【犬の雑学】犬と〇〇すると幸せになる!?犬の目に関する6つの雑学

嗅覚や聴覚が大変優れている犬ですが、人間と比べると視力は良くないと言われています。では、実際のところはどうなのでしょうか。

この記事では、私たちの愛犬はこの世界をどう見ているのか、人間にはない優れた視覚の機能や、犬と見つめ合うと幸せになる理由など、犬の「目」に関する雑学をご紹介します。

1.犬は目が悪いの?

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犬の視力は0.2~0.3程度とあまり良くありません。特に、静止した対象に焦点を合わせる能力が低く、視界はぼやけていると考えられています。

犬は遠視?近視?

犬の目から70㎝以内のものを見るのは焦点が合わず約1mほど離れると焦点を合わせられるといわれています。ただし、2~3m以上離れると、またはっきり見えなくなるという目の構造をしています。

動体視力は良い

静止している物に対しての視力は優れていませんが、本来狩りをして生活していた動物であるため、動体視力は人間よりはるかに優れています

ジャーマン・シェパード・ドッグを用いた実験によれば、動く物体なら800m先でも認識できるとされ、さらに牧羊犬では1500m先にいる人間の合図を認識できるとされています。

2.犬の視野は広い?

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犬は人間よりも広い視野を持っています。人間の視野は180°程度なのに対し、犬は220~270°程度の視野を持ちます。

この広い視野は動物を狩るのに有利な能力であり、前方だけでなく斜め後ろの対象物も目で捉えられます。

犬種によって視野が違う

興味深いことに、犬種によって顔の形が異なるため、視野も異なります。

短頭種と呼ばれるフレンチ・ブルドッグやシー・ズーのような鼻ぺちゃ犬の視野は220°程度と狭く、対照的にサイトハウンドと呼ばれるボルゾイやグレーハウンドのような鼻が長い犬は目が顔の側面に位置しているため、270°程度と広い視野を持っています。

これは犬種によって頭蓋骨の形状が異なり、それに合わせて眼球の位置も異なることが理由と考えられています。

3.フラッシュを使うと目が光るのはなぜ?

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暗い場所でフラッシュを使って写真を撮った際、犬の目が光ってしまった経験はありませんか。これは、犬の網膜の後ろにある「タペタム」と呼ばれる反射板が光を反射することにより、目が光っているように見えるためです。

このタペタムがあることで、わずかな光でも反射させて眼球の内部を明るくできるため、犬の暗闇での物体認識能力は人間の4倍以上ともいわれています。

タペタムがない犬種も

ちなみに、1年中雪のある地域で暮らしていたシベリアンハスキーなどは、雪が光を反射して十分な光を取り入れられたため、タペタムがないとされています。

4.犬は色盲ってホント?

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(左:人間が見た花束、右:犬が見た花束のイメージ)

かつては、犬は白黒しか認識できないと言われていましたが、近年の研究により、犬が正しく認識できる色は「青」「黄色」「青と黄色の中間色」であることが明らかになりました。

さらに、カリフォルニア大学の実験によれば、「赤色」は暗いグレー、「オレンジ、黄色、緑」は黄色っぽい色、「紫、青」は青っぽい色に見えているという結果が発表されています。

犬には紫外線が見える?!

また、2014年のイギリスの研究では、犬や猫は紫外線を視覚で認識できる可能性があることが示唆されました。

具体的な見え方やその背後にある脳のメカニズムはまだ解明されていませんが、犬や猫は人間が見ることのできる緑や赤などの色は認識できないかわりに、人間の目には捉えられない紫外線を感じている可能性があります。

5.犬には3つのまぶたがある?

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人間は上下2つのまぶたを持っていますが、犬や猫には目頭からわずかに出ている薄い膜状の第3のまぶたである「瞬膜」があります。これは「第三眼瞼(だいさんがんけん)」とも呼ばれます。

正常な瞬膜は、白色や淡いピンク色をしており、角膜全体を覆うほどの大きさですが、目を開けると目頭部分に収まるため、注意深く見ない限り気付かないかもしれません。

瞬膜の役割とは

この「瞬膜」は目の角膜を保護するために、ある程度動かせます。また、車のワイパーのように目に入ったゴミを目尻の方にかき出したり、涙を眼球全体に均等に行き渡らせて目の乾燥を防ぐなどの役割も果たします。

ちなみに、人間にある「下まつげ」は犬にはありません。瞬膜が下まつげの役割を兼ねていると考えられています。

6.愛犬と見つめ合うと幸せになる?

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2015年に、麻布大学を中心とした研究チームが発表した論文により、信頼関係が築かれている飼い主とその愛犬が見つめ合うことで、双方にオキシトシンが分泌されることが明らかになりました。

オキシトシンとは、脳内で分泌されるホルモンの一種で、相手との絆を深めたり不安や恐怖を軽減したりするなど、さまざまな役割を果たします。その効果から、「幸せホルモン」や「愛情ホルモン」と表現されることもあります。

幸せループの正体とは

まず、愛犬に見つめられることで飼い主の脳内でオキシトシンが分泌されます。次に、飼い主はオキシトシンの影響を受けて愛犬と触れ合いたくなり、撫でたり抱っこしたりします。

さらに、飼い主との触れ合いによって犬の脳内でオキシトシンの分泌が促されます。そして、愛情を込めた目で再び飼い主を見つめるというように、犬と飼い主の幸せのループが生まれるのです。

まとめ

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犬は一般的に視力が人間に比べ劣るとされていますが、その一方で人間にはない優れた能力や機能を持っています。また、犬は飼い主と見つめ合うことでお互いが幸せになれるという、素晴らしい関係を築ける動物でもあります。

犬の視覚に関しては、まだ解明されていない面も多いため、今後の研究に期待が寄せられています。新たな事実が明らかになることで、犬の視覚やその他の特性についてより深く理解できるようになるかもしれませんね。

猫は夜行性じゃない?夜中に騒ぐ原因を取り除いてあげよう!

猫は昼間ほとんど寝ていて、夜になると活発になって飼い主を困らせることが多いため、夜行性の生き物というイメージがあるかもしれしれません。しかし、それは猫が何かを要求しているか、ストレスを抱えている可能性があります。

この記事では、猫は夜行性なのかどうか、そして夜に騒ぐ理由とその改善方法を解説します。猫にとって快適な環境を整え、健康的な生活を送らせるために、正確な知識を得て適切なケアをしてあげてください。

猫は夜に寝ていることが多い

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一般的な猫の生活リズムは、朝・夕方・夜の3つのサイクルに分かれています。朝と夕方は活発になり、食事をしたり、飼い主と遊んだりしますが、夜は静かに寝ていることが多いとされています。

このように、主に薄明(明け方)と薄暮(夕方)の時間帯に活動する生物は、「薄明薄暮性(はくめいはくぼせい)」といい、昼行性や夜行性とは区別されます。

猫が薄明薄暮性になるのは、捕食する生き物の活動時間が大きく関係しています。鳥は薄暗くなると目が見えにくくなるため捕まえやすくなり、ネズミは薄暗い時間帯に活動するため、これらに合わせて活動するようになったということです。

暗くても猫は物を認識できる
猫の視力は人間の1/10程度で、はっきりと区別できるのは10m先くらいとされています。一方で、暗いところでは人が必要とする光量の1/6程度でも物を認識できます。これは網膜のうしろにあるタペタムとよばれる反射板が光を反射させるためです。暗闇で猫の目が光っているように見えるのも、このタペタムの反射機能によるものです。

薄明薄暮性の動物

薄明薄暮性という言葉自体に聞き馴染みがないかもしれませんが、私たちの身近にはたくさんの薄明薄暮性の動物がいます。

ペットとしてよく飼われている犬やうさぎ、モルモット、ハムスター、フェレットなども薄明薄暮性です。他にも、鳥類や昆虫にも薄明薄暮性の生物がたくさんいます。

一緒に暮らしていると人間と同じ生活リズムになる?

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猫はマイペースですが、長く人と一緒に暮らしていると、自然に飼い主と同じような生活リズムになっていきます。

ただし、飼い主が不規則な生活をしていると猫の生活のリズムも乱れてしまいストレスの原因にもなりますので、なるべく規則的な生活をするように心がけましょう。

夜に猫が騒ぐ5つの理由

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すでにお伝えしている通り、猫の主な活動時間は明け方と夕方で、夜は寝て過ごすのが普通です。

それにもかかわらず、夜になると決まって運動会が行われたり、夜鳴きがひどかったりする場合、愛猫はストレスを抱えているかもしれません。猫にとっても飼い主にとっても良くないことですので、原因を突き止め、それを解消してあげる必要があります。

1. 遊び足りない

日中の人のいない時間帯はのんびり過ごしたり寝たりしています。しかし、あまりに刺激がないと、体力をあり余してしまい夜中に運動会をする原因になります。お留守番の時間が長い場合は、キャットタワーやおもちゃを設置し、お留守番をしているときでも一人で遊べるようにしてあげましょう。

飼い主が寝る前に猫がまだ元気なようであれば、適度に一緒に遊んであげることで、遊び疲れてぐっすり眠るようになるかもしれません。

2. お腹が空いている

お腹が空いていて、飼い主に催促するために鳴くことがあります。あまりにも鳴く場合は、食事の量や時間、回数などを見直してみましょう。自動給餌器を取り入れるのも効果的です。

3. トイレが汚れている

猫はきれい好きなため、トイレが汚れると排泄しないことがあり、飼い主にきれいにして欲しいとお願いしているのかもしれません。

猫のトイレは定期的に掃除し、なるべく複数箇所に置いてあげましょう

4. 環境の変化でストレスを感じている

最近引っ越した、家族が増えたり減ったりしたなど、ちょっとした環境の変化でも猫は敏感に反応します。

引っ越しをした場合は、その猫自身の匂いがついたタオルやお気に入りのおもちゃを与え、落ち着ける場所を用意してあげましょう。家族や同居するペットが増えた場合は、ゆっくりと時間をかけて慣れさせてあげてください。

5. 発情期である

発情期の猫は大きな声で鳴いたり、部屋の中を走り回ったりします。また、外にいる交尾相手を求めて脱走する恐れもあります。

発情期が原因の場合は発情期が過ぎれば落ち着きますが、避妊・去勢手術を行うことで発情期のストレスを軽減させられます。まずは、かかりつけの動物病院に相談してみましょう。

最後に

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猫は夜に活発なことが多いため夜行性と考える飼い主さんも多いかもしれません。しかし、実際には朝方と夕方に活発になる薄明薄暮性の動物です。

愛猫が夜に騒がしくしたり飼い主を起こすような行動をする場合、何か不満があったりストレスを抱えたりしている可能性があります。その場合は原因を突き止め、昼間に十分な運動をさせる、静かに寝られる環境を整えるなどの対応をしてあげましょう。

猫との暮らしをより豊かなものにするためにも、猫の行動について理解し、適切にケアすることが大切です。

うさぎには霊感がある!?うさぎが何もないところを警戒する理由とは

うさぎを飼っているみなさんは、うさぎが突然何もないところをじっと見つめたり、警戒のサインである「足ダン(スタンピング)」を始めたりするのに驚いたことがあるかもしれません。

「もしかしてうさぎには見えてはいけないものが見えるの・・・?」と感じる飼い主さんも多いようです。
今回は、うさぎが何もないところを見つめたり、突然足ダンを始める理由を考えます。

うさぎが一点をじっと見つめる理由

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人間には何も見えない方向を、うさぎがじっと見つめていたらちょっと不気味ですよね。
うさぎはなぜ、ある一点をじっと見つめることがあるのでしょうか。

理由その① 目を開けて寝ている

野生のうさぎは常に敵に襲われてもすぐに逃げられるよう、目を開けたまま眠ることができます。「何かを見つめたまま動かない」ことがあったら、うさぎの鼻をみてみましょう。鼻が動いていなければ、眠っている可能性が高いです

目を開けたまま眠れるうさぎですが、飼い主さんのことを信頼していて、安心できる環境にいると、仰向けや足を伸ばしたうつ伏せの状態で目を閉じて眠ることもあります。

逆に、耳をペタッと倒して体を丸くした格好を続けているときは、環境に馴染めていなかったり、何かを警戒しているサインです。あまり長く警戒モードが続くようであれば、うさぎの生活スペースを見直してあげましょう。

理由その② 音を聞いている

うさぎは視力が0.05~0.1と弱く、大抵のものがぼんやりとしか見えません。
一方、うさぎには人間に聞こえない音が聞こえます。人間が聞ける標準的な周波数は40ヘルツ〜1万7,000ヘルツと言われていますが、うさぎには360ヘルツ〜4万2,000ヘルツまで聞こえます。

うさぎは音に反応すると、天敵の位置と逃走ルートがはっきりするまではじっと動かず、耳だけを動かして音を聞きます。
うさぎが一点を見つめたまま耳をピンと立てているときは、何か人間には聞こえない音が聞こえて、その方向に耳をじっと傾けているのかもしれません

うさぎが突然「足ダン」を始める理由

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「足ダン」は正式には「スタンピング」といい、もともと小さな危険や変化を察知してそれを仲間に知らせるための行動です。
そんな「足ダン」をうさぎが突然始めたら、「何か良からぬものが近づいているのかな…?」と心配になってしまうかもしれません。

ここからは、うさぎが突然「足ダン」を始める理由として考えられるものを見ていきましょう。

理由その① 普段と違う物音に警戒している

うさぎはもともと警戒心が強い動物なので、ちょっとした変化にもとても敏感です。
「工事の音が聞こえる」「遠くで雷が鳴っている」「テレビからびっくりするような音がした」など、いつもと少し違う音が聞こえると、飼い主さんにそれを伝えるために足ダンをすることがあります。

理由その② 飼い主さんへの要求

「足ダン」は、危険を察知したとき以外にも、「お腹すいた!ご飯ちょうだい!」や、「かまって!遊んで!」など、飼い主さんに何か要求を伝える時にとる行動としても知られています。

そうと分かれば欲求に応えてあげたくなる気持ちは分かりますが、足ダンをした時にあまり欲求に答え過ぎてしまうと、「足ダンをすればなんでもしてもらえる」と学習し、足ダンがエスカレートしてしまう可能性があります。一方、欲求を無視し過ぎてもうさぎにストレスが溜まり、夜中に足ダンをして飼い主を困らせてしまうことがあります。

足ダンの音は意外と大きく、マンションやアパートで暮らしている方は近所迷惑になってしまうこともあります。足ダンによるうさぎの欲求には、適度に応えてあげるのが良いでしょう。

足ダンのしすぎは病気のもと

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足ダンは音が気になるだけでなく、炎症を起こしたりケガをしてしまったりする危険があります。詳しく見ていきましょう。

飛節(ひせつ)びらん

うさぎの足の裏には肉球がありません。そのため、足ダンをし過ぎてしまうと足の裏の皮膚が炎症を起こしてただれてしまう「飛節びらん」を悪化させてしまうことがあります。「飛節びらん」は、「ソアホック」や「足底潰瘍」と呼ばれることもあり、次のような原因が考えられます。

  • 肥満のために足の裏にかかる負担が大きくなる。
  • 床材が金属などの刺激的な素材や形をしている。
  • 床の衛生状態が悪い。
  • 運動不足で、ずっとじっとしている。
  • ストレスで常に足の裏を舐めている。
  • 生まれつき皮膚が弱い・高齢で皮膚が弱くなった。

骨折

うさぎの骨は比較的薄くて軽く、骨折しやすいと言われています。
足場が悪いところで足ダンをしてしまうと、骨折などの足の怪我をしてしまう可能性があるので注意が必要です。

まとめ

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今回は、うさぎが何もないところをじっと見つめたり、突然足ダンを始めたりする理由として考えられるものをいくつかご紹介しました。

人間には何も見えないのにうさぎが突然何かを見つめたり、足ダンをしたりするのを見ると、「人には見えないものがうさぎには見えるの?もしかして、幽霊でもいるのかな・・・?」と不安になってしまうかもしれません。

しかし、うさぎの行動にはそれなりの理由があります。中にはうさぎのストレスの原因となり得るものもありますので、うさぎの行動の原因をしっかり探り、ストレスをできるだけ取り除いてあげることが重要です。

実は人間の顔は認識できない?猫は飼い主を「音」と「匂い」で認識する

旅行などで猫に会えずにいて、久しぶりに会ったら飼い主なのに警戒されてしまった…という経験はありませんか?

筆者自身、たった数日で忘れられてしまったのだろうか、と驚いたことがあります。少し経ったらいつも通り甘えてくれたので、忘れられたわけではなかったのだなとホッとしました。

犬と違って「猫は人よりも家につく動物だ」と言われていることもあり、驚きつつも納得してしまう一件でした。

今回は、そもそも、普段猫は飼い主をどのように認識しているのか、何を手がかりとしているのかを紹介したいと思います。

聴覚情報で判断する

耳をすます猫
猫は、聴覚が特に優れている動物です。その能力は犬や人間の3〜4倍とも言われています。

その優れた聴覚で、飼い主の声や、飼い主が出す生活音などを聞き分けて認識しています。

猫は、飼い主の声をかなりの確率で聞き分けることができます。実際に実験をしたところ、飼い主が呼びかけたときと、他の人が呼びかけたときで、有意差が出たことが証明されています。

(参考:ツレない猫、答えないけど飼い主の声聞き分ける。科学的に証明

猫は、飼い主の声の他に、飼い主が習慣的に行っている動作で出る生活音なども聞き分けているそうです。

例えば、飼い主が毎日バイクで通勤している場合、猫は飼い主のバイクの音がしたら「どこかに出かけるんだな」または「帰ってきた!」と判断することができます。

よく猫が玄関で出待ちしているという話も聞きますが、これは聴覚からの情報で飼い主が帰って来たことを認識しているからだと言えそうです。

嗅覚情報で判断する

眠る猫
猫同士でコミュニケーションをとるとき、お互いに鼻を近づけて挨拶をします。猫にとってはお互いを識別する際にも嗅覚を使っているため、匂いが重要になっています。

人間に対しても同様で、飼い主の匂いを覚えていて、嗅ぎ慣れたその匂いを嗅ぐと猫は安心します。

飼い主の脱いだままの状態で置いてあった衣服や、お気に入りのクッションなどの上で、飼い猫が丸まって寝るという話はよく聞きます。

反対に、外出して帰宅したとき、飼い猫が買い物袋や飼い主のカバンなどをしきりに嗅ぐのは、嗅ぎ慣れない匂いに警戒している場合が多いと言えそうです。

見た目では判断しづらい?

こちらを見つめる猫
人間同士では、相手が自分の知っている誰かであると認識するには見た目の情報がかなり重要になってきます。髪型や服装を変えただけでも一見誰だかわからなかった、ということもときどき起こりますよね。

それに対して、猫は、動体視力は抜群なのですが、視力は人間よりも弱く近視傾向です。そのため、よほど近くに寄らない限り顔の細かい造作などはぼんやりとしか認識していない状態です。

猫同士の顔であれば認識することができるようですが、人間に対しては飼い主であっても見た目をきちんと認識しているわけではないため、顔やその他の外見の情報が猫の認識に与える影響は少ないようです。

ネオフォビア(新奇恐怖症)の傾向による?

子猫
猫はよく、餌を食べたり食べなかったりする食べムラが激しい動物だと言われます。

新しいものに対する好奇心が旺盛で飽きやすい傾向を「ネオフィリア(新しいもの好き)」、逆に恐怖心を抱きやすい傾向を「ネオフォビア(新奇恐怖症)」と言います。これらの二つの傾向がそれぞれ出たり出なかったりすることによって起こるとも言われています。

ネオフォビアは、聞き慣れない音や嗅ぎ慣れない匂いに対しても引き起こされますが、しばらく会っていなかった飼い主に対して猫が警戒してしまうのは、このネオフォビアの傾向によるものと言えるかもしれません。

新しい匂いや音などに出会うことで、警戒心が引き起こされ、「飼い主だ!」と認識する前に恐怖を感じてしまいます。

久しぶりに会って警戒されてしまったら

隙間から覗く猫
例えば、一人暮らしを始めてしばらく経って実家に帰省したとしましょう。久しぶりに会った飼い猫の態度が冷たく、奥に入って出てこなくなってしまった…というとき、できればすぐに思い出してもらって打ち解けたいですよね。

そんなときにどんなことに気をつければいいか、対処の方法を紹介したいと思います。

自分の荷物の匂いを嗅がせる

長く家を離れていたことで、匂いが全く変わってしまっています。

そのため、まずは新しい匂いに慣れてもらうため、猫に自分の荷物を置いておき、その匂いを嗅がせてあげると良いです。

警戒スイッチがオンになっている状態で猫に近づこうとすると、余計に警戒させてしまうため、自分の匂いのついた荷物を嗅がせてあげるとスムーズです。

無理に近づかず普段通り生活する

物陰などに隠れてしまい近寄ってきそうにもない場合は、無理やり遊ぼうとしたりせずに、そっとしておく他ありません。

普段通り生活をして、その生活音を聞き慣れてもらうことを心がけてみると、猫も安心して出て来てくれるようになるかもしれません。

ご飯をあげる

これは猫に限ったことではないですが、猫はご飯をくれる人に懐きやすいです。

あまりにも警戒されっぱなしでは悲しいですよね。積極的にご飯やオヤツをあげて、慣れてもらうというのも一つの手段になりそうです。

終わりに

猫パンチしてくる猫
猫に対しては、音や匂いで特徴づけるということが有効です。もし忘れられてしまった場合は、音と臭いの2点に気をつけてみると良いでしょう。

警戒されてしまったときの対処法に関しては、しばらく会っていない飼い猫に対してだけでなく、新しく猫を飼ったという場合や、初めて会う猫への接し方としてもオススメですので、ぜひ実践してみてください。

猫と人の五感の違い!猫の世界の見え方

猫と人間には違いがたくさんあります。毛皮の有無、爪、耳、ひげ…そして、視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚の五感です。五感が違う人間と猫では、感じている世界までもが全く違っているのかもしれません。

今日は猫の五感を一つ一つ人間のそれと比較して、猫の感じている世界を想像してみましょう!

視覚

見えている距離


猫はハンターだから視力がとってもよく、人間が視認できないような遠くのものまで見えていると思い込んでいる人も多いかと思います。しかし、実はそうではなく、猫が見えている距離はせいぜい20メートル程度であると言われています。意外と視力が悪いんですね。

また、猫が一番よく見えている距離は2~6メートルの範囲だと言われています。この範囲が獲物を狩る範囲なのでしょうか?特に、近くのものはピントが合わせづらいそうです。

動体視力


猫は動くものに対してはとっても敏感に反応します。小動物などの小さな動きでも決して見逃しません。これは動体視力が非常に優れている証拠と言えます。猫じゃらしで遊ぶ時に、この反応が顕著になります。

暗視能力


また、猫は元来夜行生物というだけあり暗視能力も桁違いです。猫が暗闇でよくものを捉えられるのは、網膜に光を感じる細胞が人間よりたくさんあり、さらに網膜の後ろにあるタペタムという反射鏡を用いて、光をもう一度網膜に集めているためです。猫の目が暗闇で光るのはこのタペタムのせいです!

猫は人間と比べて1/6の光でモノを視認することができます。夜中に飛んだりはねても物にぶつかったりしないのはこの暗視能力のおかげですね!

色覚


猫は色を見分ける能力があまり発達していないようで、人間と比べて見分けられる色の数がとっても少ないです。

犬は白と黒しか見分けられません。猫も昔は同じく白黒しか判別できていないと思われていたのですが、どうやら青と緑は識別できるらしいことがわかってきました。でも、赤は識別できないそうです。一体猫の目にはどのように世界が映っているんでしょうか…?

聴覚

可聴周波数


人間が聞こえる音の周波数の範囲は20〜20,000ヘルツであると言われています。それに比べて、猫の聞こえる音の周波数の範囲は30〜60,000ヘルツ。人間が子供の頃は聞こえるけれど大人になると聞こえなくなると言われるモスキート音が聞こえるのはもちろんのこと、とても高い超音波も聞き分けることができます。

しかし、低音に関しては少し人間と比べると苦手なようです。

耳の性能


猫は左右の耳を別々に動かして音をキャッチし、音がした方向や音源の距離を正確に知ることができます。まるで敵戦艦を察知するレーダーのような耳ですね!察知されるネズミはたまったもんじゃありません…。

嗅覚

優れた能力


臭いは鼻の奥の嗅野で識別しています。猫の嗅野は人間の嗅野の二倍の細胞を持っていて、猫の嗅覚は人間の数十万倍優れていると言われています。驚異的なのは単に嗅ぎとる能力だけでなく、嗅ぎ分ける能力もかなり優れています。

何を嗅ぎ分けているか


なぜそんなに嗅覚が優れているかというと、狩猟者である猫は獲物に匂いを勘付かれないために丁寧に排泄物を埋めたり、体臭を気づかれないように気をつけたりする必要があるためです。

また、自分や家族の臭いのついたところを嗅ぎ分けることができるので、自分のテリトリー内のものや家族に体をすりつけて安心感を得る習性を持ちます。

味覚

舌バカ…?


猫は人間同様、味覚を感じる器官を持つものの、性能的にはその感度は人間の十分の一以下になります。そのため、猫は食べ物の美味しさの基準を鈍い味覚の代わりに鋭い嗅覚で判断しているそうです。

生肉などを食べるので、腐って食べれないものを見分けるために酸味・苦味の感覚は若干強いそうですが、甘味などはほぼわからないと言われています。

舌の役割


猫の舌は乳頭という突起でザラザラしています。これは毛づくろいのときにブラシのような役割をするほか、肉を骨から削ぎ落としたり水を飲むときにすくう役割を持っています。

触覚

ひげの役割


猫は全身が毛で覆われています。そのため触覚などの情報は口回りと目の上、前足の先にある感覚毛と呼ばれる高機能で特別な毛で収集します。

中でも特に重要な役割を果たしているのがヒゲで、根元には神経が集中しており、気圧や気流の変化をも感じ取ることができます。

最後に


いかがでしたか?猫の感じている世界が少しはわかってきたのではないでしょうか。

猫の感じている世界はどうやら我々の感じている世界とは大きく違いそうですね!細かく見ていくと、人間より優れた能力も多く持つネコ。この能力を活かした遊びを日常生活に取り入れていくと、より一層ネコちゃんと楽しく遊ぶことができると思いますよ。