犬の爪が折れてしまった!犬の爪が折れる原因と対処法
犬にとって爪はとても大切な役割を果たしています。しかし犬の爪を伸ばしたままにしていると、引っかかったり折れたりしてとても危険です。
実は犬の怪我の中でも「爪が折れる」ことは意外とよくありますが、愛犬の爪が折れて血を流してしまったら、飼い主さんはとても驚いて慌ててしまうでしょう。
今回は犬の爪が折れてしまう原因、3パターンの怪我の状態とそれぞれの対処法をご紹介します。
犬の爪の役割
犬の爪は歩いたり走ったりするときに地面をしっかりつかまえて踏み込むための、スパイクのような役割を果たしています。この爪のおかげで犬は素早く走ることができるのです。
また、爪には指先を守る役割もあり、猫のように完全に爪を指の中にしまえません。
ちなみに、親指の爪は狼爪(ろうそう)と呼ばれ、食べ物を抑えたり、走る時のクッションとしての役割があると考えられています。これは指先にはなく、他の爪とは少し離れたところにあります。
犬の爪が折れる原因
犬の爪は先端が丸まっているため引っかかりやすい構造になっています。そのため、何かの拍子に爪が折れてしまうことは、意外にもよくあることです。
爪が折れるのは、以下のような状況が考えられます。
- 硬いものをひっかく
- 何かに爪が引っかかったまま引っ張られたり走ったりしてしまう
- 急発進や急ブレーキによる爪への負担
- 犬同士の喧嘩
また、これ以外にも遊んでいる最中や散歩中に折れてしまうこともあります。
爪が折れてしまう一番の原因は「長すぎる爪」にあります。室内で過ごす犬は爪が伸びやすいため、少しでも爪切りを怠ると折れる危険性が高くなります。
爪切りの頻度は生活環境や犬種によって異なりますが、大体月に一度が目安です。おうちで飼い主さんがカットしても構いませんし、動物病院やペットサロンでカットしてもらっても構いませんので、定期的に爪のお手入れをしましょう。
犬の爪が折れてしまった時の対処法
定期的に爪切りをしていれば折れる可能性は低くなりますが、何か強い衝撃がかかってしまった場合は、爪が短くても折れてしまうことがあります。
対処法は症状の程度によって異なります。愛犬の爪が折れてしまった際には、以下の3つのうちどれに当てはまるかを確認し、適切に対処しましょう。
①爪の先端が折れているが、出血がない場合
折れた部分が浅く、出血もなく、痛がっている様子もないようであれば、2〜3日様子を見ても大丈夫でしょう。
爪と血管・神経の見分け方
血管と神経は先端まで通っているわけではないため、どこから折れているか確認することが大切です。犬の爪の色は犬種によって白と黒の2種類あります。
白い爪の場合
薄いピンクの部分からが血管と神経が通る部分です。それより先端側であれば、通常の爪切りをする範囲なので問題はありません。
黒い爪の場合
黒い爪の色で何も見えないため、血管と神経を見分けることはできません。
もし、折れた部分を気にする、執拗に舐める、元気や食欲がない、歩き方が変などの症状があれば動物病院へ行きましょう。
②爪の先端が折れ、出血をしている場合
爪の先端が折れ、そこから出血をしている場合は応急処置を行います。
外出時などに爪が折れた場合は特に、土などに触れて細菌が入り込んでしまう心配があります。そのような場合は傷口に染みにくい生理食塩水か水道水で汚れを洗いましょう。その後、清潔なガーゼで止血を試みてください。
血が止まらない場合は患部を圧迫する
少し血がにじむ程度であれば、患部を拭き取り、大人しくさせておくことで様子を見ることもできます。
それでも血が止まらない場合や、ぽたぽたと血が垂れてしまうような状態のときは、ガーゼやハンカチで血が出ている部分を軽く抑えて圧迫します。
ティッシュや繊維のあるタオルなどは、取る際に血とくっついて固まった血が剥がれてしまうことがあるので、使わないようにしましょう。
止血パウダーの利用も
犬用の止血パウダーは動物病院、ホームセンター、またはネットで購入できます。普段家で犬の爪切りをする方は、万が一爪を深く切り過ぎてしまったときのために備えておきましょう。
止血が終わった後、折れた爪の周りを触ってみて痛がらないかどうか確認してください。痛がらないようであれば、安静にさせて様子を見ましょう。
痛がったり爪の付け根が腫れたりする場合、または自分で止血を行うことが不安である場合は動物病院に連れていきましょう。
③爪の根元から折れ、出血をしている場合
爪が根元の方から折れてしまっているときは、かなりの出血と痛みを伴っているはずです。
その場合、爪だけでなく指の骨にまで影響があることもあります。
消毒・止血をして動物病院へ
傷口が土などで汚れている場合は、まず生理食塩水か水道水で洗い、ガーゼやハンカチで止血の応急処置をしながら、すぐに動物病院へ連れていきましょう。出血量が多い場合は強く縛ったりテープで止めたりして固定します。
もし患部を止血されることを嫌がるようでしたら、無理に止血する必要はありません。犬が痛がって暴れてしまうと、かえって傷口がより開いてしまう可能性があるからです。
なるべく興奮させないように、安静な状態のまま動物病院へ連れていきましょう。
犬の爪が折れた際に気をつけたいこと
傷口を舐めさせない
血が出ていて、傷口が開いている状態の爪をワンちゃんが舐めてしまうと、細菌が入り込んでしまい化膿の原因になります。ガーゼで包むなどして、開いた傷口を舐めさせないようにしましょう。
人間用の消毒液は使わない
傷の消毒のためだからと人間用の消毒液を使うのはNGです。オキシドールなど犬にとっては強い成分が含まれている消毒液もあり、犬が暴れて悪化してしまうこともあります。
飼い主さんの安全の確保
応急処置をする際は、暴れる犬に噛まれないように首輪をつけたり、2人以上で行うなど、飼い主さんの安全が保たれた状態で行いましょう。落ち着いて処置ができない状態で無理に行ってしまうと、愛犬にも負担がかかってしまう恐れがあります。
焦らず落ち着いて対処するように心がけましょう。
まとめ
犬の爪が長いまま放置していると、日常生活で爪が折れてしまい、愛犬に大きな負担がかかってしまいます。
折れ方や怪我の具合によって処置の仕方が異なりますが、不安がある場合は迷わずに動物病院に行くことをおすすめします。
犬の爪は一度折れてしまうと伸びるまで待つしかありません。日頃のケアを欠かさないようにして事故を未然に防ぎましょう。
遊び?怒り?「猫パンチ」の4つの理由と猫の気持ちの見分け方
猫が前脚で物、動物、または飼い主さんを叩く「猫パンチ」。
猫の飼い主さんなら、一度は愛猫の猫パンチを食らったことがあるでしょう。
愛猫の猫パンチはかわいい仕草ですが、猫パンチにはどのような意味が込められているのか、考えたことはありますか?
今回は、猫が猫パンチをする4つの理由と、猫パンチが表す猫の気持ちの見分け方をご紹介します。
猫パンチをする理由①「かまってほしい!」
猫は、「飼い主さんと遊びたい!」「かまってほしい!」と思って、飼い主さんにちょっかいを出すために猫パンチをすることがあります。
ところでみなさんは、「余計な手出しをすること」を意味するこの「ちょっかい」という言葉が、「猫が前脚で物を掻き寄せる仕草」から生まれたことをご存知ですか?
もともとは「手掻き」という表現で、「手」が「ちょ」と読まれて「ちょっかい」という言葉が生まれたと言われています。
飼い主さんにかまって欲しい一心でちょっかいを出す姿は、昔から変わらない猫の特徴なのかもしれませんね。
かまってほしいときの猫パンチの見分け方
猫がかまってほしいときやじゃれているときは、爪を出さずに優しくそっと猫パンチをします。
ただし、遊びに熱中するうちに、興奮しすぎて強い猫パンチをすることもあります。
強い猫パンチは飼い主さんや他のペットに怪我をさせてしまうおそれがあるので、「ダメ!」としっかり怒ることで、猫に手加減することを学習させましょう。
猫パンチをする理由②「今、触らないで!」
「遊んでほしい!」と思って猫パンチをすることもあれば、逆に「今はかまわないで!」「もう触らないで!」という意味で猫パンチをすることもあります。
時には、それまでずっと撫でていたのに、急に猫パンチをしてくることもあります。「撫でられて気持ちよさそうにしていたのに、どうして急に?」と思うかもしれませんが、ご存知の通り、猫は気まぐれな生き物です。
撫でられて嬉しくても、急に「もういいや!」とスイッチが変わってしまうのが猫なのです。
かまわないでほしいときの猫パンチの見分け方
不満を伝えるときの猫パンチは、じゃれているときの猫パンチよりもやや力が強く、爪が出ていることが多いです。
不満を伝えているのにしつこく撫で続けたり、抱っこをし続けてしまうと、さらに怒って攻撃することがあり危険です。
「嫌がっているな」と感じたら、そんな猫の気分を受け入れて、すぐにひとりにしてあげましょう。
猫パンチをする理由③「本気の攻撃!」
野良猫同士のケンカや獲物を捉えるときなど、本気で攻撃をするときにはとても強烈な猫パンチを繰り出します。
獲物を獲るときに備えて体力を温存するため、猫は基本的にケンカを避ける生き物です。しかし、自分の縄張りを守るときや、メス猫の取り合いをするときなど、重要な場面では本気の猫パンチでケンカをします。
室内飼いの猫は、本気の攻撃で猫パンチをすることはほとんどありません。ですから、飼い猫同士が猫パンチをし合っていても、じゃれているか、少し不満を伝えているだけだと考えましょう。
本気の攻撃の猫パンチの見分け方
本気でケンカの態勢に入ったときや、獲物を捕まえるときの猫パンチは、爪がしっかりと出ていて、かなり強い力で行います。
飼い主さんにこのような猫パンチをすることはほとんどありませんが、本気で怒っているときや、身の危険を感じたときには本気の猫パンチをされることもあります。
猫が嫌がることはやめ、それでも猫が強烈な猫パンチをしてくるときは、猫に心理的な問題があるかもしれません。怪我を防ぐためにも、一度動物病院などに相談してみるとよいでしょう。
猫パンチをする理由④「そこは触ると痛い!」
普段触っても嫌がらない部位を触ったときに強めの猫パンチをされたら、何らかの怪我や病気を抱えている可能性があります。
まずは、触られて嫌がった部位に傷や腫れなどがないかを確認しましょう。
特に異常が見当たらない場合、単なる気まぐれで猫パンチをした場合もありますが、同じところを触って何度も猫パンチをされるのであれば、やはり痛みを感じている可能性があります。できるだけ早めに動物病院に連れて行きましょう。
痛いときの猫パンチの見分け方
痛みを感じて猫パンチをする場合は、「かまわないでほしいときの猫パンチ」と同じで、爪を出してやや強めのパンチをすることが多いです。
気になったら、時間を置いてもう一度同じ部位を触ってみて様子を見ましょう。
まとめ
今回は、猫が猫パンチをする4つの理由と、それぞれの猫パンチの見分け方をご紹介しました。
猫パンチは単に「かわいい」だけでなく、様々な意味が込められていることを知れば、猫の気持ちをもっと理解してあげられるかもしれません。
猫パンチの強さや爪が出ているかどうかなどから、「遊んでほしい」「かまわないでほしい」「痛い」など、猫パンチに表れた猫の気持ちを読み取り、猫とより良い関係を築いていきたいですね。
【猫クイズ】飼い主に感染する危険も!猫の爪切りの重要性
この記事では、爪切りの重要性をクイズ形式でご紹介いたします。
それではさっそく、猫の爪切りクイズにチャレンジしてみましょう!!
「猫ひっかき病」が発症すると、患部が腫れる他にもリンパ節が腫れたり、関節が痛くなる、全身に倦怠感を感じるといった症状が出ます。
猫の爪は実は何層もの構造になっており、内側には神経と血管が通っている部分があります。何層も重なっている爪の外側の古い層は不必要となり、剥がす必要があります。これが、猫が爪とぎをする理由です。また、猫が爪をガジガジ噛んでしまって炎症を起こすことがあります。尖った爪を見つけたら放っておかず、すぐに切ってあげるようにしましょう。
また、人の爪と猫の爪は構造から根本的に異なるので、人間の爪切りで代用してはいけません。ニッパー型やギロチン型のタイプがあるので、猫に合わせて選んであげてください。 多くの猫は爪切りを嫌がり、暴れて逃げ出そうとします。そうならないように子猫のうちから慣れさせて、ストレスなく爪を切れるようにしてあげましょう。
今回はこちらの記事から問題を作成しました。 詳細が知りたい人はこちらも読んでみてください!
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猫ひっかき病にかかってしまう

気になる家具のキズ

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怪我予防として

猫の爪の構造

自宅で爪を切る
準備するもの

手順は?

- 安定した場所に猫を寝かせ、前足を掴む
- 指の先端を上下から押して爪を出す
- クイックより外側の尖った部分を2ミリほど切る
- 親指もきちんと切ったか確認する
- 後ろ逢の爪も同様にカットする
暴れる時は

動物病院で切る
最初は動物病院で

料金は?

爪とぎボードを使う
爪とぎボードの選び方

爪とぎのしつけ

最後に

猫の爪とぎって結局どれを買えばいいの?!おすすめの爪とぎとは。