その方法は間違っているかも!正しいドッグフードの与え方とは?

毎日愛犬に与えているドッグフード、正しく与えられているでしょうか?誤った与え方をすると、思うように食べてくれなかったり、肥満に繋がってしまったりすることもあります。

この記事では、ドッグフードの正しい与え方についてご紹介します。あまり深く考えてこなかった方も、ちゃんと考えているという方も、ぜひご一読ください。

ドッグフードの種類

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ドッグフードを目的別に分類すると、以下の4つに分けられます。

・総合栄養食:毎日の主要な食事として与えることを目的とし、これと水だけで健康を維持できるようなバランスのとれたフード
・間食:おやつなど、限られた量を与えるフード
・療養食:栄養的な補助が必要な犬に合わせて、栄養成分の量や比率が調整され、治療を補助する目的で用いられるフード
・その他:上3つに該当せず、特定の栄養の調整やカロリー補給、嗜好性増進を目的に与えるフード

今回は、この中でも「総合栄養食」「間食」についてお伝えします。

ドッグフードを与えるときの8つのポイント

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普段何気なく与えている毎日の食事。誤った与え方をしてしまうと、犬に負担をかけてしまいます。

ここでは、ドッグフードを与える際に気をつけたいポイントを解説していきます。

1. 1日の給餌量を守る

愛犬が欲しがるからと、1日の給餌量を超えて与えてしまうと肥満の原因になってしまいます。肥満は万病の元ですので、犬の健康のためにも多く与えることはやめましょう。

その分、一緒に遊んだりマッサージをしたりするなどして、別の部分で欲求を満たしてあげましょう。

2. 1日に2回以上に分けて与える

犬種やライフステージにもよりますが、一般的には1日に2回以上に分けて与えるのが望ましいとされています。

一度にたくさんのフードを摂取すると、胃腸に負担がかかってしまいます。また、犬にとって食事は楽しみな時間ですので、1日に複数回あったほうが喜んでくれるでしょう。

3. なるべくバラバラの時間に与える

食事の時間が毎日きっちり決まっていると、仕事などで帰宅が遅くなりいつもの時間に食事が摂れないと犬はストレスを感じます。
また、時間が決まっていると、その時間の前からそわそわし始めてしまいます。そうなると、例えば朝起きて餌を要求する時間がどんどん早くなって飼い主さんが寝不足になってしまうこともあります。
意識的に時間をバラすように心がけましょう。

4. 置きエサはしない

いつでも食べられるようにと、ドッグフードをお皿に入れっぱなしにするのはよくありません。
置きエサをすると、犬はいつでもご飯を食べられると思い、思ったように食べなくなってしまうことがあります。また、ずっと置いておくことでフードが酸化し、劣化してしまいます。

食べ残していても、30分ほどしたら片付けましょう。その際、残したフードの量をチェックしておき、次の食事の時にいつもより多く与えて一日の摂取量を変えないようにしてください。

5. ライフステージに合わせたフードを

犬は、成長過程によって必要な栄養やエネルギーが異なります。現在飼育している犬のライフステージに合わせてフードを選択してあげてください。

また、食事を与える回数も重要です。胃が小さく少しずつしか食べられない子犬は1日4回〜5回成犬は2回、消化機能が衰えてきたシニア犬は3〜4回を目安に、食事回数を調整してあげてください。

6. フードを変更するときは時間をかけて

先ほど、ライフステージに合わせてフードを選択するとお伝えしましたが、食べ慣れたフードを突然変えてしまうと、犬が食べてくれなくなったり、消化器系に負担がかかったりする場合があります。

フードを切り替える場合は、前のフードに新しいフードを混ぜて、少しずつ新しいフードの割合を増やしていきましょう。犬にもよりますが、完全に新しいフードに切り替えるには一週間ほどかけてゆっくりと慣らしてあげることをおすすめします。

7. 運動の直前・直後は避ける

犬は腸拡張や腸捻転を起こしやすいため、運動の前後1時間は食事を避けましょう

8. おやつをあげすぎない

おやつは、1日の総摂取カロリーの20%を超えないように気をつけましょう。

おやつをあげすぎると、ドッグフードを食べなくなり栄養も偏りますので、おやつはあくまでおやつとして与えて下さい。1日分のおやつをタッパーなどにいれて保管しておくと与えすぎを防げます。

こんなときはどうする?

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犬が太ってきた/痩せてきた

ドッグフードのパッケージの裏などに書かれている給餌量を目安に与えましょう。しかし、あくまで参考値のため個体差はあります。

体重が増えた、もしくは減った場合は、給餌量が適切ではない可能性があるため、獣医師に相談しましょう。また、病気が原因で体重が増減した可能性もあります。

早食いをしてしまう

食欲があるのはいいことですが、早食いは食べ過ぎて肥満に繋がったり、消化不良を引き起こしたりするなど、良いことはありません。

常習的に早食いをしてしまう場合は、ドライフードをふやかして与える、一日の給餌回数を増やす、フードの粒を小さくするなどして対策しましょう。

また、中に凹凸がある餌入れを活用することで早食いを防止できる上、トレーニングにもおすすめです。

今まで食べていたフードを食べなくなった

原因は以下が考えられます。

  • 季節の変化に追いついていない
  • ストレスで食欲がない
  • 口の中が痛い
  • 食べなければもっと美味しいエサが出てくると思っている
  • 歯が弱り、フードが噛めない

急に食べなくなった場合は、体調不良が疑われますので、動物病院に連れて行きましょう。

食べないからといって頻繁にフードの種類を変えてしまうと、「食べなければもっと美味しいご飯を食べられる」と犬が学習してしまいます。フードの変更は慎重に行いましょう。

まとめ

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食事は犬が健康的に生きていくためにもっとも大切なことです。しかし、飼い主の不注意や不適切な管理でストレスを与えてしまったり、肥満になってしまったりすることもあります。

愛犬の成長過程に合わせて、適切なフード、量、回数を考慮し、健康でいられるようしっかり管理してあげてください。

犬はキャットフードが好き?常食化がNGな理由とは

犬はキャットフードを好んで食べることを知っていますか?
犬と猫の両方を飼っている方は、犬がドックフード以上にキャットフードや猫缶に興味を示す様子を見たことがあるかもしれません。

しかし実は、犬がキャットフードを食べ続けると、中長期的に健康への悪影響をもたらしてしまうのです。
今回は、犬がキャットフードを好む理由、犬と猫の必要な栄養素の違い、犬にキャットフードをあげ続けてはいけない理由をご紹介します。

犬がキャットフードを好む理由

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犬はなぜキャットフードを好む傾向にあるのでしょうか?実は、キャットフードには美味しく感じる要素が2つあるのです。

1.嗜好性が高く作られている

一般的に猫は食に対する好き嫌いが多く、偏食しやすいと言われています。
猫の味覚は人間や犬に比べて弱く、特に甘味はほとんど感じられないのですが、代わりに嗅覚はとても発達しています。

猫の好みに対応するため、キャットフードは魚などの香りが強いものが多くなっています。

2.タンパク質とナトリウムが豊富

猫は犬に比べて、必要とするタンパク質とナトリウムの量が多いため、キャットフードにはそれらが多く含まれています。

タンパク質を構成するアミノ酸は甘味や旨味がするものが多く、また、ナトリウムは塩味がするため、キャットフードは犬にとっても味が濃く美味しいと感じられるのでしょう。

ちなみに、猫は甘味をほとんど感じませんが、犬は甘味に敏感だと言われています。

犬と猫、必要な栄養素の違いとは?

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キャットフードにはドッグフードよりも多くの栄養素が含まれています。では、犬と猫で必要な栄養素にはどのような違いがあるのでしょうか?

タンパク質

肉食動物である猫は犬よりも高タンパク・高脂質の食事を必要とします。
猫は常に体内で一定のタンパク質をエネルギーに変えています。そのため、必要とするタンパク質は犬の2倍程あると言われています。

猫特有の必須栄養素

また、猫には犬と違って、体内で作れない栄養素が存在します。
具体的には、タウリン(アミノ酸の一種)アラキドン酸(脂肪酸の異種)ビタミンAです。これらは食事から摂取する必要のある必須栄養素となります。

  • タウリンは網膜、心臓、神経、生殖、免疫調節などに重要な栄養素です。
  • ラキドン酸は重要なエネルギー源となる他、腎機能や皮膚の健康に関連します。
  • ビタミンAは皮膚や被毛、視力の健康を保ちます。

犬がキャットフードを食べ続けると…

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猫は犬よりも必要な栄養素が多いため、キャットフードには多くの栄養が含まれることがわかりました。しかし、栄養豊富だからといって犬にも食べさせて良いというわけではないのです。

犬が食べてはいけないものは入っていないため、少量であれば食べても問題はありません。しかし、日常的に食べ続けてしまうと、少しずつ体に変化が現れます。
以下では犬がキャットフードを食べ続けることによる、4つのリスクをご紹介します。

1.栄養バランスが偏る

犬は猫よりも、犬種や成長によって体の大きさにばらつきが出ます。キャットフードではその犬に合った栄養を十分に補えません。
そのため、犬種や体格に合ったフードでないと、栄養不足・栄養過剰による健康への影響が懸念されます。

2.腎臓への負担

腎臓は、取りすぎた栄養を体の外へ排出する機能があります。

キャットフードはドッグフードと比べて、タンパク質・脂質・塩分の量が多いため、日常的に摂取すると腎臓に負担がかかってしまいます。
その結果、慢性腎臓病・腎不全のリスクが高まります。

3.肥満になりやすい

高タンパク・高脂肪のキャットフードを食べ続けると、肥満に繋がります。
肥満は関節炎や糖尿病など、様々な病気の原因になるため気をつけましょう。

4.ドッグフードを食べなくなる

犬が一度嗜好性の高いキャットフードの味を覚えてしまうと、ドッグフードを食べなくなり偏食につながる可能性があります。
興味本位であげてみる、といったことはしないようにしましょう。

逆に猫がドックフードを食べるとどうなる?

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反対に、猫がドックフードを食べてしまうとどうなるのでしょうか?

ドックフードは猫にとっての嗜好性は低いため、好んで食べる猫はあまり多くないと考えられます。万が一食べてしまっても少量なら問題ありません。
しかし、日常的に食べ続けると以下のように健康を損ねる可能性があります。

タウリン不足

猫が食事から摂取する必要のあるタウリンは、ドッグフードには多くは含まれません。
タウリン不足の状態が続くと、網膜に障害が起き視力低下を引き起こし、最悪、失明の恐れもあります。また、心筋症や免疫機能不全のリスクもあります。

ビタミンA不足

猫が体内で生成できないビタミンAは、ドッグフードには含まれないことが多いです。
ビタミンAが不足すると、皮膚疾患、夜盲症や繁殖障害が起こります。

ウェットフードは消化できない

食材がそのまま入っているような犬用のウェットフードなどは、猫が消化できない可能性があるため注意が必要です。

まとめ

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犬にとって魅力的なキャットフードですが、栄養の過剰摂取による疾患や偏食の恐れがあるため、進んであげることはしないようにしましょう。

食欲が減退した犬にキャットフードをトッピングしてあげてみる、ということもあるようですが、偏食や栄養の偏りなどのリスクを十分に理解した上で、一時的・少量にとどめてください。
食欲減退の原因が何らかの疾患である場合、栄養が偏ると悪化する恐れがあるため、まずは獣医師に相談することをお勧めします。

犬・猫別のフードにすることを大前提に、愛犬・愛猫それぞれに合うごはんを探してみてくださいね。

犬に生魚はNG?中毒を防ぐための注意点とは

人間と同じように、犬にとっても魚は体に良い食べ物です。

しかし、犬に生魚を食べさせても大丈夫なのでしょうか?
結論からいうと、とても新鮮な魚であれば生で与えても問題ありませんが、基本的には加熱調理して与えた方が安心です。

今回の記事では、犬が生魚を食べる危険性と、犬の健康維持に役立つ魚の栄養素のほか、加熱調理した魚を与える際の注意点もご紹介します。

犬に生魚が危険な理由

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寄生虫のリスク

生魚には、「アニサキス」という寄生虫が寄生していることがあります。アニサキスは、主に魚の内臓に寄生しますが、魚の鮮度が落ちると、私たち人間や犬が食べる魚の身の部分に移動します。

アニサキスが寄生した魚を食べると、腹痛や嘔吐などの健康被害が出てしまうため、特に鮮度の落ちた生魚を犬に与えるのは危険です。魚を70度以上で加熱、または-20度以下で冷凍すれば、アニサキスは死滅します。

逆に言うと、釣ったばかりの魚や、買ってきたばかりの新鮮なお刺身を少量与える分には問題ないですが、生でないといけない理由がなければ、やはり加熱してからあげた方が安心です。

ビタミンB1欠乏症になる可能性

生魚には、ビタミンB1を分解する「チアミナーゼ」という酵素が多く含まれています。

そのため、日常的に生魚を与えてしまうと、犬がビタミンB1欠乏症になってしまう可能性があります。

加熱した魚は食べさせてOK!

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生魚は犬に食べさせてはいけませんが、加熱した魚であれば食べさせても大丈夫です。むしろ、犬にとって嬉しい栄養素がたくさん含まれています。
では、魚には具体的にどのような栄養があるのか、見てみましょう。

タンパク質

良質な魚のタンパク質は、肉のタンパク質よりも消化がされやすいのが特徴です。
また、犬の体内にある余分な塩分を排出する働きがあり、高血圧予防にも効果的です。

タウリン

タウリンは、動脈硬化貧血の予防犬の目の疲労回復などに効果的です。
犬の血液中のコレステロールや中性脂肪を減らして、肝臓の機能を強化する働きもあります。

カルシウム

カルシウムには、犬の骨や歯、関節、筋肉を丈夫に保つ働きがあります。

DHA(ドコサヘキサエン酸)

「魚を食べると頭が良くなる」と言われますが、魚に含まれるDHAは、犬の脳の働きも活発にしてくれます。そのため、高齢犬の認知症予防に効果的です。
そのほかに、皮膚の粘膜の健康を保つ役割もあります。

EPA(エイコサペンタエン酸)

EPAは、血栓ができるのを防ぐ働きがあるため、心筋梗塞や脳梗塞などの予防に効果的です。
DHAと同様、高齢犬の認知症予防の効果も期待されています。

加熱した魚でも注意点はある

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加熱した魚であれば、犬に与えても基本的には問題ありませんが、いくつか注意すべき点もあります。

ヒスタミン中毒に注意

犬は、「ヒスタミン」が多く生成された魚を食べると、中毒を引き起こすことがあります。マグロ、ブリ、サンマ、サバ、イワシなどの赤身魚に特に多く含まれる「ヒスチジン」が、ヒスタミン産生菌が産生する酵素の働きによってヒスタミンになります。

ヒスタミンは、一度生成されてしまうと加熱しても壊せないので、とにかく生成を防ぐことが重要です。
ヒスタミン産生菌は、魚のエラや内臓に多く存在するので、魚のエラや内臓はできるだけ早く除去しましょう。魚を買ったら常温で放置せず、速やかに冷蔵庫に入れることも重要です。

また、犬に最初に与える魚は、青魚や赤身魚よりもヒスチジンが少ない白身魚がおすすめです。

骨は取り除こう

小さな骨であればそこまで問題ありませんが、大きな骨がついたまま犬に魚を与えてしまうと、口の中や喉、胃腸を傷つける恐れがあります。港町の猫たちは背骨付きの魚を丸のまま上手に食べられますが、普通の飼い犬には危険です。

魚を与える際は、骨を取り除いて、少しずつ与えるようにしましょう。

魚はこうやって与えると良い!

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いつものフードにまぶして

犬のごはんを全て手作りするのも良いですが、栄養バランスを考えながら毎日手作りするのは結構大変なもの。
「総合栄養食」と呼ばれる、通常のドッグフードに魚をまぶすだけで、おいしくて栄養豊富なごはんにグレードアップできます。

おやつに魚を取り入れる

甘めのおやつを毎日与えるよりも、魚をそのままほぐして与えたり、魚のジャーキーなどを与えると、健康にも良いです。
ただし、魚とは言っても、与えすぎてカロリーオーバーにならないように気をつけてくださいね。

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まとめ

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鮮度が落ちた生魚を与えてしまうと、アニサキスを摂取してしまう危険性があるため、犬にはできるだけ加熱調理した魚を与えてください。

また、魚の体内でヒスタミンが生成されてしまうと、加熱調理してもヒスタミン中毒を起こす可能性が高くなります。買ってきた魚はすぐに内臓とエラを取り除き、速やかに冷蔵保存することを徹底しましょう。

魚には、タンパク質以外にも、犬の体の健康や認知機能を正常に保つ栄養素がたくさん含まれているため、いくつかの注意点に気をつけながら、上手に取り入れてみてくださいね。

皆が悩むドッグフード選び、ペット栄養管理士が推奨する選び方って?

ドッグフードは種類が大変多く、インターネット上にも情報があふれているため、選択に迷ってしまいますよね。購入してからも、「本当にこれでいいのかな?」と不安になるかもしれません。

愛犬の元気と健康のためにも、納得できるドッグフードを選びたいですよね。この記事では、ペット栄養管理士でもある筆者がドッグフードの選び方の5つのポイントと注意点を解説します。

ドッグフードの選び方①主食は犬用総合栄養食を選ぶ

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まずは、「総合栄養食」と表示されたドッグフードを選びましょう。

総合栄養食とは、「そのフードと新鮮な水」だけで特定の成長段階において犬が必要とする栄養を満たし、健康を維持することを目的としたものです。

総合栄養食は、ペットフード公正取引協議会が設定する基準をクリアしたフードのみに記載されます。また、「AAFCO(米国飼料検査官協会)の基準を満たしています」などと表記しているドッグフードもあります。

ドッグフードには、総合栄養食のほかに「おやつ」「一般食」「副食」などがありますが、それらだけでは、犬にとって必要な栄養が摂れないので注意しましょう。

ドッグフードの選び方②犬のライフステージやスタイルに合わせる

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犬のライフステージは、大きく「成長期」「成犬期(維持期)」「老齢期(高齢期)」の3ステージに分けられます。

「全ステージ対応」は、ステージごとに給与量で調節して与えるドッグフードです。

成長期(グロース)

子犬の筋肉や骨、内臓などの機能が成長する大切な時期です。
しかし、胃も小さく、消化・吸収力も未熟です。そのため、消化・吸収しやすく、少量でもカロリーや栄養素が摂れるドッグフードを選びましょう。

成犬期(アダルト)

バランスの取れた栄養で体重を維持する時期です。高カロリーのドッグフードを食べすぎると肥満になってしまいます。

老齢期(シニア)

運動量や食欲が徐々に低下し、消化や吸収能力も衰えていく時期です。
多くの犬は7歳ごろから老齢に入ります。様子を見ながら、少しずつ老犬用のドッグフードに切り替えていく必要があります。

成長や老化のスピードは、犬種やサイズによって異なります。愛犬のライフステージがわかりにくい場合は、獣医師に相談しましょう。

ドッグフードの選び方③機能性ドッグフードを選ぶ

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特に健康面で気になることがある場合は、「避妊・去勢犬」「太りやすい犬」「皮膚の健康サポート」「アレルギーに配慮」などの機能性ドッグフードを選んでみましょう。

ただし、機能性ドッグフードで病気を治療することはできません。体調不良や病気の心配がある場合は、動物病院を受診し、療法食や薬で治療をしましょう。

ドッグフードの選び方④犬のサイズや犬種によって選ぶ

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メーカーによっては、「小型犬用」「大型犬用」など、犬のサイズによってドライフードの粒の大きさや形が異なるものがあります。

「ダックスフンド用」「プードル用」など、犬種別ドッグフードもあります。これらは、かかりやすい疾患など、犬種それぞれの特徴に配慮して作られたドッグフードです。愛犬の犬種に合った製品があれば、試してみてもよいでしょう。

ドッグフードの選び方⑤ドッグフードの形状で選ぶ

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ドライフード

水分が10%以下なので腐りにくいことが特徴です。比較的安価で、購入しやすいこともメリット。効率よく栄養が摂れます。

ウエットフード

嗜好性が高く軟らかいため、子犬から高齢犬、病中病後の犬も食べやすいドッグフードです。水分も同時に摂れるので、水をあまり飲んでくれない犬にも向いています。コストはやや高めで、開封後は腐敗しやすいのがデメリットです。

セミモイスト

水分が25〜35%でしっとりしているため、食べやすく嗜好性が高いドッグフード。湿潤調整剤を添加しています。湿潤調整剤は、犬にはまったく害はありませんが、猫が食べると中毒を引き起こすことがあるため、猫も飼っているおうちでは注意が必要です。

ドッグフードの原材料を確認しよう

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原材料の見方

最初に表示されている原材料が、一番多く使われていることが基本です。ただし、動物性のタンパク質源である肉や魚が複数ある場合は、ほかの原材料の後に表示されます。

「ミートミール」「チキンミール」って何?

「ミートミール」は主に豚肉や牛肉、「チキンミール」は鶏肉を粉状にしたものです。水を含まないので腐敗しにくく、加工しやすいという特長があります。重量に対して栄養価も高いこともメリットです。

「得体の知れないもの」と不安になるかも知れませんが、基本的に市販されているドッグフードは全て「ペットフード安全法」で安全が保証されているので過度な心配は必要ありません。

穀物は食べても良い?

穀物は、犬の便通を整える役割があり、原材料に使われていても問題はありません。
ただし、穀物アレルギーを持つ犬や、穀物を消化するのが苦手な犬には、イモ類などを炭水化物源としている「グレインフリーフード」を与えましょう。

添加物は危険?

「酸化防止剤」や「保存料」に抵抗があり、「無添加」という言葉に惹かれるかもしれません。

しかし、脂肪分を含むドッグフードは酸化しやすいため、酸化防止剤など添加物は必要です。もちろん安全な添加物が使用されていますが、どうしても気になる場合は「ローズマリー抽出物」などの天然酸化防止剤を使用したフードを選ぶといいでしょう。

また、着色料が入っていても害はありませんが、犬は見た目で食欲をそそられることはないので、見た目にこだわる必要はありません。

ドッグフード選びで注意したい3つのポイント

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続いて、ドッグフードを選ぶときに知っておくと便利なポイントを解説します。

1.お店の保管状態を要チェック

お店でのドッグフードの保管状態や陳列方法も要チェックです。例えば直射日光が照りつける店頭で安売りしているドッグフードは、未開封でも酸化が進んでいる可能性があります。

きちんと管理されていて、ペットフード販売士など専門家がいるお店での購入がおすすめです。

2.お徳用特大ドッグフード、食べきれる?

犬のサイズや食べるペースに合った量のドッグフードを選びましょう。愛犬が小型犬1匹なのに、特大のお徳用を購入すると食べきるまでに時間がかかってしまいます。

一度開封すれば、密封してもドッグフードの酸化を食い止めることは困難です。まとめ買いをする場合は、小分けタイプを選びましょう。

3.愛犬に合っているか「便」で確認

どんなに評判がよく、信頼できるブランドのドッグフードだとしても、愛犬に合わないこともあります。便が軟らかすぎる、便が多い、ニオイがきついときはドッグフードを見直したほうがいいでしょう。

また、吐く、下痢をする、かゆがるなどの症状が見られたら、与えるのをすぐに中止して動物病院を受診してください。

愛犬がそのドッグフードをよく食べ、便の状態が良好で健康であれば問題ありません。定期的に動物病院で健康状態をチェックし、食べているドッグフードを獣医師に確認してもらえばさらに安心です。

まとめ

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ドッグフードは種類が大変豊富で、飼い主さんが迷うのも当然です。大切なのは、栄養バランスが良く、愛犬の成長や体質、健康状態に合っているドッグフードを選び食べさせること。

選ぶポイントをひとつひとつ押さえて、比較検討しましょう。どうしても選べない場合は、動物病院で相談することをおすすめします。

健康な愛犬のための総合栄養食『Rhythm(リズム)』を販売するFanimalとは?

アメリカで約40年の歴史を持つペットフード「Wysong™(ワイソン)」の国内独占販売権の取得や、「ペットと人の健康」を考えるためのWebメディア「Fanimal」を運営する株式会社Fanimal。
http://fanimal.co.jp/

株式会社Fanimalは、2018年6月11日(月)から、愛犬のための総合栄養食『Rhythm(リズム)』の販売が開始しました。愛犬の理想的な体型維持をサポートする『Rhythm(リズム)』は、どのような想いで作られた商品なのでしょうか?

その熱い想いを聞き出すため、代表取締役会長の谷田大輔氏と、代表取締役社長の漆原秀一氏のお二人にお話を伺いました。

総合栄養食Rhythm(リズム)とは?


写真 : 株式会社タニタ前会長・株式会社Fanimal代表取締役会長の谷田大輔氏

昨今、ペットの家族化が進む中、ペットの食事はまだまだ進んでいません。人間は毎日異なるおいしい食事をしているのにも関わらず、ペットは一生ずっと同じペットフードを食べているというのが現状です。

飼い主さんとしては、本当は毎日違う食べ物を与えながら栄養管理をしたいはずです。それは時間やコストの面から考えても、全てのご家庭で実現するというのは難しいことでしょう。そのため、仕方なく、ずっと同じペットフードを与え続けてしまっているというのが実際のところではないでしょうか。

そこで、Fanimalが作るRhythm(リズム)は、以下の3つのこだわりを持って作っています。

  1. 美味しく食べられること
  2. 健康的な体型を維持し続けられること
  3. アレルギーに配慮すること

ペットオーナーの方にとって長く続けていただけるものを目指しています。そこで会長である谷田の実績でもある、タニタ食堂で培ったノウハウをFanimalでも取り入れ、体型維持というメッセージを取り入れたのが、今回のRhythm(リズム)という商品です。


写真 : 代表取締役社長の漆原秀一氏

ペットの健康も食事が大きく影響していると考えています。飼い主さんの生活習慣がペットにも直結します。

そこで、飼い主さんの日々の負担を減らしつつ、できるだけペットに美味しいものを食べてもらいながら、健康をキープすることを目指しました。

Rhythm(リズム)のラインナップ

Rhythm(リズム)には、2つの商品があります。

  • 体重維持用の「Healthy Weight(ヘルシーウェイト)」
  • 体重管理用の「Weight Controll(ウェイトコントロール)」

近年、日本のペットは肥満傾向にあると言われています。自分のペットが肥満傾向にあり、体重を落としたい場合は、「Weight Controll(ウェイトコントロール)」を続けてみてください。体重が落ちてきたら、「Healthy Weight(ヘルシーウェイト)」に変えていきます。

肥満の原因は、病気などが原因の場合もありますが、大部分はフードやおやつの食べ過ぎ、運動不足などの生活習慣によるものと言われています。

飼い主さんの生活習慣がペットにも直結するため、Rhythm(リズム)には、「飼い主さんのサポートをしたい」という思いも込められています。

健康に対するこだわり

Rhythm(リズム)にはオメガ3脂肪酸が多く含まれています。これは、他社とは比較にならないほどたくさん含まれています。

日本の気候から、皮膚・被毛のトラブルに発展してしまうペットも多くいます。特に、和犬は痴呆になりやすいので、それを補うために魚由来のオメガ3脂肪酸を多く含むようにしました。

使用する原料としては、鳥などのアレルギーが多いものよりも、サーモンやトラウトを主原料にしています。また、穀物を使わないことで、アレルギーのあるワンちゃんにも使っていただけるようになっています。卵、ジャガイモ、サツマイモも使用していません。

生産に対するこだわり

私たちが信頼している工場で生産を行うようにしました。イギリスの工場では、合成の保存料などを使わない、「英国小売協会」が認める工場を使っています。

また、原産国にもこだわっていますし、卵を使わないようにするなど、原材料も自分たちが納得のいくものを選ぶようにしています。

特に最近では、アレルギーを気にされる飼い主さんが多いので、その部分もこだわって生産をしています。必要ないと思うようなものはなるべく使わず、本当にいいものだけを厳選して作り上げているのが、Rhythm(リズム)のこだわりです。

ペットフードの理想の与え方


例えば、自分がそば好きだからといって、365日ずっと同じそばを食べ続けていたいというわけでは無いですよね?それはきっとペットも同じだと思います。ずっと同じものを食べ続けたいわけはないですよね。

毎日食事の姿を見ている飼い主さんならそれを痛感しているでしょうし、私たちとしてもそういった視点で商品を作っていかなければならないと考えています。

そのため、理想的なペットフードの与え方として、Rhythm(リズム)にサプリメントや食材をトッピングすることをオススメしています。

同じペットフードや同じ食材をあげ続けるのではなく、たまには手作り食を作ってあげるということも良いかもしれませんね。

毎日手作り食を作り、それを与え続けるということは正直難しいでしょう。現代人は忙しいので、毎日それを続けるというのは疲れてしまうと思います。そこで、私たちが信頼できる商品を提供するので、それを使って欲しいと考えています。

基本的な栄養素はRhythm(リズム)で補えるので、それにトッピングというプラスアルファの形で、ペットに食の楽しさを伝えて欲しいと考えています。

真剣にペットのことを考えているWysong™(ワイソン)社

実は、Fanimalで輸入・販売させて頂いている「Wysong™(ワイソン)」というペットフードを作っているワイソン博士も、最終的には食事は手作りにしてくださいと言っています。

Wysong™(ワイソン)は、手作りに勝るものはないという考えのもと、犬の体組成に合わせた栄養バランスになるように考えられています。そして、出来る限りトッピングをしてくださいと言うメッセージを、フードメーカーであるにも関わらず発信しています。

私たちとしては40年の歴史がある会社が、あえてそういったメッセージを打ち出しているということ、そして、その思想が私たちの思想にも合うということで、日本で販売代理店を務めさせて頂いています。

Rhythm(リズム)で、犬の食事をより楽しく、健康に

Fanimalの谷田さんと漆原さん
人間の場合は自分で健康管理ができますが、ペットの場合は自分で管理することができません。つまり、飼い主さんがどれだけ知識を持っているかでペットの健康も変わってくるということです。

飼い主さんにペットフードの安全をきちんと伝えて、それを飼い主さんに知ってもらうことができれば、ペットフードは変わってくるのではと考えています。そして、ペットにも食の楽しさを味わってもらいつつ、健康で長生きをしてもらいたい。

愛犬によって様々なお悩みがあるということも分かっていますので、今後はそれぞれの事情に合わせてトッピングできるような商品を開発しようと考えています。

トッピングを開発する理由は、食の楽しさもそうですし、栄養素についてもそうですが、今まで足りなかったものを補うことができるということ、飼い主さんの事情に合わせて自由に組み合わせられるようにという思いからです。

そういった飼い主さんやペットの個別のオーダーに対し、自由に組み合わせることで最適なものになるよう、ペットフードの補助ができる商品を作りたいと思っています。例えば、栄養素の面でいうとサプリメントのようなものです。これができると、どんなワンちゃんでも長く健康でいられると思うのです。

まとめ

今回、ペットフードの事業者ならではのお話を谷田氏、漆原氏からたくさん伺うことができました。

また、お話を聞かせて頂き、犬の健康を第一に考えて活動して、それがペットの幸せに繋がるという思いにとても共感しました。

最近は、ペットフードに関してショッキングなニュースも多いですが、Fanimalさんのように真摯に飼い主さんやペットの健康と向き合っている会社さんがおられることも事実。こういった熱い思いを持って動物に接する人が事業者、消費者双方で増えることがペットの幸せにも繋がるのだと感じさせられました。

取材を引き受けてくださったFanimalの谷田氏、漆原氏、関係者のみなさま、ご協力ありがとうございました!

株式会社Fanimal
http://fanimal.co.jp/
Rhythm(リズム)
https://store.fanimal.jp/