【獣医師監修】犬の呼吸困難で考えられる病気とは?

呼吸困難とは、「何らかの原因で呼吸の速度や性質に異常を来す」ことです。突然愛犬が呼吸困難に陥ったとしたら、あなたは冷静な対応ができるでしょうか。

今回は犬の呼吸困難について、獣医師が詳しく解説します。紹介する疾患はいずれも命に関わる可能性があるため、見つけたら速やかに動物病院を受診してください。

呼吸困難で考えられる病気

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健康な犬の呼吸数は一分間に20回前後が目安です。犬の呼吸困難は、呼吸数によって考えられる病気が異なります。

呼吸数40回/分未満

呼吸数が一分間に40回未満の場合は、以下の疾患が考えられます。

  • 喉頭麻痺/喉頭虚脱
  • 短頭種気道症候群
  • 気道内異物
  • 気管虚脱

呼吸数40回/分以上

呼吸数が一分間に40回以上の場合は、以下の疾患が考えられます。

  • 誤嚥性(吸引性)肺炎
  • 気胸
  • 膿胸
  • 乳び胸
  • 肺水腫
  • 肺の腫瘍

ぞれぞれの病気について詳しく見ていきましょう。

呼吸数40回/分未満

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呼吸困難に陥った際に重要となるポイントは、安静時の一分間の呼吸回数です。

一分間の呼吸回数が40回未満の場合は、気管や喉頭など上部呼吸器の異常が多いです。例えば、呼吸音が一時的におかしくなった後、ゆっくりした呼吸で眠ってしまったなどの場合は以下の疾患が考えられます。

なお、呼吸の異常によって動物病院を受診し、診断がなされた後は自宅での呼吸回数に注意してください。

喉頭麻痺/喉頭虚脱

【症状】
呼吸困難、しゃがれ声、運動不耐性、吸気困難(息が吸いにくそう)、チアノーゼなど。
【原因】
喉頭内筋という筋肉の神経支配が障害されることによる。甲状腺機能低下症との関連性についても報告されている。
【備考】
興奮時やストレス負荷時のチアノーゼが特徴的で、できれば動画を撮っておくと良い。

短頭種気道症候群

【症状】
吸気困難(息が吸いにくそう)、パンティング、いびき、睡眠時無呼吸、チアノーゼなど。
【原因】
外鼻孔狭窄、軟口蓋過長、喉頭虚脱、気管低形成、二次性気管虚脱などが単一または複合的に見られることで症状が発現する。
【備考】
短頭種(チワワ、シーズー、パグ、フレンチブルドッグなど)に起きやすい。

気道内異物

【症状】
突然の呼吸困難、咳、流涎、開口呼吸、チアノーゼなど。
【原因】
小さな異物(植物の種や葉など)を吸引することによる。
【備考】
異物の大きさによっては気道閉塞によって命に関わることもある。

気管虚脱

【症状】
咳、アヒル様呼吸音、呼吸困難など。
【原因】
呼吸の際に気管が潰れることによって呼吸器症状が現れるが、なぜ気管が潰れるのかは不明。
【備考】
興奮時、運動時、首輪による圧迫などによって症状が現れる場合もある。ダイエットや、首輪からハーネスへの変換などによって症状が緩和されることもある。

呼吸数40回/分以上

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呼吸が速く浅い場合は、緊急疾患である可能性があります。

明らかに呼吸が多い場合には、気管支や肺といった下部呼吸器の異常が考えられます。これらの疾患では酸素吸入などの管理が必要となることも少なくありません。

呼吸器疾患や心疾患の治療中、あるいは既往歴がある場合には日常的に呼吸数を確認しましょう。

誤嚥性(吸引性)肺炎

【症状】
突然の発咳、呼吸困難、呼吸速迫、発熱、運動不耐性、チアノーゼなど。
【原因】
異物(吐物、鼻汁、食物など)を気道内に摂取することによる。事前に嘔吐や吐出などの症状が見られることもある。
【備考】
治療の際には、再発防止のために何が誤嚥の原因となったかを究明する必要がある。

気胸

【症状】
頻呼吸、呼吸速迫、起坐呼吸(寝そべると苦しいのでお座りの姿勢でいること)、チアノーゼなど。
【原因】
交通事故などの外傷、腫瘍、炎症疾患など。
【備考】
気胸は、肺の外に空気が貯留している状態のこと。

膿胸

【症状】
元気消失、食欲不振、発熱、咳、頻呼吸、開口呼吸など。
【原因】
細菌、ウイルス、真菌、寄生虫、異物、外傷などによる胸腔内の感染症。
【備考】
治療が遅れると敗血症やDIC(播種性血管内凝固症候群)、ショックによって命に関わる。

乳び胸

【症状】
呼吸速迫、呼吸困難、運動不耐性、削痩など。
【原因】
特発性(原因不明)のものと、二次性(腫瘍や炎症疾患による)に分けられる。これらによって胸管から乳びが漏出する。
【備考】
「乳び」とは、脂肪を大量に含有したリンパ液のこと。乳びの漏出が続くと乳び自体が胸腔内で強い炎症を起こし、線維性胸膜炎や心膜炎を起こす原因となる。

肺水腫

【症状】
呼吸様式の異常(浅速呼吸、努力性呼吸)、咳、チアノーゼ、喀血など。
【原因】
心疾患(僧帽弁閉鎖不全、三尖弁閉鎖不全など)、重度肺炎、気道閉塞、肺の外傷、アナフィラキシー、感電など。
【備考】
酸素吸入が必要な緊急病態である。

肺の腫瘍

【症状】
気管や気管支の物理的圧迫による発咳や呼吸困難、運動不耐性など。
【原因】
多くは転移性腫瘍で、原発性腫瘍は稀。胸膜炎や胸水貯留を続発することも多く、これらに伴って呼吸の変化が見られる。
【備考】
小さな腫瘍ではX線検査で検出できないこともあり、症状が重度になるまで気付かないことも多い。

まとめ

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繰り返しになりますが、呼吸困難を見つけた場合、まずは速やかに動物病院を受診してください。呼吸に関する異常は、時に致命的になります。

健康な状態での呼吸の状態、すなわち呼吸数や音などを普段から把握しておくことも、愛犬を守るために大切なことです。

【獣医師監修】犬の咳が気になる!実は心疾患の可能性も?

もし愛犬が咳をしていたら、あなたはどうしますか?

その咳が一時的なものであれば、何かにむせただけかもしれません。しかし、咳が持続しているとなると、身体、特に胸部に何かしらの異常があることが疑われます。

今回は、犬が咳をしている場合に考えられる病気について、獣医師が詳しく解説していきます。

咳で考えられる7つの呼吸器疾患

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咳の症状を見て、まず疑うのが呼吸器の異常でしょう。呼吸器と一口に言ってもその範囲は広く、鼻腔、喉頭、気管、気管支、肺などが挙げられます。

呼吸器系の検査にはX線検査を行うことが一般的です。では、犬で見られる呼吸器疾患にはどんなものがあるのでしょうか。

ケンネルコフ(犬伝染性気管・気管支炎)

【症状】
感染初期の乾性発咳、くしゃみ、鼻汁、流涙など。長期化や重症化によって湿性発咳、呼吸困難、呼吸速迫など。
【原因】
犬パラインフルエンザウイルス、犬アデノウイルス、犬呼吸器コロナウイルス、マイコプラズマ、細菌の単独あるいは混合感染による。
【備考】
ネブライザーによる吸入療法が効果的。

慢性気管支炎

【症状】
慢性で持続する湿性の咳。
【原因】
ケンネルコフなどの急性気道感染症の回復後、または気道刺激物(埃、塵、タバコの煙など)による慢性的な曝露による。
【備考】
犬の慢性気管支炎は次の3つの基準により定義されている。
①過去1年以内に2か月以上にわたって継続する咳である
②気道内に過剰な粘液を分泌している
③他の慢性循環器あるいは呼吸器疾患を伴わない

気管支拡張症

【症状】
元気消失、食欲不振、湿性の咳、呼吸困難、頻呼吸、喀痰、運動不耐性など。
【原因】
多くは慢性気管支炎などの進行により発症する。先天的な発生もあるが、これは稀。
【備考】
不可逆性の疾患であるため適切な治療により進行を遅らせ、病態の維持を目的とする。

誤嚥(ごえん)性肺炎

【症状】
突然の発咳、呼吸困難、呼吸速迫、発熱、チアノーゼなど。
【原因】
異物を気道内に摂取することによる炎症反応で、以前より嘔吐、吐出、鼻汁、嚥下困難の症状を呈することがある。
【備考】
肺の障害程度は誤嚥した物質の量、粒子の大きさ、経過時間、pHにより異なる。高齢で寝たきりの子や、巨大食道症を罹患している子は特に注意。

気管虚脱

【症状】
咳、アヒル様呼吸音、呼吸困難、チアノーゼなど。
【原因】
直接的な原因は不明だが、主に気管が呼吸時に潰れることによる。興奮、運動、首輪による圧迫などによって症状が発現することもある。
【備考】
首輪から胴輪への切り替え、肥満の解消も治療として効果的。

気道内異物

【症状】
突然の咳と呼吸困難。異物が気管支まで到達すると慢性的な咳を呈することがある。
【原因】
小さな異物(植物の葉や種など)を吸引し、それが気管内に迷入することで急性の閉塞性呼吸困難や咳を呈する。
【備考】
異物の大きさによっては気道を閉塞し、命に関わることもある。

肺の腫瘍

【症状】
発咳(腫瘍が気管支を圧迫した場合)、胸水貯留による呼吸速迫、がん性悪液質(腫瘍によってエネルギー消費が過大となり、栄養状態が悪くなること)など。
【原因】
原発性の肺腫瘍は稀で、多くは転移性。
【備考】
重度に進行するまで症状が出にくいことがある。

咳で考えられる3つの心臓疾患

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呼吸器だけでなく、心疾患においても咳の症状が見られます。これは心臓の負担が増して心臓が大きくなり、胸腔や気管を圧迫すること、肺や胸腔に水が溜まることなどによって引き起こされます。

健康診断などで心雑音が指摘されている子は、咳の症状には特に注意しましょう。

心肥大/左心房拡大による気管支圧迫

【症状】
運動不耐性、活動性低下、頻呼吸、呼吸困難、食欲不振、失神、咳など。
【原因】
僧帽弁閉鎖不全症などの心疾患によって心臓が大きくなると、気管が圧迫されて発咳が見られることがる。
【備考】
僧帽弁閉鎖不全症は犬の心疾患で最もよく見られる。

心原性肺水腫

【症状】
発咳、チアノーゼ、呼吸様式の変化(浅速呼吸や努力性呼吸)、喀血など。
【原因】
慢性の心臓弁膜症(僧帽弁閉鎖不全症や三尖弁閉鎖不全症)によって心機能が低下し、肺に血液が過剰に貯留することで生じる。
【備考】
肺水腫は緊急を要する病態で、一刻も早い対処が必要である。

犬糸状虫症(フィラリア症)

【症状】
寄生虫対数が少ないと症状が現れないが、肺に炎症を起こすと発咳が見られるようになる。他にも肺高血圧による右心不全徴候(運動不耐性、体重減少、頻呼吸、腹部膨満)、血色素尿なども見られる。
【原因】
犬糸状虫が肺動脈に寄生することによる。犬糸状虫は蚊によって媒介される。
【備考】
月に1回の駆虫薬の投与によって予防が可能。

まとめ

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他にも、寒い時や埃っぽい時にも咳が見られることがあります。

愛犬の健康管理のために、愛犬の様子を毎日観察することは非常に重要です。観察していると、咳が持続しているか、その咳が異常なものかどうかを見極めることができるかもしれません。心配なことがあれば遠慮なく動物病院に相談してくださいね。

【獣医師監修】犬の嘔吐から考えられる疾患

嘔吐は、動物病院に来院する犬で最も多い症状の一つです。実際に愛犬が嘔吐している場面に遭遇したことのある人も多いでしょう。

では、その嘔吐は何によるものなのでしょうか?今回は臨床の現場でよく遭遇する嘔吐の原因疾患について、獣医師が解説していきます。

消化器疾患


嘔吐の原因としてまず考えられるのは消化器、特に胃や十二指腸といった上部消化管の異常です。これら疾患によって胃液の分泌が過剰になったり、物理的な胃粘膜の刺激によって嘔吐が誘発されます。

急性胃炎・十二指腸炎

【症状】
急性の嘔吐、食欲不振、腹痛など。消化器症状以外の全身症状は通常見られないが、脱水や誤嚥性肺炎などによって重篤化することもある。
【原因】
古い食事、異物、化学物質、薬剤など。腎不全や肝不全から続発することも多い。
【備考】
原因が明らかな場合(異物や薬剤)はそれを除去するが、明らかでない場合には胃腸炎の治療をしてみて反応を見る診断的治療を行うことが一般的。

慢性胃炎

【症状】
嘔吐、食欲不振。嘔吐の回数は、1日に数回から1~2週間に1回まで様々。
【原因】
アレルギー、異物、薬剤、微生物などが挙げられるが、原因は特定されないことが多い。
【備考】
急性胃炎と同様に確定診断には内視鏡検査が有用だが、全身麻酔を伴うこともあり現実的ではない。

胃内異物

【症状】
急性の嘔吐、食欲不振。若齢の犬は特に注意。
【原因】
胃内容物の排出障害、胃粘膜の刺激から嘔吐が誘発される。
【備考】
異物の材質や形などから催吐などの内科療法、もしくは胃切開などの外科療法といった治療方針を決定する。

胃拡張・胃捻転症候群

【症状】
嘔吐、腹痛、流涎、急激な腹囲膨満から昏睡。
【原因】
胃が空気と食物によって急激に拡張することによる。食後に運動した後に発生しやすいと言われている。
【備考】
大型犬で多く、小型犬ではほとんど見られない。胃破裂を起こすこともあり、早期の診断と治療が必要な緊急疾患である。

幽門狭窄

【症状】
嘔吐、食欲低下、体重減少。
【原因】
原因はよくわかっていないが、幽門部(胃の出口付近)が肥厚することで胃排泄障害が起こる。
【備考】
超音波検査やバリウム造影で診断し、根本的治療は外科手術による。

胃の腫瘍

【症状】
嘔吐、食欲不振、体重減少など。場合によっては吐血、メレナ(黒いタール状の便)、貧血などが見られる。
【原因】
犬の胃の腫瘍はリンパ腫が最も多いとされている。
【備考】
慢性胃炎、ポリープなどが危険因子と言われている。

他の内臓疾患


消化器疾患以外にも嘔吐が見られるものがあります。血液検査などを行うのは、これらの疾患を見逃さないためです。

膵炎

【症状】
嘔吐、腹痛、元気消失、下痢など。
【原因】
膵臓からは消化酵素が分泌されるが、その酵素によって自己組織が消化されることによって強い炎症が起こる。危険因子としては薬剤、感染、高カルシウム血症、肥満、全身性代謝性疾患(糖尿病、副腎皮質機能亢進症、慢性腎不全)、腫瘍などが挙げられる。
【備考】
急性の膵炎では発症後24〜48時間以内の早期に治療を開始することが重要。

尿毒症

【症状】
嘔吐、消化管潰瘍、発作、異常呼吸など。
【原因】
腎不全などによって尿毒素が体内に蓄積することによる。
【備考】
腎不全の原因としては熱中症、毒物、感染、腫瘍、ショックなどがある。

肝胆道系疾患

【症状】
嘔吐、腹痛、黄疸、食欲低下など様々。
【原因】
慢性肝炎、胆石症、胆嚢炎などによって症状が引き起こされる。
【備考】
定期的な血液検査や画像検査によって早期に発見することが望ましい。

子宮蓄膿症

【症状】
食欲不振、多飲多尿、嘔吐、腹部膨満、陰部から膿様のものが排泄されるなど。
【原因】
子宮内で細菌が増殖し、膿液が貯留する。
【備考】
卵巣からのホルモン分泌が深く関与しており、早期の避妊手術が最も効果的な予防法となる。

代謝性・内分泌疾患


ホルモンの分泌異常によっても嘔吐は引き起こされます。中高齢で発生しやすい傾向にありますが、いずれも放置すると危険な疾患ですので、しっかりと検査することをおすすめします。

アジソン病(副腎皮質機能低下症)

【症状】
虚弱、体重減少、嘔吐、吐出、下痢、多尿、徐脈、低体温、震え、痙攣など。
【原因】
副腎から分泌されるホルモン(グルココルチコイドおよびミネラルコルチコイド)の不足による。犬では特発性の副腎委縮によるものが多い。
【備考】
適切なホルモン治療を行えば予後は良好。

糖尿病

【症状】
多飲多尿、多食、体重減少、嘔吐、下痢、脱水、感染症、白内障、昏睡など。
【原因】
膵臓からのインスリンの分泌低下、あるいはインスリンの作用低下。
【備考】
犬の糖尿病は若齢発症のものと、3歳齢以降発症のものに分けられる。いずれの場合でも犬の糖尿病治療にはインスリンが必要となる。

病気ではない嘔吐


嘔吐の中には、病気ではない一時的なものもあります。とは言っても愛犬は気持ち悪いはずなので、原因があるのなら速やかに取り除いてあげるべきでしょう。
病気ではなくても、嘔吐が見られた際には放置することは望ましくありません。

乗り物酔い

【原因】
三半規管から小脳へ伝わった刺激が嘔吐中枢を刺激すると考えられている。
【備考】
長時間の移動の前には酔い止め薬を服用するという選択肢もある。獣医師まで相談を。

消化不良

【原因】
古い食餌などの給餌による。
【備考】
ご飯の賞味期限や保管方法には注意を。

まとめ


無数にある病気の中で、今回紹介したものはごく一部です。
一過性で自己限定的な嘔吐の場合には経過観察とすることもありますが、嘔吐が慢性化している場合には一度検査を受けましょう。

愛犬に体調不良が見られた時には、獣医師に相談し、適切な治療を受けさせてあげてください。

【獣医師監修】猫が排便をしない!猫の便秘の原因と対処法

動物病院では「猫が排便をしない」という相談をよく受けます。

人間でも、体調によっては排便のない日があるかもしれません。しかし、それが、3日、4日、1週間となるとどうでしょうか?
経験したことがある方はわかるかと思いますが、便秘は非常につらいです。

今回は、猫における便秘について、獣医師が詳しく解説していきます。

そもそも便秘とは

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便秘とは、便の排泄が困難になっている状態のことです。
排便の回数やタイミングはその子によって違うため、厳密に何日以上便が出ていないと便秘だという定義はありません。

日常生活の中で排便の頻度や量などの状態は常に気にかけてあげましょう。
また、便秘になる原因としては、骨盤骨折治癒後などの物理的な通過障害や、腸神経の異常による場合などがあります。

猫の便秘で動物病院を受診した際に聞かれること

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猫は非常に神経質な動物であり、病気ではなく単にトイレを我慢しているだけのこともあります。
まずは、問診によって病気なのかを判断することも重要です。

猫の便秘で動物病院を受診する際は、次のようなポイントをチェックしておくとスムーズです。

  • いつから: どのくらい便が滞留しているのかの予測、脱水の予測など
  • 飼育環境: トイレの個数、同居猫との関係、自宅周辺の工事など環境の変化、食事の変更など
  • 事故歴: 外での生活習慣があるか、ケガをしていないか、骨盤骨折の可能性
  • 治療歴: 腸の運動を抑制する薬剤の服用

猫の便秘で考えられる疾患

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猫の便秘が食事や環境が原因でない場合、原因を特定し治療を行う必要があります。
もちろん下剤や浣腸による便秘の解消も同時に行いますが、原因を根本的に治療しないとすぐに再発する可能性があります。

巨大結腸症

巨大結腸症が便秘の原因というよりは、便秘が巨大結腸症を引き起こします

結腸は大腸の一部で、便の水分と電解質の吸収が行われます。
便が大量に滞留することで結腸壁の筋肉や神経の働きが低下し、ますます便が出にくくなります

便秘が続くことで、元気消失、食欲低下、時には嘔吐が見られます。

消化管内異物

ゴムやプラスチック片などの消化できない異物が消化管に閉塞することで、便が通過しにくくなります。
おもちゃのかけらなどを誤飲した形跡があれば、それが消化管を塞いでいる可能性があります。

また、猫の場合は、グルーミング(毛づくろい)による毛玉の閉塞の可能性もあります。

完全に腸管が閉塞した場合は嘔吐などの劇的な症状が見られますが、部分的な閉塞の場合には排便量や排便回数の減少程度の症状しか見られないこともあります。

腫瘍疾患

消化管内の腫瘍による直接的な便の通過障害や、消化管周囲の腫瘤病変によって腸が圧迫されることによる腸管の狭小化が便秘の原因となることがあります。

腹部超音波検査によって、消化管の形態と腫瘤の関係について精査する必要があります。

馬尾症候群

猫の脊髄は脳から出て、背骨の穴を通って尻尾の方に走っています。しかし、腰の部分(第5-7腰椎間)で太い神経である脊髄は、枝分かれして無数の細い神経になり、後肢に分布していきます。
この枝分かれした神経が馬の尾のように見えることから、ここを「馬尾神経」と言います。

加齢などの原因で腰椎の変形が起きたり、椎間板疾患によって椎間板の突出が起こると、馬尾神経が圧迫され、後肢の麻痺や背中の痛みが生じます。排便の際、便はこの腰椎の近くを通過することになり、違和感や痛みを生じます。

すると排便の回数が減少し、便が硬化して便秘へと繋がります。
馬尾症候群は神経の障害に起因するため、発症すると動きたがらなくなり、排便時に痛くて鳴くようになります。

外傷

交通事故や高い場所からの落下などによって骨盤を骨折すると、便の通過障害を起こす場合があります。

また、手術による骨盤整復の後も、骨盤腔の狭小化が起こることによって便秘になりやすくなります。
そのため、手術後は、骨の治癒過程を観察しながら直腸検査の要領で骨盤腔を広げる処置を行っていきます。

猫の便秘の予防と対処

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では便秘が発覚した時、あるいは便秘にならないためには何に気を付ければよいのでしょうか。予防と対処法を詳しくご紹介します。

猫に水を飲ませる

猫が脱水状態に陥っていると便が硬くなり、便秘になりやすくなります。
水飲み場は清潔に保ち、いつでも飲水できるようにしてあげましょう。

また、特に冬場は冷たい水を飲みたがらない猫も多いので、人肌くらいの温度の水を与えてみましょう。
それでも水を飲まない場合は、水飲み場の位置や器の素材を変えるウェットフードを与えるなどの工夫をしましょう。

トイレを清潔に保つ

猫はきれい好きなので、トイレが汚れていると排泄をしない子もいます。

できるだけ早く排泄物を片付ける、それが難しいならトイレを複数個用意してあげるとよいかもしれません。
落ち着いて排泄できる環境を作ることが大切です。

ストレスを取り除く

猫は、ストレスが原因で便秘を起こすことがあります。
ストレスの原因は、引っ越しなどで住環境が変わったことや、工事や雷の音など様々です。

猫が落ち着いて過ごせるように、四方が覆われたドーム状のベッドなどを用意してあげるとよいでしょう。


また、飼い主さんからの愛情不足を感じていたり、逆にスキンシップの取りすぎがストレスの原因となることもあるので、猫とのコミュニケーションは適度に行いましょう。

運動不足が原因で便秘になっている可能性もあるので、コミュニケーションの一環として、おもちゃなどを使って思いっきり運動させてあげるとよいですね。

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動物病院では、便の排泄を促すために固くなって溜まった便を、お腹を揉むことで粉砕して小さくする処置を行います。

これは家でもできることですが、慣れていないと腸壁を傷つけてしまったり、猫が非常に嫌がることがあります。
そのため、自宅での強いマッサージは避けた方が無難です。

ただし、お腹を「のの字」に優しくさすってあげるのは簡単ですので、日常のスキンシップの中でやってみると効果が出るかもしれません。

まとめ

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食欲や元気の有無と同じように、猫の排泄の有無は日頃からしっかりとチェックしておきたい項目です。

外飼いの習慣があって排泄の様子がわからない子もいると思いますが、その場合は家で確認できる食欲などのバロメーターを把握し、異常が見られたらすぐに動物病院を受診してください。

【獣医師監修】猫の嘔吐は正常な場合も!見分けるポイントをご紹介

猫の飼い主さんなら、一度は猫の嘔吐に遭遇したことがあるでしょう。

猫によっては健康でも吐くことはあります。しかし、確認した嘔吐が本当に正常かどうかを判断できますか?また、吐き戻しが連続して、1日に何回も確認できた場合はどうでしょう?

今回は猫における嘔吐について獣医師が詳しく解説していきます。

嘔吐と吐出

獣医 猫 嘔吐 吐出 疾病
「吐き戻し」には、「嘔吐」「吐出」の2つがあります。嘔吐は日常でも聞いたことがあるかもしれませんが、吐出は聞きなじみのない方もいるのではないでしょうか。
それぞれの違いについて見ていきましょう。

嘔吐とは

嘔吐は、延髄の嘔吐中枢が様々な原因により刺激されることで起こり、胃の内容物が食道に押し上げられて口から出る現象です。
他にも空嘔吐と呼ばれる、横隔膜と腹壁の連続的な動きが見られることが特徴です。

吐出とは

一方、吐出は咽頭や胸部食道の内容物を受動的に吐き出すことを言います。
受動的なので腹部に力が入ることはなく、気持ち悪いような様子も見られません。

また吐物に胃液を含まないため、吐物は酸性よりもむしろアルカリ性を示すことも特徴で、嘔吐との鑑別のためには重要なポイントです。

猫の嘔吐で動物病院を受診した際に聞かれること

獣医 猫 嘔吐 吐出 疾病
嘔吐を主訴とする動物病院への来院は非常に多く、また嘔吐を示す疾患も多岐にわたります。どこに異常があるのかは検査をしてみて初めてわかりますが、全ての検査を行おうとすると猫に大きな負担がかかってしまいます。

そこで問診を行うことで、ある程度の当たりを付けられる場合があります。

猫の嘔吐で動物病院を受診する際は、事前に次のようなポイントを把握しておくとスムーズです。

  • いつから: 急性か慢性かの判断
  • 誤食の可能性: ゴミ箱など漁った形跡がないか、異物や毒物の可能性
  • 病歴と治療歴: 嘔吐を誘発する薬剤の服用、他の疾患の既往歴
  • 食事との関連: 食事の変更(食物アレルギーの有無)、食後どのくらいの時間で嘔吐するのか、食事とは関係ないのかなど
  • 嘔吐物の様子: 内容物、色、臭いなど

猫の嘔吐で考えられる疾患

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嘔吐が症状として見られる疾患はたくさんあります。
全てを紹介することはできませんが、代表的なものをピックアップしました。

膵炎

猫において膵炎は非常に多い疾患です。
嘔吐の他に下痢、発熱、食欲不振などの消化器症状を呈します。

また十二指腸炎や胆管肝炎を併発することも多く、これら併発症の有無を検索する必要もあります。さらに膵炎が慢性化する場合もあり、長期的な管理が必要となることもあります。

異物

いたずら好きな性格の子や若い猫に多く見られます。
体の大きさの割に大きいものを口に入れることも多く、腸閉塞を起こすことが考えられます。

また、尖ったものは胃粘膜や腸粘膜を傷つけることもあり、最悪の場合は消化管を穿孔してしまいます。
さらに猫は紐などの細長いもので遊ぶことが好きな子が多く、誤って飲み込んでしまうとほとんどの場合、手術によって摘出しなくてはなりません。

炎症性腸疾患

小腸または大腸における原因不明の炎症によって、慢性的な腸障害を示す疾患です。
確定診断は内視鏡による腸の生検によりますが、全身麻酔が必要なために診断が難しい疾患でもあります。

嘔吐の他に慢性的な下痢も見られることが多く、食欲不振や体重減少も認められます。

腫瘍

猫における消化管の腫瘍としては、消化器型リンパ腫の発生が重要です。
FeLV(猫白血病ウイルス)陰性の老齢猫での発生率が高いとされています。そのため、中高齢猫で慢性的な嘔吐が見られた場合には、まずリンパ腫の存在を疑います

血液検査のみでは炎症性腸疾患との鑑別は困難であるため、超音波検査や細胞診を併用することによって診断を行います。

慢性腎不全

猫における最も一般的な嘔吐の原因となります。

猫は古代エジプトでも飼育されていた記録があり、もともと砂漠の動物であるため余分な水分を排泄しないように濃縮された濃い尿を出します。そのために腎臓は生まれた時からフル稼働状態となるので、年齢とともに腎不全になる可能性が高くなります

慢性腎不全になると、尿の排泄によってしっかりと体外へ毒素を排出できるよう、皮下補液による水分の補給が必要となります。また失われた腎機能は改善することはないため、若い年齢のうちからの腎臓へのケアは非常に重要です。

甲状腺機能亢進症

甲状腺は頸部腹側にある臓器で、基礎代謝に関与しています。甲状腺機能亢進症は、甲状腺から分泌されるホルモンが増加することで、食欲亢進と著しい体重減少を呈する疾患です。

また攻撃性も亢進するため、年齢とともに性格が変化したなどの徴候も甲状腺機能亢進症を疑う所見です。

血液検査によって血液中の甲状腺ホルモンを測定することで診断が可能なので、定期的な健康診断が早期発見のカギとなります。

猫は毛玉を吐く習性がある

獣医 猫 嘔吐 吐出 疾病
猫を飼ったばかりの人は驚くかもしれませんが、猫は毛玉を吐き出す習性があります。

これは、猫が毛づくろいをした際に飲み込んだ毛が便として排出されず、体内にたまった毛玉を口から排出するためです。一見、苦しそうに見えますが、吐いた後に食欲もあり、体調に影響がないようであれば問題ありません

しかし、吐こうとする仕草を見せるのに、毛玉を吐き出せない場合は、胃の中で毛の塊が形成されて排出できなくなってしまっている可能性があります。悪化すると開腹手術が必要になることがありますので、気付いたら早めに動物病院を受診しましょう。

なお、日頃からブラッシングを行うことで、猫の飲み込む毛量を減らすことができます。

猫の嘔吐で受診すべきか見分けるポイント

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猫に嘔吐が見られた際に動物病院を受診するかは非常に悩むところだと思いますが、連続した嘔吐や、嘔吐の他に臨床症状が認められる時には迷わず動物病院を受診しましょう。

一概には言えませんが、嘔吐の後に食欲があれば少し様子を見ても大丈夫なケースが多いです。しかし、少しでも様子がおかしいと感じた時は、その感覚を信じてすぐに動物病院を受診してください

まとめ

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猫の嘔吐はよく見られる症状のため、必ずしも体調が悪かったり、病気を患っているということではありません。

飼い主の判断が重要となる臨床症状であるため、異常を異常と感じ取れる嗅覚を日頃から養っておくことが重要です。

【獣医師監修】犬の口臭の原因は?考えられる6つの病気と対処法

犬の飼い主のみなさんは、ふとした時に「なんだか愛犬の口が臭うな…」と感じたことがあるかもしれません。

犬も生きているので、ある程度ニオイがあるのは仕方ありません。しかし、ヒトの鼻で「クサイ」と感じるのは明らかな異常と言えます。

「たかが口臭」と侮ってしまいがちですが、本当にそれで大丈夫なのでしょうか。本記事では、犬の口臭について獣医師が詳しく解説していきます。

犬の口臭の原因

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口臭の原因で最も一般的なものは、口腔内細菌の産生する揮発性ガスです。
このガスは、口腔内の細胞、唾液、歯垢中のアミノ酸や蛋白質が分解されることで発生します。

正常な口腔内では細菌の数も一定に保たれており、その細菌の産生するガスもそれほど問題にはなりません。しかし、口内炎や歯周病などによって口腔内細菌が異常増殖すると、産生されるガスも増加し、口臭となって現れます

口腔内疾患だけではない

口の中は問題なさそうなのに、口が臭うということもあります。実は、口臭の原因は口腔内疾患だけではなく、口へ繋がる胃腸や、肝臓、腎臓といった他臓器の病気でも認められることがあります

また、フードの劣化によっても口のニオイが気になることがあります。最近では、大きな袋の中でフードが小分けになっているものもあります。開封した後はできるだけ早く食べきるようにしましょう。

口臭によって考えられる疾患

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では、犬の口臭が認められた場合、具体的にはどのような疾患が考えられるのでしょうか。詳しく見ていきましょう。

歯周病

歯周病は犬における最も一般的な疾患で、3歳以上の犬の80%に見られると言われています。犬はヒトよりも歯垢が歯石に変化するスピードが速く、歯石の隙間で細菌が異常繁殖することが歯周病の原因となります。

また、細菌によって歯肉に炎症が起こり、唇をめくってみると歯茎と歯の境目が赤く見えます。さらに、歯周病が進行すると、鼻汁やくしゃみといった別の問題が引き起こされます。

歯周病の予防には定期的な歯磨きが有効ですので、なるべく早い時期から実践してみるといいでしょう。

獣医師が教える子犬のしつけ②〜デンタルケアで口から健康づくり

口腔内腫瘍

口の中に腫瘍がある場合も、炎症によって口腔内細菌のバランスが崩れることがあります。
特に、悪性腫瘍(扁平上皮癌や悪性黒色腫など)の場合は、歯肉組織の他に骨組織も破壊するため、口臭が顕著になる傾向にあります。

腫瘍の場合、口臭のみが症状として現れることは稀で、他にも食欲低下や口の痛みが見られることが多いです

胃腸炎

胃酸の逆流により、酸っぱいニオイがすることがあります。
嘔吐の後も酸っぱいニオイになるので、吐物が確認できなくても吐いたかどうかの目安になります。

腎疾患

腎機能の低下によって、尿として体外に排泄されるはずの毒素が体内に蓄積することで、口から独特のニオイがするようになります。
しかし、腎疾患の場合、口臭の前に多尿や多飲といった症状が現れることがほとんどですので、口臭が認められた場合はかなり病状が進行している証拠です。

肝疾患

肝臓には、タンパク質の摂取によって生じたアンモニアを解毒する働きがあります。肝機能の低下によって解毒作用が落ちると、体内を毒素が循環し、口臭が認められます。

肝疾患もまた腎疾患と同様に、口臭が認められたらかなり病状が進行していると考えられます。

これらの疾患では、口臭の前に食欲の変化などが見られることがほとんどですので、見逃さないようにしましょう。また、定期的に健康診断を受けることで病気の早期発見に繋がります。

腸閉塞

異物や腫瘍、腸捻転などによって腸の閉塞が起こると、本来大腸を通過して肛門から排泄されるはずの便が溜まり、口から便臭がすることがあります。

多くの場合、その前に嘔吐や食欲廃絶が見られますが、腸閉塞と診断された時は緊急手術が必要です

犬の口臭は早めの対処を

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日常生活において、特に他の症状を伴わずに口臭があらわれた場合は、ほとんどが歯周病です。ではそんな時、飼い主さんはどのようなことに注意すれば良いのでしょうか。

すぐに動物病院へ

内臓疾患でも消化器疾患でも、早期に治療を行うことが最も重要です。診断や治療が遅れて良いことは何もありません。

また、歯周病も放置すると、下顎骨骨折や心内膜炎などを併発する恐れがあるため、侮ってはいけません。口臭に気付いた時は、なるべく早めにかかりつけの獣医師さんに相談してみましょう。

デンタルケアで日頃から予防を

歯周病は、定期的なデンタルケアによって予防できます。
歯石の除去には全身麻酔が必要であることからも、普段からのデンタルケアはとても重要です。

歯磨きは、できるだけ子犬のうちに慣れさせましょう。成犬の場合は慣れるまでに時間がかかりますが、少しずつ段階を踏んで練習していきましょう。

定期的な健康診断で病気の早期発見を

また、健康診断を定期的に受けることで、内臓疾患の早期発見が可能です。

シニアと言われる7歳を超えたら、半年に1回は健康診断を受けるようにしましょう。

まとめ

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見逃してしまいがちな愛犬の口臭ですが、決して甘く見てはいけません。口臭に気づいたら、早めに獣医師さんに相談しましょう。口臭を伴う病気の予防・早期発見には、日頃のデンタルケアや定期的な健康診断も有効です。

日常生活で愛犬と触れ合う中で、五感を使って小さな変化にも気付いてあげられるといいですね。