乾燥の時期こそ愛犬にスキンケアを!内側からもケアしよう

乾燥する冬の時期、保湿を始めとしたスキンケアは犬にとっても重要です。
スキンケアには、保湿やシャンプーなど外側からのケアに加え、栄養や睡眠などの内側からのケアも必要です。

皮膚トラブルを抱える犬が多い中、皮膚炎になりにくい皮膚を作るために飼い主さんができることは何でしょうか?
今回は、犬のスキンケアについて詳しくご紹介します。

犬の皮膚の機能

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犬の皮膚の表面にある角質層は、バリア機能という重要な役割を担っています。

バリア機能により、紫外線、細菌、アレルゲン、熱など外部の刺激が体内へ入ることを防ぎます。また、水分を体外へ過度に蒸散させず、乾燥も防ぐことができます。

犬の皮膚は乾燥しやすい

しかし、犬は皮膚が被毛で覆われているため、この角質層を含めた犬の皮膚の厚さは、人間の1/3程度しかありません。犬の皮膚はとてもデリケートなのです。
健康な皮膚を持つ犬でも、冬の時期や暖房による乾燥した環境、シャンプー後などは皮膚のバリア機能が低下しやすいです。

アトピーなど皮膚が弱い犬は特に注意

特に、アトピーなどの基礎疾患によって皮膚が弱い犬の場合、皮膚炎にかかりやすくなってしまいます。

アトピーは比較的若いうちから発症します。アトピーの好発犬種である、柴犬、フレンチブルドッグ、シーズー、ウェストハイランド・ホワイトテリアなどは、子犬のうちからしっかりスキンケアをしておくと良いでしょう。

皮膚トラブルを抱える犬は多い!

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アニコム家庭どうぶつ白書2020によると、保険請求のうち皮膚疾患が占める割合は25.3%で、消化器疾患の25.9%に次ぐ多さでした。皮膚のトラブルは、どの犬にも起こりうるものなのです。

よくある皮膚のトラブルとしては、膿皮症やマラセチア皮膚炎などの感染症、アトピーや食物アレルギーなどのアレルギー、脂漏症や多汗症などのベタつきを伴う病気が挙げられます。

それでは、どのようにして日々のスキンケアを行ってあげれば良いのでしょうか?以下で詳しくご説明します。

【外側からのスキンケア①】保湿

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冬場やシャンプー後は、しっかりと保湿をしてあげましょう。

保湿剤には、ローション、ジェル、クリームなど色々なタイプのものがあります。
被毛の上から広範囲に使えるローションタイプや、肉球や特に乾燥している部分にはクリームなど、部位によって使い分けることもできます。

また、セラミド、尿素、ヒアルロン酸、アミノ酸などが配合されているものが保湿力が高く、効果が期待できます。そのため、成分が明記されているものを選びましょう。
ベタつきすぎず使いやすい、愛犬に合ったものを使いましょう。

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【外側からのスキンケア②】シャンプー・ブラッシング

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ブラッシングやシャンプーもスキンケアの一環です。
古い毛やフケなどが残った状態だと、血流や通気性が悪化し、皮膚病になりやすくなってしまいます。ブラッシングは可能な限り毎日行いましょう。

また、皮膚や被毛の汚れ取り除くためのシャンプーも重要です。
その際、シャンプー剤を直接皮膚につけたりゴシゴシとこすったりしてしまうと、逆に皮膚への負担となります。ぬるま湯でしっかり毛を濡らしてから、よく泡立てて優しくマッサージをするように洗ってあげましょう。シャンプー後はトリートメントもしてあげると保湿効果が高まります。

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【外側からのスキンケア③】紫外線対策

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紫外線を浴び続けてしまうと、皮膚炎や皮膚がんの原因となります。
特に、シングルコートの犬、短毛種やヘアレスドッグは、皮膚を紫外線から守る被毛が少ないため、影響を受けやすいです。

紫外線の強い時間帯の散歩を避ける、毛を短くしすぎない、UVカットの服や日焼け止めを使うなど、紫外線対策を行ってあげましょう。

【内側からのスキンケア①】栄養バランスと添加物フリー

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食餌は皮膚の健康に大きな影響を与えます。栄養をバランス良く含んでいるフードを適切に与えましょう。
また、フードやおやつに含まれる添加物が原因で、アレルギーなどの皮膚トラブルが起きることもあります。なるべく添加物フリーのものを選ぶことをおすすめします。

【内側からのスキンケア②】皮膚を休ませる

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皮膚を休ませてあげるために、リボンやスカーフ、洋服、首輪などを長時間つけっぱなしにすることは控えましょう。擦れて痛みや痒みを起こしたり、蒸れてしまったりする可能性があります。

また、質の良い睡眠を取ることも大切です。犬の寝床付近の睡眠環境を整えてあげましょう。

【内側からのスキンケア③】ストレスケア

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ストレスが皮膚の状態を悪化させることがあります。

一時的なストレスの場合は、原因を取り除けば大きな問題に発展することは少ないです。
しかし、分離不安やトラウマなど恐怖感を抱いている場合、執拗に手足を舐める・噛む、毛をむしるなどの行動が皮膚のトラブルにつながることがあります。

ストレス要因の少ない環境を作ってあげることが大切です。原因や対処方法がわからない場合は、かかりつけの動物病院で相談しましょう。

まとめ

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近年皮膚のトラブルを抱える犬は多く、普段からのスキンケアがとても大切だということがわかりました。アトピーの発症や重症化を防ぐためにも、小さい頃からスキンケアを習慣化してあげましょう。

今回ご紹介した外側と内側からのスキンケアで、皮膚トラブルの回避・改善をしてあげられると良いですね。

【獣医師監修】湿疹や脱毛など、猫の皮膚異常で考えられる9つの疾患

今回のテーマは、愛猫の毛が抜ける、皮膚が赤くなるなど、猫の皮膚に関する様々なトラブルについてです。

猫の皮膚トラブルは、一時的なものなら問題ありませんが、それが何日も続き、どんどん広がっていく場合は注意が必要です。皮膚の痒みや違和感は、猫にとっても大きなストレスになります。

猫の皮膚に何が起きているのかを、獣医師と一緒に詳しく勉強していきましょう。

そもそも皮膚異常とは

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皮膚が赤くなっている、痒みがあるなど、皮膚全般の異常のことです。外観に異常が見られるため、一緒に生活していて見つけやすい異常でもあります。

猫で見られる皮膚異常の一例を紹介します。

  • 紅斑:赤い斑で、皮膚に盛り上がりは見られない。毛細血管の充血によって起こる。
  • 脱毛:猫は全身が毛で覆われているため、全身のどこでも起こり得る。
  • フケ:表皮のターンオーバーの短縮、あるいは角質の剥脱阻害が考えられる。
  • カサブタ:びらんや潰瘍の上に滲出物や扁平上皮が固まって形成される。

猫の皮膚異常で受診した際に聞かれること

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猫の皮膚疾患は、受診時の皮膚の状態だけでは情報が不十分です。
次のような点を飼い主さんが事前に把握しておくと、診断がスムーズに進みます。

  • 初発年齢:幼齢時に発生するもの、老齢で発生するものがある
  • 季節性:夏場や冬場で症状に変化はあるか
  • 初発部位:最初はどこから始まったのか
  • 痒みの程度:強い痒みがあるか、本人が気にしている様子はあるか
  • 投薬歴:過去の治療歴、投与した薬剤の反応性
  • 経過:病変の拡大、いつ頃からかなど

猫の皮膚疾患で考えられる疾患9つ

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皮膚疾患は命に関わることは少ないですが、痒みがあると非常にストレスです。
そのストレスによって別の病気にかかることもあるため、早めに原因を取り除き、楽にしてあげましょう。

①膿皮症(のうひしょう)

【症状】
皮膚小環:カサブタを伴うやや隆起した発赤が、細菌感染部位から円形に広がる。背中に見られることが多い。
深在性膿皮症:細菌感染が皮膚の深部に及んだ状態。赤く腫れ、痛みを伴う。

【原因】
細菌が表皮や毛包に入って感染。皮膚にはバリア機能があるが、環境の悪化や栄養不良、他の感染症やアレルギーなどによってバリアが弱まると発症する。

②ノミアレルギー性皮膚炎

【症状】
痒みを伴う皮疹。

【原因】
ノミに対するアレルギー反応。
ノミの寄生数には関係なく、一匹でもノミがいればノミアレルギー性皮膚炎を発症する可能性がある。

【備考】
ノミアレルギーによって好酸球性肉芽腫などが悪化することもある。

③食物アレルギー

【症状】
痒み、脱毛、全身性粟粒(ぞくりゅう)性皮膚炎。
特に首から上(頭部、頸部、耳介)によく見られる。

【原因】
食物抗原に対するアレルギー反応。
犬と異なり、猫では食物アレルギーがどのように起こるのか解明されていない。

④皮膚糸状菌症(ひふしじょうきんしょう)

【症状】
・脱毛(初期段階)。
・多量の鱗屑(りんせつ:皮が剥けてカサカサした状態)を伴う脱毛性紅斑。
・細菌の二次感染で痒みが見られることも。

【原因】
皮膚糸状菌という真菌(カビの一種)による感染症。

【備考】
皮膚糸状菌症はヒトにも感染することが知られており、猫はヒトへの重要な感染源として問題視されている。

多頭飼育の場合は感染が蔓延する恐れがあり、早期に感染猫を隔離するのが大事。
落ちた皮膚や被毛が感染源となるため、環境の浄化も重要。

⑤舐性皮膚炎(しせいひふえん)

【症状】
脱毛、違和感。

【原因】
ストレスや退屈などによって猫は自分の体を舐めるが、ザラザラの舌で舐め続けると皮膚が炎症を起こす。

【備考】
元々そこに何らかの皮膚異常があったから舐めているのか、舐めた結果皮膚異常が生じているのかの判断は困難。

⑥肥満細胞腫

【症状】
悪性腫瘍が、特に頭部や頸部に発生することが多い。
小さい上に、本人が気にすることも少ないため、発見が遅れることも多い。

【備考】
外科切除では広範囲の切除が望ましいとされているが、猫の肥満細胞腫では局所での攻撃性は低く、術後の予後は良好。
一方で、転移している場合の予後は悪いとされ、特に多発性(複数か所に病変が存在)の場合は要注意。

⑦扁平上皮癌(へんぺいじょうひがん)

【症状】
白い猫に発生しやすい癌で、好発部位は鼻、耳介、眼瞼、口唇。
病変部は潰瘍化して出血しやすく、顔面の変形も見られることがあるため非常に痛々しく見える。

【備考】
転移速度は遅い。

⑧脂肪種

【症状】
脂肪細胞の増殖による良性腫瘍で、触るとプヨプヨしている。

【備考】
単独で悪さをすることはあまりないが、発生部位と大きさによっては歩行や飲食に支障を来たすことも。

⑨表皮嚢胞(ひょうひのうほう)

【症状】
表皮にしこりができる。
表皮の角質・脂肪が皮膚内に溜まったもので、腫瘍ではない。

【原因】
皮下に嚢胞(袋)ができ、そこに古くなった角質などが溜まることで腫瘤となる。

【備考】
腫瘍ではないので転移することはない。
しかし、大きくなりすぎると自壊の恐れもあるため、手術によって切除する必要がある。

猫の皮膚異常は早めの受診を!

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皮膚病変の診断や治療には時間がかかるものもあります。

細菌培養検査では2〜3日、アレルギー検査では1週間程、食物アレルギーの原因を調べるための除去食試験では数ヵ月かかることもあります。

痒みなどのストレスを早く取り除いてあげるためにも、早めに動物病院を受診しましょう。

まとめ

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猫の皮膚異常の相談は意外と多いものです。皮膚疾患は原因がなかなか特定できないことも意外と多く、獣医師の頭をしばしば悩ませます。

愛猫の皮膚トラブルを見つけた場合は、気軽にご相談ください。一緒に愛猫の悩みを解決していきましょう。

「たかが静電気」ではない!静電気のペットへの影響と対策

乾燥する季節になると起こりやすい、「静電気」。ビリっとした痛みも伴って、本当に嫌なものです。

ペットを撫でようと触れるたびに静電気が起きてしまい、突然の刺激に飼い主さんもペットも驚くこともしばしば。
ペットにとって、静電気は痛くてとても不快なもので、かわいそうですよね。

静電気はペットにとって悪影響を及ぼすことがあります。今回は静電気がペットに与える影響、防止策などをご紹介します。

静電気のメカニズムと痛みの原因

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まず始めに、静電気はどうして起こるのでしょうか?

私たちの身の回りのものは全て電気を帯びています。もちろん、人間やペットも例外ではありません。通常はプラスとマイナスの電気を同じ数だけ持っていますが、衣服の擦れなどによる摩擦でそのバランスが崩れしまうと、静電気が体に溜まっていきます。

体に溜まった静電気は、空気中の水分を通して少しずつ体外に放出されるのですが、乾燥する季節は空気中の湿気が少ないため、放電されずに静電気がずっと体に溜まってしまいます。

この溜まった静電気が、物体同士の接触によって一気に流れて「バチっ!」っとなるのです。

夏場は湿気が多いため、あまり静電気が起こりませんが、冬は空気が乾燥によって静電気が「溜まりやすく放出されにくい」のです。

犬や猫は静電気が溜まりやすい

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犬や猫は全身が被毛で覆われています。その毛の1本1本が帯電し、毛布などと擦れるたびに静電気が溜まってしまいます。

その上、犬・猫の皮膚は人間の皮膚のおよそ6分の1の薄さのため、水分が逃げやすいのです。
特に、乾燥肌体質、ロングコート、被毛の多い犬・猫は静電気を溜め込みやすい傾向にあります。

静電気はペットの肌の乾燥サイン

犬・猫の皮膚はとても繊細で、私たちの予想以上に乾燥の影響を受けています。

日本の冬はただでさえ乾燥しやすいですが、暖房による乾燥で、さらに皮膚の水分が奪われてしまいます。特に、床暖房の上で寝ることが多い犬や猫は、お腹の皮膚が乾燥しやすいと言われています。

ペットに触れるたびに頻繁に静電気が起きるのは、ペットの皮膚や被毛が乾燥しているサインだと考え、早めに乾燥対策を講じてあげましょう。

静電気がペットに与える影響

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撫でようと触るたびに「バチっ」と静電気が起きてしまっては、飼い主さんにとっても、犬・猫にとっても、心地の良いものではありません。
ペットにとって静電気は痛みを伴うだけでなく、不安や恐怖を与えたり、皮膚のトラブルにつながったりすることもあります。

静電気を溜め込むことで起きる犬・猫への影響をみていきましょう。

触ることを怖がるようになる

撫でられる度にピリッと痛みを感じたら、飼い主さんの手が怖くなったり、撫でようとしただけで反射的に逃げてしまうようになったりします。
静電気による痛みを伴うため、飼い主さんに叩かれたと勘違いしてしまうこともあるようです。このように学習させてしまうと、手を咬まれる可能性も出てくるため、かなり危険です。

また、服を脱がせたときや、くるまっていた毛布から出たときにも、繰り返し痛みが起きてしまうと「その服や毛布は痛いものだ」と覚えてしまいます。
これにより、服や毛布が嫌いになってしまい、服を着せようとすると逃げたり怒ったりしてしまうかもしれません。

ハウスダストを引き寄せる

犬・猫の体に溜まった静電気は、空気中のハウスダストを自然と引き寄せてしまいます。
それによってアレルギー症状を引き起こしたり、ホコリやダニの接触による皮膚疾患の原因になってしまう可能性があります。

ペットの静電気対策法

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このように静電気は嫌なものです。最後にそのような静電気を防止する方法をご紹介します。

身の回りの物の素材選び

カーテン、ブランケット、洋服など、ペットに使う布製品には素材によって、帯電しやすいものとそうでないものがあります。

+(プラス)の電気を帯びやすい 帯電しにくい −(マイナス)の電気を帯びやすい
ナイロン、ウール、レーヨン 絹、綿、麻 アセテート、ポリエステル、アクリル

冬はフリースなどのポリエステル素材の服を着させる機会が多くなりますが、実はこれらの化学繊維は静電気が起こりやすいのです。
逆に、綿などの天然素材は静電気が起こりにくいです。

ペット用の布製品全てを天然素材にする必要はありませんが、洋服選びに迷ったときや、乾燥しがちで肌に痒みなどが出ている犬や猫の場合は、これらを参考にして天然素材を中心に選んであげてみてください。

部屋の湿度をあげよう

静電気は湿度が20%以下、気温が20℃以下になると体に溜まりやすくなります。特に冬は湿度・気温共に下がってくるので注意が必要です。

部屋の湿度が上がれば、体内の静電気は自然と放出していきます。
加湿器をつけたり洗濯物を室内干しに変えたりして適度な湿度を保つことが、肌の乾燥対策と風邪予防だけでなく、静電気対策としても役立ちます。

ペットの近くをピンポイントで加湿したいときは、寝る場所やケージの近くに濡らしたタオルをかけておくだけでも効果があります

掃除・換気をこまめに

ハウスダストや細菌は、静電気に自然と引き寄せられて、ペットの体にくっついてしまいます
ホコリを溜めないようにこまめな掃除、換気、空気清浄機を使うなどして部屋や空気を清潔に保ちましょう。

よく使うベットやブランケットなどもこまめに洗い、天日干しをすることも大切です。

飼い主さんの手の保湿も大事

飼い主さんがハンドクリームを塗るなど手の保湿をすることで、静電気は自然と放電されます。
飼い主さん自身の乾燥対策がペットにとっても良い影響を与えます。

また、ペットに触る前に、壁や机などの金属ではない素材のものを触ることで、穏やかに体内の静電気を逃せます**。

ペットの乾燥予防グッズ

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被毛が乾燥していると静電気が溜まりやすいため、ブラッシングの際に静電気防止効果のあるスプレーを使用することで、被毛を保湿させることができます。

保湿スプレー肉球クリームなども乾燥対策には効果的でしょう。シャンプーをした際はリンスもしっかり使うことで乾燥を防ぐことができます。

また、保湿効果があり、静電気を防ぐ洋服もあります。

秋冬の乾燥や静電気対策に!保湿・毛艶UPのBotania(ボタニア) | IDOG&ICAT
https://www.idog.jp/blog/2021/09/02/2994/

このように犬猫用の乾燥予防グッズはたくさんあるので、取り入れやすいものを試してみてください。

まとめ

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普段は静電気が起こってもあまり気にしない人が多いと思いますが、ペットにとっては皮膚トラブルや乾燥などのリスクが隠れています。

ペットのための静電気対策は、掃除をしたり部屋の湿度を上げたりと、一緒に暮らす家族にとってもメリットがあります。ペットの生活環境を改善することは、自らの生活環境を見直すきっかけにもなるのではないでしょうか?

ぜひ、できる対策から始めてみてください。

【猫クイズ】太ったと勘違いしてない?猫のタプタプお腹の秘密

猫のタプタプなお腹を見て「太った!?」なんて思ったことはありませんか?もしかしたらそれ、おデブとは関係ないかもしれません。

実際には太っているわけではないのに、「太ったなぁ」「タプタプだなぁ」と勘違いしてしまったら愛猫もかわいそうですよね。太ったと勘違いされて、ご飯の量を減らされてしまったら体調にも影響が出かねません。この記事では、猫のタプタプお腹の秘密についてクイズ形式でご紹介します。

それではさっそく、猫のタプタプお腹クイズにチャレンジしてみましょう!
Q.1 猫の後ろ足の付け根からお腹の真ん中あたりにある、タプタプとした皮膚を何と呼ぶ?
正解です!
不正解です!
正解は「ルーズスキン」です。
猫のタプタプお腹は病気などではなく、「ルーズスキン」という名前のついた、れっきとした猫の体の特徴です。
肥満と勘違いしがちですが、タプタプしている部分をつまんだ時に、脂肪なのか皮膚なのかが感触としてわかるはずです。肉が詰まっていれば、それは脂肪です。肥満の場合、様々な病気を抱えるリスクがありますのでダイエットを考えましょう!
Q.2 ルーズスキンについて誤っているのはどれ?
正解です!
不正解です!
正解は「メス猫にしか見られない特徴」です。
ルーズスキンは性別に関係なくオスにもメスにも見られます。メスは避妊手術でお腹を切開したあとに、ルーズスキンのようにお腹がダボっとすることがありますが、これはホルモンバランスの影響によるものでルーズスキンではありません。

トラやライオンにもルーズスキンは存在します。動物園で見かけたときはぜひチェックしてみてください。猫はお腹を触られるのが苦手で、ルーズスキンも例外ではありません。ケガの恐れもあるので、嫌がる場合は無理して触らないようにしましょう。
Q.3 ルーズスキンの役割として誤っているのはどれ?
正解です!
不正解です!
正解は「体を大きくして敵を威圧するため」です。
ルーズスキンの役割は諸説ありますが、以下のようなものが考えられています。
  • 喧嘩のときに噛まれても急所を避けられるようにするため
  • ジャンプや走る時に皮膚が引っ張られないようにするため
  • お腹を冷やさないよう保温するため
つまり、猫は生き抜くためにルーズスキンを得たのであって、体を大きく見せたいわけではないのです。「太った」と言われるのは猫にとっては心外でしょう。
問正解/ 問中

今回はこちらの記事から問題を作成しました。 詳細が知りたい人はこちらも読んでみてください!
猫が太った?タプタプのお腹、実は「ルーズスキン」かも。
結果発表
問正解/ 問中
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愛猫の体質・目的や用途別に使い分ける!猫用シャンプーの選び方

おうちのネコちゃんをお風呂に入れるとき、人用のシャンプーで洗ってしまっていませんか? 実はそれ、NGなんです! 動物の皮膚は、それぞれ酸性やアルカリ性の度合いが異なっています。猫の皮膚に合っていない犬用のシャンプーや人用のシャンプーで代用してしまうと、刺激が強すぎたり不要な成分のせいで、皮膚が荒れてしまうことがあります。 おうちで猫ちゃんをお風呂に入れるときは、必ず猫用のシャンプーで洗ってあげましょう。今回の記事では、猫ちゃんに合わせてどんな猫用シャンプーを選んだら良いのか、目的・種類別に紹介します。

シャンプーが必要な猫

長毛の猫 一説によれば、猫のシャンプーは特別な事情がないかぎり年に1〜2回程度、またはしなくても問題はないとも言われています。また、シャンプーをすることで余計なストレスをかけるとも言われています。詳しくは、こちらの記事をご覧ください。
猫にお風呂って必要なの?入れ方とその頻度を紹介!
しかし、以下の条件に当てはまるような猫の場合は、シャンプーしてあげても良いでしょう。その場合、必ず愛猫の体質や、目的に合わせたタイミングで行い、そして猫の様子をよく観察しながらやってあげると良いでしょう。
  • 長毛種
  • 太った猫
  • 病気の猫や老猫
  • 避妊手術をしていない猫
  • 外を出歩く猫
  • 汚れの目立つ猫
  • ノミやダニのいる猫 etc

シャンプーの選び方

目的で使い分ける

シャンプーのボトル 実は、猫用のシャンプーにはいろいろな種類があり、その種類ごとに使用する目的や効能が違っていたりします。

汚れ落とし用のシャンプー

外遊びの多い猫ちゃんや皮脂の汚れでべたつくような猫ちゃんに

ノミ・ダニ対策用のシャンプー

もともと野良猫だったり、ノミやダニが気になる猫ちゃんに

薬用のシャンプー

皮膚病に頻繁にかかってしまったり肌の調子が悪くなりやすい猫ちゃんに

フケを抑えてくれるシャンプー

肌が弱く古い角質がポロポロ落ちてしまうような猫ちゃんに

被毛の長さで選ぶ

長毛の猫 長毛種の猫ちゃんの被毛ケアは、短毛種よりも注意が必要です。 定期的にお風呂に入れてあげないと、汚れや皮脂が溜まったり毛がゴミやホコリと一緒に絡まってしまいます。 長毛種の猫のケアには、被毛の絡みを抑え、毛の表面のケアをしっかりしてくれるようなトリートメント効果の高いシャンプーが効果的です。また、定期的に洗うことが必要なため「毎日洗える」タイプも良いかもしれません。

皮膚のタイプで選ぶ

背中を撫でられる猫 人間の場合、肌の状態や性質は人それぞれで、その性質に合わせたシャンプーや石鹸を使いますよね。 人間と同じで、猫にも乾燥肌の子や脂性肌の子がいるため、肌質に合ったシャンプーを使ってあげると良いでしょう。肌質が判断しにくいときは、動物病院で診察のついでに聞いてみると良いでしょう。 特に、アレルギーのある猫の場合は、必ず獣医師に相談してください。飼い主の判断で行うと、悪化させてしまうこともあります。

乾燥肌

皮膚の様子を見て、赤くなったり硬い部分があったりする場合は、乾燥肌の可能性があります。 乾燥肌の猫ちゃんには、乾かした後でもパサつかずに潤いをキープしてくれるシャンプーを選ぶと良いかもしれません。

脂性肌

撫でているときなどに、毛のベタつきが気になる場合は脂性肌の可能性があります。 脂性肌の猫ちゃんにはしっかりと皮脂汚れを落としてくれて、かつ刺激の強すぎないシャンプーを選んであげましょう。急にベタつくようになった場合は、病気の可能性もあるため注意が必要です。

成分で選ぶ

毛繕いする猫 猫は自分の毛を舐めてグルーミングするとき、繕った毛を飲み込んでしまいます。 飲み込んだ毛の影響が心配な場合、シャンプーの成分は添加物の少ないものや無添加のものを選ぶと良いかもしれません。化学的な着色料も避けた方が良いでしょう。

選ぶときに注意するポイント

低刺激のシャンプーを選ぼう

自然の風景 猫の肌は、人間よりも皮膚が薄く結構デリケートです。皮膚が敏感な猫や、初めてのシャンプーなどで影響が心配な場合は、できるだけ刺激の少ないものを選ぶと良いでしょう。 チェックポイントは以下の通りです。
  • 合成界面活性剤を使っていない
  • 洗浄成分にアミノ酸系・植物由来成分を使っている
刺激の強いシャンプーを使って皮膚に炎症が起きたとき、その痒みから炎症箇所を引っ掻いてしまって、トラブルが長引くこともあります。

臭いがきつい猫には消臭タイプ

木登り猫 外出の多い猫や、避妊手術をしていなかったり、もともと獣臭の強い猫には消臭に特化したタイプのシャンプーがオススメです。 気になる臭いや不快な臭いの成分を洗浄成分で洗い流してくれるので、強い香りでごまかしたりする必要がなくなります。尿の臭いが強かったり、ほかの動物と遊んだりして臭いが気になるときに使ってみてください。

外見重視ならリンスインシャンプー

綺麗な毛並みの猫 猫ちゃんの被毛をツヤツヤ・フワフワに保ちたければ、リンスインシャンプーがオススメです。 洗ったあとに被毛がパサついたりせずに、とても美しい状態を長時間キープすることができます。美しい毛並みは健康の証とも言えますので、ぜひ一度試してみてください。

シャワー嫌いにはドライシャンプー

タオルに囲まれた猫 濡れるのが嫌いだったり、流水を怖がったりしてお風呂に入るのを嫌がる猫ちゃんもいますよね。 嫌がる場合には無理にしてシャンプーをしてあげないほうが良いでしょう。しかし、それでもどうしても必要な時はドライシャンプーを使ってあげましょう。お湯をかける必要がなく、泡を被毛になじませて拭き取るだけのものが多いので、飼い主さんの手間も大きく減ります。 大きな負担をかけることなく清潔にしてあげられるので、体力の落ちている猫ちゃんや高齢の猫ちゃんにもオススメです。

皮膚トラブルなら薬用シャンプー

日頃から屋外に出ていて、ノミやダニを持ち帰ってしまう可能性の高い猫ちゃんや、皮膚が繊細でトラブルを抱えがちな猫ちゃんは薬用シャンプーで洗ってあげましょう。 肌への刺激を抑えて、細菌やウイルスから皮膚を守ってくれます。 肌のトラブルがなかなか改善しなかったり、悪化してしまった時にはすぐに動物病院で診てもらってください。

最後に

今回は猫用シャンプーの選び方や効能の違いをご紹介しました。 冒頭でも申しましたが、猫にとっては、シャンプーをすること自体が意外と負担のかかることでもあります。目的や用途で選ぶことも大事ですが、もともとの猫の体質や健康状態・その時の体調なども気にして選ぶことも重要になってきますシャンプーをしてあげる前に、猫ちゃんの状態をよく観察して、今がどういう気持ちでいるのか、察してあげられるようになる良いですね。おうちの猫ちゃんの毛並みや健康を守るために、ぜひ参考にしてみてください。