犬のタオルの臭いとおさらば!上手な洗濯の4つのポイントとは?
みなさんは、犬のタオルをどのように洗濯していますか?
「私たちの洗濯物と一緒に洗うのはなんだか気になる」「犬特有の臭いが残ってしまう」など、犬のタオルの洗濯には悩みがつきもの。
今回の記事では、そんな犬のタオルや衣類・毛布を洗う際にオススメの洗濯方法など、4つのポイントをご紹介します。
ポイント①犬と人間の洗濯物は分けて洗おう
犬の洗濯物には、臭いや被毛、菌などが付着してるため、人間の洗濯物とは分けて洗うのが望ましいです。
洗濯物を分けて洗うには、「同じ洗濯機でタイミングをずらして洗う」と、「そもそも別の洗濯機を使う」という2つの方法があります。詳しく見ていきましょう。
1. タイミングをずらす
基本的には、タイミングをずらせば人間と同じ洗濯機で洗っても問題はありません。
ただし、その場合には、洗濯機に被毛や臭いが残ってしまわないように、このあとご紹介する被毛の除去や洗濯前のつけおきなどをより一層丁寧に行う必要があります。
2. 小型洗濯機を犬専用にする
人間の洗濯物と同じ洗濯機で洗うのが嫌だという方は、犬専用の洗濯機を別に用意することをおすすめします。
小型洗濯機なら狭いスペースにも置けますし、お値段もお手頃です。
【洗濯機のサイズに注意!】
洗濯機は、洗濯物を詰め込みすぎてしまうと水流が発生せず、本来の機能を十分に発揮することができません。
そのため、小型洗濯機を用意する際には、普段洗う犬の洗濯物の量に見合ったサイズのものを選ぶか、洗濯を何回かに分けて行う必要があります。
ポイント②洗濯前にあらかじめ被毛を取り除こう
洗濯物に付着した被毛は、洗濯をする前にできるだけ取り除きましょう。
被毛がたくさんついたまま洗濯をしてしまうと、洗濯機のフィルターに被毛が詰まってしまったり、あとで洗った他の洗濯物に被毛が付いてしまう原因となります。
日頃からこまめにブラッシングを
抜け毛が衣類につかないようにするには、日頃から犬のブラッシングをこまめに行っておくことが大切です。
ただ、それでもやはり犬が使うタオルにまで毛がつかないようにするのは難しいです。できれば洗濯をしない日でも毎日タオルの被毛を取り除く習慣をつけて、予防をしておきましょう。
ポイント③犬専用の洗濯物用洗剤を使おう
犬の皮脂は、その80%が「ワックスエステル」と呼ばれるロウのような固形油で、普通の洗剤ではきれいに落とすことができません。
また、この皮脂に菌が繁殖することで独特の臭いが発生してしまいます。何度洗濯しても犬の洗濯物だけ臭いが落ちないのは、このような犬の皮脂の特徴が関係しているからなのです。
犬の皮脂や皮脂についた菌に対応できる「ペット専用の洗剤」を使って、しっかりと洗浄しましょう。
汚れや臭いがひどい場合はつけおきを
汚れや臭いが強い場合には、そのまま洗濯機で洗っても落ちない可能性があります。
そんな時は、軽く手洗いをした後に、漂白剤につけおきをしておくことをおすすめします。
漂白剤がない場合は、濃いめの洗剤液を洗面器に作り、1、2時間ほどつけおきしても良いでしょう。
【漂白剤の選び方】
漂白剤には、大きく分けて「塩素系」と「非塩素系」の2種類があります。
塩素系漂白剤は殺菌力・消臭力が強い漂白剤ですが、使える繊維の種類が限られていて、通常は白い繊維だけに使用できます。
色物や柄物の衣類の色落ちを防ぐためには、非塩素系(酸素系など)を使用しましょう。
なお、漂白剤は犬が誤飲してしまうと大変危険なので、使用するときは犬が部屋に入れないようにし、普段は犬の手が届かないところに保管しておきましょう。漂白だけで終えず、そのあとしっかり洗濯機ですすぎ洗いをすることも重要です。
ポイント④洗濯後も気を抜かないで!
フィルターチェック
犬のタオルなどを洗濯した場合には、くず取りフィルターや乾燥フィルターに被毛が詰まりやすいです。そのままの状態で洗濯を続けてしまうと、排水管の詰まりや洗濯機の故障の原因となります。
洗濯前になるべく被毛を取り除くことが重要ですが、それでも完全に取り除くことはできないので、やはり洗濯後のフィルターのお手入れは大切です。
洗濯物をすぐに乾かす
犬の洗濯物に限らず、濡れた状態で長時間そのままにしてしまうと、臭いや菌の繁殖につながります。風通しのいい場所に干す、洗濯物同士の間隔を十分に取るなど、すぐに乾く工夫をしましょう。
また、犬の洗濯物を洗うのはなるべく天気の良い日にしましょう。
まとめ
犬のタオルなどには、犬特有の皮脂によって臭いや菌が発生しやすくなっています。
完全に取り除くのは難しいかもしれませんが、色々な工夫をすることで、洗濯効果を高められます。
犬の洗濯物がきれいになると、飼い主さん自身も嬉しいですよね。さっぱり清潔なタオルと共に、愛犬との健やかな毎日を過ごしましょう。
犬のおもちゃは雑菌まみれ!あなたはできる?おもちゃの正しい洗い方
愛犬が毎日遊んでいるおもちゃを長い間放置してしまっている…なんてことはありませんか?
犬のおもちゃは雑菌が繁殖しやすく、定期的に洗わないと不衛生な状態になってしまいます。
今回は、犬のおもちゃの洗い方や洗剤についてご紹介します。愛犬に安全に遊んでもらうために、おもちゃの管理を見直してみてはいかがでしょうか?
犬のおもちゃは雑菌だらけ!
ボール、ぬいぐるみ、ロープ…愛犬それぞれにお気に入りのおもちゃがありますよね。
犬の唾液自体に多くの雑菌が潜んでいるため、口にくわえたり、噛んだり、なめたりして唾液がついたおもちゃをそのまま放置すると菌がどんどん繁殖し、カビや悪臭の原因になります。
また、汚れたおもちゃで遊ぶことで愛犬が雑菌を口にしてしまい、体調を崩してしまうことも考えられます。
人間にも害となる
ペットのおもちゃや食器など、ペット関連の物は家の中で最も雑菌が繁殖しやすい物の1つです。
清潔にしておかないと、一緒に暮らしている人間、特に免疫力の弱い子供や高齢者などに影響を及ぼすことがあります。
特に、ぬいぐるみなどの布製のおもちゃは唾液が奥まで染み込んで乾きにくいため、雑菌の温床になりやすいです。
おもちゃに限らず、ペット関連の物は定期的に洗うことが大切なのです。
犬のおもちゃを洗う頻度や、オススメの洗剤は?
おもちゃを洗う頻度
理想を言えば、犬がおもちゃで遊ぶ度に洗うことが最も清潔です。
特に、よだれが多い犬種や外で遊んだ場合、雑菌の繁殖が起こりやすい夏場は、その都度洗浄することが望ましいです。
毎日洗うのは大変でも、週に1度ほど洗うことを心がけましょう。
オススメの洗剤
通常の人間用の洗濯洗剤でも洗えますし、ペット用の洗剤を使うと皮脂汚れが落ちやすくなります。ただし、合成洗剤を使用する場合は、水でしっかりとすすいで洗剤が残らないようにしましょう。
おもちゃは犬が口に入れるものですから、重曹、クエン酸、セスキ炭酸ソーダなどの天然成分由来のものを選ぶと特に安心して使えます。
おもちゃの洗い方①ぬいぐるみなど布製の場合【水洗い編】
1. 洗濯機を使う場合
ぬいぐるみやロープなどの布製のおもちゃは、洗濯機で洗うと簡単です。
ぬいぐるみの洗濯表示を確認してから、洗濯するようにしましょう。
その際に以下の2点に気をつけてください。
- 香りの強い洗剤を避けること
- おもちゃに洗剤が残らないように、しっかりすすぎをすること
2. 手洗いをする場合
洗濯機が使えないおもちゃや少量のおもちゃをこまめに洗う場合には、手で丁寧に洗いましょう。
今回は、重曹水での洗い方をご紹介します。
- 風呂桶などに重曹水(水1リットルに大さじ4の重曹が目安)を入れ、おもちゃをつける。熱いお湯は縮みの原因となるが、ぬるま湯を使うと重曹が溶けやすいのでおすすめ。
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汚れがひどい場合はもみ洗いをしてから、水を入れ替え、再度重曹水を作る。
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おもちゃを重曹水に30分〜1時間ほどつけ置きしたのち、しっかりとすすぐ。洗濯機の手洗いコースですすぎと脱水をすると手軽。
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ぬいぐるみは内部に水分が残りやすいため、しっかりと陰干しをして乾燥させる。ネットに入れてから干すと型崩れを防ぐことができる。
おもちゃの洗い方②ぬいぐるみなど布製の場合【ドライクリーニング編】
洗濯機や手洗いができない場合は、ドライクリーニングをおすすめします。型崩れや色落ちを防ぎ、ふわふわ感をキープできます。
実は、重曹を使えば家でのドライクリーニングが可能です。
- ビニール袋にぬいぐるみを入れて、重曹をまんべんなくふりかける。
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袋の口を結んで、振ったり揉んだりして、ぬいぐるみ全体に重装を馴染ませる。その後15分〜30分ほど放置。
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ぬいぐるみを袋から取り出し重曹を大まかに落とす。この際、気になる汚れがあればかたく絞ったタオルで拭き取る。
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重装を掃除機で吸い取る。周りに飛び散りやすいので、あらかじめ新聞紙を敷くか屋外で行うと良い。
また、ロープのおもちゃは定期的に洗っていても、結び目の奥に汚れや雑菌が溜まりやすいです。古くなったと感じたら買い替えてあげるようにしましょう。
おもちゃの洗い方③ゴム製・樹脂製の場合
ゴム製や樹脂製のおもちゃを手軽に洗う場合は、水洗いをした後、タオルでよく拭き乾燥させておくと良いでしょう。
噛むと音がなる笛が入っている場合は、内部に洗剤が残らないようにするために、手やテープで穴を塞ぎながら洗います。
汚れがひどく付いている場合は、水で洗い流した後、重曹水で拭き取るとよりしっかりと汚れや匂いを取ることができます。
スプレーで毎日手軽にお手入れしよう
毎日おもちゃを洗剤で洗うのは手間が掛かりますよね。
汚れが少ない場合には、重曹水やセスキ炭酸ソーダ水をスプレー容器に入れておき、遊び終わったらおもちゃにスプレーをするだけでも、雑菌の繁殖を抑えることができます。
自分で作るのが難しければ、市販のものを探してみても良いでしょう。
ゴム製・樹脂製のおもちゃを選ぶと手間いらず!
ゴム製や樹脂製のおもちゃは水で簡単に洗え、乾かす手間も省けます。これから新しいおもちゃを買う場合、アレルギー等がなければゴム製・樹脂製のものを選ぶとお手入れが楽になるのでおすすめです。
おもちゃを洗う際に破損もチェックしよう
飼い主さんは雑菌繁殖に加え、おもちゃの破損にも注意を向ける必要があります。
遊んでいるうちにおもちゃが欠けたり破けたりすると、口を傷つけたり、誤飲をしたりしてしまう危険があります。
おもちゃを洗う際に、破損している箇所がないか確認することが大切です。
危ないと思ったら、新しいものに買い替えてあげましょう。
まとめ
おもちゃで遊ぶことは、ストレスや運動不足の解消、飼い主とのコミュニケーション、問題行動の軽減など多くのメリットがあります。
愛犬には清潔なおもちゃで安全に遊んでほしいですよね。
そのために、こまめに洗うことと破損の確認を忘れないように心がけましょう。
【簡単】ペットの抜け毛をキレイに取り去る洗濯方法【7ステップ】
毛が抜けやすいペットを飼っている人であれば、ペットの抜け毛問題には常に悩まされているのではないでしょうか。衣服についた毛を取るのは本当に面倒ですよね。
頑張ってコロコロで取っても、気づくとまたどこからかフワ〜っと舞ってきて付着してくるペットの抜け毛。
そんな厄介な抜け毛問題ですが、今回は、洗濯のコツに焦点を当ててご紹介します。
洗濯のコツをステップごとに確認
今回はペットを飼っている方にぜひ実践してほしい洗濯のコツを、7つのステップに分けてご紹介します。
それでは早速ステップごとに詳しく見ていきましょう。
簡単7ステップ① まずは洗濯物を分けて
まず、洗濯物を3つに分類して、別々のカゴに入れるようにしてください。
A. 毛のついていない人の洗濯物
B. 毛のついた人の洗濯物
C. ペットの洗濯物
以下のような縦型でカラーが複数あるランドリーボックスですと、省スペースで分別も分かりやすいですね。
ペットの服を人の服と一緒に洗ってしまうと、ニオイや菌が付着してしまうかもしれないので避けましょう。ペットのお洋服は、ペット服用の洗剤で洗うとすっきり良い匂いで清潔になるのでオススメです。
「A. 毛のついていない人の洗濯物」「B. 毛のついた人の洗濯物」は一緒に洗濯できますが、ひとつ注意があります。詳しくはステップ③でご紹介します。
簡単7ステップ② コロコロで毛を取る
カーペットにも、ソファにも、衣服にも、とにかく使えるのがコロコロクリーナーです。
「B. 毛のついた人の洗濯物」を、洗濯前にコロコロしておくだけで、洗濯がかなり楽になります。
さらに、洗濯前に毛を取り除くことで、洗濯機への負担も軽減できます。
粘着ロールタイプは毛羽立ちが気になりますが、ロールを替えなくてもよいエチケットブラシタイプのコロコロもおすすめです。
簡単7ステップ③ 洗濯ネットで分類
「A. 毛のついていない人の洗濯物」「B. 毛のついた人の洗濯物」は一緒に洗濯できます。ただし、「A. 毛のついていない人の洗濯物」は必ず洗濯ネットに入れましょう。
フェイスタオルなどに抜け毛がついてしまうと、顔に毛がついて取れないし、肌触りもよくないし、いくら愛するペットの毛とはいっても気持ちいいものではないですよね。
「A. 毛のついていない人の洗濯物」はまとめて目の細い洗濯ネットに入れて洗濯すると付着が軽減されます。目が荒すぎると簡単に毛が混入してしまうので注意してください。
このとき、間違って「B. 毛のついた人の洗濯物」の方を入れないように!洗濯ネットの中に抜け毛を閉じ込めてしまいます。
簡単7ステップ④ 柔軟剤を入れて
洗濯ネットに入れた「A. 毛のついていない人の洗濯物」と、そのままの「B. 毛のついた人の洗濯物」をまとめて洗濯機に入れたら、洗剤と一緒に柔軟剤も注ぎましょう。
柔軟剤を使うと、衣服の表面を滑らかに仕上げてくれるため、抜け毛が落ちやすくなります。
静電気防止効果で、ホコリや花粉もつきにくくなるので一石二鳥ですね。強い香りのついたものはペットが嫌がることもあるため、香料は控えめのものがおすすめです。
簡単7ステップ⑤ 洗濯ボールを投入しよう
洗濯している間に毛が落ちてくれればなぁ…。そんな願いを叶える便利グッズ、「洗濯ボール」をご存知ですか?
洗濯ボールの中には、洗濯物自体の絡まりを防止してくれるものや、洗剤を節約してくれるものもありますが、ここでは毛やゴミを絡めとってくれるスポンジタイプのものをご紹介します。
使い方は簡単!洗濯物と一緒に洗濯機の中に入れるだけ。ただし、効果を適切に発揮させるには、いくつか注意点があります。
- 縦式洗濯機で使うことが望ましい
- 大量の洗濯物には向かない
- 百均のものはすぐ砕けてしまうためおすすめしない
ここまで来たら、洗濯機を回しましょう。ほとんどの毛は取れてくれるはずです。
簡単7ステップ⑥ 軽くパンパンして
洗濯が終わったら、干す、または乾燥機に入れる前にもうひとつだけ。表面についた抜け毛を払い落とすように、 洗濯物をパンパンパンとはたきましょう。
洗濯前のコロコロも大事ですが、洗濯後のはたきにもちゃんと効果があります。
簡単7ステップ⑦ あとはお片付け
最後にお片づけです。次に使うときに毛が付着しないようにしましょう。といっても、洗濯機(と乾燥機)のフィルターを掃除して、洗濯ボールの毛を取って陰干しするだけ。これで完了です。
「7ステップも覚えられないよ」という方は、この記事を見ながら1、2回トライしてみてください。簡単なので、身体が勝手に覚えるはずです。
おまけの対策
ブラッシング前にちょっと一手間
いつものブラッシングのときに、あることをするだけで、部屋に散らかる抜け毛を楽に処理できるのです。そのあることとは、 濡れた布巾で撫でてあげるだけ。濡れ布巾の感触を嫌がる猫もいるので、手早く済ませてあげてください。
毛に湿気を含ませることで、ブラッシングのときにふわふわと舞い上がる毛を抑えることができるということです。ブラッシングは、ペットとの大事なコミュニケーションの時間でもありますので、ぜひこまめにやってあげてくさい。
おすすめブラシはこちらの記事でご紹介しています。
洗濯機、選ぶなら縦式か二層式
抜け毛対策としては断然、縦式洗濯機や二層式洗濯機がおすすめです。
その理由は、節水で叩き洗いが得意なドラム式に比べて、使用する水量が多いからです。たっぷりの水で洗濯した方が、衣服にからまった毛が浮いてきやすいのです。
抜け毛対策に適しているのは縦式洗濯機や二層式洗濯機ですが、環境やお財布への配慮も忘れずに洗濯機を選んでくださいね。
その他にも対策いろいろ
今回は、洗濯のコツのご紹介でしたが、その他の対策と合わせることでより抜け毛に悩まされる時間が減るでしょう。毛のつきにくい素材選びや、お部屋の掃除に便利なグッズなども合わせてぜひご覧ください。
また、抜け毛が少ないと言われている犬種もいます。これから犬を飼う予定がある方はぜひ参考にしてみてください。