【クイズ】犬の換毛期って?お手入れの重要性を改めて確認しよう!

暖かくなってくると気になるのが愛犬の抜け毛。なかなかお手入れをできていないという人もいるかもしれません。しかし、愛犬が健康に暮らしていくために、換毛期のお手入れは特にしっかり行わなければいけません。

今回は、犬の換毛期について、クイズ形式で解説していきます。改めて換毛期について考えてみましょう。

それではさっそく、犬の換毛期クイズにチャレンジしてみましょう!
Q.1 犬の換毛期について「誤っている」のはどれ?
正解です!
不正解です!
正解は「換毛期に抜ける毛はオーバーコートである」です。
換毛期に抜ける被毛は、保湿・保温をする役割があるアンダーコートです。そのため、アンダーコートをもたないシングルコートの犬種には明確な換毛期はありません

約1ヶ月ほどかけて古い被毛が大量に抜け落ち、春には冬毛から風通しの良い夏毛へ、秋には夏毛からふわふわとして保温性の高い冬毛へ生え変わります。

Q.2 次のうち、ダブルコートをもつ犬種はどれ?
正解です!
不正解です!
正解は「ダックスフンド」です。
ダブルコートとシングルコートの代表的な犬種は以下の通りです。

ダブルコート
レトリーバー系、コーギー、柴犬、秋田犬、シェパード、ポメラニアン、チワワ、ダックスフンド、フレンチブルドッグ、パグ、ジャックラッセルテリア

シングルコート
プードル、マルチーズ、シーズー、ヨークシャーテリア、パピヨン(個体による)、ビション・フリーゼ、イタリアン・グレーハウンド、ミニチュア・ピンシャー、ドーベルマン
Q.3 抜け毛のお手入れの説明として「誤っている」のはどれ?
正解です!
不正解です!
正解は「短毛種にはピンブラシやスリッカーブラシが適している」です。
犬の毛の長さや質によって適するブラシが異なります。短毛種にはラバーブラシや獣毛ブラシ、長毛種にはピンブラシやスリッカーブラシ、コームなど、愛犬に合ったブラシを使いましょう。

お手入れを怠り、抜け毛が残った状態になると、皮膚の通気性が悪くなり皮膚炎を起こしかねません。また、ブラッシングは皮膚の新陳代謝を促し、質の良い被毛が生えやすくなるため、なるべくこまめに行いましょう。

換毛期にシャンプーをすることで、抜け毛と汚れを落とすことができます。シャンプー前にはしっかりとブラッシングをして、毛玉を取っておきましょう。シャンプーをする際は、オーバーコートを掻き分けて、アンダーコートまでしっかり洗うのがポイントです。
問正解/ 問中

今回はこちらの記事から問題を作成しました。 詳細が知りたい人はこちらも読んでみてください!
犬の換毛期ってなに?お手入れ方法と抜け毛の便利グッズをご紹介
結果発表
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愛犬がブラッシングを嫌がる!6つの理由と対処法

愛犬の健康を保つためにも、定期的に行いたいブラッシング。犬種によっては、毎日ブラッシングが必要な場合もあります。 しかし、ブラッシングが好きな犬もいる一方で、嫌がってなかなかさせてくれない犬が多いのも事実です。 では、犬がブラッシングを嫌がるのにはどのような理由があるのでしょうか? 今回の記事では、犬がブラッシング嫌いになる6つの原因と、その対処法をご紹介します。

ブラッシング嫌いの理由①頻度が足りず毛が絡まる

犬,ブラッシング,嫌がる,理由,対策 しばらくブラッシングをしていないと、毛質によっては毛玉ができてしまう犬もいます。 人間でも、絡まった髪の毛を梳かすときに引っかかって痛みを感じますよね。 犬も同じように、長い間放置されていた毛を久しぶりにブラッシングすると、ブラシが毛玉に引っかかり、「痛い!」と感じてしまいます。 そうなると、「嫌がるのでたまにしかブラッシングをしない→さらに絡まってしまう→梳かすと痛い→さらに嫌いになる」という悪循環に陥ってしまいます。

対策

ブラッシングの頻度は毛質によって異なるので、愛犬の種類に合った適切な頻度を把握しておきましょう。 例えば、「毎日全身をやるのは大変」という場合は、今日はお腹、明日は手足というように、部位ごとに分けて少しずつブラッシングをすることで、犬のストレスも軽減できます。

ブラッシング嫌いの理由②触られるのが苦手

犬,ブラッシング,嫌がる,理由,対策 犬によっては、信頼している飼い主さんであっても、手足や尻尾などの部位を触られるのを嫌がる場合があります。 ブラッシングの際には、そうした部位に触られることが多いため、ブラッシングそのものを嫌いになってしまう原因になります。

対策

最初はブラシを使わずに、手足や尻尾などを触られることに慣れさせましょう。 例えば、「尻尾を触らせてくれたらおやつをあげる」ことを繰り返すと、尻尾を触られることに対して良いイメージを持つようになり、次第に嫌がらなくなります。 慣れてきたら、今度はブラシを使ってみて、少しでもブラッシングをさせてくれたらおやつをあげてみましょう。

ブラッシング嫌いの理由③ブラッシングがトラウマになっている

犬,ブラッシング,嫌がる,理由,対策 ブラッシングで痛い思いをしたり、気分が乗らないのに長時間拘束されたりした経験があると、ブラッシングそのものにトラウマを感じて嫌がってしまいます。

対策

ブラッシングが嫌なものだというイメージを払拭するために、おやつを使って少しずつトレーニングをしましょう。 まずは、ブラシを見せるだけでおやつをあげます。そして、ブラシで体に触れたらおやつ、ブラシの背で体を撫でたらおやつ、少し梳かしたらおやつ、というように、犬の様子を見ながら徐々に慣れさせていきます。

ブラッシング嫌いの理由④ブラシを正しく使えていない

犬,ブラッシング,嫌がる,理由,対策 ブラシにも様々なものがあります。先が尖っているスリッカーブラシや、柔らかい素材のラバーブラシなど、多種多様です。 それぞれ特徴があり、犬種や毛質によって使うべきブラシが変わってきます。 例えば、ショートコート(短毛)のコーギーにスリッカーブラシを使ってしまうと、痛すぎて皮膚を傷つけてしまうため、ラバーブラシがオススメです。 また、力の入れすぎも痛みの原因になります。例えばスリッカーブラシは、鉛筆持ちをして優しく表面を撫でるようにして使うのがコツです。 ブラシごとで性質によって力加減も異なるので、適切な使い方を覚えることが重要です。

対策

愛犬の種類に合ったブラシを選ぶことが重要です。よく分からない場合は、専門店やトリマーさん、獣医師さんなどに相談してみると良いでしょう。

ブラッシング嫌いの理由⑤ブラシをおもちゃと間違えている

犬,ブラッシング,嫌がる,理由,対策 ブラッシングをするときに、ブラシに噛み付こうとする場合は、ブラッシングを嫌がっているのではなく「遊んでもらっている」と勘違いしている可能性があります。 怒って噛み付いているのか、楽しそうに遊んでいるのか、愛犬の様子を観察しながら見極めましょう。

対策

ブラッシングは、愛犬が眠そうにしているときなど、できるだけ落ち着いた状態のときにゆっくりと行うようにしましょう。 愛犬を刺激しないように、動作はゆっくりと、落ち着いた声で話しかけながらブラッシングをしてあげると良いです。

ブラッシング嫌いの理由⑥病気や怪我

犬,ブラッシング,嫌がる,理由,対策 病気や怪我によって、触られると痛い部位にブラシが当たると、怒ったり鳴いたりすることがあります。 「今までブラッシングを嫌がらなかったのに急に嫌がるようになった」「特定の部位を触ったときに痛がる」という場合は、身体に不調を抱えている可能性があります。 ブラッシングによって、腫瘍や皮膚病のほか、痛むところを見つけられるので、定期的なブラッシングは病気の早期発見のためにも重要です。

対策

病気や怪我が疑われる場合は、なるべく早めに動物病院に連れて行きましょう。

まとめ

犬,ブラッシング,嫌がる,理由,対策 定期的なブラッシングは、愛犬の健康を保ったり、愛犬とコミュニケーションをとるためにとても重要です。 犬がブラッシングを嫌がる場合は、その原因を考えて、適切な対策を取りましょう。 ブラッシング嫌いを克服して、ブラッシングの時間が飼い主さんにとっても愛犬にとっても楽しいものとなると良いですね。

犬の肉球からポップコーンの匂い!?香ばしさの理由と注意点とは

愛犬からふと香ばしい匂いが漂ってくることはありませんか? 犬の体の中でも肉球は特に、ポップコーンやドーナツ、スナック菓子などの匂いに例えられることがあります。なんとも言えない香ばしさですが、その匂いが好きな飼い主さんは多いようです。 なぜ、犬の肉球はそのような香ばしい匂いがするのでしょうか?また、肉球から匂いがすることは健康上問題がないのでしょうか? 今回は、犬の肉球が香ばしい理由と健康上の注意点についてご紹介します。

犬の肉球から香ばしい匂いがする理由

犬,肉球,匂い アメリカの「フリートス」というコーンチップスのブランドから、「フリートスの足(Frito’s Feet)」と呼ばれることもある犬の肉球の香ばしい匂い。この匂いの原因は一体なんなのでしょうか?

1.皮膚にいるバクテリアや酵母菌

この肉球の匂いは、皮膚に生息しているバクテリアや酵母菌が原因です。 シュードモナス属やプロテウス属のバクテリアもしくは酵母菌が、湿り気があって風通しが悪い肉球で繁殖し、イーストのような香りを発している可能性が高いとされています。 犬は裸足で室内外を歩き回るため、肉球に様々なバクテリアや菌類が付着し、肉球の表面で繁殖して匂いを発します。

2.肉球からの汗でバクテリアが繁殖

犬には「アポクリン腺」と「エクリン腺」と呼ばれる2つの汗腺が存在します。 アポクリン腺はほぼ全身にあり、全体的な「犬臭」の原因といわれています。 一方、肉球に多く集まっているエクリン腺は、体温調節のためだけに機能し、そこから出る汗はほぼ無臭とされています。 しかし、肉球から発汗することで肉球は常に湿りバクテリアが繁殖しやすい環境になってしまっています。また、犬が自分の肉球を舐めてしまうことも、バクテリアが増殖しやすい原因の1つです。雨の日の散歩の後やシャンプー後に生乾きだと、匂いがしやすいのもそのためです。

ある程度の匂いであれば問題ない

犬,肉球,匂い 「バクテリアが匂いの原因ということは、肉球に何か問題があるのでは?」と不安に思うかもしれませんが、犬の肉球からこのような匂いがするのは正常なことです。 通常であれば、犬の肉球にバクテリアが存在するのは当然のことなので、気にする必要はありません。 しかし、肉球の匂いが悪化したら注意が必要です。匂いの中に何らかの病気が隠れていることもあります。次の章で詳しくご紹介します。

匂いが強くなり始めたら注意

犬,肉球,匂い 肉球の匂いが強く感じられる場合は、細菌の過剰繁殖や感染症によって肉球が炎症を起こしている疑いがあります。炎症の原因は、アレルギー、常在菌の異常増殖、怪我や足の違和感を気にして足先を舐め続けることなど様々です。 この章では、肉球の炎症を防ぐために日常から気にしておきたい3つの注意点をご紹介します。

1. 怪我・爪の間に異物が挟まったとき

散歩中にちょっとした怪我をしたり、爪の間に小石などが挟まったりすることがあると思います。 放置をしても大丈夫なちょっとした怪我であっても、犬が気にして舐めてしまうと炎症につながる恐れがあります。膿になったり感染症にかかったりすることもあるため注意が必要です。

2. イボのようなものができたとき

加齢によって犬はイボができやすくなり、足や肉球の間などにもできることがあります。 良性のイボでも、イボが引っかかって出血したり犬が気になって舐めたりしてしまうことで炎症が起こることがあります。 イボではなく、何らかの病気による腫瘍や外部寄生虫であることもあるため、気になる場合は動物病院に行きましょう。

3. 乾燥させないように

シャンプーのしすぎや保湿不足によって、皮膚の表面に必要な油分が失われてしまうことがあります。ひび割れを起こしてしまうと、雑菌が入り込みやすくなり炎症の原因となります。 乾燥しないように、肉球の保湿をしっかりしましょう。

肉球以外が感染症にかかっている場合も

外耳炎やマラセチアなどの感染症にかかってしまうと、耳や顔周りからも肉球と同じような香ばしい匂いがする時があります。 また、肉球から強い匂いがする場合でも、肉球に問題があるのではなく、感染症のある耳や顔を掻いた後に付いた匂いかもしれません。 いつもの匂いと違う、肉球を気にする仕草が増えた、赤みなどの異常が見られる場合は、動物病院に連れていくことをお勧めします。

愛犬の肉球を清潔に保つために

犬,肉球,匂い 愛犬の肉球​​が炎症を起こして過剰に匂いを発することがないよう、対策をしておきたいですよね。 犬の肉球を健康に保つために、以下の方法を試してみてください。
  • 散歩やドッグランに行った後は、タオルで拭いたり足を洗ったりする
  • 足を濡らしたままにしない
  • 水洗いした後は、乾燥させたのち犬用の保湿剤を塗る
  • 肉球や爪に植物や小石、ゴミなどが挟まっていないかこまめに確認する
  • 犬用の靴を履かせて散歩する(すでに炎症が出てしまっている場合など)
  • 足の裏の毛を定期的に刈る
注意 こまめすぎるシャンプーや除菌は、乾燥を加速させてしまったり肉球の常在菌のバランスを崩してしまったりして、逆効果になることがあります。洗いすぎに注意をし、保湿を心がけましょう。

まとめ

犬,肉球,匂い 犬の肉球から発せられる、ポップコーンやスナック菓子のような香ばしい匂いは、バクテリアによるものであるとわかりました。 多少の臭いであれば問題はありませんが、臭いがキツくなったり赤くなってりしてしまうと、炎症を起こしている可能性があります。動物病院に相談しましょう。 この匂いが好きな飼い主さんも多いと思いますが、人間にとって良くない細菌がいることがあるため、あまり頻繁に顔を近づけて匂いを嗅ぐことは控えましょう。 愛犬の肉球は定期的にチェックをして、清潔に保ってあげたいですね。

犬の爪が折れてしまった!犬の爪が折れる原因と対処法

犬にとって爪はとても大切な役割を果たしています。しかし犬の爪を伸ばしたままにしていると、引っかかったり折れたりしてとても危険です。 実は犬の怪我の中でも「爪が折れる」ことは意外とよくありますが、愛犬の爪が折れて血を流してしまったら、飼い主さんはとても驚いて慌ててしまうでしょう。 今回は犬の爪が折れてしまう原因、3パターンの怪我の状態とそれぞれの対処法をご紹介します。

犬の爪の役割

犬,爪,折れる,出血,止血,怪我,傷,お手入れ,爪カット 犬の爪は歩いたり走ったりするときに地面をしっかりつかまえて踏み込むための、スパイクのような役割を果たしています。この爪のおかげで犬は素早く走ることができるのです。 また、爪には指先を守る役割もあり、猫のように完全に爪を指の中にしまえません。 ちなみに、親指の爪は狼爪(ろうそう)と呼ばれ、食べ物を抑えたり、走る時のクッションとしての役割があると考えられています。これは指先にはなく、他の爪とは少し離れたところにあります。

犬の爪が折れる原因

犬,爪,折れる,出血,止血,怪我,傷,お手入れ,爪カット 犬の爪は先端が丸まっているため引っかかりやすい構造になっています。そのため、何かの拍子に爪が折れてしまうことは、意外にもよくあることです。 爪が折れるのは、以下のような状況が考えられます。
  • 硬いものをひっかく
  • 何かに爪が引っかかったまま引っ張られたり走ったりしてしまう
  • 急発進や急ブレーキによる爪への負担
  • 犬同士の喧嘩
また、これ以外にも遊んでいる最中や散歩中に折れてしまうこともあります。 爪が折れてしまう一番の原因は「長すぎる爪」にあります。室内で過ごす犬は爪が伸びやすいため、少しでも爪切りを怠ると折れる危険性が高くなります。 爪切りの頻度は生活環境や犬種によって異なりますが、大体月に一度が目安です。おうちで飼い主さんがカットしても構いませんし、動物病院やペットサロンでカットしてもらっても構いませんので、定期的に爪のお手入れをしましょう。
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犬の爪が折れてしまった時の対処法

犬,爪,折れる,出血,止血,怪我,傷,お手入れ,爪カット 定期的に爪切りをしていれば折れる可能性は低くなりますが、何か強い衝撃がかかってしまった場合は、爪が短くても折れてしまうことがあります。 対処法は症状の程度によって異なります。愛犬の爪が折れてしまった際には、以下の3つのうちどれに当てはまるかを確認し、適切に対処しましょう。

①爪の先端が折れているが、出血がない場合

折れた部分が浅く、出血もなく、痛がっている様子もないようであれば、2〜3日様子を見ても大丈夫でしょう。

爪と血管・神経の見分け方

血管と神経は先端まで通っているわけではないため、どこから折れているか確認することが大切です。犬の爪の色は犬種によって白と黒の2種類あります。
白い爪の場合 薄いピンクの部分からが血管と神経が通る部分です。それより先端側であれば、通常の爪切りをする範囲なので問題はありません。 黒い爪の場合 黒い爪の色で何も見えないため、血管と神経を見分けることはできません。
もし、折れた部分を気にする、執拗に舐める、元気や食欲がない、歩き方が変などの症状があれば動物病院へ行きましょう。

②爪の先端が折れ、出血をしている場合

爪の先端が折れ、そこから出血をしている場合は応急処置を行います。 外出時などに爪が折れた場合は特に、土などに触れて細菌が入り込んでしまう心配があります。そのような場合は傷口に染みにくい生理食塩水か水道水で汚れを洗いましょう。その後、清潔なガーゼで止血を試みてください。

血が止まらない場合は患部を圧迫する

少し血がにじむ程度であれば、患部を拭き取り、大人しくさせておくことで様子を見ることもできます。 それでも血が止まらない場合や、ぽたぽたと血が垂れてしまうような状態のときは、ガーゼやハンカチで血が出ている部分を軽く抑えて圧迫します。 ティッシュや繊維のあるタオルなどは、取る際に血とくっついて固まった血が剥がれてしまうことがあるので、使わないようにしましょう。

止血パウダーの利用も

犬用の止血パウダーは動物病院、ホームセンター、またはネットで購入できます。普段家で犬の爪切りをする方は、万が一爪を深く切り過ぎてしまったときのために備えておきましょう。 止血が終わった後、折れた爪の周りを触ってみて痛がらないかどうか確認してください。痛がらないようであれば、安静にさせて様子を見ましょう。 痛がったり爪の付け根が腫れたりする場合、または自分で止血を行うことが不安である場合は動物病院に連れていきましょう。

③爪の根元から折れ、出血をしている場合

爪が根元の方から折れてしまっているときは、かなりの出血と痛みを伴っているはずです。 その場合、爪だけでなく指の骨にまで影響があることもあります。

消毒・止血をして動物病院へ

傷口が土などで汚れている場合は、まず生理食塩水か水道水で洗い、ガーゼやハンカチで止血の応急処置をしながら、すぐに動物病院へ連れていきましょう。出血量が多い場合は強く縛ったりテープで止めたりして固定します。 もし患部を止血されることを嫌がるようでしたら、無理に止血する必要はありません。犬が痛がって暴れてしまうと、かえって傷口がより開いてしまう可能性があるからです。 なるべく興奮させないように、安静な状態のまま動物病院へ連れていきましょう。

犬の爪が折れた際に気をつけたいこと

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傷口を舐めさせない

血が出ていて、傷口が開いている状態の爪をワンちゃんが舐めてしまうと、細菌が入り込んでしまい化膿の原因になります。ガーゼで包むなどして、開いた傷口を舐めさせないようにしましょう。

人間用の消毒液は使わない

傷の消毒のためだからと人間用の消毒液を使うのはNGです。オキシドールなど犬にとっては強い成分が含まれている消毒液もあり、犬が暴れて悪化してしまうこともあります。

飼い主さんの安全の確保

応急処置をする際は、暴れる犬に噛まれないように首輪をつけたり、2人以上で行うなど、飼い主さんの安全が保たれた状態で行いましょう。落ち着いて処置ができない状態で無理に行ってしまうと、愛犬にも負担がかかってしまう恐れがあります。 焦らず落ち着いて対処するように心がけましょう。

まとめ

犬,爪,折れる,出血,止血,怪我,傷,お手入れ,爪カット 犬の爪が長いまま放置していると、日常生活で爪が折れてしまい、愛犬に大きな負担がかかってしまいます。 折れ方や怪我の具合によって処置の仕方が異なりますが、不安がある場合は迷わずに動物病院に行くことをおすすめします。 犬の爪は一度折れてしまうと伸びるまで待つしかありません。日頃のケアを欠かさないようにして事故を未然に防ぎましょう。