カワウソと生活するための第一歩!〜カワウソの賢さと接し方のコツを知ろう〜
詳細につきましては、コツメカワウソとは?ペットで人気⇒絶滅危機で輸出入禁止への記事をご覧ください。
最近ペットとしての知名度も高まっているカワウソ。つぶらな目がとってもキュートですよね!「自分でも飼ってみたい!」と思う方も多いのではないでしょうか。
今回はカワウソ初心者さん向けに、カワウソの賢さやカワウソとの生活のコツをご紹介していきます。
カワウソはチンパンジー並みにかしこい?!
カワウソは、社会的学習をする生き物だと言われています。このことを証明するために、イギリスの研究者たちが行った、あるカワウソの実験があります。
カワウソたちにエサの入ったさまざまな形のタッパーを与えます。フタが付いているだけのシンプルなものや少し複雑な形のものもあり、これを開けるのはカワウソにとってはかなり難易度の高い作業です。
しかし、あるカワウソがフタを開けると、その方法が仲間に共有・拡散されていきます。すると、他のカワウソたちも真似して開けられるようになり、比較的短い時間で全てのフタを開けることができました。
このような、「真似をする」という社会的学習は、ある程度以上の知能を持つ動物しか行わない行動です。その見た目からはとても信じがたいことですが、カワウソは、なんとチンパンジーと同じくらい賢いと言われています。
かしこすぎるカワウソのいたずら
先ほども述べたように、カワウソは非常に賢く、真似をして学習していく動物です。
こちらの動画では、カワウソのさくらちゃんが排水溝の網やお風呂の栓をあっという間に抜いてしまいます。さくらちゃんのおちゃめな表情がとてもかわいいですね!他のカワウソは、手の届かないドアを自分で台を運んで開けてしまったり、ネジを外してしまう子もいるようです。
そんな賢いカワウソと上手に生活していくコツは一体何でしょうか?ここから先は、上手にカワウソと生活する方法について、見ていきたいと思います。
まずは上下関係を確定させる
カワウソは飼い主の言うことはある程度は理解できます。しかし、自分のほうが飼い主よりも立場が上だ!と認識すると言うことを聞いてくれなくなってしまいます。どんなにかわいくても、カワウソが悪いことをしたら堂々とした態度で、きちんと叱ることが大切です。
犬も同様に、上下関係を確立することが重要だと日本では言われています。しかしながら、欧米では、これは迷信だと言われており、あまり信じられていません。カワウソも上下関係を気にしているかどうかは正直わかりません。
ですが、良いことはほめて伸ばし、悪いことは叱って行動の頻度を下げるということは、動物行動学の観点から決して間違ってはいないことだと言えるでしょう。ペットとはメリハリのある態度で接することが重要です。
ものはちゃんと片付けておく!
いくら賢くても、しつける前はカワウソにとっては知らないことばかりです。どれがかんではいけないものか、そんなことはわかりません。電源コードや洋服など、かまれたら困るものはきちんと片付けておきましょう。
犬や猫と生活をする際も同様です。飼い主にとって、取られてしまったり、かじられてしまったら困るものは、手の届かないところに置いておきます。ある程度しつけることはできますが、飼い主の目の届かないところでは、何をされるかわかりません。
ペットにとって危険なものや取られたら困るものは、必ず手の届かないところに置くようにしましょう。
真似されると困ることは見せない
例えば、ケージの鍵の開け方など、真似されると困っちゃうことは結構たくさんありますよね。そのような覚えて欲しくないことは、タオルなどで隠してそもそも真似できないようにしましょう。
カワウソだからといって、この特性を無視して暮らしていると、あとで取り返しのつかないことになるかもしれません。子供も親の真似をしますが、カワウソも同じように飼い主の行動を真似することがあります。
飼い主にとって、カワウソが覚えてしまうと困ることは見えないところでするようにしましょう。私たちが考えている以上に、カワウソは賢い動物なのです。
しつけ方は犬・猫と同じ!
先にも少し触れましたが、カワウソのしつけ方はほとんど犬や猫と同じです。犬や猫をしつける時のように、最初はおやつなどを用いてカワウソに飼い主さんの言葉や合図を覚えさせましょう。
チンパンジー並みの知能を持つカワウソのことですから、もしかすると犬や猫よりも物覚えが早く、びっくりしてしまうかもしれません。
まとめ
今回は意外と知られていないカワウソの賢さと、カワウソとの付き合い方のコツをご紹介しました。カワウソのことをよく理解し、すてきな関係を築いていってくださいね。
コツメカワウソについてはこちらの記事もあわせてご覧ください。
何気ないその行為がしつけの悪い犬に育てている?飼い主の問題3つ
犬はとても賢い動物です。すぐに様々なことを覚えます。しかし、犬がモノゴトの良し悪しを判断できるわけではないので、良いこともすぐ覚えますが、悪いこともすぐに覚えるのです。
飼い主の何気ない行動が原因となっていることも多いため、一つ一つの行動の意味を考えながら行うことで、覚えてほしくないことは覚えさせないこともできるのです。また、一度覚えてしまった行為であっても、消去することができます。ここでは、そんな何気ない行動を3つ取り上げて、犬の気持ちを解説していきます。
飼い主が食事中に食べ物を与える
「うちでは、そんなことしません!」と思われるかもしれませんね。でも、カワイイ目をして近寄ってきたら、「少しだけなら…」と、ついつい与えてしまうこともあるのではないでしょうか。
この行為、1回でもしてしまったら、人間の食べ物の味を覚え、飼い主が何か食べているとすぐに近寄ってくるようになります。これを嫌と思わない方は、犬に食べさせてはいけない食べ物にさえ気をつければ、特に問題はありません。
しかし、飼い主さんの具合が悪い時、来客があった時、ペットホテル等で預かってもらった時にも、犬は同じことをしてしまうため、「しつけの悪い犬だなぁ」と思われてしまうかも…。場合によっては、人間の食べ物の方が美味しいことがわかってしまい、ドッグフードを食べなくなってしまうことも。
また、人間の食べ物には塩味や甘味が付けられていることが多く、多くを摂取してしまうと病気のモトになってしまうため、できることなら犬用の食べ物以外は与えないようにしたほうが良いでしょう。
犬の気持ち
一度、人間の食べ物を与えたところ、食事中にテーブルに座っていると犬が飛びついてくるようになった場合の、犬の気持ちです。
- お!なにこれ、超うまいんだけど!!普段のドッグフードよりうまいわー
- 飼い主さんが何か美味しそうなもの食べてるから、飛びついてみよう
- しつこく飛びついたら、美味しい食べ物をくれたから、またしつこく飛びついてみよう
止めさせるには
例え、米粒1つも与えないようにしなくてはいけません。絶対にあげない強い意志が必要です。
上記のように、完全に悪いクセが付いてしまった場合も、絶対にあげてはいけません。食事中は目も合わせない、どんなにしつこくされても話しかけない、手で払う等もせずに、完全に無視することで矯正することができます。
家を出かける前に犬に話しかけ、帰ってきたらすぐに犬の元へ行く
お留守番させる時、ついつい可哀想になって話かけてしまったりするのではないでしょうか。でも、実はこれ、犬の悲しい気持ちを煽っていることになるのです。
また、外出先から帰ってきたら、すぐに犬のもとへ駆け寄っていたりしませんか?これも犬の気持ちを煽っているため、「嬉ション」させる原因にもなりかねません。もし、嬉ションで困っている方がいたら、これをやめるだけで改善することもあるのです。
上記の記事でも説明していますが、これを繰り返すことで、外出する前に異常なほどに吠えるようになってしまったり、鳴くようになってしまったりすることがあります。さらに、外出前だけでなく、外出してからもずっと吠え続けるようになってしまうこともあるのです。
犬の気持ち
外出する際に、吠えてしまい、しばらく鳴き続けてしまう場合の、犬の気持ちです。
- えー、置いていくの?イヤだー!ワンワン!!
- ワンワンしていたら、行くの止めてくれている!それなら、もっとワンワンしよう!
- 置いて行かれたけど、ワンワンしていたら戻ってきてくれるかも!
止めさせるには
出かけるとき、「犬に気づかれないように出かける」を目指して、静かに出かけてください。
また、犬は数十分ほどで心の変動が落ち着くといわれているので、帰ってからすぐに愛犬に会いに行くことはせずに、バッグを置いたり、荷物の整理をしてから愛犬に会いに行く方が良いでしょう。
犬が「かまってー」している時に「いやだ!」などと話しかける
愛犬が游んで欲しい時、先程のケースのように、何か食べたいとおねだりしてくる時などは、人に飛びついてきたり、吠えたり、足を噛んできたりしませんか?
この時、「ダメ!」と話かけたり、手で追い払ったりすると、実はその行為を助長しているかもしれません。特に、愛犬が游んで欲しいと思っている時は、その可能性が高いでしょう。
話しかけられることで、犬は嬉しいと感じます。また、手で払われたりすることで、手で游んでもらっていると思います。そのため、かまっているわけではないのに、犬からするとかまってもらっていると思い、もっとしてくるようになるのです。
犬の気持ち
游んで欲しい時に、飼い主に飛びついている場合の、犬の気持ちです。
- 暇だから游んで欲しいし、ちょっと飛びかかってみよう
- 何か言われているけど、よくわからないから、もっと飛びついてみよう
- おー、飛びついたら手で游んでもらえる、やったー
止めさせるには
これに関しても、どんなにしつこくされても話しかけない、手で払う等もせずに、完全に無視することで矯正することができます。
悪いクセは取り除ける
全ての行為は、一度悪いクセが付いてしまっても、必ず取り去ることができます。すぐに学習して、どうすれば良いのかを覚えてしまうということは、逆も然りです。意味がないということがわかれば、すぐにしなくなります。
どのケースも「完全に無視すること」が重要です。完全に無視するとは、その場に犬がいなかったかのように振る舞うことです。クセがなくなる前に、かなりしつこくしてくることがありますが、ここで折れては飼い主の負けです。これを乗り越えれば、比較的早い時間で、悪いクセは取り除くことができます。
もし、これらの行為に困っている方がいらしたら、一度チャレンジしてみてください。