウェアラブルデバイスを用いることで、愛犬との絆を深め、飼い主さんと愛犬の生活をさらに快適なものにしていきましょう。

犬が飼い主をなめる意味。なめる場所と犬の気持ちの関係を解説

愛犬が飼い主ををペロペロとなめる姿は、かわいくて仕方がありませんよね。その一方で、犬は一体どんな気持ちでなめているのか、犬がなめることに意味があるのか、気になる方も多いのではないでしょうか。 実は、なめる場所によって、犬が抱いている気持ちや意味に違いがあるということはご存知でしたか?愛犬とより深い関係を築くためにも、犬が飼い主をなめる時の気持ちや意味を理解してあげましょう。 今記事では、犬がなめる場所ごとに、どんな意味が隠されているのかをご紹介します。

犬が飼い主の口をなめるワケ

美味しい

飼い主さんの口元に、食べ物の臭いがついているためになめていることがあります。 例えば、アイスクリームを食べたあとなんかは、特にその可能性が高いでしょう。大抵、甘いものを食べたあとは、口の周りも甘くなっているものです。 意味も愛情の気持ちもありませんが、食後になめられたら、その可能性が高いと言えるでしょう。

愛情表現

愛情を伝える際に相手の口をなめるというのは、犬の本能であり、昔から行われてきたことです。犬どうしの愛情表現方法の1つであり、親犬と子犬の間でよく見られます。 その名残で、人間に対してもそのような行動をとっている、とも言われています。 目をキラキラさせながら、尻尾を振ってなめてきたら、「大好きだよ〜!」という意味かもしれません。

食べ物をねだっている

子犬は、母犬から口移しで餌をもらいます。そのため、子犬はお腹が空いた時に、「ごはん欲しいよ!」のアピールとして、母犬の口をなめていました。その名残で、飼い主さんを母親だと思って、食べ物を催促しているという意味だとも考えられます。 ただし、かわいいからといっておやつをあげすぎてしまわないように気をつけましょう。肥満や健康被害につながるので注意してください。

犬が飼い主の耳、鼻をなめるワケ

犬が飼い主さんの顔をなめる場合は、基本的に口の場合と同様に、甘えの意味が考えられます。 しかし、耳や鼻など特定の場所をなめる場合には、別の意味が考えられます。

しょっぱくておいしい

犬を含めた動物は、基本的にはしょっぱいものが大好きです。そのため、「しょっぱくておいしいな!」と思って飼い主さんをなめている場合があります。この場合、特に意味はありません。 鼻の場合は、鼻水や鼻の粘膜においしさを感じていると考えられます。耳の場合は、耳垢などがしょっぱくておいしいため、それを味わうためになめていると言えるでしょう。ちょっと衝撃的ですね。

犬が飼い主の手をなめるワケ

遊んで欲しい

犬は、一緒に遊んでくれたり、ご飯を与えてくれる飼い主さんの「手」が大好きです。 重要な意味を持つ「手」をなめるという行為は、「構ってよ〜!」「何かして遊ぼう!」という意味だと考えられています。 こういった時は、優しくなでたりして、たくさん遊んであげましょう。おもちゃ遊びをしている場合は、手にしがみついてくるような戯れ方をしてきたりもします。

安心する

大好きで愛着のある飼い主さんの手をなめることによって、犬自身が安心している場合もあります。 私たち人間も「このクッションがあると落ち着くな〜」と思うことがありますよね。飼い主をなめて安心しているという意味です。 それと同様に、犬も好きなものをなめることでほっと安心しているのです。これと同じような行為として、あご乗せがあります。手の上や腕の上にアゴを乗せてくる行為です。

情報を得たい

初めて会った人間に対しては、情報を得ようとして手をなめる場合があります。犬は口にモノを入れたり、なめること、あるいは匂いを嗅ぐことで情報収集をしています。 初めて会った人に興味を持ち、「どんな人なんだろう?」と、なめながら情報を探るのです。もし、初対面の犬に舐められたら、満足が行くまでなめさせてあげましょう。心を開いてくれて、仲良くなれるかもしれません。

犬が飼い主の足をなめるワケ

遊んで欲しくて舐める

手をなめるときと同じく、遊んで欲しいと思って、じゃれてきている場合があります。 「もっと構ってよ〜!」と甘えているのかもしれません。

ニオイが好き

前述したように、犬はしょっぱいものが大好きです。 皮脂や、汚れが付着しやすく臭いやすい場所なので、「いいにおい!」と思ってなめているケースがあります。足だけでなく、汗をかきやすい脇なども同様に、犬が好む場所でもあります。 このような場所は雑菌が付着している場合も多いので、癖になってしまう前にやめさせた方が良いでしょう。飼い主としても、あまり気持ちの良いものではありませんよね。ただ、決して怒るのではなく、そっと回避するようにして、別のことに気をそらしてあげるのが良いでしょう。

犬が自分の体をなめる

ご飯を食べたあとに、口のまわりについた残りかすを味がするからとなめることも。また、飼い主さんを気にしながら体の一部をペロペロなめている場合は「構って!」というアピールかもしれません。 しかし、注意したいのはどこかに違和感があってなめている場合や、ストレスでなめている場合。なめすぎて毛が抜け落ちたり、皮膚が赤くなっていたりするときは動物病院に連れて行きましょう。

犬が床や地面をなめる

床や家具、地面をなめているときは食べ物のカスや残り香があるのかもしれません。また、空腹を訴えているときもあります。 ただし、執拗にずっとなめている場合はストレスを抱えているかもしれないので、環境を過ごしやすいように整えてあげたり、遊ぶ時間を調節してあげたりしましょう。

最後に

犬を飼っている方なら、思い当たる行動が1つか2つはあったのではないでしょうか? 犬を始めとする言語を持たない動物は、身体全身を使って相手に自分の気持ちを伝えようとしています。犬の「なめる」という行為もこれの1つであり、さまざまな意味があるということがよく分かるのではないでしょうか。 ただ、ここで紹介したなめるという行為をキッカケに読み解いていく事はできると思います。愛犬の気持ちと行為の意味を少しでも理解することで、より良い関係を築いていけると良いですね。 ボディランゲージを読み解くには、他にも目や鼻の状態、尻尾や毛の状態など全体を見ないと正確には分からないことが多いです。以下の記事を参考にして、犬とより分かり合えるようになりましょう。
「カーミングシグナル」で分かる犬の気持ち。あくびはストレスの証拠!?
犬の気持ちを読み解くボディランゲージとは?
尻尾(しっぽ)を振るのは嬉しい時とは限らない?最新研究に見る犬の気持ち

犬の気持ちを読み解くボディランゲージとは?

人間同士のコミュニケーションは会話がメインですが、犬同士がコミュニケーションを取る時は、ボディランゲージと呼ばれる体の動きで喜怒哀楽を表現しています。 つまり、日頃の犬の動きをよく観察し、このボディランゲージを読み解く事ができれば、その時、犬がどのような事を考えているのか、私達人間も少しは理解できるようになるのです。今回はそんなボディランゲージの読み方を見ていきたいと思います。

なぜ、ボディランゲージか?

なにかに注目するパピー 犬はボディランゲージで会話する生き物と言われています。人間のように話をすることができないため、子犬の頃から、親兄弟とは全身の体の動きを使って会話をしています。 挨拶もそうですよね?犬同士がお互いに鼻を合わせて匂いを嗅ぎ合います。これは、匂いにより、お互いが知り合い同士なのか、または初めて合うのかを確認していると言われています。また、匂いにより相性を確認しているとも。相手の体の上に乗るマウンティングもそうです。犬同士の優位性を表しているため、マウンティングされる側(乗られる方)は、相手の方が優位であることを認めたくない場合は、それを拒否しようと必死に抵抗します。 このように、犬が取る行動の一つ一つは何かしらの意味を持っている事が多いため、これの意味を知ることができれば、日頃の生活の中で、少しは犬の気持ちが理解できるようになるのです。とは言え、犬のボディランゲージを正確に読み取るというのは、数多くの訓練を積んだドッグトレーナー等のプロフェッショナルでも、とても難しいことです。それは、挨拶のように、目に見える行動だけではなく、匂いや音等をヒントにしていることもあります。また、人間同士であっても、会話の中で誤解が生じることもあるくらい、他者とのコミュニケーションは難しいものです。ですから、人間ではない犬の気持ちを、私達人間が100%理解することは不可能に近いとも言えるでしょう。 それでも、犬は私達人間に、自分たちの感情を知ってもらおうとボディランゲージを使って、生活の中で様々な事を発信してくれています。これを私達飼い主が学ぶことで、誤解が少なくなれば、今よりも幸せなペットとの生活が待っていることは間違いありません。そこで、今回はボディランゲージの基礎編として、それを読み解くのに必要な、体の主要パーツ一つ一つの見方について、説明していきます。

観察する場所のポイント

口を真っ直ぐ閉じている犬 犬のボディランゲージを読み解く上で、最低限観察しておかなければならない体のパーツがあります。よく言われているため、ご存知の方も多いと思いますが、以下の4箇所です。これら一つ一つをよく見なければいけないのと同時に、全体が連動して動いて意味を成すことが多いため、その部分を凝視するのではなく、一度にこれらの動きがどうなっているかを観察する必要があります。
  • 尻尾
また、これらの体の動きは、周りの状況や時間が経つにつれて、どんどん変わっていきます。そのため、周りの環境も含めて、総合的に観察する必要があるのです。

主要な目の動きとしては、以下の行動が挙げられます。
  • 目をそらす
  • じっと見つめる
  • 白目を見せる(下から上を見上げるような)

目をそらす

「あなたに敵意はありません」と表現していたり、自分自身を落ち着かせるために取っていると考えることができます。 例えば、何か愛犬が悪い事をしたときに、愛犬の目をジッと見つめて「ダメでしょ!」と言って叱った後、愛犬が自分から目をそらす行動が見られると思います。それは、「もうわかりました、ごめんなさい」と反省している行動だと考えられます。

じっと見つめる

普段よりも目を大きく開け、何かをジッと見つめている時は、対象物を注目していると考えることができます。 例えば、おやつ。犬の目の前に、おやつを持っていくと、そのおやつをジッと見つめると思います。それは「このおやつはいつ食べて良いのだろう?」と対象物の動きを観察していると考えられます。逆に、遠くの人等を見ている場合は、「こいつは自分に対して何をしてくるのか?」と警戒して、ジッと観察していることもあります。

白目を見せる

不安や恐怖から、上目遣いをすることがあります。こちらの様子を不安な気持ちで伺っている場合は、このような表情をすることが多いです。 ただ、地面に伏せた状態で、寝転がりながら上目遣いをしてくることもあります。この時は甘えやリラックスからしていることもあります。後述するように、その犬の性格によってもこの表情がプラスの意味なのか、マイナスの意味なのか異なる場合があるので、トータルで考えるようにしましょう。

耳の主な動き方としては、以下の行動が挙げられます。ただ、たれ耳など犬種によっては、うまく読み取れない場合も多い部分です。
  • 耳を立てる
  • 耳を後に倒す
  • 耳を前に倒す

耳を立てる

人間でもそうですが、外の音をよく聞きたい時は、耳に手を当てたりしますよね?あれと同じで、対象を観察している時に見られる行動と考えることができます。 外の音をよく聞きたい時や、観察物の対象が何を言っているのか、どんな音を発しているのかを感じ取っています。例えば、先程説明した「目」の動きと組み合わせることで、ジッと対象物を見ながら耳を立てているのであれば、対象物をよく観察している時という読み取り方ができるでしょう。

耳を後に倒す

これだけでは正確に判断できない行動で、不安だったり、怖い時にこの行動を取ることもあれば、甘えている時にこの行動を取ることもあります。 筆者がドッグトレーナーとして初めて会う犬の場合、この行動を取られることあります。初対面の人が近づいて来るわけですから、いきなり甘えているとは考えにくいですよね?この場合は、不安から耳を後ろに倒していると考える事ができます。逆に、飼い主が褒めてあげている時にこの行動を取る場合、飼い主に甘えていると考えることができるでしょう。

耳を前に倒す

戦闘態勢の場合に取る事が多い行動です。喧嘩をしている時に見られます。ただ、倒れ具合が少しの場合は、よく注目して聞いているだけの場合もあります。耳を観察する場合は、倒れ具合も見るようにします。

口元(マズル)

口元の動きが、人間にも直感的にわかりやすい動きかもしれません。以下の行動が挙げられます。
  • 口元が緩んでいる
  • 口を真っ直ぐ閉じている
  • 歯をむき出している

口元が緩んでいる

人間でもそうかもしれません。リラックスしていたり、甘えたりしている場合は、このように緩い表情になっています

口を真っ直ぐ閉じている

対象物に興味がある場合と考えられます。先程説明した目や耳の動きと併せて読み取る事ができれば、わかりやすい行動かもしれません。

歯をむき出している

おそらく、これは誰もが怒っている時だとわかるでしょう。大抵の場合は、唸り声も併せて発しているため、近づかない方が良いと直感的にわかると思います。 よくあるのは、この時に尻尾を振っていることがありますが、喜んでいるわけではありません。歯を見せているのですから、喜んでいるのだと勘違いして手を出してはいけません。間違いなく噛まれることになるでしょう。

尻尾

尻尾の感情表現も有名な話ですので、ご存知のかたも多いことでしょう。代表的な行動としては、以下が挙げられます。
  • ブンブン振っている
  • 尻尾が立っている
  • 尻尾を股の下に巻き込んでいる

ブンブン振っている

とても喜んでいたり、興奮状態にある時に見られます。 尻尾を振っていても、必ずしも喜んでいるとは言えません。興奮状態にあるときも同様の行動を見せるため、口元の動きや目の動きなど、他の体のパーツと一緒に見る必要があります。

尻尾が立っている

何かに注目している時に見られる行動です。威嚇のように見えることもありますが、これ単体の動きではそう判断することはできません。

尻尾を股の下に巻き込んでいる

怖い時や怯えている時に見られる行動です。 特に、花火を怖がるような子は、花火の音がしている時にこの行動が見られます。雷も同様です。また、子供嫌いの犬が、子供が近づいてきた時にこのような行動を取ります。とても怯えていることの現れのため、なるべく回避してあげることが望ましいでしょう。

犬種や性格によっても

ジッと見つめるダルメシアン 体格の大きさもさることながら、数多くの犬種が存在するのが犬の最大の特徴です。見た目も様々ですし、生まれ持った役割も様々です。 そのため、シワの多い犬であれば、表情を読み取るのが難しいかもしれませんし、全身が多くの毛で覆われたような犬の場合は、体の動きもわかりにくいでしょう。さらに、生まれ持った役割によっては、興奮しやすい犬もいれば、臆病な犬もいます。 マニュアル通りの読み解き方では限界があるというのが正直なところ。そこで、ここで紹介しているような基本的な事を押さえた上で、皆さんが飼っている犬種の情報を調べたり、愛犬の性格をよく観察し、理解するということが、犬のボディランゲージを読み解く一番の近道だと考えます。せっかく、良い相棒がいるのですから、どんな事を考えているのかよく観察してみると新しい発見があるかもしれませんよ。

尻尾(しっぽ)を振るのは嬉しい時とは限らない?最新研究に見る犬の気持ち

犬が尻尾(しっぽ)を振っている時、あなたなら、どう思うでしょうか? きっと、ほとんどの人は「犬は嬉しいんだ!自分が来て喜んでいるんだ!」と思うでしょう。でも、尻尾をフリフリしながら、同時に唸り声をあげることもあります。そんな時、「どうしたんだろう?」と思って、不用意に近づいては危険です。場合によっては咬まれてしまうこともあります。 今回は、尻尾を振る時の犬の感情について、最新研究の結果も踏まえながら見ていきたいと思います。

尻尾を振る時の感情って?

遠くを見つめる犬 さて、犬が尻尾を振る時はどんな気持ちでしょう? ずばり、犬が尻尾を振る時は、興奮しているときです。興奮と一言に言っても、喜びの感情を表していることもあれば、怒りや警戒の感情を表していることもあります。これは真逆の感情ですが、人間から見ると同じようなボディランゲージであっても、微妙な動きの違いで感情を表しているので、私たちにはとてもわかりにくいのです。
  • 犬が尻尾を振るのは興奮している時
  • 喜びも警戒も尻尾を振って表現する

尻尾の振り幅でもわかる

犬と子供 犬が尻尾を振る時、ユラユラとゆっくり降っている時と、尻尾がどこかに飛んでいってしまいそうな勢いでブンブンと振り回している時があります。この尻尾の振り幅やその速度からも、犬の感情を読み取ることができます

ゆっくり振る時

尻尾をユラユラとゆったり振る様子は、リラックスしている時に多く見られます。犬の名前を呼ぶと、ユラユラと尻尾を振りながら近づいてくることはないでしょうか?こんな時は、「なに?どうしたの?」という感じで近づいてきているのでしょう。 また、逆に警戒している時にも尻尾をゆっくり振ります。じっと相手の様子を伺っていると言えます。そのような時は、何かあったときに、すぐに身動きが取れるように、身体の重心を落としていることがあります。このような時は、不用意に近づいていったり、物を取り上げたり、そういう行動は控えたほうが良いでしょう。

大きく振り回している時

大きく尻尾を振り回しているのは、興奮がMAXになっていて、とてもテンションが上がっている時に見られます。例えば、ずっと留守番をしていたところに、飼い主であるあなたが帰ってくると、はち切れんばかりに尻尾を振り回して、こちらへやってくるのではないでしょうか?もう、嬉しくて仕方がない様子です。 尻尾の振り幅で犬の興奮状態がわかるということは、大きく振り回している時は、悪い意味での興奮がMAXに達して攻撃行動へ移ろうとしている場合も同じです。

尻尾の動きだけでは見分けられない

このように、犬の尻尾を見ることで、興奮状態がどの程度なのかを見分けることはできますが、それだけでは嬉しくて興奮しているのか、怒りや警戒で興奮しているのかを見分けることはとても難しいのです。
  • 尻尾の振り幅でテンションの度合いがわかる
  • 嬉しい時も警戒している時もその度合いがわかる

尻尾振る方向で感情がわかる?

子犬と獣医師 イタリアの獣医師と研究者から成る研究チームは、2007年に犬は嬉しいときには尻尾を右方向によく振り、緊張しているときには左方向に尻尾を振るという研究結果を発表しました。 また、同じ研究チームが、2014年に他の犬の尻尾の振りの向きを認識し、犬はそれに反応するという研究結果も発表しています。
https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0960982207009499 (2007 A.Quaranta M.Siniscalchi G.Vallortigara) https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0960982213011433 (2013 M.Siniscalchi R.Lusito G.Vallortigara A.Quaranta)

どういうことか?

この実験は「飼い主」、「他人」、「猫」、「他の犬」の4パターンを見せて行われました。また、その時の犬の感情を知るために、心拍数を計測して行われており、それを見て警戒したり怯えたりする状態にあるのか、またはリラックスした状態にあるのかを判断する材料としています。 この実験の結果、飼い主の時は右に尻尾を振ることが多く心拍数は安定。逆に、他の犬を見せた場合は左に尻尾を振ることが多く、心拍数は高くなったそうです。つまり、右に尻尾を振っている時はリラックス状態であり、左に尻尾を振っている時は鼓動が早く、警戒しているということになります。

どうして?

犬が嬉しいと感じている時は、脳の左側が活性化して、右側に尻尾を振り、不安やストレスを感じたときは脳の右側が活性化し、左側に尻尾を振るそうです。これにより、脳の活性化領域と行動に関連性があるのではないかと研究チームは考えているようです。

最新研究まとめ

犬同士のコミュニケーションは、ボディランゲージで行われていると昔から言われてきました。この研究結果は、この昔からの言い伝えを証明するもので、尻尾の動きも犬同士が会話する手段として利用されていることがわかります。 確かに、唸り声も他の犬に伝播することが知られています。犬が威嚇する唸り声を録音し、それを他の犬に聞かせると怯えたりするのです。尻尾の動きもこれと同様で、犬同士は様々な手段を使って、犬同士のコミュニケーションを成立させているのですね。 とは言え、テンションMAXの状態では、犬は尻尾をブンブンと360度振り回したりするため、それが右に振られているのか左に振られているのか人間が見分けるのは難しい気もします(笑)
  • 右に尻尾を振る時は嬉しい時
  • 左に尻尾を振る時は悪い意味で興奮している時
  • 尻尾の動きは、犬同士がコミュニケーションを取る手段に使われている

目や口元の動きも合わせて観察

子犬の顔を観察 最近の研究により、尻尾の動きだけでも、ある程度は犬がどのような感情にあるのかを理解できるようになりました。しかし、相当な数の犬を見て、そして実際に触れ合わないと、これだけの情報から、犬の感情を自然と読み取ることができるようになるのは難しいのではないでしょうか。 そこで、オススメの方法は、目や口元の動きも合わせて観察する方法です。 別の記事で詳細をお伝えしたいと思いますが、犬は、嫌なことから逃げようとしている時や周囲の状況を警戒している時は、「白目」の部分を見せてきます。また、犬の口元の動きから、警戒していることを読み取ることもできます。警戒心がMAXの状態では、歯を見せて、「うー」と唸ります。 このように、尻尾の動きをつぶさに観察し、そして他の表情も合わせて読み取ることで、犬の気持ちを理解することは可能なのです。

何気ないその行為がしつけの悪い犬に育てている?飼い主の問題3つ

犬はとても賢い動物です。すぐに様々なことを覚えます。しかし、犬がモノゴトの良し悪しを判断できるわけではないので、良いこともすぐ覚えますが、悪いこともすぐに覚えるのです。 飼い主の何気ない行動が原因となっていることも多いため、一つ一つの行動の意味を考えながら行うことで、覚えてほしくないことは覚えさせないこともできるのです。また、一度覚えてしまった行為であっても、消去することができます。ここでは、そんな何気ない行動を3つ取り上げて、犬の気持ちを解説していきます。

飼い主が食事中に食べ物を与える

パンを食べる犬 「うちでは、そんなことしません!」と思われるかもしれませんね。でも、カワイイ目をして近寄ってきたら、「少しだけなら…」と、ついつい与えてしまうこともあるのではないでしょうか。 この行為、1回でもしてしまったら、人間の食べ物の味を覚え、飼い主が何か食べているとすぐに近寄ってくるようになります。これを嫌と思わない方は、犬に食べさせてはいけない食べ物にさえ気をつければ、特に問題はありません。
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しかし、飼い主さんの具合が悪い時、来客があった時、ペットホテル等で預かってもらった時にも、犬は同じことをしてしまうため、「しつけの悪い犬だなぁ」と思われてしまうかも…。場合によっては、人間の食べ物の方が美味しいことがわかってしまい、ドッグフードを食べなくなってしまうことも。 また、人間の食べ物には塩味や甘味が付けられていることが多く、多くを摂取してしまうと病気のモトになってしまうため、できることなら犬用の食べ物以外は与えないようにしたほうが良いでしょう。

犬の気持ち

一度、人間の食べ物を与えたところ、食事中にテーブルに座っていると犬が飛びついてくるようになった場合の、犬の気持ちです。
  • お!なにこれ、超うまいんだけど!!普段のドッグフードよりうまいわー
  • 飼い主さんが何か美味しそうなもの食べてるから、飛びついてみよう
  • しつこく飛びついたら、美味しい食べ物をくれたから、またしつこく飛びついてみよう

止めさせるには

例え、米粒1つも与えないようにしなくてはいけません。絶対にあげない強い意志が必要です。 上記のように、完全に悪いクセが付いてしまった場合も、絶対にあげてはいけません。食事中は目も合わせない、どんなにしつこくされても話しかけない、手で払う等もせずに、完全に無視することで矯正することができます。

家を出かける前に犬に話しかけ、帰ってきたらすぐに犬の元へ行く

留守番する犬 お留守番させる時、ついつい可哀想になって話かけてしまったりするのではないでしょうか。でも、実はこれ、犬の悲しい気持ちを煽っていることになるのです。 また、外出先から帰ってきたら、すぐに犬のもとへ駆け寄っていたりしませんか?これも犬の気持ちを煽っているため、「嬉ション」させる原因にもなりかねません。もし、嬉ションで困っている方がいたら、これをやめるだけで改善することもあるのです。
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上記の記事でも説明していますが、これを繰り返すことで、外出する前に異常なほどに吠えるようになってしまったり、鳴くようになってしまったりすることがあります。さらに、外出前だけでなく、外出してからもずっと吠え続けるようになってしまうこともあるのです。

犬の気持ち

外出する際に、吠えてしまい、しばらく鳴き続けてしまう場合の、犬の気持ちです。
  • えー、置いていくの?イヤだー!ワンワン!!
  • ワンワンしていたら、行くの止めてくれている!それなら、もっとワンワンしよう!
  • 置いて行かれたけど、ワンワンしていたら戻ってきてくれるかも!

止めさせるには

出かけるとき、「犬に気づかれないように出かける」を目指して、静かに出かけてください。 また、犬は数十分ほどで心の変動が落ち着くといわれているので、帰ってからすぐに愛犬に会いに行くことはせずに、バッグを置いたり、荷物の整理をしてから愛犬に会いに行く方が良いでしょう。

犬が「かまってー」している時に「いやだ!」などと話しかける

手にじゃれる犬 愛犬が游んで欲しい時、先程のケースのように、何か食べたいとおねだりしてくる時などは、人に飛びついてきたり、吠えたり、足を噛んできたりしませんか? この時、「ダメ!」と話かけたり、手で追い払ったりすると、実はその行為を助長しているかもしれません。特に、愛犬が游んで欲しいと思っている時は、その可能性が高いでしょう。 話しかけられることで、犬は嬉しいと感じます。また、手で払われたりすることで、手で游んでもらっていると思います。そのため、かまっているわけではないのに、犬からするとかまってもらっていると思い、もっとしてくるようになるのです。

犬の気持ち

游んで欲しい時に、飼い主に飛びついている場合の、犬の気持ちです。
  • 暇だから游んで欲しいし、ちょっと飛びかかってみよう
  • 何か言われているけど、よくわからないから、もっと飛びついてみよう
  • おー、飛びついたら手で游んでもらえる、やったー

止めさせるには

これに関しても、どんなにしつこくされても話しかけない、手で払う等もせずに、完全に無視することで矯正することができます。

悪いクセは取り除ける

ヒント 全ての行為は、一度悪いクセが付いてしまっても、必ず取り去ることができます。すぐに学習して、どうすれば良いのかを覚えてしまうということは、逆も然りです。意味がないということがわかれば、すぐにしなくなります。 どのケースも「完全に無視すること」が重要です。完全に無視するとは、その場に犬がいなかったかのように振る舞うことです。クセがなくなる前に、かなりしつこくしてくることがありますが、ここで折れては飼い主の負けです。これを乗り越えれば、比較的早い時間で、悪いクセは取り除くことができます。 もし、これらの行為に困っている方がいらしたら、一度チャレンジしてみてください。