【原料別】もう迷わない!5種類の猫砂の長所・短所を解説
猫の飼い主のみなさんは、愛猫の猫砂はどの種類のものを選んでいますか?
猫砂には様々な種類があり、「どれを選んだら良いのか分からない」という飼い主さんも多いのではないでしょうか?
今回の記事では、猫砂の種類と役割、それぞれの特徴を解説します。ぜひ猫砂選びの参考にして見てくださいね。
猫砂を選ぶ際の3つのポイント
猫砂を選ぶ際は、次の3つのポイントを意識して選びましょう。
- 衛生的な飼育環境を保ち、猫の健康によいもの
- 飼い主さんへの負担が小さいもの
- 猫が好むもの
1. 衛生的な飼育環境を保ち、猫の健康によいもの
猫砂は猫用のトイレですから、細菌等が繁殖しづらく、衛生状態を保てるものを選ぶことが重要です。
また、猫は猫砂を踏んだ手足をグルーミングするため、口から摂取しても問題ないものを選びましょう。
肉球に挟まりやすい猫砂や、被毛につきやすい猫砂を選ぶと、排泄物が猫砂と一緒に家中に撒き散らされてしまうので注意しましょう。
2. 飼い主さんへの負担が小さいもの
固まりやすい猫砂は、トイレの後始末を楽にしてくれます。
また、飛び散りにくいものを選ぶことで、掃除の負担も軽減されます。
さらに、猫との生活ではトイレのにおいが気になりがちですから、消臭力の強い猫砂を選ぶことも重要です。
3. 猫が好むもの
家猫の祖先は中東の砂漠地帯に暮らしていました。そのため、猫は砂漠の砂に近い猫砂を好むと言われています。
固まりやすく、粒は小さくて固め、重さがあって、においの少ない猫砂が好まれる傾向にあるようです。
ただ、猫によっても猫砂の好みには個体差がありますから、愛猫のお気に入りの猫砂を見つけてあげたいですね。
猫砂の種類
猫砂の種類を原材料で分けてみました。代表的な5つをご紹介します。
①鉱物
鉱物系の猫砂の主原料は「ベントナイト」という粘土鉱物です。
- 消臭力【◯】
- 吸収力【◯】
- 飛び散りにくさ【△】
- 排泄後の固まり具合【◎】
- 燃えないゴミ
自然の砂に近いので、違和感が少なく、多くの猫が好む猫砂です。
猫が気に入ってくれると、猫自身がしっかり排泄物を埋めてくれるので、においも閉じ込められますし、吸収力もあり、排泄後に固まりやすいのでお掃除も簡単になります。
ただし、粒子が細かいので、粉塵が舞いやすいことが難点です。
②木材
原材料は、「ひのき」「おがくず」などです。
- 消臭力【◯】(特にヒノキで強い)
- 吸収力【◎】
- 飛び散りにくさ【商品による】
- 排泄後の固まり具合【商品による】
- 燃えるゴミ
消臭力が高く、吸収力も非常に良いと言われており、トイレに流せるタイプもあるため、処理が楽という方も多いです。
「飛び散りにくさ」と「排泄後の固まり具合」は、木材ではあまり優れていないものの、商品によってかなり改良されているものもあります。
飼い主さんと猫の好みで選んでみてくださいね。
③紙
原材料は「パルプ」「再生パルプ」です。
- 消臭力【◯】
- 吸収力【◎】
- 飛び散りにくさ【◯】
- 排泄後の固まり具合【△】
- 燃えるゴミ
非常に軽く、トイレに流せるので、持ち運びや後処理が楽なのが特徴です。
また、尿の色を確認しやすいので、健康管理にも適していると言えます。
一方、紙製の商品は排泄後に固まりにくさが難点で、軽いこともあって、散らかってしまいやすいようです。
④おから
原材料は、食べ物の「おから」です。
- 消臭力【◯】
- 吸収力【◯】
- 飛び散りにくさ【◯】
- 排泄後の固まり具合【◯】
- 燃えるゴミ
食べ物なので安全で、万が一猫が食べてしまっても安全です。
土に戻せたり、トイレに流せたりと処理が楽なところも良い点です。
ただ、猫や飼い主さんによってはおから自体のにおいが気になることもあります。好みがわかれる原料ですので、様子を見ながらの使用がおすすめです。
⑤シリカゲル
原材料は、乾燥剤などにも使われる「シリカゲル」です。水晶や石英の成分と同じなので安全です。
- 消臭力【◎】
- 吸収力【◯】
- 飛び散りにくさ【◯】
- 排泄後の固まり具合【△】
- 燃えないゴミ
主にシステムトイレなどで使われ、消臭効果が非常に高く、頻繁な管理の必要がないので、忙しい人におすすめです。
その反面、排泄回数を把握しにくいのが難点です。
比較
これまでご紹介した猫砂の特徴を表にまとめました。飼い主さんの使いやすさや愛猫の好みで選んでみてください。
消臭力 | 吸収力 | 飛び散りにくさ | 排泄後の固まり具合 | ゴミの種類 | |
---|---|---|---|---|---|
鉱物 | ◯ | ◯ | △ | ◎ | 燃えないゴミ |
木材 | ◯ | ◎ | 商品による | 商品による | 燃えるゴミ |
紙 | ◯ | ◎ | ◯ | △ | 燃えるゴミ |
おから | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | 燃えるゴミ |
シリカゲル | ◎ | ◯ | ◯ | △ | 燃えないゴミ |
まとめ
猫砂は、今回ご紹介した種類以外にも様々ありますが、それぞれにメリット・デメリットがあるので、猫の好みや飼い主さんの使いやすさを総合的に判断して選びましょう。
また、消臭力や吸収力については、原材料が同じでも商品によって差があることがあります。また、それぞれの原材料の良いところを活かせるように、材料をいくつか混ぜ合わせた商品もあります。
ぜひ、色々な商品を試してみて、お気に入りの猫砂を見つけてくださいね。
満足するトイレとは?猫のしぐさから好みのトイレ環境を探ろう
おうちの猫は、トイレの環境に満足しているでしょうか?トイレに不満があると、場合によっては排泄を我慢したり、粗相をしたりするなどの問題行動につながるケースもあるのです。
排泄の我慢は猫の体調不良につながりますし、粗相が続くと飼い主さんも掃除が大変です。猫のためにも、飼い主さんのためにも猫が満足するトイレを選びたいですね。
この記事では、猫がトイレに満足しているか確認する方法や、猫が好むトイレの大きさや置き場所、猫砂について解説します。
こんなしぐさしていませんか?
猫が次のようなしぐさをしている場合は、粗相をしなくても今のトイレに不満を持っているかもしれません。排泄中はもちろん、排泄前後の様子をチェックしてください。
トイレに入ったのに排泄しない
いったんトイレに入ったのに排泄しないで出る場合は、トイレを気に入っていないと考えられます。周囲が騒がしく、落ち着けないのかもしれません。
トイレのふちに足をかけて排泄をする
猫にとってトイレが小さすぎる可能性があります。狭くて仕方なくふちに乗せているのであって、足を汚さないようにしているのではありません。
前足で空中や周囲の壁を掻く
猫砂が気に入らないときによく見られます。
ドーム付きシステムトイレで顔を出して排泄する
狭さに不満を感じているか、中にこもったニオイを嫌がっている可能性があります。
排泄したらダッシュでトイレから遠ざかる
排泄物に砂もろくにかけず、急いでトイレを飛び出しまう場合は要注意。トイレが汚い、ニオイなどの不満を持っていて、一刻も早く離れたいと思っている可能性が高いです。
布団やクッションなどで粗相をする
粗相する場合もトイレに不満がある可能性が高いでしょう。トイレが遠くて間に合わない場合もあるようです。強い同居猫や犬が、トイレへの通路にどっかり居座っているなども原因になります。
しかし、尿路疾患など病気の可能性もあります。粗相をする場合は必ず動物病院を受診してください。
猫が好きなのは大きなトイレ
狭い場所に入りたがる猫ですが、トイレだけは別です。最低でも、猫の体長1.5倍はあるトイレを選びましょう。大きくて広々とした場所で排泄したいのです。
猫はトイレのニオイを嗅ぎ、クルクル回りながらポジションを決めて排泄します。排泄が終わると、体勢を変えつつ排泄物を埋めて満足するのです。狭いトイレだと思うように体勢を変えられず、ポジションも決められません。
最近は大きめのトイレも販売されています。衣装ケースやセメントを混ぜるトロ舟もおすすめです。衣装ケースは猫が出入りしやすいように、入り口をカットする場合もあります。
ドーム付きシステムトイレは好みが分かれる
ドーム付きシステムトイレは、砂が飛び散らないので飼い主さんには人気があります。しかし、ニオイがこもりやすいため、嫌がる猫が多いようです。猫が顔を出して排泄している場合は、なんらかの不満を持っている可能性があるでしょう。
まずはドームを外してみてください。ペットシーツは早めに取り換え、こまめに掃除してニオイがこもらないようにします。
猫に好かれるトイレのポイント
1. 猫砂にも好みがある
ほとんどの猫が、砂や土に近い感触を好むようです。猫砂の好みを探った研究では、粒が小さくて重く、脱臭機能もあるベントナイト(鉱物系の猫砂)が好まれたという結果が出ています。
石川貴子ほか 「猫が好む排泄用砂および排泄箱」 日本獣医師会雑誌 1999年52巻3号 p.181-186
木製や紙製の猫砂でも、不満がなさそうならそのまま使っていても問題ありません。しかし、排泄のたびに空中を掻くしぐさをする猫には、ベントナイトを試すのもいいかもしれません。野良猫時代があった猫は、園芸用の土や砂を喜ぶ場合もあります。
2. トイレの置き場所も注意
猫のトイレは静かで落ち着ける場所に設置します。騒がしいテレビの横などは避けましょう。洗面所は、洗濯機やドライヤーの音に猫が驚く可能性があるので注意が必要です。
多頭飼いの場合、トイレへの通路に強い猫が居座っていないかなども確認しましょう。弱い猫はトイレに行けないので、場所を変える必要があります。
足腰が弱っている高齢の猫の場合は、トイレに間に合わなくなるようです。アクセスしやすい場所に置いてあげましょう。
3. こまめな掃除も大切
猫はきれい好きで清潔なトイレを好みます。汚れやニオイがあると排泄を我慢する猫もいるので、こまめに掃除しましょう。トイレ本体も、ペット用洗剤や重曹などを使ってときどき丸洗いしてください。
4. 「猫の数+1」が鉄則
トイレの数は、猫1匹に対して最低でも2つは用意したいもの。2つあれば、1つが汚れても猫はきれいなトイレで排泄できます。
スペースに余裕があれば、複数用意してください。その場合、猫の通り道などにもいくつか置いておくといいでしょう。それぞれのトイレに異なるタイプの猫砂を入れておくと、猫の好みがわかります。
まとめ
猫はトイレにこだわりを持っています。満足できるトイレを用意して、猫も飼い主さんも快適に過ごしましょう。
トイレに入ったのに排泄をせず出て行ったり、ふちに足をかけて排泄したりするのはトイレに不満があるサイン。ドーム付きトイレから顔を出して排泄する場合、ニオイを嫌がっているのかもしれません。排泄のあと急いでトイレを離れるのも、気に入らない可能性があります。トイレを見直してみましょう。
大きなトイレに、猫が好む猫砂を入れます。トイレの数は「猫の頭数+1個」を用意し、静かで落ち着ける場所に設置してください。ただし粗相をする場合は、病気がないか必ず動物病院を受診しましょう。
元野良猫のトイレのしつけは最初が肝心!初心者でも簡単な方法とは?
「元野良猫のトイレのしつけは必要なの…?」初めて野良猫を保護して飼うなら、飼い主さんが気になる問題ですよね。
結論から言うと、元野良猫は、飼い始めたら簡単なトイレのしつけが必要です。
野良猫に限らず、最初のトイレのしつけで失敗するとベットやソファなどに繰り返し粗相する癖が付いてしまいます。
今回は室内飼いを始めた元野良猫のトイレのしつけ方法やトイレをしない時の対処法をわかりやすくご紹介します。これから野良猫を飼う方や、野良猫を飼い始めたばかりの方はぜひ参考にしてみてください。
元野良猫でもトイレのしつけは簡単!
「元野良猫でずっと外にいたのにトイレを覚えられるのかな…?」そう心配する飼い主さんも多いでしょう。
しかし、猫は砂にトイレをする習性があるので、猫が好む砂と清潔なトイレを用意すれば、野良猫でも勝手にトイレを覚えてくれます。
猫の先祖は砂漠地帯で生活をしていたので、その名残があるのでしょう。
筆者自身、4〜5歳の元野良猫を保護して飼い始めましたが、最初のしつけから問題なくトイレが使えるようになりました。
それからというもの、今まで粗相をしたことは一度もありません。
それでは、実際に元野良猫のトイレのしつけ方法を見ていきましょう。
実際にどうやる?元野良猫のトイレのしつけ方法
実際に、筆者が成功している元野良猫のトイレのしつけ方法をご紹介します。
ケージの中にトイレを入れてそっとしておく
元野良猫を家に迎え入れたら、ケージの中にトイレを置いて猫をそっとしておきましょう。
実は、トイレのしつけに必要なことはこれだけです。
ケージを置く理由は、猫は狭い場所にいると落ち着けるからです。ケージの中にトイレがあることで、猫は落ち着いてトイレができます。
また、ケージの中は必然的に猫が気付きやすい場所なので、トイレを早く認識してくれます。
猫によっては、砂の質感に安心してケージ内のトイレにずっと居ることがありますが、環境に慣れるとトイレから出てくるので様子を見てあげてください。
猫は教えずとも環境が整っていれば勝手にトイレを覚えてくれます。まずは落ち着く環境を作って、そっと見守ってあげてください。
ケージの外にも数カ所設置すると良い
トイレは基本的にケージ内にあれば十分ですが、心配な方はケージ外にもトイレを置いておくとよいでしょう。
もし、元野良猫がケージから出ている時にトイレをしたくても、近くにないとベッドなどに粗相をする可能性があるからです。
筆者自身、トイレのしつけができているか心配だったので、初めはダンボールの中にペットシートと猫砂を敷いた簡易トイレを各部屋に置いていました。
元野良猫のトイレのしつけで知っておきたいこと
最初は警戒してトイレをしないことがある
元野良猫を家に迎え入れてすぐは、警戒・緊張して数日間トイレをしない場合があります。
筆者が飼い始めた元野良猫は、トイレをするまで2〜3日かかりました。
猫の緊張が解けるまで、構ったりせずにそっとしておいてあげてください。猫が危険な場所ではないと安心してくれれば、トイレをするようになります。
初めに粗相をする癖をつけないことが肝心
最初のうちは、すぐにはトイレでしてくれないかもしれません。
しかし、一度トイレを失敗すると、粗相をしたところに臭いがついたり、猫が気に入ってしまうことで、同じ場所で粗相を繰り返す可能性が高くなります。
同じ場所で粗相をしないように、粗相をした場所は臭いを分解する酵素洗剤やスプレーを使って、しっかりと後処理をしておきましょう。
また、猫がトイレを覚えるまでは、基本的にケージの中に入れておき、ケージ外で猫を部屋で遊ばせる場合は飼い主さんが見ているようにしましょう。
トイレで2回以上の排泄ができれば成功
元野良猫が、連続で2回以上トイレで排泄ができるようになれば、しつけは成功です。
もし、粗相をしても絶対に猫を叱ってはいけません。
猫は不安やストレスから粗相をする場合があり、怒ってしまうと逆効果になってしまいます。
粗相をした時は、猫を責めるのではなく、次のリストをチェックして、トイレ環境を見直しましょう。
- トイレの大きさが合っているか
- トイレが汚れていないか
- 砂の種類は適切か
- 砂に香料がついていないか
- うるさい場所に置いていないか(洗濯機の近くなど)
- ご飯の場所と隣り合っていないか
猫がトイレをしない時の対処法
元野良猫がトイレをしない場合、環境の変化による緊張やストレスが原因であることも多いです。
そんな時は、猫をそっとしておいてあげることが一番効果的ですが、早くトイレができるように飼い主さんができる対処法をご紹介します。
1.元野良猫が住んでいた場所の土を猫砂に混ぜる
元野良猫が元々いた場所の土や砂を猫砂に少しだけ混ぜる方法です。
猫砂は人工物なので外とはまるで臭いが違います。元々いた場所の臭いをつけることで環境に慣れやすくなります。
2.色々な猫砂を置いておく
色々な種類の猫砂を用いる方法です。
猫砂は、紙・鉱物・おから・木などさまざまな種類があります。猫によっても好みがあるので、違う種類の砂を置きます。
猫がトイレに近づいてもトイレをしない場合などは、試してみると良いでしょう。
3.しばらく待ってもトイレをしない場合は動物病院へ
猫にトイレのしつけをするには、猫が実際にトイレをするのを根気強く待つことが大切です。
しかし、病気が原因でトイレができない場合もあるので、数日間トイレをしない時は動物病院へ連れていきましょう。
まとめ
元野良猫のトイレのしつけは、砂を好む猫の習性を利用するため比較的簡単にできます。
また、元野良猫が家にきてすぐは、環境の変化に戸惑ってなかなかトイレをしてくれないことも少なくありません。そんな時は、早く環境に慣れるように静かなところでそっとしておいてあげてください。
猫が好むトイレ環境を整えたら、あとは猫が環境やトイレに慣れるまで気長に待ちましょう。
猫のサイン見逃してない?「今のトイレ、気に入らない…」
トイレを気に入っているか、チェック!
突然ですが、みなさんの猫ちゃんは、以下の行為をしたことはありますか?
- トイレの縁に足をかけて排泄をする
- 猫砂をいじらず、排泄後はトイレから急いで出ていく
- トイレの壁などを引っ掻く
- 空中をかいていることがある
- トイレ以外で粗相(ウンチ・おしっこ)をする
1つでも当てはまることがあったら、猫ちゃんは今のトイレ環境に不満があるかもしれません。
猫ちゃんの中にはトイレに対するこだわりがとっても強い子もいます。
これを機に、トイレ環境を見直してみませんか?
見直そう!トイレ環境の5つのこと。
①トイレの大きさ
猫の先祖は砂漠の生き物なので、広い砂の上でのトイレを好む傾向があります。
猫が一周回れるくらいの大きさは確保し、なるべく大きいトイレがおすすめです。
②トイレの数・場所
トイレの数は、飼っている猫の数+1個以上必要だと言われています。
一箇所にまとめて置くのではなく、家の様々な場所に置くのが良いです。ただ、それぞれあまりにも遠すぎるのは逆効果。猫ちゃんの移動範囲に合わせた場所に設置しましょう。
一匹の猫ちゃんだけで安心して用を足せる環境が必要ですから、以下のような場所に設置するのがおすすめです。
- 一方が壁
- 見通しが良い
- 人目につかない
- 静か
③猫砂
猫砂を変えた途端に、”態度が変わる”、”トイレ以外で粗相をするようになる”というのは珍しくありません。
猫砂の好みがはっきりしている猫ちゃんには、飼い主さん側の都合があったとしても、猫ちゃんに合わせてあげる寛容さが必要です。
猫ちゃんの好む猫砂は、下記の記事も参考にしてみてくださいね。
また、猫砂の量も重要です。砂の量は多すぎず少なすぎずが良いです。
少なすぎると、糞尿を隠せないと判断し、トイレを我慢してしまうことに繋がります。
④トイレのタイプ・形状
屋根のあるドームタイプより屋根のないオープンタイプの方が、臭いがこもらないので、猫ちゃんが好む傾向にあります。
また、入り口は猫ちゃんの体長に合った高さのものが良いでしょう。子猫・高齢猫は特に低い入り口のものがおすすめです。
⑤掃除の回数
猫はとても綺麗好きな動物です。糞尿の処理を怠れば、トイレに行かなくなってしまいます。
猫ちゃんの健康管理のためにも、1日1回、糞尿の様子を確かめて、お掃除しましょう。
また、月に1度、トイレの本体丸ごとお掃除してあげ、猫砂も全て変えることをオススメします。
トイレのストレスは健康も脅かす
猫ちゃんは使いづらいと感じると、トイレの中にも入らなくなり、我慢してしまうこともあります。これは病気を誘発してしまいますので、すぐにでもトイレ環境の見直しが必要です。
また、猫の中には、トイレ周りの家具の配置や、猫砂、トイレの本体を急に変えると、ストレスを感じてしまう子もいます。
このストレスは、トイレ以外での粗相や、他の問題行動も引き起こします。
良いトイレ環境は、猫ちゃんの健康を支えるのです。
寛容な心で。
猫ちゃんの問題行動には、実はしつけよりも待遇改善が有効と言われています。
トイレ以外での粗相に悩まされていたら、トイレ環境を変えると治ることもあるんです。
ただ、猫ちゃんとの生活にトラブルはつきもの。
そんなわがままなところも愛らしいと思えるような、寛容な心で、猫ちゃんとの生活を楽しみましょう!