【犬図鑑】フレンチブルドッグの歴史や特徴、飼い方のポイントを紹介

フレンチブルドッグは、その明るい性格やかわいらしい外見から、日本を含めた世界中で多くの人から愛されています。

この記事では、ブルドッグの歴史や特徴、飼い方のポイントについてご紹介します。これから飼おうと思っている方だけでなく、現在飼っている方も改めて飼育環境の確認をしましょう。

フレンチブルドッグの歴史

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フレンチブルドッグの起源には諸説あります。
イギリスからフランスへの移住者がイングリッシュブルドッグを連れてきてきたという説と、ヨーロッパの南部に古くから存在したマスティフ系の犬を祖先とする説が強いですが、未だ解明されていません。

どちらの場合でも、パグやテリアなどとの交配を経て小型化されました。
パリで現在のような姿のフレンチブルドッグが誕生すると、当初はパリの労働者階級の人々に多く飼われていましたが、魅力的な外見や明るくて人懐っこい性格により上流社会に広がりました。

フレンチブルドッグの耳の形は?

フレンチブルドッグが生まれた当初は、ローズイヤー(ブルドッグでよく見られる、丸くねじれたような耳)とバットイヤーが混在しており、どちらが正しいフレンチブルドッグなのかという論争も起こりました。

その後、アメリカで行われたショーが決定打となり、立ち耳がフレンチブルドッグのスタンダードと定められました。

フレンチブルドッグの特徴

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身体的特徴

オスは体高が27〜35cmで、体重が9〜14kg、メスは体高が24〜32cm、体重が8〜13kgの中型犬です。コンパクトではあるものの、筋肉質で骨格はしっかりしています。

バットイヤー(コウモリ耳)と呼ばれる、直立した大きな耳が特徴的です。また、鼻の周りには深いシワがあります。

被毛

被毛はダブルコートで、換毛期には多くの毛が抜けます。
毛色は、フォーン(金色)、ブリンドル(地色に黒や茶などの色が縞模様になったもの)および、それぞれの毛色にホワイトのパイド(斑点)があるものが認められています。この中でもブリンドルがもっとも人気です。

性格

穏やかで人懐っこく、飼い主に対しては甘えん坊ですが、家族以外の人にすぐに懐くことは少ないです。明るく、遊ぶことも大好きなので、たくさん構ってあげましょう。

また、興奮しやすく、楽しいことや気に入らないことがあると、攻撃的になることもあるため、興奮させないようにコントロールすることが大切です。

フレンチブルドッグで気をつけたい病気

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フレンチブルドッグでは、深いシワ、大きい目、短頭犬種という特徴から、いくつか気をつけなければいけない病気があります。
特に、以下の疾患は注意し、異常が見られたらすぐに動物病院を受診しましょう。

  • 皮膚病…シワの間に汚れがたまり、雑菌が繁殖して皮膚に炎症が起こる。
  • 呼吸器障害…気道が狭くなり呼吸が困難になる。いびきや呼吸音が気になったら要注意。
  • 椎間板ヘルニア…激しい運動などにより神経が圧迫されて起こる。歩き方がおかしかったり、首を痛そうにする。
  • 角膜炎…黒目の表面を覆っている角膜が炎症を起こす。
  • 結膜炎…まぶたの裏と眼球の表面を覆っている角膜が炎症を起こし、赤く充血する。涙や目ヤニが出ることもある。
  • 熱中症…体温が上昇し、呼吸が速くなったり意識が混濁したりする。

また、フレンチブルドッグは、人工的に選択されたその特徴的な体つきから、自然分娩ができず帝王切開が行われることが多いです。もし、自宅で繁殖を考えている場合は、十分獣医師と相談してください。

フレンチブルドッグの飼い方のポイント

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フレンチブルドッグが健康的に生活していく上で、押さえておきたいポイントがいくつかあります。

運動は適度に

20〜30分程度の散歩を1日2回行えば十分でしょう。必要な運動量はそこまで多くありませんが、犬が満足できていないようであれば、少し長めに散歩するなどして満足させてあげてください。

激しい運動を長時間してしまうと、体を痛める原因にもなりますので注意しましょう。
また、好奇心旺盛で興奮しやすいため、繁華街や他の犬がいる場所ではトラブルにならないように気をつけましょう。

シワのお手入れは定期的に

シワの部分は蒸れやすく、細菌が繁殖しやすいことから、放置してしまうと皮膚病の原因になります。
濡れたタオルでしっかり汚れを落とし、キレイにしたあとは水分を拭き取ってあげましょう。

熱中症に気をつける

短頭犬種であるブルドッグは、熱中症になりやすいため、室内で飼いましょう。その際、室温だけでなく湿度にも注意することが大切です。

また、夏の散歩は暑い日中を避けて、なるべく早朝か夜の涼しい時間帯にするようにしましょう。

まとめ

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世界中で愛されているフレンチブルドッグ。しかし、可愛らしい見た目も、生きていく上では欠点となることもあります。

愛犬が健康に生きていくためにも、シワのお手入れや熱中症対策は欠かさずに行ってあげてくださいね。愛犬との生活がより豊かになりますように。

【犬図鑑】実は穏やかでやさしい!ブルドッグの特徴と抱える問題とは

ブルドッグは、一見怖そうな印象もありますが、その見た目に反して実はとても穏やかな性格をしていることをご存知でしょうか?

イギリスの国の犬にも指定されており、日本でも人気のある犬種ですが、ブルドッグ特有の問題も抱えています。

この記事では、ブルドッグの歴史や特徴、飼い方のポイントについてご紹介していきます。これから飼おうと思っている方だけでなく、現在飼っている方も、改めて飼育環境等の確認をしましょう。

ブルドッグの歴史

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ブルドッグはもともと、イギリスで行われていた牛と犬を戦わせる「ブルベインティング」という競技のために、マスティフ系の犬を改良して誕生しました。

その後、さらに改良が重ねられると、シワのある顔と大きな頭の特徴が目立つ犬種になりました。当時は体重が60kgもあったそうです。

1835年にイギリスで動物虐待法が成立すると、ブルベインティングは禁止されました。
愛好家たちにより、体は小さく改良され、攻撃的な性格が取り除かれると、現在のような温和で穏やかなブルドッグになり、多くの人に愛されるようになりました。

日本のソースブランドにも

ブルドッグといえば、「ブルドックソース」を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。これは1900年頃に日本でブルドッグブームが起こり、「ブルドッグのように可愛がってもらいたい」という意味を込めて命名したそうです。

なお、ブルドックソース株式会社の英語表記は「Bull-Dog」ですが、創業者が濁音が続くのを避けたため、日本語では「ブルドック」と表記します。

ブルドッグの特徴

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身体的特徴

ブルドッグの体高は31〜36cm、体重はオスで25kg、メスで23kgほどです。

大きな頭、広い肩幅、大きく飛び出た目、がっしりとした四肢が特徴的で、小さな耳はバラの花のように広がっていることから、「ローズイヤー」と呼ばれています。

被毛

被毛はダブルコートで、換毛期には多くの毛が抜けます。
毛色は、ブリンドル(地色に黒や茶などの色が縞模様になったもの)、レッド、フォーン(金色)、ファロー(淡い黄色)などの単色か、これらの色とホワイトを組み合わせたパイドがあります。

ブルドッグの性格

やさしく穏やかで、他の犬や子どもとも仲良くできます。我慢強く、誰からも愛される犬種です。
一方で、マイペースで頑固な一面もあり、嫌なことや口に合わないご飯は頑なに拒否したり、散歩中に動かなくなったりしてしまうこともあるため、小さい頃からしつけをしておくことが重要です。

ブルドッグの好発疾患

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ブルドッグは、深いシワ短頭犬種という特徴から、いくつかかかりやすい病気があります。特に、以下の疾患は注意しましょう。

  • 皮膚病…シワの間に汚れがたまり、雑菌が繁殖して皮膚に炎症が起こる。
  • チェリーアイ…目頭にある瞬膜が赤く腫れて、目の外に飛び出してしまう。
  • 呼吸器障害…気道が狭くなり呼吸が困難になる。いびきや呼吸音が気になったら要注意。
  • 熱中症…体温が上昇し、呼吸が速くなったり意識が混濁したりする。

ブルドッグが抱える問題

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人工的に品種改良されてきたブルドッグは、いくつかの深刻な問題を抱えています。

遺伝的な多様性が低い

人間にとって理想的な見た目にするために少ない集団で交配が行われたことから、ブルドッグは遺伝的な多様性が低くなってしまいました

2016年に報告された研究によると、北米、ヨーロッパ、アルゼンチンで暮らす計139匹のブルドッグのゲノム構造がほぼ同じであったことがわかっています。

遺伝的多様性が低いと、遺伝病を発症しやすくることから、ブルドッグの疾患は今後急増する可能性が示唆されました。

自然分娩ができない

ブルドッグの8割は帝王切開により生まれています

これは、ブルドッグの胎児の頭が大きい一方で、親の骨盤が小さいことから、自然分娩はほぼ不可能なためです。

ブルドッグの飼い方のポイント

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ブルドッグが健康的に生活していく上で、押さえておきたいポイントがいくつかあります。

過度な運動を

ブルドッグはあまり運動が得意ではありません。20〜30分程度の散歩を1日2回行えば十分ですので、過度な運動をさせないように気をつけましょう。
体が重いため、激しい運動をしすぎると足や関節に負担がかかってしまいます。

シワの間を清潔に保つ

シワの部分は蒸れやすく、細菌が繁殖しやすいことから、放置してしまうと皮膚病の原因になります。
濡れたタオルでしっかり汚れを落とし、キレイにしたあとは水分を拭き取ってあげましょう

夏場は室温に気をつける

短頭犬種であるブルドッグは、熱中症になりやすいため、室内で飼いましょう。その際、室温だけでなく湿度にも注意することが大切です。

また、夏の散歩は暑い日中を避けて、なるべく早朝か夜の涼しい時間帯にするようにしましょう。

まとめ

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特徴的な見た目をしているブルドッグに魅力を感じ、愛してやまない人も多くいます。一方で、その特徴を維持するために遺伝的な多様性が低下し、遺伝病を抱えていたり、自然分娩ができなかったりと、目を背けてはいけない問題もあります。

ブルドッグを飼うことを決めたら、それらの問題を理解した上で、愛犬が幸せに過ごせるような環境を整えてあげてください。

【犬種クイズ】穏やかで賢い!シェットランド・シープドッグの魅力

美しい毛並みと、穏やかで賢い性格が魅力のシェットランド・シープドッグ。「シェルティ」という愛称でも知られ、日本だけでなく世界中で人気の犬種です。

今回は、シェルティについて、クイズ形式で解説していきます。

それではさっそく、シェルティクイズにチャレンジしてみましょう!
Q.1 シェルティの原産国はどこ?
正解です!
不正解です!
正解は「イギリス」です。
シェルティは、イギリス最北端にあるシェットランド諸島が原産の牧羊犬です。

1909年には、イギリスのケンネルクラブに「シェットランド・コリー」という名称で登録されましたが、外見がよく似たラフ・コリーなどとの混同を避けるため、 「シェットランド・シープドッグ」に変更されました。
Q.2 シェルティの説明として「誤っている」のはどれ?
正解です!
不正解です!
正解は「無駄吠えはあまりしない」です。
シェルティはもともと牧羊犬だったこともあり、比較的吠えやすい犬種だといわれています。騒音トラブルに発展することも少なくないため、小さい頃からしつけをすることが大切です。

シェットランド諸島の気候条件が非常に厳しく、少ない飼料でも飼育できるようにと、徐々に小型化されていきました。そのため、体はラフ・コリーよりもふた回りほど小さいです。

走り回るのが大好きで、運動能力が高く賢いため、ドッグスポーツにも適しています。被毛はダブルコートで寒さには強い犬種ですが、換毛期には抜け毛が多いため、ブラッシングは毎日行いましょう。
Q.3 シェルティがかかりやすい「コリーアイ症候群」の説明として「誤っている」のはどれ?
正解です!
不正解です!
正解は「失明することはない」です。
コリーアイ症候群は、コリー種に特徴的に見られる遺伝性の眼疾患です。多くの場合は無症状ですが、網膜剥離などが起こると失明してしまうこともあるため注意が必要です。

予防法も治療法も確立されていないため、コリーアイ症候群を発症した犬を繁殖させないことが重要です。
問正解/ 問中

今回はこちらの記事から問題を作成しました。 詳細が知りたい人はこちらも読んでみてください!
【犬図鑑】シェットランド・シープドッグの歴史、性格、飼い方
結果発表
問正解/ 問中
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【犬図鑑】ウェルシュ・コーギーの歴史や性格、飼い方のポイント

胴長短足でクリッとした目、大きな耳が魅力のウェルシュ・コーギーは、日本だけでなく世界で人気の犬種です。エリザベス女王が飼育していることでご存知の方も多いでしょう。 この記事では、ウェルシュ・コーギーの歴史や特徴、性格、飼い方のポイントについてご紹介します。これから飼おうと思っている方はもちろん、現在飼っている方もぜひ参考にしてみてください。

ウェルシュ・コーギーの歴史

犬,犬図鑑,ウェルシュ・コーギー,カーディガン,ペンブローク,歴史,特徴,犬種,断尾,お手入れ,好発疾患,性格 ウェルシュ・コーギーはイギリスのウェールズ地方原産の犬種で、ウェルシュは「ウェールズ地方の」、コーギーは「小さい犬」という意味があります。 ウェルシュ・コーギーには、歴史の古いカーディガンと、日本でよく見かけるペンブロークの2種類がおり、見た目はよく似ているものの、その起源はまったく異なります。

ウェルシュ・コーギー・カーディガン

カーディガンは紀元前1200年頃に生まれたと伝えられており、中央アジアのケルト民族により、ヨーロッパに導入されてイギリスにやってきました。 その後、イギリスのカーディガン地方で牧畜犬として活躍していましたが、有用な犬であることから世間に知られることを拒み、長い間知られていませんでした。 1925年頃にその存在が徐々に表面化し、1933年にのちのイギリス国王となるジョージ6世が飼育したことをきっかけに、世間に知られるようになりました。

ウェルシュ・コーギー・ペンブローク

カーディガンと比べると新しい犬種ではありますが、1107年にフランドル(ベルギーからフランス北部にまたがる地域)の織工がウェールズに移住した際に一緒にやってきたとされています。 ウェールズのペンブロークシャーで牧畜犬として飼われ、スピッツなどと交配して改良されていきました。 その後、ヘンリー2世の時代にブリーダーによりさらに改良が進み、現在のペンブロークに近い形になりました。以来、イギリス王室で愛され続けています。

最初は同じ種と考えられていた

原産国も同じ、見た目もそっくりのこの2種のウェルシュ・コーギーは、同じ犬種だと考えられており、交配も行われていました。 しかし、体の特徴が異なり、同じ犬種として評価することが困難になったため、多くの国で別の品種として扱われるようになりました。

ウェルシュ・コーギーの身体的特徴

犬,犬図鑑,ウェルシュ・コーギー,カーディガン,ペンブローク,歴史,特徴,犬種,断尾,お手入れ,好発疾患,性格 ウェルシュ・コーギーは、胴長短足の見た目が特徴で、体はがっしりとした筋肉質をしています。被毛はダブルコートです。

ウェルシュ・コーギー・カーディガン

ガーディガンの体高は約30cmで、体重は11kg~17kg程度です。 毛色はさまざまで、白のみでなければ、基本的にどんな色でも認められています。

ウェルシュ・コーギー・ペンブローク

ペンブロークの体高は約25〜30cmで、体重は11kg~14kg程度と、カーディガンと比べると少し小柄です。 ペンブロークの毛色は、レッド、セーブル、フォーン、ブラック・アンド・タンで、白地はあってもなくても認められます。

ウェルシュ・コーギーの断尾

犬,犬図鑑,ウェルシュ・コーギー,カーディガン,ペンブローク,歴史,特徴,犬種,断尾,お手入れ,好発疾患,性格 ウェルシュ・コーギーは生後間もなく、人為的に断尾することでも知られています。 これは、牧畜犬として働いているときに家畜にしっぽを踏まれて、怪我をするのを防ぐためだったとされています。 また、かつてイギリスでは尻尾のついた犬に課税をしていたことがあり、節税の目的で多くの犬が断尾されました。現在ではこの制度は廃止され、2007年には動物愛護の観点から断尾を禁止する法律が導入されています。 なお、ジャパンケネルクラブの規定では尻尾は「断尾または5.1cm」と定められていますが、カーディガン種については尻尾の長さの決まりはないため、断尾していない子が多いようです。

ウェルシュ・コーギーの性格

犬,犬図鑑,ウェルシュ・コーギー,カーディガン,ペンブローク,歴史,特徴,犬種,断尾,お手入れ,好発疾患,性格 ウェルシュ・コーギーはよく「性格が悪い」と言われます。これはもともと、牧畜犬として牛などを相手にしていた名残りであり、勇敢で、自己主張の強さからそう思われるようになったようです。 また、好奇心が旺盛で、遊ぶのが大好きです。物覚えも良く、飼い主に忠実であるため、小さい頃からしつけをすることで、良いパートナーになれるでしょう。

ウェルシュ・コーギーの好発疾患

犬,犬図鑑,ウェルシュ・コーギー,カーディガン,ペンブローク,歴史,特徴,犬種,断尾,お手入れ,好発疾患,性格 ウェルシュ・コーギーを飼うなら、以下の疾患を把握しておきましょう。
  • 変性性脊髄症:後肢の麻痺に始まり、泌尿・排便機能の低下、呼吸障害などを引き起こし死に至る。
  • 椎間板ヘルニア:首や背中に激しい痛みがあり、進行すると下半身が完全に麻痺してしまう。
  • 股関節形成不全:歩きが足らない、腰を振るように歩く、座り方がおかしいなどの症状が見られる。
  • 尿管結石:腎臓から尿道の間に石ができ、激しい痛みを伴う。腎臓に石ができた場合は痛みを伴わず、腎不全になることも。
特に上3つは歩き方に異常が出ることが多いため、おかしいなと感じたらすぐに動物病院を受診しましょう。

ウェルシュ・コーギーを飼うときに気をつけたいポイント

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肥満に注意する

食欲旺盛で、食べ物に対する執着が強いため、太りやすい傾向があります。 肥満にならないよう、食事管理は徹底して行いましょう。

お散歩は毎日欠かさない

30分程度の散歩を毎日朝夕の2回しましょう。ウェルシュ・コーギーは遊ぶのが大好きなため、運動不足はストレスにも繋がります。 ボールを使ったスポーツもおすすめですが、腰に負担がかかるジャンプなどはさせないようにしましょう。

小さい頃からしつけをする

牧畜犬として働いていたときは、他の犬や動物を吠えて追い回したり、足を咬んで動物の動きをコントールしたりしていました。 その名残りで、吠え癖や噛み癖がある子もいます。トラブルや事故を防ぐためにも、小さいうちからしっかりしつけをしましょう

お手入れはこまめに

ウェルシュ・コーギーはダブルコートなので、こまめにブラッシングをし、換毛期は特に念入りにお手入れしましょう。 また、足が短いため、お腹が汚れてしまいがちです。お散歩のあとは、固く絞ったタオルなどで拭いて清潔にしてあげましょう。

腰に負担のかからない環境をつくる

胴長短足というウェルシュ・コーギーの特徴から、腰に負担がかかりやすいです。 段差は極力なくす滑りやすいフローリングにはカーペットを敷くなどして、負担のかかりにくい住環境を整えてあげてください。

まとめ

犬,犬図鑑,ウェルシュ・コーギー,カーディガン,ペンブローク,歴史,特徴,犬種,断尾,お手入れ,好発疾患,性格 ウェルシュ・コーギーにはカーディガンとペンブロークの2種類がおり、見た目はそっくりでもそれぞれ別の起源がありました。 かつては牧畜犬として働いていた名残りで、吠え癖や噛み癖が見られる子もいますので、小さい頃からしっかりしつけましょう。 また、腰に負担のかかりにくい住環境を整えてあげ、歩き方に少しでも異常があったらすぐ動物病院に連れて行ってあげてくださいね。

意外と違いが多い!チワワとパピヨン、飼うならどっち?

小さな体に大きな目が印象的なチワワとパピヨンは、どちらも日本でとても人気のある犬種です。 両犬種とも見た目が似ているので、これから犬を飼おうと思っている方の中には、「チワワとパピヨン、どちらを飼ったらいいか分からない」という方も多いでしょう。 今回の記事では、チワワとパピヨンの違いを、外見と内面の両方から比較します。どちらを飼おうか迷っている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

意外とたくさんある!見た目の違い

チワワ,パピヨン,違い (画像:パピヨン)

平均的にはチワワの方が小柄

チワワもパピヨンも「超小型犬」に分類されますが、チワワの方がさらに小さめです。 成犬の平均体重は、パピヨンで約3~5kgほどなのに対し、チワワでは約1〜3kgとされています。 もちろん、個体によって差はあるので一概には言えませんが、チワワは「世界で最も小さい犬種」のひとつとしても知られており、やはり平均的にはパピヨンよりもチワワの方が軽くて小さいと言えるでしょう。

長毛だけのパピヨンと、短毛もいるチワワ

パピヨンは、ふわふわで優雅な「ロングコート」だけですが、チワワには「ロングコート」と短毛の「スムースコート」の両方があります。 短い毛が好みの方には、チワワのスムースコートを中心に探してみることをおすすめします。

パピヨンは「飾り毛」がエレガント

「パピヨン」は、フランス語で「蝶」という意味です。その名の通り、蝶のような大きな耳が特徴のパピヨンですが、耳周りの飾り毛が優雅さを引き立てています。 耳以外にも、しっぽや胸周りなどに飾り毛があり、チワワのロングコートよりもさらに豪華な印象があります。

毛色のカラーバリエーションがあるのはチワワ

パピヨンの毛色の多くは、「白と黒」「白と茶」など、白をベースにした2色の組み合わせです。ベースは白ですが、単色は認められません。 一方、チワワでは、白、黒、クリーム、レッド、チョコレート、フォーンの単色のほか、2色、3色など、カラーバリエーションが豊富です。

お手入れはどっちが大変?

チワワ,パピヨン,違い (画像:チワワ)

シングルコートとダブルコート

犬の被毛には、皮膚を保護する「オーバーコート」と保温の役割を持つ「アンダーコート」があります。 そして、オーバーコートのみの犬種は「シングルコート」、オーバーコートとアンダーコートの被毛が二重になっている犬種は「ダブルコート」と呼ばれます。 ダブルコートの犬は、アンダーコートの増減で体温を調節するので、換毛期にたくさんの毛が抜けます。それに対しシングルコートの犬は、1年を通して少しずつ毛が生え変わるので、ダブルコートに比べて抜け毛が少ないのが特徴です。

チワワの方が抜け毛が多め

チワワはダブルコート、パピヨンはシングルコートなので、換毛期の抜け毛はチワワの方が多いと言えます。 ただし、パピヨンは毛が長いので、抜ける本数が少ない割りには抜け毛が多いと感じるかもしれません。 また、ブラッシングはどちらの犬種も毎日行うことが望ましいです。

性格や吠え癖にも違いがあった!

チワワ,パピヨン,違い (画像:パピヨン)

パピヨンの性格

パピヨンは、優雅な見た目にフレンドリーな性格が合わさり、昔から貴族たちに愛されていました。 子供がいる家庭や、多頭飼いの家庭でも、すぐにみんなと仲良くできるでしょう。また、好奇心旺盛で人との触れ合いが好きなので、家族はもちろん、知らない人に対しても警戒心が薄く、懐きやすい犬種です。ご近所の犬仲間と交流したい方には、パピヨンがオススメです。 頭も良くてわがままになりにくく、無駄吠えも少ないので飼いやすいでしょう。

チワワの性格

体は小さくても、性格はとても勇敢なチワワ。 飼い主さんにはよく懐きますが、警戒心が強めなので、他の犬や人に対しては吠えることが多い犬種です。 また、よく吠えますが、体が小さいので番犬としては少し頼りないかもしれません。

結局はしつけが大事

幼少期の社会化など、しつけ次第で無駄吠えの有無も変わってくるので、「チワワだからよく吠える」「パピヨンだから吠えない」と一概には言えません。 吠えやすいチワワでも、小さい頃から少しずつ他の人や犬に慣れさせれば吠えなくなりますし、逆に吠えにくいパピヨンでも、「吠えたら何かしてあげる」ことを繰り返していると、要求吠えが多くなってしまいます。 ただし、犬を飼うのが初めての方や、しつけに自信のない方は、やはりどちらかと言うとパピヨンの方が飼いやすい傾向にはあるでしょう。

運動量の違い

チワワ,パピヨン,違い (画像:チワワ)
チワワの散歩の目安:1日1~2回、1回10~20分程度
チワワは運動をしすぎると、細い骨や関節に負担がかかってしまいます。また、段差の多いコースは避けましょう。
パピヨンの散歩の目安:1日2回、1回につき30分程度
一方、パピヨンは小型犬のわりには体力があり、運動量が多い犬種です。雨が続く季節には家の中で遊ぶなどして、運動不足にならないように配慮する必要があります。

毎日の散歩は意外と大変?

犬を飼う前は、犬との散歩が楽しみだという方も多いでしょう。しかし、どんなに疲れていても忙しくても、犬の散歩は毎日行くのが基本です。 仕事が忙しくてあまり時間が取れないなど、少しでも散歩の時間が短い方がいい人は、チワワなど運動量の少ない犬の方が向いているかもしれません。 家族とも話し合いながら、毎日どの程度の時間を散歩のために確保できるか、よく考えてから飼うようにしましょう。

まとめ

チワワ,パピヨン,違い (画像:チワワ) チワワとパピヨンは見た目が似ていますが、色々な違いがあることを分かっていただけたでしょうか? 最後に、どちらを飼おうか迷っている方のために、今回の記事を振り返って、チワワとパピヨンの特徴を簡単にまとめました。
  • より優雅な印象なのはパピヨン。小さくて、被毛の長さや色の選択肢が多いのはチワワ。
  • 抜け毛が少なめなのはパピヨン。ただしブラッシングはどちらも必須。
  • 吠えにくく、他の人や犬にも社交的なのはパピヨン。初心者にも最適。
  • 運動量が少なく、散歩時間が短いのはチワワ。たくさん散歩したいならパピヨン。
犬を飼う際の参考にしていただけましたら幸いです。

【犬図鑑】パピヨンの歴史や性格、飼い方のポイントをご紹介!

上品な見た目と賢く活発な性格が魅力的なパピヨンは、かつてヨーロッパ貴族に愛されていました。そして現在は、日本国内でも全犬種の中で毎年上位の飼育頭数を誇っています。 この記事では、パピヨンの歴史や性格、飼い方のポイントなどをご紹介していきます。パピヨンを飼っている人も、これから飼ってみたいと思っている人もぜひ参考にしてください。

パピヨンの歴史

犬,犬図鑑,パピヨン,歴史,由来,フランス,性格,被毛,毛色,好発疾患 パピヨンはフランスとべルギー原産の犬種で、先祖はスパニエルの一種とされています。16世紀以降、ポンパドゥール夫人やマリー・アントワネットをはじめとするヨーロッパの貴族から愛されるようになり、多くの絵画にもパピヨンが描かれました。 当時は垂れ耳のタイプがほとんどでしたが、まれに立ち耳のパピヨンが生まれ、18世紀末頃からは立ち耳のパピヨンが選択的に繁殖されてきました。 その後、チワワなどとの交配によりサイズも小さくなり、現在のような姿のパピヨンが誕生したとされています。

名前の由来

パピヨン(papillon)はフランス語で「蝶」という意味があり、パピヨンの耳が蝶の羽を開いたような姿であることから名付けられました。 また、垂れ耳のパピヨンはフランス語で「蛾」という意味の「ファーレン(phalene)」と呼ばれており、日本では同じ犬種として認められていますが、別の犬種として扱っている国もあります。

パピヨンの特徴

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大きさ

体高は20〜28cm、体重は3〜4.5kgで、超小型犬に分類されます。 オスとメスでサイズに違いはあまりありませんが、オスの方が少しだけ大きい傾向がみられます。

被毛

被毛はシングルコートで長めです。耳と尾にはパピヨンを象徴する長い飾り毛があり、優雅な見た目をしています。 ジャパンケネルクラブでは、白地であれば全ての色が認められるとしており、黒、茶、レモン、セーブルなどの色が組み合わさって二色の「パーティカラー」や三色の「トライカラー」になります。

パピヨンの性格

犬,犬図鑑,パピヨン,歴史,由来,フランス,性格,被毛,毛色,好発疾患 パピヨンの魅力は外見だけではありません。その愛くるしい性格も人気の理由のひとつです。

すべての人とフレンドリー

人間が大好きで甘え上手なため、小さな子どもから高齢者まで、誰とでも仲良くなれます。 初対面の人や犬にも友好的ですが、警戒心が強い一面もあるため、トラブルにならないよう注意してあげましょう。

知能は高いが従順ではない

賢いことで知られるパピヨンの知能の高さは、全犬種の中でも上位に入ります。 一方で、自己主張が強く、従順さはあまりみられないため、子犬の頃からしっかりとしつけることが大切です。

活発で運動が大好き

パピヨンは小型犬にも関わらず、運動能力に優れ、飼い主と一緒にドッグスポーツを楽しめます。

パピヨンの好発疾患

犬,犬図鑑,パピヨン,歴史,由来,フランス,性格,被毛,毛色,好発疾患 パピヨンはほかの小型犬と比べると遺伝の病気は少なく、あまり病気になりません。しかし、それでも注意したい疾患があります。

膝蓋骨脱臼(パテラ)

膝蓋骨脱臼は、膝のお皿にずれが生じて脱臼してしまう疾患で、小型犬によくみられます。先天的な場合と、足に負担がかかることが原因の後天的な場合があります。 立っている状態で膝がカタカタ震えだす、足をかばいながら痛がるなどが見られる場合は、膝蓋骨脱臼の疑いがあります。すぐに病院に連れていきましょう。

眼瞼内反症(逆さまつげ)

まぶたが内側に巻き込んでいる先天的な疾患で、眼球がまつげに刺激されて、角膜や結膜の疾患を引き起こします。 常に涙目になっており、放置すると目ヤニや涙やけなどが見られるようになります。

パピヨンの飼い方のポイント

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散歩や運動

1日30分程度の散歩を2回行いましょう。パピヨンは小型犬ですが、体力があり運動好きな子も多いので、長めの散歩が必要です。 ただし、激しい運動を長時間行うと足に負担がかかるため、適度な運動量を守りましょう。

足腰への負担がかからない環境

滑りやすい床や、段差の登り降りは、犬の足に負担がかかります。 床には滑りにくいマットを敷き、犬がソファやベッドに登ることがあるのなら、専用の階段やスロープを設置してあげましょう。

お手入れ

パピヨンはシングルコートで、抜け毛は少なく、トリミングは必要ありません。しかし、長く柔らかい被毛で絡まりやすいため、ブラッシングは毎日してあげると良いです。 また、立ち耳のため、垂れ耳の犬と比べると耳の病気になりにくく、耳のお手入れも頻繁に行う必要はありません。

まとめ

犬,犬図鑑,パピヨン,歴史,由来,フランス,性格,被毛,毛色,好発疾患 昔から多くの人に愛されてきたパピヨンの魅力は、気品にあふれた見た目だけでなく、フレンドリーで賢く、活発な性格にもあります。 賢いがゆえに、一度甘やかすとわがままになってしまうこともありますが、子犬の頃から正しくしつければ、最高のパートナーになることは間違いないでしょう。 パピヨンを飼っている方も、これから飼おうと思っている方も、ぜひ参考にしてみてください。

【犬図鑑】柴犬のルーツや性格、飼い方のポイントを解説!

日本を代表する犬種である「柴犬」は、日本ではもちろん、今や世界中で人気となっています。 犬好きなら、柴犬を飼いたいと思ったことのある方も多いことでしょう。 そんな柴犬ですが、家族の一員として上手に付き合っていくためには、性格や飼い方のポイント、かかりやすい病気などをきちんと把握しておくことが重要です。今回の記事では、柴犬を飼う上で知っておきたいことを詳しくご紹介します。

柴犬の歴史

柴犬,犬種,犬図鑑,飼い方,歴史,性格 日本古来の地犬(土着犬)である柴犬の祖先は、アナグマやウサギ、鳥などの小動物の狩猟を手伝う猟犬でした。 柴犬の「シバ」は、もともと「小さなもの」「小さな犬」を意味し、日本犬の中では小型犬に分類されています。

柴犬のルーツは島根県?

明治時代に入ると、イギリスから日本に持ち込まれた西洋犬との交配が進み、純粋な日本犬の頭数は急激に減少します。それを受けて、日本各地で日本犬を保存する動きが高まり、1928年には日本犬保存会が設立されました。 そんな中、島根県の山間部にいた「石(いし)」という名前の石州犬が、犬の愛好家によって東京に連れてこられ、1936年の日本犬保存会展覧会で入賞。同年、保存会の創始者によって「柴犬」という犬種名が生まれ、国の天然記念物にも指定されました。 その後、繁殖、改良を経て現在の柴犬に至ります。現在の柴犬は、みんなこの「石」の血を受け継いでいると考えられています。

「豆柴」 について

成犬になってもサイズが小さい柴犬を「豆柴」と呼ぶことがありますが、日本犬保存会もジャパンケネルクラブ(JKC)も、豆柴という犬種は認定していません。 豆柴を育てるために、柴犬の中でも小さい犬同士の交配を繰り返したり、ごはんを少なめにして育てるといった行動は、犬の健康を害する恐れがあるため、あまり望ましいとは言えません。また、「豆柴」として売られていても、成長してみたら大きくなってしまったケースも少なくありません。 「柴犬が好きだけど、家が小さいから豆柴しか飼えない」といった理由で豆柴の購入を検討するのは危険だということを覚えておきましょう。

柴犬の身体の特徴

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身体の大きさ

柴犬の体高は、オスで39.5cm前後、メスで36.5cm前後と定められています。 体重はおおよそ10kgになります。 日本犬の中では小型犬に分類されていますが、現代の日本にはもっと小さい洋犬がたくさんいるため、一般的には中型犬に位置付けられることが多いです。 骨格はしっかりしていて、筋肉が発達したがっしり体型です。

被毛の色

JKCに登録されている柴犬の被毛の色は、赤、黒褐色、胡麻、黒胡麻、赤胡麻です。 また、すべての色に「裏白」という白色の毛が入ります。 山間部で狩猟をしていた頃には目立たない色が多かったようですが、現在では全体が白色の柴犬も人気があります。

柴犬の性格

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飼い主に忠実だが警戒心は強い

狩猟犬だったこともあり、賢くて勇敢、飼い主に対してはとても忠実です。一方で、見知らぬ人に対しては警戒心が強いため、近寄られると吠えてしまうこともあります。 子犬の頃から、知らない人や犬と適度に触れ合わせておくことが大切です。友達に遊びにきてもらって、おやつをあげたりしてもらうと良いでしょう。

適度な距離が大切

もともと屋外や半屋外で飼育されていたため、独立心があり、飼い主とも適度な距離を必要とします。 飼い主に甘えたがる性格ではありますが、常にべったりとくっついていたいタイプではなく、抱っこで体を拘束されるのを嫌がる場合も多いようです。   もちろん個体差はありますが、小型の洋犬と比べると、少しツンデレで猫のような性格だと言われることもあります。

柴犬の飼い方の3つのポイント

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1. 無駄吠えは少ないけど・・・

庭で飼われている柴犬は、縄張り防衛の本能から通行人に吠えることが多かったのですが、最近では室内で飼われることが増えたため、そういった場合は吠え癖はあまり気にならなくなってきたようです。 ただし、室内で窓越しに吠えてしまうこともあるので、子犬の頃の社会化のほか、カーテンをかけるなどの環境づくりも有効です。 また、「ごはんが食べたい!」「散歩に行きたい!」といった要求吠えの場合は、要求に応え続けてしまうと吠え癖がついてしまいます。つい反応してしまいたくなる気持ちは分かりますが、我慢して無視を貫けば、どこかのタイミングで吠えなくなります。

2. 赤ちゃんに攻撃的になることがある

「人間の赤ちゃんが嫌い」ということでは決してありませんが、以下のようなときなどに攻撃的になることがあります。
  • 赤ちゃんがパーソナルスペースに入り込みすぎる
  • おもちゃや食べ物を取られそうになる
これらはどの犬にも当てはまることですので、きちんとしつけをして、慣らしておく必要があります。小さいうちからいろいろな人と触れ合わせておき、人間に対する警戒心を和らげることが大切です。また、赤ちゃんと触れ合わせる際は、犬と赤ちゃんだけにせず、必ずそばで見守りましょう。 赤ちゃんだけでなく、犬にもしっかり愛情を注いであげることも忘れないでください。

3. 運動量はそれなりに多い

レトリーバーなどの大型犬ほどではありませんが、柴犬もそれなりの運動量を必要とします。具体的には、朝晩に1回ずつ、それぞれ30分の散歩に行くのが理想的です。 体重5kg以下の超小型犬に比べてリードを引っ張る力も強いので、散歩中はある程度力のある大人がリードを持つようにしましょう。

柴犬がかかりやすい病気

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膝蓋骨脱臼(パテラ)

膝蓋骨(膝の皿)が、正常な位置から外れてしまう病気で、小型犬に多く見られます。生まれつきの場合と、転落や打撲などによる場合があります。 足を引きずるなどの行動が見られたら、早めに動物病院に連れて行くことが重要です。
予防するには ・日頃から体重をしっかり管理して肥満を防ぐ ・フローリングにはマットを敷くなどして滑りにくくする ・ソファには犬用の階段を取り付けて段差を小さくする

アトピー性皮膚炎

ハウスダストや花粉、ダニ、食べ物などのアレルゲンが原因で起きる皮膚炎です。特に、指間、手首、足首、脇下、マズル、目の周り、お腹、肛門周辺に発症しやすいとされます。 体を痒そうにしていたら、早めに獣医師に相談しましょう。
予防するには ・こまめに部屋を掃除する ・シャンプーをするなどして、清潔さを保つ

まとめ

柴犬,犬種,犬図鑑,飼い方,歴史,性格 今回は、大人気の日本犬「柴犬」について、歴史や特徴、飼い方をご紹介しました。 柴犬は、飼い主さんに忠実でよく懐きますが、パーソナルスペースを大事にするので、飼い主さんがベタベタしすぎると嫌がることもあります。愛犬の性格を見極めながら適度な距離感を保ちつつ、たくさん愛情を注いであげましょう。 また、知らない人に対する警戒心を解くため、小さいうちに家族以外の人と触れ合わせておくと良いです。 それなりにサイズもあるため、しつけを間違うと初心者には少し厄介な犬種かもしれませんが、性格や飼い方のポイントをきちんと理解できれば、初心者でも上手に飼える犬種だと考えて良いでしょう。

飼うならどっち?ゴールデン・レトリバーとラブラドール・レトリバー

大型犬の中でも特に人気の犬種と言えば、レトリバーですよね。街で見かけることも珍しくありません。 レトリバーには、ゴールデン・レトリバーとラブラドール・レトリバーがいますが、みなさんはこの2つの犬種の違いをご存知ですか? 今回の記事では、ゴールデン・レトリバーとラブラドール・レトリバーの見分け方や、性格の特徴、飼う前に覚悟しておきたいことなどをご紹介します。

そもそも「レトリバー」とは

ゴールデン・レトリバー,ラブラドール・レトリバー,違い,比較,犬,犬種 両者に共通する「レトリバー(retriever)」という名前には、「回収者」や「取り戻す者」という意味があります。 元々はどちらも水鳥の狩猟犬で、ハンターが撃ち落とした鳥を、レトリバーが泳いで取りに行き、ハンターの元に持って戻る役割を果たしていました。獲物を回収して来るので、「レトリバー」と呼ぶんですね。 水鳥猟の名残で、レトリバーは水遊びが大好きな犬種です。プールや海に連れて行くと、とても喜ぶでしょう。

一番わかりやすい見分け方は「被毛」の違い

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被毛の長さ

ゴールデン・レトリバーはふわふわの「長毛種」なのに対し、ラブラドール・レトリバーは艶のある「短毛種」です。いずれの犬種もダブルコートなので、季節の変わり目は抜け毛が多くなります。

被毛の長さで注意点も変わる

長い被毛を持つゴールデン・レトリバーは、寒さには強いですがに暑さにはかなり弱いという特徴があります。夏場の温度管理には細心の注意を払いましょう。 一方、短毛のラブラドール・レトリバーは、寒さから身体を守るために、たくさん食べて脂肪をつけようとします。適切な食事量を考えて与えないと、肥満になりやすいので注意が必要です。

被毛の色

  • ゴールデン・レトリバー:クリーム、ダーク・ゴールド、ライト・ゴールド、ゴールデンなど、基本的にはゴールド系の色のみ
  • ラブラドール・レトリバー:イエロー、黒、チョコレートなど、暗い色もある

先祖も違う!両者は親戚関係ではない

ゴールデン・レトリバー,ラブラドール・レトリバー,違い,比較,犬,犬種 見た目は似ていますが、ゴールデン・レトリバーはスコットランドが原産、ラブラドール・レトリバーはカナダが原産とされており、その歴史は全く異なります。 ゴールデン・レトリバーは、1850年代頃〜1990年代にいたるまで、ニューファンドランド、ウェイビーコーテッド・レトリバー、イリッシュ・セッター、ツウィード・ウォーター・スパニエルなど、様々な犬種の交配を繰り返して今の形に至りました。 一方、ラブラドール・レトリバーは、ニューファンドランドとセント・ジョンズ・レトリバーの交配種と言われています。 どちらの犬種もニューファンドランドの血は入っているものの、原産地も異なり、親戚関係にはありません。

性格は似てる?

ゴールデン・レトリバー,ラブラドール・レトリバー,違い,比較,犬,犬種 もちろん、個体差はありますが、一般的な性格の特徴は両者とも似ていると言えます。 どちらの犬種も、忠実で賢く、穏やかな性格をしているため、盲導犬や警察犬、麻薬探知犬などの使役犬としても幅広く活躍しています。社交的で優しいので、家庭犬としても抜群の人気を誇ります。

オスとメスの性格の違い

どちらの犬種も、オスよりもメスの方が穏やかな性格だと言われているので、初心者はメスの方が比較的飼いやすいかもしれません。

ラブラドール・レトリバーは色で性格が違う?

ゴールデン・レトリバーよりも被毛の色のバリエーションが多いラブラドール・レトリバーですが、色によって性格が違うとも言われています。 具体的には、イエローはおとなしく、チョコは活発、黒は大胆な性格が特徴とされます。
性格は個体によって異なり、しつけの仕方や生活環境によっても変わってきます。色による性格の違いは、人間の血液型と同様に迷信とも言われます。あくまで参考程度に考えてください。

ゴールデンとラブラドール、飼うならどっち?

ゴールデン・レトリバー,ラブラドール・レトリバー,違い,比較,犬,犬種 「レトリバーを飼いたいけど、ゴールデンとラブラドールどちらを飼おうかな?」と迷っている方のために、選択のポイントをまとめました。

1. 色の好みで選ぶ

ふわふわで美しいゴールド系の色が好きならゴールデン・レトリバーを、艶のある短毛や暗い色が好きならラブラドール・レトリバーがオススメです。

2. 被毛の長さと生活環境の関係

ゴールデン・レトリバーは毛が長い分、抜け毛の掃除やブラッシングの手間が比較的多くなります。特に、マンションに住んでいる場合は、エレベーターや通路などに長い毛が落ちてしまうと迷惑になる可能性があるため、その意味ではラブラドール・レトリバーの方がいいかもしれません。 また、保温力に優れたゴールデン・レトリバーは寒い地域に向いていますが、日本では真冬が極寒でも真夏は暑くなる地域も多いので、注意が必要です。 10〜20年間一緒に暮らすことを考え、見た目だけでなく実生活のことも考慮しましょう。

どちらの犬でも、飼うには覚悟が必要!

ゴールデン・レトリバー,ラブラドール・レトリバー,違い,比較,犬,犬種 介助犬などを務めることの多いレトリバーは、穏やかな性格で飼いやすいイメージがあるかもしれません。 しかし、運動量が豊富でやんちゃな一面もあり、しつけの仕方によってはイタズラ好きな犬や、よく吠える犬になってしまいます。大型犬なので、飼い主さんの言うことを聞かない犬に育つと、手に負えなくなってしまいとても大変です。 ちなみに、なんでも咥えて持ってくるのはご愛嬌。レトリバーとしての血が騒ぐためです。こう言った歴史的な背景も学んでおくと、しつけでやめさせるべきなのか、ある程度は仕方のないことなのかが判断しやすくなりますね。

しつけは子犬の時期が肝心!

子犬のうちはいたずらが多い傾向にあり、ソファなどの大型家具であっても噛んで破壊してしまうことがあるので覚悟が必要です。 しつけが十分でない状態で成犬になってしまうとさらに大変なので、しつけに自信がない場合はドッグ・トレーナーにお願いしましょう。

運動量が多く、お金もかかる

大型犬なので、運動量も多くなります。散歩は、毎日2回、1回1時間を基本とし、時々ドッグランにも連れて行ってあげましょう。 また、当然ですが、小型犬に比べて食べるエサの量も多いです。大型犬は特にお金がかかると考えておきましょう。

通院や介護が大変

大型犬は抱っこをするのも一苦労なので、病院に連れて行ったり、介護をするのがとても大変です。 飼い主さんが高齢になってしまうと余計大変なので、10〜20年後もきちんとお世話ができるかよく考えてから飼いましょう

小さい子供がいる家は目を離さないで

小さい子供がいる家庭では、そうでない家庭よりもさらにしつけが重要です。また、しつけがしっかりできていて普段穏やかな犬でも、子供に突然咬み付いてしまう事故が少なからず起きています。 「こんなに優しい犬が咬むわけない」などと油断せず、小さい子供と犬を遊ばせるときは絶対に目を離さないようにしましょう

まとめ

ゴールデン・レトリバー,ラブラドール・レトリバー,違い,比較,犬,犬種 今回は、ゴールデン・レトリバーとラブラドール・レトリバーの違いや性格などをご紹介しました。 どちらも大きくて優しい犬という印象がありますが、しつけを間違えると手に負えなくなるというリスクもあり、飼うには小型犬よりも一層強い覚悟が必要になります。 お金や時間、スペースや年齢的な余裕はあるか、しつけの仕方がある程度分かっているかなどを慎重に考慮した上で、飼育を検討してください。子犬から飼うなら、10〜20年間一緒に暮らすことを見通して、最後まで責任を持って飼育する覚悟を持ちましょう。