犬や猫にも感染する?毛の抜けたタヌキを見かけても近寄らないで!

都心でタヌキを見かけることはあまりなくなりましたが、市街地などではいまだによく目にする野生動物です。

一見かわいらしいタヌキですが、毛が抜けてしまっているタヌキを見たことはあるでしょうか?筆者は先日、毛がほとんど抜けてとても痛々しいタヌキが目の前を横切っていくのを見ましたが、すぐに住宅地の中へ姿を消してしまいました。

このようなタヌキを見かけた場合、どうすればよかったのか、筆者自身が気になり調べてみました。

この記事では、毛の抜けたタヌキを見かけた場合の対応と、犬や猫などのペットに影響があるのかについて解説していきます。

どうしてタヌキの毛が抜けるの?


毛が抜けたタヌキは、「疥癬症(かいせんしょう)」という病気に感染している可能性が高いと考えられます。

疥癬症は、ヒゼンダニというダニが毛根に寄生することで起こる病気で、感染した動物との接触や、感染した動物と行動圏が重なることで感染します。

疥癬症を発症しているタヌキは免疫力が落ちており、他にもさまざまな感染症をもっている可能性があります。かわいそうだからと保護しようとしたり、接触したりしようとするのはやめましょう。

疥癬症の症状

初期症状では激しいかゆみに襲われ、体を掻いたり噛んだりすることで傷がつき皮膚が化膿していきます
かゆさゆえに食べることも寝ることも十分にできず、免疫力が低下すると他の感染症に感染してしまい、治療の受けられない野生下では死に至ります。

全身の毛が抜けてしまったり、象のような皮膚になったタヌキは、ひと目見ただけでは何の動物かわからない場合もあります。

疥癬症のタヌキを見かけたら

とても痛々しいタヌキの姿ですが、野生動物であり、地域によっては害獣と指定されていることから、基本的に疥癬症のタヌキを駆除したり、保護したりすることはありません

もしタヌキを保護する場合には、都道府県の野生動物の担当部署に連絡して指示を仰ぎましょう。地域によっては引き取って治療してくれる場合もあります。
しかし、保護は自分でしなくてはいけませんし、保護しても受け入れてもらえない可能性があります。

犬や猫などのペットには感染する?

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疥癬症は犬や猫などにも感染する可能性があります。特に、野良猫で疥癬症を患っている子は珍しくありません。

タヌキをよく見かける地域でペットを放し飼いにすると、疥癬症に感染してしまう可能性がありますので注意しましょう。

犬や猫の疥癬症の症状

犬や猫が疥癬症に感染した場合は、以下のような症状が見られます。

  • 激しい皮膚のかゆみ
  • 脱毛
  • 掻き傷や噛み傷
  • かさぶた

また、疥癬症に感染すると、激しいかゆみから生活の質が低下して免疫力が下がり、他の感染症に感染する可能性が高くなります。重症化する前に異変に気づき、早期治療をすることが肝心です。

疥癬症の予防

野生動物との接触を極力減らすことが最大の予防です。
疥癬症のタヌキをよく見る地域では、タヌキが自宅の敷地内に入らないよう対策し、ペットは屋内で飼育するようにしましょう。

また、動物病院やペットホテルなどを利用した時に感染してしまう場合もあります。

ペット同士でも容易に感染してしまうため、多頭飼いをしている場合や動物の多い場所に行く場合は、特に注意しなければなりません。

疥癬症の治療

駆虫薬の投与が効果的です。
疥癬症の治療によく用いられるイベルメクチンは、コリーなどの一部の犬種で重篤な副作用が見られることから、獣医師の指示に従って投与してください。

きちんと治療すれば、かゆみも治まり被毛も元どおりになりますので、焦らず治療を受けましょう。

野生動物には安易に近づかない

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野生動物は、寄生虫や感染症に感染している可能性が高く、安易に近づくことは危険です。

また、かわいい/かわいそうだからという理由で野生動物にエサを与えるのもいけません。
一度でもエサを与えると、その味を覚えてしまいますし、人間の与えるエサは自然界のエサと比べると栄養が良すぎてしまい、自然界で生きるのが困難になります。

一時的な感情で手を差し伸べてしまうと、結局不幸になるのは動物です。動物のためを思うなら、近づかないようにしましょう。

まとめ

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毛のないたぬきは疥癬症という病気にかかっており、一度かかってしまうと野生下では治癒する術はありません。助けてあげたい気持ちはとてもわかりますが、野生動物に人間が干渉してしまうと、自然界のバランスが崩れてしまう可能性がありますので、そっとしておきましょう。

自宅付近で毛のないタヌキを見かけた場合、ペットにも感染してしまう危険性があります。なるべく室内飼いにし、タヌキが自宅の敷地内に入らないよう対策をしましょう。

もし、愛犬や愛猫の被毛が抜けてきたり、かゆがっている様子が見られたら、なるべく早く動物病院を受診し、治療してあげてください。

【クイズ】天気予報になる?猫がグルーミングを行う意味

猫がグルーミングをする姿はとてもかわいらしく、つい見入ってしまうことも多いでしょう。しかし、グルーミングには生命や健康を維持するための大切な役割があることを知っていましたか?

本記事では猫のグルーミングについてクイズ形式で解説していきます。

それではさっそく、猫のグルーミングクイズにチャレンジしてみましょう!
Q.1 日本の言い伝えで、猫が顔を洗うとどんな天気になるといわれている?
正解です!
不正解です!
正解は「雨」です。
猫が顔を洗うことと雨が降ることの間には因果関係があると科学的に示されています。

雨雲が近づき湿度が高くなると、猫のひげに水滴がつき重くなってしまいます。すると猫は、ひげの手入れをしてハリを取り戻すために、頻繁に顔を洗うようになるのです。

また、湿度が高くなると猫の顔にいるノミが活発に動き出すため、猫はかゆみを感じて顔を洗うこともあります。
Q.2 猫がグルーミングを行う理由として誤っているのはどれ?
正解です!
不正解です!
正解は「美味しいにおいがするため」です。
猫のグルーミングは、気化熱を利用して体温を下げたり、熱が外に逃げないように保温する役割があります。

また、毛についた汚れや毛玉を取り除いたり、食後にグルーミングをして体をきれいにします。

さらに、ストレスを感じた時や、不安になったときなどに、そのストレスを発散しようとしてグルーミングすることもあります。
Q.3 猫のグルーミングについて誤っているのはどれ?
正解です!
不正解です
正解は「高齢になるとグルーミングが増える」です。
猫にとってグルーミングは大切なライフワークのひとつで、起きている時間の約30%はグルーミングに費やしているといわれ、1日に2.5時間ほど行っている計算になります。しかし、高齢猫の場合、筋肉の衰弱や痴呆によって力がなくなり、体をグルーミングしなくなることがあります。

過剰なグルーミングは、皮膚病によって感じるかゆみを和らげている可能性があります。毛が抜けてしまったり、かゆみを感じているそぶりを見せたら動物病院を受診しましょう。

また、猫はグルーミングの際に被毛を飲み込んでしまうことがあります。通常であれば便とともに体の外に排出されますが、量が増えると開腹手術が必要な場合もあります。猫が飲み込む毛の量を減らすためにも、ブラッシングは定期的に行いましょう
問正解/ 問中

今回はこちらの記事から問題を作成しました。 詳細が知りたい人はこちらも読んでみてください!
猫が顔を洗うと雨が降るのは本当だった!グルーミングの驚くべき理由
結果発表
問正解/ 問中
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食器や首輪が原因に!犬の金属アレルギーの症状と対策

人間では、アクセサリーなどが原因で金属アレルギーになることがありますが、実は、犬でも金属アレルギーになることがあります。 金属アレルギーは、食器や首輪など、日々の生活で使うものが原因であることが多いため、できるだけ早く気づいてあげることが重要です。 今回の記事では、犬の金属アレルギーについて、症状や治療・予防方法などをご紹介します。

犬も金属アレルギーになる

犬,金属アレルギー,症状,首輪,食器 植物や化学繊維、薬品など、なんらかの原因物質に触れることで発症するアレルギーを「接触アレルギー」といい、その一つが金属アレルギーです。

金属アレルギーの仕組み

金属から溶け出した「金属イオン」は、体内のタンパク質と結合します。 結合した物質(アレルゲン)を体が異常なものだと認識すると、再び同じ金属イオンがタンパク質と結合したときに過剰反応してしまい、皮膚や粘膜を破壊することで痒みや発疹などの症状を引き起こします。

全ての犬が金属アレルギーになるわけではない

犬も金属アレルギーになることはありますが、ネギ類やアルコールなどのように、全ての犬がアレルギー反応を起こすわけではありません。

犬の金属アレルギーの主な原因

犬,金属アレルギー,症状,首輪,食器 人間の場合、アクセサリーや腕時計などで金属アレルギーになることがありますが、犬の場合は、金属製の食器、首輪、ハーネスが原因になることが多いです。 サークル、ケージの金属に反応することもあります。

アレルギーになりやすい金属がある

合金やメッキ加工の製品は、金属アレルギーを引き起こしやすいと言われています。 逆に、純金、銀、チタン、ジルコニウムなど、純度が高く値段も高い金属のほか、医療用器具にも使われるサージカルステンレスは金属アレルギーになりにくいです。

犬の金属アレルギーの症状

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痒み

  • 金属アレルギーで最も多い症状。
  • 首輪が原因なら首に、食器が原因なら口や鼻先などに痒みの症状が出る。

湿疹

  • 痒みとともに、皮膚に湿疹が現れる。
  • 犬は全身が毛に覆われているので、人間に比べて気づきにくい。

脱毛

  • 金属アレルギーが直接脱毛を引き起こすわけではない。
  • 痒いところを掻いたり舐めたりすることで、毛が抜け落ちる。

目やに、涙

  • 金属が目の周りに接触した場合は、目やにや涙が出る。
  • 目元の違和感を感じると、床や足に擦り付けるなどして傷つけてしまい、結膜炎や角膜炎などを引き起こすことがある。

外耳炎

  • 耳に金属アレルギーの反応が出た場合は、足で耳を掻いたり、首を振るなどの行動を起こす。
  • 掻くことで傷や耳血腫ができることがある。
  • 耳に血が溜まってしまうと、注射針で抜く必要がある。

脂漏症(しろうしょう)

  • 金属アレルギーの症状が長引くと、皮膚の新陳代謝異常やホルモン分泌異常により「脂漏症」を発症。
  • 皮膚のベタつきまたは乾燥、フケの増加などがみられる。
  • 脂漏症は遺伝性の場合もあり、後天性でも完治に時間がかかるため、持病として長いこと苦しむ犬も多い。

金属イオンが体内に入った場合

金属が皮膚に接触しておこるアレルギー以外にも、なんらかのきっかけで体内に金属イオンを取り込んでしまうと、接触アレルギーとは異なる次のような症状を起こすことがあります。
  • 嘔吐や下痢など、消化器系の症状
  • 気管支が腫れることで、空気の通り道が狭まり、呼吸困難や酸欠、痙攣を起こすこともある。

金属アレルギーを発症しやすい犬種

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遺伝性の皮膚病になりやすい犬種

遺伝的に皮膚の疾患や、金属以外でもアレルギーを起こしやすい犬種は、比較的金属アレルギーにもなりやすいと言えます。
皮膚疾患を起こしやすい犬種の例 シーズー、パグ、柴犬、ゴールデンレトリバー、ビーグル、ラブラドールレトリバー、コーギー、シェルティ、シュナウザー、マルチーズ

短頭種

マズルの短い短頭種は、食器などの金属に接する顔の部分が広いため、広範囲にアレルギーが出やすいです。 また、もともと呼吸器が弱いので、金属アレルギーによる気管支の腫れなどは特に命取りになります。
短頭種の例 フレンチブルドッグ、パグ、ボストンテリア、シーズー

犬の金属アレルギーの治療・予防

犬,金属アレルギー,症状,首輪,食器犬,金属アレルギー,症状,首輪,食器 金属アレルギーの症状を発症した場合、皮膚の炎症を抑える飲み薬や塗り薬などで治療します。しかし、金属アレルギーそのものが治ることはないため、薬で症状が落ち着いても、金属に触れればまた発症します。

とにかく金属製のものを使わないこと

金属アレルギーは治らないので、発症・再発を防ぐには、できるだけ金属に触れないようにすることが最も重要です。今は金属アレルギーの症状が出ていなくても、金属に触れ続けることによって発症することがあります。 もちろん、少し触れただけでアレルギー反応を起こすことはほとんどありませんが、食器や首輪など、毎日一定時間触れ続けるものは、プラスチック製や布製のものを使いましょう。

服の上からハーネスをつける

金属製のハーネスを使いたい場合は、服の上からハーネスをつけ、皮膚に直接当たらないようにすれば問題ありません。

合金、メッキ加工はNG

合金やメッキ加工の製品は金属アレルギーを引き起こしやすいため、なるべく使用を避けましょう。 一度金属アレルギーになってしまうと、他の金属にも反応するようになってしまうことがあるため、これまで発症したことがない犬でも注意が必要です。

まとめ

犬,金属アレルギー,症状,首輪,食器 犬が金属アレルギーになることを知らないと、体を痒がっていても原因が分からないため、同じ金属製品を使い続けてしまうかもしれません。 金属アレルギーの対策は、「金属との接触を避けること」が基本なので、顔や首など、普段金属と接する部分に症状が現れた場合には、一度金属製品の使用をやめてみましょう。 金属アレルギーは、悪化すると呼吸器障害を起こすこともあるので、決して侮ることなく、愛犬の健康を守ってあげましょう。

【デブ猫対策】ご飯は適切?6つのチェック項目で太った体を改善!

猫は、人間のように自分で生活をコントロールすることはできません。「最近太り気味だし、最寄りの一駅で降りて、ちょっと歩いて帰ろう」なんてことは出来ないのです。 飼い主さんのお世話の仕方次第で、あなたの愛猫は健康的な猫にもおデブな猫にもなります。もし、少し太っているかも?と気になるようでしたら、これ以上太ってしまわないように、6つのチェック項目を確認し改善していきましょう。

猫の肥満は、病気のもと

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どんな病気になるの?

人間と同じで、猫も太り過ぎはさまざまな病気の原因になります。肥満の猫に特に多い病気には次のようなものがあります。
  • 糖尿病
  • 関節炎(体重が増加するため)
  • 皮膚病(グルーミングできなくなるため)
  • 尿路疾患(トイレに行く回数が減るため)
猫が長生きをするには、飼い主さんによる健康管理が欠かせません。確かに太った猫もかわいいですが、太り過ぎには注意をして、肥満から生じる病気は防ぐようにしましょう。

猫が太る原因を考える

猫が太る主な原因は、「カロリーの摂取しすぎ」と「運動不足」です。この記事では、その中でも「カロリーの摂取しすぎ」について考えます。 愛猫が最近太ってきたなぁという場合には、心当たりがあるものはないか探してみてください。

【デブ猫対策 その1】 パッケージの裏側を読もう

猫,肥満,キャットフード,糖尿病 猫を太らせないためには、年齢に合わせてキャットフードの量や回数を調節していく必要があります。キャットフードのパッケージの裏側に、分量などが記載されているのですが、しっかりと読んでいるでしょうか。 なお、そこに書かれている数字もあくまで一般的に言われている目安です。人間でも太りやすい人や太りにくい人がいるように、個体によって適切な量はまちまちです。猫の様子や体重の増減を見ながらフードの量を調整していくと良いでしょう。

【デブ猫対策 その2】 目分量であげない

猫,肥満,キャットフード,糖尿病 猫にキャットフードをあげる時、どのように分量を決めていますか?適切な分量を食べていないと、すぐに太ったり痩せたりします。猫は体が小さいため、ご飯の影響がとても大きいのです。 しっかりと計りを使って、毎回決まった分量をあげることが大切です。目分量であげていると、だんだん適量からずれていってしまうので、「いつの間にか太ってきた」、少ない場合は「猫が急に痩せてきたかも?」なんてことになりかねません。

【デブ猫対策 その3】 おやつをあげすぎない

猫,肥満,キャットフード,糖尿病 人間と同じで、消費カロリー < 摂取カロリーとなれば、自然と太っていきます。 おやつをあげると喜ぶからと、ついつい何度もあげてしまいがちですが、おやつのカロリーを考慮しないと猫が太る原因になってしまいます。「摂取カロリー = キャットフードのカロリー + おやつのカロリー」という公式を忘れないようにしましょう。 複数の家族がおやつをあげる場合は、タッパーなどに1日分のおやつを入れておき、与えすぎを防ぎましょう。

【デブ猫対策 その4】 回数は適切か?

猫,肥満,キャットフード,糖尿病 猫を太らせないようにするためには、成長に合わせて餌をあげる回数を調整する必要があります。子猫やシニア猫は、一度にたくさんの食べ物を消化するのが難しく、少ない分量を数回に分けて与えると良いとされています。 一般的な目安は次の通りです。
  • 子猫 3回
  • 成猫 2回
  • シニア猫 3回
ただし、上記はあくまで目安です。猫はもともと1日に何度も狩りをする生き物で、犬などと比べると胃が小さく、1度に少量しか食べることができません。場合によっては1日の食事量を5回に分けて与えることを推奨されることもあります。 適切な回数は猫によるところが多いため、ぜひ愛猫との生活の中で、一番ストレスがない回数を模索してみてください。

【デブ猫対策 その5】 食事は決まった時間に

猫,肥満,キャットフード,糖尿病 いつも猫に餌をあげるのは、何時ごろでしょうか?時間帯は決まっていますか?不規則な食生活は、太る原因にもなります。 特別な理由がない限りは、猫も人間と同様、規則正しい生活をしたほうが良いとされています。猫の体調把握のためにも、時間を決めてあげるようにしましょう。これにより、いつもお腹が空かない時間に求めるのはなぜか?など推測ができるようにもなります。

【デブ猫対策 その6】 置き餌はしない

猫,肥満,キャットフード,糖尿病 キャットフードを、決まった時間に出したり片付けたりせずに、ずっと出しっ放しにしておくことを「置き餌」といいます。 置き餌をしていると、食べすぎてしまったり、いつどれぐらい食べているかを把握することができず食生活が不規則になってしまいます。 特に、多頭飼いをしている場合、「ある猫だけが太りだす」というケースをよく聞きます。多くの猫がいる状態で餌を置きっ放しにしていると、どの猫がいつ、どれぐらい食べたのかを把握することが難しくなるため、その点からも良くない習慣と言えます。 また、長時間、キャットフードを放置しておくと酸化してしまうので、健康にもあまり良くありません。

適切な食事あってこその、健康体!

猫,肥満,キャットフード,糖尿病 愛する猫が甘えた声で要求すると、餌やおやつを与えたくなってしまうでしょう。しかし、甘やかすことでデブ猫になってしまったら、苦しむのは愛する猫です。毎日あげる餌だからこそ、しっかりと管理し、肥満にならないように気をつけましょう。 特に、キャットフードを変えた時はいつも以上に注意が必要です。キャットフードにより、カロリーも違いますし、吸収される栄養素の量も異なります。愛猫の観察をしっかり行い、体重や体型の変化にいち早く気づけるといいですね。
改訂履歴
2021/08/27 情報を更新
2020/05/08 情報を更新
2017/11/01 初版公開

猫が顔を洗うと雨が降るのは本当だった!グルーミングの驚くべき理由

「猫が顔を洗うと雨が降る」という言い伝えを聞いたことはありますか?猫が顔を洗うのはグルーミングの一種で、実は猫が顔を洗うことと雨が降ることの間には因果関係があると科学的に証明されています。 猫のグルーミングをする姿はとてもかわいらしいですが、グルーミングには生命や健康を維持するための大切な役割があります。 今回は、猫がグルーミングを行う理由と、過剰なグルーミングを起こす原因について解説していきます。

猫のグルーミングとは?

猫,毛繕い,グルーミング,雨,病気,皮膚病,ストレス グルーミングとは毛繕いのことで、猫にとって大切なライフワークの一つです。 猫は1日の大半を寝て過ごしており、平均睡眠時間は16〜18時間とされています。 起きている時間の約30%をグルーミングに費やしていると言われている猫は、1日に約2.5時間ほどグルーミングをしています。

なぜ猫はグルーミングを行う?

猫,毛繕い,グルーミング,雨,病気,皮膚病,ストレス そもそも猫のグルーミングは何のために行われているのでしょうか。ここでは、猫がグルーミングを行う理由を4つご紹介します。

1. 健康を維持するため

猫はグルーミングをすることで、毛についた汚れや毛玉を取り除いています。 毛玉や汚れが溜まってしまうと皮膚病の原因となってしまうため、猫はグルーミングによりこれを防いでいるのです。 また、体を舐めることで身体中の血行が良くなったり、唾液の持つ殺菌効果により感染症を予防することができます。

2. 体温調節のため

また、猫はグルーミングをすることで体温を調節しています。 暑い時は体を舐め、毛についた唾液が蒸発する時の気化熱を利用して体温を下げています。 気化熱には16℃程度の冷却効果があると言われており、夏場にグルーミングをしていたらそれは体温を下げるためでしょう。 また、冬場にはグルーミングによって毛の間に空気を含ませ、熱が外に逃げないよう保温しているとされています。

3. 体をきれいにするため

猫のグルーミングには体をきれいにする効果があります。そのため、食後などは特に、顔を洗っている様子を見ることができます。 これは、体をきれいにして、においを消すためでもあります。 狩りをして生活していた頃の名残とも言われており、獲物が逃げないように自身から出るにおいを消そうとしているのです。

4. リラックスするため

猫はストレスを感じた時や不安になった時にグルーミングをし、そのストレスを発散しようとします。 こうした行動は「転位行動」と呼ばれ、猫の場合は爪研ぎやグルーミングなどがこれに該当します。 そのため、もしひっきりなしに顔を洗ったりグルーミングしていたら、ストレスを解消しようとしているのかもしれません。

猫が顔を洗うとは本当に雨が降るのか

猫,毛繕い,グルーミング,雨,病気,皮膚病,ストレス 古くから伝わる「猫が顔を洗うと雨が降る」という言葉ですが、果たして猫は本当に雨を予知しているのでしょうか。 実は、猫が顔を洗うことと雨が降ることの間には因果関係があると科学的に示されています。 雨雲が近づき湿度が高くなると、猫のひげに水滴がつき重くなってしまいます。すると猫は、ひげの手入れをしてハリを取り戻すために、頻繁に顔を洗うようになるのです。 また、湿度が高くなると猫の顔にいるノミが活発に動き出すため、猫は痒みを感じて顔を洗うこともあります。 つまり、猫が顔を洗うと雨が降るのではなく、雨が降りそうな天気に猫が顔をよく洗うという方が正しいのかもしれません。

過剰なグルーミングは注意!

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1. 強いストレスを感じている

猫のグルーミングにはストレスの解消を目的とする場合があります。 もし、猫が頻繁にグルーミングをしているようであれば、強いストレスを感じているのかもしれません。 急な環境の変化や騒音など、ストレスの原因が明確な場合はすぐに取り除いてあげましょう。 また、猫が落ち着けるような場所を用意してあげることも重要です。

2. ノミやダニがついている

体にノミやダニがついており、痒く感じているために過剰にグルーミングをしてしまっている可能性があります。 あらかじめ予防薬を投与しておくことで、ノミ、ダニの寄生は予防できます。 また、ブラッシングでも、ある程度除去することができるため、定期的にしてあげましょう。

3. 皮膚病を患っている

皮膚病によって感じる痒みを和らげるためにグルーミングをしている場合もあります。 毛が抜けてしまっていたり、床や壁に体を擦り付けるような仕草を見せていたら、痒みを感じてしまっているサインなので、動物病院を受診しましょう。 グルーミングを無理に辞めさせるとストレスを感じてしまい、むしろ過剰なグルーミングの原因となってしまうため、気をつけましょう。

猫がグルーミングをしなくなったら?

猫,毛繕い,グルーミング,雨,病気,皮膚病,ストレス 猫が頻繁にグルーミングをしていたら、病気やトラブルのサインかもしれないことはすでにお伝えした通りです。一方で、猫がグルーミングをしなくなった場合も、病気などの可能性があります。 猫にとってグルーミングは生活に欠かせませんが、何らかの異常が起きている場合、グルーミングをしなくなることがあります。

1. 高齢のため

高齢の猫の場合、グルーミングをするのが億劫になってしまう場合があります。 筋肉の衰弱や痴呆によって、体をグルーミングをする力が出なくなってしまうのです。

2. 口内炎などの疾患のため

口内を怪我していたり口内炎があったりすると、グルーミングをしたくても口に痛みを感じてできないというケースもあります。 よだれや口臭、食事時の異変などが見られたら動物病院を受診しましょう。

毛球症に気をつけよう

猫,毛繕い,グルーミング,雨,病気,皮膚病,ストレス 猫はグルーミングの際に、被毛を飲み込んでしまうことがあります。 通常であれば便とともに体の外に排出されますが、量が増えると口から吐き出すことがあります。さらに量が増えて大きな毛玉になると口から吐き出すことができなくなります。その場合、内視鏡を使って摘出したり、開腹手術をしたりする場合もあります。 猫が飲み込む毛の量を少しでも減らすために、定期的にブラッシングをしてあげましょう。換毛期は特に念入りにしてあげてください。

まとめ

猫,毛繕い,グルーミング,雨,病気,皮膚病,ストレス 今回は、猫が行うグルーミングについてご紹介しました。 昔からの言い伝え通り、猫が顔を洗うことと降雨には実際に関係があるようですね。 猫のグルーミングの理由は様々ありますが、過剰にグルーミングをしている場合には病気などの可能性も考えられます。また、逆にグルーミングをしなくなってしまうと、汚れや毛玉により皮膚疾患の原因になってしまう場合もあるため、よく観察するようにしてあげてください。

【獣医師監修】犬が体を痒がる原因は?動物病院を受診すべき?

犬の飼い主のみなさんは、犬が体を掻く様子を一度は見たことがあるのではないでしょうか。嘔吐や下痢などと同様に、痒みは見つけやすい症状の一つです。 しかし、犬が体を痒がっている際、動物病院を受診した方がよいのか迷う方も多いのではないでしょうか。 今回は、犬の痒みから考えられる疾患を、獣医師が詳しくご紹介します。

そもそも痒みとは

犬 痒み 疾患 掻く 皮膚 病気 獣医師 痒みは、「掻きたくなる衝動を伴う皮膚や粘膜の不快な刺激感」と定義されています。 ヒトの場合、掻くことによって皮膚に赤みや出血が見られると掻くのを止めますが、犬の場合は痒いときはひたすら掻き続けます。 「掻くことが刺激となってさらに痒くなって…」と悪循環に陥ってしまうと、ストレスが溜まるだけでなく、皮膚もダメージを受けてしまいます。痒み刺激は速やかに取り除いてあげたいところです。

痒みとともに見られる徴候

特に疾患の心配はない一時的な痒みの場合は、単に少し掻く様子を見せるだけで、それ以外の異常は見られないことがほとんどです。一方、何らかの疾患によって痒みが生じている場合は、痒み以外にも皮膚症状が見られることがあります。 犬が体を痒がっている場合、以下のような症状が付随して見られたら、動物病院の受診を検討しましょう
  • 発疹: 皮膚が赤くなったり、それに伴って皮膚が盛り上がったりすることです。
  • 脱毛: 痒い部位を中心に現れることが多いです。痒みを伴わない脱毛もあります。
  • 鱗屑: フケのことです。

犬の痒みによって考えられる疾患

犬 痒み 疾患 掻く 皮膚 病気 獣医師 愛犬が痒がっているとき、皮膚では何が起きているのでしょう。基本的に痒みは、皮膚の炎症の結果として生じます。 よって痒みを治療する際は、何が原因で皮膚に炎症が起きているのかを判断することが重要です。 痒みを引き起こす皮膚の疾患には、次のようなものがあります。それぞれについて、症状や診断方法などを簡単にみていきましょう。
膿皮症、マラセチア性皮膚炎、 皮膚糸状菌症、ノミアレルギー、食物アレルギー、アトピー性皮膚炎、外耳炎、肢端舐性皮膚炎

膿皮症(のうひしょう)

細菌が表皮と毛包に侵入して起こる感染症です。 特徴は毛包に見られる膿疱(のうほう;膿による水ぶくれ)と、皮膚表面の表皮小環です。 表皮小環とは、細菌感染が起こった部位から同心円状に広がるカサブタのようなもので、これが認められた時は膿皮症が強く疑われます。 近年では耐性菌の問題もあり、抗菌薬の感受性試験を行ってから投薬を開始することが推奨されています。

マラセチア性皮膚炎

原因となる「マラセチア」は酵母の一種で、犬の表皮や外耳道にも常在しています。 しかし、アトピー性皮膚炎や甲状腺機能低下症などによって免疫力が落ちると、異常にマラセチアが増殖し、皮膚炎が引き起こされます。 病変は腹部に多く認められます

皮膚糸状菌症

「皮膚糸状菌」というカビの一種が、表皮の角質や被毛に感染することで引き起こされます。 感染力も強く、罹患動物との接触や汚染土壌から容易に感染します。 また、ヒトにも感染する人獣共通感染症なので、飼い主さんへの感染も注意が必要です。

ノミアレルギー

ノミが吸血する際に注入する唾液に対するアレルギー反応です。痒みを伴う発疹は、尾根部、大腿部、鼠径部によく認められます。 なお、アトピー性皮膚炎罹患犬は、ノミアレルギーの発生率が高くなる傾向にあります定期的なノミ駆虫が最大の予防となり、治療による予後も良好な疾患です。

食物アレルギー

牛肉、豚肉、鶏卵、大豆、トウモロコシなどは一般的に食物アレルギーの原因物質です。 例えば、普段食べ慣れないものを食べた後に皮膚症状が認められた場合には食物アレルギーが疑われます。 症状が現れやすい部位は、眼周囲、口周囲、外耳道、四肢端、背部です。 アレルゲンに対する反応は、血液検査によって知ることができます。

アトピー性皮膚炎

ヒトと同様に、犬のアトピー性皮膚炎に関しても詳しい発症機序は完全には解明されていませんが、ハウスダストや花粉などに対する過剰な反応が皮膚に起こることが痒みの原因とされています。 遺伝的によく発症する犬種も報告されており、柴犬やウエスト・ハイランド・ホワイト・テリアが該当します。 診断から治療まで時間がかかるのも特徴で、非常に厄介な疾患です。 さらに犬ではヒトと異なり、年齢とともにアトピー性皮膚炎がひどくなる傾向にあるため、薬の量の調節も大変です。

外耳炎

耳の炎症ですが原因は様々で、マラセチア、アトピー性皮膚炎、食物アレルギー、ミミヒゼンダニなどが挙げられます。健康診断で偶発的に発見されることも多く、犬では非常に一般的な疾患です。 耳洗浄や点耳薬による治療が必要となり、放置すると中耳炎や内耳炎、耳血腫に進行することもあるので注意が必要です。特に、垂れ耳の犬種や、耳の中に毛が生えているプードルなどの犬種は要注意です

肢端舐性(したんしせい)皮膚炎

心因的なもの、例えば退屈や不安によって足先を舐め続けることで皮膚に炎症が起こります。 舐めるから炎症が起きているのか、炎症が起きているから舐めているのかの鑑別は非常に困難で、ストレスの原因を取り除きつつ炎症のケアをしていきます。

痒がる様子を見かけた際に注意すること

犬 痒み 疾患 掻く 皮膚 病気 獣医師 愛犬が継続的に痒そうな仕草をしていたら、動物病院を受診しましょう。 しかし、受診の前に注意しておきたいことがいくつかあります。

長期的な治療が必要

薬剤の投与によって劇的に回復する症例もありますが、一般的には治療の効果が現れるまでには時間がかかります。 特にアトピー性皮膚炎や食物アレルギーに関しては、生涯にわたって治療が必要となることも少なくありません。

診断も時間がかかる

検査結果が出るまで時間がかかる場合もあります。 痒い期間を長引かせないためにも、早めに動物病院を受診することをおすすめします。

掻くことを咎めない

「痒くても我慢する」ということは犬には理解できません。 掻いている所を叱責すると、愛犬との関係性にヒビが入ってしまいます。 また、「掻くと怒られる」と学習した犬は飼い主に隠れて掻くようになり、異常の発見が遅れることもあります。

まとめ

犬 痒み 疾患 掻く 皮膚 病気 獣医師 皮膚の痒みは命に直接関わるものではありませんが、生活する上で大きなストレスとなります。 たかが痒みくらいと思わずに、愛犬に対して真摯に向き合ってください。

獣医師が教える子猫のしつけ③〜ブラッシングに慣れさせる

獣医師が教える子猫のしつけシリーズ第一弾「キャリーケースに慣れる」、第二弾「オーラルケア」に続き、第三弾となる今回のテーマは、「ブラッシング」です。 「そもそも猫にブラッシングって必要なの?」と思う方もいるかもしれませんが、ブラッシングは猫の心身の健康を維持する上でとても重要なことです。猫のブラッシングについて正しい知識を身につけ、子猫のうちからしっかり慣れさせておきましょう。 獣医師が教える子猫のしつけシリーズ第一弾、第二弾はコチラからご覧いただけます。
獣医師が教える子猫のしつけ①〜キャリーケースに慣れさせる
獣医師が教える子猫のしつけ②〜オーラルケア

猫の「グルーミング」と「ブラッシング」

猫のグルーミングとブラッシングは必須

飼い主がブラッシングを行わなければならない理由

基本的に、猫はキレイ好きな動物なので、自ら毛づくろい(グルーミング)を行います。 グルーミングは、体を清潔に保つことで皮膚病を防ぐと同時に、ザラザラした舌で皮膚を撫でることによって血行を促進し、健康を維持していると考えられています。 しかし、高齢になるにつれてグルーミングに費やす時間は短くなってしまうので、代わりに飼い主がブラッシングを行わなければいけません

ブラッシングに慣れさせる意味

特に、高齢になってからブラッシングが重要になりますが、ブラッシングを嫌う猫も存在します。自由を奪われてブラシを掛けられることは猫にとっては想定外で、ストレスを感じます。 年を取ってから慣れさせるのはなかなか難しいので、子猫のうちから徐々にブラッシングに慣れさせることで、猫も人もお互いに傷つかずに済むのです。

ブラッシングで毛玉のトラブルを防ぐ

ブラッシングは毛玉のトラブルを防ぐ

毛玉による皮膚の炎症を防ぐ

特に長毛の猫は、すぐに毛が絡まって頑固な毛玉を作ってしまいます。毛が絡まって皮膚を引っ張ることで皮膚に炎症を起こすため、毛玉は速やかに除去する必要があります。 しかし、残念ながら毛玉取りは処置に時間がかかるため猫にとって大きなストレスとなります。最悪、麻酔下での処置になってしまうかもしれません。猫の負担軽減のためにも、こまめなブラッシングで毛玉の予防をすることは必要不可欠です。

毛球症の予防にも

グルーミングによって少なからず、猫は自分の毛を飲み込んでしまいます。たまに猫が毛玉を吐きだすのはそのためです。 しかし、上手に毛玉を吐きだせない猫は、毛玉が腸に達します。毛は消化されないため、便秘の原因となってしまうこともあります。これを毛球症といいます。つまり、ブラッシングによって猫の飲み込む毛の量を減らしてあげることは毛球症の予防になるのです。

ブラッシングでこまめに猫の皮膚病チェックを

ブラッシングをして皮膚病をチェック ここで少し、猫で注意すべき皮膚病について解説します。 皮膚病の代表的な症状は、痒み、発赤、脱毛、鱗屑(フケ)、痂疲(カサブタ)などです。これらの症状が見られた場合は、動物病院の早期受診をおすすめします。 ブラッシングなどのスキンシップの際にぜひ、注目してみてください。

舐性(しせい)皮膚炎

猫の下はザラザラしているので、一か所を集中的に舐めることで皮膚炎が生じます。原因としてはストレスなどの心因性のものが多く、家の引っ越しや近所の工事騒音によって引き起こされます。 痒みはありませんが、発赤や脱毛の症状が見られます。

ノミアレルギー性皮膚炎

体表に寄生したノミが吸血の際に注入する唾液によるアレルギー反応です。 症状は主に背中に見られ、激しい痒み、脱毛、発赤、鱗屑(フケ)、痂疲(カサブタ)が認められます。ブラッシングによって被毛の下の皮膚を観察することでノミを確認できることがあります。

皮膚糸状菌症

皮膚糸状菌という真菌(カビ)の一種によって引き起こされます。母子感染も確認されており、子猫の時期に多く発生する傾向があります。痒みの程度は様々で、無いこともあれば強いこともあります。他にも、脱毛や発赤の症状が認められます。 皮膚糸状菌症は人獣共通感染症であり、ヒトに感染すると強い痒みを引き起こします

皮膚腫瘍

悪性腫瘍の中には、肥満細胞腫、皮膚型リンパ腫、扁平上皮癌など皮膚にしこりを作るものがあります。初期では腫瘍も小さく、症状もないために発見が遅れることがあります。 しかし、定期的なブラッシングによって皮膚の状態を確認しておけば、これら腫瘍の早期発見に繋がります。腫瘍治療の基本は早期発見と早期治療によるので、ブラッシングは非常に有効と言えます。

ブラッシングに必要な道具

短毛種と長毛種では、ブラッシングに必要な道具や、道具のタイプが異なります。 次の章も参考に、それぞれの猫種に適切なブラッシングの道具、頻度、方法を知っておきましょう。
ブラシの種類 用途 短毛種/長毛種
獣毛ブラシ 抜け毛の処理 両方
コーム 毛並みを整える 両方
ソフトブラシ 抜け毛の処理 短毛種
ピンブラシ 毛並みを整える 長毛種
スリッカー 毛玉をほぐす 長毛種

短毛種のブラッシングの頻度・方法

短毛種のブラッシング

ブラッシングの頻度と方法

週に3回~毎日行うことが理想です。膝の上やマットの上など、猫がリラックスできる場所で、長くても3分程で終わらせます。 ブラッシングは毛並みに沿って、表面を撫でるように行います。毛並みに逆らうと、無理に皮膚を引っ張ってしまうことになり、猫に不快感を与えます。

使用するブラシの種類

ブラシは柔らかいタイプの獣毛ブラシとソフトブラシを使用します。 獣毛ブラシで抜け毛を大まかに処理した後、ソフトブラシで表面に残った毛を取り除きます。最後にコームで毛並みを整えていきます。

獣毛ブラシ(ソフト)

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ソフトブラシ

コーム

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長毛種のブラッシングの頻度・方法

長毛種の猫のブラッシング

ブラッシングの頻度と方法

毎日1回~2回行うことが理想です。ブラッシングの仕方は、短毛種の場合と同様です。

使用するブラシの種類

短毛種とは異なり、獣毛ブラシはハードタイプのものを使用します。これは長い被毛の奥までブラシを届かせるためです。その際に、皮膚を強くこすってしまうと良くありませんので加減に注意しましょう。 毛が絡みついているときは、コームやスリッカーでほぐします。無理に引っ張ると猫が嫌がりますので、ゆっくり行ってください。指でほぐすのもいいでしょう。最後にピンブラシで毛並みを整えて完了です。

獣毛ブラシ(ハード)

スリッカー

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ピンブラシ

ペティオ (Petio)
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まとめ

ブラッシングは子猫の時から行って慣れさせておこう ブラッシングは猫の健康を守る上でももちろん大切ですが、何よりも飼い主の皆さんと猫の信頼関係を強くするためにも非常に重要です。 子猫の時期から行うのが理想ですが、成猫でも徐々に慣れさせることは可能です。そのため、例え子猫でなくても、今から無理のない範囲でブラッシングの習慣をつけてみてはいかがでしょうか。

犬も猫も、日向ぼっこが必要ってホント?日光浴がもたらす効果とは。

日光浴、できてますか?

隙間から手をだす猫 犬も猫も、日向ぼっこが好きですよね。暖かくてポカポカしている場所を好んで、スヤスヤ寝ているイメージがあります。でも、なぜあんなに日光浴をするのでしょうか。 実は、健康のために欠かせないものだったのです。

日光浴のもたらす効果4選

幸せホルモン「セロトニン」が出る

花の香りを嗅ぐ女性 幸せホルモンとも呼ばれるセロトニンは、動物の精神系に大きく関わるホルモンです。心のバランスを整え、精神を安定に導くといわれています。 このセロトニン、なんと日光を浴びることで分泌が活性化されるんです。心身ともに健康でいるために、日光は必要不可欠なものです。 1日中家の中にいるわんちゃんは、日の光を浴びることができません。すると精神が不安定になってしまいます。きちんと日光浴をする機会を、意識的に作ってあげることが大切です。

皮膚病予防ができる

日向ぼっこをする猫 紫外線には殺菌効果があることはよく知られていますよね。犬が外に出て日光を浴びることで、殺菌効果から皮膚病予防が期待できます。 また、日光浴をよくする猫の毛は、美しく毛艶があるともいわれています。日光の殺菌・血行促進効果などのおかげでしょう。 長時間、紫外線にさらされるのはかえって逆効果になってしまいますので、適度な日光浴をさせるようにしましょう。

体内時計がリセットされる

腕時計を起動させる 日の光を浴びなければ、体内時計は狂ったまま時を進めてしまいます。人間の場合、朝に強い光を浴びることで、体内時計をリセットすることが推奨されていますよね。 犬や猫も同じで、日の光で体内時計をリセットさせてあげましょう。

ビタミンDが作られる

ぼやけている犬 シニア犬にとって、骨の健康はとても重要です。 日光の紫外線を浴びることで、ビタミンDが体内で合成されます。ビタミンDは、カルシウムのバランスを整える役割をしたり、丈夫な骨を維持するのに必要な栄養素です。 このビタミンD、もし不足してしまうと骨に関する病気にかかりやすくなってしまうのです。
    ただし人間と比べると、生成されるビタミンDは少ないと言われています。ビタミンD入りのドッグフードや、食べ物を摂取することで、さらに補うことができます。

日光を浴びて、元気100倍!

木の陰からこちらを見る猫 日光は本当にたくさんの効果をもたらしてくれます。私たちも、太陽の光を浴びてこそ元気になれますよね。 家にいる機会の多い犬・猫には、意識的に日光浴をする時間を作ってあげましょう。散歩の時に、思いっきり日の光を浴びるのも良いですね!