【クイズ】愛犬の心の器はどれくらい?器を大きくしてお悩み解消!

犬にも「心の器」があり、生まれ持った性格やこれまで経験してきたことなどから一頭一頭、その大きさは異なります。「心の器」が大きいか小さいかで、問題行動の量や質も変わってきます。

今回は、犬の「心の器」とは何か、大きくする方法などをクイズ形式でご紹介します。

それではさっそく、心の器クイズにチャレンジしてみましょう!
Q.1 「心の器」が大きい犬の特徴として「誤っている」のは次のうちどれ?
正解です!
不正解です!
正解は「家の中でいつも飼い主の後を着いて歩ける」です。
心の器が大きい犬には「多少の物事に反応せず、堂々としている」、「飼い主を信頼している」といった特徴が見られます。そのため、心の器が大きい子は、飼い主が離れても特に気にすることなく寝ていたりリラックスしていられます。

心の器に入りきらないほどの、ストレスや刺激に身を置くことで、愛犬に吠え、咬み、恐がる、固まるといった飼い主から見ると問題行動となりやすい行動が出てきます。
Q.2 心の器を大きくする方法として、正しいのは次のうちどれ?
正解です!
不正解です!
正解は「成功体験を積む」です。
「心の器」を大きくするには、「成功体験を積んで犬に自信をつけさせる」ことと「飼い主との信頼関係を築く」ことが重要です。慣れていないことを飼い主と一緒に乗り越えたという経験が、犬の「心の器」を大きくしていきます。

Q.3 成功体験を積む際の注意点として、正しいのは次のうちどれ?
正解です!
不正解です!
正解は「無理に行わない」です。
犬が怖がっている様子を見せたら、無理に行わないで下さい。おやつを使って、犬が自ら動いてくれるように誘導してあげましょう。大きい物体が苦手なタイプの子であれば、大きいダンボールに近付く、前脚を乗せる、ダンボールの中をくぐる、ビーズクッションなど慣れていないものに近付く、前脚を乗せる、乗せ続けられるといったことが「成功体験」を積むことになります。

愛犬の苦手を見つけ、無理のないレベルで少しずつ苦手を克服し、成功体験を積めるように挑戦していくことが大切です。
問正解/ 問中

今回はこちらの記事から問題を作成しました。 詳細が知りたい人はこちらも読んでみてください!
愛犬に自信をつけさせよう!問題行動の解決に大事な「心の器」
結果発表
問正解/ 問中
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うさぎが足ダンをする理由とは?原因を取り除いて対策しよう!

うさぎの飼い主の皆さんは、うさぎが足で大きな音を踏み鳴らすのを聞いたことはありますか?意外と大きい音なので、初めて聞くとびっくりしてしまうかもしれません。 このようにうさぎが足で大きな音を鳴らすことを「足ダン」といい、ストレスを抱えていたり何かを訴えたりしている場合に行うことがあります。 この記事では、うさぎが足ダンをする理由と対策方法について解説していきます。

うさぎの足ダンとはどのような行為?

うさぎ,足ダン,スタンピング,ストレス,警戒,ソアホック,骨折 まずはこの動画をご覧ください。
このように後ろ足で床を「ダン」と鳴らすことから「足ダン」と呼ばれていますが、正式には「スタンピング」といいます。

足ダンの役割

うさぎは声帯をもたず鳴き声でのコミュニケーションがとれません。そのため、危険や変化を察知した際は、足を踏み鳴らして音を出すことで仲間に異常を伝えています

すべてのうさぎが足ダンをするわけではない

もちろん、足ダンをする子もいればしない子もいます。「うちの子は足ダンをしないけど大丈夫?」と思うかもしれませんが、特に気にする必要はないでしょう。

うさぎが足ダンをする理由

うさぎ,足ダン,スタンピング,ストレス,警戒,ソアホック,骨折 では、うさぎの足ダンはどのようなときに見られるのでしょうか。

何かをお願いしている

「ご飯が欲しい」「遊んで欲しい」「ケージから出して欲しい」「ケージをきれいにして欲しい」など、飼い主に何かをして欲しいときに行うことがあります。 その要求が満たされるまで足ダンをし続ける子もいるため、場合によっては長時間足ダンが続くこともあります。しかし、その都度うさぎの要求に応えてしまうと、足ダンをすれば飼い主がいうことを聞いてくれると学習してしまうため注意が必要です。

ストレスを抱えている

人が大きな声や音を出したり、食事が気に入らなかったりするときも、うさぎは足ダンを行います。人間にとって小さな音でも、臆病なうさぎにとってはストレスになります。 何かを要求している時と比べて短い時間で止まりますが、強いストレスは命に関わることもあります。うさぎにとって何がストレスになるのかを見極め、なるべくストレスのかからない環境をつくってあげましょう。

警戒している

うさぎは警戒心が強いため、小さな音や他の動物を見かけたときに足ダンをすることがあります。花火や雷、風による扉のガタガタ音などでも反応します。 この場合、警戒している対象がなくなるまで足ダンをするだけでなく、パニックに陥ることもありますので、警戒している様子が見られたらすぐに原因を取り除かなければいけません。

喜んでいる

ここまで足ダンはマイナスなイメージがついてしまったかもしれませんが、意外にもうれしいときに足ダンをすることもあります。 警戒やストレスによる足ダンと見分けがつかないのでは?と思った方もいるかもしれませんが、うれしいときは走り回りながらジャンプしたり鼻を鳴らしたりしてイキイキとしています。うさぎのことをよく見ている飼い主さんであれば機嫌のいいときと悪いときの見分けは比較的簡単にできるでしょう。

足ダンをやめさせるには

うさぎ,足ダン,スタンピング,ストレス,警戒,ソアホック,骨折 犬が何かを要求するときに吠えるように、うさぎも足ダンをすることで不満を伝えています。しかし、足ダンをするたびに要求に応えてしまうと、足ダンをすれば要求が通ることを学習してしまいます。 うさぎが足ダンをしたら対応するのではなく、足ダンをしない環境を整えてあげることが大切です。

食事は決まったものを決まった時間に

繊細なうさぎは、ご飯が突然変わったり、いつもの時間に出てこないとストレスを感じます。お腹が空いて催促の足ダンをすることもあるでしょう。ご飯の時間はなるべく毎日同じになるようにします。 空腹が原因で深夜に起こされるようであれば、日中に与える餌を少しだけ減らし、夜寝る前に減らした分を与えると良いでしょう。

居住スペースは常に清潔に

ケージやトイレが汚れている場合はすぐに掃除してあげましょう。疲れているからといって後回しにすると、うさぎはストレスを感じます。 ケージ内のレイアウトを変えるだけでも足ダンの原因となることがあるため、慎重に行ってあげてください。

静かに過ごす

臆病なうさぎはちょっとした音でもびっくりしてしまいます。足音や生活音もなるべく小さくするよう心がけましょう。くしゃみやしゃっくりなどを静かに行うのは難しいかもしれませんが、うさぎのためにもなるべく抑えましょう。

足ダンのしすぎは病気の原因にも

うさぎ,足ダン,スタンピング,ストレス,警戒,ソアホック,骨折 うさぎが足ダンを繰り返すことによって、ソアホック(足底皮膚炎)という皮膚病や骨折してしまう可能性があります。これらの病気は小動物であるうさぎにとって大きな負担となり、命に関わる場合もあります。 うさぎが頻繁に足ダンを行うようであれば、床の素材を柔らかいものに変えるなどの工夫をしてあげましょう。

最後に

うさぎ,足ダン,スタンピング,ストレス,警戒,ソアホック,骨折 うさぎが足ダンをする場合、多くの場合は不満やストレスを抱えています。もし、頻繁に足ダンをするようであれば環境を見直す必要があります。 うさぎの足ダンは人間にとっても嫌な音がするため、深夜などに足ダンをされてしまうとイライラして怒鳴ってしまうこともあるかもしれません。しかし、それではうさぎとの信頼関係が壊れてしまう可能性があります。 鳴き声で主張できないうさぎにとって、足ダンは数少ない飼い主とのコミュニケーションの方法です。うさぎが何を訴えどうして欲しいのかを冷静に突き止め、原因を取り除いてあげてください。

犬に薬を飲ませるコツとは?警戒されずに与える方法を解説

「犬に薬を飲ませようとおやつに入れたのに吐き出されてしまった」「飲ませようとすると唸る」など薬の投与に手こずる飼い主さんは多いようです。 しかし、治療や予防のためにも薬を飲んでくれないと困りますよね。高齢になれば、薬を飲む機会も増えていくでしょう。 そこで今回は、愛犬の健康を守るためにも、警戒されずに薬を飲ませるコツを解説します。

薬のみをそのまま与える

犬,薬,投薬,警戒,カプセル,おやつ,フード,シリンジ 口のタッチに慣れている犬なら、そのまま飲ませることも可能です。おいしい味が付いている薬なら、さらに与えやすいでしょう。 次の手順で飲ませてみてください。上手に飲めたらほめてあげましょう。ただし犬が激しく暴れる、拒絶する場合は中止して他の方法を試みます。
  1. 犬の顔の顎周辺を左手で上からつかむ(左利きの人は右手で)
  2. そのまま犬の顔を上に向ける
  3. 右手で口を開けて薬の喉の奥に落とす
  4. 上をむかせたまま喉をなでる
  5. 犬が鼻をなめたら飲めているのでOK
あとから吐き出す犬もいるので、少しの間様子を見ていてください。

錠剤やカプセルはおやつやフードを利用する

犬,薬,投薬,警戒,カプセル,おやつ,フード,シリンジ 犬の好きなおやつやフードを使うと、上手く飲んでくれることがあります。

薬をカットする際は事前に獣医師に確認

大きな錠剤はピルカッターなどで小さくすると包みやすくなります。ただし、カットすることで苦味が出る場合があるので、必ず事前に獣医師に確認してください。 なお、カプセルの中身を出すと、薬の効果に影響を与える恐れがあるのでやめましょう。

犬の好きなおやつやフードに包む

薬を犬の大好きなおやつやフードで包むようにして与えます。犬用チーズなどは包みやすいでしょう。錠剤やカプセル、粉薬にも使える手です。ただし、薬だけ吐き出す犬もいるので、きちんと飲んだかチェックしてください。

投薬ペーストを利用する

チーズやチキンなど、犬が好む味がついた犬用の投薬ゼリーやペーストが販売されています。包み込むと薬の匂いを感じにくくなるのもメリットです。 他にもコングペーストや液状おやつも利用しやすいでしょう。動物病院でも購入できる投薬用ペーストがあるので、相談してみてください。
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ピルポケット(投薬用の補助おやつ)を利用する

真ん中に薬を入れられるように、穴が開いている、薬専用のおやつの利用もおすすめです。 軟らかく、薬を簡単に包み込めるのがメリット。動物病院で購入できるので、相談してみましょう。ネットで購入したものは、獣医師に確認してから使用してください。
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粉薬は水やペーストに溶かす

犬,薬,投薬,警戒,カプセル,おやつ,フード,シリンジ 粉薬が処方されることもあります。次に紹介する方法を犬に合った方法で与えてください。ふりかけのように、フード全体に混ぜるのは薬の味がわかってしまうのでおすすめしません

粉薬は水に溶かしてシリンジで

粉薬は少量の水に溶かして、シリンジ(針のない注射器)で与えます。犬歯(尖っている歯)の後ろにある隙間から、少しずつ入れてください。犬がむせないように少しずつ押し出します。

甘みのあるものに混ぜ込む

犬は甘いものを好むので、練乳に薬を混ぜて与えるのもおすすめです。粘り気があるので歯茎や上あごに塗り付けてみてください。練乳は大変甘いため、薬のときだけ利用し普段のおやつには与えないようにしましょう。

投薬ペーストもおすすめ

犬用投薬ペーストは、粉薬の投与にも使えます。混ぜ込んでしまうと、薬の味もわかりにくくなります。

ペット用オブラートに包む

ペット用オブラートの利用もおすすめです。犬の好きな甘みが付いています。
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シロップ薬は練乳やヨーグルトを活用

犬,薬,投薬,警戒,カプセル,おやつ,フード,シリンジ シロップ薬も、シリンジに入れて少しずつ流し入れます。犬の好きな練乳やヨーグルトなどに混ぜて舐めさせてもいいでしょう。

おやつやフードを利用する際の4つのコツ

犬,薬,投薬,警戒,カプセル,おやつ,フード,シリンジ おやつやフードを利用して、犬に薬を与える際はコツがあります。

1. 犬に薬を仕込むところを見られないように注意

薬をおやつやフードに仕込むところを、犬に見られないように注意しましょう。飼い主さんがコソコソとしているのを見ると「いつもと違う」「なんだか変だな」と犬が警戒します。

2. 丸めるときは一口サイズに

おやつやフードで包んで丸めるときは、一口で丸のみできる大きさにします。大きいと、犬が噛むため薬の味が口に広がる恐れがあるためです。一度苦い味を経験すると、警戒して食べなくなってしまいます。

3. 最初はダミーを与える

薬を仕込んだおやつやフードを与える前に、薬を入れていない状態で同じおやつやフードを与えます。続けて、薬を入れたおやつやフードを与えればほとんど警戒しません。

4. 薬を仕込んだことを知らない人が与える

おやつに薬が入っていることを知らない家族や友人に与えてもらうと、さらに警戒される可能性が減ります。 薬を仕込んだ人や薬が入っていることを知っている人が与えると、「ちゃんと食べてくれるかな」という不安が犬に伝わりやすいのです。その点、薬のことを知らない人が与えれば、犬が警戒しないで食べてくれます。

犬に薬を与える際の注意点

犬,薬,投薬,警戒,カプセル,おやつ,フード,シリンジ 気合を入れすぎたり、怒ったりしないことが大切です。いつも通りに行動します。

いつも通りに犬に接する

「薬を絶対飲ませなきゃ」「飲まなかったらどうしよう」と考えすぎないようにします。飼い主さんの緊張や不安は、犬に伝わるものです。犬も不安になってしまいます。

犬を叱らない

犬が薬を拒んでも、決して叱らないでください。もちろん怒鳴るのも叩くのもNGです。二度と薬を飲まなくなるだけでなく、信頼関係が崩れる恐れもあります。

上手く飲ませられないときはすぐに動物病院へ

犬が暴れたり、どうやっても吐き出したりする場合は、すぐに動物病院に相談しましょう。自己判断で薬を中止するなどは、犬の健康維持に関わります。

薬をうまく飲むために日頃からやっておきたいこと

犬,薬,投薬,警戒,カプセル,おやつ,フード,シリンジ 日頃から口のタッチなどをやっておくと、薬を与えやすくなります。歯みがきなどにも役立つので、ぜひ習慣にしてください。

1. 口周辺や口のタッチに慣れておく

口の周りや、口の中のタッチには日頃から慣れさせておきましょう。いきなり触ると驚くので、口の周りをちょっと触ってはほめることを少しずつ毎日行います。 タッチに慣れると、歯のケアにも役立つのでおすすめです。

2. シリンジに慣れておく

飼い主さんも愛犬も、シリンジに慣れておくことをおすすめします。シリンジは犬のサイズに合わせて用意してください。獣医さんに聞けば適切なサイズを教えてくれますし、購入もできる動物病院がほとんどです。 シリンジは、犬が高齢になって介護が必要になった際の水分補給やフードの補給などにも役に立ちます。ときどきシリンジでお水を飲ませてみたり、お肉の茹で汁などを与えたりしてみてください。

まとめ

犬,薬,投薬,警戒,カプセル,おやつ,フード,シリンジ 薬は犬の健康維持や治療に欠かせません。もし、愛犬が薬を飲むのが苦手なのであれば、犬の好きなおやつやフード、投薬用おやつ、シリンジなどを利用して与えるのがおすすめです。 飼い主さんは、リラックスして与えることがコツです。不安や緊張は犬に伝わるので注意してください。また日頃から、口周辺に触ることやシリンジにも慣れさせておきましょう。 上手く飲ませることができないときは、すぐに動物病院に相談してください。

猫の気持ちが分かる?機嫌が悪いサイン・攻撃的なボディランゲージ

猫ってたまに、機嫌がいいのか悪いのかよくわからないことがありますよね。 猫は気まぐれな動物だと知られているように、猫はその感情を直接表現することが少ないです。 筆者も、飼っている猫がじっとしているのでさりげなく撫でたら、突然本気で噛まれたり引っかかれてしまったことがあります。 猫の気持ちを読み違えて、「構って欲しくないときにばかり構ってくる人」と猫に認識されてしまっては困りますよね。 そこで、今記事では、機嫌が悪いとき・攻撃的な態度でよく見られるボディランゲージを、顔の表情、体の動き、そして鳴き声の三つからまとめてみました。

【顔の表情】編

猫の感情を読み解く際には、その表情に着目することが有効です。 特に、怒っていたり警戒している際には顕著に表れるため、よく観察してみましょう。
<見るべきポイント>耳:角度や向き、立っているかなど ・目:瞬きや大きさ、瞳孔が開いているかなど ・ヒゲ:角度や向き、ピクピクしているかなど ・口:歯や舌を出しているか、口を開いているかなど

①平常心の表情

屋外、まっすぐこちらを見つめる猫 耳が正面を向いてピンと立って、ヒゲが極端に前に張ったり後ろに倒れたりしていない状態です。 また、目も穏やかで、目を細めたり、瞬きを繰り返します。 猫の機嫌がよくない時を知るには、この平常時の顔と比較してみるといいでしょう。

②警戒しているときの表情

警戒する猫 耳が横に寝たり、ヒゲが後ろに向いているときは、警戒している態度です。 真昼でも瞳孔が開き、目を見開いていることが多いです。 急に触ろうとしたり、驚かせてしまうと、威嚇・攻撃されたりする可能性があります。 恐怖を与えてしまっていることもあるため、下手に刺激しないようにしましょう。

③恐怖を感じているときの表情

猫,ボディランゲージ,機嫌,悪い,嫌われている,嫌い,警戒,仕草,尻尾,ヒゲ,耳,口,目顔,表情,言葉,言語 耳が完全に後ろ向きにぴったり寝てしまい、瞳孔は大きく開いて、ヒゲがピタッと後ろにそってしまっているときは、強い恐怖を感じているときです。 筆者の飼っている猫は、子猫のころに掃除機をかける音にびっくりして、よくこうなっていました。

④威嚇・攻撃しているときの表情

耳を完全に後ろ向きに寝かせ、牙をむき出しにしているときは、敵意を感じたり、恐怖心を感じているときです。 それに加えて恐怖心が強い場合は、瞳孔が開いたりヒゲが後ろにそったりします。 これ以外にも、敵意を感じさせるような思い当たる行動がないのに威嚇をされた場合は、猫が怪我をしていたり病気をしている場合もありますので、注意が必要です。

【からだ全体・尻尾】編

なかなか気づきにくいかもしれませんが、猫の体や尻尾の動きにも、その感情が表現されています。 特に尻尾は犬と同様、感情によってその動きが大きく変わるため、一つの判断基準となりえます。

①警戒、恐怖しているときの体の特徴

恐怖を感じているときは、体を伏せ、尻尾を丸めたり胴体の下に入れて体全体を小さく見せます。 「自分はあなたよりも弱いです」という意思表示でもあるようです。 また、急所であるお腹を地面につけて隠し、亀のように防御の姿勢に入っているとも言えます。

②威嚇・攻撃しているときの体の特徴

威嚇する茶トラ猫 威嚇・攻撃状態のときは、牙を剥き、尻尾、全身の毛を逆立たせます。 これは、恐怖を感じている時に体を小さく見せるのとは逆に、敵に対して体を大きく見せようとしているためです。

③尻尾を素早くパタパタと振っている

猫,ボディランゲージ,機嫌,悪い,嫌われている,嫌い,警戒,仕草,尻尾,ヒゲ,耳,口,目顔,表情,言葉,言語 猫の尻尾の動きと心の動きは連動しています。 穏やかな気分であるほどゆったりと動き、イライラしているとせわしなく動くようになります。 激しく動いている場合には、機嫌が良くなかったり、興奮しているサインなので、近寄らずにそっとしてあげましょう。 また、小刻みにピクピクと動いている際には、緊張状態にある場合が多いです。

【鳴き声】編

研究によると猫は14〜20種ほどまで声を鳴き分けているそうです。 顔の表情からも感情を読み解くことができますが、鳴き声にも大きな変化が現れます。 鳴き声には猫の感情が色濃く表れるため、機嫌が良いのか悪いのかを判断する際の鍵となるでしょう。

①「ウーウー」

警戒しているときや威嚇しているときに出る唸り声です。 怒っているように聞こえますが、実際には恐怖心や不安の表れだとされています。 その他、具合がよくないときにも出すことがあったり、遊んでいる最中に興奮しすぎて唸ることもあります。

②「シャーッ、フーッ」

喧嘩のときなどに威嚇をする声です。一説では、蛇の声を真似しているとも言われています。 猫同士で喧嘩をする時の他にも、機嫌が悪いときや具合が悪いときなどに、飼い主に向かって威嚇することもあります。 無理に近寄ったり触ったりせず、遠くからそっと見守ってあげましょう。

まとめ

猫,ボディランゲージ,機嫌,悪い,嫌われている,嫌い,警戒,仕草,尻尾,ヒゲ,耳,口,目顔,表情,言葉,言語 猫が機嫌を損ねたときの豹変ぶりというのは、体が小さいながらも迫力があるものですよね。 むき出しになった牙の鋭さやその獣らしい表情に、ペットとしてすっかり人類と親密な関係を築いてきたとはいえ、やはり自然の動物なのだなという気持ちが改めて思い起こされます。 猫は案外表情豊かなので、機嫌が良いときの何気ない変化よりも、悪いときの方が一目瞭然、わかりやすいかもしれません。 こちらの記事で紹介したものはあくまで例であり、必ずしも全ての猫に当てはまるわけではありません。飼い猫の特性をよく知り、よく観察して複合的に判断していくことが一番ではないかと思います。 普段の飼い猫の様子をもっとよく見てあげるきっかけになれば嬉しいです。