犬種によって性格が似ている理由は○○だった!犬種別の特徴とは。

犬種によって性格の傾向があることは広く知られています。例えば、「ゴールデン・レトリーバーは穏やかで人懐こい」などといった表現を、犬種ごとに耳にするのではないでしょうか。

しかし、よく考えると、「なぜ犬種ごとに性格が異なるのだろう」と疑問を抱く方も少なくないでしょう。実は、これには深い理由があるのです。

今回は、犬種ごとに性格が似ている理由と犬種別の特徴について解説していきます。

犬種で性格が違う理由とは

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近年、私たちがよく目にする犬種のほとんどは、日本国内で生まれたものではありません。日本犬とは異なり、ヨーロッパでは作業犬として活躍できるように長所を伸ばすべくブリーディング(交配)をしてきました。その結果、たくさんの犬種が存在し、それぞれに固有の特徴を持っています。

性格もまた、遺伝する要素があります。もちろん、個体それぞれが持つ独自の性格もありますが、遺伝によっても性格は形成されます。例えば、ゴールデン・レトリーバーは狩猟の際に、自分が取ってきた獲物をハンターに渡すという役割をしていたため、人への攻撃性は少なく、人との交流を好む傾向があります。

犬種の特徴を理解する

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遺伝によって影響を受ける性格の特徴があることを理解した上で、犬と接することはとても大切です。それにより、犬が「なぜそのような行動をとるのか」が理解できるようになるからです。

例えば、レトリーバーはもともと物を回収する仕事をしていました。その役割を果たすためにブリーディングされてきたため、レトリーバーに「物を持ってこないで」と指示する方が難しい場合もあります。これは、私たち人間が伸ばしてきた長所ですので、レトリーバーが飼い主のもとに何かを持ってくることは自然な行動です。物を持ってきて困るような場合は、物をしまう収納にするなどして、叱るよりも物を咥えられない環境を整える方が効果的です。

このように、犬の性質を理解するには、その犬種の歴史を知ることが重要です。以下に、犬種の特徴がわかりやすいように、JKCの犬種グループ分けとは異なる方法でまとめてみました。

①レトリーバー

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日本では、補助犬や家庭犬のイメージが強いレトリーバーですが、本来は「Retriever」というその名前の通り、「Retrieve(取得)」してくることを目的としてブリーディングされています。狩猟の際は、人間が銃で撃ち落とした鳥獣などを拾ってくる役割を担っていたため、物を咥え、運んでくることを得意とします。

代表的なレトリーバー犬種

  • フラットコーテッド・レトリーバー
  • ゴールデン・レトリーバー
  • ラブラドール・レトリーバー

※レトリーバーについては、こちらの記事もご覧下さい。

【犬図鑑】穏やかさと賢さが魅力!6種のレトリーバーたちをご紹介
https://cheriee.jp/dogs/37054/

②スパニエル

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スパニエルは狩猟の際に、走り回りながら大声で鳴き立て、鳥を追い立てる役割を担っています。また、何かしらのチョロチョロとした動きに反応して、それを追い回す特性も持っています。運動量も多いため、しっかりと遊んであげないとストレスが溜まってしまうことがあります。

代表的なスパニエル犬種

  • キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル
  • アメリカン・コッカー・スパニエル
  • イングリッシュ・コッカー・スパニエル
  • イングリッシュ・スプリンガー・スパニエル

③ハーディング

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ハーディングは、牧羊犬や牧畜犬のうち、羊や牛などの家畜がはぐれないように誘導し、群れに戻す役割を担う犬たちのことを指します。彼らは家畜にそっと近づいて睨みをきかせたり、吠えたり軽く噛み付いたりしながら家畜を誘導します。

彼らにとって物を追いかけることは本来の自然な行動ですので、追いかけるような遊びを取り入れて本能を満たしてあげましょう。また、追いかけてはいけないものをしつけでしっかりと教えるなど、ハーディングたちの追いかけたい本能と上手く付き合っていくことが求められます。

代表的なハーディング犬種

  • ボーダー・コリー
  • シェットランド・シープドッグ
  • ウェルシュ・コーギー・ペンブローク

④ポインター・セター

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ポインターとセターは、どちらも狩猟の際に獲物の位置をハンターに知らせる役割を担っています。

ポインターは、獲物を見つけると立ち止まり、姿勢を低くして鼻先を突き出し、片足を上げるポーズをとります。これが「ポイント姿勢」と呼ばれる、ハンターに獲物の位置を知らせるポーズです。

一方、セターは、獲物の前で伏せたりしゃがみこんだりして、獲物の位置をハンターに知らせます。獲物を前にして「伏せる(セットする)」ことが、セターという名前の由来です。

どちらもその性質から、鳥に執着する傾向が見られます

代表的なポインター・セター犬種

  • ジャーマン・ショートヘアード・ポインター
  • イングリッシュ・ポインター
  • アイリッシュ・セター
  • イングリッシュ・セター

⑤テリア

マテをするジャックラッセルテリア
かつてテリアは、地中に住むキツネやアナグマ、ウサギなどの巣穴に潜り込み、獲物を追い立てる狩猟犬として活躍した歴史があります。その後、農家のコンパニオン犬として愛され、害獣退治や番犬の役割を果たしてきました。

活発で気が強く、興奮しやすいといった特徴の「テリア気質」を持つ犬が多くいます。初心者が飼うのは難しいとされる一方で、他の犬種では物足りないと感じるテリア愛好家もいます。

代表的なテリア犬種

  • ジャック・ラッセル・テリア
  • エアデール・テリア
  • ウエスト・ハイランド・ホワイト・テリア

※テリアについては、こちらの記事もご覧下さい。

テリア犬32種から注目の8種を厳選して紹介!
https://cheriee.jp/dogs/12258/

⑥ガーディング

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その名の通り、ガードする(守る)ためにブリーディングされました。彼らはオオカミなどの外敵から家畜を守る仕事をしています。そのため、身体が大きくて体格の良い大型犬が多く、害獣から襲われても大怪我をしないように分厚い被毛を持つ犬もいます。防衛本能が強く、見知らぬ人に対して警戒心を見せることがあります。

代表的なガーディング犬種

  • コモンドール
  • グレート・ピレニーズ
  • マレンマ・シープドッグ

⑦サイトハウンド

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サイトハウンドは獣猟犬の一種で、主に視覚を頼りに狩りをします。獲物を見つけると走って追いかけていたことから、非常に足が速い犬種が多くいるのが特徴です。

獣猟犬としての本能が残っているため、動くものを見つけるとすぐさま追いかけてしまったり、走ることに夢中で飼い主の指示を聞かなかったりすることもあります。

代表的なサイトハウンド犬種

  • ウィペット
  • イタリアン・グレーハウンド
  • ボルゾイ
  • サルーキ

⑧セントハウンド

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セントハウンドも獣猟犬の一種ですが、こちらは主に嗅覚を頼りに狩りをします。獲物の臭いを追跡し、居場所を特定したり、時には巣穴に入り込んで追い立てたりする役割を担っていました。

セントハウンドの外見の特徴として、垂れ耳の犬種が多くいます。これは、嗅覚を最大限に活かせるように鼻先に集中させるためや、巣穴などに入る際に耳の中に土が入らないようにするためだと言われています。

また、見つけた獲物の居場所をハンターに知らせるために吠えていたことから、吠え声が大きく、よく吠える犬が多い傾向があります。

代表的なセントハウンド犬種

  • ビーグル
  • バセット・ハウンド
  • ブラッドハウンド

最後に

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犬種の歴史など知る必要ないと思われる方もいるかもしれません。しかし、愛犬の行動や性格を理解するためには、かつてどんな役割をしていたかを知ることが重要です。

愛犬のことをより深く理解し、良い関係を築いていくためにも、犬種の歴史について学んでみてはいかがでしょうか。

【犬図鑑】マルチに働く犬がいっぱい!ドイツ原産の犬たちをご紹介

ヨーロッパでは「犬と子供はドイツ人に育てさせろ」という言葉があるくらい、犬のしつけに熱心で、飼い主に厳しい義務が課せられているドイツ。犬に対する意識がたいへん高く、動物福祉先進国としても知られています。

また、ドイツ原産の犬種は、日本でもジャパン・ケネル・クラブ(JKC)に多く登録されており、イギリスに次ぐ第2位の登録数を誇っています。

今回は、そんなドイツ原産の犬種を紹介していきます。

ドイツ原産の強面の犬たち

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ドイツの犬といえば、屈強な肉体と精悍な顔立ちの凛々しい犬を思い浮かべる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

ジャーマン・シェパード・ドッグ

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ジャーマン・シェパードといえば、警察犬のイメージが強いかもしれませんが、元々は牧場で牛や羊などの護衛や誘導する仕事をしていました。その後、警備、荷物を引く、物を回収するなどマルチな活躍を見せ、第一次大戦以降は優秀な軍用犬として働きました。

この頃日本にも軍用犬として入ってきましたが、きちんとした訓練が必要であるため、日本における犬の訓練もこの頃から盛んになったという歴史があります。現代でも、警察犬、麻薬探知犬、災害救助犬、盲導犬など幅広く活躍しています。

グレート・デーン

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超大型犬のグレート・デーンは、世界で一番背の高い犬としてギネス世界記録で認定されており、ドイツの国犬でもある代表的な犬種です。猟犬、軍用犬、害獣駆除など、幅広い分野で活躍していました。

ドイツ以外で呼ばれる「グレート・デーン(Great Dane)」という名称は「大きな、デンマークの」という意味になりますが、この犬種の誕生にデンマーク人は全く関与していません。ドイツでは「ドイツの犬」を意味する「ドイチェン・ドッゲ(Deutsche Dogge)」と呼ばれています。

ドーベルマン

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ドーベルマンという名前は、この犬種を作り出したフリードリッヒ・ドーベルマン氏に由来しています。ドーベルマン氏は税務職員であり、常に現金を持ち歩く必要があったため、優秀な護衛犬が必要だと考え、この犬種を育てました

特徴的な尖った耳や短い尾は、生後間もなく行われる耳・尾の断尾・断耳によるものです。しかし、近年は動物愛護に対する関心の高まりから、特にヨーロッパで断尾・断耳を行わない習慣が広がっています。

ボクサー

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ボクサーは19世紀後半までは闘犬や猟犬として活躍していました。しかし、1835年にイギリスで闘犬が禁止された影響を受け闘犬は減少し、また、畜産の進歩によって狩猟も衰退していくと、ボクサーは軍用犬や警察犬として活躍するようになります。

ドイツ生まれの犬種ですが、アメリカでも人気が高く、第二次世界大戦ではアメリカ軍の軍用犬としても活躍しました。そして、終戦後は軍人たちによって家庭のペットとしても迎えられるようになりました。

ロットワイラー

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ロットワイラーは長らく畜産業者に飼育され、大きな荷車を引くことを主な仕事としていました。そのため「肉屋の犬(metzgerhund)」と呼ばれていた時期もあります。しかし、19世紀中頃になると、物流が鉄道やロバによる荷車引きに代わっていき、ロットワイラーの出番が減ったため、一時は絶滅の危機に瀕するほどでした。

20世紀以降は、ロットワイラーのスタミナと勇敢さが評価され、警察犬、軍用犬、山岳救助犬として世界中で活躍しています。

ドイツ原産の可愛らしい犬たち

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ドイツ原産の犬には、日本でも人気がある可愛らしい小型犬もいます。

ミニチュア・シュナウザー

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ミニチュア・シュナウザーを含む「シュナウザー」と呼ばれる犬種には、大型犬の「ジャイアント」、中型犬の「スタンダード」、小型犬の「ミニチュア」の3つの犬種がありますが、最も古いのはスタンダードシュナウザーで、他の2種はスタンダードを改良した犬種です。

ミニチュア・シュナウザーは戦後に日本に入ってきましたが、当時の日本ではトリミング技術が発達していなかったため、あまり普及しませんでした。その後2000年頃から急速に人気が高まり、現在のような人気犬種になりました。

ミニチュア・ピンシャー

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「ミニピン」の愛称で親しまれているミニチュア・ピンシャー。英語圏でも「min-pin」という略称で呼ばれることがあります。犬種名は、ドイツ語で「テリア」を意味する「ピンシャー」から来ており、テリアと同様にネズミ捕りや番犬として活躍しました。

外見がドーベルマンに似ているため、しばしばドーベルマンの小型版と誤解されますが、実際にはミニチュア・ピンシャーの方が歴史は長く、その起源は17世紀から18世紀頃にさかのぼるとされています。

ダックスフンド

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ダックスフンドの大きさは、大きい方から「スタンダード」、「ミニチュア」、「カニーンヘン」の3つのタイプがあります。また、被毛も「スムースヘアード」、「ワイアーヘアード」、「ロングヘアード」の3種類があります。日本で一番多く見られるのは、「ロングヘアードのミニチュア・ダックスフンド」です。

ダックスフンドは元々アナグマを狩る猟犬で、アナグマが住む狭い穴に入り込めるように、脚を短くする選択的な繁殖が行われた結果、現在のような体格になりました。

ポメラニアン

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ポメラニアンは、スピッツ系の大型犬が現在のドイツ東部からポーランド北部にまたがるポメラニア地方で小型化された犬種だと考えられています。小型化といっても、当時は10kg前後の中型犬だったそうです。

その後、愛犬家で知られたビクトリア女王がポメラニアンを本国に連れ帰り、自ら繁殖させた結果、5kg程度まで小型化されました。それ以前のポメラニアンは、ホワイトとブラックのみの毛色でしたが、この頃から今ではメジャーなレッドの毛色が存在するようになったそうです。

ドイツ原産の犬の特徴

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今回はご紹介しきれませんでしたが、ドイツ原産の犬種には優秀な鳥猟犬も多くいます。また、他国の犬種には、シベリアン・ハスキーがソリ犬、ボーダー・コリーが牧羊犬といったように、一つの仕事に特化した犬たちも多くいます。一方でドイツ原産の使役犬たちは、警察犬、護衛犬、軍用犬、猟犬など、様々な場面で人間を手助けしてきたことが特徴として挙げられます。

可愛らしい小型犬たちも元々は猟犬や番犬として活躍していたため、愛玩目的で飼われていた犬がほとんどいない、珍しい国と言えます。

最後に

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ドイツでは店舗や公共交通機関など、ほとんどの場所へ犬を連れて行けます。その背景には、ドイツ人の犬に対するしつけの意識の高さがあり、それゆえに周りの人々も犬を受け入れる文化が根付いています。

日本でも犬の飼い主たちが、きちんとしたしつけをしたり、周囲への配慮やマナーを徹底したりすることで、ドイツのように犬を飼いやすい環境になるかもしれません。

日々少しずつでも意識することで、ドイツのような犬を飼いやすい環境が、日本でも実現することを願います。

【犬種クイズ】貴族たちのアイドルだった!マルチーズってどんな犬?

真っ白な被毛が美しいマルチーズは古くから多くの人に愛され続けており、歴史ある愛玩犬です。そんなマルチーズという名前の由来や特徴はご存知でしょうか?

今回は、マルチーズについてクイズ形式でご紹介します。

それではさっそく、マルチーズの犬種クイズにチャレンジしてみましょう!
Q.1 「マルチーズ」という犬種名の由来はどれ?
正解です!
不正解です!
正解は「地中海にある島の名前に由来」です。
マルチーズは、地中海の中央にあるマルタ島原産であることから名付けられました。

マルチーズに関する記述は紀元前300年頃から残っており、世界最古の愛玩犬ともいわれています。ギリシャの壺や皿に絵が描かれたり、エジプトの王が金の器で食事を与えたという逸話も残っています。

その後、イギリスに持ち込まれると上流階級の人の間で人気となりました。
Q.2 マルチーズの被毛の特徴として「誤っている」のはどれ?
正解です!
不正解です!
正解は「定期的なトリミングは不要」です。
マルチーズの被毛はそれほど量が多いというわけではありませんが、純白の毛は細く柔らかいため、伸びると絡まってしまいます。できれば、毎日ブラッシングを行い、定期的にカットやトリミングに連れていってあげましょう。

比較的暖かい場所の出身であるため、被毛はシングルコートです。シルクのような純白で柔らかい被毛が特徴の犬種ですが、レモンやベージュがかった白色の被毛をもつ子もいます。

Q.3 マルチーズを飼う場合は特に気をつけたい「涙やけ」の説明として「誤っている」のはどれ?
正解です!
不正解です!
正解は「目の下の皮膚が赤褐色に変色する」です。
涙が目からこぼれ、目の下の被毛が濡れて酸化や細菌が繁殖することにより、目の下の被毛が赤茶色に変色してしまう状態を「涙やけ」といいます。皮膚が変色するわけではありません。

涙やけは、涙点や鼻涙管の異常、眼球のトラブル、アレルギーなどが原因で起こります。

短頭種は目が大きいため、眼球トラブルが起こりやすく、涙やけも発生しやすい傾向があります。
問正解/ 問中

今回はこちらの記事から問題を作成しました。 詳細が知りたい人はこちらも読んでみてください!
小さいぬいぐるみのよう!マルチーズを紹介!
結果発表
問正解/ 問中
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【犬クイズ】ミニチュアシュナウザーの「シュナウザー」の意味って?

「おじいさんのような犬」ともいわれるミニチュアシュナウザー。名前自体にはあまり馴染みがなくても、写真を見たらわかるという人も多いでしょう。

今回は、ミニチュアシュナウザーの名前の由来や特徴、飼育する際に気をつけたいポイントを、クイズ形式でご紹介します。ミニチュアシュナウザーを飼っている人も飼っていない人も、ぜひクイズを通して学んでみてください。

それではさっそく、ミニチュアシュナウザークイズにチャレンジしてみましょう!
Q.1 ミニチュアシュナウザーの「シュナウザー」にはどういう意味がある?
正解です!
不正解です!
正解は「口ヒゲ」です。
「シュナウザー」には、ドイツ語で「口ヒゲ」という意味があります。確かに、口の周りの毛が長く、ヒゲのようにも見えますね。
Q.2 ミニチュアシュナウザーの特徴として「誤っている」のはどれ?
正解です!
不正解です!
正解は「テリアなどを交配して誕生した」です。
一見するとテリアに似たような顔をつきをしていますが、ミニチュアシュナウザーはスタンダードシュナウザーにプードルなどを交配して生まれました。テリアの血統は全く入っていませんが、一部の団体はテリアのグループに入れています。

ミニチュアシュナウザーの体重は4〜8kgほどで、小型犬に分類されます。スタンダードシュナウザーをそのまま小さくしたような見た目で、がっしりとした筋肉質の身体を持ちます。

被毛はダブルコートですが、抜け毛は少ないとされています。
Q.3 ミニチュアシュナウザーを飼う上で注意したいこととして「誤っている」のはどれ?
正解です!
不正解です!
正解は「ブラッシングは月に1回程度行う」です。
ミニチュアシュナウザーの被毛はダブルコートですが、換毛期がなく他の犬種と比べると抜け毛は少ないとされています。しかし、被毛が長く毛玉になりやすいため、ブラッシングはなるべく毎日行いましょう

食事管理を行っていないミニチュアシュナウザーでは高脂血症が高確率で見られ、胆石症や尿石症のリスク要因となります。運動による体型維持だけでなく、食事は出来るだけ低脂肪のものを与えるようにしましょう。

ミニチュアシュナウザーは皮膚病を引き起こすことが多いため、日々のスキンシップで定期的にチェックしてあげましょう。また、血液検査で血中中性脂肪やコレステロールを検査するのはとても重要です。若いうちは一年に一回、高齢になったら半年に一回の健康診断がおすすめです。
問正解/ 問中

今回はこちらの記事から問題を作成しました。 詳細が知りたい人はこちらも読んでみてください!
【獣医師監修】ミニチュアシュナウザーの好発疾患と早期発見の方法
結果発表
問正解/ 問中
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【犬図鑑】8月9日はパグの日!ぶさかわなパグの魅力とは

日本記念日協会によって8月9日は「パグの日」として記念日登録されています。登録されたのは2018年と比較的最近ですが、パグの飼い主の間で毎年ちょっとしたイベントになっています。 小柄ながらも体つきはしっかりしており、しわくちゃな顔をもつパグには、世界中にファンがいます。では、一体、パグにはどんな魅力があるのでしょうか。 この記事では、パグの歴史や特徴、飼い方のポイントについてご紹介していきます。これから飼おうと思っている方だけでなく、現在飼っている方も、改めて飼育環境等の確認をしましょう。

パグの歴史

犬図鑑,短頭犬種,パグ,熱中症,皮膚病,好発疾患 パグの祖先は紀元前2000年頃には存在したとされており、チベットの僧院で飼育されていたマスティフ系の犬をスパニエルやペキニーズなどと交配して小型化されていったと考えられています。 15世紀になると、アジアと交易していた東インド会社によってヨーロッパに渡り、オランダの王室や貴族に愛されるようになりました。18世紀には、ナポレオンの妻ジョセフィーヌの愛犬としてかわいがられていました。 パグにはラテン語で「握り拳」という意味、もしくは中国語の「いびきをかいて眠る王様」という意味があると考えられています。なお、パグの呼び名は国によって様々で、フランスでは「カーリン」、ドイツでは「モプス」、オランダでは「モプスホンド」などと呼ばれています。

パグの特徴

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身体的特徴

パグの体高は20cm~25cm程度、体重は約6kg~8kgが理想とされています。 体型はスクエアで、筋肉質のがっしりとした体つきをしています。耳は前に垂れたボタン耳もしくは短く巻かれたローズ耳で、目は丸く、尻尾は巻いています。 鼻は低く、しわくちゃな顔が魅力の犬種です。

被毛

短毛のダブルコートで、換毛期には多くの毛が抜けます。 毛色は、シルバー、アプリコット、フォーン、ブラックの4種類で、被毛がブラックでなくても口周りや耳が黒くなる個体が多いです。

性格

一般的に明るくて愛情深く、飼い主さんと一緒に遊ぶことが大好きな子が多いです。穏やかな性格で警戒心も低い傾向にあり、知らない人にも懐きやすく、子供とも上手に遊べる子が多いと言えます。 逆に、長時間ひとりで留守番するのは苦手で、吠え声も小さいので番犬としてはあまり期待できません

パグの好発疾患

犬図鑑,短頭犬種,パグ,熱中症,皮膚病,好発疾患 パグは、他の犬種と比べて、病気にかかりやすいという報告もあります。 どんな病気にかかりやすいかを事前に把握しておくことで、異変が起こってもすぐに気づけるようになるかもしれません。
壊死性髄膜脳炎…パグ脳炎とも呼ばれ、突然けいれんを起こして倒れる。遺伝が関与していると考えられており、発作から数日で死に至ることもある。 呼吸器疾患…軌道が狭くなり、呼吸困難になる。いびきや呼吸音が気になったら要注意。 熱中症…体温が上昇し、呼吸が速くなったり意識が混濁したりする。 皮膚病…顔のシワに汚れがたまり、細菌が増殖して皮膚に炎症が起こる。

パグの飼い方のポイント

犬図鑑,短頭犬種,パグ,熱中症,皮膚病,好発疾患 パグが健康的に生活していく上で、気をつけたいポイントがいくつかあります。

運動嫌いでも散歩の習慣をつける

小型犬のため、運動量はそれほど必要としませんが、散歩は毎日行う必要があります。1回20〜30分程度の散歩を1日に2回行うようにしましょう。 また、室内での遊びも取り入れて一緒に遊んであげると喜んでくれるでしょう。

肥満に気を付ける

パグは食欲旺盛にも関わらず運動が苦手なため太りやすい犬種です。さらに、もともとがっしりした体型であることから、知らないうちに肥満になっていたということも少なくありません。 食事と運動の管理はしっかり行いましょう。

目のケガに注意する

パグは目が突き出ているため、目が傷つきやすいです。 家具の角にはぶつかっても大丈夫なようにカバーをしておきましょう。散歩のときは、目に当たる高さの草木が生えている場所は避けると安全です。

熱中症対策をしっかり行う

短頭犬種であるパグは、体温調節が苦手で熱中症になりやすいため、夏場は特に注意が必要です。 エアコンやサーキュレーターを活用して、適切な室温を保ちましょう。 また、昼間の暑い時間帯の散歩を避け、早朝や夜の涼しい時間帯に行うようにしてあげてください。

定期的に健康診断を行う

パグは他の犬よりも病気になってしまう可能性が高いことが分かっており、1年に一度は健康診断を受けましょう。 病気の可能性が高くなるシニア期に突入したら、半年に一度を目安に頻度を増やすことをおすすめします。

まとめ

犬図鑑,短頭犬種,パグ,熱中症,皮膚病,好発疾患 パグの人懐っこい性格やかわいらしい見た目は多くの人を惹きつけています。 パグを含む短頭犬種は、皮膚病や呼吸器疾患にかかりやすいことで知られますが、パグには他にもかかりやすい病気がたくさんあります。愛犬が少しでも長く健康でいられるよう、普段のお手入れはもちろん、健康診断もしっかり行ってあげてください。

【犬図鑑】フレンチブルドッグの歴史や特徴、飼い方のポイントを紹介

フレンチブルドッグは、その明るい性格やかわいらしい外見から、日本を含めた世界中で多くの人から愛されています。 この記事では、ブルドッグの歴史や特徴、飼い方のポイントについてご紹介します。これから飼おうと思っている方だけでなく、現在飼っている方も改めて飼育環境の確認をしましょう。

フレンチブルドッグの歴史

犬図鑑,フレンチブルドッグ,歴史,特徴,性格,好発疾患 フレンチブルドッグの起源には諸説あります。 イギリスからフランスへの移住者がイングリッシュブルドッグを連れてきてきたという説と、ヨーロッパの南部に古くから存在したマスティフ系の犬を祖先とする説が強いですが、未だ解明されていません。 どちらの場合でも、パグやテリアなどとの交配を経て小型化されました。 パリで現在のような姿のフレンチブルドッグが誕生すると、当初はパリの労働者階級の人々に多く飼われていましたが、魅力的な外見や明るくて人懐っこい性格により上流社会に広がりました。

フレンチブルドッグの耳の形は?

フレンチブルドッグが生まれた当初は、ローズイヤー(ブルドッグでよく見られる、丸くねじれたような耳)とバットイヤーが混在しており、どちらが正しいフレンチブルドッグなのかという論争も起こりました。 その後、アメリカで行われたショーが決定打となり、立ち耳がフレンチブルドッグのスタンダードと定められました。

フレンチブルドッグの特徴

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身体的特徴

オスは体高が27〜35cmで、体重が9〜14kg、メスは体高が24〜32cm、体重が8〜13kgの中型犬です。コンパクトではあるものの、筋肉質で骨格はしっかりしています。 バットイヤー(コウモリ耳)と呼ばれる、直立した大きな耳が特徴的です。また、鼻の周りには深いシワがあります。

被毛

被毛はダブルコートで、換毛期には多くの毛が抜けます。 毛色は、フォーン(金色)、ブリンドル(地色に黒や茶などの色が縞模様になったもの)および、それぞれの毛色にホワイトのパイド(斑点)があるものが認められています。この中でもブリンドルがもっとも人気です。

性格

穏やかで人懐っこく、飼い主に対しては甘えん坊ですが、家族以外の人にすぐに懐くことは少ないです。明るく、遊ぶことも大好きなので、たくさん構ってあげましょう。 また、興奮しやすく、楽しいことや気に入らないことがあると、攻撃的になることもあるため、興奮させないようにコントロールすることが大切です。

フレンチブルドッグで気をつけたい病気

犬図鑑,フレンチブルドッグ,歴史,特徴,性格,好発疾患 フレンチブルドッグでは、深いシワ、大きい目、短頭犬種という特徴から、いくつか気をつけなければいけない病気があります。 特に、以下の疾患は注意し、異常が見られたらすぐに動物病院を受診しましょう。
  • 皮膚病…シワの間に汚れがたまり、雑菌が繁殖して皮膚に炎症が起こる。
  • 呼吸器障害…気道が狭くなり呼吸が困難になる。いびきや呼吸音が気になったら要注意。
  • 椎間板ヘルニア…激しい運動などにより神経が圧迫されて起こる。歩き方がおかしかったり、首を痛そうにする。
  • 角膜炎…黒目の表面を覆っている角膜が炎症を起こす。
  • 結膜炎…まぶたの裏と眼球の表面を覆っている角膜が炎症を起こし、赤く充血する。涙や目ヤニが出ることもある。
  • 熱中症…体温が上昇し、呼吸が速くなったり意識が混濁したりする。
また、フレンチブルドッグは、人工的に選択されたその特徴的な体つきから、自然分娩ができず帝王切開が行われることが多いです。もし、自宅で繁殖を考えている場合は、十分獣医師と相談してください。

フレンチブルドッグの飼い方のポイント

犬図鑑,フレンチブルドッグ,歴史,特徴,性格,好発疾患 フレンチブルドッグが健康的に生活していく上で、押さえておきたいポイントがいくつかあります。

運動は適度に

20〜30分程度の散歩を1日2回行えば十分でしょう。必要な運動量はそこまで多くありませんが、犬が満足できていないようであれば、少し長めに散歩するなどして満足させてあげてください。 激しい運動を長時間してしまうと、体を痛める原因にもなりますので注意しましょう。 また、好奇心旺盛で興奮しやすいため、繁華街や他の犬がいる場所ではトラブルにならないように気をつけましょう。

シワのお手入れは定期的に

シワの部分は蒸れやすく、細菌が繁殖しやすいことから、放置してしまうと皮膚病の原因になります。 濡れたタオルでしっかり汚れを落とし、キレイにしたあとは水分を拭き取ってあげましょう。

熱中症に気をつける

短頭犬種であるブルドッグは、熱中症になりやすいため、室内で飼いましょう。その際、室温だけでなく湿度にも注意することが大切です。 また、夏の散歩は暑い日中を避けて、なるべく早朝か夜の涼しい時間帯にするようにしましょう。

まとめ

犬図鑑,フレンチブルドッグ,歴史,特徴,性格,好発疾患 世界中で愛されているフレンチブルドッグ。しかし、可愛らしい見た目も、生きていく上では欠点となることもあります。 愛犬が健康に生きていくためにも、シワのお手入れや熱中症対策は欠かさずに行ってあげてくださいね。愛犬との生活がより豊かになりますように。

【犬図鑑】実は穏やかでやさしい!ブルドッグの特徴と抱える問題とは

ブルドッグは、一見怖そうな印象もありますが、その見た目に反して実はとても穏やかな性格をしていることをご存知でしょうか? イギリスの国の犬にも指定されており、日本でも人気のある犬種ですが、ブルドッグ特有の問題も抱えています。 この記事では、ブルドッグの歴史や特徴、飼い方のポイントについてご紹介していきます。これから飼おうと思っている方だけでなく、現在飼っている方も、改めて飼育環境等の確認をしましょう。

ブルドッグの歴史

犬図鑑,ブルドッグ,犬種,歴史,性格,特徴,好発疾患,肥満,短頭犬種 ブルドッグはもともと、イギリスで行われていた牛と犬を戦わせる「ブルベインティング」という競技のために、マスティフ系の犬を改良して誕生しました。 その後、さらに改良が重ねられると、シワのある顔と大きな頭の特徴が目立つ犬種になりました。当時は体重が60kgもあったそうです。 1835年にイギリスで動物虐待法が成立すると、ブルベインティングは禁止されました。 愛好家たちにより、体は小さく改良され、攻撃的な性格が取り除かれると、現在のような温和で穏やかなブルドッグになり、多くの人に愛されるようになりました。

日本のソースブランドにも

ブルドッグといえば、「ブルドックソース」を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。これは1900年頃に日本でブルドッグブームが起こり、「ブルドッグのように可愛がってもらいたい」という意味を込めて命名したそうです。 なお、ブルドックソース株式会社の英語表記は「Bull-Dog」ですが、創業者が濁音が続くのを避けたため、日本語では「ブルドック」と表記します。

ブルドッグの特徴

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身体的特徴

ブルドッグの体高は31〜36cm、体重はオスで25kg、メスで23kgほどです。 大きな頭、広い肩幅、大きく飛び出た目、がっしりとした四肢が特徴的で、小さな耳はバラの花のように広がっていることから、「ローズイヤー」と呼ばれています。

被毛

被毛はダブルコートで、換毛期には多くの毛が抜けます。 毛色は、ブリンドル(地色に黒や茶などの色が縞模様になったもの)、レッド、フォーン(金色)、ファロー(淡い黄色)などの単色か、これらの色とホワイトを組み合わせたパイドがあります。

ブルドッグの性格

やさしく穏やかで、他の犬や子どもとも仲良くできます。我慢強く、誰からも愛される犬種です。 一方で、マイペースで頑固な一面もあり、嫌なことや口に合わないご飯は頑なに拒否したり、散歩中に動かなくなったりしてしまうこともあるため、小さい頃からしつけをしておくことが重要です。

ブルドッグの好発疾患

犬図鑑,ブルドッグ,犬種,歴史,性格,特徴,好発疾患,肥満,短頭犬種 ブルドッグは、深いシワ短頭犬種という特徴から、いくつかかかりやすい病気があります。特に、以下の疾患は注意しましょう。
  • 皮膚病…シワの間に汚れがたまり、雑菌が繁殖して皮膚に炎症が起こる。
  • チェリーアイ…目頭にある瞬膜が赤く腫れて、目の外に飛び出してしまう。
  • 呼吸器障害…気道が狭くなり呼吸が困難になる。いびきや呼吸音が気になったら要注意。
  • 熱中症…体温が上昇し、呼吸が速くなったり意識が混濁したりする。

ブルドッグが抱える問題

犬図鑑,ブルドッグ,犬種,歴史,性格,特徴,好発疾患,肥満,短頭犬種 人工的に品種改良されてきたブルドッグは、いくつかの深刻な問題を抱えています。

遺伝的な多様性が低い

人間にとって理想的な見た目にするために少ない集団で交配が行われたことから、ブルドッグは遺伝的な多様性が低くなってしまいました。 2016年に報告された研究によると、北米、ヨーロッパ、アルゼンチンで暮らす計139匹のブルドッグのゲノム構造がほぼ同じであったことがわかっています。 遺伝的多様性が低いと、遺伝病を発症しやすくることから、ブルドッグの疾患は今後急増する可能性が示唆されました。

自然分娩ができない

ブルドッグの8割は帝王切開により生まれています。 これは、ブルドッグの胎児の頭が大きい一方で、親の骨盤が小さいことから、自然分娩はほぼ不可能なためです。

ブルドッグの飼い方のポイント

犬図鑑,ブルドッグ,犬種,歴史,性格,特徴,好発疾患,肥満,短頭犬種 ブルドッグが健康的に生活していく上で、押さえておきたいポイントがいくつかあります。

過度な運動を

ブルドッグはあまり運動が得意ではありません。20〜30分程度の散歩を1日2回行えば十分ですので、過度な運動をさせないように気をつけましょう。 体が重いため、激しい運動をしすぎると足や関節に負担がかかってしまいます。

シワの間を清潔に保つ

シワの部分は蒸れやすく、細菌が繁殖しやすいことから、放置してしまうと皮膚病の原因になります。 濡れたタオルでしっかり汚れを落とし、キレイにしたあとは水分を拭き取ってあげましょう

夏場は室温に気をつける

短頭犬種であるブルドッグは、熱中症になりやすいため、室内で飼いましょう。その際、室温だけでなく湿度にも注意することが大切です。 また、夏の散歩は暑い日中を避けて、なるべく早朝か夜の涼しい時間帯にするようにしましょう。

まとめ

犬図鑑,ブルドッグ,犬種,歴史,性格,特徴,好発疾患,肥満,短頭犬種 特徴的な見た目をしているブルドッグに魅力を感じ、愛してやまない人も多くいます。一方で、その特徴を維持するために遺伝的な多様性が低下し、遺伝病を抱えていたり、自然分娩ができなかったりと、目を背けてはいけない問題もあります。 ブルドッグを飼うことを決めたら、それらの問題を理解した上で、愛犬が幸せに過ごせるような環境を整えてあげてください。

【犬種クイズ】穏やかで賢い!シェットランド・シープドッグの魅力

美しい毛並みと、穏やかで賢い性格が魅力のシェットランド・シープドッグ。「シェルティ」という愛称でも知られ、日本だけでなく世界中で人気の犬種です。

今回は、シェルティについて、クイズ形式で解説していきます。

それではさっそく、シェルティクイズにチャレンジしてみましょう!
Q.1 シェルティの原産国はどこ?
正解です!
不正解です!
正解は「イギリス」です。
シェルティは、イギリス最北端にあるシェットランド諸島が原産の牧羊犬です。

1909年には、イギリスのケンネルクラブに「シェットランド・コリー」という名称で登録されましたが、外見がよく似たラフ・コリーなどとの混同を避けるため、 「シェットランド・シープドッグ」に変更されました。
Q.2 シェルティの説明として「誤っている」のはどれ?
正解です!
不正解です!
正解は「無駄吠えはあまりしない」です。
シェルティはもともと牧羊犬だったこともあり、比較的吠えやすい犬種だといわれています。騒音トラブルに発展することも少なくないため、小さい頃からしつけをすることが大切です。

シェットランド諸島の気候条件が非常に厳しく、少ない飼料でも飼育できるようにと、徐々に小型化されていきました。そのため、体はラフ・コリーよりもふた回りほど小さいです。

走り回るのが大好きで、運動能力が高く賢いため、ドッグスポーツにも適しています。被毛はダブルコートで寒さには強い犬種ですが、換毛期には抜け毛が多いため、ブラッシングは毎日行いましょう。
Q.3 シェルティがかかりやすい「コリーアイ症候群」の説明として「誤っている」のはどれ?
正解です!
不正解です!
正解は「失明することはない」です。
コリーアイ症候群は、コリー種に特徴的に見られる遺伝性の眼疾患です。多くの場合は無症状ですが、網膜剥離などが起こると失明してしまうこともあるため注意が必要です。

予防法も治療法も確立されていないため、コリーアイ症候群を発症した犬を繁殖させないことが重要です。
問正解/ 問中

今回はこちらの記事から問題を作成しました。 詳細が知りたい人はこちらも読んでみてください!
【犬図鑑】シェットランド・シープドッグの歴史、性格、飼い方
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