自分のライフスタイルに合う犬が見つかるかも?!犬種の特徴を学ぼう

皆さんが飼う犬を選ぶ時、どのような基準で選んでいますか。飼いたい犬を犬種で選ぶ時には、その犬種の特徴を知っておくことはとても重要です。

あまり体力に自信のない方が、力の強い大型犬や、かなり活発なボーダー・コリーやジャック・ラッセル・テリアのなどの犬種を飼うのは無理があります。また、犬とベタベタすることを好む方が、独立心の強い柴犬などの日本犬を飼うと「触りすぎ!」と犬に怒られることも珍しくありません。

今回は、犬とどういった生活をしたいか、ライフスタイル別に犬種をまとめてみました。新しく犬を迎えたい方、愛犬の特性を知りたい方は、ぜひ参考にしてみて下さい。
(※項目6以外はメジャーな犬種をご紹介しています。)

活動的でお散歩もたっぷり行ける

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たっぷりお散歩に行ける体力がある方やアウトドア派の方は、次のような犬種が合うでしょう。
元々人間と共に働いていた犬種が多く、豊富な体力が特徴的です。運動したり、趣味に付き合ってくれたりと、一緒にアクティブに楽しむことが出来ます

小型犬

  • トイ・プードル
  • ミニチュア・シュナウザー
  • イタリアン・グレーハウンド
  • ボストン・テリア
  • ジャック・ラッセル・テリア

中型犬

  • ビーグル
  • ボーダー・コリー
  • シェットランド・シープドッグ
  • 柴犬

大型犬

  • ラブラドール・レトリバー
  • ゴールデン・レトリバー
  • シベリアン・ハスキー
  • ジャーマン・シェパード・ドッグ

あまり活動的ではないが、適度な散歩や運動をしたい

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活発な犬を飼う自信がないけれど、健康のために適度にウォーキングをしたい方は「愛玩犬」と呼ばれる犬種を飼うことをおすすめします

「愛玩犬」は人間に可愛がられることを目的に作られた犬種で、人間と働くことを目的とされた「使役犬」に比べると必要とする運動量が少ない傾向にあります。

適度な散歩が出来る犬種

  • ヨークシャー・テリア
  • チワワ
  • マルチーズ
  • シーズー
  • ビション・フリーゼ

飼い犬とはベタベタするのが好き

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犬を飼っていると、愛犬とのラブラブタイムが癒やしになる方も多いのではないでしょうか。しかし、犬の中には飼い主とベッタリするのが苦手な犬種もいます。

次のような犬種は、比較的飼い主に対して甘えん坊と言われています。

小型犬

  • トイ・プードル
  • チワワ
  • ミニチュア・ダックスフンド
  • マルチーズ
  • シーズー
  • ポメラニアン
  • パグ

中型犬

  • ビーグル
  • フレンチ・ブルドッグ

大型犬

  • ラブラドール・レトリバー
  • ゴールデン・レトリバー
  • バーニーズ・マウンテンドッグ
  • セント・バーナード

ドッグスポーツを楽しみたい

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愛犬の才能を生かしてドッグスポーツを楽しみたいと考える方もいらっしゃるのではないでしょうか。しかし、中にはドッグスポーツを好まない性格だったり、ケガや病気をしやすい体型だったりするため、あまりおすすめできない犬種もいます。

以下の犬種はドッグスポーツ向きと言われています。飼い主と共に楽しくスポーツができるでしょう

小型犬

  • トイ・プードル
  • ジャック・ラッセル・テリア

中型犬

  • ビーグル
  • ボーダー・コリー
  • シェットランド・シープドッグ

大型犬

  • ラブラドール・レトリバー
  • ゴールデン・レトリバー
  • ジャーマン・シェパード・ドッグ
  • スタンダード・プードル

トリミングで可愛いカットを楽しみたい

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SNSなどで犬の写真を見ていると、まるでぬいぐるみのような可愛いカットに憧れる方もいらっしゃるのではないでしょうか。当たり前ですが、短毛種ではカットを楽しむことができないため、中~長毛種を選ぶ必要があります。

カットを楽しめる犬種

  • プードル
  • マルチーズ
  • ヨークシャー・テリア
  • シー・ズー
  • パピヨン
  • ミニチュア・シュナウザー
  • ビション・フリーゼ

他の人が飼っていない珍しい犬が飼いたい

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一概には言えませんが、メジャーな犬種は飼いやすい面があるため、多くの人が飼っているとも言えます。珍しい犬種の場合は、その犬独自の飼い方のコツがあり、メジャーな犬種よりも手がかかる傾向があります。また、情報を共有できる人も少なくなるため、きちんとその犬種を学んでから飼うことをおすすめします。

一言に珍しい犬といってもFCIやJKCなどの畜犬団体に登録されている犬種は膨大です。ここでは、日本でも手に入る可能性が高く個性的な犬種をご紹介します。

小型犬

  • チャイニーズ・クレステッド・ドッグ

中型犬

  • シャー・ペイ
  • バセット・ハウンド
  • ブル・テリア

大型犬

  • アフガン・ハウンド
  • チャウ・チャウ
  • コモンドール

まとめ

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今回ご紹介したような犬種による特徴はあるものの、性格や飼い方、年齢や健康状態などで違いが出てくることも大いにあります

しかし、飼いたい犬種を選ぶ時、見た目の好みや犬種のイメージで飼うと後悔する可能性もあるでしょう。例えば、ラブラドール・レトリバーやゴールデン・レトリバーは盲導犬や介助犬のイメージが強く、大人しい性格だと思われがちですが、若い犬はとても活発で運動量も多く必要です。

犬によって個体差があるとはいえ、しつけや飼い方を考える上で重要なポイントになりますので、飼う犬種を選ぶ時や現在犬を飼っている場合は、犬種の特徴をしっかり学んでおきましょう。

【クイズ】長頭犬種と短頭犬種の違いって何?

犬を飼っている方は、愛犬が長頭犬種なのか、短頭犬種なのかを気にしたことはありますか?身体的な特徴が大きく異なるため、それぞれの特徴を理解することで、愛犬を飼育する上でどんなことに気をつけたらいいのかが見えてくるはずです。

今回は、長頭犬種と短頭犬種の違いについてクイズ形式でご紹介します。

それではさっそく、長頭犬種と短頭犬種の違いクイズにチャレンジしてみましょう!
Q.1 長頭犬種の説明として「誤っている」のはどれ?
正解です!
不正解です!
正解は「マズルより頭蓋骨の方が長い」です。
頭蓋骨とマズルの長さを比較したときに、マズルの方が長いものを長頭犬種頭蓋骨のほうが長いものを短頭犬種としています。「長頭」なのに「頭蓋骨が短い」ため少し混乱してしまうかもしれませんが、マズルの長さで区別するとわかりやすいかもしれません。

長頭犬種は、鼻先が尖っている犬種が多く、全体的にシュッとした姿をしています。また、空気抵抗を受けづらいため早く走るのが得意です。しかし、鼻先を壁などにぶつけてしまう可能性があるため、あらかじめクッションなどをつけておき、ケガをしないように対策することをおすすめします。

ボルゾイやラフコリーの他に、シェパードやドーベルマン、グレイハウンドなども長頭犬種に分類されます。
Q.2 短頭犬種が注意したいこととして「誤っている」のはどれ?
正解です!
不正解です!
正解は「心臓病になりやすい」です。
短頭犬種だからといって、心臓病になりやすいということはありません。一方で、短いマズルの特徴から、鼻腔狭窄、軟口蓋過長症、気管低形成、気管虚脱などの呼吸器系の病気にかかりやすいという特徴があります。

短頭犬種は特徴的な大きな目を持つため、草むらなどに顔を突っ込むと目をケガしたり、目の周辺の被毛が角膜を刺激して傷がつきやすいです。また、ドライアイや涙やけなどの病気にも気をつける必要があります。

体温調節が難しく熱中症になりやすいとされており、短頭犬種は夏場もしくは通年の飛行機の利用ができないことがあります。短頭犬種を飼育している場合は、飛行機を利用する際に事前にチェックするようにしましょう。
Q.3 次のうち、いわゆる「中頭犬種」ではないのはどれ?
正解です!
不正解です!
正解は「ダックスフンド」です。
ダックスフンドは長頭犬種です。

中頭犬種は、バランスのいい体型をしており、多くの犬種が中頭犬種に分類されます。長頭犬種や短頭犬種と比べると飼いやすいとされていますが、日々のお手入れや健康チェックは欠かさずに行ってくださいね。
問正解/ 問中

今回はこちらの記事から問題を作成しました。 詳細が知りたい人はこちらも読んでみてください!
気をつけたい病気も!長頭犬種と短頭犬種、飼うならどっち?
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【犬図鑑】実は穏やかでやさしい!ブルドッグの特徴と抱える問題とは

ブルドッグは、一見怖そうな印象もありますが、その見た目に反して実はとても穏やかな性格をしていることをご存知でしょうか? イギリスの国の犬にも指定されており、日本でも人気のある犬種ですが、ブルドッグ特有の問題も抱えています。 この記事では、ブルドッグの歴史や特徴、飼い方のポイントについてご紹介していきます。これから飼おうと思っている方だけでなく、現在飼っている方も、改めて飼育環境等の確認をしましょう。

ブルドッグの歴史

犬図鑑,ブルドッグ,犬種,歴史,性格,特徴,好発疾患,肥満,短頭犬種 ブルドッグはもともと、イギリスで行われていた牛と犬を戦わせる「ブルベインティング」という競技のために、マスティフ系の犬を改良して誕生しました。 その後、さらに改良が重ねられると、シワのある顔と大きな頭の特徴が目立つ犬種になりました。当時は体重が60kgもあったそうです。 1835年にイギリスで動物虐待法が成立すると、ブルベインティングは禁止されました。 愛好家たちにより、体は小さく改良され、攻撃的な性格が取り除かれると、現在のような温和で穏やかなブルドッグになり、多くの人に愛されるようになりました。

日本のソースブランドにも

ブルドッグといえば、「ブルドックソース」を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。これは1900年頃に日本でブルドッグブームが起こり、「ブルドッグのように可愛がってもらいたい」という意味を込めて命名したそうです。 なお、ブルドックソース株式会社の英語表記は「Bull-Dog」ですが、創業者が濁音が続くのを避けたため、日本語では「ブルドック」と表記します。

ブルドッグの特徴

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身体的特徴

ブルドッグの体高は31〜36cm、体重はオスで25kg、メスで23kgほどです。 大きな頭、広い肩幅、大きく飛び出た目、がっしりとした四肢が特徴的で、小さな耳はバラの花のように広がっていることから、「ローズイヤー」と呼ばれています。

被毛

被毛はダブルコートで、換毛期には多くの毛が抜けます。 毛色は、ブリンドル(地色に黒や茶などの色が縞模様になったもの)、レッド、フォーン(金色)、ファロー(淡い黄色)などの単色か、これらの色とホワイトを組み合わせたパイドがあります。

ブルドッグの性格

やさしく穏やかで、他の犬や子どもとも仲良くできます。我慢強く、誰からも愛される犬種です。 一方で、マイペースで頑固な一面もあり、嫌なことや口に合わないご飯は頑なに拒否したり、散歩中に動かなくなったりしてしまうこともあるため、小さい頃からしつけをしておくことが重要です。

ブルドッグの好発疾患

犬図鑑,ブルドッグ,犬種,歴史,性格,特徴,好発疾患,肥満,短頭犬種 ブルドッグは、深いシワ短頭犬種という特徴から、いくつかかかりやすい病気があります。特に、以下の疾患は注意しましょう。
  • 皮膚病…シワの間に汚れがたまり、雑菌が繁殖して皮膚に炎症が起こる。
  • チェリーアイ…目頭にある瞬膜が赤く腫れて、目の外に飛び出してしまう。
  • 呼吸器障害…気道が狭くなり呼吸が困難になる。いびきや呼吸音が気になったら要注意。
  • 熱中症…体温が上昇し、呼吸が速くなったり意識が混濁したりする。

ブルドッグが抱える問題

犬図鑑,ブルドッグ,犬種,歴史,性格,特徴,好発疾患,肥満,短頭犬種 人工的に品種改良されてきたブルドッグは、いくつかの深刻な問題を抱えています。

遺伝的な多様性が低い

人間にとって理想的な見た目にするために少ない集団で交配が行われたことから、ブルドッグは遺伝的な多様性が低くなってしまいました。 2016年に報告された研究によると、北米、ヨーロッパ、アルゼンチンで暮らす計139匹のブルドッグのゲノム構造がほぼ同じであったことがわかっています。 遺伝的多様性が低いと、遺伝病を発症しやすくることから、ブルドッグの疾患は今後急増する可能性が示唆されました。

自然分娩ができない

ブルドッグの8割は帝王切開により生まれています。 これは、ブルドッグの胎児の頭が大きい一方で、親の骨盤が小さいことから、自然分娩はほぼ不可能なためです。

ブルドッグの飼い方のポイント

犬図鑑,ブルドッグ,犬種,歴史,性格,特徴,好発疾患,肥満,短頭犬種 ブルドッグが健康的に生活していく上で、押さえておきたいポイントがいくつかあります。

過度な運動を

ブルドッグはあまり運動が得意ではありません。20〜30分程度の散歩を1日2回行えば十分ですので、過度な運動をさせないように気をつけましょう。 体が重いため、激しい運動をしすぎると足や関節に負担がかかってしまいます。

シワの間を清潔に保つ

シワの部分は蒸れやすく、細菌が繁殖しやすいことから、放置してしまうと皮膚病の原因になります。 濡れたタオルでしっかり汚れを落とし、キレイにしたあとは水分を拭き取ってあげましょう

夏場は室温に気をつける

短頭犬種であるブルドッグは、熱中症になりやすいため、室内で飼いましょう。その際、室温だけでなく湿度にも注意することが大切です。 また、夏の散歩は暑い日中を避けて、なるべく早朝か夜の涼しい時間帯にするようにしましょう。

まとめ

犬図鑑,ブルドッグ,犬種,歴史,性格,特徴,好発疾患,肥満,短頭犬種 特徴的な見た目をしているブルドッグに魅力を感じ、愛してやまない人も多くいます。一方で、その特徴を維持するために遺伝的な多様性が低下し、遺伝病を抱えていたり、自然分娩ができなかったりと、目を背けてはいけない問題もあります。 ブルドッグを飼うことを決めたら、それらの問題を理解した上で、愛犬が幸せに過ごせるような環境を整えてあげてください。

【犬種クイズ】ビーグルってどんな犬種?性格や飼育の注意点を解説!

空港で麻薬探知犬としても活躍するビーグル。かわいらしい表情と、くりくりした目はとても魅力的で、ビーグルを飼っている、もしくは飼いたいと思っている人も多いでしょう。一方で、飼育するときには気をつけなければいけないこともあります。

本記事では、ビーグルについてクイズ形式で解説していきます。

それではさっそく、ビーグルクイズにチャレンジしてみましょう!
Q.1 ビーグルをモデルにして生まれた人気のキャラクターはどれ?
正解です!
不正解です!
正解は「スヌーピー」です。
『ピーナッツ』に登場するスヌーピーは、ビーグルのオスという設定です。

グーフィーはダックスフンドがモデルという説もありますが、公式には明らかにされていません。「擬人化した犬」と表現するのが正しいようです。

サンリオのポムポムプリンはゴールデンレトリバーシナモロールは明らかにされていませんが、マルチーズやシーズーなどが近い犬種と考えられています。
Q.2 ビーグルの性格として「誤っている」のはどれ?
正解です!
不正解です!
正解は「お留守番が得意」です。
ビーグルはもともと群れで狩りをしていたので、協調性があってフレンドリーな性格が特徴です。そういう背景もあり、ひとりで過ごすのは苦手なためお留守番はあまり得意ではありません

探究心が強くて少し頑固な面もあるので、散歩の際にはしっかりとペースをコントロールをする必要があります。

また、無駄吠えも多いため、子犬の頃からしっかりとしつけをしましょう。
Q.3 ビーグルの説明として「誤っている」のはどれ?
正解です!
不正解です
正解は「スタミナはあまりない」です。
ビーグルは、小さいわりにスタミナがとてもある犬種です。運動量も多いので、毎日30分の散歩を2回するようにしましょう。運動不足は、ストレスや肥満にも繋がります。

もともとはウサギ狩りの手伝いをしていたことから、嗅覚には優れています

よく走ったり跳ねたりする活発な犬種なので、足腰に負担がかかりやすく、椎間板ヘルニアになりやすいと考えられています。また、垂れ耳であることから耳の中が蒸れやすく、外耳炎を起こしやすいです。
問正解/ 問中

今回はこちらの記事から問題を作成しました。 詳細が知りたい人はこちらも読んでみてください!
【犬図鑑】ビーグルの性格や特徴、飼い方のポイントをご紹介!
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【犬図鑑】ウェルシュ・コーギーの歴史や性格、飼い方のポイント

胴長短足でクリッとした目、大きな耳が魅力のウェルシュ・コーギーは、日本だけでなく世界で人気の犬種です。エリザベス女王が飼育していることでご存知の方も多いでしょう。 この記事では、ウェルシュ・コーギーの歴史や特徴、性格、飼い方のポイントについてご紹介します。これから飼おうと思っている方はもちろん、現在飼っている方もぜひ参考にしてみてください。

ウェルシュ・コーギーの歴史

犬,犬図鑑,ウェルシュ・コーギー,カーディガン,ペンブローク,歴史,特徴,犬種,断尾,お手入れ,好発疾患,性格 ウェルシュ・コーギーはイギリスのウェールズ地方原産の犬種で、ウェルシュは「ウェールズ地方の」、コーギーは「小さい犬」という意味があります。 ウェルシュ・コーギーには、歴史の古いカーディガンと、日本でよく見かけるペンブロークの2種類がおり、見た目はよく似ているものの、その起源はまったく異なります。

ウェルシュ・コーギー・カーディガン

カーディガンは紀元前1200年頃に生まれたと伝えられており、中央アジアのケルト民族により、ヨーロッパに導入されてイギリスにやってきました。 その後、イギリスのカーディガン地方で牧畜犬として活躍していましたが、有用な犬であることから世間に知られることを拒み、長い間知られていませんでした。 1925年頃にその存在が徐々に表面化し、1933年にのちのイギリス国王となるジョージ6世が飼育したことをきっかけに、世間に知られるようになりました。

ウェルシュ・コーギー・ペンブローク

カーディガンと比べると新しい犬種ではありますが、1107年にフランドル(ベルギーからフランス北部にまたがる地域)の織工がウェールズに移住した際に一緒にやってきたとされています。 ウェールズのペンブロークシャーで牧畜犬として飼われ、スピッツなどと交配して改良されていきました。 その後、ヘンリー2世の時代にブリーダーによりさらに改良が進み、現在のペンブロークに近い形になりました。以来、イギリス王室で愛され続けています。

最初は同じ種と考えられていた

原産国も同じ、見た目もそっくりのこの2種のウェルシュ・コーギーは、同じ犬種だと考えられており、交配も行われていました。 しかし、体の特徴が異なり、同じ犬種として評価することが困難になったため、多くの国で別の品種として扱われるようになりました。

ウェルシュ・コーギーの身体的特徴

犬,犬図鑑,ウェルシュ・コーギー,カーディガン,ペンブローク,歴史,特徴,犬種,断尾,お手入れ,好発疾患,性格 ウェルシュ・コーギーは、胴長短足の見た目が特徴で、体はがっしりとした筋肉質をしています。被毛はダブルコートです。

ウェルシュ・コーギー・カーディガン

ガーディガンの体高は約30cmで、体重は11kg~17kg程度です。 毛色はさまざまで、白のみでなければ、基本的にどんな色でも認められています。

ウェルシュ・コーギー・ペンブローク

ペンブロークの体高は約25〜30cmで、体重は11kg~14kg程度と、カーディガンと比べると少し小柄です。 ペンブロークの毛色は、レッド、セーブル、フォーン、ブラック・アンド・タンで、白地はあってもなくても認められます。

ウェルシュ・コーギーの断尾

犬,犬図鑑,ウェルシュ・コーギー,カーディガン,ペンブローク,歴史,特徴,犬種,断尾,お手入れ,好発疾患,性格 ウェルシュ・コーギーは生後間もなく、人為的に断尾することでも知られています。 これは、牧畜犬として働いているときに家畜にしっぽを踏まれて、怪我をするのを防ぐためだったとされています。 また、かつてイギリスでは尻尾のついた犬に課税をしていたことがあり、節税の目的で多くの犬が断尾されました。現在ではこの制度は廃止され、2007年には動物愛護の観点から断尾を禁止する法律が導入されています。 なお、ジャパンケネルクラブの規定では尻尾は「断尾または5.1cm」と定められていますが、カーディガン種については尻尾の長さの決まりはないため、断尾していない子が多いようです。

ウェルシュ・コーギーの性格

犬,犬図鑑,ウェルシュ・コーギー,カーディガン,ペンブローク,歴史,特徴,犬種,断尾,お手入れ,好発疾患,性格 ウェルシュ・コーギーはよく「性格が悪い」と言われます。これはもともと、牧畜犬として牛などを相手にしていた名残りであり、勇敢で、自己主張の強さからそう思われるようになったようです。 また、好奇心が旺盛で、遊ぶのが大好きです。物覚えも良く、飼い主に忠実であるため、小さい頃からしつけをすることで、良いパートナーになれるでしょう。

ウェルシュ・コーギーの好発疾患

犬,犬図鑑,ウェルシュ・コーギー,カーディガン,ペンブローク,歴史,特徴,犬種,断尾,お手入れ,好発疾患,性格 ウェルシュ・コーギーを飼うなら、以下の疾患を把握しておきましょう。
  • 変性性脊髄症:後肢の麻痺に始まり、泌尿・排便機能の低下、呼吸障害などを引き起こし死に至る。
  • 椎間板ヘルニア:首や背中に激しい痛みがあり、進行すると下半身が完全に麻痺してしまう。
  • 股関節形成不全:歩きが足らない、腰を振るように歩く、座り方がおかしいなどの症状が見られる。
  • 尿管結石:腎臓から尿道の間に石ができ、激しい痛みを伴う。腎臓に石ができた場合は痛みを伴わず、腎不全になることも。
特に上3つは歩き方に異常が出ることが多いため、おかしいなと感じたらすぐに動物病院を受診しましょう。

ウェルシュ・コーギーを飼うときに気をつけたいポイント

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肥満に注意する

食欲旺盛で、食べ物に対する執着が強いため、太りやすい傾向があります。 肥満にならないよう、食事管理は徹底して行いましょう。

お散歩は毎日欠かさない

30分程度の散歩を毎日朝夕の2回しましょう。ウェルシュ・コーギーは遊ぶのが大好きなため、運動不足はストレスにも繋がります。 ボールを使ったスポーツもおすすめですが、腰に負担がかかるジャンプなどはさせないようにしましょう。

小さい頃からしつけをする

牧畜犬として働いていたときは、他の犬や動物を吠えて追い回したり、足を咬んで動物の動きをコントールしたりしていました。 その名残りで、吠え癖や噛み癖がある子もいます。トラブルや事故を防ぐためにも、小さいうちからしっかりしつけをしましょう

お手入れはこまめに

ウェルシュ・コーギーはダブルコートなので、こまめにブラッシングをし、換毛期は特に念入りにお手入れしましょう。 また、足が短いため、お腹が汚れてしまいがちです。お散歩のあとは、固く絞ったタオルなどで拭いて清潔にしてあげましょう。

腰に負担のかからない環境をつくる

胴長短足というウェルシュ・コーギーの特徴から、腰に負担がかかりやすいです。 段差は極力なくす滑りやすいフローリングにはカーペットを敷くなどして、負担のかかりにくい住環境を整えてあげてください。

まとめ

犬,犬図鑑,ウェルシュ・コーギー,カーディガン,ペンブローク,歴史,特徴,犬種,断尾,お手入れ,好発疾患,性格 ウェルシュ・コーギーにはカーディガンとペンブロークの2種類がおり、見た目はそっくりでもそれぞれ別の起源がありました。 かつては牧畜犬として働いていた名残りで、吠え癖や噛み癖が見られる子もいますので、小さい頃からしっかりしつけましょう。 また、腰に負担のかかりにくい住環境を整えてあげ、歩き方に少しでも異常があったらすぐ動物病院に連れて行ってあげてくださいね。

気をつけたい病気も!長頭犬種と短頭犬種、飼うならどっち?

犬を飼っている方は、愛犬が長頭種なのか、短頭種なのかを気にしたことはありますか? 身体的な特徴が大きく異なるため、それぞれの特徴を理解することで、愛犬を飼育する上でどんなことに気をつけたらいいのかが見えてくるはずです。 この記事では、長頭犬種と短頭犬種の違いと、それぞれを飼う上で気をつけたいことについてご紹介いたします。これから犬を飼いたいと思っている方も、ぜひ参考にしてみてください。

長頭犬種と短頭犬種の違い

犬,犬種,長頭犬種,短頭犬種,特徴,違い,病気,体温調節,熱中症 字面だけ見ると「頭が長い犬種」「頭が短い犬種」と考えるかもしれません。しかし、実際には、頭蓋骨の長い・短いで区別するのではなく、頭蓋骨とマズル(口の周りから鼻先まで)の長さを比較したときに、どちらが長いかで分けられます。
【長頭犬種】マズルの方が長い 【中頭犬種】マズルと頭蓋骨の長さがほぼ等しい 【短頭犬種】頭蓋骨の方が長い
「長頭」なのに「頭蓋骨が短い」、「短頭」なのに「頭蓋骨が長い」と、少し混乱してしまうかもしれませんが、マズルの長さで区別するとわかりやすいかもしれません。

代表的な長頭犬種

長頭犬種は、鼻先が尖っている犬種が多く、全体的にシュッとした姿をしています。また、空気抵抗を受けづらいため早く走るのが得意です。
  • ボルゾイ
  • ラフコリー
  • シェパード
  • ドーベルマン
  • ハスキー
  • ダックスフンド
  • グレイハウンド

長頭犬種が気をつけたいポイント

十分な運動量が必要

運動好きな犬種が多いため、お散歩はしっかりしてあげましょう。 走るのが特に好きな犬も多く、時々ドッグランなどで思いっきり走らせてあげるとストレスがたまりにくくなります。 散歩中に突然走り出してしまっては危険ですから、小さい頃からしつけをすることが重要です。

壁などにぶつかりやすい

マズルが長いため、鼻先を壁などにぶつけてしまうことがあります。 犬がぶつけてしまいそうなところには、あらかじめクッションなどをつけておき、ケガをしないように対策するといいでしょう。
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代表的な短頭犬種

犬,犬種,長頭犬種,短頭犬種,特徴,違い,病気,体温調節,熱中症 短頭犬種は「鼻ぺチャ」の犬種として多くの人から愛されています。
  • パグ
  • ブルドッグ
  • チャウチャウ
  • シーズー
  • マルチーズ
  • ボストンテリア
  • ポメラニアン
  • ヨークシャテリア
シワのある犬種は闘犬に多く、噛まれたときのダメージが少ないようブリーダーに好まれたためだと考えられています。

短頭犬種が気をつけたいポイント

犬,犬種,長頭犬種,短頭犬種,特徴,違い,病気,体温調節,熱中症 短頭犬種の多くは、狩りや闘犬、もしくは姿を美しく見せることを目的に、人為的に鼻を短くなるように作られました。しかし、そのような特徴は健康的に過ごしていく上では欠点となる場合もあります。 どんなことに注意したらいいかを理解し、対策を怠らないようにしましょう。

目の病気にかかりやすい

短頭犬種は特徴的な大きな目を持ちます。そのため、草むらなどに顔を突っ込むと目をケガしたり、目の周辺の被毛が角膜を刺激して傷がつきやすいです。 また、ドライアイや涙やけなどの病気にも気をつける必要があります。

皮膚の病気にかかりやすい

シワのある犬種は、シワにほこりなどのゴミが溜まったり、細菌が繁殖したりして、皮膚病になりやすいです。 定期的にお手入れをして、洗ったあとはしっかり乾かしましょう。

呼吸器の病気にかかりやすい

短いマズルの特徴から、鼻腔狭窄、軟口蓋過長症、気管低形成、気管虚脱などの呼吸器系の病気にかかりやすいという特徴もあります。 イビキをかきやすくなった、呼吸するときに少し苦しそうと感じたら、動物病院を受診することをおすすめします。

体温調節が苦手

短頭犬種はマズルが短く、鼻呼吸が苦手です。そのため、体温調節が難しく、熱中症になりやすいとされています。 夏場は冷房のきいた室内で飼い、お散歩も気温が落ち着いている早朝や夕方に行きましょう。

飛行機に乗れないことがある

大抵の場合、ペットは手荷物として貨物室に預けられます。 貨物室では客室と同等の環境が保たれているものの、夏場は外部からの影響を受けやすく熱中症の恐れがあることから、多くの短頭犬種が夏場もしくは通年、飛行機での移動ができないことがあります。 短頭犬種を飼っている方で旅行を考えている場合、まずは利用する予定の航空会社に問い合わせてみてください。

実は中頭犬種が一番多い

犬,犬種,長頭犬種,短頭犬種,特徴,違い,病気,体温調節,熱中症 中頭犬種は、バランスのいい体型をしており、多くの犬種が中頭犬種に分類されます。
  • コーギー
  • ビーグル
  • 柴犬
  • パピヨン
  • ボーダーコリー
  • プードル
  • ラブラドールやゴールデン等のレトリバー
長頭犬種や短頭犬種と比べると、飼いやすいとされています。 だからと言って、病気にならないわけではありませんので、日々のお手入れや健康チェックは欠かさずに行ってくださいね。

まとめ

犬,犬種,長頭犬種,短頭犬種,特徴,違い,病気,体温調節,熱中症 こうして比較してみると、短頭犬種はその特徴から注意しなければいけないことが多いようにも思います。しかし、今回ご紹介したものはあくまで平均的な傾向です。 長頭犬種でも熱中症対策は必須ですし、短頭犬種でもお散歩などの運動を欠かしてはいけません。どちらの方が優れているというのではなく、それぞれの特徴に沿った対策や住環境を整えてあげることが重要です。 住環境は問題ないか、お手入れはしっかりしているか、定期的に健康診断を受けているかなど、愛犬が健康でいられていためにできることを今一度確認しましょう。

あなたの愛犬はどっち?寒さに弱い犬と強い犬について徹底解説!

人間が衣替えをするように、愛犬の生活環境も冬仕様になる時期がやってきました。 犬は人間に比べて寒さに強いと言われていますが、犬種や年齢によって差があります。 また、寒さが健康に悪影響を及ぼすこともあります。それぞれに合った対策をするためにも、愛犬が寒さに強いのか、弱いのかをしっかり把握しておきましょう。 今回は、寒さに弱い犬・強い犬の特徴や犬種をご紹介します。 すでに犬を飼っている方はもちろん、これからお迎えしようとしている方も、お住まいの環境と照らし合わせながら参考にしてみてくださいね。

犬は寒さに強いって本当?

犬,寒さ,強い,弱い 日本の童謡『雪』には「犬は喜び 庭駆け回り」という歌詞が登場しますが、犬は本当に寒さに強いのでしょうか? 犬の体温は、小型犬で38.5〜39.0℃、大型犬で37.5〜38.5℃くらいです。そのため、犬は人間と比べるとある程度は寒さに強いと言われていますが、寒さへの耐性は、犬種、年齢、個体に大きく影響されます。 自分の愛犬は寒さに強いのか、それとも弱いのかを把握しておくことで、暑さ・寒さ対策がしやすくなります。

寒さに弱い犬の特徴とは?

犬,寒さ,強い,弱い それでは、寒さに弱い犬の5つの特徴を見てみましょう。

1.暑い地域が原産の犬種

暑い地域が原産の犬種は、祖先が暖かい・暑い場所で暮らしていたことが多いため、暑さに強い一方で、寒さには弱いです。

2.小型犬

小型犬は大型犬と比べて、小さい体積のわりに体表面積が大きくなるため、体温が発散されて低下しやすいです。 また、冬の時期は冷たい空気が下へ溜まるため、体が小さいと冷たい空気に晒されやすくなってしまいます。

3.被毛が一層しかないシングルコート

換毛期のあるダブルコートの犬種は、保温性・断熱性の高いアンダーコートを持ちますが、シングルコートの犬種は持っていません。 一見暖かそうな、もこもこでふわふわの毛を持つ犬でも、シングルコートであれば耐寒性は期待できないのです。

4.短毛種

短毛種は毛が短い分体温を発散しやすいため、長毛種と比べると寒さに弱いです。

5.子犬やシニア犬

子犬やシニア犬は体力が弱く免疫力が低いため、寒さに上手く適応できないことが多いです。 これは、寒さに強い特徴を持つ犬にも共通して言えます。

寒さに弱い犬種

犬,寒さ,強い,弱い 具体的に、寒さに弱い犬種をご紹介します。 上で挙げた特徴である、暑い地域が原産の犬種、小型犬、シングルコート、短毛種に1つでも当てはまる犬種を一部ではありますがまとめました。
  • チワワ
  • マルチーズ
  • シーズー
  • パグ
  • フレンチ・ブルドッグ
  • ミニチュア・ダックスフンド
  • ヨークシャー・テリア
  • パピヨン
  • イタリアン・グレーハウンド
  • ミニチュア・ピンシャー
  • ボクサー
  • グレート・デーン
  • トイ・プードル
  • ボストンテリア
これらに該当する犬を飼っている、もしくは飼おうと思っている方は、寒さ対策をしっかりしてあげてください。

寒さに強い犬の特徴とは?

犬,寒さ,強い,弱い 一方で、寒さに強い犬はどのような特徴を持っているのでしょうか?

1.寒い地域が原産の犬種

寒い地域が原産の犬種は、雪山などでの活動ができるくらい寒さに強く、体力のある犬種が多いです。

2.大型犬

大型犬は、小型犬と比べて体重あたりの体表面積が小さいため、熱が外に逃げにくく、体温が下がりにくいです。 また、体内の熱生産量は体重におおよそ比例するため、体重が重い方が体内で多くの熱を作ることができます。

3.被毛が二層あるダブルコート

ダブルコートの犬種は、柔らかく密集したアンダーコートと、水や汚れを弾く硬いオーバーコートの2種類の毛を持ちます。 冬毛のアンダーコートは保温性・断熱性に優れています。

4.長毛種

長毛種は、短毛種に比べて外気の影響を受けにくく体温を奪われにくいため、寒さに強いです。

寒さに強い犬種

犬,寒さ,強い,弱い 具体的に、寒さに強い犬種をご紹介します。 寒い地域が原産の犬種、大型犬、ダブルコート、長毛種の中で1つ以上に当てはまる犬種の一例です。
  • シベリアン・ハスキー
  • サモエド
  • アラスカン・マラミュート
  • 柴犬
  • 秋田犬
  • ラブラドール・レトリーバー
  • ゴールデン・レトリーバー
  • セントバーナード
  • シェットランド・シープ・ドッグ
  • バーニーズ・マウンテン・ドッグ
  • グレートピレニーズ
  • コーギー
また、小型犬でもポメラニアン、ペキニーズ、ジャック・ラッセルテリア、スピッツ、ミニチュア・シュナウザーなどは比較的寒さに強い犬種として知られています。

寒さに気をつけたい犬の病気

犬,寒さ,強い,弱い 特定の病気を持つ場合、寒さで体に負担がかかるため、特にしっかりと対策をしてあげましょう。ここでは、寒さに気をつけたい代表的な疾患をご紹介します。

1.心臓の疾患

外気温が低いと、体温の発散を防ごうとして血管が収縮します。 すると、心臓に負担がかかってしまうため、心臓に疾患を抱えている犬は注意しましょう。

2.下部尿路疾患

寒いと水を飲む量が減ってしまう傾向にあります。 そうすると、尿が濃くなり結石ができやすくなったり、尿の量が減り体内に細菌が溜まりやすくなったりするため、尿路結石や膀胱炎などの病気が悪化する可能性があります。

3.関節の疾患

関節に持病を抱えている犬は、寒い時期にはより痛みを感じやすくなります。 体が冷えると、血流が悪くなり筋肉が固まり、関節の動きも悪くなってしまうのです。

まとめ

犬,寒さ,強い,弱い あなたの愛犬は、寒さに弱い犬と強い犬のどちらに当てはまるでしょうか? 寒さに強い犬種であっても、室内飼いであまり外に出ない場合や年齢によっては、寒さに耐性がなくなってることも考えられます。愛犬の様子を観察し、寒がるようであれば防寒対策を強化してあげましょう。 また、寒さに強い犬種は暑さに弱いため、夏の暑さ対策もしっかりしましょう。

【犬図鑑】アニメにも登場!大きくて温和なセント・バーナードの魅力

大きくておっとりした姿のセント・バーナード。日本では日常的に見かける犬種ではありませんが、一部の人からは熱狂的に愛されています。 アニメなどにも登場するため、姿はわかるけど、ちょっと大きいし近づきがたいと感じる人もいるかもしれません。 では、実際にはセント・バーナードはどのような性格で、どのような特徴があるのでしょうか。今回はセント・バーナードという犬種について解説していきます。

セント・バーナードの歴史

セント・バーナードはスイス原産の犬種です。2世紀頃にローマ帝国からやってきた犬が起源であると考えられており、当時は番犬として飼われていました。 17世紀頃になると、イタリアとスペインの国境にあるアルプス山中の修道院で、遭難救助犬として活躍したセント・バーナードの祖先は、20世紀までに2,000人以上の遭難者を救ってきました。 その後、近親交配が原因で重い遺伝性疾患にかかる犬が多く、絶滅の危機に瀕してしまったため、19世紀にイギリスのニューファンドランドと交配させて種を存続させ、現在のような姿になりました。 「セント・バーナード」という名は、アルプス山中にあったグラン・サン・ベルナール修道院に由来します。

首から樽をぶら下げている?

首から樽をぶらさげたセント・バーナードの姿を見たことがある方もいるかもしれません。 樽の中にはラムやブランデーなどのアルコール度数の高いお酒が入っており、極寒の山中で遭難した人の体温を上げるためにアルコールを与えていたとされています。 イギリスの有名な動物画家のランドシーアが、セント・バーナードの原種であるアルパイン・マスティフの首に樽をぶら下げた絵を描いたことから、広く知られるようになりした。
ランドシーアが描いた絵画はこちら 『Alpine Mastiffs Reanimating a Distressed Traveler, 1820』(オーストラリア国立美術館) https://www.nga.gov/collection/art-object-page.220510.html

セント・バーナードの特徴

体の特徴

セント・バーナードの標準的な体高は、オスで70〜90cm、メスで60〜65cmです。体重は少なくとも50kgはあり、個体によっては100kgを超えることもある超大型犬です。 骨格はがっしりしており、筋肉質です。

被毛の特徴

被毛は、短毛のスムースコートと長毛のラフコートの2種類があり、どちらもアルプス山中の寒さにも耐えられるダブルコートです。 多少の色味の違いはありますが、多くのセント・バーナードが白地に赤茶色のまだら模様をしています。

性格

性格は温和でおっとりしていますが、繊細で警戒心の強い一面も見せます。また、飼い主にはとても従順ですが、マイペースで興味のないことは無関心のため、トレーニングに苦労する場合もあります。 基本的には攻撃性はありませんが、体が大きく力も強いため、興奮してしまうと手がつけられなくなってしまうこともあります。飼い主さんがコントロールできるよう、小さい頃からしっかりしつけをしましょう。

アニメや映画に登場するセント・バーナード

セント・バーナードは、そのおっとりした性格や大きくがっしりした体格からか、アニメや映画にもよく登場します。ここでは、アニメや映画に登場するセント・バーナードをご紹介します。

アルプスの少女ハイジのヨーゼフ

ヨーゼフはハイジのおじいさんが飼っている大きなセント・バーナードです。 普段は寝ていることが多いですが、ハイジやおじいさんがピンチになると助けてくれる頼りになる存在です。

ベートーベン

『ベートーベン』は、ペットショップから盗まれたセント・バーナードのベートーベンと家族のドタバタを描いた映画です。 溺れている家族を救ったり、だまされて会社を乗っ取られそうになっている契約を邪魔したりと、賢く勇敢な姿が描かれています。
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魔女の宅急便のジェフ

魔女の宅急便に犬なんて登場したっけ?と思った方もいるでしょう。 セント・バーナードのジェフは、キキがジジにそっくりの猫のぬいぐるみを届けるシーンに登場します。ぬいぐるみの代わりに届けられたジジを子どもから守り、キキの元に帰してくれました。 温和でおっとりし、与えられた役目を果たそうとするセント・バーナードの特徴がよく描かれています。
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セント・バーナードの飼い方のポイント

セント・バーナードを飼う上で気をつけたいことがいくつかあります。

1. 食事の管理で肥満対策

太りやすい体質であるため、食事の管理が重要です。低カロリー、低脂肪のフードなどを採用し、肥満にならないように注意してあげてください。

2. 十分な運動をさせよう

体が大きいため、十分な運動量が必要ですが、激しい運動は好みません。ウォーキングを基本とした散歩を1回1時間、1日2回行いましょう。 過度な運動は関節に負担がかかるため注意が必要です。

3. 暑さ対策は徹底して

セント・バーナードは寒さには強いですが、暑さにはとても弱く、室温の管理が重要です。 日本の夏は暑く湿度が高いため、なるべく室内で飼育するようにしてあげましょう。 夏場の散歩は日中を避け、なるべく涼しい時間帯に行くようにしてください。

4. ブラッシングと口周りのお手入れ

ダブルコートのため、季節の変わり目は特に抜け毛が多いです。ブラッシングはなるべく毎日行うようにしましょう。 また、よだれが多く出るため、口の周りも定期的にお手入れしてあげてください。

まとめ

犬,犬図鑑,セント・バーナード,犬種,特徴,性格,運動,お手入れ,ブラッシング,ダブルコート,スイス セント・バーナードは見た目こそ大きいですが、性格は穏やかで飼い主にはよく懐きます。他の犬や人間の子どもとも仲良くなれるため、性格の面だけを見れば飼いやすい犬種と言えるでしょう。 一方で、十分な運動量が必要で、室内飼育が望ましいことから、時間やお金の余裕がないと飼うのは難しい犬種とも言えます。今は飼えないという方も、ぜひ将来飼いたい犬種のひとつに加えてみてはいかがでしょうか?