【体験談】犬の椎間板ヘルニア。手術をやめて鍼灸治療に切り替えた話
今年の冬、筆者が飼っている10歳のダックスフンドが、椎間板ヘルニアになってしまいました。
初めは「すぐに手術」と言われ、大きな動物病院を紹介してもらったのですが、色々なことを検討する中で、手術をやめて「鍼灸治療」に切り替えました。
今回の記事では、発症をしてからの経過や、治療方法を切り替えた経緯、実際に鍼灸治療を行った結果など、筆者の実体験をご紹介します。進行が進んでしまった椎間板ヘルニアの治療は手術だけではないことを、犬の飼い主のみなさんに知っていただければ幸いです。
発症〜椎間板ヘルニアと診断されるまで
発症日
朝からぐったりし、元気がない。排便の回数が少なく、排便の態勢をとってもなかなか出せないことから、初めは便秘を疑う。
今考えると、この時排便ができなかったのは、後ろ足が痛くて踏ん張ることができなかったためだと考えられる。
発症後1日目
歩いたときに後ろ足がもたつく様子が見られるようになり、だんだんと両足を引きずり出し、夕方には完全に歩けなくなる。椎間板ヘルニアを確信するも、かかりつけの動物病院が休業日だったため、受診は明朝に見送る。
2日目
午前、病院にて椎間板ヘルニア・ステージ3と診断。
進行が早く、進行性脊髄軟化症を発症してしまうと危険なため、早く手術をした方が良いと言われる。2日後に大きな動物病院での手術前検査を予約してもらう。下半身の麻痺により排尿障害があったので、動物病院でカテーテルを使って出してもらう。足の皮膚をつねっても、全く反応を示さず、すぐにステージ4に進行。排便は自分でできて食欲はあるものの、嘔吐してしまい、ぐったりした様子。
手術をやめ、鍼灸治療に切り替える
獣医師さんに「すぐに手術した方がいい」と言われたものの、10歳のシニア犬ということもあり、遠くの病院まで慣れない電車で通い、全身麻酔で手術を受けさせることには少し抵抗がありました。
手術前検査を翌日に控える中で色々と調べるうちに、「鍼灸治療」という方法に出会います。たまたま家の近くに、鍼灸治療をやっている動物病院があったので、夕方に急いで行ってみました。
情報量も少なく、手術をやめて治療を切り替えることには非常に迷いがありました。しかし、鍼灸医の先生には「椎間板ヘルニアにかかって、鍼で歩けるようにならなかった犬はいない」と言われたため、その言葉に賭けてみることに。
3日目
鍼灸治療に切り替えることを決意し、翌日の手術前検査はキャンセルした。
早速、夜7時ごろに鍼灸治療をしてもらう。するとなんと、夜中の2時頃、トイレにて自力でおしっこを出せるようになった。
感覚麻痺、排尿障害が徐々に回復
おしっこが自分で出せないというのは、犬にとってもストレスですし、飼い主としても非常に心配なので、2度の鍼灸治療で排尿障害が早期に回復したことは非常によかったと思います。
4〜5日目
立つことはできないが、この日も座ったままなら少しずつ自分でおしっこを出せる。ただし、量が少ないため、自宅で1日1回カテーテルで排尿。
6日目
何度か足を引きずりながら自分で少し移動してしまう。感覚を取り戻しつつあるのだろうが、「絶対安静」と言われているので、動かないよう常に見張っていることに。
7日目
2度目の鍼灸治療へ。おしっこを大量に出せるようになり、カテーテルは全く必要なくなった。
週1ペースで鍼灸治療を続ける
その後は約1ヶ月ほど、週に1回のペースで鍼灸治療をしに動物病院に通いました。
少しずつ下半身の感覚を取り戻してきて、歩きたい気持ちになって来るようでしたが、1ヶ月間は「絶対安静」と言われ、なるべくベッドから一歩も出さないようにします。
「バギーに乗せて外に連れて行くくらいは大丈夫かな?」と思いましたが、それもNGでした。とにかく動かさないこと。これが大切です。
犬のストレス解消のために・・・
犬にとっては、感覚が戻ってきているのに歩けない、歩いてはいけないことで、ストレスが溜まってくる。
とは言え、おもちゃで遊んであげることもできないので、おやつを入れたコングを手で持って、体が動かないように注意しながら与えたりした。
リハビリ開始!
鍼灸治療を始めてから1ヶ月が経つと、獣医師さんからは「そろそろリハビリを始めましょう」と言われました。
絶対安静の期間は本当に動けませんが、リハビリが始まると、本人が歩きたいだけ歩かせて良いことに。
通院の間隔が開き、自宅でお灸も
回復して来ると、週1回だった通院のペースは、2週間、1ヶ月に1回に短縮。
代わりに、自宅で簡単なお灸ができるようレクチャーしてもらう(上画像)。
少しずつお散歩もできるように
お散歩は、アスファルトの上などは抱っこやバギーで通るが、ウッドチップが敷き詰めてある柔らかめの道では、少しずつゆっくりと歩かせて行く。
おやつを使って足を跨がせるリハビリ
しっかりと後ろ足を使って歩く練習をするため、おやつを使って飼い主の足を跨がせるリハビリも開始。完全に後ろ足まで跨ぎきってから、おやつを少しずつ与える。
治療開始から約2ヶ月、走れるように!
鍼灸治療を開始してから2ヶ月が経つと、若干もたつきながらも、走り回れるまでに回復しました。
感覚麻痺になるまで進行していた椎間板ヘルニアが鍼灸だけでここまで回復するとは、正直信じがたい気持ちでしたが、犬も非常に嬉しそうに動き回っており、散歩も以前と同じようにできるようになったのです。
その後
椎間板ヘルニアを発症をしてから7ヶ月が経ちましたが、その後も月に1度の通院を続けており、再び歩けなくなるようなことは今のところ一度もありません。
はしゃぎすぎて足を滑らせてしまった時に、若干足がもたつく様子がみられましたが、通院の間隔を一時的に短くしてもらうと、またすぐにちゃんと歩けるようになりました。
実際に経験して感じた鍼灸治療の特徴
1. 犬の体への負担が小さい
特に高齢犬や持病のある犬の場合、手術そのものが難しいことも多いため、手術を諦めてしまう飼い主さんも少なくありません。
その点、切らずに治療でき、麻酔の必要がない鍼灸治療は、犬の体への負担が小さいのが最大の特徴です。
2. 一度にかかる費用が安い
椎間板ヘルニアの手術をした場合、重症度にもよりますが、検査費用や入院費用も含めて30万円以上かかることも珍しくありません。
一方の鍼灸治療は、こちらも場合によりますが、筆者の犬では、1回目の治療が初診料含めて1万円以内におさまりました。
ただし、手術に比べて鍼灸治療の場合は、一度ですぐに治るわけではありません。走れるようになるまでの約2ヶ月の間に7〜8回程度通院し、飲み薬代や家で使うお灸代なども含め、なんだかんだで10万円程度かかったと思います。
3. 通い続けることで、予防になる
椎間板ヘルニアは、手術をしても再発する可能性があります。
鍼灸治療でももちろん再発の可能性はありますが、月1回程度の通院を続けることで、再発の予防効果があります。
月1回の通院と、漢方薬を飲み続けることにより、確かに出費はかさみますし、時間もとられます。しかし、手術をした場合でもサプリメントを飲み続ける犬は多いですし、再発してまた手術をすることを考えれば、長期的に見ても鍼灸治療のメリットはあると言えるでしょう。
まとめ
今回は、椎間板ヘルニアの手術をやめて鍼灸治療に切り替え、走れるまでに回復した筆者の犬の実体験をご紹介しました。
もちろん、手術にも鍼灸治療にも、それぞれにメリットとデメリットがあり、どちらの方が優れているとは言えません。
しかし、ペットの鍼灸治療についてはまだあまり認知されておらず、まして下半身が一度麻痺した犬が、鍼灸治療だけで走れるようになるなど、知らなければ思ってもみないことでしょう。
今回の記事を通して、ペットにおける椎間板ヘルニアの治療方法のひとつとして、鍼灸治療があることを知っていただき、治療の選択肢を広げていただければ幸いです。
「犬を飼おう!」と決意したら読んで欲しい【犬と暮らす心構え】
新しい家族の選択として、「犬を迎え入れようか」と考えている方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?
犬を家族として迎え入れることを決意したみなさんに、今一度「犬と暮らすというのはどういうことなのか」をしっかり知って、飼い主さんにも家族となる犬にも幸せな生活を送って欲しいと思います。ただ、残念なことに、ただかわいいというだけで気軽に飼い始めて後悔してしまう方がいるのも現実です。
そこで、もう犬を飼うと心に決めている方も、まだ迷っている段階だという方も、こちらの記事を参考に、一度犬との生活について考えてみてください。
犬と暮らす前にチェック!
未来の飼い主のみなさん。こんなこと、覚悟できていますか?
- お金がたくさんかかる
- 15年以上の時間をともにする
- 犬が暮らすスペースが必要
- お散歩は欠かせない
- 「引っ越し/旅行」は簡単にはできなくなる
- 守らなければならないルールがある
上の項目を見て「無理かもしれない…」と思うことが1つでもあったのなら、犬を飼うことについて、もう少し考えてみることをおすすめします。でも、すぐに判断してしまう前に、上の項目について1つずつ詳しく見ていきましょう。
犬と暮らす時間とお金
犬を飼うときにかかる生涯費用は、だいたい180万円ほどであると言われています。
その内訳は、下記の通りです。
- 飼い始めにかかる費用:6万円程度
- 毎月かかる費用:1年間にかかる費用12万円×平均寿命15年=180万円程度
「思っていたよりかかるなあ」と思った方も多いのではないでしょうか。こちらは最低でも必要になる金額と考えてください。サプリやトリミング、オモチャやお洋服、挙げればキリがありませんが、もっと多く必要になる犬種もいますし、もっとお金がかかる飼い方もあります。犬を飼うのに必要な費用について、詳しくは以下の記事にてご覧ください。
十分なスペースが必要
犬とともに暮らすということは、家族が一人増えるということです。そして、食事もトイレも寝床も人のものとは全く違います。
犬用のトイレを置く場所が必要ですし、寝床となるケージを置く場所も必要です。今の家に、犬を迎え入れるだけのスペースがあるか、確認してみてください。
お散歩は欠かせない
犬はお散歩が大好きです。しつけの一環やストレスの解消に重要なことなので、毎日欠かさず行くのが望ましいでしょう。
散歩時間のだいたいの目安は、朝夕二回で超小型犬なら10分、小型犬なら20分、中型犬なら30分、大型犬なら60分というところです。犬のお散歩マナーを知っておきたいという方は、以下の記事もご覧ください。
「旅行/引っ越し」はどうする?
ペットと暮らすと、ペット可の場所を選んで遊びに行くことが増えます。旅行や引っ越しも同じです。ペット可の旅館や、ペット可のマンション・アパートでないと暮らすことができません。
旅行に行くのであれば、以下の記事にあるようなさまざまな準備が必要です。
また、犬を連れて賃貸に引っ越すときには特に注意が必要です。具体的な内容については、こちらの記事を参考にしてください。
このように、簡単に引っ越しをしたり、旅行に行ったりするということが難しくなってきます。それでも、そういった大変さも含めて楽しむことができれば、犬を飼うことに向いている、その覚悟ができていると言えます。
飼い主が守らなければならないルール
飼い主に必要な最低限のモラルとマナーとして、環境省から「飼い主の方へ – 守ってほしい5か条」というものが提言されています。少しずつでもいいので、飼う前にきちんと覚えておくようにしましょう。
飼い主の方へ 守ってほしい5か条
1.動物の習性等を正しく理解し、最後まで責任をもって飼いましょう
飼い始める前から正しい飼い方などの知識を持ち、飼い始めたら、動物の種類に応じた適切な飼い方をして健康・安全に気を配り、最後まで責任をもって飼いましょう。
2.人に危害を加えたり、近隣に迷惑をかけることのないようにしましょう
糞尿や毛、羽毛などで近隣の生活環境を悪化させたり、公共の場所を汚さないようにしましょう。また、動物の種類に応じてしつけや訓練をして、人に危害を加えたり、鳴き声などで近隣に迷惑をかけることのないようにしましょう。
3.むやみに繁殖させないようにしましょう
動物にかけられる手間、時間、空間には限りがあります。きちんと管理できる数を超えないようにしましょう。また、生まれる命に責任が持てないのであれば、不妊去勢手術などの繁殖制限措置を行いましょう。
4.動物による感染症の知識を持ちましょう
動物と人の双方に感染する病気(人と動物の共通感染症)について、正しい知識を持ち、自分や他の人への感染を防ぎましょう。
5.盗難や迷子を防ぐため、所有者を明らかにしましょう
飼っている動物が自分のものであることを示す、マイクロチップ、名札、脚環などの標識をつけましょう。
出典:環境省ホームページ「飼い主の方へ 守ってほしい5か条」
最後に
どれも犬を飼っている方から見ると当然のことに思えますが、犬を飼ったことがない方にとっては、少し厳しいと感じる内容かもしれません。しかし、犬を飼う場合には、どれも必要になることです。
確かに、犬と暮らすことで我慢しなければいけないこともたくさんあります。しかし、それ以上に犬が与えてくれる”日常”はかけがえのないものなのです。命を預かる覚悟がしっかりとできたなら、愛情いっぱいに犬を迎え入れてあげましょう。
【ハムスターと一緒に暮らす】3年間でいくらかかるの?
小さくて魅力的なハムスター。「一緒に暮らしたい!」と思う方も少なくないのではないでしょうか。
ハムスターと一緒に暮らす計画を立てる上で、知りたい情報の1つは費用だと思います。
こちらの記事では、ハムスターを飼うと、何にどれくらい費用がかかるのかご紹介します。
ハムスターを3年飼ったら約6万円
ハムスターの平均寿命は、種類によって異なりますが、約2〜3年間と言われています。
もし、平均寿命である3年間、一緒に暮らしたら、約6万円かかると考えられます。
どのようなことにこの費用がかかるのか、詳しく見ていきましょう。
ハムスターを迎えるための費用
ハムスターをお家に迎える代表的な方法はこちらです。
- ペットショップやホームセンター等で購入
- 里親になる
里親になる場合は、お金がかからない事が多いです。
ペットショップやホームセンター等で購入する場合のお値段は、約1000〜3000円です。種類によっては、1000円未満であったり、3000円を超える場合もあるかもしれませんが、1万円を超える事は滅多にありません。
犬や猫などと比べると安いと感じるかもしれませんが、命を預かることには変わりありません。責任をもって、最後まで育てられるという方は、1度家族になるハムスターと実際に会ってから決断することをおすすめします。
飼う前〜飼い始めにかかる準備の費用は約1万円!
飼う前〜飼い始めの時には、以下の物を準備すれば、すぐに一緒に暮らす事ができます。
準備するもの | 値段 |
---|---|
飼育ケージ | 約3000〜4000円 |
巣箱 | 約500〜1000円 |
回し車 | 約1000〜2000円 |
床材 | 約300〜1000円 |
トイレ | 約300〜1000円 |
トイレ砂 | 約500〜2000円 |
砂浴び場 | 約300〜500円 |
砂浴び砂 | 約200〜1000円 |
給水ボトル | 約200〜1000円 |
餌皿 | 約200〜1000円 |
ペット用ヒーター(冬) | 約1500〜3000円 |
ごはん | 約500〜1000円 |
(※ここであげている値段は、あくまで目安ですので、物によってはお値段が大きく違う場合もあります。)
大体1万〜1万5千円くらいで、揃える事ができます。一緒に暮らすハムスターに合ったものを選びましょう。
飼育ケージ
ハムスターを飼うためには、まず、飼育ケージが必要です。
1つ1つにこだわりたい方は、シンプルなものがおすすめです。
1つ1つ中に置くものを揃えるのが大変だと感じる方には、回し車や給水ボトル等がセットになっているケージもありますので、そういったものを検討されてみてはいかがでしょうか。
巣箱
ハムスターは、狭い場所が好きで、安心できると言われています。ハムスターが安心できる場所として、巣箱を置いてあげましょう。
回し車
回し車は、運動不足とストレス対策で必要になります。
ハムスターは夜行性なので、音がうるさくないものがおすすめです。また、ハムスターのサイズに合ったものを選んであげましょう。
床材
ハムスターのケージの床には、床材を敷いてあげる必要があります。
床材には、ウッドチップ(広葉樹・針葉樹)や紙、土等の種類があります。お金をかけたくない場合は、新聞紙等、不要な紙を細かく切って代用することもできます。
こまめに取り替える消耗品なので、1度にたくさん買った方がお得な場合もあります。
トイレ
ハムスターはトイレを覚えてくれることもあります。安心して排泄する事ができるトイレを置きましょう。中にはトイレ砂を入れます。
トイレ砂
トイレ砂には様々な種類があります。なんと、消臭機能を持った砂もあります。ハムスターに合ったトイレ砂を用意してあげましょう。
砂浴び場
ハムスターも砂浴びをします。これは、主に身体を清潔にするためや、ストレス解消のため、爪を研ぐために行います。砂浴び用の砂を入れ、ハムスターが実際に砂浴びをする場所を用意してあげます。
砂浴び砂
砂浴びに必要になりますので、砂浴び用の砂は、トイレの砂とは分けて用意しましょう。
給水ボトル
ハムスターの水分補給のために必要です。ケージについているものが一般的です。
ごはん
主食はペレットで、副食として野菜等をあげます。餌皿に入れて、ケージの中に置いてあげましょう。
餌皿
ごはんを入れる容器です。
ペレットの他に、野菜等をあげることを考えると、1つではなく2つ以上用意しておくと便利です。乾燥している食べ物とそうでない食べ物は分けましょう。
ペット用ヒーター(冬)
ハムスターは寒さに弱い生き物なので、室温を調整したり、ペット用のヒーターを活用しましょう。
飼い始めてから毎月かかる費用は約1500円
飼い始めてからは、足りなくなった以下のものを買い足していきます。
- ごはん
- 床材
- トイレ砂
- 砂浴び砂
- 光熱費(気候によって変動が激しいので省略)
ハムスターは体が小さいので、ごはんを食べる量はそこまで多くはありません。2ヶ月に1度買い足すくらいでちょうど良い事が多いです。その事をふまえると、一月あたり、かかっても1500円程度であると考えられます。
また、暑い夏や寒い冬は、ハムスターのためにエアコンなどで温度調節をする必要があります。その光熱費は、暮らしている環境によって異なりますので、今回1か月間の費用の中には含めていません。
予想外の出費の可能性も。
ハムスターも生き物ですから、突然予想外のトラブルが起こることもありえます。
例えば、病気や怪我をしてしまったときには、治療費がかかります。また、ハムスターのような小動物を扱える動物病院は非常に少ないため、近所に診てもらえる病院がないかを事前にチェックしておくと良いでしょう。
予想外の出費も視野に入れて考える事が大切です。
ハムスターとの幸せな毎日のために。
犬や猫と比べると安価だと感じる方も多いようですが、それでもある程度のお金はかかります。
ただ、ハムスターとの生活は、お金には代えがたい素敵な時間です。
ハムスターと飼い主さんの幸せのために、「最後まで責任をもって共に暮らせるか」を、お金のことも視野に入れながら、検討することをおすすめします。
老犬ホームってどうなの?サービス内容や費用、選び方をご紹介!
「老犬ホーム」という場所をご存知でしょうか。簡単に言うならば老人ホームの犬版ですが、「詳しくはよくわからない」と言う方もいるのではないでしょうか。
犬も寿命が長くなり、人間と同じように痴呆などの症状も見られるようになってきました。今記事では、老犬ホームについて解説し、そのサービス内容や費用など、知っておきたい情報をご紹介いたします。
老犬ホームとは
老人ホームの犬版と言える「老犬ホーム」は、様々な事情で愛犬を施設に預けたい場合に、飼い主さんの代わりに面倒を見てくれる施設です。
老犬ケアに詳しいプロの方が、愛犬の毎日のお世話(食事、排泄、散歩、ケア)をしてくれます。
期間やプランは様々で、施設によっては、出張面会や往診などを行ってくれるところもあります。
また、犬だけに限らず、老猫の受け入れを行っているところもあります。
犬の長寿化、需要の高まり
医療技術の進歩やドッグフードの改良などの結果、平均寿命がこの30年で約2倍にも伸びたとも言われています。
このように、近年犬が長生きをするようになった結果、介護が必要な犬も増えたと言うことができます。
老犬ホームのサービスの登場は比較的最近ですが、年々その需要が増えていると言っても過言ではありません。
老犬ホームの利用理由
「飼うと決めたからには最後まで自分で面倒を見る」「やっぱり最期まで一緒にいたい」と思っているけれど、「現状、どうやってもこのまま面倒を見るのは難しい…」と言う方がいることも事実。
では、どんな理由で老犬ホームを利用される方が多いのでしょうか。
- 自分が高齢で面倒が見れない、最後を看取れるか不安
- 自分が入院をすることになり、世話が難しい
- 老犬介護による疲れや限界を迎えている
- 痴呆による夜泣き等があり、近隣住民からの苦情が来ている
- 愛犬が寝たきりになり、自分の仕事の都合上、愛犬の介護が難しい
このように、様々な事情により、老犬ホームが利用されています。
愛犬が老化を迎え、そして自分の手に負えそうにないと思った時、一度、老犬ホームに相談をするのも選択肢の1つでしょう。なにか解決の糸口が見つかるかもしれません。
サービス内容とは
長期だけでなく、短期での利用も可能な施設があります。また、デイサービスや訪問介護、介護に関するサポートやレクチャーなど、様々なプランがある施設もあります。
食事や排泄の介助や、ドッグランでの運動など、愛犬がのびのびと自由に生活が出来るように手厚くサポートしてくれます。
但し、これも愛護団体等と同様、悪徳業者も存在しますので、事前に下見をしたり、評判をチェックするなど、よく調べてから利用するようにしたいところです。
費用はいくらぐらい?
施設によって費用は異なって来ます。サービス内容やプランによっても変わりますし、老犬ホームの立地によっても値段が変わってきます。
料金は本当にマチマチで、入居するのに30万円代から入れるところもあれば、100万円以上かかる施設もあるなど、様々です。
なお、東京23区内でアクセスしやすい場所にある施設は、高額になる傾向にあります。
老犬ホームの選び方3つ
1.事前見学
老犬ホームがある場所は郊外から都内と様々ですが、全国的に増えてきています。愛犬の入る老犬ホームを決める際には、複数箇所を事前に見学することをオススメします。
今の時代、ネットで見て決めることもできますが、やはり自分の目で見て決めた方が良いでしょう。
また、そこで働く人たちと話すことで、「ここは安心して愛犬を任せられるのか」などの疑問を払拭することが出来るはずです。
2.愛犬に適しているのか
値段やサービスも施設によって様々ですので、複数の候補からきちんと吟味して選びましょう。
安さだけで決めるのではなく、愛犬に最適なサービス・環境であるのか等、検討しましょう。
自分で面倒が見られない以上、愛犬の幸せを考え、一番楽しく過ごせる施設を選びたいですよね。
3.老犬ホームの立地・場所
老犬ホームは、郊外と都市のどちらにあるのかで値段が変わってきます。
「愛犬と面会をしたい」「頻繁に会いに行きたい」という場合には、アクセスのしやすさが重要になってきます。
自分の家や勤務先の場所、交通の便などを考慮し、先のことまで考えて決めるようにしましょう。
最後に
人間の介護と同様、愛犬の介護も、社会問題になりつつあります。また、「最後まで一緒にいると決めたから」という強い気持ちにより、老犬ホームの利用を考えたことがない人も多くいるそうです。
動物を飼うということは、命を預かるわけですから、最後まで責任を持って飼うべきです。しかしながら、無理に老犬の介護を続けて、自らの体調を崩してしまうような結果は、愛犬も悲しむのではないでしょうか。
家庭ごとに事情は違いますし、できることなら自分で面倒を見てあげたほうが良いとは思います。非常に難しい判断を迫られることになりますが、ケースによっては老犬ホームという選択肢がベストな場合もあるかと思います。
これを機に、ご家庭の問題が解決され、少しでも飼い主さんとわんちゃんにとって、日々の生活が豊かになることを願っています。
保健所や動物愛護団体から犬を譲り受けるときに知っておきたいこと
現在、ペットを入手するために利用できる手段は多岐に渡ります。ペットショップ、ブリーダーからの譲り受けなどもありますが、今回は保健所(または、動物愛護センター)や動物愛護団体から入手する方法を紹介しようと思います。
他の手段と違って、事前に知っておかなければいけない情報がたくさんあります。今回はそんな情報をまとめてみました。動物愛護センター等から譲り受けようと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
犬を引き取るためにかかる金額
譲り受けにかかる費用
動物愛護センターや保健所から保護犬を引き取る場合、法律で定められた登録費がかかる場合を除いて、譲り受ける際にかかる費用は基本的に無料です。
ですが、公的な機関を除く一部の民間団体では、不妊手術の費用やワクチン接種費用を里親が負担することもあります。
犬を飼う費用
動物愛護センターや保健所から無料で引き取れるといっても、犬を飼うためには毎年費用はかかります。
畜犬登録費用や予防注射、食費や消耗品、ペット保険など内訳は多岐に渡りますが、飼育するためにかかる年間費用は、小型犬では15万円〜、大型犬では20万円〜であると言われています。
譲り受ける際に必要な処置
動物愛護センターから譲り受ける場合
動物愛護センターや保健所から犬を引き取ったあとは、なるべく早く動物病院に行って、健康診断等の各種検査を受ける必要があります。遺伝性の病気や母子感染する病気を保有していたり、血液検査などを行っていない場合があるからです。
特に、子犬の場合には、親犬の情報がないため注意する必要があります。
民間の保護団体から譲り受ける場合
民間の保護団体では、ワクチン接種や血液検査などを既に犬に受けさせてから、譲渡するケースが多いようです。
しかし、念のため、保護団体に処置が済んでいるかの確認をとり、済んでいる場合でも健康診断は最低限受けさせるようにしましょう。
譲り受けるために必要なこと
譲り受けるまでの流れ
地方自治体により多少の違いはありますが、動物愛護センターで犬を譲り受ける場合、大まかに以下のようなステップが必要になります。
- 動物愛護団体に講習の予約
- 指定された日にセンターで講習を受講
- 保護犬を交えての面談
- 気に入った犬の譲渡希望の申し込み
- 他に希望者がいなければ譲渡仮決定
- 譲渡時講習会を受講
- 譲渡決定
実際に譲渡の申し込みをする場合は、各団体に詳細をお問い合わせください。
譲り受けるために必要な条件
譲渡を受け付けるには、どの団体でも受け取り手に関する条件を定めています。その条件は団体ごとに違いますが、主な条件は以下のようなものとなります。
- 不妊手術、血液検査を自己負担で行う
- 各ワクチンを定期的に受けさせる
- 室内飼いである
- ペット可の住居である
- 一人暮らしでない
- 高齢でない
- 犬を飼っていた経験がある
他には、既婚者のみという条件や、転勤の可能性がないという条件がある場合もあります。
動物保護団体の選ぶときのチェックポイント
第二種動物取扱業の届け出済みか
これは、もっとも根本的な条件になります。非営利の譲渡団体であっても、飼養施設を持っていて一定頭数以上の動物を扱っている場合、所属の地方自治体に第二種動物取扱業として届け出ていなければいけません。事前に確認しておきましょう。
譲渡費用に関してきちんと説明してもらえるか
譲渡会で犬を譲り受けるときは、基本的に費用は無料です。
しかし、前述の通りワクチンや避妊・去勢手術などにかかった費用を飼い主が負担するように求められるケースもあります。こうした費用に関して、きちんと説明してくれる団体を選ぶようにしましょう。また、寄付という形で費用が発生するケースもあります。非営利で、殺処分から救おうと、色々と尽力してくださっている団体が多いので、快く応じるようにしましょう。
譲渡審査が厳正であるか
審査が厳正であればあるほど、犬に関してよく考えていて、信頼できる団体だと言えます。
逆にいえば、審査が甘く、保護犬を押し付けてくるようなところには気をつけた方がいいでしょう。上記で説明した寄付金を狙って、悪質な譲渡を行う団体も中にはあるようです。
トライアル制度があるか
譲渡を受ける前に、犬と一緒に一定期間暮らすことのできる「トライアル制度」というものがあります。安心して生活できると判断できたら、正式に譲渡を受けることができます。
隣人からの苦情や散歩の大変さなど、実際に一緒に暮らしてみなければわからないことがたくさんあるでしょう。トライアル制度を設けている団体を選んだ方が、飼い主さんに取っても犬に取っても良いといえます。
一番大切なこと
ここまで見てきたように、保護犬を保健所や民間団体から引き取ることは、ペットショップや良心的なブリーダーから譲り受けるのとは大きく違います。
前の家族と離れてしまい迷子になった犬、前の飼い主に捨てられてしまった犬、悪徳ブリーダーのもとで育ち何年間もケージに閉じ込められていた犬など、保護犬の経歴の多くは悲しいものです。
そのような過去に悲しい経験をしてきた犬を引き取るなら、二度と同じことを繰り返さないと言う覚悟を持つのはもちろんのこと、彼らの過去の経験を考慮して適切にケアしてあげる必要があります。
保護団体は里親となるために色々な条件を設けていますが、一番重要なのはその犬の一生に責任を持つ覚悟があるかどうかです。
保護犬を譲り受ける際は慎重に検討しましょう!
うさぎにかかる費用っていくら?「7年で50万円かかる!?」
「うさぎと一緒に暮らしたい!でも、金銭面が不安・・・」
何か生き物と一緒に暮らすとなれば、日々の生活費が膨らんで行くのは間違いありません。心配ですよね。
こちらでは、これからうさぎを飼おうと思っている方向けに、かかる費用をまとめてみました。
うさぎを7年飼ったら約50万円!
うさぎの平均寿命は6〜7年と言われています。
しかし、環境や種類によって、寿命が3年〜15年と振り幅が大きいです。
今回、平均寿命である”7年間”うさぎと一緒に暮らしたらいくらかかるのか調べたところ、約50万円であることがわかりました。(目安)
以下に詳細をまとめていますので、みていきましょう!
うさぎを迎えるためのお値段は?
うさぎ1羽をおうちに迎えるために、購入したり、譲り受けたりする選択肢があるので、それによっても値段は大きく変わります。
- ペットショップ:3千〜4万円
- 専門店:4〜10万円
- 里親:無料
高齢のうさぎほど安い値段で取引されています。また、種類によって10万円以上の場合も。
専門店は、飼い始めた後も相談に乗ってくれたり、うさぎの健康状態も良好な場合が多く、安心だという飼い主さんも多いです。それも含めたお値段というわけですね。
飼う前〜飼い始めにかかる準備の費用は3万円!
うさぎをおうちに迎える前の準備の段階で、費用は、約3万円程度かかります。
内訳は以下です。
- ケージ:約10,000円
- キャリーケース:約5,000円
- すのこ:約2,000円
- 巣箱:約5,000円
- 牧草入れ:約1,500円
- 食器:約1,000円
- 給水器:約1,000円
- トイレ:約1,500円
- トイレ砂:約1,500円
- かじり木:約500円
- ブラシ:約1,000円
- 爪切り:約1,000円
こちらの計算で参考にした商品が載っている記事は以下です。ぜひご参照ください。
他にもリードや掃除用具でお金がかかるので、しっかり揃えようと思えば、約4万円程度が予想されます。
飼い始めてから毎月かかる費用は約5千円
うさぎを毎月飼育するのにかかる費用は、約5千円程度です。
内訳は以下です。
- 食費(ラビットフード・牧草・等):約3,000円
- 消耗品費(トイレ砂・等):約1,500円
- 光熱費:(気候によって変動が激しいため省略)
光熱費は、特に夏/冬に跳ね上がります。
うさぎは暑さや寒さに敏感なので、エアコンなどで空調には気を使ってあげる必要があります。
暑さ・寒さ対策のグッズも販売していますので、どうしても光熱費が気になる方はそういったグッズの購入も検討してみてくださいね。
予想外の出費も覚悟する
うさぎは生き物ですから、突然予想外のトラブルが起こることもありえます。
例えば、病気や怪我をしてしまったときには、治療費がかかります。
そういった時にも、焦らず対処できるお金の管理力が必要です。
うさぎとの幸せな生活のために。
うさぎさんとの生活、シミュレーションできましたか?
一人家族が増えるわけですから、お金はもちろんかかります。
しかし、金銭面にばかりとらわれてしまうのはとても残念なことです。
同時にかけがえのない癒しの日々も待っていますよ!
猫を飼うのにいくらかかるの?
新しく、猫ちゃんを家族として迎えたい!と思った時に、やはり気になるのはかかる費用のこと…。
「初期費用に、キャットフードやワクチン代なんて言ってたらあっという間にお金が消えて行く…!?」なんて考えはじえたら、不安になってしまいますよね。安心して新生活をスタートさせるために、ここでかかる費用について知っておきましょう!
生涯費用は約95万円!
ここでは、飼い始めにかかる初期費用と、毎月かかってくるお金を合わせて合計を出しています。
- 初期費用:33000円
- 毎年かかる費用:60000円×15年=90万円
これらを足し合わせて93万円越えとなりますが、さらに治療費なども入ってくるため、約95万としました。
初期費用:33000円
飼い始めて最初にかかるお金の内訳を見ていきます。また、これから先に出てくる数字は「〜前後」を省略しています。
- ワクチン:3種を2回打った場合、8000円(3種で3000円〜5000円、5種で5000円〜7500円)
- キャットフード、日用品、キャリーケースなど:10000円
また、飼ってすぐでない場合もありますが、一度だけかかかる費用として避妊手術も必要になります。
- 去勢手術:10000円〜15000円
地域によっては、助成金が出るようなので、各自治体のHPを確認して見てください。
これらにプラスして、ペットショップやブリーダーからの購入を考えている場合、最低でも5万円〜20万、30万は必要となるでしょう。初期費用:33000円という数字の中に、猫ちゃん自身がいくらか、ということは入っていないため、注意してください。
毎月かかるお金は最低でも5000円!
猫ちゃんを飼うのにかかるお金のメインは、食事とワクチン代です。まず、年単位でかかるお金を見ていきましょう。参考にしたのは、アニコム損害保険株式会社が出している年間支出調査です。
- ワクチン、健康診断等の予防費:10000円/年
- キャットフード・おやつ:36000円/年
- 日用品:18000円/年
これらが最低限かかってくるお金になります。合計を12ヶ月で割ると、だいたい5000円を上回るぐらいになります。
これらの他に、
- けがや病気の治療費:36000円/年
- ペット保険:30000円/年
- ペットホテル・ペットシッター:18000円/年
などもかかってきますので、こういった臨時の出費も含めると、毎月かかる費用として5000円〜10000円は見ておくと良いかと思います。
お金はかかるけど、それ以上の幸せが得られる
猫は犬に比べてかかる費用は少ないですが、それでもお金がかかります。猫ちゃんが若いうちは、病院のお世話になることは少ないかもしれません。しかし、歳をとるにつれ、病気をしやすくなります。
お金は確かにかかりますが、その分家族に癒しを与えてくれたり、幸せな時間が増えることを考えると、一概に「お金がかかるから買えない!」と決めつけてしまうのもいかがなものでしょうか。飼うときには自分の経済状況とも照らし合わせ、しっかりと準備した上で飼うようにしましょう!
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