フェレットを飼いたい!知っておくべき知識【飼い方・道具編】
近年、多くのペットショップで見かけるようになったフェレット。そのかわいさに、多くの人が魅了されています。
しかし、フェレットもエキゾチックアニマルの例に漏れず、犬や猫と異なる生態や習性を持ちます。
そこで今回は、フェレットの飼い方、飼うために用意するもの、そして注意するべきことはなにかについてご紹介します。
注記
そんなフェレットも多くの人の注目を集めるようになったためか、保護されるケースが増えています。フェレットを迎えようと考えている方は、保護されているフェレットの里親になることもご検討いただけばと思います。
フェレットのお迎えに必要なもの
ケージ
フェレットが1日の多くを過ごす場所になるため広めのものにしてあげましょう。また、網目が大きいと外へとすり抜けてしまうため、間隔が狭いものがおすすめです。
ハンモック
フェレットは丸くなって寝るため、ハンモックが最適です。生地や大きさは、季節や体格などに合わせてその都度変えてあげましょう。
トイレ
部屋やケージの角で排泄をする習性があるため、角におきましょう。また、フェレットは排泄する場所を変えられることが嫌いなため、好んで排泄する場所があればそこにトイレを置くようにしましょう。
お部屋の中にあらかじめいくつか設置しておくと安心です。
また、トイレの砂を誤って飲み込んでしまう子もいるため、最初は注意が必要です。
エサ入れ
フェレットは、そのいたずら好きな性格からボウルをひっくり返してしまったりすることもあるので、重めのものだと安心です。
水入れ
水も同じく、ひっくり返してしまう危険性があるため給水ボトルが好ましいです。
水は毎日入れ替えて、新鮮なものをあげましょう。
おもちゃ
犬用、猫用のおもちゃを使用できます。ですが、犬や猫より誤飲してしまうことが多いため、大きく、壊れにくいものを選びましょう。
ひとりでも遊ぶため、あまりかまってあげられない場合は、ケージの中に入れてあげるといいでしょう。
フェレットには何をあげれば良いの?
フェレットのごはん、なにを選んだらいい?
フェレットは肉食動物なので、動物性タンパク質の多いものを好みます。炭水化物や食物繊維は必要なく、消化ができないため気をつけましょう。
基本的には、フェレット用のペットフードをあげることをおすすめします。フェレットが好むタンパク質や脂質が多く含まれています。
また、幼体の時にはフードに水を混ぜ、柔らかくふやかしたものをあげましょう。また、乾いたらその都度水を足してあげてください。
フェレットはごはんを数回に分けて食べる
フェレットは少量のごはんを何回かに分けて食べる習性があります。
お腹がいっぱいになったら自分で食べるのを止められる賢い動物なので、ボウルの中には常にごはんが入っているようにしてください。
ただし、中には食べ過ぎてしまう食いしん坊なフェレットもいるので、その場合は飼い主さんが食事の量を適切にコントロールしてあげましょう。その子の性格や特徴がありますので、よく観察しておくことが重要です。
偏食になりやすい?
フェレットは偏食家と言われており、一種類のご飯ばかりあげていると他のものを受け付けなくなります。また、生後四ヶ月程度で好みが決まってしまい、他の味に見向きもしなくなってしまいます。
そのため、幼少期から様々な種類のごはんを与えたり、2種類を混ぜて与えるなど工夫が必要です。
フェレットとの遊び方
1日1時間は遊ぶ
フェレットは非常に活発で好奇心の強い動物です。ずっとケージの中にいるとストレスを感じてしまうため、少なくとも1日に1時間程度、ケージから出して遊んであげましょう。
隙間には注意
細長い体が特徴的なフェレットですが、その体型をいかし、家具の裏や押し入れの中など様々な隙間に入り込みます。
そのため、家の中の隙間に危険なものがないか、よく確認しておきましょう。また、遊んでいる時は目を離さないようにしてください。この辺りの注意点はハムスター等の小動物と同じです。
万が一を防ぐため、遊ぶ時以外はケージの中で過ごしてもらい、飼い主さんと遊ぶ時にだけケージから出すようにしましょう。気を抜いた途端に、ほんの小さな隙間から逃げ出してしまうこともあるためです。
フェレットのお手入れ方法
ブラッシング
週に1、2回程度、ブラッシングしてあげましょう。特に春と秋には抜け毛が増えます。フェレットは毛玉を吐き出せないため、ブラッシングは多めにしてあげてください。
爪切り
猫とは違い、フェレットは室内飼育で爪研ぎもしないため、とても早く爪が伸びます。そのため、1週間に1度は爪を切ってあげましょう。犬や猫、小動物用の爪切りで大丈夫です。
おとなしくすることが苦手な動物ですので、二人一組でしっかりと動きを抑えることが大事です。首の後ろを掴んで保定することで切りやすくなります。暴れると危険なので、しっかりと保定しましょう。
耳掃除
耳垢がたまるとにおいの原因になりますが、フェレットは耳掃除を嫌がることが多いです。そのため、爪切り同様しっかりと保定して行ってください。
週に1回ほど、専用のイヤークリーナーと細い綿棒を使い、傷つけないよう丁寧に掃除してあげましょう。
歯磨き
週に1回程度の頻度でしてあげましょう。歯垢が石化した歯石は表面がザラザラしているため、歯垢がもっと溜まる原因となり、歯周病や歯肉炎を招きます。
歯ブラシを使い、数回歯の表面をなぞるようにしてください。歯ブラシは毛束が多ければ子ども用など、人間が使うものと同じで良いでしょう。ペット用のものでも良いですが、人間用のものの方が作りがしっかりしている場合があるためです。
お風呂
イタチ科であるフェレットには、臭腺という、強いにおいを放つ液体を分泌する器官があります。
ペットとして飼われているフェレットは大抵除去されていますが、それでもある程度においはします。
お風呂で軽減されますので、2週間に1回ほどの頻度で入れてあげましょう。その際は人間と同じ温度のお湯ではなく、37℃前後のぬるま湯でゆっくり洗ってあげてください。
まとめ
今回は、フェレットを飼う際に気をつけるべきことや、実際にどう飼えばいいのかという点についてご紹介しました。
犬や猫とは異なる習性をもつ点が魅力の一つでもあるフェレットですが、だからこそ、特に気をつけるべきことも存在します。
フェレットと安心して楽しく過ごすためにも、しっかりと準備した上でお迎えするようにしてあげて下さい。
愛犬の「かまって」を察知!甘えている時の行動とその理由とは?
毎日かわいい愛犬。皆さんは、そんな愛犬の「かまって!」に気づいていますか?
飼いはじめたばかりだと、どんな行動が甘えていると言えるのかわからないこともありますよね。
こちらの記事では、そんな初心者飼い主さんのために、わんちゃんが「甘えるときの行動とその理由」についてご紹介します。
愛犬が甘えている時の行動7つ
愛犬は、甘えるときにどのような行動をするのでしょうか?一緒にみていきましょう。
①顎を乗せる
愛犬が、寛ぐ飼い主さんの足などに顎を乗せてきたら、甘えていると考えることができます。
ワンちゃん自身も安心してリラックスをしています。信頼している飼い主さんだからこそ、顎を乗せることができるのです。
もし顎を乗せてきたら、頭から身体を撫でてあげましょう。さらに安心し、喜んでくれるはずです。
また、撫でてあげるときにわんちゃんの目にも注目してみてください。もし眠そうな目であれば、そのまま安心できる飼い主さんの下で眠りたいのかもしれません。わんちゃんのリラックスした表情は、私たちの心も幸せにしてくれますよね。
②前足を乗せる
愛犬が飼い主さんの腕や足などに前足を乗せて、じっと見つめてきたら、甘えていると考えられます。飼い主さんの意識を自分に向けたいと思っているのです。
前足を乗せてくる前に、すでにたくさん遊んでいたら「まだ遊んで」という気持ちの表れかもしれませんし、ご飯を食べていたら「もっとご飯をちょうだい」という気持ちかもしれません。
この時、可愛いからと何でも言うことを聞いてしまわないように気を付けましょう。同じ事をしたらまた遊んでもらえる、またご飯をもらえると思い、要求が進んでいきます。
③お腹を見せる
愛犬が、ごろんとひっくり返ってお腹をみせてきたら、飼い主さんを本当に信頼しているということかもしれません。
お腹はわんちゃんの急所です。その弱点を見せているということは、心から安心していると考えられます。うれしいですよね。
ただし、気をつけたいこととして、これは「もうやめて!」という降参のポーズでもあります。愛犬がやめてほしいと思ってこのポーズを取っているのに、しつこく続けていると、最終的には噛まれてしまう事もあります。
単純にお腹を見せているから甘えているとも言えません。その時の状況を見て、総合的に判断しましょう。
④手や顔を舐める
顔や口の部分をなめるときは、飼い主さんの事がとにかく大好きで甘えているとも考えられます。
子犬が親犬にごはんをねだる時にする行為でもあるので、わんちゃんが飼い主さんを親犬のような存在だと思っているのかもしれませんね。
⑤飼い主についていく
愛犬が、金魚の糞のように、飼い主さんの後をついていくときは、飼い主さんと「離れたくない」「遊びたい」と思っている心の表れの可能性が高いです。
特に、甘えん坊なわんちゃんがする行動で、飼い主さんを必要としています。
ただついていくだけの場合は、「ごはんがほしい」「トイレに行きたい」という気持ちの事もあるので、前後の行動で判断する必要があります。
また、飼い主さんと離れることを不安に感じる気持ちが増大していくと、分離不安症に繋がる可能性もあるので、気を付けましょう。お留守番が難しくなってしまいます。
⑥「クンクン」鳴く
普段はワンワン吠えていても、クンクンと鳴くときがあります。これは、かまってほしいときにすることが多いでしょう。
わんちゃんが飼い主さんにかまってほしいと感じているので、近寄って様子をみてあげましょう。通常は、身体を寄せて、クンクンと鳴いてきたりするので、他の行動と一緒に行うケースが多いでしょう。
ただ、鳴いているからと言って、すぐに駆け寄るようにしていると、鳴くという行動が強化されて、愛犬が寂しいと思ったらすぐに鳴くようになっていきます。適度に様子を見てあげる事が大事になってきます。
⑦身体を寄せる
身体を寄せてくるときは、甘えていることが多いです。「甘えたい」「遊びたい」と感じていると考えられます。特に、背中を向けて、身体をすり寄せてくる時は、甘えていると言えるでしょう。
また、ベッドで飼い主さんが寝ている時に寄ってくることも甘えていると言えます。飼い主さんが大好きなので、ベッドの飼い主さんの香りに包まれて眠りたいのかもしれません。
どうして甘えるの?
犬の祖先と言われている狼は群れで行動する動物です。そのため、1人の時間は寂しく感じてしまうと言われています。信頼できる飼い主さんは、その寂しさを取り去ってくれる大切な人なのです。
そんな飼い主さんが他のことをしているときに、「かまってほしい」と感じ、その結果として行う行動が以上のような行動なのです。
もし、本当に甘えているのかわからなかったり、不安に感じたら、獣医師やドッグトレーナーなどの専門家の方に相談することをおすすめします。
犬のボディランゲージはとても難しく、周りの状況や飼い主との信頼関係など、総合的に判断する必要があるためです。一見、甘えているのかな?と思えるような行動でも、実際はそうではなかったということもあるのです。
「甘やかしすぎ」に注意
わんちゃんに甘えられると、その可愛さからついついかまいすぎてしまうことがあります。しかし、かまいすぎてしまうことは必ずしも良いことだとは限りません。
あまりにも過剰に甘えてくる場合は、飼い主さんに依存させないよう、無視することも大切になります。また、上記にも少し記載しましたが、愛犬の要求に従ってばかりいると、その行動が強化され、要求が過熱していく事があります。
その結果、飼い主さんの姿が見えないときに、鳴き続けたり、落ち着きがなくなったりと、問題行動へと発展していく場合が少なくありません。
すでにそのような行動をしており、困っている場合は獣医師やドッグトレーナーに相談することをおすすめします。
愛犬との素敵な時間を。
わんちゃんに甘えられたり、信頼されているとわかると、とてもうれしい気持ちになりますね。
犬の気持ちに興味を持たれた方は、以下の「犬のボディランゲージ」に関する記事もおすすめです。ぜひご参照ください。
これからも愛犬との素敵な時間をたくさん過ごせますように。
あげるべき?あげないべき?猫が食べる草「猫草」とは。
猫ちゃんが食べる草、「猫草」をご存知ですか?
猫ちゃんと暮らし始めたばかりの飼い主さんの中には、その存在を知らないという方も少なくないと思います。
こちらの記事では、猫ちゃんが食べる「猫草」とは何なのか。また、その必要性や注意すること等をご紹介します。
猫草って何?
「猫草」とは、猫が食べる草の総称です。「猫草」として扱われる植物は、以下のような植物です。
- エンバク(燕麦)
- 大麦
- 小麦
- ハルジオン
- イヌハッカ
- セイタカアワダチソウ
- メヒシバ
猫ちゃんが食べる草は猫草と呼べるので、他にも多くの種類があります。
しかし、猫ちゃんは食べられない植物も多く、注意が必要です。草が好きだからと思って、何でもかんでもあげてしまうと危険なので、気をつけましょう。
猫草の役割
「猫草を食べることによる効果」に関しては、諸説あります。「飲み込んだ毛を吐き出すため」「胃腸を整えるため」「栄養を取るため」等々です。
しかし、どの説も明確な裏付けはありません。
ただ、積極的に草を食べる猫ちゃんは実際にいますから、嗜好品としての役割が強いのではないかと言われています。草を食べること自体が快感なのかもしれません。
猫草はあげた方が良いの?
猫草は、「あげなくても問題はない」と言えるでしょう。
猫草を食べなければならない理由というのは、現段階では証明されていません。
ただ、草を好む猫ちゃんの場合、とても喜んでくれると思いますので、欲しがっている子にはあげてみてはいかがでしょうか?
猫草をあげる時に注意すること
猫草をあげる時に注意したい点が3つあります。
①一気に大量に食べさせない
一気にたくさんの量の猫草を食べさせないように気をつけましょう。なぜなら、消化しきれずに下痢・嘔吐を引き起こす場合があるからです。
一気にたくさん食べてしまう猫ちゃんは、飼い主さんが1本1本あげる等、管理しながらあげましょう。
また、体質に合わない場合も、下痢・嘔吐などの症状がでることがあります。猫草によって、下痢・嘔吐の回数が増えるようであれば、あげないほうが良いでしょう。
あげるかあげないか、猫ちゃんの健康を脅かすことがないよう、慎重に判断する必要があります。
②子猫・老猫には食べさせない
成長期の子猫や老猫ちゃんの場合、消化機能がまだしっかりしていないことが考えられます。
消化機能がしっかりしていないのにあげてしまうと、消化できず、下痢・嘔吐をする可能性もあります。
猫草を食べたことのない子猫・老猫ちゃんに与えるのは避けましょう。また、ずっと嗜み続けていた老猫ちゃんは、様子を見ながらあげることをおすすめします。
③お部屋の観葉植物に注意
猫草が大好きな猫ちゃんは、他の植物にも興味を示す可能性が高いです。そんな猫ちゃんがいるお部屋に、有害な観葉植物を置いたりすると大変危険です。
猫ちゃんの安全のために、食べてしまうかもしれない植物には特に気をつけましょう。
以下の記事では、猫ちゃんにも安全な観葉植物をご紹介しています。興味のある方はご参照ください。
どうする?猫草の栽培
もし、猫草をあげてみたいという場合、その入手方法や栽培の手間のかけ方は様々です。
ご自分で栽培するために必要なものを一通り用意して、一から栽培しても良いですし、栽培キットを購入するのも良いでしょう。
猫草は、下のような商品があります。
育っていない猫草を購入すると、食べられるようになるまでに1〜2週間必要になることもあります。もし、すぐに食べさせたいようであれば、成長した猫草を購入した方が良いでしょう。
食べるも食べないも「猫ちゃん次第」
もちろん、中には猫草を積極的に食べない猫ちゃんもいます。その場合は、無理にあげたりしなくて大丈夫です。
猫草は食べなくても健康上問題ありませんから、猫ちゃんが食べたいようならあげる、いらないようならあげないで良いと思います。
猫ちゃんが喜ぶことをしてあげたいと思ったら、ぜひ、猫ちゃんの反応を見ながらプレゼントしてあげてくださいね。
猫草の必要性など研究が進むに連れ、新しいことが分かってきたら、またレポートしたいと思います。
【ドッグフード】ドライフードとウェットフードの違いって?
毎日愛犬が食べるフードは、愛犬の体を作る大切なものです。
ドッグフードには、大きく分けてドライフードとウェットフードがあります。しかし、飼い始めたばかりの飼い主さんは、その明確な違いと役割がわからない…ということもあると思います。
そこで今回は「ドライフードとウェットフードの違い」についてご紹介します。
ドライとウェットの違い
ドッグフードは、「製法」や「どれだけ水分が含まれているかによって、ドライフードとウェットフードに分けられています。まずは、それぞれの特徴をご紹介します。
ドライフードの特徴
ドライフードは、含まれる水分が少ないものです。「総合栄養食」と表示されているものは、栄養バランスにも優れており、これと水だけで十分な栄養をとることができると言われています。
ウェットフードと比べると、以下のような特徴があります。
- 硬い
- 開封後も長時間保存することが可能
- 比較的値段が安い
スーパーマーケット等で、大きな袋に入って陳列されているものは、そのほとんどがドライフードです。保存期間が長く、一袋の量も多いので、コスト面でのメリットがあります。
ドライフードを愛犬にあげる時には、必ず水が必要です。人もパサパサした食べ物を食べるときには、水を多めに用意しますよね。わんちゃんにもたくさん用意してあげましょう。
硬いフードなので、食欲のないわんちゃんや、あごの力が弱くなった老犬には、あまり向かないフードです。
ウェットフードの特徴
ウェットフードは、含まれる水分量が多いものです。おかずのようなもの(一般食)が多いので、総合栄養食と組み合わせてあげることが多いです。
そして、ドライフードと比べると、以下のような特徴があります。
- やわらかい
- 嗜好性が高い
- 保存期間は短い
- 値段が高い
水分を多く含んでいるため、食べることで水分補給をすることができます。また、見た目も美味しそうなものが多いです。
しかし、腐りやすいものを加工して、ある程度長持ちするようにしているため、保存料・添加物を多く含むともいわれています。
ウェットフードは、ドライフードが向かない顎の力や食欲が落ちているわんちゃんにも向いています。
ただ、ウェットフードは缶詰などで小分けにされて売られており、毎回購入していると食事の費用が大きくなります。
ドライとウェット、どっちが良いの?
それぞれに特徴があり、どちらがよいとは一概には言えません。わんちゃんの好みや、栄養のバランスなどを考えて食べさせてあげましょう。
ただ、ドライフードよりもウェットフードのほうが、がっついて食べることが多いです。素材の形が残っているウェットフードは、肉類を中心に加工されているので、わんちゃんも喜ぶのです。
しかし、だからといってウェットフードばかりあげることが、健康面上良いとは言えません。ドライフードと比べて、噛む力を鍛えることができませんし、栄養も偏ってしまいます。また、費用の面で飼い主さんの負担になるかもしれません。
ですから、ドライフードとウェットフードをバランスよく食べさせてあげるのがおすすめです。食欲がない等の理由がない限り、基本的にはドライフードをあげて、たまにウェットフードをあげるというのもよいかと思います。
また、ドライフードをベースにし、ウェットフードをよく混ぜて与えてあげると、わんちゃんも喜ぶことが多いようです。ドライフードだけでは食べないような場合にはオススメです。
ドッグフード選びに関しては、以下の記事もぜひご参照ください。
適切なフード量は守る
わんちゃんの食いつきがよいと、ついついたくさんあげてしまう飼い主さんもいますが、これは注意しなければなりません。多くの食事を与えてしまうと、肥満になってしまうことも少なくないのです。
また、プレミアムペットフードなど、カロリーが高く、吸収率の高いフードも出てきています。大抵はパッケージに適切量に関する記載があるので、そちらをよく確認の上、適量を与えると良いでしょう。
以下の記事では、犬のダイエット方法についてまとめています。予防するにあたって役に立つ情報ですので、ぜひご参照ください。
さいごに
愛犬のごはんは、飼い主さんがコントロールするものですから、愛犬の健康は飼い主さん次第です。
食べ物のことにも気を付けて、1つでも多くの思い出をわんちゃんとつくりましょう。
ドッグフードだけではなく、手作り食もオススメです。バランスの良い食事を心がけ、わんちゃんと一緒に健康的な生活を送りたいですね。
また、食事は健康管理の基本です。アレルギーなどを誘発することもありますので、困ったときは一人で抱え込まず、獣医さんに相談をすることをオススメいたします。
ペットオーナー検定とは?手軽に正しい知識を学べる検定をご紹介!
現在ペットを飼っているけれど「なにか起きた時の正しい対処法がわからない・・・」、ペットを飼ってみたいが「知識が不十分な気がして自信がない・・・」と思った事はありませんか?
今回は、そんな方におすすめしたい「ペットオーナー検定」をご紹介します。
ペットオーナー検定の必要性
ペットを飼っていると、様々な疑問が湧いてきます。ペットに関する一つ一つの問題は、人に聞いたりネットで調べたりすれば、大抵のことは解決してしまいます。
しかし、そうやって得られる知識はどれも断片的なものが多く、信頼性を欠くことも少なくありません。
自分の力で、愛犬や愛猫に幸せな生活を送らせてあげるためには、飼い主さんが1度はしっかりと犬や猫について勉強する必要があります。
ペットオーナー検定とは
ペットオーナー検定とは、「公益社団法人 日本愛玩動物協会」が主催する、ペットに関心がある人を対象とした検定のことです。
体のしくみ、飼い方、しつけ方、ペットフード、法律等のペットに関する必要な知識を幅広く学ぶ事ができます。
学習・受験方法
まず、ペットオーナー検定のホームページから申し込みます。
その後、送られてくる「ペットオーナー検定公式テキスト」や「オンライン学習室」を利用して各自で学習します。試験は、一定期間内にインターネット上で受験します。
自分のペースで勉強でき、試験は自宅で好きな日に受けることができるのは嬉しいポイントですよね。また、受験資格は制限されていないので、学生でも社会人でも、親子揃っての受験もできます。
検定内容と出題形式
検定は、「犬コース」、「猫コース」、「犬猫コース」に分けられており、それぞれ公式テキストの範囲内から出題されます。
それぞれの形式は以下のようになっています。
コース | 問題数 | 試験時間 |
---|---|---|
犬コース | 45問 | 40分 |
猫コース | 45問 | 40分 |
犬猫コース | 60問 | 55分 |
また、試験問題は4択マーク式です。
検定料
検定料は以下の通りです。(税抜き表記)
コース | テキスト・検定セット | 検定のみ |
---|---|---|
犬コース | 5000円 | 3000円 |
猫コース | 5000円 | 3000円 |
犬猫コース | 7000円 | 5000円 |
検定公式テキストの内容
検定の試験範囲である、「ペットオーナー検定公式テキスト」は全202ページあります。
「例題」、「解説」、「イラスト」、「図表」がわかりやすくまとめられています。
1ページあたり1〜2分で読める分量なので、犬や猫に馴染みがない方でも、忙しい方でも、普段本を読まない方でも、簡単に、そして楽しく勉強に取り組むことができます。
テキストの目次
テキストの中身は全8章に分かれていて、それぞれの範囲から検定に出題されます。(2019年4月現在)
それぞれの章は以下の通りです。
- 1章 動物の体の仕組み
- 2章 犬や猫の飼い方
- 3章 犬や猫のしつけ方
- 4章 ペットフード
- 5章 病気・ケガや問題行動
- 6章 ペットの法律やトラブル
- 7章 犬や猫を飼うときの心構え
- 8章 人と動物のかかわり
このように、飼い主にとって必要不可欠な内容はもちろん、「病気の対応」や「ペットに関わる法律」などが載っています。
さらにそれだけでなく、テキスト後半には、以下のような、かなり考えさせられるテーマについても触れていて、ペットの幸せについて、より深い理解が得られる内容となっています。
- ペットロスへの向きあい方
- 災害の時の対処を含めた心構えについて
- 日本と欧米の間で異なる動物観や、動物の権利に対する人間の考え方
これだけ多岐にわたる内容がコンパクトにまとめられているテキストはなかなか無いので、検定は受けずにテキストだけ購入してみるというのも良いかもしれません。
テキストの購入はこちらから。
例題
では、ペットオーナー検定ではどのような問題が出題されるのでしょうか?
公式サイトに掲載されている問題をご紹介します。




解答はこちら
イラストが含まれている問題もあり、解きながら楽しくなってしまいますね。
一方で、犬や猫を飼育する際には知っておきたい問題もあり、ペットオーナー検定を受験することで改めてペットとの関わり方を考え直す機会になるのではないでしょうか?
ここまで紹介してきた「ペットオーナー検定」についてより詳しく知りたい方は公式サイトも併せてご覧ください。
他のおすすめ資格
ペットオーナー検定の受験をきっかけにもっと勉強してみたいという方は、「愛玩動物飼養管理士1級・2級」の受験もオススメです。
ペットオーナー検定を主催している、「日本愛玩動物協会」が運営している民間資格です。
ペットオーナー検定の内容をより発展させた資格で、犬猫に関わる仕事の就職にも役立つ人気の資格です。
そういった仕事に興味がある方は、「愛玩動物飼養管理士1級・2級」を取得する前の入り口として、今回紹介したペットオーナー検定を受けてみるのも良いかもしれません。
(公式サイトはこちら。)
まとめ
今回はペットオーナー検定について紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?
ペットの幸せにつながる知識を手軽に学べるので、ペットオーナー検定はとてもオススメです。
また、全てがインターネットで完結できるため、忙しい現代人でも、空き時間を活用して、楽しく勉強することができると思います。
犬猫を飼おうと思っている方、飼っている多くの方が勉強することで、犬や猫たちとの関係性改善に役立てば、一石二鳥。是非、可愛い愛犬、愛猫のために、飼い主自らが勉強してみませんか?
「カーミングシグナル」で分かる犬の気持ち。あくびはストレスの証拠!?
犬の行動の中には、自分を落ち着かせるためや相手を落ち着かせるために取る「カーミングシグナル」というものがあります。
何気ない犬の行動でも、「それがカーミングシグナルである」ということを知れば、犬の不安やストレスに気づくことができるかもしれません。
今回はそんなカーミングシグナルについて解説し、代表的な犬のカーミングシグナルと、それが意味する犬の感情を紹介していきます。
カーミングシグナルとは
カーミングシグナルとは、自分の立場や感情を相手に伝えたり、自分を落ち着かせるために取る行動のことを言います。
他にも、相手に敵意がないことを伝える時にもこの行動を取ります。犬たちは、不要な争いを避けるために身につけたと言われています。
カーミングシグナルのCalmingは「落ち着かせる」という意味で、そこからも分かる通り、犬の感情と密接に関わっている行動です。
つまり、これが読み解ければ、犬の気持ちや行動の理由が分かるようになるでしょう!
人間が落ち着くために取る行動は人それぞれですが、犬のカーミングサインは犬種を問わず同じような行動を取るとされています。
よくみられるカーミングシグナルの例と意味
人間にとっては特に意味がないような行動でも、実はそこに意味がある場合があります。
あくびや伸びをするなどの何気ない行為は、実は自分の立場や感情を伝えるカーミングシグナルであることがあります。
ここでは代表的なカーミングシグナルをいくつか紹介し、それらの持つ意味を紹介します。
自分を落ち着かせるためのカーミングシグナル
⑴口、鼻を舐める
口の周りをぺろっと舐める行為は、もちろん食事の前後にも行われますが、それ以外のものは自分を落ち着かせるためのカーミングシグナルであるとされています。
動物病院にきた時や飼い主に怒られている時などの不安やストレスを感じる時、緊張状態で自分を落ち着かせようとしている時によくみられます。
⑵あくびをする
あくびも、もちろんただ眠い時にもしますが、自分を落ち着かせるためのカーミングシグナルのこともあります。
飼い主が叱っている時などに見られ、叱られていることから来るストレスを軽減しようとしている、と言われています。
また、飼い主からのスキンシップが過剰でストレスを感じた時にも見られます。「ただ眠いからしているのだ」と勘違いされがちなので、注意しましょう。
⑶身震い、頭を振る
身震いは、水からあがった時にも見られますが、ストレスを軽減するために取られるカーミングシグナルです。
何かストレスを感じることがあった後によくみられ、犬同士の喧嘩の後や飼い主からの過剰なスキンシップのあとによくすると言われています。
相手に敵意がないことを示すカーミングシグナル
⑴円を描きながら相手に近づく
犬同士が出会った時にグルグルと回りながら近づいていくのは、相手に敵意を持っていないことを伝えるためのカーミングシグナルです。
逆に直線的に近づいていくことは、犬の世界ではタブーであり、敵意を持っていることの表します。
⑵そっぽを向く
目線をそらすのは、犬が相手に敵意がないことを示すカーミングシグナルです。初対面の犬同士では、先述のようにグルグルと近づき、互いにそっぽをむくことが多く見られます。
これは犬にとっては「対決を避けたいこと」の現れで、人間に対しても顔をそらすのは敵意を持っていないことの証明であり、否定的な意味はありません。
逆に敵意がある場合には、犬に対しても人間に対してもじっと睨みつけます。
相手を落ち着かせるためのカーミングシグナル
⑴歯をカチカチする
歯をカチカチと犬がするのは、こちらを威嚇し攻撃的になっている犬を落ち着かせるためのカーミングシグナルです。
決して怖くてカチカチしているわけではなく、「落ち着いてくれ」と伝えています。
⑵舌を出す
舌を出すのも相手を落ち着かせるためのカーミングシグナルです。
興奮している相手の犬や飼い主に対して「落ち着いてほしい」という意味があります。
⑶あくびをする
あくびをする行為は、「自分のストレスを軽減するために取るカーミングシグナル」として先ほど紹介しましたが、あくびには他にも意味があります。
あくびは、相手に落ち着いてほしいという気持ちを伝えるカーミングシグナルの一種です。
あくびに限らず、ストレスを受けた時にする犬のカーミングシグナルは、相手も自分も落ち着けようとする狙いのあるものが多いです。
まとめ
カーミングシグナルの中でも特に「自分を落ち着かせる」ためのカーミングサインは、犬が不安やストレスを感じている時に取られるため、飼い主が犬の感情を読み取るのに役立ちます。
カーミングサインを人間に対して行ってきた場合は、不安やストレスを感じている証拠なので、必要以上に興奮して叱りつけたりせず落ち着いてやさしく対応してあげることが重要です。
今回ご紹介したものは、カーミングシグナルのうちのほんの一部です。
犬の感情や行動についてより深い理解を得たい人はカーミングシグナルを詳しく扱った本も出版されていますので、こちらを一読するのも良いでしょう。
カーミングシグナルの知識で、今までわからなかった愛犬の感情を理解してあげることができれば、より深い愛情を育んでいけることでしょう。
長く一緒に暮らせて可愛いと話題!亀のススメ。
ペットショップなどで頻繁に見かける亀。爬虫類ですが、その見た目や動きに癒されるからと、一緒に暮らす方も少なくありません。また、吠えたり、部屋を汚したりといった心配がないので、ご近所の方とのトラブルにもなりにくいと言われています。
こちらの記事では、亀の特徴やオススメの種類をご紹介します。亀との生活を考える一助になれば幸いです!
亀との生活ってどんな生活?
亀との生活とは、どんな生活なのでしょうか?また、どのようなことに注意しながら育てる必要があるのでしょうか?一緒にみていきましょう!
亀が育つ環境は3タイプ
まず、亀の飼育環境をみてみましょう。
亀は世界に300種類いると言われています。様々な地域に適応しながら暮らしており、同じ亀でも姿形が似ていなかったり、育つ環境が全く異なったりします。
亀が暮らす環境は、以下に分けられます。
- 水の中
- 水と陸
- 陸
飼育環境を整えるにあたって、水槽の中に水をためるのか、ためないのか。陸地をどれくらい作るのか・・・等々。亀の種類によってかなり差があります。
より自然の環境に近い飼育環境を整えてあげると亀も暮らしやすいです。
飼う前に、共に暮らす亀のことをしっかり調べておく事は大切です。
中には、飼育環境を整える事が大変であったり、扱いが難しい亀もいます。初めての方は、比較的飼育しやすいと言われている種類の亀がオススメです。
初心者にオススメ「ヘルマンリクガメ」
おすすめポイントは、体が丈夫で、成長しても25センチ程度と大きくなりすぎないというところです。
日本と似た気候で生息しているので、適応力もあります。主食は、小松菜、大根の葉、タンポポの葉などの葉野菜です。また、おとなしい性格で、人懐っこいとも言われているので、初心者の方にもおすすめできる亀ちゃんです。
大きくなった時のことも見越して、幅120センチ程度の大きなケージが必要なので、その大きさのものが家の中に置けるという方におすすめです!
亀は長く一緒に暮らす家族
亀は他のペットと比べて、とても長生きする生き物です。ですから、しっかりとした飼育環境を整えれば、長く一緒にいることができます。
水棲の亀は20〜30年、陸棲の亀は50年〜100年も生きると言われています。共に暮らせる時間が長いことは嬉しいことですよね。
しかし、中には途中で飼育を投げ出してしまう飼い主さんもいます。長く生きるということもあり、年月を経て”体長”が大きくなります。そのため、最初に用意していたケージを大きく買い換える必要が出てくる場合もあります。そういった変化から、飼えないと判断してしまうようです。
種類によりますが、飼い始めでは5センチ程度の子亀も、大きくなれば20センチ程度にもなります。大きくなった後の生活のことも考えておくことが大切です。
温度の変化に気をつける
亀は変温動物ですから、周囲の温度に合わせて体温が変化します。四季によって温度・湿度が大きく変化する日本では、亀の飼育環境の温度に特に気を使わなくてはなりません。
亀の種類によって適切な温度は異なりますが、温度が高すぎても低すぎてもいけません。温度によっても、亀の動きは変わってきます。
健康のための甲羅干し
どんな亀も、丈夫な骨や甲羅を作るために甲羅干しをします。甲羅干しとは、日向ぼっこのようなものです。
亀がしっかり日向ぼっこできるように、太陽が半分当たる位置にケージを置いたり、一緒に外をお散歩したりといった時間が必要になります。
日光を浴びながら首を伸ばしたり、ゆっくり歩く亀の姿に癒される時間であることは間違いありません。
亀は何を食べるの?
亀は種類によって、食べ物が大きく異なります。
大きく分けて、肉食性・草食性・雑食性の亀がいます。間違ったエサを与えないよう気をつけなければなりません。
飼う前から、その亀が好む食べ物は何か”細かく”調べておく必要があります。以下は亀の食べ物の傾向をまとめたものです。
水棲カメ | 陸棲カメ | |
---|---|---|
肉食性 | 植ミミズ、コオロギ、カタツムリ、動物の腐肉、鶏肉 等 | ー |
雑食性 | 水中の水草、小魚、タニシ 等 | 植物や昆虫等。野菜や果物も必要。 |
草食性 | ー | 野草(タンポポ等)や野菜(大根、キャベツ等)が中心。たまに果物(バナナ、りんご等)。 |
動物性たんぱく質(鶏肉や砂肝等)は少量でOK。 |
亀との楽しい生活を。
一緒に暮らせば、亀が可愛らしい姿で私たちを癒してくれるでしょう。
しかし、飼い主さんの都合で捨てられてしまうことも少なくないのが現実です。一緒に生活することを選択するのであれば、「最後まで面倒をみるぞ!」という思いが必要です。
寿命が長い亀だからこそ、飼った後にこんなはずではなかったと後悔しないように、他の動物以上に、飼った後の具体的な生活のイメージを持つことが大切になってきます。
亀ちゃんとの癒しの日々で、皆さんの生活がより豊かなものになることを願っています。
ハリネズミを飼いたい!知っておくべき知識【飼い方編】
愛くるしい姿に魅了され、大人気となっているハリネズミ。SNSで多く見かけることからも、その人気ぶりが伺えます。
しかし、ハリネズミはその可愛さからブームが起きている一方で、予想していた飼育とのギャップを感じる方も多いようです。ハリネズミと一緒に暮らすためには、様々なことに注意しなければなりません。
この記事を含めた「ハリネズミの事前知識シリーズ」では、ハリネズミを飼う際に知っておくべき情報をまとめています。
この記事では、ハリネズミを迎え入れる際に必要な、飼い方についてご紹介しています。
お世話について
日常的なお世話はハリネズミのストレスや体調に直結します。きちんとしたお世話ができるよう、しっかりとお世話の仕方を覚えておきましょう。
毎日のお世話
ハリネズミは夜行性ですので、お世話やふれあいは基本的に夕方以降となります。
- 起床前に排泄物のチェック
- 起床後、汚れた床材を捨て、ケージ内を清掃
- 食事を与える
- 給水ボトルに水を入れ替える
- 次の日食事の食べ残しを清掃
そのほかにも毎日食欲があるか、目やにがないかなどハリネズミの健康状態をチェックしてください。
定期的なお世話
毎日のお世話の他に、定期的に必要なお世話があります。
- 二週間に一度、床材を全て交換する。
- 汚れ具合を見て、飼育ケージ内を殺菌消毒する
このとき、一度に全部消毒せず、飼育ケージ内にハリネズミの匂いが残るように注意しましょう。
飼育環境
ハリネズミは気温の変化や湿度、その他の環境要因に敏感に反応しやすい生物です。それぞれのチェック項目を満たした場所で飼育するようにしましょう。
温度・湿度
- 温度は24-29度となるように調節する
- 湿度は40%前後になるように管理する
- 風通しの良い場所にケージをおく
- エアコンの送風が直接当たらないようにする
明るさ
- 直射日光が当たらないようにする
- 1日中暗い部屋に置いたりしない
その他の要因
- ケージは壁際などに置く
- 静かな場所に設置する
- 振動がない場所にケージを置く
- 他の動物の近くに置かない
- 上から物が落ちてこない場所
- 強い匂いがしない場所
慣らし方
ハリネズミはとても臆病な生き物です。
ハリネズミの性質や気質をきちんと理解した上で、一緒に生活することが大切です。
また、慣れることは
慣らす時の心構え
ハリネズミも人間と同じように、様々な性格の個体がいます。ですので、どのハリネズミも同じように人間に慣れるというわけではありません。
ハリネズミにも個体差があるということを理解した上で、正しい方法で根気強く慣らすということが大切になります。
お迎えしてすぐの接し方
飼い始めの時期は、ハリネズミは新しい環境にまだ慣れておらず、とても神経質になっています。この時期に、無理に触ってしまうと、飼い主さんに怯えるようになってしまいます。
必ず一週間程度の時間を空けて、ハリネズミが新しい環境に慣れてきてから、人に慣らし始めるようにしましょう。
ハリネズミは新しい環境にくると、まず最初に隠れ家となるものを探します。隠れ家に適しているのは、暗くて狭い四方を覆われた場所です。
ケージの中には、隠れ家となる小屋以外の遊具などは入れないようにし、小屋の中には飼い主の匂いが強くするものをあらかじめ入れて置いてください。そうするとハリネズミは新しい移住環境に慣れると同時に、飼い主の匂いにも慣れることができます。
また、あらかじめ水と餌をケージ内に入れて置くようにしましょう。餌は、入手先で与えられていたものがベストです。
慣らす方法
1.慣らす時間は夜にすること
ハリネズミは夜行性です。昼間に刺激を与えるとストレスになりかねないため、ふれあいの時間は必ず夜に設けましょう。また、食事の後などのリラックスした状態の時に優しく接するのがベストです。
2.匂いをうまく利用する
ハリネズミの嗅覚はとても優れていて、外敵や餌を匂いで嗅ぎ分けます。ですので、飼い主さんの匂いがころころ変わってしまうと混乱しかねません香水や消臭剤などの使用を控え、きちんと覚えてもらえるようにしましょう。
また、おやつや餌をあげる前に手の匂いを嗅がせてあげると、飼い主さんの匂いをプラスのイメージで記憶してくれます。
3.そーっと接する
ハリネズミはとっても臆病で神経質な生き物です。急に近づいたり脅かしたりせずに、そっと壊れ物に触れるように扱いましょう。
また、持ち上げるときは前方下から両手ですくい上げるようにし、あまり高くまで持ち上げないようにしましょう。
最後に
ハリネズミはを飼うためにはいくつも気をつけなければならないことがあります。きちんと事前知識を蓄えた上で、飼い始めるようにしましょう。
また、飼い始める前にはしっかりと、「最後まで責任を持って飼えるのかどうか」を考えてから迎えるようにしましょう。