猫にはおもちゃや遊びが必要!狩猟本能を刺激してストレス解消を

「うちの猫はあまり遊ぶのが好きではない」と感じている飼い主さんもいらっしゃるかもしれません。しかし、猫には遊びやおもちゃが必要です。

猫はもともと狩りをする動物。飼い猫にも、狩猟本能が備わっています。
狩りたい気持ちが満たされないままだと、粗相など問題行動が発生する可能性もあるのです。

今回の記事では、猫におすすめのおもちゃや遊び、注意点について解説します。

猫におもちゃや遊びが必要な理由

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猫にとって遊びは、狩猟本能を満たし、ストレスを解消するものです。運動不足を解消するメリットもあります。

1. 狩猟本能を満たしてストレス解消

猫には狩猟本能があります。子猫も「狩りをしたい」と思っているのです。愛らしくじゃれついているように見えますが、実は狩りの練習をしています。

とはいえ、本物の動物で狩りをさせるのは困難ですから、遊びやおもちゃで本能を満たす必要があるのです。

狩りたい本能が満たされないままだとストレスがたまっていき、人の手を咬む、粗相をするなど問題行動の原因にもなりかねません。

2. 運動不足の解消

家の中で過ごす飼い猫は、どうしても運動不足になりがちです。要求すればフードを好きなだけもらえる生活をしていると、太ってしまう猫もいます。

肥満は、心臓病や糖尿病など、様々な病気の元になります。さらに、肥満になると足腰に負担がかかるので、さらに運動不足になってしまいます。

日頃から、遊びで猫の運動不足を解消しましょう。

3. 脳への刺激

高齢になると猫も人間と同じように、認知症(高齢性認知機能不全症候群)になる可能性があります。15歳以上の猫の50%に、認知症のような行動変化がみられるという報告もあるほどです。

遊びによる刺激で、認知症の進行を緩やかにする効果が期待できます。猫が何歳になっても、遊びは必要です。

4. 飼い主さんとのコミュニケーション

猫は飼い主さんが大好きで、「一緒に遊んでほしい」「相手をしてほしい」と思っています。5分でもいいので、一緒に遊んであげると猫は満足するでしょう。

毎日コミュニケーションを取っていると、「元気がない」「いつもと様子が違う」など、猫の体調の異変にも気付きやすいのもメリットです。

猫の遊びにおすすめおもちゃ

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猫の遊びにおすすめのおもちゃや遊び方を解説します。猫それぞれ好みがあるので、いくつか用意して様子を見てください。わざわざ買いにいかなくても、紙袋や段ボールで作れるおもちゃもあります。

トンネル

トンネルは猫が隠れて遊んだり、おもちゃを隠して探させる場所としても使えます。
紙袋の底を切って、つなげたり、段ボールをつなぎ合わせたりしてもいいでしょう。ボロボロになったら、すぐに捨てられます。

猫じゃらし

定番のおもちゃです。しなる棒の先に、羽など猫が興味を持ちそうな飾りが付いています。
揺らすだけでも猫は興奮して飛びついてくるでしょう。

猫じゃらしを箱やトンネルに隠しつつ動かすと、狩りの臨場感が出て猫は一層喜びます。飼い主さんとの楽しいコミュニケーションにもなりますね。

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蹴りぐるみ

猫が抱きかかえて、後ろ足でキックするおもちゃです。咬みながらキックする猫もいます。
かさかさと音がするタイプは、猫の興味を引くでしょう。飼い主さんは、蹴りぐるみを生きているように動かしてあげるといいですね。

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釣り竿おもちゃ

釣り竿のような棒に紐が取り付けてあり、紐の先に羽やネズミの人形などが付いているおもちゃです。
ゆらゆら揺らして遊ばせます。猫じゃらしと同様、コミュニケーションにも役立ちます。

アドメイト (ADD. MATE)
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ボールや小さな人形

飼い主さんが転がしたり、投げたりしたおもちゃを猫が捕まえて遊びます。ボールなら、猫が自分で転がして遊ぶのも可能です。

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おすすめのひとり遊び

飼い主さんが忙しいときや、仕事で留守番させるときも、ひとり遊びができるようにしておきましょう。フードやおやつが入れられるものを利用するとよく遊んでくれます。

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宝物探し

小さなお皿にフードを入れて、部屋のあちこちに置いておきます。キャットタワーの上や、段ボールの中に入れてみてください。
獲物を探すような気分で遊べるでしょう。高いところに置く場合は、安全なプラスチックのお皿などにしてください。

ペットボトルで狩り気分

いらないペットボトルのサイドに、ドライフードが出るくらいの穴をあけます。フードを何粒か入れたら、しっかりふたをして転がしてください。猫はフードが食べたくて、ペットボトルを転がします。狩った獲物を食べるような気分が味わえるでしょう。

筆者が17歳の猫に与えた動画です。ペットボトルを転がしてフードを食べています。

猫の遊びのコツ

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楽しく遊ぶには、ちょっとしたコツも必要です。

1. 無理強いはしない

猫と遊びたいからといって、かまいすぎてしまっては多くの猫が嫌がります。
しつこく名前を呼んだり、追いかけたりしないようにしましょう。

あえて猫の顔を見ず、しらんぷりしつつ後ろ手で猫じゃらしを振ってみるのもおすすめです。

2. 夕暮れから夜に遊ぶ

猫が薄明薄暮に活動する動物なので、活発な時間は明け方と夕方です。明け方は飼い主さんが大変なので、夕暮れから夜にかけて遊びに誘ってみてください。

3. フードを与えて達成感

猫じゃらしなど、フードを使わないおもちゃで遊んだあとは、少しフードやおやつを与えましょう。
狩りが成功した達成感を味わえて、遊びを催促する猫もいます。

4. 目で追ってくれただけでもよしとする

おもちゃを目で追うだけでも、猫は十分遊んでいるようです。特に高齢の猫にとっては、十分な刺激になります。
積極的に遊ばなかったとしても、「猫は楽しんでくれた」と納得しましょう。

猫と遊ぶときの注意点

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猫が楽しく安全に遊ぶためにも、いくつか注意点があります。

1. 猫専用のおもちゃを選ぶ

市販のおもちゃを利用する際は、猫向けに作られたおもちゃを選んでください。誤飲などの危険があるので、人間の子どものおもちゃなどは与えないようにしましょう。

2. 終わったらおもちゃは片付ける

遊び終わったら、おもちゃは猫の届かない引き出しなどに片付ける習慣をつけてください。
紐やおもちゃのパーツを誤って食べてしまうと、腸閉塞などを起こす恐れがあります。命に関わるケースもあるので、注意が必要です。

また、留守番中のおもちゃには紐状タイプを使わないようにします。どんなに猫が好きなおもちゃでも、ほころびや傷ができたら捨ててください。

3. 人の手をおもちゃにしない

おもちゃがないからといって、人間の手をおもちゃにするのはやめましょう。人間が狩りの対象になってしまうため、咬まれる恐れもあり大変危険です。

まとめ

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猫の狩猟本能を満たすためにも、遊びやおもちゃは大切です。ストレスや運動不足を解消し、脳を刺激するメリットもあります。飼い主さんとのコミュニケーションにも役立ちます

猫じゃらしや釣り竿タイプ、蹴りぐるみなど、数種類のおもちゃを用意して、猫を遊ばせてください。段ボールやペットボトルでも猫のおもちゃが作れます。飼い主さんと一緒に遊ぶのはもちろん、ひとり遊びも欠かせません。

おもちゃの誤飲には十分注意して、遊びで猫の心を満たしてあげましょう。

ワンプロって何?犬のじゃれ合いのメリットと注意点をご紹介

「ワンプロ」という言葉をご存知ですか?愛犬を紹介しているSNSなどで見かけたことがある方も多いのではないでしょうか。
ワンプロとは、犬同士が遊びとしてじゃれ合いをすることです。

初めて見ると「喧嘩かな?」と心配になる方も多いと思いますが、ワンプロは犬同士の社会勉強やコミュニケーションに繋がる遊びです。

今回は、ワンプロについて、そのメリットと注意点、喧嘩との見分け方をご紹介します。

ワンプロとは?

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ワンプロとは、「ワンちゃんのプロレス」の略で、犬同士が遊びとしてじゃれ合いや取っ組み合いをすることです。

ドックランに遊びに行く際や、多頭飼いをしている方は一度は見たことがあるのではないでしょうか。
見たことがないという方は、以下の動画をご覧ください。

ワンプロでは、甘噛みで噛み付く、前足で戦う、上に乗っかる、追いかけ合うなどの様子が見られます。

激しく取っ組み合いをすることも

初めて見ると「喧嘩しているのかな?」「怪我の危険性は?」と心配になる方も多くいると思います。

犬によっては、とても激しい取っ組み合いを見せる場合もあるのですが、お互いちゃんと力の加減をしています。
逆にいうと、お互いが力の加減をできる相手以外とのワンプロは危険です。怪我を防ぐために気をつけたいことは、「ワンプロの注意点」の章でご説明します。

ワンプロのメリット

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ただ遊んでいるだけに見えるワンプロですが、実は子犬の社会性の発達や犬同士のコミュニケーション方法としてとても大切な役割を持っているのです。

1. 子犬が社会性を身につけることができる

子犬の時期に他の犬とじゃれ合うことで、コミュニケーションの方法や自制心などの社会性を身につけることができます。
犬とじゃれ合う中で、「ここまでなら噛んでも痛くない、これ以上は痛い、しつこいと嫌がられる」といったことを学んでいるのです。

これは犬同士で仲良くするためだけでなく、人間と一緒に暮らす上でも役に立ちます。攻撃的にならずに、他の犬や人間と上手に関係を築き上くために重要なことなのです。

2. 犬同士のコミュニケーションになる

子犬でなくても、犬同士でじゃれ合うことでお互いを理解し仲を深めることができます。
一方で、相性が合わないと喧嘩に発展する可能性があります。

怪我にならない程度のちょっとした喧嘩であれば、犬同士で和解したり適切な距離をとったりするためのコミュニケーション方法になることもあるようです。

次の章では、ワンプロによる怪我を防ぐために飼い主さんが注意したいことをご紹介します。

怪我を防ぐために!ワンプロの注意点

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様々なメリットがあるワンプロですが、犬の安全を守るために注意しなければならないことを4つご紹介します。

1.体格差や年齢を考慮する

ワンプロ相手の体格や年齢を確認しておきましょう。
遊びでじゃれ合っているつもりでも、体格差のある犬同士だと思わぬ怪我につながる可能性があります。

特に、子犬やシニア犬がじゃれ合う際は、同じくらいの体格・体力・力量の相手に留めておくことが必要です。

2.犬同士の相性を見極める

犬同士の相性は、ワンプロの際に最も考慮するべきポイントかもしれません。

特に注意が必要なのは、生後6ヶ月から1歳前後のオス同士です。
犬の思春期とも言われるこの時期は、経験が浅く自己主張が激しいため、ワンプロが喧嘩に発展しやすいです。未去勢だとよりエスカレートしやすい傾向にあります。

実際に遊ばせる前に、愛犬の性格と相手の子の性格を把握しておきましょう。

3.休憩を挟む

遊んでいる最中に楽しくて興奮し過ぎてしまうと、怪我や喧嘩への発展に繋がりかねません。

興奮した様子が見られたら、一時的に休憩させましょう。「オイデ」などのコマンドや、興味を示す音や言葉を聞かせて、愛犬の注意を飼い主さんに向けさせると良いです。

4.喧嘩に発展する前に止める

最初は遊んでいるように見えても、だんだんと興奮して喧嘩に発展してしまうことがあります。

吠える声や噛み方の変化などをすぐに確認できるように、犬同士の様子をしっかり見守っておきましょう。そして、喧嘩に発展しそうな兆候が見られたら、速やかに相手の犬と距離を保つなどの対応をしてあげてください。

次の章では、遊びと喧嘩の見分け方についてご紹介します。

遊びと喧嘩の見分け方

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遊びと喧嘩を飼い主さんが見分けることは、犬が適切にコミュニケーションを取り、怪我を回避するためにも重要です。

遊んでいる時の様子

  • 甘噛み
  • ずっと同じ所を噛まない
  • 吠える声のトーンが普段のおもちゃ遊びの時と同じ
  • 尻尾を元気に振っている
  • ごろごろと地面を転がる
  • プレイバウの姿勢を取っている(前足を地面につけ、お尻を高く持ち上げる姿勢)
  • 追いかける/追いかけられるを交互に繰り返す

喧嘩をしている時の様子

  • 歯茎を見せるほど牙をむく
  • ずっと同じ所を噛んでいる
  • ずっと馬乗りになる
  • 毛が逆立つ
  • 突進する
  • 動きが強張る
  • 一方的に追いかけ回す

個体差もあるため、愛犬の普段の様子に加え、過去に攻撃的になった際の様子も把握しておくことで、いざというときの変化に気がつきやすくなります。

まとめ

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社会性が身につき、犬同士の仲が深まるワンプロ。子犬の時によくワンプロで遊んだ犬は、他の犬との関係の作り方が上手になります。
そのため、喧嘩だと決めつけて無闇に引き離すことはお勧めしません。

一方で、相性や体格差、犬の気分や体調を飼い主さんがしっかり考慮し、喧嘩に発展しないように見守ることも必要です。
注意点を守りながら、愛犬を安全に楽しく遊ばせてあげるようにしましょう。

うさぎの散歩は室内?屋外?「うさんぽ」「部屋んぽ」の方法と注意点

うさぎを飼い始めた方や、うさぎを飼おうと思っている方は、うさぎに散歩が必要なのかどうか気になるかもしれません。

同じペットの散歩でも、うさぎの散歩は犬の散歩とは全く異なります。また、散歩の場所によって「うさんぽ」と「部屋んぽ」の2種類に分けられます。

今回の記事では、この2種類の散歩の仕方について、詳しい方法や注意すべき点、用意したいグッズなどをご紹介します。

うさぎの散歩は室内のみでもいいの?

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「うさんぽ」「部屋んぽ」とは

「うさんぽ」は家の外でするうさぎの散歩で、「部屋んぽ」は部屋の中でする散歩です。

「部屋んぽ」という言葉は、うさぎ以外にハムスターなどの小動物でも使われます。適度な運動は、肥満対策のほか、うさぎのストレス解消のためにも重要です。

部屋んぽのみでもOK、うさんぽはうさぎによる

うさぎの散歩は、基本的には室内の「部屋んぽ」のみでも大丈夫です。

屋外に出ることが好きで気分転換になるうさぎもいれば、逆に屋外の刺激がストレスになってしまううさぎもいます。このように、うさぎによって向き・不向きがあるので、それぞれのうさぎに合わせて、うさんぽを取り入れるかどうかを決めていきましょう。

室内での「部屋んぽ」の方法

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部屋んぽの時間

うさぎが一日に必要とする運動時間は、1時間程度が目安です。
部屋の中の場合は、なるべくリードなどはつけず、自由に歩いたり走ったりさせてあげましょう。

ただし、部屋の中には電気コードや食べこぼしなど、うさぎが齧ったり飲み込んだりすると危険なものが意外と多いもの。うさぎの部屋んぽは、次に紹介する2つの方法のいずれかで行いましょう。

1. サークル内で散歩させる

サークルを置いて、その中で部屋んぽをさせれば、確実に危険物との接触を回避できます。

うさぎはジャンプ力があるので、高さのあるものを選びましょう。
また、ワイヤー式のサークルを齧ってしまうようなら、パネル式のフェンスがおすすめです。


2. 危険物をガードして、自由に歩かせる

サークルで場所をとるのが好ましくない場合は、サークルを置かずに部屋の中を自由に散歩させても良いでしょう。
その際は、危険物や壊れやすいものをガードし、うさぎが接触しないような工夫をしましょう。

具体的には、次のような工夫が必要です。

  • ケーブルは専用のカバーで保護し、齧れないようにする。
  • 観葉植物や壊れやすいもの、薬などは、うさぎが届かない場所に置く。
  • 部屋んぽをする場所では人間は食事を控え、食べこぼしがないようにする。
  • 部屋んぽの前に毎日掃除をし、清潔を保つと同時に、安全を確認する。

屋外での「うさんぽ」の方法

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路上は歩かせない!

外での散歩と聞くと、犬の散歩のように、リードを付けて路上を歩かせるイメージがあるかもしれません。

しかし、多くのうさぎには肉球がないので、アスファルトのような固い場所や滑りやすい場所を歩くのに適していません

そのため、犬のように路上を歩かせることはせず、ペットが入れる公園などで、柔らかい土の上か、草の上を散歩をさせます。現地までは、抱っこやキャリーケースで連れて行きましょう。

公園の中でのうさんぽの方法には、次の2つがあります。

1. 公園内をリードを付けて歩かせる

ハーネスとリードを付けて、公園の中を一緒に歩く方法です。
ハーネスは、首だけのものではなく、全身タイプのものを選びましょう。

好奇心の強いうさぎであれば、あちこち歩き回りながら色々なもののにおいを嗅いで、楽しく散歩ができるでしょう。

一方で、警戒心の強いうさぎの場合や、公園内が混雑している場合などは、うさぎが怖がって逆にストレスが溜まってしまうこともあります。
また、外には何が落ちているかわからないので、誤飲や怪我には十分注意してください。

2. 広場にサークルを置いて自由に歩かせる

公園内の広場などに高さのあるサークルを置いて、その中を自由に歩かせる方法です。

うさぎがサークルの外に飛び出してしまわないよう、常に注意して見ていましょう。念のため、長めのリードを付けておくと安心です。

サークルは、低いものだと脱走してしまいやすいので、高さのあるものを選びましょう。折り畳み式のものを選ぶと便利です。

犬や猫との触れ合いは基本NG!

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うさぎは、野生の世界では最も弱い哺乳類とも言えます。

犬や猫は、人間にとってはかわいいペットですが、うさぎからしてみれば立派な天敵です。犬や猫と一緒に飼われていて、慣れているうさぎもいるかもしれませんが、それは例外です。

たとえ襲いかかることがないとしても、近くにいるだけでストレスになりますから、できるだけ犬や猫と居合わせたり、一緒に遊ばせたりすることのないようにしましょう。

公園などでは、なるべく犬や猫が少ない場所で散歩をさせ、居合わせてしまったら遠くであってもうさぎを抱っこしてあげましょう。

カラスも危険

犬や猫だけでなく、カラスもうさぎの天敵です。
空から不意をつかれて襲われてしまうこともあるため、うさんぽをするときは頭上の警戒も怠らないようにしましょう。

うさんぽは無理にしない!

うさぎにとって外での散歩はしなくても問題ないので、犬や猫に遭遇する可能性が高い場合は、うさんぽを無理にする必要はありません

ストレス解消のはずの散歩なのに、恐怖に怯えてしまっては元も子もありませんからね。

たまにベランダや庭などで日光浴をさせてあげるだけでも十分です。

まとめ

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今回は、うさぎの散歩について、室内の「部屋んぽ」と屋外の「うさんぽ」の2つに分けてご紹介しました。

外での散歩はうさぎによっては良いリフレッシュとなりますが、犬や猫、知らない人など、ストレスを感じる要因も多いため、無理に行う必要はありません。うさぎの性格や周辺環境に応じて、するかしないかを判断しましょう。

運動不足やストレス過多を防ぐため、部屋んぽはできるだけ毎日させてあげてください。

危険物の誤飲などに十分注意して、うさぎと楽しいお散歩タイムを過ごしてくださいね。

ペットカートのメリットとは?愛犬に合った選び方と注意点もご紹介

昨今、カートに乗っている犬を見かけることが多くなりましたよね。
皆さんの中には、「犬にカートって必要なの?」「歩かせた方がいいのでは?」と疑問に思う方もいるかもしれません。

実際のところ、犬用のカートにはどのような役割があるのでしょうか。今回は、ペットカートのメリットと注意点、選び方のポイントを徹底解説します!

ペットカートとは?

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ペットカートは、犬や猫などのペットをお出かけや病院に連れて行くために使われます。ベビーカーのような見た目で、コット部分に犬や猫を入れ、商品によっては荷物を入れるスペースもあります。
別名「ペットバギー」とも呼ばれています。

多頭飼いの方シニア犬、病気や怪我をしている犬でも気軽に外出ができるため、近年多くの飼い主さんが利用しています。

ペットカートを使う6つのメリット

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ペットカートを使うことで、様々な場面でメリットがあります。詳しく見ていきましょう。

1.混雑する場所でも安全に移動できる

混雑する場所で犬を歩かせると、踏まれたりリードが引っかかったりと危険が伴いますが、ペットカートを使えば安全に愛犬を移動できます。

2.慣れない場所でも安心できる

初めてのお出かけ先他の犬と交流する際にも、カートという慣れた居場所があることで愛犬を安心させてあげられます。

3.多頭飼いのお出かけがスムーズに

一人の飼い主さんが複数の愛犬を一度に連れ出すのはとても大変でしょう。
病院やお出かけなどの際に多頭飼育用のカートを活用することで、複数の愛犬をスムーズに移動させることができます。

4.シニア犬や歩行困難な犬の散歩に

老化や病気・怪我で歩くことが困難な愛犬でも、カートに入れながらのお散歩をすれば外の空気や匂いに触れてリフレッシュできます。

5.子犬の散歩準備に

初めての散歩をさせる前やまだワクチンを打っていない場合に、カートを利用することで少しずつ外の環境に慣れさせてあげられます。

6.災害時の備えになる

災害時、ペットカートがあれば愛犬を素早く避難させることができます。コット部分が取り外しできるタイプであれば、避難先での愛犬のケージとしても活用できるためとても便利です。

また、荷物入れに愛犬の避難グッズを入れておくのも良いでしょう。

ペットカートを使う際の注意点

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便利なペットカートですが、使用する際に気をつけたいことが4つあります。

1.人混みでの利用マナー

ペットカートがあればお出かけ先の幅が広がります。しかし、混雑している場所では他人の迷惑とならないよう、顔が出ないようにするカートが邪魔にならないようにするなどを気をつける必要があります。

2.熱中症に注意

ペットカート内は気温が上がりやすいため、熱中症に気をつけましょう。
定期的に窓を開け空気を入れ替える凍らせたペットボトルなどを入れておくなどの対策をしながら、常に様子を確認してあげてください。

人混みなどで犬が顔を出さないようカートの蓋を閉めてしまうと、夏場は特に熱中症になる可能性が高くとても危険です。
そのため、空いている時間に出かける無闇に人混みに連れて行かないなどの対応をすることをおすすめします。

3.利用できる公共交通機関が限られている

ペットカートのままでは乗車できない公共交通機関が多くあることを覚えておきましょう。

電車やバスは基本的に、キャリーバッグに入れている場合のみ乗車が可能です。
そのため、カートからコット部分を取り外し、カート部分は折りたたまなければいけません。

4.カートから飛び出さないよう注意

何かの拍子で犬がカートから飛び出してしまうことがあります。
飛び出しによる事故や宙吊りになることを防ぐためにも、状況に応じて蓋を閉じたり落ち着かせたりしましょう。

ペットカートを選ぶ際のポイント

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ペットカートにも様々な種類があります。
愛犬にぴったりのペットカートを選ぶための4ポイントをチェックしましょう。

1.愛犬のサイズ・重さに合うものを

愛犬のサイズに合うカートを選びましょう。
カートの内部が狭すぎると窮屈で通気性が悪く、逆に広すぎても落ち着けません。

大きすぎるものを購入してしまった場合は、タオルを入れてちょうど良い広さを作ってあげるなどの工夫をしてあげましょう。

また、耐荷重を確認することも大切です。複数の愛犬を入れる予定なら、合計のサイズ・体重で確認しましょう。

2.必要な機能をチェック

ペットカートが持つ機能は商品によって異なるため、購入前にしっかりと確認しておきましょう。

ペットカートには、三輪タイプと四輪タイプがあります。


  • 三輪タイプ:小回りが効いて狭い場所でもスムーズに操作できます。タイヤの数が少ないため振動が伝わりにくく、段差も登りやすいです。
  • 四輪タイプ:安定性が高いため倒れにくく、でこぼこした砂利道などでも押しやすいです。

他にも、軽量のもの、コンパクトに畳めるもの、ブレーキングを重視しているものなどがあるため、飼い主さんと愛犬の使いやすいカートを探してみてください。

3.利用する場所を想定

どんな場所へ行く際にペットカートを利用することが多いか、想定してから選ぶと良いでしょう。
以下に、お出かけパターンとおすすめのカートのタイプの一例をご紹介します。

  • 車で出かけることが多い → コット部分が取り外せてキャリーバッグになり、本体は折り畳み可能なタイプ
  • 人通りの多い場所へ行くことが多い → コンパクトで小回りがきくタイプ、三輪タイヤ
  • アウトドアのシーンで使う → タイヤやフレームがしっかりしたタイプ、四輪タイヤ

4.本体の大きさ・重さを確認

保管場所、持ち運びの際のことを考え、本体の大きさや重さもチェックしましょう。車のトランクに入るかどうか、折り畳んで楽に持ち運べるかなども重要です。

ペットカートは、愛犬と飼い主さんの負担を軽減することが大きな利点なので、大きさや重さもしっかり確認しましょう。

まとめ

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移動手段、居場所づくり、安全の確保など、様々な利用方法ができるペットカート。特に、シニア犬や多頭飼いの家庭にとっては重宝されるアイテムです。

メリットがたくさんある反面、守るべきマナーや愛犬が快適に過ごすための注意点にも気をつけましょう。
愛犬にとってベストなペットカートで、一緒の時間を楽しんではいかがでしょうか。

愛犬と海にお出かけするなら!7つの注意点と対策

暑い季節、夏といえばやっぱり海!犬を飼っている方は、愛犬を連れて海に出かけてみたくなりますよね。

しかし、犬と海にお出かけをする場合には、注意すべきポイントがいくつかあります。

今回は、犬と海に行く際の注意点と対策をご紹介します。

※海水浴場に出かける際は、三密を避け、新型コロナウイルス感染予防対策を徹底しましょう。飼い主さんが病気になったり入院をしたりしてしまうと、犬も困ってしまいます。感染症の状況や海水浴場の混雑状況によっては、お出かけを我慢することも大切です。

注意①犬を同伴できないビーチもある

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海水浴場の中には、「犬連れNG」の場所もあるので注意が必要です。

また、ビーチには子供から大人まで様々な人が訪れます。「犬連れOK」のビーチでもマナー良く過ごし、周りの人に迷惑がかからないように気をつけましょう。

<対策>
犬を連れて行ける海水浴場も増えてきているものの、しっかりと事前に下調べをしておきましょう。
・「関東のビーチ・海水浴場一覧【ペット同伴可】(ウォーカープラス)」
https://www.walkerplus.com/spot_list/ar0300/sg0160/ss1007/
・「関西のビーチ・海水浴場一覧【ペット同伴可】(ウォーカープラス)」
https://www.walkerplus.com/spot_list/ar0700/sg0160/ss1007/

注意②犬を無防備な状態で泳がせない

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「犬は泳ぎが得意」というイメージがあるかもしれませんが、犬でも海に入れば溺れることもあります。
泳ぎが得意な犬ほど遠くまで行ってしまい、見失ってしまう恐れがあります。

<対策>
犬を海で泳がせるのであれば、ライフジャケットを着せましょう

犬のライフジャケットには、次のような役割があります。
・長時間泳ぐことを助ける
・水中の犬を飼い主がコントロールできる
・明るい色で犬を見失わずにすむ

水中では常に飼い主さんが犬のそばにつき、トラブルがないように見守っていてあげましょう。

注意③犬が誤飲・誤食をしないように

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浜辺には、食べ物の容器や食べかけの食品など、犬にとって危険なものがたくさん落ちています。

犬の目線は低いため、人間にはなかなか見つけにくいものも口にしてしまう危険性があります。

<対策>
飼い主さんは、下に落ちているものを注意深く確認し、常に犬から目を離さないようにしましょう。
普段の散歩で、拾い食いの癖が見られる子の場合は、特に注意が必要です。

注意④砂浜の熱さで火傷をしないように

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ビーチサンダルを履かずに砂浜を歩いて、「熱い!」と感じた経験はありませんか?

そんな熱い砂浜の上を素足で歩けば、犬も肉球を火傷をしてしまいます。

<対策>
人間と同じように、熱い砂浜の上では犬にも靴を履かせましょう。
ただし、海に来ていきなり靴を履かせると、犬は嫌がってしまいます。海に行く前から普段の散歩などで靴に慣れさせておくとスムーズです。

注意⑤犬も熱中症になる

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犬は人間のようにたくさん汗をかくことができないため、体温調節が苦手です。
そのため、犬の熱中症には本当に気をつけなければなりません。

<対策>
人間と同じように、犬にもこまめに涼しいところで休憩をさせ、水を飲ませましょう。

犬は汗をほとんどかかないので、人間のように塩分を補給する必要はありません。水を飲みたがらない場合に限り、犬用のスポーツドリンクなど、味付きのものを与えてみましょう。

塩分・糖分を多く含む人間のスポーツドリンクは基本的に与えない方が良いですが、やむを得ない場合は4倍ほどに薄めてから与えてください。

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注意⑥ビーチを訪れる時間帯を選ぼう

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日中のビーチはとても暑い上、人も多いためトラブルの元にもなりやすいです。
一般的には、海水浴場が最も混雑するのは10時頃〜14時頃と言われています。

<対策>
犬を連れて海に行く際は、早朝や夕方など比較的涼しくて空いている時間帯を選びましょう。
ただし、遊泳時間外に海に入るのは危険です。事前に訪れるビーチの遊泳時間を確認しておきましょう。

注意⑦トイレなど、周りに迷惑がかからないように

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海水浴場に訪れる人たちは、必ずしも犬を好きな人ばかりではありません。
犬が近づいて来るだけで怖いと感じる人もいるでしょう。

また、普段の散歩では、犬がおしっこをした際は上から水をかける方も多いと思いますが、砂浜で犬がおしっこをした時に上から水をかけても「気持ち悪い」と感じる人がいるかもしれません。

犬を海に連れて行くのであれば、周りの人に配慮を忘れないようにしましょう。

<対策>
できれば海に出かける前にトイレをさせておきビーチではトイレシーツの上にさせるのが望ましいでしょう。これには、日頃からトイレトレーニングをさせておくことが必要です。

また、海の中でも砂浜でも、犬から絶対に目を離さないようにし、他の人や他の犬とのトラブルを未然に防ぎましょう。

愛犬と海を楽しもう!

dog in a car

愛犬と海にお出かけする際には、飼い主さんが注意しなければいけないことがたくさんあります。

色々な注意点をみてきましたが、一番大切なことはやはり、犬の様子を常に観察し、目を離さないことでしょう。
特に小型犬は、トンビなどの猛禽類に狙われ、最悪の場合連れ去られることもあるので、細心の注意を払いましょう。

犬の安全を確保し、周りの人に迷惑がかからないように気をつけながら、愛犬との楽しい思い出をたくさん作ってくださいね。

【獣医師監修】シニア期における犬・猫の変化と気をつけるべきこと

医術の進歩などにより人間社会が高齢化しているように、獣医療の発展によって動物の寿命も延びています。

過去には10年も生きられれば長生きであった犬が、今や15年以上も健康を保つような時代になってきました。猫に至っては20歳を超えることも珍しくありません。

寿命が延びるに当たって考えなければいけないのは、高齢化した動物に何が必要かということです。今回はシニアと呼ばれる7歳以降のペットのケアについてまとめます。

シニアにおける体の変化

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まず重要なのは、加齢とともにペットの身体では何が起こるのかを理解することです。人間と似ている点もあるので、比較しながら確認していきましょう。

代謝の変化

加齢とともに、生活に必要なエネルギーは減少していきます。人間も30~40歳を境に太りやすくなることからもわかるでしょう。

これは筋肉量の減少や性ホルモンなどの分泌低下などが原因です。そのため、食事のカロリーを考慮しないと肥満になってしまうこともあります。

性格の変化

人間でも、歳を取ると性格が丸くなるなんていう話を聞きます。動物もやはり、ギラギラした性格が穏やかになることがあります。

ただし、大人しくなると言っても、元気や食欲がなくなるのは病気のサインかもしれません。また、猫において性格が攻撃的になった場合は、甲状腺の病気が疑われますので、一度検査をしてみた方がいいでしょう。

活動性の変化

外が大好きだった愛犬が散歩に行きたがる回数が減った、最近寝ている時間が増えたなどの行動の変化も、加齢によるものの可能性があります。これは代謝の変化にも言えますが、筋肉量の減少が関与しているかもしれません。

やはり、異常なほど元気がない場合は、早めに動物病院を受診しましょう。

シニアケアに必要な6つのこと

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では実際に日常生活において、7歳以上の高齢動物に必要なこととは何でしょうか。

1.食事管理

例えば人間は年齢を重ねると、脂っこいものが食べられなくなってきたり、食事の量が減ったりします。これは動物にも当てはまり、やはり食事量は減少する傾向にあります。そのため、少量の食事でもしっかりと栄養を摂取することが必要です。

一方で、高齢動物は、一日に必要なカロリーが減ります。その子の食事量を把握し、過不足なく栄養を摂れるように調整しましょう。

高齢動物用の総合栄養食もあるので、利用してみるのもいいかもしれません。

2.運動量の調節

健康のためには適度な運動が欠かせません。しかし、年齢とともに自発的に運動する量は減少していきます。もちろん犬の場合、若い頃と同じ量だけ散歩に連れ出せばオーバーワークとなります。

シニア期の運動は、加齢によって落ちてくる筋肉量をできるだけ維持するという考え方が必要です。外に行きたがらない子や、室内飼いの猫には屋内でできる運動を考えてあげましょう。

また、寝たきりの子に対しては、人間の理学療法と同じようにリハビリやマッサージが必要です。
動物病院によっては理学療法に力を入れているところもあるので、スタッフに尋ねてみてもいいかもしれません。

3.環境の整備

筋肉量や視力の低下など、高齢動物には日常生活に支障が出る箇所もあります。
そんな動物が安心で安全な生活できるように、生活環境を考えてあげる必要があります。

ちょっとした段差を排除したり、トイレまでの距離を近くしてあげるなどして、できるだけ動物に負担がかからない環境を整えてあげましょう。

4.ストレスの緩和

若い頃には当たり前にできていたことが、歳を取るとできなくなるのは動物にとっても大きなストレスです。そのため、それらのストレスを取り除いてあげる工夫も必要です。

例えば、快適に生活できるように、環境を整備することも、ストレス緩和になりそうですよね。食事や散歩などの生活習慣を規則正しくすることも、ストレスの緩和に繋がります。

さらに、呼びかけや撫でるなどのスキンシップも有効です。暇な時間を極力作らず、ペットの喜ぶことをしてあげるといいでしょう。

5.定期的な健康診断

どうしても若い頃に比べて、腫瘍や代謝疾患などの病気が増えてきます。これら病気に重要なのは人間と同様、早期発見と早期治療です。

そのためには定期的な健康診断が大切です。7歳以上のシニア動物では、半年に一回のペースをおすすめしています。多いなと思う飼い主さんもいらっしゃるかもしれませんが、動物は1年間で、人間に換算すると約4歳、歳を取ります。

つまり、動物は半年で約2歳も歳をとることになるのです。そう考えると、半年に一回というペースはそう多くはないような気がしませんか?内臓機能を評価する血液検査だけでも、受けておくと安心です。

6.認知機能の低下

動物でも、高齢になると認知機能が低下することがあります。

認知機能が低下すると夜鳴きや徘徊、排泄失敗、狭いところに入りたがる、壁に頭をつけたまま動かないなどの行動が見られます。

またこれら行動によって、飼い主さんが身体的にも精神的にも疲れてしまうことがあります。気になる方は無理をせず、かかりつけの動物病院に相談してみてください。

まとめ

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生き物が歳を取り、衰えていくのは仕方のないことです。それを理解し、年齢に応じた適切な環境を作ることが飼い主の義務です。

いつまでも全盛期でいてほしいのは山々ですが、衰えを受け入れ、最後まで愛情を注いであげましょう。

【獣医師監修】犬・猫用サプリメントとの正しい付き合い方を学ぼう

薬局の店頭やテレビのCMなどで、人間のサプリメントを目にする機会は多くあります。

一方で、動物用のサプリメントもありますが、動物は自分で飲むサプリメントを選択できませんし、こんな症状があると訴えることもできません。

そもそも、動物用のサプリメントとはどんなものなのでしょうか。
今回は、意外と知られていない正しい動物のサプリメントに関する知識を、獣医師が詳しく解説します。

サプリメントの定義

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そもそも、「サプリメント」とは何なのでしょうか。

人間のサプリメントは厚生労働省により「特定成分が凝縮された錠剤やカプセル形態の製品」と定義されていますが、法律的にそう定められているわけではありません。

動物におけるサプリメントの位置づけ

動物用サプリメントは、いわゆる「健康食品」という立場です。つまり、「トマトは体にいい」「玉ねぎは血液をサラサラにする」などと同様です。

健康を守る、健康を維持するとは言えますが、特定の疾患や症状に対する効果・効能を謳うことは禁じられています

動物用医薬品との違い

「動物用医薬品」は薬機法をもとに農林水産省の認可を受けており、医療効果が保証されているものです。
サプリメントと比較すると、以下のような違いがあります。

サプリメント 動物用医薬品
農林水産省の認可 ×
法律 ペットフード安全法 薬機法
実証実験 ○/×
目的 健康の維持 健康状態の改善

ヒトのサプリメントと何が違うの?

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人間の場合、手軽に足りない栄養素を補えるサプリメントは非常に便利なものです。錠剤やカプセルを飲むのも、それほど大変なことではありません。

動物の場合はサプリメントを嫌がることも

動物の中には、食事以外の得体の知れない粒を飲まされること自体に抵抗がある子もいます。

むしろサプリメントの投与が動物のストレスになってしまうこともあるので、投与するサプリメントは本当に必要か、慎重に選択すべきでしょう。

人間用サプリメントをペットにあげても大丈夫?

答えは単純で、人間用のサプリメントをペットにあげてはいけません

例えば一日分のビタミンが摂れる人間用サプリメントがあるとして、人間と動物とでは一日に必要なビタミンの量は異なるはずです。

栄養素によっては、過剰に摂取することで中毒を起こすものもありますので、人間用のサプリメントはあくまで人間用として利用しましょう

サプリメントの一例

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現在では様々な会社から、多種多様な動物用サプリメントが販売されています。
その中でどのサプリメントが良いものなのか、見極めるのは非常に難しいですよね。

似たようなサプリメントの中からひとつを選ぶ際に決め手となるのは、メーカーへの信頼であったり、口コミであったりするかと思います。

ここではサプリメントの一例を紹介しますが、最終的にそのサプリメントを使うかどうかは、飼い主のみなさんが慎重に判断してください。

アンチノール

オメガ3脂肪酸を含む、実に91種類の脂肪酸を含有するカプセルタイプのサプリメントです。アンチノールは、関節や皮膚の健康を維持することを目的としています。

カプセルを飲み込むのが苦手な子には、ハサミなどでカプセルを割り、中身(液体)をご飯にかけてしまう方法もあります。

アンチノール公式サイト
https://vetzpetz.jp/

レンジアレン

食事に振りかけることで、食事に含まれるリンを吸着してくれる健康補助食品です。

リンの摂取制限が必要な腎不全患者に用いられることが多いサプリメントです。

レンジアレン公式サイト
https://www.elancopet.jp/petowner/product/lenziaren

コセクイン

グルコサミンとコンドロイチンを含むサプリメントです。人間用でもよく目にしますよね。

保存料などの添加物も使用していないので、安心して与えることができます。

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コセクイン公式サイト
https://jp.mypetandi.com/pet/products/cosequin.html

サプリメントを選ぶ際の注意点

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とは言っても、自分でサプリメントを選ぶ際に何に注目すればいいのかわからないのではないでしょうか。ここでは、サプリメントを見極める時に注意したいことを紹介します。

「○○に効く!」は要注意

サプリメントが医療効果を謳うことは、薬機法で禁止されています。

日本語のニュアンスの問題で非常に難しいのですが、「効く」「改善」などの文言を使用しているサプリメントには注意しましょう。

社会のルールを守れない会社の製品が、動物の健康を守れるでしょうか?

獣医師の話を鵜呑みにしない

獣医師としては動物の健康を第一に考え、健康維持に関する情報を惜しみなく提供しています。

もちろん、サプリメントの話もしますが、獣医師の薦めるがままにサプリメントを始める必要はありません。

そのサプリメントがどのようなものか、うちの子に本当に必要か、続けられるのかを、しっかりと相談・検討してから摂取するようにしましょう。

まとめ

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サプリメントは、動物の健康維持には有効なものです。しかし、その立ち位置はあくまで「食品」であり、「医薬品」とは一線を画していることを忘れてはいけません。

一方向からの情報を鵜呑みにせず、色々な人に意見を求め、ペットにとって一番いいものを選択してあげましょう。

【初心者必見】フェレットと遊ぼう!おすすめのおもちゃや注意点

フェレットはとても好奇心旺盛で遊び好きな動物です。

1日に、少なくとも1時間以上はケージから出して、遊ばせてあげたほうが良いと言われています。

1日の大半をケージの中で過ごすフェレット、せっかくなら遊びの時間はとことん限り楽しませてあげたいですよね。

今回は、フェレットとの遊び方と注意点、そしてフェレットが喜ぶおもちゃについてご紹介していきます。

フェレットとの遊ぶ前に

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フェレットが遊ぶスペースを確保しよう

フェレットと遊ぶ際には、ケージから出して広いスペースで遊ばせてあげましょう。
ペットガードなどもいいですが、隙間があったり、登れる素材だとすぐに脱走してしまうため注意が必要です。

余裕があれば、フェレットが遊ぶための部屋などがあると、脱走の心配もなく安心です。

危険なものは別室に移動させておこう

フェレットは好奇心が強く、周りにあるものはなんでも遊びに使おうとします。

そのため、危険なものや傷つけられたくないものなどは、別の部屋などフェレットが触れないところにおきましょう。

遊びはコミュニケーションの一環!

遊ぶのが大好きなフェレットは、実はひとりでも遊んでくれます。

ですが、飼い主さんと一緒に遊ぶことも大好きです。コミュニケーションも兼ねて、ぜひ一緒に遊んであげてください。

フェレットはどんなおもちゃが好き?

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フェレットはどんなものでもおもちゃにしてしまいますが、やはり安全面から見ても、ペット専用のおもちゃで遊ぶのが一番です。そこで、どんなおもちゃが人気なのか、フェレットが喜ぶのはどんなおもちゃなのかご紹介していきます。

ボール

フェレットにボールをあげると、前足で持って自分のお気に入りの場所まで持って行きます。

両手で抱えられる程度の大きさのボールだと、誤飲の心配もなく、ちょうど良いサイズだと言えます。
また、音が鳴るものだと、フェレットも喜んで遊んでくれます。


ぬいぐるみ

フェレットはぬいぐるみをかじったり、手に持って転がったりと、シンプルなものでもとても喜んでくれます。

ぬいぐるみも、ボールと同じように音が鳴るものだと、フェレットがより気に入ってくれます。
ぬいぐるみと遊んでいるフェレットは非写真映えもしますし、遊び疲れてぬいぐるみの横で眠るフェレットの可愛さは筆舌に尽くし難いです。

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猫じゃらし

習性も猫と似ているフェレットですが、猫じゃらしも大好きです。

目の前で動かしてあげると、捕まえようと一生懸命追いかけます。
捕まえた後はかじったりするので、できるだけ飾りのないシンプルなものがいいでしょう。

ボールプール

ボールを敷き詰めたプールはフェレットの格好の遊び場になります。

ボールの下に潜って移動し、顔をひょっこりと出す姿はとても可愛らしいです。
また、狭いところが好きなフェレットにとって、ボールに囲まれるのが落ち着くのか、ボールプールの中で眠ってしまうこともあるようです。

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プレインスターチ

プレインスターチは、でんぷんと水でできた、発泡スチロールのようなおもちゃです。水に溶けるため、誤って食べてしまっても大丈夫という特徴があります。

実際、夢中になってかじって遊ぶ子もいるようです。しかし、食べすぎてしまうと便秘になってしまうため、遊ばせる際には目を離さないようにしましょう。

また、フェレットはおもちゃをお気に入りの場所に持って行く習性があります。
そのため、気づいたら部屋がプレインスターチまみれ、ということもあるので、ボールプールのようにプールに敷き詰めて遊ばせましょう。

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トンネル

フェレットのおもちゃの代表格といっても過言でないのが、ジャバラ式のトンネルです。
狭く細い場所が大好きなフェレットにとってトンネルは最高の遊び場であり、大興奮でトンネルの中を走り回ります

繋げて長くしていくタイプが多いので、使わないときは分解してしまうこともできまし、買い足せばもっと長いトンネルを作ることも可能です。
また、ジャバラ式なら長さの調節も簡単です。

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フェレットと遊ぶ際の注意点

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フェレットにとって遊ぶ時間はとても重要であり、同時に飼い主さんにとっても癒しの時間となるのではないでしょうか。ですが、フェレットと触れ合う中で気をつけなければならない点も存在します。

おもちゃの誤飲

誤飲しやすい小さなおもちゃは使わないようにしましょう。
また、フェレットはおもちゃをかじってしまうため、壊れやすいものは使わないようにしてください。

遊んでいるうちに徐々に壊れていってしまうこともあるため、遊ぶ前に毎回、おもちゃの状態を確かめることが大事です。

決まった時間に遊ばない

フェレットは賢いため、決まった時間に遊んでいるとそのことを学習します。

ですが、その時間帯に遊んでもらえないとストレスが溜まってしまうようになるのです。
そのため、できるだけ決まった時間に遊ぶのではなく、さまざまな時間にケージから出して遊んであげるのが良いでしょう。

隙間や家具の裏

フェレットは狭いところを好むため、遊んでいると家具の裏や押し入れ、机の下などに入り込みたがります。
そのため、気づかないうちに家具を動かしてフェレットを怪我させてしまったり、閉じ込めてしまう危険性があります。

遊ぶときは家具がないところで遊ばせるか、もしくはどこにいるのかを常に把握するようにしてください。
また、ひとりで遊ばせるのではなく、一緒に遊んで、フェレットから目を離さないことが大事です。

まとめ

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今回は、フェレットとの遊び方と注意点、そしてフェレットが喜ぶおもちゃについてご紹介しました。

活発で遊び好きのフェレットにとって、遊ぶ時間はとても大事な時間です。
フェレットと楽しく遊ぶためにも、適切なおもちゃを使い、安全な場所で遊ばせてあげてください。