病院で働く犬・ファシリティドッグの役割と今後の課題
犬に癒し効果があることは科学的にも証明されています。犬を飼っているという方は、実際にその効果を実感しているのではないでしょうか。
その癒し効果を活かしたセラピー犬なども活躍していますが、その中でも高度に専門的なトレーニングを受けた「ファシリティドッグ」という犬を知っていますか?
日本ではまだ知名度は低く、限られた医療施設でしか導入されていません。ファシリティドッグは一体どんな活動をしているのか、ぜひこの記事を通して理解を深めてみてください。
ファシリティドッグドッグとは
ファシリティドッグ(facility dog)は、病院などの医療施設に常勤して病気の治療中の子どもたちに寄り添い、精神的なケアや治療の補助を行います。
日本国内では、2010年に静岡県立こども病院で導入されたベイリーという名前のファシリティドッグが最初で、現在は4ヶ所の病院で4頭のファシリティドッグが活動しています。
セラピードッグとの違い
いわゆるセラピー犬と呼ばれる犬は、いろいろな施設を月に何度か訪問します。主な活動は「動物介在活動(Animal Assisted Activity)」で、動物と触れ合うことで、精神の安定や生活の質の向上などを目的としています。
一方で、ファシリティドッグは、特定の施設に常勤します。
主な活動は「動物介在療法(Animal Assisted Therapy)」で、医療行為の一環として参加するため、医療関係者によって作成された計画のもと、カルテなどの公式な記録にも記載されます。また、飼い主であるハンドラーは医療従事者であることも特徴で、早ければ生後5週間頃から約2年のほどのトレーニングを必要とします。
ファシリティドッグの役割
以下のような活動を通して、ファシリティドッグは病気の治療をする子どもたちに付き添ったり精神的なケアをしたりします。
- ベッドでの添い寝
- 薬が飲めない子どもの応援
- 食事がすすまない子どもの応援
- 採血・点滴確保の際の応援
- 手術室への移動の付き添い
- 骨髄穿刺や腰椎穿刺などの処置中の付き添い
- 麻酔導入までの付き添い
- リハビリテーションの応援
- きょうだい・家族のケア
- 最期を看取るときの同席
- 介入ケースの電子カルテ閲覧、記入
- 緩和ケアチームに所属・会議への出席
- ケースカンファレンスへの出席
https://sokids.org/ja/what-we-do/hospital-facility-dogs/より引用
日本の病院で活躍しているファシリティドッグたち
現在は、日本では4頭のファシリティドッグが活躍しています。
静岡県立こども病院のタイ
静岡県立こども病院は日本で初めてファシリティドッグを導入した病院で、初代のベイリー、2代目のヨギが活躍してきました。そして現在は、ゴールデン・レトリバーの男の子のタイがたくさんの子どもたちの支えになっています。
神奈川県立こども医療センターのアニー
神奈川県立こども医療センターでは、2012年7月からファシリティドッグが常勤しています。
アニーはゴールデン・レトリバーの女の子で、2018年10月に先代のファシリティドッグから業務を引き継ぎ活動しています。
東京都立小児総合医療センターのアイビー
アイビーは東京都内初のファシリティドッグです。今までの日本におけるファシリティドッグはゴールデン・レトリバーのみでしたが、アイビーが初めてラブラドール・レトリバーのファシリティドッグとなりました。
国立成育医療研究センターのマサ
マサは2021年7月に着任し、日々さまざまな活動をしています。
病院のホームページでは、マサの業務日誌が公開されています。実際にどのような活動をしているのか興味のある人はぜひ訪問してみてください。
マサの業務日誌
https://www.ncchd.go.jp/hospital/support/facilitydog/gyoumu/index.html
ファシリティドッグの今後の課題
日本においてファシリティドッグの普及を進めるためには、いくつかの課題を解決していかなければいけません。
金銭的な負担の解消
ファシリティドッグを導入するとなると、犬のフードや健康診断、トレーニング用品、ハンドラーの人件費など、年間1000万円ほどかかります。
すでに導入している病院も寄付に頼っている部分が大きいため、アメリカと比べると寄付文化が浸透していない日本では負担が大きく、気軽に導入するのは難しいのが現状です。
認知度の向上
日本ではまだファシリティドッグの存在は一般に知られていません。また、医療現場に犬が入ることに理解を得ることも難しく、普及が進まない原因の一つでもあります。
しかし、衛生管理は徹底していますし、すでに導入している病院の例を見ても効果的であることは明らかでしょう。
ファシリティドッグの存在と有用性が広く知られるようになれば、金銭的な課題も少しずつ改善し、より多くの病院で導入が進むのではないでしょうか。
最後に
闘病中の子どもたちが安心して治療に専念する上で、ファシリティドッグはとても大きな存在です。しかし、日本においてはその知名度は低く、金銭的な理由などにより広く普及するようになるにはまだ時間がかかるでしょう。
ファシリティドッグの普及のために、私たちができることは、その存在や役割を少しでも多くの人に知ってもらうことではないでしょうか。
「ペットタクシー」って知ってる?病院や引っ越し先まで快適に乗車!
犬を飼っていると、車が急に必要となるシーンに直面するときがあります。
公共の交通機関を使えれば良いのですが、愛犬が大型犬の場合には難しかったりもします。
今記事では、快適に移動をすることができる「ペットタクシー」についてご紹介いたします。
ペットタクシーとは
ペットタクシーとは、ペットを乗せて目的地まで快適に向かうことのできるタクシーです。
ペットの乗車に理解のあるタクシーなので、気兼ねなく乗車することができます。
主な利用場面
ペットの急病で動物病院へ
ペットが急病にかかり、急いで動物病院に行かなくてはならないこともあります。この場合、公共の交通機関を使うのを避けたい場合もあるでしょう。
ペットタクシーであれば、ペットに対して理解のある運転手さんが対応してくれますし、清潔な車に乗車することができます。
自家用車を持っていない場合
都心に住んでいる方は特に自家用車を保有していない方もいらっしゃると思います。犬を飼っていると、何かと車が必要になることがありますが、そのためだけに車を所持するのも大変ですよね。
自家用車を持っていないご家庭で、愛犬と出かける時だけペットタクシーを呼ぶという対応も良いですよね。
引っ越しのとき
長距離の移動をする場合、公共の交通機関では、愛犬も飼い主さんも落ち着かないこともあるかもしれません。周りを気にせず、ゆったりと乗車することができます。
また他にも、こんな場合に利用されることが多いようです。
- 旅行時や旅行からの帰りなど
- しつけ教室やペットサロンへの定期送迎
- 空港への送迎
- 飼い主さんの急用の時
ペットと一緒に移動をするのは、簡単ではなかったりしますよね。
ペットタクシーを利用する用途は様々ですが、ペットと共に移動をしたり、ペットをどこかへ連れて行く際に活躍します。
ペットタクシーのメリット
では、ペットタクシーを利用することには、どんなメリットがあるのでしょうか。詳しく見ていきましょう。
抜け毛や臭いを気にしなくて良い
公共交通機関や知人の車などの場合、犬の抜け毛や臭い、汚してしまうかもしれないといった不安があるかもしれません。
ペットタクシーでは、そういった心配をする必要がないため、心置きなく利用することができます。
周りに気を使わなくて良い
電車やバスなど、犬が苦手な人もいるかもしれない空間だと、周りが気になってしまうこともあるかと思います。
「吠えたりしないだろうか」「迷惑になってしまうのではないだろうか」などの心配なく、乗車することができます。
人慣れ、電車や騒々しい環境に慣れていない場合は特にそうですよね。
大型犬でも利用可能
大型犬の場合、キャリーケースに入れて運ぶことができないため、公共交通機関での移動が難しい場合も多いでしょう。普通のタクシーでは無理な大型犬でも、ペットタクシーなら移動が可能です。
大型犬の場合、ワゴン車を手配してくれる会社もあり、安心して乗車することができます。
清潔な車内
ペットタクシーはペットと飼い主さんが利用するタクシーなので、ペット用の念入りな清掃を行ってくれます。
また、清掃代が料金の中にあらかじめ含まれているところもあり、安心して利用することができます。
ペットだけの利用もOK
なんと、ペットタクシーはペットだけを送り届けて欲しい場合にも対応してくれます。ペットに慣れた運転手さんが対応してくれるので安心ですね。
ペットタクシー会社
様々なペットタクシーがあります。料金形態も様々なので、調べてみると良いでしょう。
三和交通
セダンとワゴンの2車種を用意している三和交通。ペットと飼い主さんが快適に過ごすことができるように様々な工夫が施されています。
徹底した清掃だけでなく、乗り降りが簡単にできるステップや、犬用のお水もあります(別料金)。
料金は、通常のタクシー料金で利用することができます。
対応しているエリアは以下になります。
横浜市
港北区・都筑区・鶴見区・緑区・神奈川区・西区・旭区(※港北区以外は一部対応出来ないエリアあり)
東京都
八王子市(一部)・府中市・国分寺市(一部)・国立市(一部)・調布市(一部)・小平市(一部)・西東京市(一部)・東久留米市(一部)・小金井市(一部)
埼玉県
和光市・朝霞市・志木市・新座市・富士見市・上福岡市・ふじみ野市
https://www.sanwakoutsu.co.jp/special/vol_005.html
ペットハート便
こちらは、創業者の方が見た「ある光景」とご自身の体験からこの「ペットハート便」を始めました。
それは、老夫婦が、下半身麻痺のゴールデンレトリーバーを車から下ろして病室まで運ぶ姿でした。また、創業者自身も、愛犬が2年間の病院通いを経験していました。
プロの立場から、困りごとを解決すること。そして、ペットを安心・快適に送迎することが、使命だと考えているそうです。
サービスも懇切丁寧。日本全国 ドア to ドア で送迎することが可能とのこと。中心となっているのは、埼玉と東京です。
ペットタクシーを便利に使おう!
いかがでしたか?あまり知られていないペットタクシーですが、飼い主さんの大きな味方になってくれる存在です。
困った時など上手に利用して、より快適なペットとの毎日になりますように!
もしかして既に見逃してるかも?分かりにくい猫のストレスサインとは。
自分の気持ちを話すことができない猫たち。実は、日々の生活のなかでストレスを感じているかもしれません。
本当は猫ちゃんがが「助けて!」のサインを出しているのに、気がついてあげられていないとしたら、怖いですよね。
ここでは、猫がストレスを感じているときに出すサインをまとめています。ぜひ、愛猫がこのような行動をしていないか、確認してみてください。
ストレスの症状
猫はストレスを感じると、行動が変わったり、性格や体調が変化します。その変にいち早く気がついてあげられるかが重要、と言えるでしょう。
また、それぞれの猫によっても、何が変化するかが異なります。普段の生活を思い出しながら各項目を点検してみましょう。
おもちゃで遊ばなくなる
突然、今まで遊んでいた大好きなおもちゃに興味を示さなくなることがあります。これは、猫におけるストレスの初期症状の1つです。
私たち人間も、考え事やストレスがあると、今まで好きだったものに手がつかなくなることがあります。それと同様に、猫も好きだったおもちゃで遊ばなくなることがあります。
グルーミング(毛づくろい)が減った
猫は生きているうちの3分1をグルーミングに当てていると言われています。猫にとって、グルーミングは体を清潔に保ち、リラックス効果をもたらします。
猫にとって重要なグルーミングをしなくなるというのは、精神になんらかの変化があったと考えても良いでしょう。
グルーミングの時間が増えた
こちらは逆に、グルーミングが過剰である場合です。猫は、緊張やストレスからグルーミングの時間が増え、舐め続けてしまうことがあります。
同じ箇所を何度もグルーミングし続けてしまうと、そこだけ毛が抜けてしまい、結果的に炎症を起こしてしまうことにつながります。
部屋の隅などに隠れる
猫が見えない場所に隠れるようになるということは、人から避けていて、人と接したくないことを意味する場合があります。
もしかしたら、人と接するということにおいて、何かストレス原因があるのかもしれません。
トイレが定位置で出来なくなる
粗相をしてしまうことも、ストレスの初期症状と言われています。トイレ以外で排泄をする、部屋の至るところでトイレをするようになったなど、一見するとストレスからくる行動とは思えないですよね。
そのため、「なんでうまくできないの?」と猫に対して怒ってしまうことも。ストレスに気がついてあげられないどころか、むしろさらにストレスを与えてしまいかねません。
食欲がない・増えた
今まできちんと食事を取っていた猫が、急に食欲をなくした場合も、ストレスが考えられます。また逆に、今まで以上に食欲が旺盛になった場合にも、ストレスによる過食が考えられます。
日常的に猫がどれぐらいのごはんを食べるのかを、意識しておく必要があります。その上で、些細な変化に気がつくことが大切です。
他にもこんなストレス行動がある
さらにストレスが進行してしまうと、様々な変化が起こります。より気がつきにくいサインたちですので、些細な変化に気がついてあげられるようにしましょう。
突然真逆の行動をとる
こちらは、「転移行動」と呼ばれるもので、ストレスを感じた時に心を落ち着かせるために行う行動です。
猫は、失敗した時や嫌な事があった時に、あくびやグルーミングといった行動を取ることがあります。おもちゃで遊んでいたのに突然やめてしまったなどが例としてあげられるでしょう。
「飽きてしまったのかな?」と思いがちですが、心を鎮めるために取った行動の可能性があります。
また、この猫の転移行動は、人間で例えるなら「頭をかく」などがあげられます。頭をかく癖がある人は、心理状況として「ストレスを感じている」と分析できるそうです。
同じ行動をずっと続ける
こちらは、「常同行動」と言われており、同じ行動をずっと続けてしまう場合に使われます。例えば、同じ場所をずっとグルーミングし続け、地肌が見えるぐらいまで毛をむしってしまうなどがあげられます。
この常同行動はストレスが原因とされています。しかし適切な判断を素早くするのは、少し難しいかもしれません。
例えばグルーミングの常同行動の場合、それがストレスからくるものなのか、アレルギーからくるものなのかが分かりにくいのです。そのような場合には、すぐに獣医さんにみてもらうようにしましょう。
何もない場所に反応する
何もないのに、突然猫が飛びついたり攻撃をしようとしたりする事があります。これは、「真空行動」と呼ばれます。
夜中に運動会をするのも、この真空行動に当てはまります。運動不足や、日中のストレスなどが原因です。
八つ当たりをする
こちらは「転嫁行動」と呼ばれる、比較的大きなストレスを感じた場合に取る行動です。
その瞬間のストレスだけでなく、日々のストレス蓄積でも起こります。愛猫が突然噛み付いてきたり、他の猫を攻撃していたら、注意したほうがいいでしょう。
猫の心の健康を守ろう!
日々のストレスの中には、衛生面や他の猫ちゃんとの関係、生活環境などからもストレスを受けることがあります。放っておくと、そこから様々な病気を引き起こしてしまうので注意が必要です。
日々猫ちゃんの変化に敏感になって、ずっと健康でいてもらえるように心がけましょう!
野良猫を飼いたい!保護したらどうすればいいの?ポイント3つ
あなたの住んでいる地域に野良猫はいますか?
野良猫は警戒心が強くあまり懐かない印象があるかもしれませんが、猫によってはもともと人に飼われていたりして、懐いてくれることもあります。
たまたま見かけた猫が、怪我をして弱っていたり、まだ子猫なのに親猫の姿が見当たらなかったり。そんな光景を目にすると、放っておくことなんてできないですよね?そのまま、一時的に自分が保護することになるかもしれません。
飼い主も出てこないし、そのまま自分で飼いたいのだけれども、一体何をすればいいの?こんな時に役立つポイントを見ていきましょう。
1、本当に野良猫なの?
野良猫だと思ったけど、あまりにも人懐こいな…という場合、もしかしたらすでに他人が飼っている猫かもしれません。まずは、これらの事をすることになります。
- 警察署へ届け出る(拾得届、保管届)
- 保健所へ飼主の届出がないか確認
- マイクロチップの読取りをしてもらう
首輪がないというだけで判断することはできないのです。飼い猫を無断で連れて帰ってしまったとなると、元の飼い主さんとトラブルになる可能性もあります。
でも、明らかに深刻なダメージを負っていて急を要する場合は動物病院を優先させても良いと思います。治療費は、自分が負担することになりますが、もし飼い主の方がいる場合は、その旨を伝えれば快く支払ってくれるはず…。念のため、領収書はとっておきましょう。
マイクロチップの読み取りって?
首輪がなくても、マイクロチップが挿入されている場合、元の飼い主がわかることがあります。マイクロチップ読み取り機は、動物病院か、各地域の保健所・動物愛護センターに設置されていることが多いです。そこに連れていきましょう。
マイクロチップとは
猫の場合は首の後ろの皮下に埋め込みます。そのチップに搭載された番号を読み取り、その番号で登録された飼い主の情報と照らし合わせることで個体の特定が可能です。
2、動物病院に行こう
諸々含めて、費用はだいたい10,000円以上〜をみておいた方がよいでしょう。外傷の手当などを含む場合はそれより少し多めに考えておくとよいと思います。
- 健康診断(1,500〜2,000円)
- 予防ワクチン摂取(5,000〜8,000円)
- ノミ、ダニの除去(1,500円)
- 猫エイズ・白血病検査(4,000〜5,000円)
- 血液検査(4,000〜5,000円)
- 避妊・去勢手術の相談
- 読取機があれば、マイクロチップ確認
一見、健康そうに見えても、外で暮らす野良猫は寄生虫や病気にかかっていることがあります。メスであれば妊娠の心配も…。早いうちに必ず動物病院に行きましょう。
また、動物病院で診てもらえばだいたいの年齢などもわかります。
3、飼う際の心構え
野良猫のその時の健康状態によっては、とにかく保護することが優先で自分の決心が後回しということがありますよね。
野良猫が無事に元気になってくれたり、懐いてくれたとして、自分はそのまま引き取れるだろうか?ということをきちんと確認しておくといいかもしれません。
費用
飼い始めにかかる費用は、トータルで約30,000〜50,000円をみておくといいでしょう。
- 初診費用(約10,000〜20,000円)
- 避妊・去勢手術(約15,000〜20,000円)
- キャリーケース(約2,000円)
- トイレ(約1,500円)
- その他ブラシなどのグッズ(1,500円〜)
上記の初期費用をのぞいたトイレの猫砂や、毎月の餌代などの月々の費用は約5,000円。さらに注意するべきは、野良猫は何かしらの病気にかかっている可能性が高いということ。飼いたい猫が病気にかかっていたとして、治療費を払うだけの余裕があるかどうかも検討しておかなければなりません。
飼い方
猫を飼うのであれば、病気などの心配も少ない完全室内飼いがおすすめです。とは言っても、もともと野良猫だった猫は室内では落ち着かず、外に出たがるかもしれません。
隙をみてドアや窓から脱走してしまう可能性があるため、脱走防止の対策をしておくと良いでしょう。
先住猫がいる場合は
保護した野良猫から感染症や虫をもらってしまう場合もありますので、必ず部屋を隔離して接触を避けましょう。
寿命
野良猫は外での生活のストレスや、病気などであまり寿命が長くないことが多いです。
元気に回復したと思っても、考えていたより早くお別れが来るかもしれないことを心に留めておくことが必要かもしれません。
飼うことになったら
野良猫は、人慣れしていない場合、最初のうちはなかなか懐かず寂しい思いをすることもあります。
でもそんな緊張関係がほぐれて猫が心を許してくれた瞬間はやっぱりとても嬉しいものです。何より大事なのは、最後まで絶対に面倒をみるという覚悟を決めることです。
大変なことも多いけれど、猫のいる生活を味わってしまえば、もう元には戻られないくらいはまっていくこと間違いなしですよ。
デブ猫ちゃんに危険信号!肥満が原因で起こる病気や症状とは。
猫の肥満はあっという間。
可愛くおねだりされると、ついついあげたくなっちゃう気持ち、わかります。しかし、猫が太るのはとても簡単です。人間もそうですが、痩せるのは大変なのに太るのはあっという間なんですよね。
この記事では、肥満が及ぼす影響についてみていくので、そんなついついあげちゃう気持ちが引き締まると思います(^^)
1. 毛がボロボロになる
猫は太ると、脂肪が邪魔をしてグルーミングができなくなります。グルーミングをしないことによって毛艶が悪くなったり、グルーミングできないことがストレスになってしまいます。
結果的に、肥満と関係なさそうな皮膚病にまでなってしまうケースも少なくありません。ボロボロの毛になった愛猫を見たくはないですよね。
2. 足腰を痛める
関節炎
体重が増えるということは、その重みを足が支えることになります。猫は上下運動が好きな動物です。遠くへジャンプしたり、高いところから降りてくる時には、その衝撃を足の関節が受け止めます。
猫の肥満は、足の関節へ大きな負担を強いることになり、関節炎を招きます。
椎間板ヘルニア
猫は犬に比べてヘルニアになりにくいと言われています。しかし、肥満の猫ちゃんの場合、そのヘルニア発症率が高まるとされています。
肥満が椎間板に負担をかけ、圧力が加わることで変形してしまうのです。ヘルニアが進行すると、だんだんと歩くことが困難になっていきます。
3. トイレに行かなくなる
尿路疾患
猫は太ると、動くことが面倒なのでトイレに行く回数が減ります。トイレを我慢することは腎臓を酷使することに繋がります。
おしっこを我慢してしまって、尿路結石や膀胱炎など様々な尿路疾患の原因になります。
4. 他にも怖い病気がたくさん
脂肪肝
肝脂肪(肝リピドーシス)は太り気味の猫に発症しやすい病気です。ホルモンの異常などから、肝臓に脂肪が多く溜まりすぎている状態です。
命に関わる病気で、食欲や元気がなかったり、数日間ご飯を食べていない場合には、病院に行くことをオススメします。重度の場合には、黄疸や痙攣などが起きる場合があります。
糖尿病
肥満の猫ちゃんは、糖尿病にかかりやすいと言われています。
糖尿病は、糖分を細胞に取り込む際に動くはずの「インスリン」が正常に機能してくれなくなります。そのため、取り込んだ糖分を細胞が吸収してくれず、血液を流れて尿として出てきてしまいます。
糖尿病の猫ちゃんは、トイレの回数が増える、水を多く飲む、ご飯をよく食べるようになるなどの症状が現れます。この段階の時に病院へ行きましょう。さらに進行すると、食欲がなくなったり、合併症状が起きてしまいます。
猫の肥満を甘く見ないで!
デブ猫ちゃんは確かに可愛いです。でも、それによって不健康になってしまうのは、猫ちゃんも飼い主さんも嫌ですよね。
猫の健康管理ができるのは、飼い主さんなんです。だから、肥満を甘く見ずに、日々の健康管理をしっかりとしてあげてくださいね。
猫の肥満の原因が知りたい!という方は、この記事も役にたつはずです。
犬のことを考えた結果、抱っこ紐「ドッグスリング」が便利らしい
犬用抱っこ紐「ドッグスリング」について聞いたことはありますか?
「犬に抱っこ紐なんて必要なの…?」と思われるかもしれませんが、様々なシーンで大活躍してくれるんです!
今はおしゃれなスリングも出ていますし、これを機にわんちゃんとのお出かけをもっと楽しみませんか?
ドッグスリングとは?
育児に携わったことのある方ならピンとくるかもしれません。
スリングとは抱っこ紐の一つで、赤ちゃんを抱いて歩く際などに使います。ドッグスリングはその犬バーションであり、わんちゃんと出かける際などに活躍します。
赤ちゃん用抱っこ紐を元に作られていますが、犬用に改良されているため安心して使うことができます。
両手が空く、軽い、安定するetc
犬を連れてお出かけする際に、困ることは手がふさがってしまうことではないでしょうか。右手にはリード、左手にはお散歩バック…。そんな状態では気軽にお出かけできないですよね。
このドッグスリングを使えば、両手が空くのでとても自由度が上がります。
また、犬って案外重いですよね。抱っこして歩かなければならないとき、「お、重い…早く降ろしたい…」と思ったことがある方も少なくないはず。
短距離の移動ならまだしも、ずっと抱いていなければならない時は手も痛いし、抱っこしづらいしで大変。
でもドッグスリングを使えば、感じる重さがだいぶ変わってきます。また、しっかりとした安定感もあるので、安心して抱きかかえて歩くことができます。
どんな時に便利なの?
ドッグスリングと一概に言っても、生活のどのシーンで活躍してくれるのかわからないですよね。ここでは、特に便利な5つの場面をご紹介したいと思います。
1.混雑の中など、歩かせるのが困難な時
「こんなところにわんちゃんがいたのか!小さすぎてわからなかったよ!」と思ったことはありませんか?
チワワやティーカッププードルなど、とても小さいわんちゃんを見ると「間違って踏んでしまいそうだ…」と思っていました。特に、自転車に乗っていたり、人ごみを歩いているときに、「危ないなあ」と思う時があります。
人が多い場所や狭い場所では、ぶつかってしまったり、ましてや轢かれてしまう可能性もあります。そう行った場所を歩くときは、スリングで移動すれば、安全に歩くことができます。
2.病院に行く時
病院が苦手なわんちゃんも少なくないのではないでしょうか。
「怯えて震えてしまうからずっと抱っこしている」「高齢で歩くのが大変なのでいつも抱っこで移動している」という場合、このスリングがあるととても便利です。飼い主さんと密着する状態になるので、わんちゃんからすると安心することができます。
また抱っこしたり、降ろしたりという動作が飼い主さんとしても負担だったりしますよね。
病院に行きやすくなりますし、病院内でも安心で過ごすことができるので、不安感からくる煩わしさもなく病院に行くことができると思います。
3.ワクチン接種の終わっていない子を外に連れて行く時
子犬時代は社会化がとても重要なのですが、この時にスリングを使って外を歩くのはいかがでしょうか。
生後1ヶ月〜4ヶ月ほどの期間は社会化期と言って、この時期に知らない場所に出かけたり、たくさんの物音を聞くことによって強い子になります。
しかし、ワクチン接種が終わっていない場合は、外の散歩は控えてくださいと言われることもあります。この時に、スリングを使って外をお散歩してみましょう。下を歩かせるわけではないので安心ですし、たくさんの場所へ気軽に連れて行くことができます。
せっかくの社会化期に、家に閉じこもっていたらとてももったいないです。たくさんの人や物音に触れさせてあげましょう。
4.雨の時
お出かけしていて、急に雨が降ってきた!そんな時に、スリングがあれば雨でびしょびしょになることがありません。
両手が空くので傘も持てるますし、濡れた地面を歩かせることもないので、その後のお手入れも楽チンです。
5.災害の避難の時
皆さんは避難をする時のことはイメージしていますか?とにかく犬を連れて外へ逃げなきゃ!という時、リードを持っていたら他に何も持てないですよね。
また、あっちこっちに行こうとする犬を連れていたらうまく移動ができません。外へ出ても瓦礫など、路面が危ない状態かもしれません。
私たち人間は靴を履いているため安全ですが、犬は素足のためガラスの破片などが落ちていたら本当に危険です。抱いたまま移動できるスリングが活躍してくれることでしょう。
どこで買えるの?
ドッグスリングは、Amazonや楽天といったネットショッピングでも買えますし、ドッグスリング専門店もあるのでそちらもオススメです。とてもおしゃれで、機能的なものが揃っています。
ドッグスリング専門店「erva」
http://www.erva-dog.com/
とてもおしゃれで、使ってみたくなるようなものばかりです。実際に使った人の声や使い方の動画なども掲載されているので、悩んでる人にとっても参考になると思います。
また、「わんことの人生の歩み方を提案するブランド」として展開していて、1匹でも多くの犬を救おうというその企業方針も素敵な会社さんです。
Amazon 売れ筋商品
こちらはスリングバックになっています。
愛犬との生活をもっと楽しもう!
ドッグスリングなどをうまく活用して、愛犬とたくさんお出かけをしてみましょう。
また、生活の中の様々な「困った」を解決してくれるアイテムです。気になっている人はぜひチェックしてみてください。