多頭飼いの猫は、みんな一緒にえさを食べると危ないらしい。
多頭飼いの苦悩:えさ
多頭飼いをしていると、猫のえさに悩むのではないでしょうか。何匹もいる場合には、ごはんタイムに気を使わなければ、健康に悪影響が出てしまうかもしれません。
ごはんの何が問題で、どういった対策を取ればいいのかをみていきましょう。
年齢ごとに食べるべきものが違う
面倒だから、みんな同じ餌でいい?:ダメです
多頭飼いのごはんで気をつけるべきことは「自分のものではないえさを食べてしまっている」という事態です。特に、猫たちの年齢が違う場合には要注意。
この時、「同じえさでいいかな?子猫だけど、先住猫と同じ成猫用でいいかな?」と妥協したくなるかもしれませんが、これはNGです。
猫は、年齢によって食べるべき餌が異なります。それぞれの段階で必要なカロリー、栄養素を取らなければならないからです。
違う年齢のえさを食べるとどうなるの?
子猫は、栄養価もカロリーも高いえさを食べます。この時期にしっかりと摂取できないと、体調を崩したり、成長が妨げられる危険性があります。
逆に、成猫が子猫用のえさを食べた場合、カロリーの摂りすぎであっという間に太ってしまいます。
成猫が子猫のえさを奪う
子猫用のご飯は、高カロリーで美味しいため、好んで食べてしまうことも少なくありません。特にごはん中にみていることもせず、ごはんを置きっ放しにしている(置きえさ)をしている場合に起こりやすいです。
成猫が子猫のえさを奪ってしまうと、子猫の発達が妨げられることになりかねません。
仕切りを作る
”隣で食べて見ると奪ってしまう”という場合には、仕切りを作ってみても良いかもしれません。簡単なもので良いので、猫ちゃん同士の間に用意して見ましょう。
置きえさをしない
置きえさは、どの猫が・どれぐらい・何を食べたかを把握できないため、オススメできません。また、キャットフード自体が酸化してしまうことからも、なるべく避けたい食べ方です。
20分など決めた時間で下げることが大切です。
置きえさについてはこちらに詳しくまとめてあります。
年齢にあったご飯を用意する
猫は年齢ごとに、食べるべきキャットフードがあります。キャットフードに記載されていることが多いと思いますが、基本はその指示に従って与えましょう。
多頭飼いをしていると、ここの管理が大変だと思います。しかし、特に子猫や老猫がいる場合はしっかりと把握をして、注意を払っていきましょう。
お部屋が「猫臭く」なってるかも?臭いの対策7つ
「最近、猫ちゃんが臭くなったかも」と感じている方も多いのでは?しかし、実は猫ちゃんに体臭はないようです。
では、一体どこから臭っていて、その謎の臭いはどうすれば良いのでしょうか。この記事では猫臭いお部屋の原因と対策についてまとめてあります。
猫臭さを軽減させる「7つのポイント」
①トイレ掃除は最低1日1回
猫ちゃんのトイレ、こまめにお掃除できていますか?「排泄物があってもほったらかしにしがち」という方は要注意です。そこから臭いがきている可能性があります。
また、猫ちゃんはとっても綺麗好きな動物なので、トイレが汚いままだと、トイレを嫌ってトイレからはみ出しておしっこをしたりします。
猫ちゃんにきちんとトイレしてもらうためにも、こまめなお掃除は欠かせません。
②猫砂を変える
猫砂を丸ごと変えると、臭いがかなり軽減されることがあります。猫砂ごとに特徴が異なり、例えばそのままトイレに流せる紙タイプなどです。
さらに、猫の好みの問題もあるので、愛猫とよく相談をして決めましょう。猫ちゃんの性格に合わない猫砂である場合は、トイレでしてくれないことがあります。好みを見て、変えてあげましょう。
③トイレ本体を定期的に洗う
猫のトイレの容器本体を一週間に1回程度洗って天日干しすることで、雑菌の繁殖が抑えられ、臭いを抑えることができます。
また、システムトイレは普通のトイレより消臭効果が期待できるようなので、使用してみるのも良いかもしれませんね。
④シャンプー
被毛が多い猫ちゃんは、排泄物が毛についてしまったり、皮膚から出る油で毛が固まってしまうことがあります。そういう場合はシャンプーが必要です。
しかし、シャンプーをしすぎると毛が痛んだり、皮膚トラブルを引き起こす原因になってしまうので、頻度は多くても2ヶ月に1回程度にしましょう。
また、口内炎や歯周病の場合やスプレー行為(いつもより濃いおしっこをかけるマーキング)をした後、臭いが気になるようであれば、シャンプーや、濡れたタオルで体を拭いてあげると臭いを抑えられます。
お湯やシャンプーが苦手な猫の場合、ドライシャンプーが良いかもしれません。ドライシャンプーを使用する場合は、猫ちゃんは体をなめるので害のないものにしましょう。
⑤餌の放置はやめる
餌を放置すると、餌の腐敗臭などが部屋に残ってしまいます。また、置きエサは臭いだけでなく、肥満や病気の元になることもあります。
こちらの記事では置きエサのリスクをまとめてありますので、興味のある方はご一読ください。
⑥スプレー行為の対策をする
猫ちゃんが家の中でスプレー行為をした場合はこまめに拭き取ると、臭いを軽減できます。
頻繁に同じ場所にする場合は、撥水加工のシートを貼ると、楽になります。
⑦脱臭機を使用する
脱臭機は臭いの元から分解してくれるもので、その効果は絶大だと言われています。
臭いを芳香剤などで誤魔化さずに消臭したい方にはオススメです。ペット専用の脱臭機もありますよ。
猫は綺麗好き。
猫ちゃんは綺麗好きな動物ですから、もし臭ってきたら、人の手で清潔にしてあげることで改善されるはずですよ。
猫には体臭がないので、急に体から臭ってきたり、対策しても改善されない場合は病気である可能性もあります。一度、獣医さんに診てもらうと安心です。
猫に置きエサはNG?出しっ放しは、肥満や病気の元になるかも。
留守がちな飼い主さんは、エサを置きっぱなしにすることも多いのではないでしょうか。でも実はそれ、NG行為なんです。置きエサは猫の健康を害してしまうかもしれません。。
健康管理が難しい
置きエサをしていると、猫が1度の食事でどれだけ食べたかを確認することができません。多頭飼いの場合は特に、誰がいつどれだけ食べたかを把握することが難しくなります。
食べた量を確認し、調節することは、猫の健康を保つ上でとても大切です。人間がエサを与えている以上、その健康管理の責任は人間にあります。
太る/肥満になる
多頭飼いの家庭で置きエサをしていると、1匹だけ太るということが多々あります。それは、その猫ちゃんが横取りをしてしまったり、食べ過ぎてしまうから。
猫にも性格や体質があります。置きエサにしていると、早食いや大食いの猫ちゃんだけが多く食べてしまうということが起こりがちです。別々の食事をセッティングしたり、少し食べている様子をみるようにすると良いでしょう。
不衛生から体調不良を引き起こすかも
雑菌の繁殖
エサを長時間放置することは、衛生的によろしくありません。置きエサをしている場合、ちょこちょこ食べをする猫ちゃんが多いでしょう。
この場合、猫の唾液から菌が繁殖してしまうんです。その状態のエサを食べ続けていると考えると…身体に良くないですよね。
特にウェットフードの場合、劣化が激しいですのでさらに注意が必要です。
酸化してしまう
酸化したキャットフードは、猫の健康に悪影響を及ぼします。酸化してしまうと変質してしまい、栄養素さえも変わってしまいます。酸化したものを口にすることで、体調不良やアレルギー、老化の原因になると言われています。
鮮度が命なのです。そしてキャットフードの傷みは目に見えにくいため、「あ、変色してるから取り替えよう」ということはできません。決まった時間で食事を下げることが望ましいでしょう。
美味しくない
置きっ放しにしていると、ドライフードは湿気ってしまい、ウェットフードは乾燥してしまいます。これでは、美味しくないですよね。人間も同じで、放置されたご飯は食べたくない。。ですよね。
開封したてのキャットフードには食いつくんだけど、時間が経つとあんまり食いつき良くないなぁという猫ちゃんいませんか?そのため、匂いが飛んでしまったキャットフードにはあまり興味を示さないかもしれません。
虫が来るかも。。。
キャットフードを置いておくと、虫たちが寄ってきてしまうかもしれません。これは、猫だけじゃなく飼い主さんにとっても嫌ですよね。
特に夏場などは、Gがつくあの嫌な虫が来てしまうかもしれません。。遭遇してしまうだけでなく、知らぬ間にキャットフードと接触していたというのも、衛生的に良くありません。それを口にするのかと思うとゾッとするはずです。
自動給餌器という名の救世主
皆さんは、自動給餌器のことは知っていますか?最近のものはとても性能が良く、重宝している人も多いです。
一定量を決まった時間に給餌してくれるため、健康管理もバッチリ。なんだかんだ、毎食用意するのは大変だったりしますよね。飼い主さんも猫ちゃんもハッピーです!
▽おすすめの自動給餌器
旅行中、猫に留守番をお願いするときにも便利なので、こちらの記事内でも紹介しています
置きエサはできれば避けましょう!
各猫ちゃんごとに生活環境は異なりますし、「絶対に置きエサはしちゃいけない!」という訳ではありません。置きエサによるいくつかのデメリットを知った上で、愛猫にぴったりの環境を整えていきましょう!