犬の肉球からポップコーンの匂い!?香ばしさの理由と注意点とは
愛犬からふと香ばしい匂いが漂ってくることはありませんか?
犬の体の中でも肉球は特に、ポップコーンやドーナツ、スナック菓子などの匂いに例えられることがあります。なんとも言えない香ばしさですが、その匂いが好きな飼い主さんは多いようです。
なぜ、犬の肉球はそのような香ばしい匂いがするのでしょうか?また、肉球から匂いがすることは健康上問題がないのでしょうか?
今回は、犬の肉球が香ばしい理由と健康上の注意点についてご紹介します。
犬の肉球から香ばしい匂いがする理由
アメリカの「フリートス」というコーンチップスのブランドから、「フリートスの足(Frito’s Feet)」と呼ばれることもある犬の肉球の香ばしい匂い。この匂いの原因は一体なんなのでしょうか?
1.皮膚にいるバクテリアや酵母菌
この肉球の匂いは、皮膚に生息しているバクテリアや酵母菌が原因です。
シュードモナス属やプロテウス属のバクテリアもしくは酵母菌が、湿り気があって風通しが悪い肉球で繁殖し、イーストのような香りを発している可能性が高いとされています。
犬は裸足で室内外を歩き回るため、肉球に様々なバクテリアや菌類が付着し、肉球の表面で繁殖して匂いを発します。
2.肉球からの汗でバクテリアが繁殖
犬には「アポクリン腺」と「エクリン腺」と呼ばれる2つの汗腺が存在します。
アポクリン腺はほぼ全身にあり、全体的な「犬臭」の原因といわれています。
一方、肉球に多く集まっているエクリン腺は、体温調節のためだけに機能し、そこから出る汗はほぼ無臭とされています。
しかし、肉球から発汗することで肉球は常に湿りバクテリアが繁殖しやすい環境になってしまっています。また、犬が自分の肉球を舐めてしまうことも、バクテリアが増殖しやすい原因の1つです。雨の日の散歩の後やシャンプー後に生乾きだと、匂いがしやすいのもそのためです。
ある程度の匂いであれば問題ない
「バクテリアが匂いの原因ということは、肉球に何か問題があるのでは?」と不安に思うかもしれませんが、犬の肉球からこのような匂いがするのは正常なことです。
通常であれば、犬の肉球にバクテリアが存在するのは当然のことなので、気にする必要はありません。
しかし、肉球の匂いが悪化したら注意が必要です。匂いの中に何らかの病気が隠れていることもあります。次の章で詳しくご紹介します。
匂いが強くなり始めたら注意
肉球の匂いが強く感じられる場合は、細菌の過剰繁殖や感染症によって肉球が炎症を起こしている疑いがあります。炎症の原因は、アレルギー、常在菌の異常増殖、怪我や足の違和感を気にして足先を舐め続けることなど様々です。
この章では、肉球の炎症を防ぐために日常から気にしておきたい3つの注意点をご紹介します。
1. 怪我・爪の間に異物が挟まったとき
散歩中にちょっとした怪我をしたり、爪の間に小石などが挟まったりすることがあると思います。
放置をしても大丈夫なちょっとした怪我であっても、犬が気にして舐めてしまうと炎症につながる恐れがあります。膿になったり感染症にかかったりすることもあるため注意が必要です。
2. イボのようなものができたとき
加齢によって犬はイボができやすくなり、足や肉球の間などにもできることがあります。
良性のイボでも、イボが引っかかって出血したり犬が気になって舐めたりしてしまうことで炎症が起こることがあります。
イボではなく、何らかの病気による腫瘍や外部寄生虫であることもあるため、気になる場合は動物病院に行きましょう。
3. 乾燥させないように
シャンプーのしすぎや保湿不足によって、皮膚の表面に必要な油分が失われてしまうことがあります。ひび割れを起こしてしまうと、雑菌が入り込みやすくなり炎症の原因となります。
乾燥しないように、肉球の保湿をしっかりしましょう。
肉球以外が感染症にかかっている場合も
外耳炎やマラセチアなどの感染症にかかってしまうと、耳や顔周りからも肉球と同じような香ばしい匂いがする時があります。
また、肉球から強い匂いがする場合でも、肉球に問題があるのではなく、感染症のある耳や顔を掻いた後に付いた匂いかもしれません。
いつもの匂いと違う、肉球を気にする仕草が増えた、赤みなどの異常が見られる場合は、動物病院に連れていくことをお勧めします。
愛犬の肉球を清潔に保つために
愛犬の肉球が炎症を起こして過剰に匂いを発することがないよう、対策をしておきたいですよね。
犬の肉球を健康に保つために、以下の方法を試してみてください。
- 散歩やドッグランに行った後は、タオルで拭いたり足を洗ったりする
- 足を濡らしたままにしない
- 水洗いした後は、乾燥させたのち犬用の保湿剤を塗る
- 肉球や爪に植物や小石、ゴミなどが挟まっていないかこまめに確認する
- 犬用の靴を履かせて散歩する(すでに炎症が出てしまっている場合など)
- 足の裏の毛を定期的に刈る
注意
こまめすぎるシャンプーや除菌は、乾燥を加速させてしまったり肉球の常在菌のバランスを崩してしまったりして、逆効果になることがあります。洗いすぎに注意をし、保湿を心がけましょう。
まとめ
犬の肉球から発せられる、ポップコーンやスナック菓子のような香ばしい匂いは、バクテリアによるものであるとわかりました。
多少の臭いであれば問題はありませんが、臭いがキツくなったり赤くなってりしてしまうと、炎症を起こしている可能性があります。動物病院に相談しましょう。
この匂いが好きな飼い主さんも多いと思いますが、人間にとって良くない細菌がいることがあるため、あまり頻繁に顔を近づけて匂いを嗅ぐことは控えましょう。
愛犬の肉球は定期的にチェックをして、清潔に保ってあげたいですね。
【検証】ガサガサの肉球におすすめ!肉球クリーム6つを徹底比較
犬や猫を飼っていると、年を重ねるごとにだんだんと肉球のガサガサが気になってきますよね。
ガサガサの肉球を放置してしまうと、ペットも歩きにくさを感じてしまいます。また、乾燥が激しくなるとひび割れが起きてしまうことも。
子犬の頃のようなプニプニの肉球を取り戻すためにおすすめなのが、「肉球クリーム」です。
今回は、6種類の肉球クリームを購入し、筆者が飼っている犬の肉球で試してみました。もちろん、これらのクリームは猫にも同様に使えます。
それぞれに特徴があるので、ぜひお好みのクリームを見つけてくださいね。
6種類の肉球クリームを徹底比較!
今回試した商品はこちらの6つ!
今回は世間でも評判の良い以下の6つの商品について比較しました。
- Paw Nectar 100%オーガニック成分の犬用肉球クリーム
- 肉球クリーム 世界3大オイル配合 みつろう 12g
- DHC 肉球ケアクリーム 20g
- ミルク 天然365 肉球くりいむ 30g
- ヴァセリン オリジナル ピュアスキンジェリー 40g
- Pet-Cool Organic Shea butter 10g
評価基準
以下の評価項目について5段階で評価しました。
- 取り出しやすさ、容器:容器の使い勝手や、クリームの取り出しやすさ
- 塗り心地:クリームの塗り心地や
- 効果:7日間塗り続けた結果、どの程度効果があったか
- 香り
- 価格:Amazonでの販売価格と内容量(2021年2月現在)
※あくまで6つの中での比較です。低評価の項目があるものもありますが、決して劣悪な商品ではありません。
※ご紹介する順番に意味はありません。
Paw Nectar 100%オーガニック成分の犬用肉球クリーム
- 取り出しやすさ、容器 ★★☆☆☆
- 塗り心地 ★★★★☆
- 効果 ★★★☆☆
- 香り 原料が食べ物なので、ほのかに美味しそうな香り。犬も好きそう。香りはあまり残らない。
- 価格 ¥1499/2液量オンス
アメリカの企業が作っているクリームで、認証済みのオーガニック成分が使用されています。
革製品に使うワックスのような硬いクリームで、指で少し強めに押す必要があります。肉球に乗せてからののびがよく、すぐになじみ、塗った後のベタつきもほとんどありません。
硬めのクリームは少量でもしっかり効果を発揮してくれるので、一缶でも長持ちしそうです。
ただ、唯一ネックに感じたのが、フタの開けづらさ。たまたま開けにくいものが来てしまったのかもしれませんが、毎回開けるのに苦戦するのはちょっと不便に感じました。
成分
オーガニックココナッツ・アボカド・大豆オイル、植物由来のボタニカルワックス、シアバター、ココアバター、アロエ、ビタミンE、ローズマリーエキス、ラベンダーオイル
みつろうクリーム
- 取り出しやすさ、容器 ★★★★☆
- 塗り心地 ★★★★★
- 効果 ★★★★★
- 香り おいしそうな甘いハチミツの香りで、犬も好きそう。香りはあまり残らない。
- 価格 ¥950/12g
「ホホバ、オリーブ、椿」という世界三代オイルに国産のみつろうを加えた、シンプルだけど頼れるクリームです。クリームはワックスのように硬めですが、指の熱で柔らかくなります。
肉球につけると、ジワーッと溶け出すようにしてすぐになじみます。
みつろうなので多少ベタつく感じがありますが、気になるほどではありません。
肉球が硬くなってカサブタのようになっている部分にこのクリームを塗っていたのですが、6日間で塊が取れ、ツルンとした肉球に戻りました。
成分
ホホバオイル オリーブオイル 国産椿油 国産みつろう
DHC肉球ケアクリーム
- 取り出しやすさ、容器 ★★★★★
- 塗り心地 ★★★★☆
- 効果 ★★☆☆☆
- 香り ほとんどなし。消臭効果はないが、香りを嫌がる犬にはいいかも。
- 価格 ¥622/20g
今回の6つの中で唯一チューブタイプのクリームです。
他のクリームと比べるとかなり水っぽく、乳液のような感じです。
水っぽいのですぐに肉球になじみ、ベタつきもなくすぐにサラサラになりますが、ガサガサになった肉球のケアにはもう少し油分が欲しい感じがします。
お値段はお手頃ですが、水分が多いので、少し減りが早いと感じるかもしれません。
成分
水、グリセリン、オリーブ油、ソルビタン脂肪酸エステル、αーシクロデキストリン、キサンタンガム、ポリソルベート60、トレハロース、グリセリン脂肪酸エステル、N-アセチルグルコサミン、セラミド含有米エキス、モウソウチク抽出物
肉球くりいむ
- 取り出しやすさ、容器 ★★★☆☆
- 塗り心地 ★★☆☆☆
- 効果 ★★★☆☆
- 香り ラベンダーのさわやかな香り。消臭効果、香りの持続性はピカイチ。
- 価格 ¥2178/30g
クリームというより粒の集まりという感じで、かなりザラザラしています。
肉球の上でも粒が残ってしまうので少し塗りにくいと感じましたが、慣れるとコツが掴めてきます。
ラベンダーの香りで消臭効果も期待できるので、香り重視の方にはこちらが断然おすすめです。
実際、散歩後にこちらを塗ったところ、嫌な臭いがすぐに消えました。
また、もちろん犬にもよりますが、一般的にラベンダーの香りは犬にとってもリラックス効果があると言われています。
成分
シアバター、重曹、蜜ろう、スクワラン、ラベンダー油
ヴァセリン オリジナル ピュアスキンジェリー
- 取り出しやすさ、容器 ★★★★★
- 塗り心地 ★★☆☆☆
- 効果 ★★★★☆
- 香り 人間にとってはほとんどなし。ただし犬は少し嗅いで顔を背けたので、好きな香りではなさそう。
- 価格 ¥197/40g
人間用のワセリンですが、犬にも使えます。フタがワンタッチで開けやすく、閉めるのも簡単です。
他のクリームに比べて塗った後のベタつき感が一番強く、フローリングなどが少し汚れてしまう恐れがあります。
しかし、効果はそれなりにあり、とにかく安いのでコスパ重視の方にはおすすめです。
ワセリンは石油由来ですが、少量を舐めてしまう程度なら問題ありません。ただし、たくさん摂取してしまうと嘔吐や下痢を引き起こすことがあるため、くれぐれも犬の届かないところに保管しておきましょう。肉球のひび割れを気にして頻繁に舐めてしまう犬への使用は注意が必要です。
成分
ワセリン、酢酸トコフェロール、BHT
ちなみに、「犬が敏感肌だけどワセリンを使ってみたい!」という方には、ワセリンを精製して不純物を極力カットしたこちらの商品がおすすめです。
Pet-Cool Organic Shea butter
- 取り出しやすさ、容器 ★★★★☆
- 塗り心地 ★★★★★
- 効果 ★★★★★
- 香り ほのかにシアバターの香り。塗った後は残らない。
- 価格 ¥1760/10g
オーガニックシアバターをベースに、6種類のオーガニックハーブを配合したクリーム。
クリームは柔らかく塗りやすいですが、たくさんつけると肉球に白く残りやすいため、少量を薄く塗ると良いでしょう。ベタつく感じはないものの、塗ってしばらくたってもしっとりとした潤いが続きます。
消費期限が半年と短めでサイズも小さいので、コスパ重視の方にはあまりおすすめできません。
しかし、このクリームを塗った肉球は5日間でプニプニ感が戻り、効果はかなり良いと感じました。犬のためならお金をかけても良いという方にはおすすめです。
成分
オーガニックシアバター、ラベンダーエキス、ハイビスカスエキス、ヨモギエキス、ドクダミエキス、ウコンエキス、イチジク葉エキス、オリーブ油脂肪酸ソルビタン、オリーブ油脂肪酸セテアリル、オリーブ油、ミツロウ、エチルヘキシルグリセリン、カプリル酸グリセリン、スクワラン、グリセリン
まとめ
今回ご紹介した商品は、どれも犬が舐めても安全なもので、使い続けていればどの商品であってもある程度肉球のガサガサが改善できると感じました。
筆者は個人的には、「みつろうクリーム」をリピートしたいと感じました。しかし、使いやすさやベタつき感、お値段や香りの良さなど、何を重視するかは人によって違うと思います。
最後にそれぞれの商品の特徴をまとめたので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
- チューブタイプ、サラサラ感重視なら
→ DHC肉球ケアクリーム - コスパ重視なら
→ ヴァセリン - お金をかけても効果重視なら
→ Pet-Cool Organic Shea butter - 消臭効果、香り重視なら
→ 肉球くりいむ - 総合的にバランスが良いのは
→ みつろうクリーム、Pet Nectar
どんなクリームを選ぶにしても、「肉球のガサガサが気になったら、肉球クリームはなるべく早く使い始めるのが吉」です!
年を取るにつれてだんだんガサガサが増してくるので、早めの対策を心がけましょう。
犬の肉球ケアには「ワセリン」が隠れた名品だってホント?
愛犬の肉球のガサつき、気になりますよね。
乾燥が進行してしまうと、切れてしまって出血なんてことにも…。
たくさんの肉球ケアクリームが出回っていますが、今回はその中でも、獣医さんもオススメする「ワセリン」を紹介したいと思います。
ワセリンとは?
ワセリンとは、原油を精製して作られた保湿剤です。
防腐剤などを使用していないため、赤ちゃんからおばあちゃんまで、そして犬の肉球にもおすすめな保湿剤。
ワセリンはとても便利で、化粧品やスキンケアなどさまざまな用途があります。ワセリンはその有能さから、様々なジャンルのメディアでもよく取り上げられます。
犬にワセリンを使って大丈夫?
ワセリンの原料は原油なのですが、不純物が取り除かれており、低刺激性のものとなっております。
ワセリンは医薬品にも使われ、アトピーの人にも処方されるほど、その安全性が認められています。
犬は肉球にクリームなどを塗られるとすぐに舐めてしまいます。でも、ワセリンなら犬が舐めても大丈夫。そもそも、ワセリンは匂いもしないため、普通のクリームより舐めにくくなっているんだそうです。
ワセリンの種類
ワセリンは原油を原料とした精製物。ガソリンの種類に軽油、レギュラー、ハイオクがあるように、ワセリンにもその精製度によってさまざまな種類があります。
ヴァセリン
「ヴァセリン」は、「黄色ワセリン」であり、ワセリンの中で最も不純物の含有量が多く、精製度が一番低いものです。
だからと言って危険というわけではないのですが、刺激を抑えたい場合や、安全性を高くしたい場合には、以下の3つのより精製度が高いワセリンがおすすめです。
白色ワセリン
「白色ワセリン」の方が、ヴァセリンに比べて純度が高く、不純物がほとんどありません。そのため超敏感肌の人でも使用できます。
白色ワセリンのなかでも「日本薬局方」と表記されているものはより不純物が少ないので、そちらを選ぶと良いでしょう。
プロペト
白色ワセリンよりも精製度が高く、医薬用と同等な品質のワセリンです。子犬や肌の弱い犬の肉球には、プロペトがオススメ。
サンホワイト
この4つのなかで最も精製度が高く、日本で手に入るなかで最高純度のワセリンです。幼犬や極めて肌が敏感な犬、そして他のワセリンが肌にあわなかった犬の肉球には、サンホワイトを試してみると良いでしょう。
ワセリンのメリット3つ
続いて、ワセリンを使うことで得られるメリットを3つご紹介いたします。
1. 安全・安心
ワセリンの良さはなんといっても、その安全性。犬は特にすぐ舐めてしまうので、身体への悪影響は絶対に避けなければなりません。
ワセリンは肌の内側には浸透せず、表皮をコーティングして外部の刺激から守ってくれます。
赤ちゃんでも、超敏感肌の人でも大丈夫なその低刺激は、飼い主さんとして嬉しいところですよね。
ワセリンはそれ自体に薬効があるわけではなく、純粋に保湿効果をもたらしてくれます。そのため、ほかの薬との相性などを気にする必要もありません。
ただし、ワセリンの効用はあくまで皮膚の保護。重度の化膿や生傷には使えません。
2. コスパが良い
ワセリンを、自分の保湿のために使ったことがある人は分かりやすいかもしれません。ワセリンはほんの少量でとてもよく伸びます。粘着性があり、少量で十分に保湿をしてくれます。
「少し高いな」と最初は思うかもしれませんが、使ってみるとなかなか減らず、経済的であることがわかると思います。
3. 色んな用途で使える
ワセリンは犬の肉球ケアだけでなく、さまざまな用途に用いることができます。
飼い主さんご自身の保湿クリームとしてもちろんのこと、化粧下地やメイク落とし、まつげ美容液、リップやかかとへのパップや練りチークなどなどにも使うことができます。
犬用肉球クリームを買った場合、犬だけに使いますが、ワセリンなら飼い主さんと共用で使うことができます。
肉球がガサガサになってしまう理由
1. 散歩後の足拭き
散歩から帰ってきた後に、濡れたタオルなどで足を拭いたり、洗ってからタオルで水分を吸収したりする方が多いのではないでしょうか。実はこの、濡れた状態でいることが、乾燥に繋がるのです。
肉球のケアを第一に考えるならば、濡れたタオルではなく、乾いたタオルで拭くのが良いと言われています。
ワセリンで保湿して、水分が蒸発をしないようにケアしてあげれば良いのですが、そのままの状態ですと肉球にさらなる乾燥を引き起こしてしまいます。
2. 老化
シニア期になってくると、肉球の潤いがなくなってくる場合も少なくありません。
シニア犬の場合、この乾燥状態の肉球を放っておくと、硬く角質化してしまい、滑りやすい肉球となってしまいます。
また、肉球のひび割れから、細菌が入り込んでしまい、病気に感染をしてしまうこともあります。
3. 散歩中のアスファルト
散歩コースのアスファルトも、犬の肉球に与えるダメージが大きいと言われています。
犬はもともと、土や草の上を歩いて暮らしてきた動物です。アスファルトなどの硬い地面を歩くと、肉球にダメージを受けてしまいます。
また、夏場のアスファルトによるやけども、肉球に大きな損傷を与えます。夏場は散歩に行く時間帯に気をつけたり、犬用の靴や靴下を履かせるなどして、より気をつける必要性があるでしょう。
愛犬の肉球をケアしよう!
大切な愛犬の肉球ケア、しっかりしてあげたいですよね。
安くて安全でしっかり効き目のあるワセリンを使って、ツルツルぷにぷにの肉球をキープしてあげましょう!
- 改訂履歴
- 2020/08/08 ワセリンの種類を更新
- 2018/04/17 初版公開
【クイズ】肉球もやけどする!真夏の散歩はアスファルトに要注意!
今回は、犬の夏のお散歩で注意したい「肉球のやけど」についてクイズ形式でご紹介します。
それではさっそく、犬のやけどクイズにチャレンジしてみましょう!
- 歩くことを嫌がる
- 脚を引きずる
- 肉球が赤(黒)くなっている
- 肉球が腫れている
- 肉球に水疱ができている
- 過剰に足を舐める、かじる
このような症状が見られる場合は、すぐに獣医師に診てもらいましょう。放置することで悪化してしまう可能性もあります。
犬用の靴などを履かせた場合であっても、人間よりも地面に近い犬たちは暑さを感じやすいため、日中の散歩を避けるようにしましょう。また、散歩に出る前に一度、手の甲でアスファルトの温度チェックするようにし、熱いと感じるようであれば、もう少し涼しい時間帯にお散歩するようにしましょう。
また、芝生や日陰は地面が熱くなりにくい場所ですので、意識的に散歩コースを考えるようにしましょう。
今回はこちらの記事から問題を作成しました。 詳細が知りたい人はこちらも読んでみてください!
夏の散歩は「肉球の火傷」に要注意!おすすめの時間帯や対策とは?
【犬クイズ】犬の雪遊びで注意したい雪玉って何?
「犬は喜び庭駆け回り」という歌詞もあるように、犬は雪が大好きです。犬が雪の中ではしゃぎながら遊ぶ姿は、犬好きにはたまらないですよね。
しかし、雪遊びには思わぬ危険もあります。今回は、犬と雪遊びをするときに注意したいことをクイズ形式でご紹介します。
それではさっそく、犬の雪遊びクイズにチャレンジしてみましょう!
雪に隠れた草木や氷の破片などで、知らない間に肉球を切ってしまった、ということもよくあるでしょう。また、長時間寒さにさらされていると、しもやけになってしまいます。
これらを防ぐために、雪遊びをするときは滑りにくく、防水加工の施してある靴や靴下を履かせてあげてもいいかもしれません。
顔周りやお腹、足に大量の雪玉ができ、遊んでいるうちに重くなって動けなくなってしまうこともあり、そのままにしておくと犬の体が冷えすぎてしまう危険性もあります。
雪玉ができてしまった場合は、無理に取ろうとすると犬の被毛が抜けてしまったり、皮膚を痛めてしまう可能性があるため、暖かい室内でお湯を使ってゆっくりと一つずつ溶かしてあげましょう。
個体差もありますが、雪への興味よりも寒さのほうが勝ってしまい、すぐ家に帰りたがる子もいるようなので、愛犬の様子を確認しながら遊ばせてあげてください。
犬も大好きな雪!これだけは知っておきたい雪遊びの時の注意点