一人暮らしでも猫は飼える?必要な対策とは
一人暮らしでも、猫を飼いたい!
でも、猫に負担をかけてしまわないだろうか?どんなことに気をつけたらいいのか?色々心配事が出てきますね。
これからお迎えする猫ちゃんのためにも、飼い主さんに必要な心構えや具体的な対策について、まとめてみました。
最適な部屋とは?
ペット可の物件を探そう
まず大事なことは、そもそもペットを飼っても良い物件かどうかということです。
動物を飼うということは、自分だけの都合で決めていいことではありません。
ペット不可のところでこっそり飼って、トラブルを起こすことは、人間のみならず猫にとっても不幸なことになりかねません。
相談によっては可というところもあるため、まず猫を飼い始める前に、よく確認しておくことが重要です。
広さよりも、猫が上下移動できる工夫をしよう
一人暮らしとなると、猫を飼うには部屋が狭すぎるのでは?と心配されることがあるかもしれません。
間取りは最低2部屋あることが望ましいでしょう。
しかし、猫の暮らしにとって重要なのは広さだけではありません。
猫は高いところに登るのが好きです。
猫が思う存分遊べるように、上下移動できるような工夫をしてあげると良いですね。
キャットタワーを設置するスペースが確保できない場合、本棚やタンスの上を空けておくだけでも十分です。基本的に落ちたら危ないものなどを置かないようにしてあげましょう。
室内飼いだからこそ増える、猫の事故リスク!
- 電気コードによる感電
- ヒーターなどによる低音やけど
- お風呂の水による事故
- 高層階からの転落
一人暮らしとなると、心配なのは留守中の事故。
室内飼いだから大丈夫…と油断はできません。人間の生活の中では、うっかりすると猫を危険な目に合わせてしまうものが意外とたくさんあります。
しっかり対策をしてあげることで、外出時の心配を少なくしておきましょう!
電気コードにはカバーをしよう
猫からすれば、電気コードは格好のおもちゃになってしまうことがあります。
コンセントに繋がれた電気コードにじゃれたり、噛んだりすることで、口の中を火傷をしたり、酷いときは感電してしまいます。
事故を防ぐためにも、電気コードにはガードをつけましょう。
使わないものは外出時こまめに抜いておくのも良いと思います。
太さも数種類あるため、コードを数本まとめて覆うことも可能。
必要な分だけカットできるチューブもあります。
ヒーターや電気カーペットは、人間がいる時だけON
冬は毛皮に覆われた猫だって寒い!
ヒーターやストーブが着いているときに、ついつい近づきすぎて火傷をしてしまうことがあります。
熱源に直に触れないようなものを使うか、ストーブガードをつけてあげましょう。
猫が寒いだろうと外出時にカーペットなどを付けっ放しにしておくのも危険です。その上で長時間眠って低温やけどを引き起こすこともあります。
暖房器具などは、スイッチオフにしてから外出しましょう。
お風呂の水は抜いておく
人間にとってはなんでもない場所でも、猫にとっては危険になり得る場所というのが、お風呂場です。
お風呂にたまった水を飲もうとして、浴槽に落ちてしまうことも…。
お風呂の水は不要時は抜いておく、蓋をきちんと閉めるなどの対策をしましょう。
転落に注意
物件探しの段階で、できれば1階の部屋を選んだ方が良いでしょう。
2階以上の部屋で飼う場合、窓を開ける際は必ず網戸を閉める、窓の開いた部屋に入らせないようにするなどの工夫が必要です。
ベランダの手すりに「網カーテン」を取り付けることで、二段構えで脱走や転落を防止すると、さらに安心です。
網カーテンの取り付け方は、YouTube等を使えば動画で簡単に見ることができます。
いざという時の預け先の確保
何かの用事で長期間家を留守にするときなどに、猫を預かってくれる人を予め確保しておきましょう。
緊急の用事の場合、猫のことまで手が回らない可能性もあります。
普段から話を通しておけば、預ける方も預かる方も、お互いに無理なく協力し合えるはずです。
外出から帰ってきたら
一人暮らしの飼猫は、寂しく過ごす時間が長いです。
猫がストレスを溜めないように、仕事や学校で疲れていても、家にいる間はできるだけかまってあげてください。
飼猫が無邪気にじゃれている愛らしい姿を見れば、あなたの疲れも吹っ飛んでしまうことでしょう。
最後に
猫と過ごすなかで大変な思いをすることもあるかもしれませんが、正しい知識と猫への愛があれば、一人暮らしでも猫を飼うことはできます。
ぜひ、参考にしてみてください。
猫を飼いたい気持ちはあるけれど、決心がつかない…という方には、「猫付きマンション」もおすすめです。
https://cheriee.jp/life/knowledge/1788/
気になる方は
これから猫を飼う方必見の情報もあります!こちらも、併せてご覧ください。
猫をお留守番させるときに気をつけるべきこと3つ
1泊〜2泊ぐらいの旅行に行くとき、猫のために気をつけるべきことをまとめました。旅行に行くとき、猫のためにしっかり用意できているでしょうか。猫は留守に強いと言われていますが、猫の命を守るために気をつけなければならないことがあります。ポイントがいくつかあるので、一緒にみていきましょう。
子猫のうちは留守を控える
猫は一般的に、2日程度なら留守にしていても平気と思われていますが、生後6ヶ月未満の子猫は控えましょう。特に生まれたばかりのうちは、ご飯を複数回あげる必要があるので、長い間留守にすることはオススメできません。
留守中に気をつけるポイント3つ
1. トイレ
トイレは1箇所だけでなく、複数場所用意しておきましょう。猫はとても綺麗好きです。そのため、トイレが汚くなってくるとその場所でしてくれなくなります。特に犬や猫は、ベッドやマットなどふかふかの場所でトイレをすることを好みます。これは、吸水力があるからなのですが、留守中にお気に入りのマットの上が…、なんてことにはしたくないですよね。粗相の備えあれば憂いなし、多めに用意しておきましょう。
2. 水
人間と同じで、水がなくては生きていけません。水を必ず切らさないようにします。水入れの場合は、複数個用意していきましょう。このときに、違う場所に置くことがポイントです。隣り合って置いて置くと、近くで遊んでいてひっくり返した場合に、どちらも飲めなくなってしまいます。それを避けるために、離して置いておきましょう。自動給水機を使うのも手です。
3. 食事
できれば自動給餌機があると便利です。なければ、ドライフードを多めに置いていきましょう。多めに置いて置くことのデメリットは、最初に食べ過ぎてしまう可能性があることです。猫は人間のように、「これを2日に分けて食べなくちゃならないから、今はこれだけの量を食べよう」といった調節はできません。なので、自動給餌機がおすすめです。
また、ウェットタイプなど缶詰系のものはやめましょう。腐ってしまう可能性があります。
暑さ寒さの対策
暑さ対策というと、「エアコン付けっ放しはさすがに金銭面的に不安」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。ひんやりグッズなどを上手く利用しつつ、エアコンも時と場合に応じて使った方が安全です。
エアコンの設定温度は、28℃や29℃ぐらいでOK。寒過ぎもかえってよくないので、ちょうどいい温度に設定しましょう。
こちら人気のひんやりグッズも載せておきます。猫は冷たい場所を求めて移動するので、気に入ってくれること間違いなしでしょう。
その他気をつけること
以下、出かける前に準備しておきたいことです。コンセントやゴミ箱は遊んでしまう子がかなり多いようなので、しっかりと対策してから出かけましょう。
- ゴミ箱に蓋をする(生ゴミなど食べてしまう可能性があるので)
- 電源のコンセントは抜いて置く、片付ける(かじり癖のある子は特に注意。感電してしまいます)
- 食べてはいけないものは捨てる、片付ける
- 開けておく部屋にはドアストッパーなどをして、閉まってしまうことのないようにする
- 倒れるそうなもの、落ちそうなものは片付ける
お出かけの際には、ご注意を!
「猫は2日ぐらい留守にしても大丈夫」とは言っても、準備することや注意しなければならないことがいくつかあります。やんちゃな猫ちゃんだと、「帰ってきたら家がぐちゃぐちゃだった…」なんてことにもなりかねません。こればっかりは後から叱ってもしょうがないので、万全の対策をしてから出かけるようにしましょう。
共働き家庭にオススメなのは、猫1匹より多頭飼い?その理由とは。
共働きが増えてきている中で、「家を留守にする時間が多い」という悩みはありませんか?あまり留守番をさせているとストレスになるのではないかと頭を悩ませている方にオススメなのが、猫の多頭飼いです。なぜ多頭飼いが、留守時の猫たちにとって良いのかを見ていきます。
留守がちなのが、猫のストレスになっていないか不安…
犬に比べると猫は留守番に強いと言われています。とは言っても、毎日お留守番の時間が長いと、猫にとってストレスになってしまいます。飼い主さんが朝出かけるときに、寂しいよ〜と玄関前で鳴く猫ちゃんもいます。
猫それぞれの性格も関係してきますが、寂しがりやな猫ちゃんだと1泊まで行かない留守でも寂しさを感じることも少なくないようです。
多頭飼いだと寂しさ減少
猫は単独行動を好むと言われていますが、他の猫がいた方がストレスが少ないようです。一緒に遊ぶこともできるし、側で寝ていたりします。
仲間同士で遊ぶことができる
猫を多頭飼いすると、猫同士で遊んで運動するようになります。留守中でも大運動会を開いて遊んだりするので、運動を自分たちで行います。一人の猫ちゃんは、留守中寝ていることも多いと思いますが、何匹もいると楽しく遊んでいるようです。遊んで運動をすることで、ストレスが発散されているのだと考えられます。
ただ注意も必要
ただ猫が増えればいいというものでもなく、気をつけるべきこともあるので、そちらもチェックしておきましょう。
消費するものが増える
何匹もの猫ちゃんを留守にする場合、1匹の時よりも準備しておかなければならないことが増えます。シーツやお水、ご飯などはなくなっては困るものですので、多く用意する必要性が出てきます。
猫同士の相性も考慮する
仲の良い猫ちゃんたちだと遊んで運動をしてくれますが、どんな猫同士でも必ず遊ぶかというとそうでもありません。これはお留守番に限った話ではありませんが、多頭飼いするときには猫同士の性格や年齢・性別をきちんと考慮しましょう。
留守がちな飼い主さんは、検討してみては
猫は独りに強いとよく言われますが、飼い主さんとコミュニケーションの時間が取れないとストレスになってしまいます。多頭飼いの方が、ストレスを溜めにくく、自分たちで遊ぶことができます。
「共働きでもペットは飼えますか?」という質問をよく目にしますが、ペットの気持ちになって一番良い選択をするべきなのではないでしょうか。