飼うなら知っておこう!デグーがかかりやすい5つの病気とその対策

デグーを飼育している方、またはこれから飼育しようと考えている方は、デグーがどのような病気にかかりやすいか知っていますか?

愛するペットに少しでも健康で長生きしてもらうためにも、かかりやすい病気について把握しておくことは非常に大切です。

今回はデグーがかかりやすい病気や健康な歯の色について解説します。

デグーのかかりやすい病気

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デグーのかかりやすい病気を事前に把握しておき、普段から予防を心がけましょう。スキンシップをしっかり取っておくことで、些細な変化にも気づけ、早期発見と治療に繋がります。

具体的にはどのような病気があり、どのような症状が見られるのか、詳しく解説していきます。

1. 不正咬合

げっ歯類であるデグーの歯は一生伸び続けます。通常であれば牧草などを食べることで歯がすり減っていきますが、歯のバランスが崩れると噛みあわせが悪くなり歯が伸び続けてしまいます。歯が伸びていくと、口の中で炎症が起こりご飯が食べられなくなっていき、徐々に衰弱していきます。

不正咬合は歯を切ることで治療を行いますが、多くの場合、完治することは難しく、伸びてきたら切るを繰り返すことになります。しかし、手術には全身麻酔が必要な場合があり、デグーに大きな負担がかかるため、安楽死をすすめられることもあります。

不正咬合の対策

ペレットや柔らかい野菜ばかりではなく、毎日の食事で牧草を必ず与えましょう。単に牧草といっても、収穫する回数や産地によっても硬さや味に違いがあります。一番刈りが硬く、三番刈りがやわらかいため、まずは一番刈りを与えてみて、食いつきが悪いようだったら二番刈りや三番刈りを与えてみてください。

また、ケージを齧る癖のある子は要注意です。何か要求したいときやストレスが溜まっているときにケージを噛むことがあり、それにより歯のバランスが悪くなってしまうことがあります。ケージから出して遊ぶ時間を増やすなど、ストレスがかからないよう気をつけましょう

2. ビタミンC欠乏症

デグーは人間とは異なり体内でビタミンCを合成できないと考えられています(最近の研究では合成できるとする説もあります)。ビタミンCが欠乏すると、体重が増えない、足を引きながら歩く、歯茎などからの出血が見られます。また、免疫力が低下し、感染症にかかりやすくなってしまいます。

ビタミンC欠乏症の対策

基本的にはデグー用のペレットを与えていれば問題ありません。サプリメントなどを追加で与える方もいるようですが、余計な糖分などが含まれているとよくありませんので、成分などもよく確認しましょう。

3. 糖尿病

デグーは血糖値を下げるホルモンであるインスリンが他の哺乳類と比較すると1〜10%ほどしか活性化しません。そのため、糖分やでんぷんを与えすぎると、血糖値が高い状態になり、糖尿病になってしまいます。

糖尿病になると、食欲や元気がなくなる、水をたくさん飲む、毛艶がなくなるなどの症状が見られます。また、腎臓病や白内障になってしまう危険も示唆されているため注意が必要です。

糖尿病の対策

ペレットや牧草以外のおやつはあまりあげないようにしましょう。野菜を与える場合も、少量をバランス良く与えることが大切です。

また、遺伝が原因である場合の予防はなかなか難しいですが、普段の食事を気をつけることで、発症を遅らせるなど多少は対策できるでしょう。

4. 皮膚糸状菌症

皮膚糸状菌症というカビが原因の皮膚炎にかかりやすく、毛がごっそり抜けてしまいます。

皮膚糸状菌症だと診断されれば、薬を与えて数週間で完治します。なお、皮膚糸状菌症は人にも感染してしまう病気のため、触る際は十分注意しましょう。

皮膚糸状菌症の対策

居住環境を清潔にし、なるべくストレスが溜まらないようにしてあげてください。

5. 尾抜け・尾切れ

デグーのしっぽは大変デリケートで、掴んだときなどにしっぽの皮膚が取れてしまったり、しっぽ自体が切れてしまったりすることがあります。これは敵から逃げやすくするためですが、切れてしまったしっぽは再び生えてくることはありません。

治療方法はケガの程度によってさまざまです。そのままでも問題ないこともあれば、外科的に尾を短くしなければならない場合もあります。まずは、なるべく早くデグーに詳しい獣医師に相談することをおすすめします。

尾抜け・尾切れの対策

しっぽを掴んだり部屋で散歩させているときに誤って踏んでしまわないようにしましょう。また、他のデグーとの喧嘩やホイール・ケージなどに挟まって抜けたり切れたりしてしまうこともあるため、デグーの行動範囲内の安全性に問題がないかよく確認することも大切です。

デグーの歯の色は健康の証?


デグーの歯の色は、他のげっ歯類や多くの哺乳類とは異なりオレンジ色をしています。これは、デグーの主な食事であるペレットや牧草に含まれているクロロフィル(葉緑素)が唾液と反応しているためです。

デグーのオレンジ色の歯は健康のバロメーターでもあります。もし、色が薄くなっていたり白くなっていたりする場合は、何らかの不調を抱えている可能性が高いと考えましょう。心当たりがある場合は早急に改善し、もし原因がわからない場合は獣医師に相談してください。

最後に

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多くの人が、愛するペットには少しでも長く健康でいてほしいと考えるでしょう。そのためには、デグーがかかりすい病気について把握しておき、病気にならないような対策をする必要があります。

デグーはまだマイナーなペットであるため、診察できる獣医師も多くありません。デグーを飼う際には、デグーを診てくれる獣医師が通える範囲にいるかどうかも確認してくださいね。また、定期的な健康診断も欠かさないようにしましょう。

【犬図鑑】ゴールデン・レトリーバーの歴史や特徴、飼い方のポイント

ゴールデン・レトリーバーといえば、リビングで穏やかな表情を浮かべ優雅に横たわっているような、優しいイメージを持つ方も多いのではないでしょうか。世界的にも非常に人気があり、日本でも大型犬の中では一番の人気を誇る犬種です。

今回は、そんなゴールデン・レトリーバーの歴史や特徴、注意すべき病気について解説します。

ゴールデン・レトリーバーの歴史

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ゴールデン・レトリーバーの詳しい歴史はほとんどわかっていません。確実なことは、この犬種がイギリスで誕生したものであるということです。一説によれば、この犬種の祖先はセターやウェービーコーテッド・レトリーバー(フラットコーテッド・レトリーバーの先祖)などとの交配によるものだったとされています。

1913年以降、この犬種はイエロー・レトリーバーまたはゴールデン・レトリーバーと呼ばれていましたが、1920年になり、正式にゴールデン・レトリーバーという名前に統一されました。

性格や外見の特徴、イギリスで生まれたことから、しばしばラブラドール・レトリーバーの長毛タイプと思われがちですが、これらの犬種のルーツはまったく異なります

ゴールデン・レトリーバーの特徴

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身体的特徴

オスの体高は56~61cm、メスの体高は51~56cmが標準とされています。体重はオスが29~34kg、メスが24~29kg程度で、大型犬に分類されます。

被毛

被毛は分厚く、水をはじく撥水性のダブルコートで、1~2回の換毛期には大量の毛が抜け落ちることがあります。毛色はゴールドまたはクリームで、わずかに見られるホワイトは胸にのみ許容されます。

性格

基本的に人懐っこく、家族に対してはとても愛情深く、常に一緒にいたがる傾向があります。比較的穏やかな性格ですが、大型犬は力が強いため、はしゃいだり興奮したりするとコントロールが難しい場合もあります。

使役犬として活躍できるほど、賢く従順で洞察力があります。一方で、若齢期はイタズラ好きで物を壊してしまうこともあります。活発で遊び好きなため、普段から十分な運動や遊びが必要です。

アメリカ系とイギリス系

一般的に見られるゴールデン・レトリーバーは、アメリカ系の血統を持つ犬です。

イギリス系のゴールデン・レトリーバーはアメリカ系に比べると数が少なく、白やクリームなどの薄い毛色で、がっしりとした体型をしています。

アメリカ系には鼻が茶色に変色する子も見られますが、イギリス系は真っ黒な鼻をしていることも特徴です。

ゴールデン・レトリーバーの気をつけたい病気

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股関節形成不全

股関節の発育や形成に異常が見られ、お尻を振りながら歩くモンロー・ウォークや、座る際に横座りになることがあります。
股関節に違和感を覚え、症状が重度になると痛みを伴う場合があります。

悪性腫瘍

ゴールデン・レトリーバーは、悪性だけでなく良性の腫瘍もできやすい犬種です。体表の腫瘍は普段のスキンシップの際に十分にチェックし、体内の腫瘍は血液検査や超音波検査などを受けると早期発見につながります。

胃拡張・胃捻転

胃が拡張し、ねじれ(捻転)を起こすことで、命にかかわる可能性が高い病気です。早食いや一度に大量の食事を摂ること、食後すぐの運動を避けるようにしましょう。

外耳炎

垂れ耳の犬種であるため、湿気や異物、細菌、真菌、耳ダニなどの寄生虫、アレルギーなどが原因で外耳炎が発生することがあります。日頃から耳垢の量や色、耳の臭いをチェックし、異常が見られた場合は早めにかかりつけの動物病院で受診しましょう。

アトピー性皮膚炎

ハウスダストや花粉、カビなどのアレルゲンが皮膚に接触することが原因で皮膚炎が発症します。発症には遺伝的な素因が関係しているといわれており、生後6ヶ月から3歳くらいでの発症が多いようです。

熱中症

被毛が多いことや肥満になりやすい犬種であることから、暑さに弱く、熱中症にかかりやすい傾向があります。

ゴールデン・レトリーバーの飼い方のポイント

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十分に運動させる

穏やかなイメージがあるゴールデン・レトリーバーですが、若くて健康であれば、とても体力があり活発な犬種です。また、好奇心旺盛で遊び好きな犬種のため、毎日の散歩に加えて、おでかけや遊びを日常に取り入れてあげましょう。

「レトリーバー」とは、獲物を回収するタイプの鳥猟犬のことを指します。そのため、ゴールデン・レトリーバーには獲物を回収して飼い主のところに持ってくる習性があります。家庭犬のゴールデン・レトリーバーも、ボールやディスクを使ったモッテコイ遊びなどで作業欲求を満たしてあげましょう

元々水辺でも活躍する狩猟犬であったため、水を嫌がらず、泳ぎも得意です。機会があれば水遊びにも挑戦してみましょう。

早食いや肥満、誤食に注意

食欲旺盛な子が多い犬種ですので、早食いや一気食いが原因で胃拡張捻転症候群になる可能性があります。早食い防止の食器などを使用するようにしましょう。

また、太りやすい犬種とされており、肥満になると関節に負担がかかるだけでなく、心臓病などの様々な病気のリスクを高めてしまうので、注意が必要です。

ストレスや好奇心から、おもちゃなどを誤って飲み込んでしまうこともあります。飲み込みやすい大きさのものは、きちんと管理しておきましょう。

こまめなブラッシングを

被毛が多く、皮膚トラブルが多い犬種です。毛質も細く絡まりやすいため、こまめにブラッシングやシャンプーをすることをおすすめします。月に1~2回シャンプーし、週に数回はブラッシングしましょう。換毛期は毎日ブラッシングが必要です。カットは足の裏の毛を刈る程度で、通常は必要ありません。

イタズラ好きで物を壊すことも

好奇心が旺盛で力が強いため、若い犬は何でもかんでも持ってきたり、物を壊してしまうこともめずらしくありません。ストレスを発散させたり、きちんとしつけをすることで、徐々におさまっていきますので、地道に行ってください。

しつけがしやすい犬種ではありますが、大型犬で力が強いため、コントロールが難しい場合はドッグトレーナーなどに相談することをおすすめします。

最後に

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穏やかで優しいイメージのあるゴールデン・レトリーバーですが、意外にもヤンチャで遊び好き、イタズラ好きな一面もあります。ただし、賢く好奇心旺盛な犬種でもあるため、愛犬とのおでかけや遊びが好きな方にとっては、最高のパートナーとなるでしょう。

しっかりしつけられたゴールデン・レトリーバーは、最高の家庭犬といっても過言ではありません。適切な飼い方をしっかり学び、ゴールデン・レトリーバーの魅力を引き出してあげてください。

気になるペット保険。契約する前にチェックしたいポイントとは?

人が病気やケガをした場合、日本では公的医療保険が充実しているため、医療費の負担が安く済み気軽に医療機関を受診することができます。

では、ペットはどうでしょうか。ペットの治療も手術となれば高額になることが多く、保険に入っていない限り全額負担しなければいけません。そのため、最近ではペットの保険に加入したり、検討する方も増えているようです。

しかし、ペットの保険といってもさまざまで、どんなものがあるのかよくわからない方も多いのではないでしょうか。この記事では、ペット保険の種類と、保険を決める時のポイントについて解説します。

※この記事で紹介する保険の内容は一般的なものです。実際の保険は保険会社やプランによってさまざまですので、契約する前にその内容をしっかり確認するようにしましょう。

世界と日本のペット保険事情

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ペットの保険は、動物愛護先進国であるスウェーデンで1890年に誕生した馬や家畜を対象としたものが起源とされています。1924年には世界初となる犬を対象とした保険が同国で販売され、イギリスなどのヨーロッパ諸国やアメリカに広がりました。

日本でペット保険が誕生したのは1995年と、海外に比べるとその歴史はまだ浅く、当時は法整備が行われていなかったため悪質な保険を販売する会社もありました。2005年になると保険業法が改正され、ペット保険を扱える会社が限定されたことにより、ペット保険に加入する飼い主は増えつつあります。

現在のスウェーデンのペット保険加入率は50%ほどで、犬だけでみると75%が加入しています。一方で、日本では15%前後と、加入率が低いのが現状です。

ペットの保険を決めるときのポイント

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ペットの保険を選ぶときは内容をしっかり確認することが重要です。ここでは、ペットの保険を決める上でチェックしたいポイントをご紹介します。

補償される治療の確認

多くのペット保険において、以下の治療は補償範囲外となることが多いため注意しましょう。

  • 契約前のケガや病気、先天性異常
  • 狂犬病やフィラリア症など、ワクチンにより予防ができる病気
  • 妊娠や出産に関わる費用
  • 避妊や去勢手術、爪切りなどのケガ・病気にあたらないもの
  • 健康診断の費用

以上は一例です。保険によって上記のものが含まれたり、他の病気が含まれなかったりするため、補償内容をしっかり確認し、あとで後悔しないように気をつけましょう。

また、犬種によって、かかりやすい病気やケガをしやすい部位もあります。犬種の特性をしっかり理解し、将来予想される病気をカバーできるものを選択しましょう。

日額や回数制限の確認

通院、入院、手術で補償できる日額や日数制限が設けられている場合、一見手厚いと思われるプランであっても受け取れる保険料が制限される可能性があります。

また、ある病気に対して、保険料が下りる回数や金額に制限があることもあります。

年齢による保険料の確認

子犬の頃の保険料は安くても、年齢が上がるに連れて保険料が上がるものは少なくありません。長期的に保険料を支払うことを見据え、シニア期の保険料もしっかり確認しましょう。

子犬の頃は他の保険と比べると高めに設定されていても、ある年齢を超えると保険料が据え置きになる保険もあります。

特約も要チェック

ペット保険には、人の保険と同じように追加の料金を支払うことで特約をつけられる場合があります。代表的なものは以下の通りです。

  • ペット賠償責任特約…飼っているペットが他人をケガさせたり、物を壊してしまったときに、損害賠償費を一定範囲内で補償
  • 火葬費用特約…ペットが亡くなった時の火葬費用をサポート

犬による咬傷事故は年間4000件以上発生しています。おだやかな犬であっても、ちょっとしたことをきっかけにパニックになり、他人や他の犬に危害を加えてしまうこともあります。

いざというときに備えておきたいという場合は、特約の有無も確認しておきましょう。

保険契約の際に注意したいこと

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保険の契約に慣れていないと、意外なところに落とし穴があるかもしれません。契約書に書かれている以上、「知らなかった」は通用しませんので、契約内容をしっかり理解し、トラブルを防ぎましょう。

申し込んだ日から補償されるわけではない

保険には待機期間があります。これは保険に加入したペットの健康状態を保険会社が確認するためで、多くの場合は30日程度の待機期間が設けられています。基本的にこの期間に発症した病気はその後も含めて保険は適用されません

高齢になると新規加入ができない

対象となるペットが一定以上の年齢に達している場合、新たに加入できない場合があります。また、入れたとしても保険料が高めに設定されていることが多いため、シニア期になってから保険に入れたいと考える場合は要注意です。

告知義務は正確に

人の保険と同じように、病歴によっては入れない保険も存在します。保険を適用したいがために、告知の義務を果たさなかったり虚偽の告知をすると、保険料が支払われず、契約を解除させられてしまうことがあります。また、これまで支払った保険料も原則として返金されないため、告知は正確に行う必要があります。

終身保険なのに特定の病気の保証がなくなる

終身で加入できるとうたっているにも関わらず、腎臓病や心臓病などの慢性疾患に罹患した場合、更新のタイミングで補償から除外されてしまうことがあります。

定期的に行われる更新の際に、申し込み時の条件で継続できることを確認しましょう。

最後に

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ペットが病気になったりケガをしてしまったりする場合でも、お金を気にせず治療ができるよう、ペット保険を検討したことがある方も多いのではないでしょうか。

ペットの保険といえど、保険会社によって金額や補償内容はさまざまで、保険料も決して安くありません。だからこそ、よくわからないまま契約するのではなく、内容をしっかり把握した上で、愛するペットを守れる保険を選択できるといいですね。

犬も仮病を使う!?理由と対策、病気との見分け方をご紹介

飼い主のみなさんは、人生で一度くらいは仮病を使った経験があるかもしれません。では、犬は仮病を使うことはあるのでしょうか?結論だけお伝えすると、犬も仮病のような行動をとることがあります。

この記事では、犬が仮病を使う理由と対策、本当の病気との見分け方について解説していきます。

犬の仮病とは

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人と同様、犬の仮病はさまざまですが、以下のような行動がよく見られます。

  • 体が震える
  • 足を引きずって歩く
  • お腹が痛いふりをする
  • ご飯を食べなくなる

慌てて病院を受診しても、症状や悪いところは見つからないため、「とりあえず様子を見ましょう」と言われる場合が多いです。

ちなみに、獣医学的には「仮病」と診断されることはありませんが、この記事ではあえて「仮病」と表記させていただきます。

犬が仮病を使う理由

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では、なぜ犬は仮病を使うのでしょうか?その理由はいくつか考えられます。

1. 飼い主に構ってもらいたい

犬は、ケガや体調不良のときに飼い主がやさしくしてくれたことを覚えています
すると、病気の時と同じことをすれば飼い主が構ってくれたり優しくしてくれることを期待し、仮病を使うことがあります。

多くの場合、飼い主とのコミュニケーション不足が原因と考えられます。

2. 何かを要求している

例えば、普段は食べていたご飯やおやつを突然食べなくなった場合に、もっと美味しいものが食べたいと要求している可能性があります。

散歩が嫌な場合は足を引きずるような行動をしたり、爪切りやシャンプーが嫌な場合は聞こえないふりや元気のないふりをしたりすることもあります。

愛犬が仮病を使っていたら?

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もし、愛犬が仮病を使っていることがわかったら、以下のように対処しましょう。

コミュニケーションの時間をしっかり取る

犬が仮病を使うのは、飼い主とのコミュニケーションやスキンシップが足りていない場合が多いです。まずは、愛犬と遊ぶ、撫でる、トレーニングをする等コミュニケーションを取る時間をしっかり確保しましょう。

この場合、一時的に犬とコミュニケーションを取る時間を増やすのではなく、普段のコミュニケーション量を増やす必要があります。仮病を使わなくなったからといって、コミュニケーションを減らしてしまうと、また仮病を使うようになりエスカレートしかねませんので注意しましょう。

不満を解消する

いつもの食事に飽きてしまったり、試供品などで一度だけ食べたものがおいしかったりなど、現在の食事内容に満足していない場合があります。

飼い主に構ってもらいたくてご飯を食べない場合はスキンシップを増やすことで改善できるかもしれませんが、食事に不満があるようでしたらご飯の変更も検討しましょう。

散歩に行きたがらない場合は、その理由を見つけて不満を解消してあげましょう。

仮病を見分ける

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犬が仮病を使っているかどうかを見分けるのは大変難しいです。仮病だと思っていたら本当に病気だった!とならないように、仮病の判断は慎重に行いましょう。不安な場合は、獣医師に診てもらうのが安心です。

ケース別の見分け方

1. ご飯を食べない場合

ご飯を食べないようであれば、すぐに下げてしまいましょう。もし仮病であれば、名残惜しそうにしていたり、時間を置いて再度ご飯をあげると食べるはずです。

2. 足を引きずる場合

引きずっている部分を軽く触っても痛がらないようであれば仮病の可能性が高いです。また、「おやつだよ」と声をかけたときに、いつも通りに元気におやつを要求する場合も仮病の可能性が高いでしょう。

<注意>
犬が仮病を使うたびにおやつをあげすぎてしまうと、同じことをすればおやつをもらえると学習してしまいます。
仮病なのかどうかを確認するのではなく、根本的に仮病を使わなくてもいい環境を整えてあげてください。

初めての行動だったら病気の可能性が高い

今までに、腹痛や、足の痛みなどの経験があれば、そのような行動を取れば飼い主が優しくしてくれることを知っています。

しかし、経験がない場合はその行動をすることはできません。そのため、初めて見る行動の場合は本当の病気である可能性が高いです。

飼い主がいない時の反応を確認する

飼い主が目の前にいなければ仮病を使う必要がありません。
愛犬が仮病を使っているかもしれないと思ったら、見守りカメラや、スマートフォンのビデオ機能などで飼い主がそばにいないときの様子を観察してみましょう。

他の異常はないか

本当に体調が悪い場合、他の部分にも異常が現れている可能性があります。

  • おしっこやうんちの量・色はいつも通りか
  • 呼吸は乱れていないか
  • 歯茎の色は健康的なピンク色をしているか
  • 食事や水分補給は適切か
  • 脱毛は見られないか

もし、これらの異常が見られたら病気の可能性が高いですので、動物病院を受診しましょう。

まとめ

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愛犬が仮病を使っている場合、飼い主からの愛情やスキンシップが不足している可能性が高いです。愛犬に寂しい思いをさせないよう、普段からしっかりスキンシップを取り、愛情を注いであげてください。

仮病か本当の病気かを区別するのは獣医師でもとても難しく、検査結果に異常はなくても、病気の一歩手前の状態である可能性もあります。症状が悪化したり、再発したなどがあれば、必ず獣医師に相談するようにしましょう。

足裏の脱毛には注意!うさぎのソアホックの原因と予防方法とは

うさぎに多いと言われる病気である「ソアホック」。足裏の毛が抜けることで、皮膚の炎症を起こしてしまう病気です。
英語でソア(sore)は痛い、ホック(hock)は後脚の関節を意味します。

今回は、ソアホックの症状、原因と予防策についてご紹介します。日頃のちょっとした予防策でリスクを下げることができるため、是非試してあげてください。

ソアホックとは?

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ソアホックとは、うさぎの足裏に起こる皮膚炎のことです。日本語では、飛節びらん、足底潰瘍などと呼ばれることもあります。

ソアホックの症状としては、まず何らかの原因で足の裏、特に踵の部分の被毛が薄くなります。脱毛よって皮膚が露出してしまうと、表面に傷や炎症を起こしやすくなってしまいます。
進行すると足裏が厚く固い白いタコのようになり、赤く炎症を起こしてしまいます。

ソアホックは、後ろ足に発症することが多いです。
直ちに重篤化することはありませんが、炎症による痛みで歩けなくなったり、食欲不振になったりします。悪化すると二次的な病気を引き起こすことがあります。

進行すると治りにくくなるため、早期発見と予防がが大切です。

ソアホックの原因

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うさぎのソアホックは、日常的に足への負担がかかってしまうことが主な原因となります。

  • 固い床材
  • 爪が伸びすぎている
  • 運動不足
  • 肥満による体重の負荷
  • スタンピング(足で床を蹴る)を頻繁にする
  • 加齢により、同じ姿勢で長時間足を床につけている

以上の環境や行動が見られる場合は、足に負担がかかっている可能性があります。
うさぎの足には肉球がないため、皮膚が床に直接触れてしまいます。そのため、少しの摩擦でも擦れてしまい毛が抜けやすくなるのです。

そのほかにも、ストレスや遺伝的要因によって足の裏の毛が薄いことも原因として挙げられます。また、水や尿などが足裏にこびりついて、足裏が常に湿っているなど不衛生な状況も良くありません。

日頃から足裏をチェックしよう

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抱っこをしたりブラッシングをしたりなど、普段からうさぎと触れ合っていると、足裏の脱毛に気がつきやすいでしょう。
しかし、抱っこが苦手なうさぎだと、歩けなくなるまで気がつかない場合もあります。

換毛期など毛が生え変わる時期は特にデリケートになるため、普段からうさぎの足裏を意識してみてください。

ソアホック予防のためにできること

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ソアホックを予防するために、飼い主さんができることをご紹介します。

1. 足に負担のかからない床材

ケージや散歩するお部屋の床材は、足に負担のかからないものを選びましょう。
固い床やフローリングなどの滑りやすい床は、ウサギの足には負担になります。

爪を引っ掛けにくい毛足の短い、適度に弾力がある、滑りにくく摩擦が起こりにくいマットが適しています。

2. 定期的に爪切りをする

爪が伸びすぎてしまうと、かかとに体重が乗ってしまい足に負担がかかります。
そのほかにも、カーペットに爪が引っかかりやすくなり折れる原因になってしまいます。

日頃からうさぎの爪の長さを確認し、切ってあげましょう。暴れてしまってうまく切れない場合は、動物病院等で切ってもらうことをおすすめします。

3. うさぎの足を綺麗に保つ

ケージの中でうさぎが水皿をひっくり返してしまったり、尿が散乱してしまったりすることがあるでしょう。
足裏が湿って不衛生な状態が続くと、皮膚の炎症により脱毛が起こりやすくなります。
こまめにケージの床を掃除し、ウサギの足裏を綺麗に保ちましょう。

4. 肥満予防

体重が増えると足の負担も増加します。適切な体重管理はうさぎの健康につながります。
年齢ごとに食事を見直し、おやつのあげすぎには注意しましょう。

5. うさぎにストレスを与えない

うさぎはストレスに敏感な動物です。
うさぎはストレスを感じた時、後ろ足で力強く床を蹴るスタンピングをすることがあります。
特に固い床の上で頻繁にスタンピングをすると足裏に良くないため、ストレスとなる要因をなるべく取り除いてあげましょう。

部屋の中をお散歩させて運動させる、しっかり遊んであげる、大きな音を立てないなどの対策をし、ストレスフリーな環境を作ってあげることが大切です。

まとめ

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ソアホックは、足の負担による脱毛が原因の病気です。
うさぎがかかりやすい病気の一つで、悪化すると歩けなくなることがあります。そのため、予防と早期発見が重要になります。

負担の少ない床材を選ぶ、定期的に爪を切る、足を綺麗に保つなどの日頃の予防策をしっかり行い、日頃から足の裏の状態チェックをしてあげましょう。
少しでも脱毛や赤みが見られたら、動物病院に相談することをおすすめします。

犬のまばたきが少ないのはなぜ?多い場合は病気・怪我の可能性も!

犬の目を見つめていると、「まばたきが少ないな」と感じたことがあるかもしれません。

犬のまばたきが人間よりも少ないのは正常で、それにはちゃんとした理由があります。また、犬のまばたきが通常よりも多い場合は、犬が飼い主さんに何かを伝えていたり、病気や怪我をしていることが考えられます。

今回の記事では、犬のまばたきについて考えます。

犬のまばたきが少ない理由

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犬のまばたきの回数が人間に比べて少ない理由は、目の構造の違いにあります。
人間の目には、「上まぶた」「下まぶた」がありますが、犬の目にはそれに加えて「瞬膜(しゅんまく)」という第3のまぶたがあります。

瞬膜は見える?

犬の目をよく見てみると、端の方に少しだけ白い膜があるのがわかるかもしれません。
あるいは、犬が寝ているときに白目になっていることがあるかと思いますが、実はそれは白目がむき出しなのではなく、瞬膜が閉じているのです。

この白い膜が「瞬膜」の正体で、犬や猫の目に存在します。

上まぶたや下まぶたは通常上下に移動しますが、瞬膜は水平方向に移動します。

瞬膜の役割

そもそもまぶたは、涙を目に行きわたらせて目の乾燥を防いだり、目の中にゴミが入るのを防いだりする役割があります。

瞬膜は、涙の約30%を作り出す働きがあると言われているため、それがあることでまばたきの回数が少なくて済むのです。

犬のまばたきが多い理由

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人間に比べてまばたきが少ないとはいえ、犬がまばたきをするのは正常です。
では、いつもよりもまばたきの回数が多いと感じる場合、犬はどのような状態なのでしょうか?

1. 目にゴミが入った

人間も、目にゴミが入ればまばたきをして排出しようとしますよね。
犬でも同じように、目に入ったゴミを出すために一時的にまばたきを多くすることがあります。
この場合は通常、すぐにまばたきはしなくなります。

2. まぶしい

光がまぶしいと感じると、目を細めるようにしてまばたきをすることがあります。
まぶしくないところに移動してまばたきが止めば、心配する必要はありません。

3. 敵意がないサイン

他の犬や飼い主さんと目があったときに、視線を逸らしたりまばたきをするのは、相手に対して敵意がないサインです。
犬と目があってまばたきをされたら、ゆっくりとまばたきを仕返して優しく撫でてあげましょう。

4. 緊張・退屈を感じてる

緊張していたり、退屈しているとまばたきをすることがあります。
また、いたずらをした後や粗相をした後にまばたきをする場合は、「バツが悪い」「あまり怒らないでほしい」と思っている可能性があります。

5. 目の病気・怪我

まばたきの回数が慢性的に多かったり、片目だけパチパチとしている場合は、ドライアイや角膜炎などの目の病気にかかっていたり、怪我をしているかもしれません。

特に、次のような症状が伴っているのなら、病気や怪我の可能性が高いと考えられます。なるべく早めに動物病院に連れて行きましょう。

  • 目を盛んに気にする、痛がる。
  • 涙が多い、涙やけをしている。
  • 目やにが出ている。
  • 目が充血している。
  • 目が白っぽくなっている。
  • 目をこする、掻く。
  • つまずいたり、ものにぶつかったりする。

考えられる目の病気

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では、犬のまばたきが多い場合、どのような病気が疑われるのでしょうか。

角膜びらん・角膜潰瘍

角膜が何らかの原因で損傷を受け、上皮が欠損した状態が「角膜びらん」、上皮を失った状態が「角膜潰瘍」です。
シャンプーやドライヤー、目に異物が入るなど、外的な刺激による細菌感染が原因となります。

【症状】
目やに・涙が出る、よくまぶしがる、眼瞼痙攣、角膜が赤または白っぽくなる

乾性角結膜炎(ドライアイ)

涙の分泌量が減って眼が乾燥すると、角膜や結膜に炎症が起こります。
シーズーやパグなど、目が飛び出ている犬種に多く見られる病気です。

なお、呼び名は「ドライアイ」ですが、人間のドライアイとは症状は異なります。

【症状】
粘り気のある目やにが出る、白目が充血する、角膜の色素沈着

麦粒腫(ばくりゅうしゅ)

いわゆる「ものもらい」です。涙を作り出す分泌腺が細菌に感染して起こる病気です。

【症状】
まぶたの腫れ、痛み

進行性網膜萎縮

遺伝性の疾患で、ミニチュアダックスフンド、ミニチュアシュナウザー、コッカースパニエル、ラブラドールレトリーバー、プードルなどに多く見られます。

【症状】
両眼に異常が起きる。初めは暗いところで目が見えにくくなり、最終的には失明する。

緑内障

眼内を満たしている「房水」が滞り、眼の内部の圧力が上昇することで起こる病気です。
柴犬、シーズー、コッカースパニエルなどによく見られます。

【症状】
充血、まぶしがる、瞳孔散大、激しい痛みによる元気消失

白内障

「水晶体」と呼ばれる眼の中の透明なレンズが白く濁る病気です。
遺伝、年齢、糖尿病、薬物、外傷など、様々な原因があり、犬にとって決して珍しい疾患ではありません。

【症状】
目が白く濁る、つまずいたりものにぶつかりやすくなる

ぶどう膜炎

脈略膜、虹彩、毛様体を合わせて「ぶどう膜」と呼びます。
感染症や免疫・代謝・血液疾患、外傷、潰瘍など、眼に関わる他の疾患に関連して起こることもありますが、原因がわからない場合も多いです。

【症状】
涙が出る、まぶしがる、眼瞼けいれん、充血

まとめ

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犬のまばたきは通常、人間よりも少ないですが、様々な要因でまばたきが多くなることがあります。
一時的なものであれば心配する必要はありませんが、慢性的な場合、何らかの病気や怪我を抱えている可能性があります。

異変に気付いたら、なるべく早めに動物病院を受診しましょう。

愛犬の呼吸が速いけど大丈夫?正常な呼吸数と考えられる病気を解説

「なんだか今日の愛犬の呼吸が速い…」と感じることはないでしょうか?
特に理由がないのにも関わらず呼吸が速い場合は、何かしらの病気が隠れていることがあります。

呼吸数はどこまでが正常でどこからが注意が必要なのか、知っておくことで愛犬の体調悪化の目安にすることができます。

今回は、犬の正常な呼吸数と呼吸が速い際に考えられる病気について、ご紹介します。

犬の正常な呼吸数

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犬の正常な呼吸回数は以下の通りです。

犬の正常な1分間の呼吸数(安静時)
・小型犬:25回前後
・大型犬:15回前後

大型犬は小型犬より少なめで、子犬の場合は上記の回数よりも数回が多くなります。
また、フレンチブルドッグ、パグ、チワワなどの短頭種は、鼻孔や気管が狭いため呼吸の回数が多いです。
運動後、緊張時、暑い時などは上記よりも呼吸の回数が増えますし、特に夏場は体温調節のために少し呼吸が速くなることがあります。

このように犬種や状況によって正常な呼吸数は変化しますが、1つの目安として平常時の呼吸数が30回を超える場合は、呼吸が早くなっていると考えても良いでしょう。

犬の呼吸数の測り方

寝ている間やリラックスしている間など、安静時の1分間の胸の上下運動の回数を測ります。食後や運動後は避けましょう。

胸の上下運動が分かりづらい場合は、鼻先にティッシュペーパーを当てて揺れる回数、または、鼻先に鏡を当てて曇る回数を数える方法もあります。

正確な値を得るためにも、最低30秒の回数をもとに1分間の呼吸数を出してください。

TPRって知っていますか?

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動物の体温・心拍数・呼吸数のことをTPRと呼びます。Temperature(体温)、Pulse(脈拍)、Respiration(呼吸)のそれぞれの頭文字を取っています。
獣医師は体の異常の有無を判断する際、この3つの数値を考慮することが多いです。

飼い主さんが愛犬のTPR値を知っておくことで、異変に気付きやすくなります。
先ほど呼吸数についてはご説明したので、以下では、犬の体温と心拍数の目安もご紹介します。

・体温 小型犬:38.5〜39.0℃、大型犬で:7.5~38.5℃ 
(子犬はこれよりもやや高く、老犬はやや低くなる傾向があります)

・心拍数 小型犬:60~80回、大型犬:40~50回ほど 
(子犬の場合は成犬の2倍ほどあります)

呼吸が速い時に考えられる病気

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犬の呼吸が荒い際に、考えられる病気はたくさんあります。以下では、その中から5つをご紹介します。

気管支炎

ウイルス、寄生虫、ハウスダスト、タバコなどの化学物質、誤飲などが原因で起こる気管支の炎症です。咳や食欲不振が見られ、悪化すると呼吸困難が見られます。
ウイルスが原因の場合は、ワクチンによる予防が可能です。

気管虚脱

気管や気管支が潰れ、呼吸ができなくなる病気です。遺伝や肥満、加齢が原因と考えられており、中高齢犬や小型犬に多く見られます。
興奮後や首輪の状態で引っ張った際などに、ガーガーという喉鳴りが見られ、悪化すると呼吸困難やチアノーゼになります。

肺炎

主にウイルスや細菌感染によって肺胞やその周辺に炎症が起こる病気です。
咳、鼻水、震えなどの症状が見られ、悪化すると呼吸困難を起こし命に関わることがあります。

僧帽弁閉鎖不全症

犬の心臓病で非常に多くみられるのが僧帽弁閉鎖不全症です。心臓の左心房と左心室の間にある僧帽弁が閉じることができなくなり、血液が逆流してしまう病気です。
シニアの小型犬に多く発症するといわれています。

早期は無症状で、進行すると運動時などの咳、さらに進行すると疲れやすい、痩せる、呼吸困難などを起こし、命に関わることがあります。

熱中症

熱中症とは、体温上昇に伴い、脱水症状やさまざまな臓器の障害、脳や体内組織の酸欠などを引き起こされる病気です。
口を開けたまま苦しそうに速い呼吸をする、吐き気や下痢、元気消失などの症状が見られます。

こんな場合は動物病院を受診しましょう

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運動後や暑いなどの理由がないのにも関わらず呼吸が正常値より速いときは、動物病院へ連れていくことをおすすめします。
また、呼吸数が正常値でも以下の様子が見られる場合は、動物病院へ相談しましょう。

  • 上を向いて呼吸をしている
  • 伏せることができない
  • 深い呼吸が続く
  • 咳が続く
  • 舌の色が青い・白い

まとめ

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犬の呼吸数の正常値や計測方法は、知っていて損はないため把握しておくと良いでしょう。

犬の呼吸が速いときに考えられる病気は、呼吸器官や心臓など重大な病気に繋がっている可能性があります。
少しでも違和感を感じたら動物病院に相談することをおすすめします。

日頃から愛犬の健康管理をするためにも、呼吸の観察を気にしてみてくださいね。

犬の鼻が濡れているのは健康の証?乾いてしまう原因も解説

「犬の鼻が濡れているのは健康な証拠」とよく言われますが、なぜ犬の鼻は濡れているか、濡れていることでどのようなメリットがあるかを知っていますか?

本当に犬の鼻が濡れていれば健康で、乾いているのは良くないことなのでしょうか。

この記事では、犬の鼻が濡れている理由と、乾いている場合の原因と対策についてご紹介します。

どうして濡れているの?

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犬の鼻の奥には、外側鼻腺という分泌腺があります。ここから出た分泌物が、涙腺から出てきた水分と合わさり、鼻を濡らしています。

勘違いしてしまいがちですが、犬の鼻を濡らしている成分は人間でいう鼻水とは異なり、どちらかというと涙と汗が混じったものです。

また、自分で鼻をペロッと舐めて湿り気を保つこともあります。

犬の鼻が濡れることで得られる2つのメリット

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では、犬の鼻が常に濡れているとどのようなメリットがあるのでしょうか。それぞれ解説していきます。

1. 匂いを感じ取りやすくする

犬の鼻の表面には「鼻鏡(びきょう)」と呼ばれる細かい溝がたくさんあります。ここに水分があると、匂いの分子が吸着しやすくなり、嗅覚の感度が高まります

逆に言えば、鼻が乾燥していると嗅覚が鈍くなってしまうということ。視覚よりも嗅覚を頼りに生活している犬にとっては、鼻が濡れているということはとても重要なことなのです。

2. 体温調節

犬には汗をかく汗腺がほとんどなく、体温が高いときには「ハァハァ」と呼吸するパンティングによって体温を調節しています。

それに加えて、鼻が濡れていることで、気化熱を利用して体の熱を放出し、体温を下げる役割があります。犬の鼻に触れるとヒンヤリと感じるのは、このためなのです。

濡れすぎは病気かも

すでにお伝えしている通り、犬の鼻が濡れているのは健康である証拠なので、何かの病気なのではないかと心配する必要はありません。

しかし、血が混ざっていたり、黄色や白、緑などの色が付いている場合は、感染症や炎症を起こしている場合もありますので、注意が必要です。

犬の鼻が乾く4つの原因

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犬の鼻が乾く原因は複数あり、鼻が乾いているからといって必ずしも体調が悪いというわけではありません。まずは、愛犬の様子をよく観察し、食欲や元気がなかったり、下痢をしていたりしたら獣医師に相談しましょう

ここでは、犬の鼻が乾く原因について解説していきます。

1. 体に異常がある

犬の鼻が乾いている場合は、体に何らかの異常が起こっている可能性があります。主に考えられるのは以下の通りです。

皮膚疾患

犬の鼻は皮膚疾患により乾くことがあります。
この場合、かゆみを伴ったり、ヒビ割れが起こったりします。

脱水

熱中症や腎不全などにより脱水が起こった場合も、鼻が乾燥することがあります。
脱水が疑われる場合はすぐに水を与え、動物病院へ連れて行きましょう。

アレルギー

犬がアレルギーを起こすと、分泌物が減少し、鼻が乾燥することがあります。
ハウスダストや花粉など、アレルギー反応を引き起こすものは、なるべく犬に触れさせないように気をつけましょう。

2. 日焼け

鼻が乾燥し、赤くなったり皮がむけたりしている場合は、日焼けが考えられます。
鼻がピンクなど淡い色の犬は日焼けしやすいため、夏場は特に注意しましょう。

3. 老化

歳をとると分泌物の量が減少し、鼻が乾燥しやすくなります。
老化が原因で鼻が乾燥してしまっている場合は特に問題はありません。

後述する犬用の保湿クリームを塗ってあげても良いでしょう。

4. 睡眠中

睡眠中は嗅覚を研ぎすます必要がなく、鼻を舐めることもあまりないため、乾きやすくなります。この場合も特に問題はありません。

また、犬が何かに夢中になっていると、鼻を舐めるのを忘れて乾燥してしまうこともあります。

人間用の保湿クリームはNG!

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愛犬の鼻が乾燥によりカサカサしているから、保湿クリームを塗ってあげたいと考える人もいるでしょう。その際、犬用の保湿クリームであれば問題ありません

しかし、人間用のクリームは絶対につけてはいけません。人間用のクリームには、犬にとって有害な物質が含まれていることもあります。鼻につけたクリームはすぐに舐めてしまうことが多いので注意しましょう。

愛犬の鼻の乾燥が気になるようであれば、まずは獣医さんに相談することをおすすめします。

まとめ

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犬の鼻は健康のバロメーターでもあります。愛犬の健康状態を知るためにも、普段から犬の鼻の様子を確認するようにしましょう。

犬の鼻が乾いていても健康上問題がない場合が多いです。しかし、食欲や元気がない、鼻が乾燥してカサカサになってしまっている場合は獣医師に診てもらうことをおすすめします。

愛犬とのスキンシップを行う中で、鼻の様子のチェックも取り入れてみてください。