犬が早朝に吠える3つの原因と対策
犬の飼い主のみなさんは、「犬が朝早くから吠えてしまって困る…」といったお悩みはありませんか?
小さい声で吠えているうちはある程度無視できても、大きな声で吠えられるとご近所迷惑が気になってしまいます。
今回は、犬が早朝に吠える主な原因と、その対策方法をご紹介します。
原因①飼い主さんへの要求がある
犬が早朝に吠えるのは、飼い主さんに何かを要求しているからかもしれません。例えば、次のような要求が考えられます。
- お腹が空いたから早くごはんが食べたい
- トイレに行きたい
- 早く散歩に行きたい
寝ている飼い主さんにこれらの要求をするには、吠えて起こすしかありません。
はじめのうちは小さな声で鳴いていても、気づいてもらえないとだんだん大きな声で吠えるようになります。
【対策】飼い主さんへの要求吠えをやめさせるには?
犬が吠えたからと言ってすぐに要求に応えてしまうと、犬は「吠えれば何でもやってもらえる」と学習してしまいます。
かと言って、早朝からずっと吠えられてしまっては、ご近所迷惑にならないかと心配になりますよね。犬の要求内容を理解し、その原因となるものを事前になくすことで解決するかもしれません。
「夜寝る前にご飯とトイレを済ませる」がポイント!
犬が早朝にお腹を空かせたりトイレに行きたくなったりしないよう、寝る前にお腹をいっぱいにさせ、トイレもさせておきましょう。
また、それでも犬がトイレに行きたい場合は無視するのはかわいそうなので、できればトイレは犬がいつでも自由に行けるよう工夫してあげたいものです。
トイレは室内でもできるように
外でしかトイレをしない犬の場合は、トイレに行きたいがために「散歩に連れて行って!」と吠えている可能性が高いです。
室内でもトイレができるようトレーニングをすれば、早朝に吠えることもなくなるかもしれません。
昼間や寝る前に犬を疲れさせる
犬はもともと睡眠時間が長い動物なので、昼間に無理やり睡眠を妨げたり、過度に疲れさせるのはよくありません。
しかし、全く疲れさせずに夜を迎えてしまうと、体力が有り余って朝早くから目覚めてしまいます。
日中は散歩や遊びなどの適度な運動をさせ、飼い主さんが寝る直前にも一度起こして遊ばせるとよいでしょう。
要求に応えるのは飼い主の指示に従った時だけ!
要求吠えが続いたりエスカレートする場合は、「吠える」=「要求に応えてもらえる」と学習しているのでしょう。
例えば、おやつやご飯を要求している場合は、辛抱強く無視をすることと「待て」「おすわり」などの指示を出しそれに従ったとき、あるいは静かになったときにご褒美をあげることが効果的です。
このトレーニングを何度も繰り返すことは大変ですが、犬に「吠えても無駄だ」という学習を定着させるために重要なステップとなります。
原因②外の物音への警戒
犬は、新聞配達や猫の声、車の音など、早朝から外で何か物音がすると、警戒して吠えることがあります。
また、物音以外にも、何かが動く気配やにおいに反応して吠えることもあります。
外で物音がしたタイミングで犬が外に向かって吠える場合は、これが原因だと考えましょう。
【対策】外の物音への警戒吠えをやめさせるには?
外の気配を感じさせないように工夫する
外への警戒心が強くて吠える犬には、外の気配をなるべく感じさせないようにすると吠えにくくなります。
例えば、ケージの中で寝かせている場合は、ケージの上から毛布をかけるなどして、外の音や気配を察知しにくくしましょう。
昼間にも警戒吠えがあるならやめさせる
昼間にも、家の前を通る人や車に向かって吠える犬の場合は、「自分が追っ払わないといけない!」と思ってしまっている場合があります。
これも非常に大変なことではありますが、日中、そのような吠えが起きる前におやつなどで気を引き、外に向かって吠えるのをやめさせると、自然と外への警戒吠えがなくなるかもしれません。
原因③認知症などの病気やストレス
認知症の場合
犬は、認知症になると、早朝に限らず突然吠え出すことがあります。
特に、10歳を超える高齢犬で、早朝・夜中などに吠える、壁に向かって歩く、家の中で迷子になるなどの行動が見られたら、認知症を疑いましょう。
病気や怪我で体が痛む場合
病気や怪我などで体のどこかが痛む場合にも吠えることがあります。
怒るように元気よく吠えるのではなく、弱々しく悲しい声で鳴くように吠える様子が見られたならら、どこか痛いのかもしれません。
ストレスや不安の場合
病気や怪我だけでなく、精神的なストレスや不安を抱えた犬も、時間を問わずに吠え始めることがあります。
特に、過去に辛い思いをした経験のある保護犬などの場合、不安が原因で吠えることが多い傾向にあります。
【対策】病気で吠える場合はどうしたらいい?
犬の体調に少しでも異変を感じたら、自己判断せず、早めにかかりつけの獣医師に相談しましょう。
犬は、自分でどこが痛いかを訴えることができません。吠えることによって、一生懸命飼い主さんに痛みを訴えているのかもしれません。もしくは、痛くて鳴いているのかもしれません。
見た目には異常がなくても、早めに動物病院で診察してもらいましょう。
まとめ
今回は、犬が早朝に吠えてしまう3つの原因と、それぞれの対策方法をご紹介しました。
確かに犬が早朝に吠えるのはご近所迷惑になりかねませんが、だからと言って何でも犬の思うようにしてしまっては、早朝吠えがさらにエスカレートしてしまいます。
犬が吠えるのには、必ず何か理由があるはず。よく観察すると、原因によって吠え方、鳴き方が微妙に違います。その吠えや鳴きの理由が何であるのかをしっかりと見極め、それぞれの犬に合った対策を取るようにしましょう。
猫を室外飼いすることは危険がいっぱい!?
猫を飼っていれば、1度は「外に出してあげようかな・・・」と思ったことがある方も多いのではないでしょうか。中には、昼間は外に出してあげて、夜はお家で室内飼いという方もいるかもしれません。
しかし、猫ちゃんを外に出すことには、大きな危険が伴うということを、ご存知でしょうか?ここでは、猫を室外に出すことのデメリット5つをまとめました。
飼い主さんの知らないところで・・・
1. 交通事故に関わっているかも。
自動車を運転したことのある方は思い当たる節があると思いますが、野良猫や放し飼いされている猫は、突然走行中の車の前を横切ります。本当に突然。
ですから、自動車に轢かれてしまう場合があることはもちろん、それを避けようとした自動車やバイクが事故を起こし、通行人までも巻き添えにしてしまうかもしれません。猫と人間、両方の命を脅かしてしまうのです。
また室内飼いと屋外飼いで、猫の寿命が2年も違うという結果が出ています。
(「一般社団法人 ペットフード協会」の平成28年(2016年)全国犬猫飼育実態調査 より引用)
- 室内飼いで平均15.81歳
- 屋外飼いで平均13.26歳
他の調査でも、「室内飼いで平均15歳、屋外飼いで平均7歳という、倍近くも寿命が違う」と言われていたりもします。
この数値は事故による死亡も含まれています。室内で飼った方が、2倍長く生きることができるのです。
2. 怪我・感染症の危険
猫を外に出すと、他の猫とのコミュニケーションが増えるため、喧嘩をして怪我をしてしまうことがあります。猫の怪我は皮膚の性質上、収縮してしまって発見が遅れることがあります。また、皮膚内部で化膿してしまうことも少なくないようです。
加えて、エイズなどの感染症にかかることもあります。猫のエイズは、咬まれるだけで猫同士の感染が起こってしまいます。
3. ノミ・ダニなどの危険
猫を外に出せば、泥などで汚れてしまうことはもちろん、ノミやダニなどをもらってくることもあります。もらってきたノミがカーペットで増殖してしまうこともあるかもしれません。
4. 野良猫と交配してしまうと大変
野良猫と交配することで、野良猫を増やしてしまったり、メス猫だと妊娠してしまうことがあります。発情期の妊娠率は90%を超えます。
動物愛護管理法の第37条では「犬及び猫の所有者の繁殖制限の責務」が定められていて、猫がみだりに繁殖して生活環境の被害が生じないようにしています。人間の手に負えないほど繁殖すると、周りの人々の生活環境の脅威となりうるのです。
5. 近所迷惑になってるかも。
猫に関する苦情では、特に次のようなものが挙げられます。
- 被毛を飛散
- 近所の庭や玄関で排泄行為
- 発情期の鳴き声
「最近、ご近所さんから冷たい目線を感じる…何でだろう…。」と思ったら、猫ちゃんが原因かもしれないですね。
でも狭いところにずっといるなんてかわいそう!
実は、そんなことないのです。
猫は縄張り意識の強い動物で、縄張りをパトロールできないことが何よりもストレス。一度外に出てしまうと、縄張り範囲が広がり、むしろストレスになってしまいます。家の中の小さなテリトリーで暮らし続けることは決して猫にとってストレスではありません。
猫が外を眺めることから考える、猫の縄張り意識についての記事もあります。併せてぜひ読んでみてください。
それでも屋外で飼うなら
避妊・去勢手術を行い、近所の人ともよく話し合うことをオススメします。また、首輪やマイクロチップなど身元がきちんとわかるようにしておくと安心ですね。
猫のためにも、私たちのためにも、室内で。
屋外で飼うことは室内で飼うより様々な面でのリスクが大きいので、室内で飼うことをオススメします。
猫ちゃんのために、室内で飼ってみてはいかがでしょうか?
問題行動ワースト1!吠えをやめさせる3つの方法
近所の人が通る度に家の窓から吠えて困る、なんてことはありませんか?無駄吠えなんて言われることがあるこの行為。ご近所さんとの仲まで険悪になったりして、困ったものですよね。今回は、この番犬吠えをやめさせる方法をご紹介します。
無駄な吠えなんて犬にはない
玄関のチャイム(ピンポン)が鳴ると、狂ったように吠えるワンちゃんがいます。また、近所の人が庭先を通っただけで吠えるワンちゃんもいます。これらは、吠えという行為の中でも番犬吠えと言われる類のもので、ワンちゃんは何の悪気もなく吠えているものです。
元々、犬の祖先であるオオカミはあまり吠えることをしませんが、犬はそうではありません。それは、進化の過程において、人間が自らその特性を磨き上げてきたからに他なりません。仲間(この場合は、飼い主)に侵入者の存在を知らせているだけなのです。今となっては、これは無駄吠えと言われ、問題行為とされています。ですが、歴史的に見ると決して無駄な行為ではなく、その昔まではその行為は人間が知らせて欲しいからやらせていたことなのです。
1. 同時にフセ・マテをさせる
フセ・マテが完全にコントロールできる状態であれば、ピンポンが鳴ったり、外を人が通って吠えている最中にいつもより豪華なおやつを見せて、「フセ」の合図を出します。その後「マテ」の合図で待機させます。こうすることで、ピンポンが鳴った場合でも、ワンちゃんを待たせてから来客に応対することができますし、外を通る人に対して吠えることもなくなります。
ただ、この方法はとても効果的な反面、「フセ」と「マテ」が完璧に仕上がっていなければ成立しません。無駄吠えが多いワンちゃんのケースで、これが完全に仕上がっているケースはとても少ないのではないでしょうか。
2. 吠えを止める訓練をする
番犬吠えをするワンちゃんの場合は、吠えることと静かにさせることを覚えさせるのが近道だと言われています。では、ステップを見ていきましょう。
- 「吠えろ!」と言って、犬に吠えさせます。合図の後にピンポンを鳴らすと良いです。
- 「静かに!」と言って、静かにさせます。合図の後に特別豪華なおやつを見せると良いです。
- ここで吠えるのを止めたら、数秒待って褒めます。そしておやつをあげます。
- もし吠え止まない場合は、おやつの匂いだけ嗅がせて、おやつに注目させてください。
- これをひたすらに繰り返します。最低でも数十回はやらないといけません。
できることなら、訓練中は暫くピンポンをオフにしておき、来客がない状態を作り出し、飼い主が意図しないタイミングでのピンポンを鳴らさないようにした方が良いです。こうすることで、短期で決着する可能性が高まります。辛抱強く、そして徹底的に繰り返すことが肝心です。前に述べた通り、過去からずっと引き継がれてきた習性のため、簡単には治すことができないのです。
合図だけで、吠える行為と吠え止む行為ができるようします。こうなれば、ピンポンの音をオンにして、実生活の中で応用していきましょう。1回で出来なかったとしても、何度も繰り返しやることで、飼い主が番犬吠えをコントロールできるようになるはずです。
3. 最後の手段
ご近所さんが押しかけてきて苦情を申し立ててきたり、飼い主が追い詰められてしまった場合の方法です。なるべく、そうなる前の幼犬の時から、吠え止むトレーニングを積んでおきたいところです。
- プロのドッグトレーナーにお願いする
- 罰を使う
信頼できるドッグトレーナーであれば、色々と相談に乗って、最も適切な対応を提案してくれることと思います。ドッグトレーナーに関しては、最後の手段ではなく、何か犬のしつけで困ったことがある場合は、最初から選択肢の1つとして利用して欲しいところです。
後者は、バークコントローラと言われるものを使います。吠えた時に、ワンちゃんにとって嫌なことをして、無理やり吠え止ませる商品を使う方法です。ただ、この方法は効果がある場合と、そうでない場合があります。また、これを使って吠え止んだら、しっかり止めたことを褒めてあげて、吠え止むという行為を定着させる必要があります。何もしないでおくと、この装置を常時起動させていないといけなくなってしまいます。そして、いずれ刺激に慣れてしまい、最悪の場合は元の状態に戻ってしまいます。
最後に
ご紹介した内容とほぼ同じですが、動画を見つけましたので、ご紹介します。
吠えを止めさせることはとても難しいことですが、きちんと教えることができれば、とても役に立ちます。辛抱強くトレーニングして、配送員さんやご近所さんへ迷惑をかけることがなくなれば、今よりもっと幸せな飼い主さんが増え、幸せなペットライフを送ることができる家庭が増えることと思います。