全米で最も飼い主さんに優しい街、サンフランシスコ。

全米で大注目となっているペットトレンド、それは“ペットフレンドリー”です。

“ペットフレンドリー”とは、飼い主さんにもペットにも優しい取り組みのことで、今アメリカでは、多くのお店や施設でペットフレンドリー化が進んでいます。

全米でペットフレンドリー化が進む中、“全米で最も飼い主さんに優しい街”としてサンフランシスコが毎年1位に選ばれています。

今回は、そんなサンフランシスコの街づくりについてご紹介します。

全米で最も飼い主さんに優しい街、サンフランシスコ

sf house
アメリカで毎年発表される、Pet-Friendly city Ranking (ペットフレンドリーシティーランキング)。

毎年一位にランクインするのは、カルフォルニア州の北に位置する、サンフランシスコです。サンフランシスコといえば、綺麗な街並みの中に、カラフルな家が立ち並ぶ住宅街のイメージですよね。

また、美味しいシーフードやゴールデンゲートブリッジも有名です。毎日観光客で賑わう、アメリカの大観光都市です。

そんな大観光都市で、ペットフレンドリーシティー1位に選ばれた理由はなんでしょうか。

サンフランシスコが飼い主さんに優しいワケ

以下の理由で1位に選ばれました。

  • ペットと一緒に遊べる公園が多い
  • ペットフレンドリーなお店が多い
  • ペットフレンドリーなレストランが多い
  • 車の交通量が少ない
  • 天気

サンフランシスコでは街全体の取り組みとして、ペットフレンドリー化が進んでいます。

だから飼い主さんも安心してペットと一緒に生活ができるんですね。

ペットと一緒に遊べる公園の数が多い

sf beach
サンフランシスコには大きな公園やビーチが沢山あります。公園やビーチはいつも、運動している人、お昼休憩やピクニックを楽しんでいる人で賑わっています。

また、犬を連れてお散歩している人もよく見かけます。

サンフランシスコでは、ほどんどの公園やビーチがペットフレンドリーになっているので、安心して公園内やビーチに動物を連れて入ることができます。

しかも驚くことに、公園やビーチによってはドッグランスペースが設けられています。

“犬を外で思いっきり走らせてあげたいけど、人に迷惑をかけるんじゃないか”、“目を離した隙に、どこかで犬が迷子になったらどうしよう”なんて心配は必要ありません。

また嬉しいことに、誰でも無料でドッグランスペースを使うことができます。

ペットフレンドリーなお店が多い

shopping
サンフランシスコでは、大体のお店がペットフレンドリーです。つまりどういうことかと言うと、ペットを連れて入店できるシステムとなっています。

飼い主さんにとっては、とても安心なサービスですよね。

例えば、飼い犬と一緒に街を散歩しながら、ウィンドーショッピングって楽しいですよね。気になったお店に入りたい時、“ペットお断り”のお店だったら、リードをつけてペットを店外に置いてこなくてはなりません。

外のペットが気になって、ゆっくりショッピングすることもできませんよね。結局、ペットのことを考えて早めにショッピングを済ましてしまう、という方も多いかと思います。

でも、店内にペットを連れて行くことができるのであれば、楽しんで長時間のショッピングができます。

また、雨や雪の日も安心です。ウィンドーショッピング中に突然の雨や雪が降った時、外にペットを置いておくのは可哀想ですよね。

店内同伴OKなら、ペットも濡れずに済みます。

ペットフレンドリーなレストランが多い

restaurant
サンフランシスコにはペットフレンドリーなレストランが沢山あります。

レストランに入る前に、ペットを連れて食事をしても良いか、許可を取る必要はありますが、大体のレストランはペット同伴OKです。ペットと一緒に食事をする場合、ペット連れ込み客専用のテーブルか、外のテラス席に案内されます。

ペット連れ込み専用テーブルやテラス席だったら、他のお客さんに迷惑をかける心配は少なくなりますし、飼い主さんも安心して食事が楽しめますね。

車の交通量が少ない

sf town
サンフランシスコはエコ先進国であり、主な交通手段は徒歩です。

サンフランシスコの街はとても小さく、建物が密集しています。そのため、アメリカは車社会ですが、サンフランシスコでは車生活は非常に不便です。また土地が少ないために、駐車スペースも非常に少ないです。

街では歩いている人の方が多いので、車による事故も比較的少ないです。

飼い主さんにとっては、安心して犬を散歩してあげることができますよね。

天気

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天気は一年を通して安定しています。

カリフォルニアは雨の日がとても少ないので、毎日散歩に連れて行くことができます。

夏はカリフォルニアなのに全く暑くなく、朝と夜は肌寒くなるほどです。冬は日本の冬ほど寒くないので、“寒い日に散歩に出かけるの億劫だ”なんてことはありません。

ペットの飼い主さん、特に犬の飼い主さんにとっては非常に住みやすい環境です。

日本でも広まるかも

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街全体の取り組みとして、ペットフレンドリー化が進んでいるって素敵ですよね。飼い主さんにとっても犬にとっても充実したペットライフが送れること間違いなしです。

日本で実現する日もそう遠くはないかもしれません。

[米トレンド]セレブに人気沸騰中の「猫ヨガ」とは?

アメリカセレブの間で流行中

海近くでヨガをする女性
皆さんは、猫ヨガってご存知ですか?

猫ヨガは、カリフォルニア発のヨガの方法で、今カリフォルニアのセレブの間で大流行をしています。

カリフォルニアガールズの間では、自身のインスグラムに猫ヨガの様子を投稿するのがブームのようです。

今回は、そんなカリフォルニアで大注目の猫ヨガを紐解いていきます。

猫ヨガってなに?

Flow Spaceさん(@flowspacegnv)がシェアした投稿


猫ヨガとは米カリフォルニア、サンターバーバラで始まった新しいヨガスタイルです。

サンタバーバラといえば、超が付くほどのセレブタウンで有名です。ロサンゼルスから車で1、2時間ほどの場所にあり、ロサンゼルスで働く人たちのベッドタウンになります。

猫ヨガは、サンタバーバラにある猫カフェ“Cat Therapy”で生まれたヨガの方法です。つまり、この猫カフェがこのヨガの発信源となっています。

このお店がセレブの間で大人気を呼び、今ではカリフォルニアの大都市だけではなく、米国中に猫ヨガブームが広がりつつあります。

日本では、2013年に猫ヨガが上陸したそうで、2014年から今日まで、毎月様々な保護猫カフェやシェルターで定期的に開催されています。若い女性たちの間で密かなブームになっています。

にゃんと!!YOGAブログ(日本ドッグヨーガ普及協会ネコ部)
https://ameblo.jp/nyankoyoga/
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紆余曲折あった「猫ヨガ」

初めは問題ばかりだった?!

下を見る子猫
実はこの猫ヨガ、最初は上手く行かなかったそうです。問題は何と言っても“猫”。

猫が、全く人馴れをしてくれないことが問題でした。
せっかく猫と一緒にヨガをする機会なのに、猫が人に近寄らなくては“ただのヨガ教室”になってしまいます。

猫ヨガではなく“ただのヨガ教室”になってしまった結果、お客さんの数は減り、猫ヨガは終わりを迎えようとしていました。

ですが、ある秘訣で猫ヨガはサンタバーバラで復活し、セレブ間で大人気のトレンドになりました。

猫ヨガ人気復活の「秘訣」とは

(Miko様より素敵な写真をご提供いただきました。提供元:The Yoga and I

サンタバーバラの猫カフェ、“Cat Therapy”の創業者、カタリーナ・エステベスさんはお客さん「猫とのスキンシップ」をしてもらうことを思いつきました。

本来、カタリーナさんの経営する“Cat Therapy”は猫カフェです。猫カフェなら猫とお客さんのスキンシップは欠かせません。

このことをヒントに、カタリーナさんは原点に帰って、あるシステムを猫ヨガに設定しました。

それは「ヨガが始まる前と終わる前に、お客さんに猫と遊ぶ時間を30分ずつ設けること」です。

ヨガの前後に猫と遊ぶ時間をもうける利点は

  • 猫が人の顔や臭いを覚える
  • 人が猫の扱い方に慣れる

などが挙げられます。

特に猫が人の顔を覚えることは、猫が慣れてくれるために大事なプロセスです。

猫にとっても、安心できる環境を。

花瓶の隣で窓の外を眺める猫
また、カタリーナさんは猫ヨガを会員制にし、猫にとって安心できる環境を作ることにしました。毎回同じ会員で同じメンバーで猫ヨガ教室を開催することで、猫が人馴れをしやすくなります。

また、人も猫の扱い方に馴れなくては猫ヨガはできません。人が猫と上手くコミュンケーションを取れなくては、猫と親密になってヨガをすることは難しいでしょう。

猫にとっても嬉しい「猫ヨガ」

保護猫の受け入れ

寝っ転がるキジトラ
またこの猫ヨガは、私たち人間だけが得するヨガではありません。

“Cat Therapy”の創業者、カタリーナさんは、動物保護センターから猫を受け入れています。 動物保護センターでは、新たな飼い主さんに出会うことのできなかったペットたちが殺処分をされてしまいます。

カタリーナさんは、1匹でも殺処分される猫を減らそうと、積極的に動物保護センターの猫を引き取ることにしました。

動物保護センターでは、ペットショップでペットを購入するよりも安い値段で引き取ることができます。いくつかの条件はありますが、その条件を全てクリアすることができれば、受け入れることが可能です。

日本では、各自治体の動物保護センターが飼い主の募集を随時呼びかけていて、おおよそ1匹3000円程度で引き取ることができます。

犬・猫の譲渡に関することは、こちらの記事に詳しくまとめてあります。興味のある方は、参考にして見てください。

保護団体から犬猫を譲渡してもらうためにすべきこと5つ

このようにしてカタリーナさんは、動物を保護しつつ、猫ヨガビジネスを成功させました。まさにWin-Win(ウィンウィン)なビジネス戦略です。

参加費の一部を寄付

cat-sleeping
カタリーナさんの活動は動物保護センターから猫を引き取ることだけでは終わりません。

カタリーナさんの目標は、たくさんの猫に幸せになってもらうことです。もともと猫カフェの経営者である彼女から、愛猫家な姿勢が伺えます。

そこで彼女は、会員の参加費の一部を、動物保護団体に寄付することにしました。つまり、猫ヨガで健康になりながら、動物保護に貢献をすることが出来ます。

ヨガ猫は、人にも猫にも嬉しいアクティビティです。私たちは健康になって、より多くの猫の命を救うことが出来ます。

プラスの効果がたくさん!

猫によってヨガの質が上がる

yoga
結局このヨガ教室で行うことは“猫と一緒に普通のヨガをすること”だと思っていませんか?

実はさらに特別なことがあります。

それは、バランスを取ることに集中しやすくなる。ことです。

猫は、ヨガ参加者がヨガ中だとしても、関係無しに近寄ってきてくれます。ヨガ参加者は猫の上に乗らないように必死にバランスを取ろうとします。

そうすることで緊張感が増します。普通のヨガよりも集中力を必要とし、質の高いヨガができます。

先ほども紹介した通り、この猫ヨガではヨガの前後に猫とのスキンシップの時間が設けられているています。そのため、猫との関係性が親密になるので、ヨガ中であっても近寄ってきてくれるのです。

新たな刺激を与えてくれる

女性とピンクのバッグ
また、ヨガ上級者は別の視点で猫ヨガを楽しんでいます。

普通のヨガに飽きてしまったヨガ上級者が、違う雰囲気でヨガを楽しみたい時に猫ヨガに参加するそうです。いつもヨガを行なっている人にとっても、新たな刺激を与えてくれる「猫ヨガ」であることがわかります。

まとめ

cat girl
近年カリフォルニアのセレブの間で大流行中の猫ヨガについて紹介いたしました。

私たち人間だけが得するのではなく、猫も得するこのシステム。

最近では、テレビやラジオ等のメディアでも取り上げられているため、日本でも今以上に広がり、大ブームとなる日もそう遠くないかもしれません。

[2018年最新] 今の米トレンドはペット用車グッズ

dog in a car

皆さんは、ペット用の車グッズにこだわっていますか?
私たち飼い主が、車の中で快適に過ごすように、ペットにも車の中で快適に過ごして欲しいですよね。

アメリカでは今、ペット用の車関連のグッズが大流行しています。これは、ペットの飼い主さんの中だけの流行りではなく、アメリカ全土で大流行中なのです。

今回はそんな、アメリカの最新トレンドをお届けします。

アメリカ最新トレンド

statistic for dog car goods

今年(2018年)の2/9にアメリカで発表された、Google 2018 Auto Trends Report(Google2018オートトレンドリポート)によると、アメリカでは個人のペット用車グッズの購入金額が他の国に比べ、とても高いことが分かりました。

検索の方法は、1000人以上の人を無作為に選び、Googleでの検索結果やYoutubeの検索結果を調べたものです。

Google Auto Trendsのレポートによると、アメリカ人は日本人の10倍も、ペット用の車関連グッズの購入金額が高かったと公表しています。

どんなペット用車グッズが人気なの?

thinking

飼い主さんのペット用車グッズの購入支出額が多いサイトはアマゾンでした。実際、私たちも日用品からペット用品の購入に至るまで多用しています。

ほとんどのアメリカのペットの飼い主さんは、犬用の車の座席シート犬用のハンモックを購入していたようです。他には、犬用の安全ベルト毛羽立ちを防ぐためのシートカバーなども人気だそうです。

乗り物での、ペットの快適さを考えられた商品ペットが安全に車内で過ごせるように作られたグッズが多く購入されているんですね。

こだわりの商品も!

ノミやダニを防ぐペット用車グッズ

sleeping dog2

アメリカのペットグッズを製造する会社では、ペットの皮膚を守る為に改良された、特別な素材の生地を使って作られた座席シートブランケットが販売されています。

座席シートやブランケットは、こだわりのある飼い主さんには非常に人気です。

スプレーをするだけで防虫、駆除できちゃう!

ノミやダニを駆除するスプレー

他には、動物病院などで購入することのできる、獣医師推薦のペット用防虫グッズも人気のようです。スプレー式のノミやダニを防ぐグッズは売れ行きがよく、車の中に常備している家庭が多いそうです。

スプレーをペットの体に吹きかけるだけで、体にノミやダニが付着するのを防ぎ、また、細菌を駆除する機能も備わっています。簡単に使うことができるので、とっても楽ちんです。

飼い主の皆さんは、大好きなペットとドライブに行った際に、ペットを広い野外で開放的に遊ばせてあげたいですよね。外で遊ばせてあげる前に、スプレーをかけてあげるだけで、細菌、ノミやダニの心配は少なくなるので、安心ですね。

また、ペットが遊び終わった後に、愛車を綺麗に保つためにも、ペットの体を綺麗に保つためにもペットの体をお掃除してあげたいものです。そんな時、このスプレーがあれば、体のお掃除を簡単にすることができます。

ちょっと面白い!?ペット用車グッズ

ペット用車グッズがアメリカで大流行する中、こんな面白い商品がアメリカにはあるんです。

オープンカーの形をした犬用ソファー

オープンカーに乗る女性

この商品は、車に設置するように設計された犬用ソファーで、安全ベルト首輪もしっかりと付いています。おふざけではなく、きちんとした犬用ソファーなんです。

しかし疑問点は、なぜ車の中に車の形をしたソファーを置こうと考えたんでしょうね。愛犬にも、車を運転している感覚を味合わせたいんでしょうか…(笑)

さすがアメリカ!といったところですね。やることがぶっ飛んでいてい、やはり面白いです。

高級車ブランドも犬用車グッズの販売に乗り込んだ!?

a dog on the sofa

言わずと知れた高級車、キャデラックからも、車に取り付けられる犬用ソファーが販売されています。

黒のスエード生地で作られていて、非常に高級感があふれています。ソファーには、あの憧れのロゴとキャデラックの字が刺繍で大きく施されています!一体、誰が買うんでしょう…。(ごめんなさい、日本では販売されていなさそうでした)

http://www.petstrends.com/2011/07/18/dog-car-seat-snoozer-cadillac/

普通では、キャデラックを運転することはもちろん、乗ることも滅多にない事ですよね。しかし、あごがれのブランドのソファーに座る犬…。非常に羨ましいものです。もちろん、普通に使えるペット用バッグも販売されています。

ペットも家族の一員

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「快適な車内空間は人間だけではなく、ペットにも」というのが、最近の流行りなのでしょうか。特にアメリカは、日本とは異なり国土が広いため、ペットをドライブに連れていく際には、長時間車の中にいなくてはなりませんから、それも納得です。

実は、しつけの観点からも、車の中に長時間いさせることは、退屈と感じさせてしまい、こういった思いを続けることで、車が苦手になってしまう犬も珍しくはありません

私たち飼い主の愛情表現の一つとして、少しでも車の中を好きになってもらうためにも、車の中にペットが快適過ごせるグッズにこだわってもいいのかもしれませんね。