【犬クイズ】口や鼻を舐めるのはなぜ?意外と知らない犬の行動理由

普段なんとなく見ている犬の仕草の意味を理解していますか?愛犬はちょっとした行動で、飼い主であるあなたに訴えかけていることがあるかもしれません。

本記事では、犬の行動の意味についてクイズ形式で解説していきます。

それではさっそく、犬の行動クイズにチャレンジしてみましょう!
Q.1 犬が自分や相手の気持ちを落ち着かせるために取る行動を何という?
正解です!
不正解です!
正解は「カーミングシグナル」です。
犬が自分や相手の気持ちを落ち着かせたり、自分の感情を相手に伝えたりするために取る行動のことを「カーミングシグナル」といいます。

また、相手に敵意がないことを伝える時にもこの行動を取ります。犬同士の不要な争いを避けるために身につけたと言われています。
Q.2 犬が口や鼻を舐める理由として「誤っている」のはどれ?
正解です!
不正解です!
正解は「眠い」です。
口の周りをぺろっと舐める行為は、もちろん食事の前後にも行われますが、不安やストレスを感じた時に自分を落ち着かせるためのカーミングシグナルでもあるとされています。

また、犬の鼻は湿っている状態の時に最も良く機能しますが、寝ている間は鼻が乾燥しがちです。そこで犬は、起床時に自分の鼻を舐めて機能を調整することがあります。
Q.3 相手を落ち着かせるためのカーミングシグナルとして「誤っている」のはどれ?
正解です!
不正解です!
正解は「まっすぐ近づいていく」です。
犬が相手に直線的に近づいていくことは、犬の世界のタブーであり、敵意を持っていることを表します。

歯をカチカチと犬がするのは、こちらを威嚇し攻撃的になっている犬を落ち着かせるためのカーミングシグナルです。決して怖いのではなく、相手に「落ち着いてほしい」と伝えています。舌を出す行為も同様の意味です。

あくびも、相手に落ち着いてほしいという気持ちを伝えるカーミングシグナルの一種ですが、自分のストレスを軽減するために取ることもあります。
問正解/ 問中

今回はこちらの記事から問題を作成しました。 詳細が知りたい人はこちらも読んでみてください!
「カーミングシグナル」で分かる犬の気持ち。あくびはストレスの証拠!?
結果発表
問正解/ 問中
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「犬がリードを引っ張る、歩かない…」散歩中のそんなお悩み、解決します!

愛犬が散歩中にリードをグイグイ引っ張ったり、逆になかなか歩かなかったりする。 そんなとき、リードを引っ張り返したり、引きずるように無理やり歩かせていませんか?これでは犬も飼い主さんもストレスが溜まってしまいます。 今回の記事では、そんな困った行動の原因をしっかりとおさえた上で、対処方法を解説いたします。飼い主さんと愛犬、お互いにとって楽しいお散歩の仕方を見つけましょう!

散歩中の犬の気持ちを知ろう!

散歩中、飼い主に撫でてもらう犬 犬が困った行動をしたときは、まずはその行動の背景にある「犬の気持ち」を考えることが重要です。 なぜなら、犬の気持ちを考えずに表面上の行動だけを強制的に変えたところで、犬にとっての原因は残ったままになってしまうからです。これは全ての「しつけ」の基本と言えます。 この「問題の根本的な原因」を解決しないままでは犬のストレスは増えていき、いずれ別の問題ある行動に発展してしまったり、問題そのものが悪化してしまうかもしれません。犬の気持ちを知ってはじめて、根本から問題を解決できるのです。

散歩中リードを引っ張る犬の気持ち

それでは、なぜ散歩中に犬はリードをグイグイ引っ張って前に進みたくなるのでしょうか?どんな気持ちが犬にそのような行動をさせているのでしょう? 主な理由として、以下のような気持ちが考えられます。
犬の気持ち 原因
もっと早く歩きたい 運動不足
早くオシッコしたい 排泄を我慢している
あそこに早く行きたい 気になるもの・怖いものがある

歩くのを嫌がる犬の気持ち

「散歩中に突然犬が歩かなくなってしまった」なんて経験ありませんか?突発的に起こるように見えるこの行動にも、実は理由があります。
犬の気持ち 原因
もう歩きたくない 疲れている
体が痛い ケガや病気がある
そっちに行きたくない 気になるもの・怖いものがある

散歩中の困った行動の原因は主にこの3つ!

散歩する犬 引っ張る行動と歩かなくなる行動はいずれも相反するような問題に見えますが、整理してみると「適切でない運動量」「身体的な問題」「興味関心」に起因していることがわかります。それぞれ詳しく見ていきましょう。

適切でない運動量

適切な運動量は、犬種や年齢などによって異なります。運動不足が肥満やさまざまな病気の原因になるのはもちろんのこと、運動のしすぎもよくありません。 愛犬の適切な運動量を見極めて日々の生活の中で調整してあげてください。

身体的な問題

犬は体の不調を言葉で伝えることができません。 定期的に動物病院の診察を受けたり、気になることがあったらできるだけ早く相談するようにしましょう。オシッコを我慢している場合は、家でトイレをできるようにトレーニングすると良いでしょう。

興味関心

犬は散歩中にあちこちの匂いを嗅いだり、さまざまなものを見聞きしているので、「あれなんだろう?」と好奇心を刺激されたり、「あそこは怖いからこっちにいきたい」と恐怖を感じてしまったりします。 好奇心旺盛な犬の興味関心ごとには、どのように対処すればよいのでしょうか?次の章で詳しく解説します。

犬の興味をそらすには?

attention 犬の問題行動を適切に改善するためには、まずは犬という動物を理解する必要があります。 もともと犬は人間と一緒に何らかの仕事をするためにブリーディングされてきました。そのため、本能的に飼い主と一緒に何かをするのが大好きなのです。そんな犬の特性を活かして、「飼い主と一緒に歩くのが最大の関心ごと」になれば、引っ張ったり、立ち止まって歩かなくなってしまうことはなくなるはずです。 それでは、具体的な方法を3つほどご紹介します。

その1: オヤツはいつもらえるかなゲーム

愛犬が大好きなオヤツを持ってお散歩に行きましょう。そして、お散歩中に愛犬の名前を呼んで、こちらを見てくれたらオヤツを1つあげます。 お散歩中にランダムにこのゲームを行うだけで、愛犬は「次はいつオヤツくれるのかな?」とあなたの事をチラチラ見たりして気にしてくれるようになるはずです。 オヤツは小さくて良いので、何度もあげられるようにしましょう。30分程度のお散歩の中でオヤツ20粒以上を目安にして、愛犬とゲーム感覚で楽しみながらやってみてください。また、オヤツはお散歩の時だけもらえるスペシャルなおいしいものを用意するとより効果的です。

その2: ボールやオモチャで遊びながら歩く

オモチャが好きな子であれば、お散歩中に突然オモチャを出して遊んであげましょう。その際、あの広場まで行ったら遊ぶ、というようなパターンは作らずに、いつオモチャ遊びタイムが来るか犬に分からないようにするのがポイントです。 また、遊ぶのは数秒だけにするとさらに効果的です。「え?もう終わり?もっと遊びたいよー」と犬に思ってもらうと、「次はいつオモチャ出してくれるかな?」とオモチャを持っている飼い主を気にしながら歩くようになります。

その3: 頻繁に声をかけながら歩く

オヤツやオモチャといった物に頼らなくても、愛犬に声をかけながらお散歩するだけで効果がある場合もあります。「いい天気だねー」「いい子に歩けてるねー」など愛犬にたくさん声をかけてあげてみてください。 愛犬があなたの事をチラッと見たり、あなたのことを気にするようになります。

最後に

愛犬による「引っ張り」、お困りの方も多いと思います。中型犬以上になると、その力も強いため、相談が多い困りごとの1つでもあります。そんな引っ張りにもきちんと原因があり、その原因を取り除いてあげることで、スッと治ることがあります。 愛犬が飼い主さんの事を意識しながら楽しく歩いてくれるための工夫は、この他にもたくさんあると思います。散歩中にスマホばかり見ていたり、ただ歩いたりするだけでなく、愛犬にとってあなたとのお散歩がもっと楽しくなるようにぜひ工夫してみてください。それがお散歩中の「引っ張り」を治す一番の治療薬になることでしょう。

飼い犬がストレスを抱えているときに見られる行動と原因、対処法を紹介!

飼い犬が延々と自分のしっぽを追いかけ回している、長いことずっと伏せている、ときどき何もない空中をにらんで何かを追いかけるようなしぐさをする、なんてことはありませんか? 飼い主が「まあそんなこともあるか」と見落としがちなしぐさ、実は飼い犬がストレスを抱えているサインなのかもしれません。 今回の記事では、犬がストレスを抱えたときに見せるしぐさや、ストレスの原因、そしてその解消方法を紹介していきます。

犬がストレスを感じたときの変化

悲しい犬 犬がストレスを感じている時、さまざまな行動の変化が見られます。必ずしもこの行動が出るからといって、全ての原因がストレスだと決めつけることはできません。しかし、重要なシグナルであることは間違いありませんので、いつもと違う行動が多く見られる場合の参考にしてください。

行動の変化

犬が緊張しているとき、ストレスを感じているとき、不安がっているときのサインには、以下のようなものがあります。
  • 眠くなさそうなのにあくびをしている
  • 鼻や口をなめる頻度が極端に多い
  • 指示していないのにずっと座っていたり伏せていたりする
  • 頻繁に頭を振る
  • からだの一部をなめ続けている
  • 自分のしっぽを延々と追いかけ回す
  • 同じ場所を行ったり来たりする
  • ずっと吠えつづける
  • 前脚を宙に浮かせている
  • 留守番中に破壊行動を行う
  • 何もない空中にかみつくしぐさをする
これらの行動は、犬がストレスを感じていることが原因であることがあります。 人見知りの犬が来客に怯えているときや、他の犬や動物に威嚇されているときなど、一時的で原因がはっきりしているときであれば、過度に心配する必要はないでしょう。 しかし、平常時にこのような行動がよく見られるのであれば、犬が何かが原因でストレスを抱えている可能性があります。以下の記事では犬のボディーランゲージについて詳しく紹介しています。どうぞあわせてご覧ください。
犬の気持ちを読み解くボディランゲージとは?

脱毛が見られる

大きなストレスを抱えた人間が円形脱毛症になることがあるのと同じように、犬もストレスによって毛が抜け落ちることがあります。 季節の変わり目の換毛期であれば、全身の毛が均等に抜け落ちてすぐに生え変わるのですが、ストレスによる脱毛であれば一部分にだけ脱毛が見られたり、まだら模様の脱毛が見られたりとその症状も程度もさまざまです。 この症状は心因性脱毛と呼ばれます。ただ、脱毛の原因はさまざまで、病気が原因で毛が抜け落ちていることも十分に考えられるため、すぐにストレスのせいだとは判断せず、一度かかりつけの病院に相談してみましょう。

食欲不振・下痢・嘔吐

犬が重度のストレスを抱えると、食事の量が極端に減ったり、食器のプレートに見向きもしないようになってしまうことがあります。 また、さらにストレスの度合いが重くなれば、下痢や嘔吐が見られることもあります。早めに気づいて、ストレスの原因を取り除いてあげましょう。

ストレスの原因と解消方法

犬がストレスを感じている場合、その原因をなるべく早く取り除いてあげる必要があります。しかし、原因となることは1つとは限らず、多角的な視点から捉える必要があります。実際にストレスが原因と思われる場合は、獣医師やドッグトレーナーなどの専門家に相談してみると良いでしょう。ここでは、その一例をご紹介します。

家族との関係

家族でケンカして、犬を板挟みの状態にしてしまったりすると、犬は心理的なストレスを感じてしまいます。家族どうしでケンカすることがあっても、決して犬まで巻き込んでしまうことのないようにしましょう。 また、家族が増えたり、減ったりすることも犬にとっては大きなストレスになりえます。 飼い主に子供ができたり、同棲する人ができたり、新しくペットを迎え入れたりすることで、周りの環境が大きく変化したり、その犬との付き合い方が急に変わるような場合は、犬にとって大きなストレスとなってしまう可能性があります。家族が別居してしまったときも同じことが言えます。

引っ越し

引っ越しは猫や人間にとって大きなストレスになりがちですが、犬も同じようにストレスを抱えてしまうことがあります。 自分の匂いのするものやいつも身を落ち着けていたスペースが突然消え、見るもの嗅ぐもの全てが変わってしまうからです。 新しい環境に慣れるまでに時間がかかり、その間は不安を抱え続けてしまいます。そのため、すべての家具やおもちゃを買い換えたりはせずに、お気に入りのおもちゃや毛布などは持って行ってあげるようにしましょう。

散歩

犬は健康維持のために散歩を必要とします。毎日、毎朝、毎晩のように散歩に連れ出してあげる飼い主さんもいることでしょう。 ですが、散歩のしすぎも犬にとってストレスになる可能性があります。人見知りで、飼い主以外の人間や動物に会うのを怖がる犬の場合、外に出ることが苦になっていることがあります。 外に出ると、車やバイク、工事現場の音、電車の音など、家の中では触れることのなかったものに出会います。この時、社会化されておらず、人間の生活環境に慣れないまま成犬になってしまっていると、ここに大きなストレスを感じてしまうことがあります。社会化については、下記の記事でも取り上げていますので、参考にしてみてください。
犬を飼って最初にしたいことは社会化教育

飼育環境

夏に室内が暑すぎたり、冬に寒すぎたりすることは犬の心身にとって大きな負担になりえます。それだけではなく、夏は熱中症の危険もありますし、脱水の危険もあり、生命の危険も。 寒冷地を出自とする犬や、熱帯地域が原産地の犬は特に室温に注意してあげるようにしましょう。犬種によって特徴が大きく異なるため、愛犬の特徴を良く知っておくと良いでしょう。 また、ベッドスペースやトイレは綺麗にしておき、余計な芳香剤は置かないなど、犬の反応を見ながら改善を重ねてください。時間をかけて徐々に慣らしていくこともできるので、「どうしてもこうしたい!」というものがあれば、ドッグトレーナーに相談して、一緒に生活を改善していくことも選択肢として考えても良いと思います。

最後に

犬と女 犬は比較的にストレスを抱えにくい動物だと思われがちですが、そんなことはありません。どの種類の動物にも言えるように、やはり個体差があります。ストレスに強い犬もいれば、そうではない犬もいます。同じ犬種であっても性格も全然違ってきます。 神経質な子だったり、人見知りの子だったりするときは、環境や日々の行動に細かく気を配ってあげることが必要です。特に、臆病な子は、自信を付けられるように、そのままにしておくのではなく、克服できるように少しずつトレーニングしていくことも必要です。 飼い犬が何を嫌っていて、何を不安に思うのかということをよく把握しておき、日頃から目立った行動の変化や体調不良などがないかを観察するようにしましょう。

おうちの猫、ストレスを抱えていませんか?見られがちな行動と原因、対処法を紹介!

飼い猫のグルーミングが異常に長い、ときどき何かにおびえるような姿勢を見せる、最近めっきり動かなくなってしまった、なんてことはありませんか? 飼い主が「まあそんなこともあるか」と見落としがちなしぐさ、実は猫がストレスを抱えているサインなのかもしれません。 今回の記事では、猫がストレスを抱えたときに見せるしぐさや、ストレスの原因、そしてその解消方法を紹介していきます。

猫がストレスを感じた時の行動と変化

警戒する猫 猫がストレスを感じた時、行動や様子にさまざまな変化が現れてきます。ここでは、そんな変化について見ていきましょう。

行動の変化

猫が緊張しているとき、ストレスを感じているとき、不安がっているときのサインには、以下のようなものがあります。
  • 早い速度で呼吸している
  • しっぽを股の間に入れている、体にぴったり添わせている
  • 頭をかがめてじっとしている
  • 足を完全に曲げて縮こまっている
  • うなる、悲しげにミャオと鳴く
  • 全く動かない
  • 目をカッと見開いて、黒目が大きくなっている
  • 耳を完全にたたんでいる
  • ヒゲを後ろに向けている
  • しっぽを強くかんでいる
  • トイレの失敗が増える
このような行動が見られたら、猫がストレスを感じている可能性があります。 他の猫とのケンカ中や来客があったときなどは原因がはっきりしているので過度に心配する必要はないでしょう。しかし、普段、何もないときにこれらの行動がよく見られるようであれば、周りに何かストレスの原因となるようなものがある可能性が高いと考えられます。 猫のボディーランゲージについては以下の記事でも詳しくまとめられていますので、併せてご覧ください。
猫の気持ちが分かる?機嫌が悪いサイン・攻撃的なボディランゲージ

脱毛が見られる

猫は不安を感じたときや怒られたときなどに、被毛をなめる習性があります。不安を感じている状態が長く続くと、過度なグルーミングによりからだの毛が抜け落ちてしまうことがあります。 この症状を心因性脱毛と呼び、前あしの外側やおなかに脱毛がよく見られます。ただ、脱毛の原因はさまざまで、病気の可能性もあるので、すぐにストレスのせいだとは判断せずに、まずはかかりつけの病院に相談してみましょう。

体調不良

人間の医学の分野では、ストレスが原因で発症する病気のことを「心身症」と呼びますが、猫でもこの心身症に近いものがあります。猫の心身症には、以下のようなものがあります。
  • 突発性膀胱炎(FIC)
  • 猫ウイルス性鼻気管炎
  • ストレス性のおう吐や下痢
  • 強迫神経症
これらの心身症が発現したときには、すでに猫は極限のストレス状態にあると考えられます。動物病院にかかったときにこれらの病気が見つかった場合は、早急に猫のストレスとなるようなものを取り除いていく必要があります。

ストレスの原因と対処法

猫3匹 ここまでのチェックで、猫がストレスを感じていることがわかったら、次にストレスの原因となる事象を特定し、それに対処していく必要があります。ここでは、そんな原因とその対処法について見ていきたいと思います。

猫どうしの相性

多頭飼いをしたときに猫どうしの相性が悪いと、非常に大きなストレスとなってしまう場合があります。 特に、年齢の離れた猫どうしを同居させたときに不仲が起こりやすいので、多頭飼いをする場合には注意しましょう。多頭飼いをする場合には、事前に相性チェックをするなど、なるべく慎重に決定したいところです。 相性が最悪で、どうしてもお互いが慣れてくれない場合、部屋を別々にして飼う必要が出てきます。

引っ越し

環境の大きな変化は、猫にとって大きなストレスです。自分の匂いのするものやいつも身を落ち着けていたスペースが突然消え、見るもの嗅ぐもの全てが変わってしまうからです。 引っ越しをしたときには、全て新調したいと思うものですが、できるだけ家具や猫グッズを変えずに、前の住居と同じ配置でそれらを置いてあげると良いでしょう。最初は体調の変化があるかもしれませんが、じきに落ち着いてくるはずです。

飼い主との関わり合い

長時間のお留守番は、飼い主さんのことが大好きな猫にとって大きなストレスです。それらのストレスは、家が荒らされていたりすることで表面化することが多いようです。 また、かまい過ぎも同じく猫のストレスです。一匹でいる時間を好むような猫とスキンシップを図る場合、猫が自分の元を立ち去ったらあとを追いかけずにそこで遊びを止めるようにしましょう。 なお、猫はおなかや肉球への接触を嫌がることが多いと言われています。気持ちがいいので触りたくなってしまうのもわかりますが、なるべく触らないようにしてあげましょう。

猫の住環境

最低限必要な住環境が整っていない場合にも、ストレスを感じることがあります。猫の住環境を整えるために重要なことは以下の点です。
  • プライベートゾーンを用意してあげること
  • 生活環境(特にトイレやキャットフードの食器)を清潔にすること
  • 静かな空間にすること
  • 猫自身の匂いのするものを部屋に配置すること
これらのうち、どれか一つが欠けているだけでも猫はストレスに感じてしまう場合があるので、このような住環境を整えるように心がけましょう。

来客の多さ

見知らぬ人が訪れるとサッと物かげに隠れてしまうような猫は、来客や他の動物がいることにもストレスを感じます。 そのような猫を飼っている場合、来客があったときは、あらかじめ猫を別室に避難させてあげるなどして対処してあげましょう。また、なるべく家の外で会うようにして、自宅には人を呼ばないようにするというのも手です。

栄養バランス

人間もそうですが、栄養バランスの悪い食生活は、体調に影響を与えることがあります。 キャットフードを購入するときは、なるべくタンパク質の配合が多いものを選んであげましょう。特に、成長期の子猫や若猫の場合、からだの発育にとって非常に重要な栄養素となります。栄養バランスの良い食事を心がけることで、ストレスが軽減され、体調が回復することもあります。

最後に

猫によって原因は大きく異なります。しかし、猫には環境の変化や騒音に敏感な反応をみせる子が多いようです。 一緒に生活していくのですから、飼い猫のことを十分に観察し、どんな物事が自分の猫のストレスになるのかをきちんと理解しておく必要があります。何が嫌いで、何に対して神経質に反応するのかということをよく把握しておき、日頃から猫に目立った行動の変化や異常がないかを観察するようにすることで、猫のいる生活がきっと充実したものになりますよ。

愛犬の「かまって」を察知!甘えている時の行動とその理由とは?

毎日かわいい愛犬。皆さんは、そんな愛犬の「かまって!」に気づいていますか? 飼いはじめたばかりだと、どんな行動が甘えていると言えるのかわからないこともありますよね。 こちらの記事では、そんな初心者飼い主さんのために、わんちゃんが「甘えるときの行動とその理由」についてご紹介します。

愛犬が甘えている時の行動7つ

腕の中で眠るわんこ 愛犬は、甘えるときにどのような行動をするのでしょうか?一緒にみていきましょう。

①顎を乗せる

愛犬が、寛ぐ飼い主さんの足などに顎を乗せてきたら、甘えていると考えることができます。 ワンちゃん自身も安心してリラックスをしています。信頼している飼い主さんだからこそ、顎を乗せることができるのです。 もし顎を乗せてきたら、頭から身体を撫でてあげましょう。さらに安心し、喜んでくれるはずです。 また、撫でてあげるときにわんちゃんの目にも注目してみてください。もし眠そうな目であれば、そのまま安心できる飼い主さんの下で眠りたいのかもしれません。わんちゃんのリラックスした表情は、私たちの心も幸せにしてくれますよね。

②前足を乗せる

愛犬が飼い主さんの腕や足などに前足を乗せて、じっと見つめてきたら、甘えていると考えられます。飼い主さんの意識を自分に向けたいと思っているのです。 前足を乗せてくる前に、すでにたくさん遊んでいたら「まだ遊んで」という気持ちの表れかもしれませんし、ご飯を食べていたら「もっとご飯をちょうだい」という気持ちかもしれません。 この時、可愛いからと何でも言うことを聞いてしまわないように気を付けましょう。同じ事をしたらまた遊んでもらえる、またご飯をもらえると思い、要求が進んでいきます。

③お腹を見せる

愛犬が、ごろんとひっくり返ってお腹をみせてきたら、飼い主さんを本当に信頼しているということかもしれません。 お腹はわんちゃんの急所です。その弱点を見せているということは、心から安心していると考えられます。うれしいですよね。 ただし、気をつけたいこととして、これは「もうやめて!」という降参のポーズでもあります。愛犬がやめてほしいと思ってこのポーズを取っているのに、しつこく続けていると、最終的には噛まれてしまう事もあります。 単純にお腹を見せているから甘えているとも言えません。その時の状況を見て、総合的に判断しましょう。

④手や顔を舐める

顔や口の部分をなめるときは、飼い主さんの事がとにかく大好きで甘えているとも考えられます。 子犬が親犬にごはんをねだる時にする行為でもあるので、わんちゃんが飼い主さんを親犬のような存在だと思っているのかもしれませんね。

⑤飼い主についていく

愛犬が、金魚の糞のように、飼い主さんの後をついていくときは、飼い主さんと「離れたくない」「遊びたい」と思っている心の表れの可能性が高いです。 特に、甘えん坊なわんちゃんがする行動で、飼い主さんを必要としています。 ただついていくだけの場合は、「ごはんがほしい」「トイレに行きたい」という気持ちの事もあるので、前後の行動で判断する必要があります。 また、飼い主さんと離れることを不安に感じる気持ちが増大していくと、分離不安症に繋がる可能性もあるので、気を付けましょう。お留守番が難しくなってしまいます。

⑥「クンクン」鳴く

普段はワンワン吠えていても、クンクンと鳴くときがあります。これは、かまってほしいときにすることが多いでしょう。 わんちゃんが飼い主さんにかまってほしいと感じているので、近寄って様子をみてあげましょう。通常は、身体を寄せて、クンクンと鳴いてきたりするので、他の行動と一緒に行うケースが多いでしょう。 ただ、鳴いているからと言って、すぐに駆け寄るようにしていると、鳴くという行動が強化されて、愛犬が寂しいと思ったらすぐに鳴くようになっていきます。適度に様子を見てあげる事が大事になってきます。

⑦身体を寄せる

身体を寄せてくるときは、甘えていることが多いです。「甘えたい」「遊びたい」と感じていると考えられます。特に、背中を向けて、身体をすり寄せてくる時は、甘えていると言えるでしょう。 また、ベッドで飼い主さんが寝ている時に寄ってくることも甘えていると言えます。飼い主さんが大好きなので、ベッドの飼い主さんの香りに包まれて眠りたいのかもしれません。

どうして甘えるの?

狼の群れ 犬の祖先と言われている狼は群れで行動する動物です。そのため、1人の時間は寂しく感じてしまうと言われています。信頼できる飼い主さんは、その寂しさを取り去ってくれる大切な人なのです。 そんな飼い主さんが他のことをしているときに、「かまってほしい」と感じ、その結果として行う行動が以上のような行動なのです。 もし、本当に甘えているのかわからなかったり、不安に感じたら、獣医師やドッグトレーナーなどの専門家の方に相談することをおすすめします。 犬のボディランゲージはとても難しく、周りの状況や飼い主との信頼関係など、総合的に判断する必要があるためです。一見、甘えているのかな?と思えるような行動でも、実際はそうではなかったということもあるのです。

「甘やかしすぎ」に注意

ソファの上の人と犬 わんちゃんに甘えられると、その可愛さからついついかまいすぎてしまうことがあります。しかし、かまいすぎてしまうことは必ずしも良いことだとは限りません。 あまりにも過剰に甘えてくる場合は、飼い主さんに依存させないよう、無視することも大切になります。また、上記にも少し記載しましたが、愛犬の要求に従ってばかりいると、その行動が強化され、要求が過熱していく事があります。 その結果、飼い主さんの姿が見えないときに、鳴き続けたり、落ち着きがなくなったりと、問題行動へと発展していく場合が少なくありません。 すでにそのような行動をしており、困っている場合は獣医師やドッグトレーナーに相談することをおすすめします。

愛犬との素敵な時間を。

犬と女 わんちゃんに甘えられたり、信頼されているとわかると、とてもうれしい気持ちになりますね。 犬の気持ちに興味を持たれた方は、以下の「犬のボディランゲージ」に関する記事もおすすめです。ぜひご参照ください。
犬の気持ちを読み解くボディランゲージとは?
これからも愛犬との素敵な時間をたくさん過ごせますように。

尻尾(しっぽ)を振るのは嬉しい時とは限らない?最新研究に見る犬の気持ち

犬が尻尾(しっぽ)を振っている時、あなたなら、どう思うでしょうか? きっと、ほとんどの人は「犬は嬉しいんだ!自分が来て喜んでいるんだ!」と思うでしょう。でも、尻尾をフリフリしながら、同時に唸り声をあげることもあります。そんな時、「どうしたんだろう?」と思って、不用意に近づいては危険です。場合によっては咬まれてしまうこともあります。 今回は、尻尾を振る時の犬の感情について、最新研究の結果も踏まえながら見ていきたいと思います。

尻尾を振る時の感情って?

遠くを見つめる犬 さて、犬が尻尾を振る時はどんな気持ちでしょう? ずばり、犬が尻尾を振る時は、興奮しているときです。興奮と一言に言っても、喜びの感情を表していることもあれば、怒りや警戒の感情を表していることもあります。これは真逆の感情ですが、人間から見ると同じようなボディランゲージであっても、微妙な動きの違いで感情を表しているので、私たちにはとてもわかりにくいのです。
  • 犬が尻尾を振るのは興奮している時
  • 喜びも警戒も尻尾を振って表現する

尻尾の振り幅でもわかる

犬と子供 犬が尻尾を振る時、ユラユラとゆっくり降っている時と、尻尾がどこかに飛んでいってしまいそうな勢いでブンブンと振り回している時があります。この尻尾の振り幅やその速度からも、犬の感情を読み取ることができます

ゆっくり振る時

尻尾をユラユラとゆったり振る様子は、リラックスしている時に多く見られます。犬の名前を呼ぶと、ユラユラと尻尾を振りながら近づいてくることはないでしょうか?こんな時は、「なに?どうしたの?」という感じで近づいてきているのでしょう。 また、逆に警戒している時にも尻尾をゆっくり振ります。じっと相手の様子を伺っていると言えます。そのような時は、何かあったときに、すぐに身動きが取れるように、身体の重心を落としていることがあります。このような時は、不用意に近づいていったり、物を取り上げたり、そういう行動は控えたほうが良いでしょう。

大きく振り回している時

大きく尻尾を振り回しているのは、興奮がMAXになっていて、とてもテンションが上がっている時に見られます。例えば、ずっと留守番をしていたところに、飼い主であるあなたが帰ってくると、はち切れんばかりに尻尾を振り回して、こちらへやってくるのではないでしょうか?もう、嬉しくて仕方がない様子です。 尻尾の振り幅で犬の興奮状態がわかるということは、大きく振り回している時は、悪い意味での興奮がMAXに達して攻撃行動へ移ろうとしている場合も同じです。

尻尾の動きだけでは見分けられない

このように、犬の尻尾を見ることで、興奮状態がどの程度なのかを見分けることはできますが、それだけでは嬉しくて興奮しているのか、怒りや警戒で興奮しているのかを見分けることはとても難しいのです。
  • 尻尾の振り幅でテンションの度合いがわかる
  • 嬉しい時も警戒している時もその度合いがわかる

尻尾振る方向で感情がわかる?

子犬と獣医師 イタリアの獣医師と研究者から成る研究チームは、2007年に犬は嬉しいときには尻尾を右方向によく振り、緊張しているときには左方向に尻尾を振るという研究結果を発表しました。 また、同じ研究チームが、2014年に他の犬の尻尾の振りの向きを認識し、犬はそれに反応するという研究結果も発表しています。
https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0960982207009499 (2007 A.Quaranta M.Siniscalchi G.Vallortigara) https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0960982213011433 (2013 M.Siniscalchi R.Lusito G.Vallortigara A.Quaranta)

どういうことか?

この実験は「飼い主」、「他人」、「猫」、「他の犬」の4パターンを見せて行われました。また、その時の犬の感情を知るために、心拍数を計測して行われており、それを見て警戒したり怯えたりする状態にあるのか、またはリラックスした状態にあるのかを判断する材料としています。 この実験の結果、飼い主の時は右に尻尾を振ることが多く心拍数は安定。逆に、他の犬を見せた場合は左に尻尾を振ることが多く、心拍数は高くなったそうです。つまり、右に尻尾を振っている時はリラックス状態であり、左に尻尾を振っている時は鼓動が早く、警戒しているということになります。

どうして?

犬が嬉しいと感じている時は、脳の左側が活性化して、右側に尻尾を振り、不安やストレスを感じたときは脳の右側が活性化し、左側に尻尾を振るそうです。これにより、脳の活性化領域と行動に関連性があるのではないかと研究チームは考えているようです。

最新研究まとめ

犬同士のコミュニケーションは、ボディランゲージで行われていると昔から言われてきました。この研究結果は、この昔からの言い伝えを証明するもので、尻尾の動きも犬同士が会話する手段として利用されていることがわかります。 確かに、唸り声も他の犬に伝播することが知られています。犬が威嚇する唸り声を録音し、それを他の犬に聞かせると怯えたりするのです。尻尾の動きもこれと同様で、犬同士は様々な手段を使って、犬同士のコミュニケーションを成立させているのですね。 とは言え、テンションMAXの状態では、犬は尻尾をブンブンと360度振り回したりするため、それが右に振られているのか左に振られているのか人間が見分けるのは難しい気もします(笑)
  • 右に尻尾を振る時は嬉しい時
  • 左に尻尾を振る時は悪い意味で興奮している時
  • 尻尾の動きは、犬同士がコミュニケーションを取る手段に使われている

目や口元の動きも合わせて観察

子犬の顔を観察 最近の研究により、尻尾の動きだけでも、ある程度は犬がどのような感情にあるのかを理解できるようになりました。しかし、相当な数の犬を見て、そして実際に触れ合わないと、これだけの情報から、犬の感情を自然と読み取ることができるようになるのは難しいのではないでしょうか。 そこで、オススメの方法は、目や口元の動きも合わせて観察する方法です。 別の記事で詳細をお伝えしたいと思いますが、犬は、嫌なことから逃げようとしている時や周囲の状況を警戒している時は、「白目」の部分を見せてきます。また、犬の口元の動きから、警戒していることを読み取ることもできます。警戒心がMAXの状態では、歯を見せて、「うー」と唸ります。 このように、尻尾の動きをつぶさに観察し、そして他の表情も合わせて読み取ることで、犬の気持ちを理解することは可能なのです。

何気ないその行為がしつけの悪い犬に育てている?飼い主の問題3つ

犬はとても賢い動物です。すぐに様々なことを覚えます。しかし、犬がモノゴトの良し悪しを判断できるわけではないので、良いこともすぐ覚えますが、悪いこともすぐに覚えるのです。 飼い主の何気ない行動が原因となっていることも多いため、一つ一つの行動の意味を考えながら行うことで、覚えてほしくないことは覚えさせないこともできるのです。また、一度覚えてしまった行為であっても、消去することができます。ここでは、そんな何気ない行動を3つ取り上げて、犬の気持ちを解説していきます。

飼い主が食事中に食べ物を与える

パンを食べる犬 「うちでは、そんなことしません!」と思われるかもしれませんね。でも、カワイイ目をして近寄ってきたら、「少しだけなら…」と、ついつい与えてしまうこともあるのではないでしょうか。 この行為、1回でもしてしまったら、人間の食べ物の味を覚え、飼い主が何か食べているとすぐに近寄ってくるようになります。これを嫌と思わない方は、犬に食べさせてはいけない食べ物にさえ気をつければ、特に問題はありません。
最低限知っておくべき、危険な食べ物リスト【犬猫版】
しかし、飼い主さんの具合が悪い時、来客があった時、ペットホテル等で預かってもらった時にも、犬は同じことをしてしまうため、「しつけの悪い犬だなぁ」と思われてしまうかも…。場合によっては、人間の食べ物の方が美味しいことがわかってしまい、ドッグフードを食べなくなってしまうことも。 また、人間の食べ物には塩味や甘味が付けられていることが多く、多くを摂取してしまうと病気のモトになってしまうため、できることなら犬用の食べ物以外は与えないようにしたほうが良いでしょう。

犬の気持ち

一度、人間の食べ物を与えたところ、食事中にテーブルに座っていると犬が飛びついてくるようになった場合の、犬の気持ちです。
  • お!なにこれ、超うまいんだけど!!普段のドッグフードよりうまいわー
  • 飼い主さんが何か美味しそうなもの食べてるから、飛びついてみよう
  • しつこく飛びついたら、美味しい食べ物をくれたから、またしつこく飛びついてみよう

止めさせるには

例え、米粒1つも与えないようにしなくてはいけません。絶対にあげない強い意志が必要です。 上記のように、完全に悪いクセが付いてしまった場合も、絶対にあげてはいけません。食事中は目も合わせない、どんなにしつこくされても話しかけない、手で払う等もせずに、完全に無視することで矯正することができます。

家を出かける前に犬に話しかけ、帰ってきたらすぐに犬の元へ行く

留守番する犬 お留守番させる時、ついつい可哀想になって話かけてしまったりするのではないでしょうか。でも、実はこれ、犬の悲しい気持ちを煽っていることになるのです。 また、外出先から帰ってきたら、すぐに犬のもとへ駆け寄っていたりしませんか?これも犬の気持ちを煽っているため、「嬉ション」させる原因にもなりかねません。もし、嬉ションで困っている方がいたら、これをやめるだけで改善することもあるのです。
犬の留守番、どうすれば上手にできる?実は、外出時の「バイバイ」が逆効果かも。
上記の記事でも説明していますが、これを繰り返すことで、外出する前に異常なほどに吠えるようになってしまったり、鳴くようになってしまったりすることがあります。さらに、外出前だけでなく、外出してからもずっと吠え続けるようになってしまうこともあるのです。

犬の気持ち

外出する際に、吠えてしまい、しばらく鳴き続けてしまう場合の、犬の気持ちです。
  • えー、置いていくの?イヤだー!ワンワン!!
  • ワンワンしていたら、行くの止めてくれている!それなら、もっとワンワンしよう!
  • 置いて行かれたけど、ワンワンしていたら戻ってきてくれるかも!

止めさせるには

出かけるとき、「犬に気づかれないように出かける」を目指して、静かに出かけてください。 また、犬は数十分ほどで心の変動が落ち着くといわれているので、帰ってからすぐに愛犬に会いに行くことはせずに、バッグを置いたり、荷物の整理をしてから愛犬に会いに行く方が良いでしょう。

犬が「かまってー」している時に「いやだ!」などと話しかける

手にじゃれる犬 愛犬が游んで欲しい時、先程のケースのように、何か食べたいとおねだりしてくる時などは、人に飛びついてきたり、吠えたり、足を噛んできたりしませんか? この時、「ダメ!」と話かけたり、手で追い払ったりすると、実はその行為を助長しているかもしれません。特に、愛犬が游んで欲しいと思っている時は、その可能性が高いでしょう。 話しかけられることで、犬は嬉しいと感じます。また、手で払われたりすることで、手で游んでもらっていると思います。そのため、かまっているわけではないのに、犬からするとかまってもらっていると思い、もっとしてくるようになるのです。

犬の気持ち

游んで欲しい時に、飼い主に飛びついている場合の、犬の気持ちです。
  • 暇だから游んで欲しいし、ちょっと飛びかかってみよう
  • 何か言われているけど、よくわからないから、もっと飛びついてみよう
  • おー、飛びついたら手で游んでもらえる、やったー

止めさせるには

これに関しても、どんなにしつこくされても話しかけない、手で払う等もせずに、完全に無視することで矯正することができます。

悪いクセは取り除ける

ヒント 全ての行為は、一度悪いクセが付いてしまっても、必ず取り去ることができます。すぐに学習して、どうすれば良いのかを覚えてしまうということは、逆も然りです。意味がないということがわかれば、すぐにしなくなります。 どのケースも「完全に無視すること」が重要です。完全に無視するとは、その場に犬がいなかったかのように振る舞うことです。クセがなくなる前に、かなりしつこくしてくることがありますが、ここで折れては飼い主の負けです。これを乗り越えれば、比較的早い時間で、悪いクセは取り除くことができます。 もし、これらの行為に困っている方がいらしたら、一度チャレンジしてみてください。