総合栄養食?療養食?ペットには正しい知識で正しいフードを!

ペットフードは、大切なペットの健康を維持する上で大切な役割を果たします。それぞれのペットに適した栄養を与えることが重要ですが、目的によっていくつかの種類に分類されていることはご存じですか?

正しい知識を持たずにフードを与えていると、必要な栄養素が不足してしまうこともあります。ペットが少しでも長く健康でいられるよう、ペットに与えるフードについて十分に理解しておきましょう。

今回はペットフードの分類と療養食について解説していきます。

ペットフードの分類

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ペットフードは、「ペットフードの表示に関する公正競争規約」において、その目的から以下の4種類に分類されています。

  • 総合栄養食
  • 間食
  • 療養食
  • その他の目的食

それぞれ、役割や含まれている栄養素が異なっているため、誤った与え方をしてしまうと、ペットの健康が脅かされてしまう可能性もあります。それぞれ一体どのような役割があるのか詳しく見ていきましょう。

総合栄養食

総合栄養食は、毎日の主食として与えることができ、そのフードと水だけで健康を維持できるよう、栄養パランスが整えられています。

基本的には総合栄養食のみで十分な栄養素が得られます。

間食

いわゆるおやつのことで、ご褒美やペットとのコミュニケーション手段として利用できます。ジャーキーやガム、魚肉製品、ジェル状のおやつなど、さまざまなタイプのものがあります。

与えすぎると栄養バランスが崩れ肥満につながるため、1日に与える量をしっかり管理する必要があります。

療養食

療養食は、特別に栄養バランスが調整されたフードのことです。病気の治療だけでなく、これ以上症状を悪化させないために与えることがあります。

療養食は獣医師の指導のもとで与えることが推奨されています。最近はさまざまな療養食も販売されていますが、フードの変更を希望する場合は、かかりつけの獣医師に相談しましょう。

その他の目的食

総合栄養食、療法食、間食のいずれにも当てはまらないものを「その他の目的食」といいます。総合栄養食ではないフードや栄養補給を目的としたサプリメントなどを指し、「副食」や「栄養補完食」などと表記されていることがあります。

療養食の種類

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療養食といっても、病気によって栄養バランスが異なるため、違う病気用の療養食を与えてしまうと、必要な栄養が不足してしまう危険があります。それぞれの病気によってどのように栄養素が違うのか見ていきましょう。

なお、これらは一般的なものを紹介しています。フードによって細かい部分に違いがありますので、獣医師の指示に従うようにしてください。

皮膚疾患の療養食

皮膚疾患は、皮膚のバリア機能が低下し、細菌などが入り込んで炎症を起こしたり、皮膚が荒れたりすることで引き起こされます。

皮膚疾患用の療養食には、皮膚の炎症を抑制する効果があるオメガ3脂肪酸や、皮膚のバリア機能を維持するオメガ6脂肪酸が強化されています。また、アレルギーが原因の可能性もあるため、食物アレルギーの原因になりにくい原材料を使用しています。

腎臓病用の療養食

腎臓病用の療養食はタンパク質やリンの含有量を抑えています

リンは健康な動物にとってはとても重要な栄養素ですが、腎臓病を患うと血液中のリン濃度の調節がうまくできず、リンの濃度が高くなり腎臓への負担がさらに高まるため、腎臓病を患っている場合には摂取を控える必要があります。

心臓病の療養食

心臓病を患っている動物にとって、ナトリウムを摂取しすぎてしまうと心臓への負担がさらに高まります。そのため、心臓病用の療養食はナトリウム量が制限されています。

尿路結石用の療養食

尿路結石の原因は、マグネシウムやカルシウム、ナトリウムなどのミネラルです。そのため、尿路結石用の療養食にはこれらの栄養素が制限されています。

肥満用の療養食

体重を減らそうとしてフードの量を減らしてしまうと、他の重要な栄養素が不足してしまいます。そのため、肥満用の療養食は低カロリーながら必要なタンパク質やビタミン、ミネラルを十分に摂取できるよう調整されています。

回復食

病気の回復期や手術後などに与える療養食で、カロリーと栄養素を多く含んでいます。

異なる動物のフードは与えない

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ドッグフードとキャットフードは見た目もよく似ており、犬にキャットフードを、猫にドッグフードを与えてもいいのでは?と考える人もいるかもしれません。しかし、必要な栄養素は動物によって異なるため、その動物専用のフードを与えなければいけません。

例えば、食事やサプリメントからの摂取が必要な必須アミノ酸だけ見ても、犬は10種類なのに対し猫は11種類です。他にも、肉食動物である猫は犬よりも多くタンパク質を摂取する必要があります。また、体内でビタミンCを合成できないモルモットは、食事からビタミンCを摂取しなければいけません。

このように、必要な栄養素は動物によって異なるため、専用のフードを与えることが大切です。

最後に

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人に飼育されているペットは自分で食事を選ぶことはできません。飼い主が正しい知識を持たずに餌を与えてしまうと、栄養失調になってしまったり、逆に肥満になってしまったりします。

何のために与えているか、与えているフードの種類や量は適切かどうかを改めて確認してみましょう。

【クイズ】ペレットだけではダメ?うさぎの食事で気をつけたいこと

うさぎが健康に生きていくためには、適切な食事を適量与えなければいけません。場合によっては命に関わることもあるため、飼い主はしっかり把握しておく必要があります。

今回は、うさぎの食事についてクイズ形式でご紹介します。自信がある人も不安な人も改めて確認しましょう!
Q.1 うさぎの食事の説明として「誤っている」のはどれ?
正解です!
不正解です!
正解は「水分補給のため果物は常に置いておく」です。
りんごやイチゴなどの果物はうさぎも喜んで食べます。しかし、与えすぎると下痢になったり肥満になったりしてしまうため、常に食べられるようにしておくのではなく、ご褒美や楽しい刺激として与えると良いでしょう。

ペレットはうさぎが1日に必要な栄養が含まれた「総合栄養食」です。そのため、栄養素だけ考えればペレットだけでも問題ありません。しかし、栄養以外の様々な理由から、チモシーも一緒に与える必要があります。

ペレットやチモシーで栄養は十分であるため、生野菜は必ずしも与えなければいけないというわけではありません。おやつとして少量与える程度にしましょう。
Q.2 うさぎにチモシーを与えなければいけない理由として「誤っている」のはどれ?
正解です!
不正解です!
正解は「うさぎのにおいを消臭するため」です。
チモシーにはうさぎのにおいを消臭する効果はありません。においが気になる場合は、掃除をしっかり行い、うさぎにも使える消臭剤で対策しましょう。

繊維質は腸内細菌のバランスを整え、消化管の動きを活発にする役割があるため、うさぎにとって最も重要な栄養素でもあります。繊維が不足すると、消化管の動きが悪くなり、「食滞」という病気になり、場合によっては命に関わることもあります。

うさぎの歯は毎日伸び続けます。固い牧草を食べ続けることで、適度に歯が削られ、健康的な歯を維持することができますが、伸びっぱなしで削れないと、噛み合わせが悪くなる「不正咬合」になってしまいます。不正咬合は歯が頬の内側や舌を傷つけ、痛みからうまくご飯を食べられなくなってしまい、衰弱していってしまいます。

歯をたくさん使ってペレットよりも硬いチモシーをモグモグと食べ続けることで、うさぎにとってはストレス解消となります。
Q.3 うさぎが食べるチモシーの説明として「誤っている」のはどれ?
正解です!
不正解です!
正解は「1番刈りがもっとも柔らかい」です。
牧草の一種であるチモシーの中でも、春から夏にかけての最初の時期に刈り取られた「1番刈り」は、繊維質が豊富で固いという特徴があります。うさぎの健康のためには繊維質が多い1番刈りがおすすめですが、柔らかくて美味しい2番刈りを好む子が多いようです。

うさぎがいつでも好きなときに食べられるように、チモシーは常に食べられるようにしてあげましょう。ペレットや野菜ばかりを与えすぎてしまうとチモシーを食べなくなってしまうこともあるため、適量を守って与えるようにしましょう。
問正解/ 問中

今回はこちらの記事から問題を作成しました。 詳細が知りたい人はこちらも読んでみてください!
ペレットだけはNG!うさぎに「牧草」が必要不可欠な3つの理由
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猫の手作りごはんは要注意!重要なタウリンの不足で失明の可能性も

「タウリン」と聞くと、栄養ドリンクなどを想像する人が多いかもしれません。しかし、タウリンは猫にとって非常に重要な栄養素だということをご存じでしょうか。 総合栄養食のキャットフードを与えていれば必要な栄養素はすべて含まれているため特に問題はありませんが、手作りごはんなどを日常的に与えている場合は、知らずに栄養素が足りていない可能性があります。 今回は、猫が健康に生きていくために必要なタウリンについて解説していきます。タウリン欠乏症にならないようにしっかり栄養管理をしてあげましょう。

アミノ酸とタウリン

猫,アミノ酸,必須アミノ酸,タウリン,総合栄養食,欠乏症,キャットフード タウリンは1827年に牛の胆汁酸から発見されました。その名はラテン語で「雄牛」を意味する「タウルス(Taurus)」に由来します。 アミノ酸は分子内に「アミノ基とカルボキシル基をもつ化合物」と定義されていますが、タウリンにはカルボキシル基はなく、厳密にはアミノ酸とは言えません。しかし、よく似た物質であることからアミノ酸の一種に含まれることもあります。 タンパク質を構成するアミノ酸のうち、体内で合成ができず食事などによって摂取する必要があるものを必須アミノ酸といいます。猫には11種類の必須アミノ酸があり、タウリンはアミノ酸ではないものの、猫の必須アミノ酸のひとつに数えられることが多いほど重要な栄養素です。

猫がタウリンを体内で合成できない理由

猫,アミノ酸,必須アミノ酸,タウリン,総合栄養食,欠乏症,キャットフード 人も犬も多少なりとも体内でタウリンを合成する能力があります。しかし、なぜ猫は体内でタウリンを合成することができないのでしょうか。 猫はもともと肉食動物であり、タウリンは餌となる肉から摂取していました。そのため、体内で合成できなくても野生で生活している限りはタウリンが不足することはありませんでした。 最近では総合栄養食のキャットフードにはタウリンが含まれているため、タウリン欠乏症になる猫は稀でしょう。しかし、手作りのごはんやタウリンを含まないフードを与えている場合、十分な量のタウリンを摂取できていないかもしれません。

タウリンの働き

タウリンはほぼ全身の細胞に分布していますが、特に心臓、肝臓、腎臓、脳、筋肉、網膜などに高濃度で存在し、これらの機能を正常に維持する働きがあります。

タウリン欠乏症が原因で起こる病気

猫,アミノ酸,必須アミノ酸,タウリン,総合栄養食,欠乏症,キャットフード 猫がタウリンを十分に摂取できていないと、以下のような病気を発症するリスクが高まります。一度罹患してしまうと治らない病気もあるため、タウリンが不足しないよう普段から注意することが大切です。

拡張型心筋症

心臓の筋肉を構成する心筋が薄くなってしまい、収縮する力が弱くなり血液を送り出せなくなってしまう病気です。 初期ではほとんど症状が見られず、聴診でわずかに雑音が聞こえる程度ですが、症状が現れた頃には重症化しており命に関わるため、早期発見のためにも定期的な健康診断が重要です。

進行性網膜萎縮症

網膜は眼底に広がる薄い膜のことで、光を感じる視細胞があります。網膜萎縮症は、網膜がだんだんと薄くなり、視細胞が減少し視力が低下していき、最終的には失明することもある病気です。 猫の視力低下はなかなか気付けず、飼い主が気付いたころには進行してしまっている場合も少なくありません。暗い場所に行きたがらない、物によくぶつかるなどの症状が見られたらすぐに動物病院へ連れて行きましょう。

生殖異常

妊娠中の猫がタウリン欠乏症に陥ると、胎児が正常に発育せず、流産や死産が増加するリスクがあります。また、タウリン欠乏症の親から生まれた子猫は発育障害が見られることもあります。 そのため、妊娠中は特にタウリンの摂取を欠かしてはいけません。

免疫力の低下

タウリンには免疫機能の維持や抗酸化作用もあるため、不足すると免疫力が低下してしまいます。

タウリンを多く含む食品

猫,アミノ酸,必須アミノ酸,タウリン,総合栄養食,欠乏症,キャットフード タウリンは野菜や果物などの植物を除いて、さまざまな食材に含まれています。魚類、貝類、肉類には特に多く、猫が摂取できる主に食べ物は以下の通りです。
  • マグロ
  • カツオ
  • ブリ
  • ホタテ
  • 牛肉
  • 豚肉
  • 鶏肉
ただし、ホタテにはチアミナーゼいうビタミンB1分解酵素が含まれているため、必ず加熱して与えましょう。生肉も食中毒や寄生虫に感染する危険があるため、加熱が必要です。魚は少量であれば生でも問題ありませんが、初めて与える際はアレルギーなどに注意しましょう。 タウリンは水溶性であり、茹でると溶け出してしまいます。そのため、茹で汁などはなるべく捨てずに活用しましょう。
注意 タウリンがたくさん含まれているからといって、人間用の栄養ドリンクは絶対に与えてはいけません。

まとめ

猫が健康に生きるためにもタウリンは必要不可欠な成分です。猫にタウリンが必要だと判明する以前は、目や心臓の病気になってしまう子も多かったそうですが、タウリンを含むキャットフードが増えたことでそれらの病気は減少しているとのことです。 普段なんとなく与えているキャットフードは猫に必要な栄養素がバランス良く含まれています。しかし、ドッグフードや手作りのご飯を与えている場合は、必要な栄養が十分に摂れていない可能性があります。猫の健康のために良かれと思ってやったことが逆効果にならないよう十分気をつけましょう。

【クイズ】今こそ再確認!愛犬にドッグフードを正しく与えてる?

愛犬が健康的に生きていくために必要不可欠なのがドッグフードです。しかし、いつものルーティンだからとなんとなく与えているだけでは、かえって犬に負担がかかってしまうかもしれません。ドッグフードの与え方に問題がないか、改めて確認してみましょう。

今回は、ドッグフードについて、クイズ形式でご紹介します。

それではさっそく、ドッグフードクイズにチャレンジしてみましょう!
Q.1 「総合栄養食」と呼ばれるドッグフードの説明はどれ?
正解です!
不正解です!
正解は「ドッグフードと水だけで健康を維持できる」です。
ドッグフードを目的別に分類すると、「総合栄養食」「間食」「療養食」「その他」の4つに分けられます。

「総合栄養食」とは、毎日の主要な食事として与えることを目的としており、これと水だけで健康を維持できるようなバランスのとれたフードのことです。
Q.2 ドッグフードを与える際に注意したいこととして「誤っている」のはどれ?
正解です!
不正解です!
正解は「毎日決まった時間に与える」です。
ドッグフードを毎日同じ時間に与えている場合、いつもの時間に食事が摂れないと犬はストレスを感じます。また、時間が決まっていると、その時間の前からそわそわし始めてしまうため、意識的に時間をバラした方が良いでしょう。

一度にたくさんのフードを摂取すると胃腸に負担がかかってしまうため、一般的には1日に2回以上に分けて与えるのが望ましいとされています。子犬や老犬は3〜5回など、さらに回数を増やすのがおすすめです。

置きエサをすると、犬はいつでもご飯を食べられると思い、思ったように食べなくなってしまうことがあります。また、ずっと置いておくことでフードが酸化し、劣化してしまうため、30分ほどしたら片付けましょう。その際、残したフードの量をチェックしておき、次の食事の時に多く与えて一日の摂取量を変えないようにしてください。

犬は腸拡張や腸捻転を起こしやすいため、運動の前後1時間は食事を避けましょう
Q.3 ドッグフードを変更するときに気を付けることとして「誤っている」のはどれ?
正解です!
不正解です!
正解は「前のフードを完全に食べ切ってから一気に変更する」です。
食べ慣れたフードを突然変えてしまうと、犬が食べてくれなくなったり、消化器系に負担がかかったりする場合があります。フードを切り替える場合は、今まで使っていたフードに新しいフードを混ぜて使うようにし、少しずつ新しいフードの割合を増やしていきましょう

犬は、成長過程によって必要な栄養やエネルギーが異なります。ライフステージに合わせてフードを選択してあげてください。

食べないからといって頻繁にフードの種類を変えてしまうと、「食べなければもっと美味しいご飯を食べられる」と学習してしまいます。フードの変更は慎重に行いましょう。
問正解/ 問中

今回はこちらの記事から問題を作成しました。 詳細が知りたい人はこちらも読んでみてください!
その方法は間違っているかも!正しいドッグフードの与え方とは?
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その方法は間違っているかも!正しいドッグフードの与え方とは?

毎日愛犬に与えているドッグフード、正しく与えられているでしょうか?誤った与え方をすると、思うように食べてくれなかったり、肥満に繋がってしまったりすることもあります。 この記事では、ドッグフードの正しい与え方についてご紹介します。あまり深く考えてこなかった方も、ちゃんと考えているという方も、ぜひご一読ください。

ドッグフードの種類

犬,ドッグフード,餌,種類,総合栄養食,ライフステージ,カロリー,おやつ,早食い,肥満 ドッグフードを目的別に分類すると、以下の4つに分けられます。
・総合栄養食:毎日の主要な食事として与えることを目的とし、これと水だけで健康を維持できるようなバランスのとれたフード ・間食:おやつなど、限られた量を与えるフード ・療養食:栄養的な補助が必要な犬に合わせて、栄養成分の量や比率が調整され、治療を補助する目的で用いられるフード ・その他:上3つに該当せず、特定の栄養の調整やカロリー補給、嗜好性増進を目的に与えるフード
今回は、この中でも「総合栄養食」「間食」についてお伝えします。

ドッグフードを与えるときの8つのポイント

犬,ドッグフード,餌,種類,総合栄養食,ライフステージ,カロリー,おやつ,早食い,肥満 普段何気なく与えている毎日の食事。誤った与え方をしてしまうと、犬に負担をかけてしまいます。 ここでは、ドッグフードを与える際に気をつけたいポイントを解説していきます。

1. 1日の給餌量を守る

愛犬が欲しがるからと、1日の給餌量を超えて与えてしまうと肥満の原因になってしまいます。肥満は万病の元ですので、犬の健康のためにも多く与えることはやめましょう。 その分、一緒に遊んだりマッサージをしたりするなどして、別の部分で欲求を満たしてあげましょう。

2. 1日に2回以上に分けて与える

犬種やライフステージにもよりますが、一般的には1日に2回以上に分けて与えるのが望ましいとされています。 一度にたくさんのフードを摂取すると、胃腸に負担がかかってしまいます。また、犬にとって食事は楽しみな時間ですので、1日に複数回あったほうが喜んでくれるでしょう。

3. なるべくバラバラの時間に与える

食事の時間が毎日きっちり決まっていると、仕事などで帰宅が遅くなりいつもの時間に食事が摂れないと犬はストレスを感じます。 また、時間が決まっていると、その時間の前からそわそわし始めてしまいます。そうなると、例えば朝起きて餌を要求する時間がどんどん早くなって飼い主さんが寝不足になってしまうこともあります。 意識的に時間をバラすように心がけましょう。

4. 置きエサはしない

いつでも食べられるようにと、ドッグフードをお皿に入れっぱなしにするのはよくありません。 置きエサをすると、犬はいつでもご飯を食べられると思い、思ったように食べなくなってしまうことがあります。また、ずっと置いておくことでフードが酸化し、劣化してしまいます。 食べ残していても、30分ほどしたら片付けましょう。その際、残したフードの量をチェックしておき、次の食事の時にいつもより多く与えて一日の摂取量を変えないようにしてください。

5. ライフステージに合わせたフードを

犬は、成長過程によって必要な栄養やエネルギーが異なります。現在飼育している犬のライフステージに合わせてフードを選択してあげてください。 また、食事を与える回数も重要です。胃が小さく少しずつしか食べられない子犬は1日4回〜5回成犬は2回、消化機能が衰えてきたシニア犬は3〜4回を目安に、食事回数を調整してあげてください。

6. フードを変更するときは時間をかけて

先ほど、ライフステージに合わせてフードを選択するとお伝えしましたが、食べ慣れたフードを突然変えてしまうと、犬が食べてくれなくなったり、消化器系に負担がかかったりする場合があります。 フードを切り替える場合は、前のフードに新しいフードを混ぜて、少しずつ新しいフードの割合を増やしていきましょう。犬にもよりますが、完全に新しいフードに切り替えるには一週間ほどかけてゆっくりと慣らしてあげることをおすすめします。

7. 運動の直前・直後は避ける

犬は腸拡張や腸捻転を起こしやすいため、運動の前後1時間は食事を避けましょう

8. おやつをあげすぎない

おやつは、1日の総摂取カロリーの20%を超えないように気をつけましょう。 おやつをあげすぎると、ドッグフードを食べなくなり栄養も偏りますので、おやつはあくまでおやつとして与えて下さい。1日分のおやつをタッパーなどにいれて保管しておくと与えすぎを防げます。

こんなときはどうする?

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犬が太ってきた/痩せてきた

ドッグフードのパッケージの裏などに書かれている給餌量を目安に与えましょう。しかし、あくまで参考値のため個体差はあります。 体重が増えた、もしくは減った場合は、給餌量が適切ではない可能性があるため、獣医師に相談しましょう。また、病気が原因で体重が増減した可能性もあります。

早食いをしてしまう

食欲があるのはいいことですが、早食いは食べ過ぎて肥満に繋がったり、消化不良を引き起こしたりするなど、良いことはありません。 常習的に早食いをしてしまう場合は、ドライフードをふやかして与える、一日の給餌回数を増やす、フードの粒を小さくするなどして対策しましょう。 また、中に凹凸がある餌入れを活用することで早食いを防止できる上、トレーニングにもおすすめです。

今まで食べていたフードを食べなくなった

原因は以下が考えられます。
  • 季節の変化に追いついていない
  • ストレスで食欲がない
  • 口の中が痛い
  • 食べなければもっと美味しいエサが出てくると思っている
  • 歯が弱り、フードが噛めない
急に食べなくなった場合は、体調不良が疑われますので、動物病院に連れて行きましょう。 食べないからといって頻繁にフードの種類を変えてしまうと、「食べなければもっと美味しいご飯を食べられる」と犬が学習してしまいます。フードの変更は慎重に行いましょう。

まとめ

犬,ドッグフード,餌,種類,総合栄養食,ライフステージ,カロリー,おやつ,早食い,肥満 食事は犬が健康的に生きていくためにもっとも大切なことです。しかし、飼い主の不注意や不適切な管理でストレスを与えてしまったり、肥満になってしまったりすることもあります。 愛犬の成長過程に合わせて、適切なフード、量、回数を考慮し、健康でいられるようしっかり管理してあげてください。

犬はキャットフードが好き?常食化がNGな理由とは

犬はキャットフードを好んで食べることを知っていますか? 犬と猫の両方を飼っている方は、犬がドックフード以上にキャットフードや猫缶に興味を示す様子を見たことがあるかもしれません。 しかし実は、犬がキャットフードを食べ続けると、中長期的に健康への悪影響をもたらしてしまうのです。 今回は、犬がキャットフードを好む理由、犬と猫の必要な栄養素の違い、犬にキャットフードをあげ続けてはいけない理由をご紹介します。

犬がキャットフードを好む理由

犬,キャットフード,NG 犬はなぜキャットフードを好む傾向にあるのでしょうか?実は、キャットフードには美味しく感じる要素が2つあるのです。

1.嗜好性が高く作られている

一般的に猫は食に対する好き嫌いが多く、偏食しやすいと言われています。 猫の味覚は人間や犬に比べて弱く、特に甘味はほとんど感じられないのですが、代わりに嗅覚はとても発達しています。 猫の好みに対応するため、キャットフードは魚などの香りが強いものが多くなっています。

2.タンパク質とナトリウムが豊富

猫は犬に比べて、必要とするタンパク質とナトリウムの量が多いため、キャットフードにはそれらが多く含まれています。 タンパク質を構成するアミノ酸は甘味や旨味がするものが多く、また、ナトリウムは塩味がするため、キャットフードは犬にとっても味が濃く美味しいと感じられるのでしょう。 ちなみに、猫は甘味をほとんど感じませんが、犬は甘味に敏感だと言われています。

犬と猫、必要な栄養素の違いとは?

犬,キャットフード,NG キャットフードにはドッグフードよりも多くの栄養素が含まれています。では、犬と猫で必要な栄養素にはどのような違いがあるのでしょうか?

タンパク質

肉食動物である猫は犬よりも高タンパク・高脂質の食事を必要とします。 猫は常に体内で一定のタンパク質をエネルギーに変えています。そのため、必要とするタンパク質は犬の2倍程あると言われています。

猫特有の必須栄養素

また、猫には犬と違って、体内で作れない栄養素が存在します。 具体的には、タウリン(アミノ酸の一種)アラキドン酸(脂肪酸の異種)ビタミンAです。これらは食事から摂取する必要のある必須栄養素となります。
  • タウリンは網膜、心臓、神経、生殖、免疫調節などに重要な栄養素です。
  • ラキドン酸は重要なエネルギー源となる他、腎機能や皮膚の健康に関連します。
  • ビタミンAは皮膚や被毛、視力の健康を保ちます。

犬がキャットフードを食べ続けると…

犬,キャットフード,NG 猫は犬よりも必要な栄養素が多いため、キャットフードには多くの栄養が含まれることがわかりました。しかし、栄養豊富だからといって犬にも食べさせて良いというわけではないのです。 犬が食べてはいけないものは入っていないため、少量であれば食べても問題はありません。しかし、日常的に食べ続けてしまうと、少しずつ体に変化が現れます。 以下では犬がキャットフードを食べ続けることによる、4つのリスクをご紹介します。

1.栄養バランスが偏る

犬は猫よりも、犬種や成長によって体の大きさにばらつきが出ます。キャットフードではその犬に合った栄養を十分に補えません。 そのため、犬種や体格に合ったフードでないと、栄養不足・栄養過剰による健康への影響が懸念されます。

2.腎臓への負担

腎臓は、取りすぎた栄養を体の外へ排出する機能があります。 キャットフードはドッグフードと比べて、タンパク質・脂質・塩分の量が多いため、日常的に摂取すると腎臓に負担がかかってしまいます。 その結果、慢性腎臓病・腎不全のリスクが高まります。

3.肥満になりやすい

高タンパク・高脂肪のキャットフードを食べ続けると、肥満に繋がります。 肥満は関節炎や糖尿病など、様々な病気の原因になるため気をつけましょう。

4.ドッグフードを食べなくなる

犬が一度嗜好性の高いキャットフードの味を覚えてしまうと、ドッグフードを食べなくなり偏食につながる可能性があります。 興味本位であげてみる、といったことはしないようにしましょう。

逆に猫がドックフードを食べるとどうなる?

犬,キャットフード,NG 反対に、猫がドックフードを食べてしまうとどうなるのでしょうか? ドックフードは猫にとっての嗜好性は低いため、好んで食べる猫はあまり多くないと考えられます。万が一食べてしまっても少量なら問題ありません。 しかし、日常的に食べ続けると以下のように健康を損ねる可能性があります。

タウリン不足

猫が食事から摂取する必要のあるタウリンは、ドッグフードには多くは含まれません。 タウリン不足の状態が続くと、網膜に障害が起き視力低下を引き起こし、最悪、失明の恐れもあります。また、心筋症や免疫機能不全のリスクもあります。

ビタミンA不足

猫が体内で生成できないビタミンAは、ドッグフードには含まれないことが多いです。 ビタミンAが不足すると、皮膚疾患、夜盲症や繁殖障害が起こります。

ウェットフードは消化できない

食材がそのまま入っているような犬用のウェットフードなどは、猫が消化できない可能性があるため注意が必要です。

まとめ

犬,キャットフード,NG 犬にとって魅力的なキャットフードですが、栄養の過剰摂取による疾患や偏食の恐れがあるため、進んであげることはしないようにしましょう。 食欲が減退した犬にキャットフードをトッピングしてあげてみる、ということもあるようですが、偏食や栄養の偏りなどのリスクを十分に理解した上で、一時的・少量にとどめてください。 食欲減退の原因が何らかの疾患である場合、栄養が偏ると悪化する恐れがあるため、まずは獣医師に相談することをお勧めします。 犬・猫別のフードにすることを大前提に、愛犬・愛猫それぞれに合うごはんを探してみてくださいね。

犬に生魚はNG?中毒を防ぐための注意点とは

人間と同じように、犬にとっても魚は体に良い食べ物です。 しかし、犬に生魚を食べさせても大丈夫なのでしょうか? 結論からいうと、とても新鮮な魚であれば生で与えても問題ありませんが、基本的には加熱調理して与えた方が安心です。 今回の記事では、犬が生魚を食べる危険性と、犬の健康維持に役立つ魚の栄養素のほか、加熱調理した魚を与える際の注意点もご紹介します。

犬に生魚が危険な理由

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寄生虫のリスク

生魚には、「アニサキス」という寄生虫が寄生していることがあります。アニサキスは、主に魚の内臓に寄生しますが、魚の鮮度が落ちると、私たち人間や犬が食べる魚の身の部分に移動します。 アニサキスが寄生した魚を食べると、腹痛や嘔吐などの健康被害が出てしまうため、特に鮮度の落ちた生魚を犬に与えるのは危険です。魚を70度以上で加熱、または-20度以下で冷凍すれば、アニサキスは死滅します。 逆に言うと、釣ったばかりの魚や、買ってきたばかりの新鮮なお刺身を少量与える分には問題ないですが、生でないといけない理由がなければ、やはり加熱してからあげた方が安心です。

ビタミンB1欠乏症になる可能性

生魚には、ビタミンB1を分解する「チアミナーゼ」という酵素が多く含まれています。 そのため、日常的に生魚を与えてしまうと、犬がビタミンB1欠乏症になってしまう可能性があります。

加熱した魚は食べさせてOK!

犬,魚,生魚,アニサキス, 生魚は犬に食べさせてはいけませんが、加熱した魚であれば食べさせても大丈夫です。むしろ、犬にとって嬉しい栄養素がたくさん含まれています。 では、魚には具体的にどのような栄養があるのか、見てみましょう。

タンパク質

良質な魚のタンパク質は、肉のタンパク質よりも消化がされやすいのが特徴です。 また、犬の体内にある余分な塩分を排出する働きがあり、高血圧予防にも効果的です。

タウリン

タウリンは、動脈硬化貧血の予防犬の目の疲労回復などに効果的です。 犬の血液中のコレステロールや中性脂肪を減らして、肝臓の機能を強化する働きもあります。

カルシウム

カルシウムには、犬の骨や歯、関節、筋肉を丈夫に保つ働きがあります。

DHA(ドコサヘキサエン酸)

「魚を食べると頭が良くなる」と言われますが、魚に含まれるDHAは、犬の脳の働きも活発にしてくれます。そのため、高齢犬の認知症予防に効果的です。 そのほかに、皮膚の粘膜の健康を保つ役割もあります。

EPA(エイコサペンタエン酸)

EPAは、血栓ができるのを防ぐ働きがあるため、心筋梗塞や脳梗塞などの予防に効果的です。 DHAと同様、高齢犬の認知症予防の効果も期待されています。

加熱した魚でも注意点はある

犬,魚,生魚,アニサキス, 加熱した魚であれば、犬に与えても基本的には問題ありませんが、いくつか注意すべき点もあります。

ヒスタミン中毒に注意

犬は、「ヒスタミン」が多く生成された魚を食べると、中毒を引き起こすことがあります。マグロ、ブリ、サンマ、サバ、イワシなどの赤身魚に特に多く含まれる「ヒスチジン」が、ヒスタミン産生菌が産生する酵素の働きによってヒスタミンになります。 ヒスタミンは、一度生成されてしまうと加熱しても壊せないので、とにかく生成を防ぐことが重要です。 ヒスタミン産生菌は、魚のエラや内臓に多く存在するので、魚のエラや内臓はできるだけ早く除去しましょう。魚を買ったら常温で放置せず、速やかに冷蔵庫に入れることも重要です。 また、犬に最初に与える魚は、青魚や赤身魚よりもヒスチジンが少ない白身魚がおすすめです。

骨は取り除こう

小さな骨であればそこまで問題ありませんが、大きな骨がついたまま犬に魚を与えてしまうと、口の中や喉、胃腸を傷つける恐れがあります。港町の猫たちは背骨付きの魚を丸のまま上手に食べられますが、普通の飼い犬には危険です。 魚を与える際は、骨を取り除いて、少しずつ与えるようにしましょう。

魚はこうやって与えると良い!

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いつものフードにまぶして

犬のごはんを全て手作りするのも良いですが、栄養バランスを考えながら毎日手作りするのは結構大変なもの。 「総合栄養食」と呼ばれる、通常のドッグフードに魚をまぶすだけで、おいしくて栄養豊富なごはんにグレードアップできます。

おやつに魚を取り入れる

甘めのおやつを毎日与えるよりも、魚をそのままほぐして与えたり、魚のジャーキーなどを与えると、健康にも良いです。 ただし、魚とは言っても、与えすぎてカロリーオーバーにならないように気をつけてくださいね。
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まとめ

犬,魚,生魚,アニサキス, 鮮度が落ちた生魚を与えてしまうと、アニサキスを摂取してしまう危険性があるため、犬にはできるだけ加熱調理した魚を与えてください。 また、魚の体内でヒスタミンが生成されてしまうと、加熱調理してもヒスタミン中毒を起こす可能性が高くなります。買ってきた魚はすぐに内臓とエラを取り除き、速やかに冷蔵保存することを徹底しましょう。 魚には、タンパク質以外にも、犬の体の健康や認知機能を正常に保つ栄養素がたくさん含まれているため、いくつかの注意点に気をつけながら、上手に取り入れてみてくださいね。

皆が悩むドッグフード選び、ペット栄養管理士が推奨する選び方って?

ドッグフードは種類が大変多く、インターネット上にも情報があふれているため、選択に迷ってしまいますよね。購入してからも、「本当にこれでいいのかな?」と不安になるかもしれません。 愛犬の元気と健康のためにも、納得できるドッグフードを選びたいですよね。この記事では、ペット栄養管理士でもある筆者がドッグフードの選び方の5つのポイントと注意点を解説します。

ドッグフードの選び方①主食は犬用総合栄養食を選ぶ

犬,ドッグフード,選び方,栄養,ライフステージ,機能性, まずは、「総合栄養食」と表示されたドッグフードを選びましょう。 総合栄養食とは、「そのフードと新鮮な水」だけで特定の成長段階において犬が必要とする栄養を満たし、健康を維持することを目的としたものです。 総合栄養食は、ペットフード公正取引協議会が設定する基準をクリアしたフードのみに記載されます。また、「AAFCO(米国飼料検査官協会)の基準を満たしています」などと表記しているドッグフードもあります。 ドッグフードには、総合栄養食のほかに「おやつ」「一般食」「副食」などがありますが、それらだけでは、犬にとって必要な栄養が摂れないので注意しましょう。

ドッグフードの選び方②犬のライフステージやスタイルに合わせる

犬,ドッグフード,選び方,栄養,ライフステージ,機能性, 犬のライフステージは、大きく「成長期」「成犬期(維持期)」「老齢期(高齢期)」の3ステージに分けられます。 「全ステージ対応」は、ステージごとに給与量で調節して与えるドッグフードです。

成長期(グロース)

子犬の筋肉や骨、内臓などの機能が成長する大切な時期です。 しかし、胃も小さく、消化・吸収力も未熟です。そのため、消化・吸収しやすく、少量でもカロリーや栄養素が摂れるドッグフードを選びましょう。

成犬期(アダルト)

バランスの取れた栄養で体重を維持する時期です。高カロリーのドッグフードを食べすぎると肥満になってしまいます。

老齢期(シニア)

運動量や食欲が徐々に低下し、消化や吸収能力も衰えていく時期です。 多くの犬は7歳ごろから老齢に入ります。様子を見ながら、少しずつ老犬用のドッグフードに切り替えていく必要があります。
成長や老化のスピードは、犬種やサイズによって異なります。愛犬のライフステージがわかりにくい場合は、獣医師に相談しましょう。

ドッグフードの選び方③機能性ドッグフードを選ぶ

犬,ドッグフード,選び方,栄養,ライフステージ,機能性, 特に健康面で気になることがある場合は、「避妊・去勢犬」「太りやすい犬」「皮膚の健康サポート」「アレルギーに配慮」などの機能性ドッグフードを選んでみましょう。 ただし、機能性ドッグフードで病気を治療することはできません。体調不良や病気の心配がある場合は、動物病院を受診し、療法食や薬で治療をしましょう。

ドッグフードの選び方④犬のサイズや犬種によって選ぶ

犬,ドッグフード,選び方,栄養,ライフステージ,機能性, メーカーによっては、「小型犬用」「大型犬用」など、犬のサイズによってドライフードの粒の大きさや形が異なるものがあります。 「ダックスフンド用」「プードル用」など、犬種別ドッグフードもあります。これらは、かかりやすい疾患など、犬種それぞれの特徴に配慮して作られたドッグフードです。愛犬の犬種に合った製品があれば、試してみてもよいでしょう。

ドッグフードの選び方⑤ドッグフードの形状で選ぶ

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ドライフード

水分が10%以下なので腐りにくいことが特徴です。比較的安価で、購入しやすいこともメリット。効率よく栄養が摂れます。

ウエットフード

嗜好性が高く軟らかいため、子犬から高齢犬、病中病後の犬も食べやすいドッグフードです。水分も同時に摂れるので、水をあまり飲んでくれない犬にも向いています。コストはやや高めで、開封後は腐敗しやすいのがデメリットです。

セミモイスト

水分が25〜35%でしっとりしているため、食べやすく嗜好性が高いドッグフード。湿潤調整剤を添加しています。湿潤調整剤は、犬にはまったく害はありませんが、猫が食べると中毒を引き起こすことがあるため、猫も飼っているおうちでは注意が必要です。

ドッグフードの原材料を確認しよう

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原材料の見方

最初に表示されている原材料が、一番多く使われていることが基本です。ただし、動物性のタンパク質源である肉や魚が複数ある場合は、ほかの原材料の後に表示されます。

「ミートミール」「チキンミール」って何?

「ミートミール」は主に豚肉や牛肉、「チキンミール」は鶏肉を粉状にしたものです。水を含まないので腐敗しにくく、加工しやすいという特長があります。重量に対して栄養価も高いこともメリットです。 「得体の知れないもの」と不安になるかも知れませんが、基本的に市販されているドッグフードは全て「ペットフード安全法」で安全が保証されているので過度な心配は必要ありません。

穀物は食べても良い?

穀物は、犬の便通を整える役割があり、原材料に使われていても問題はありません。 ただし、穀物アレルギーを持つ犬や、穀物を消化するのが苦手な犬には、イモ類などを炭水化物源としている「グレインフリーフード」を与えましょう。

添加物は危険?

「酸化防止剤」や「保存料」に抵抗があり、「無添加」という言葉に惹かれるかもしれません。 しかし、脂肪分を含むドッグフードは酸化しやすいため、酸化防止剤など添加物は必要です。もちろん安全な添加物が使用されていますが、どうしても気になる場合は「ローズマリー抽出物」などの天然酸化防止剤を使用したフードを選ぶといいでしょう。 また、着色料が入っていても害はありませんが、犬は見た目で食欲をそそられることはないので、見た目にこだわる必要はありません。

ドッグフード選びで注意したい3つのポイント

犬,ドッグフード,選び方,栄養,ライフステージ,機能性, 続いて、ドッグフードを選ぶときに知っておくと便利なポイントを解説します。

1.お店の保管状態を要チェック

お店でのドッグフードの保管状態や陳列方法も要チェックです。例えば直射日光が照りつける店頭で安売りしているドッグフードは、未開封でも酸化が進んでいる可能性があります。 きちんと管理されていて、ペットフード販売士など専門家がいるお店での購入がおすすめです。

2.お徳用特大ドッグフード、食べきれる?

犬のサイズや食べるペースに合った量のドッグフードを選びましょう。愛犬が小型犬1匹なのに、特大のお徳用を購入すると食べきるまでに時間がかかってしまいます。 一度開封すれば、密封してもドッグフードの酸化を食い止めることは困難です。まとめ買いをする場合は、小分けタイプを選びましょう。

3.愛犬に合っているか「便」で確認

どんなに評判がよく、信頼できるブランドのドッグフードだとしても、愛犬に合わないこともあります。便が軟らかすぎる、便が多い、ニオイがきついときはドッグフードを見直したほうがいいでしょう。 また、吐く、下痢をする、かゆがるなどの症状が見られたら、与えるのをすぐに中止して動物病院を受診してください。 愛犬がそのドッグフードをよく食べ、便の状態が良好で健康であれば問題ありません。定期的に動物病院で健康状態をチェックし、食べているドッグフードを獣医師に確認してもらえばさらに安心です。

まとめ

犬,ドッグフード,選び方,栄養,ライフステージ,機能性, ドッグフードは種類が大変豊富で、飼い主さんが迷うのも当然です。大切なのは、栄養バランスが良く、愛犬の成長や体質、健康状態に合っているドッグフードを選び食べさせること。 選ぶポイントをひとつひとつ押さえて、比較検討しましょう。どうしても選べない場合は、動物病院で相談することをおすすめします。