【ニュース】迷子のインコが自宅の住所を喋り、飼い主の元に無事生還

セキセイインコやオウムなど、「言葉を喋る鳥」はペットとしても人気が高く、みなさんも一度は、彼らが言葉を喋る姿を目にしたことがあるのではないでしょうか。

そんな「言葉を喋る鳥」ですが、先日、迷子になっていたインコが、自宅の住所を喋り、無事帰宅したという出来事がありました。

インコはどれだけ言葉を喋ることができるのか、また、そもそもなぜ言葉を喋るのか。本記事では、そんなインコの疑問をみなさんと一緒に掘り下げていきます。

インコが住所を喋って無事帰宅した!

インコ 言葉 喋る 住所 飼い方 

2019年、秋田市で飼われていたインコのクリンちゃんはある日、飼い主が窓を開けた一瞬の隙に飛び立ち、自宅から約500メートルほどのところで迷子になってしまいました。
迷い込んだ先は、中古車販売店の一角。

大の動物好きだった店長夫婦は、しばらくクリンちゃんを保護していましたが、クリンちゃんは1週間ほどで飼い主の名字を喋り、2週間ほどで自宅の住所を番地まで喋ったといいます。

迷子になっていたクリンちゃんは、住所を覚えていたおかげで、無事飼い主の元に帰ることができました。

実は過去にもあった・・・

迷子のインコが自宅の住所を喋って無事に帰宅できたという出来事は、実は過去にもありました。

2012年、相模原市で飼われていたインコのピーコちゃんは、ある日自宅のベランダから、誤って飛んでいってしまいました。ピーコちゃんは近くのホテルで保護され、その後神奈川県警相模原北署が鳥かごで保護していましたが、突然、自宅の住所を喋り始めました。

飼い主によると、前に飼っていたインコも迷子になってしまったことがあり、自宅の住所と電話番号を教えていたそうです。

こうした出来事は、ニュースやバラエティ番組などでも取り上げられることがあったため、もしかしたら覚えのある方もいらっしゃるかもしれません。インコを飼っている人なら、「うちも教えておこう」と思ったのではないでしょうか。

インコはなぜ言葉を喋るのか?

インコ 言葉 喋る 住所 飼い方 

インコは、住所を正確に伝えられるほど、お喋りの能力が高いことがわかりましたが、では、そもそもインコはなぜ言葉を喋るのでしょうか。

インコの他にも、九官鳥やオウムも「言葉を喋る鳥」として知られています。以下の3つのグループに属する鳥は、聞いた音を真似することができ、人間の言葉を真似られる鳥も多くいます。

  1. 九官鳥などのスズメ目
  2. インコやオウムなどのオウム目
  3. ハチドリなどのアマツバメ目

なぜ人間の言葉を話すのか

そもそもインコが言葉を喋るのは、パートナーや仲間とコミュニケーションをとって絆を深めるためだと言われています。

飼い主の言葉をインコが真似するのは、飼い主のことを仲間だと思い、コミュニケーションを図ろうとしているからなのです。
飼い主と仲間になりたいインコは、覚えた言葉を真似することで飼い主が喜んでくれるのを見て、さらに色々な言葉を喋ろうとするのだそうです。

おしゃべりを可能にする器官構造

私たち人間は、喉に「声帯」があるから細かい音を組み合わせて言葉にすることができますが、インコには、声帯の代わりに、胸に「鳴管」という器官を持っています。

インコはこの鳴管やのど、筋肉が発達した舌を上手に使うことで、人間と同じような、器用な発音をすることができるのです。

インコは歌やダンスもできる!?

インコやオウムは人間の言葉を真似て喋るだけではありません。

中には、歌を歌ったり、音楽に合わせてダンスをする愉快なインコやオウムもいるんです。

こちらは歌を奏でる様子。中には歌詞をつけられるインコもいます。

こちらは音楽に合わせてノリノリでダンスする様子。頭の上下運動や足のステップで器用にリズムをとります。

インコを飼いたい!インコ飼育の基礎知識

インコ 言葉 喋る 住所 飼い方 

言葉を喋るインコや、歌を歌ったりダンスをするインコを見て、「うちにもインコがいたら楽しいかも!」「インコを飼ってみたい!」と思った方、いらっしゃるかもしれません。

インコを飼うことを検討する前に、まずは、インコの基本的な情報を知っておきましょう。

インコの生態と特徴

インコの生息域は、アメリカやアフリカ、アジア、オーストラリアなど、広範囲に渡ります。

大きさは小型のもので約12cm〜、大型のもので約90cmと、種類によって大きく違います。
寿命も種類によって、5〜50年とかなり大きな差があり、種類によっては一生の付き合いになる可能性もあることがわかります。

食べ物は基本的に種子ですが、果実やナッツの他、葉っぱや昆虫を食べるものもいます。

インコの飼育に必要なものと費用

セキセイインコなど、小型のインコであれば、生体価格は約3000円〜で、犬や猫に比べてかなりお手頃ですが、美しい色合いの子は値段が上がります。

中型で1〜12万円、大型で30〜120万円と、大きさによってもかなり値段が違います。

ケージや巣箱などの初期費用はおよそ3万円ほどで、その後はエサ代などが月に3000円ほどかかります。

インコの飼育で気をつけたいこと

インコは寒さに弱いので、適切な温度調節が必要です。

掃除をしっかりして衛生的な飼育環境を保ち、1日に1回はカゴから出して、運動不足やストレスを解消してあげましょう。その際、部屋の中を飛び回って糞をしてしまったり、物をつついてしまうことがあります。

また、インコはコミュニケーションが大好きな鳥なので、毎日話しかけてあげたり、音楽を聴かせてあげたりして、積極的にコミュニケーションをとることを心がけましょう

まとめ

インコ 言葉 喋る 住所 飼い方 

人間の言葉を覚えて喋るのが大好きなインコ。中には、自宅の住所を覚えておいたことで、迷子になっても無事に飼い主の元に帰ることができたインコもいました。

すでにインコを飼っている方や、これからインコを飼おうとしている方は、インコが迷子になった時に備えて、住所や名前を教えておくと良いかもしれませんね。

コミュニケーションが大好きなインコがおうちにいれば、おうちが楽しく賑やかになるでしょう。「ペットを飼いたい」と思っているみなさん、犬や猫だけでなく、インコもペットの候補として考えてみてはいかがでしょうか。

【獣医師監修】ペットのマイクロチップ装着を徹底解説!

近年、犬や猫を始めとする小動物の分野においてもマイクロチップが普及しています。動物愛護法の改正にもマイクロチップの項目があり、ニュースで耳にしたことのある方も多いと思います。

しかし、実際にはどんなものなのかよくわからない方もいるのではないでしょうか。マイクロチップによって何ができるのか、危険性はないのかなど、疑問に思うことは多いでしょう。

そこで本記事では、小動物におけるマイクロチップについて詳しく解説します。

そもそもマイクロチップって何?

犬や猫に装着するマイクロチップとは何か

マイクロチップは、直径2mm、長さは8〜12mm程度の円筒形をした電子タグです。それぞれに個体識別番号が割り振られており、注射器によって動物の皮下に埋め込みます。

迷子のペットが見つかったとき、この番号を動物保護センターや保健所、動物病院にあるリーダーで読み込み、登録情報から飼い主を特定します

迷子札ではダメなの?

従来の迷子札は文字が消えてしまったり、首輪につけていたものが外れてしまったりといった問題がありました。

ところがマイクロチップは、体内に埋め込むので紛失の心配がなく、確実な身分証明になります

海外に連れて行く際は要注意

また、海外渡航の際に到着空港の動物検疫所、および帰国の際に日本の動物検疫所で、マイクロチップの埋め込み証明書が必要になります。

手続きには時間がかかることもあるので、渡航先の検疫状況を予め確認しておきましょう。

マイクロチップのメリット

犬や猫に装着するマイクロチップのメリットとは

マイクロチップの埋め込みをすることには、一体どのようなメリットがあるのでしょうか。
ひとつずつ確認していきます。

脱走や誘拐時の身分証明

予期せぬ脱走や、飼っている猫が外に出ている間に他の家に飼われてしまったらどうしますか?

体の模様や顔つき、呼びかけたときの反応などの全てが我が子だと示していても、相手がそれを聞き入れてくれなければ諦めるしかありません。

しかし、マイクロチップが入っていれば、「個体識別番号」を照会することで、確実に我が子という証明ができます。

災害時にはぐれても帰ってくる可能性

脱走時もそうですが、個体識別番号と飼い主の情報を登録しておくことで、はぐれてしまっても戻ってくる可能性が高まります。

東日本大震災のときに、迷子札がついていた犬や猫は100%飼い主の元に戻ったのに対し、迷子札が付いていない場合で飼い主が判明したのは犬で0.5%、猫で0%だったという報告もあります。

確実に無くさない迷子札であるマイクロチップであれば、安心かもしれません。ただし、GPS機能が付いている訳ではないので、今どこにいるかがわかるわけではありません。

飼い主としての自覚の向上

これは飼い主として当然のことではありますが、寿命を全うするまで面倒を見るという意識が高まるでしょう。我が子がどこに行っても、我が子であったと記録が残っているからです。これにより、犬猫の殺処分の減少に一役買う可能性があります。

平成30年度における日本全国の動物保護センターでの犬猫の引き取り数は約92,000頭でした。年々減少傾向ではありますが、まだ少ないとは言い難い数字です。マイクロチップの普及によって、引き取られる犬猫の数がゼロに近づくことに期待します。

マイクロチップの現状

日本のマイクロチップの現状を世界と比較
マイクロチップのメリットを挙げましたが、現在の状況はどうなのでしょうか。普及の状況など、日本と世界のマイクロチップ事情を比較していきます。

世界の動物マイクロチップ事情

動物福祉先進国と言われているドイツやイギリスを始め、フランス、ベルギー、スイス、オーストラリアなどの国では、犬のマイクロチップの装着が義務化されています。また、アメリカの一部の州では、保護施設に入った犬猫全てにマイクロチップの埋め込みを行っています。

世界的に見てもマイクロチップ装着は当たり前のことのようになりつつあります。

動物愛護法による義務化

では、日本はどうでしょう。

2019年6月に動物愛護法の改正案が国会を通過し、2020年6月1日より施行されました。その中で動物虐待の罰則強化の他に、マイクロチップ義務化の項目があるのをご存じでしょうか。

これにより、ペットショップやブリーダーといった動物取扱業者は、販売する犬猫に対してマイクロチップの埋め込みが義務となりました。
すなわち、ペットショップなどから犬や猫を買ってきた場合は、その後に登録の変更が必要になります。

業者以外は「努力義務」

一方、現在犬や猫を飼っている方や、知人から譲り受けたり、野良猫を保護した場合は、マイクロチップの装着は努力義務となります。

努力義務とは、法律上やった方がいいけれど、やるかやらないかの最終判断は飼い主に任せるというものです。動物愛護法の改正によって知らないうちに罰せられることはありませんが、この機会に装着を検討してみましょう。

改正動物愛護法について、さらに詳しく知りたい方はこちらの記事もご覧ください。

【2019年改正動物愛護法】マイクロチップ装着の義務化の目的と懸念に迫る

マイクロチップは安全なの?

ペットにマイクロチップを装着することで安全上の問題はないのか
マイクロチップの普及にあたり、飼い主の方がまず気になるのはその安全性でしょう。

マイクロチップには生体適合ガラスが使用されており、副作用はないとされています
環境省によると、外部からの衝撃による破損事故も報告がないようなので、まず安全性は保障されていると言えるでしょう。

CT検査、MRI検査の障害になる可能性はある

しかし、マイクロチップ埋め込み部付近で、CTやMRI検査の画像が乱れることがあるそうです。マイクロチップは左右肩甲骨の間に埋め込むため、例えば頸部椎間板ヘルニアの際の頸部MRI検査時に障害になる可能性は否定できません。

そういった場合は、予め外科手術によってマイクロチップを取り除くこともできます。

マイクロチップ埋め込みは可哀想?

マイクロチップの埋め込みには痛みを伴うのではないか、と心配される方も多くいます。

注射器を使って埋め込むのですが、その針はやや太いと感じるかもしれません。これから埋め込みを検討している方は、避妊や去勢手術、歯石除去などで全身麻酔をかける際に一緒に行うことをおすすめします

もちろん、麻酔無しでも処置は可能です。また、その際の痛みはワクチンや病気の治療で注射をする時と同程度だと考えられています。

住所が変わったら登録変更手続きを忘れずに

住所変更時にはマイクロチップの情報更新を行うように気をつけよう
飼い主が変わったときや、ペットの住所が変わったときは、必ずマイクロチップの登録情報を更新しましょう。

せっかくマイクロチップが装着されていても、情報が古ければ意味がありません。

住所更新の重要性と手続きについては、こちらの記事をご参照ください。

迷子犬が缶ビールのラベルに!?アメリカで起きた嘘みたいな本当の話

まとめ

マイクロチップの装着について一度考えてみよう
異物を体内に埋め込むことに抵抗がある方もいるかと思います。しかし、万が一、ペットと離れ離れになったらと考えてみてください。返還率を高めるため、殺処分数を減らすために、私たちが出来ることは何でしょうか。

すでにペットを飼っている場合や、知人からペットを譲り受けた場合のマイクロチップの装着は、現段階ではあくまで努力義務です。しかし、かけがえのない家族を失わないためにマイクロチップについて考えるきっかけにしていただければと思います。

ペットショップなどで、既にマイクロチップを装着済みの場合は、必ず住所や飼い主の情報を登録し、随時情報の更新も忘れないようにしましょう。

迷子の早期解決が可能?次世代ペットトラッカーRing Fetch

皆さんはもしも愛するペットが脱走してしまい、突然どこか遠くへ行ってしまったらどうしますか?家から離れたところに行ってしまった場合、そう簡単に見つけられません。

そんな時、ペットたちの現在地がリアルタイムでわかったら…

インターネット通販サイトのアマゾンは2019年9月、飼い犬の行動を追跡できる「Ring Fetch」を発表しました。

現在でも携帯電話と同じ通信回線やWi-Fi、Bluetoothを用いたペット用の追跡装置はたくさんありますが、Ring Fetchはそれらの装置となにが違うのでしょうか。

今回はシェリー編集部も気になるアマゾンの「Ring Fetch」について詳しく解説していきたいと思います。

ペットの追跡装置に使われている技術

ペットの追跡装置には様々な通信技術が使われている
今の時代、さまざまなものが、インターネットと接続されています。みなさんがお持ちのスマートフォンやタブレット端末はもちろん、テレビやデジタルカメラ、スマートスピーカーなどもインターネットと接続されています。

このように、インターネットに接続が可能なさまざまな電子機器のことをIoT(Internet of Things/モノのインターネット)と言います(ここでは、それらのことをIoT機器と呼びます)。

IoT機器をインターネットと接続する上で欠かせない技術が、Wi-FiやBluetooth、GPSといった通信技術です。ペットの追跡装置であるペットトラッカーの場合はBluethoothやGPSが使われていることが多いようです。

ペットの追跡装置に求められる要件

既存の通信技術はペットの追跡装置に最適であるとは言えない
ペットの追跡装置は、首輪にかけたり、洋服に付けたりと様々なタイプがありますが、いずれも軽量であることが求められます

また、ペットが遠くへ行ってしまったときのことを考えると、ペットが遠くにいても、それを検知できなければなりません。同様に、常に電源コードをつけているわけにもいかないですし、迷子中に電源が切れてしまっては意味がありません。最低でもバッテリーが1日は持つような設計をしなくてはなりません。

このように考えていくと、ペットの追跡装置で選択できる技術はとても少なくなってきます。Wi-Fi、Bluethooth、GPSとで比較してみましょう。

Wi-Fi

Wi-Fiは電波の届く範囲が小さく、その通信距離は一般的にルーターから直線距離で50〜100mと言われています。これは家の外に出てしまうと届かなくなることを表しています。

皆さんもWi-Fiがギリギリ届かなくて、接続が悪くなり、イライラしてしまった経験があるのではないでしょうか。

つまり、ペットの追跡装置にはあまり向かない通信技術であることがわかります。

Bluethooth

先程も申しましたが、Bluethoothはワイヤレスイヤホンやワイヤレスマウス等に広く採用されており、主に手持ちのスマートフォンやパソコンと通信する際に使われます。製品にもよりますが、通信範囲も10〜100mほどが限界とされています。

一方で、電源効率が良く、バッテリーの消費量が少ない特性が周辺機器に向くことから、通信範囲の限界を補うため、スマートフォンと組み合わせてよく使われています。

そのため、例えば、室内のペットの活動量(行動量)を計測するような行動範囲が限られるようなIoT機器の場合は、Bluethoothが使われているケースをよく見かけます。

GPS

GPSはカーナビやスマートフォンの位置計測に用いられている技術です。GPSが使用されている状況下であれば、人工衛星との通信を使い、位置を特定できるため、迷子になってしまったペットを発見することを目的とするペットの追跡装置に向いた技術と言えます。

しかし、スマートフォンでずっとGoogleの地図を開いていたことがある方はおわかりだと思いますが、電源効率が悪く、バッテリーが長持ちしません

一方で、バッテリーの容量を増やしてしまうと、今度は軽量化ができなくなるジレンマを抱えており、やはりペットの追跡装置には使うには現状では役不足と言えそうです。

アマゾンが開発した新しい通信技術「Amazon Sidewalk」

ペットの追跡装置に最適なSidewalkという技術をAmazonが開発
ここまで見てきたように、Wi-Fi、Bluethooth、GPSとも、一長一短があり、迷子になってしまったペットを追跡する用途に用いる場合には少し物足りない点がありました。

そこで、Amazonが新しく開発したのが、「Amazon Sidewalk」と言う通信技術です。Amazon Sidewalkは、900Hz(ヘルツ)の電波を使うWi-FiやBluetoothとは異なる全く新しい通信方式です。

特徴は、低消費電力で遠くまで通信ができることです。500mは確実に到達し、見通しが良ければ約1.6kmまで届くと言われています。また、通信仕様がシンプルなため、デバイス自体もローコストとなる一方、通信速度は低速です。

消費電力がとにかく低いため、バッテリーが切れる心配はしなくて良いとも言われています。デバイスにもよりますが、『月』単位ではなく、『年』単位でバッテリーが持つとされています。

Sidewalkの最初の対応機器として登場した「Ring Fetch」

Sidewalkの最初の対応機器はペット用トラッカーのRing Fetch
Ring Fetchは、Amazon Sidewalkの最初の対応機器として発表されたペットの犬用のトラッカーです。従来のペットの追跡装置であるトラッカーよりも、低コストで、遠くまで追跡ができるというのが大きな特徴です。

ペットが設定されたエリアの外へ出てしまったり、遠くまで行って帰ってこない時などに、現在地を確認して迎えに行けるといった使い方を想定しているそうです。

先ほどご紹介したペットの追跡装置に求められる要件を整理すると、以下の3点だと考えます。

  • デバイスが軽量であること
  • 通信範囲が広いこと
  • 省電力であること(バッテリーが長持ちすること)

こうして考えると、Amazon Sidewalkの最初の対応機器として発表されたのがペット用の追跡装置というのは頷けます。

むすびに

待望のRing Fetch、残念ながら日本での販売時期は未定
この「Ring Fetch」、残念ながら日本での販売はまだ未定のようです。

しかし、もし日本でも販売されれば、とても実用的なものとなるでしょう。脱走癖のある犬や人間の社会をあまり知らない野犬出身の保護犬などには特に役立つことでしょう。

また、放し飼いはオススメできませんが、猫を飼っている方にとっても、このような追跡装置の存在は気になるところではないでしょうか。

私たちシェリー編集部でも、日本で発売が開始されたら、すぐに購入してレビューすることを考えています。ペットの生活に役立つ新しい技術や製品が次々と発表されるのはなんとも嬉しいことですね。

健康も心も「見える化」!?犬のウェアラブルデバイスについて徹底調査!

最近話題になっている犬のウェアラブルデバイスには、どのようなものがあるかご存知ですか?

今、最先端の技術を使ったウェアラブルデバイスが多く発売されており、その性能もさまざま。犬の健康状態がわかるだけでなく、犬の「心」までわかるものもあるのです。

そんな、まだまだ馴染みが深いとは言いがたい犬用ウェアラブルデバイスを徹底調査しました。ぜひ、愛犬にぴったりのウェアラブルデバイスを見つけてくださいね!

PETKIT FIT P2(ペットキット フィット ピーツー)

犬 健康

愛犬の行動がわかるアプリ

専用のスマートフォンアプリと連携して健康を記録するペット用活動量計です。 FIT P2を愛犬の首輪などにつけることで、愛犬と一緒にいられない日でも、愛犬が一日何をしているのか知ることができます。

FIT P2は、高性能な加速度センサーをもち、愛犬の活動量や睡眠時間、消費カロリーを計測します。昨日と今日の活動時間の比較や、深い眠りや浅い眠りも分けて測定できるので、非常に詳しく一日の様子や健康状態が知れると言えるでしょう。

愛犬の気分もわかる!?

さらに、これらの測定結果を元にして、気分指数や健康指数を算出します。

また、普段と様子が違い、体調が悪そうだと判断すると、アプリを通して飼い主さんに通知をする機能もついています。

こんなに便利なFIT P2ですが、その重さは8.8gと非常に軽いため、常につけていても負担にならないようになっているんだとか。

お仕事中や旅行中のように愛犬と離れていても、このデバイスがあれば、少しは安心できますね。

いぬのきもち お散歩Time(タイム)

オモチャメーカーのペットデバイス

お散歩Timeは、タカラトミーが開発した、お散歩用デバイスです。

まず、専用のアプリをお持ちのスマートフォンに入れ、犬の種類や年齢などを登録すると、その犬の適切なお散歩時間がわかります。そして、お散歩Timeを犬の首輪に装着してお散歩すると、残りの必要なお散歩時間、飼い主さんのお散歩による消費カロリーまで教えてくれます。

日々のお散歩がゲームになる!

お散歩時間に応じて、アプリでゲームを楽しむこともできます。

愛犬の情報を知ることができるだけでなく、お子さんでも楽しめる要素がそのほかにもたくさんあるので、お子さんもご一緒にお散歩を楽しむきっかけになるかもしれません。

INUPATHY(イヌパシー)

犬の心がわかるデバイス

INUPATHYは、株式会社INUPATHYが独自に開発した、ハーネス型のウェアラブルデバイスです。このINUPATHYはなんと、犬のこころの「見える化」ができるのです。

INUPATHYを犬の体に装着すると、ベルト部分に付いている心拍センサーによって、犬の心拍の変動を解析します。その心拍の動きによって犬の感情を予測し、「リラックス」「ドキドキ」「ハッピー」「興味」「ストレス」の5パターンの感情を色で示します。

これにより、私たち飼い主が愛犬が今どのような感情を持っているのか、リアルタイムで知ることができるという仕組みです。

健康管理にも役立つ

感情を知ることができるだけでなく、装着している間の心拍データや感情データをクラウドに蓄積できるため、健康管理にも役立てることができます。

現在、INUPATHYは公式ホームページでのみ販売されており、ハーネスと本体セットで29,800円です。

ついに、最新の技術を駆使することで愛犬の気持ちがわかるようになりました。INUPATHYによって、飼い主さんと犬の絆もさらに深まっていくかもしれません。

http://inupathy.com/jp/

MAMORIO(マモリオ)

犬 迷子

愛犬の迷子防止デバイス

最後にご紹介するのは、もし犬が迷子になってしまっても居場所を知ることができる、MAMORIOです。

こちらはもともと物の紛失防止タグで、MAMORIOが手元から離れるとBluetooth接続したスマートフォンに通知が送られ、手元から離れた場所を地図で確認できます。

これを、愛犬の首輪などにつけておくことで、迷子になってしまったとしても、どこにいるのか知ることができます。

残念ながらまだ完璧ではない

こんなに素晴らしいデバイスでも、弱点はあります。Bluetoothを使っていますが、接続可能範囲がかなりせまく、約60mほど…。

そんな時は「みんなで探す」機能を利用します。この機能を使うことで、他のユーザーがMAMORIOを付けた愛犬とすれ違うと、その時の場所と時間が通知されます。また、MAMORIO Spotの設置されている駅や商業施設に愛犬が行った際にも通知を受け取れます。

これからMAMORIOがさらに普及すればもっと迷子犬を見つけやすくなるでしょう。もちろん迷子にはさせないのが一番ですが、万が一のときのために首輪に付けておくといいですね。

まとめ

犬 ウェアラブルデバイス
全く役割の違う、4つのウェアラブルデバイスをご紹介しました。

実際に触れ合ってコミュニケーションを取り、愛犬の状態を知ることができればいいですが、ずっとそうしていられる飼い主さんはほんの一部ではないでしょうか。

便利なウェアラブルデバイスを用いることで、愛犬との絆を深め、飼い主さんと愛犬の生活をさらに快適なものにしていきましょう。

【2019年改正動物愛護法】マイクロチップ装着の義務化の目的と懸念に迫る

2019年6月参院本会議にて、議員立法の改正動物愛護法が全会一致で可決、成立しました。

犬猫の販売を認める時期を、これまでの生後7週超えから生後8週超えに改定すること、犬猫へのマイクロチップの装着・登録の義務化、ペットの虐待に対する厳罰化などが改正法の主な柱として盛り込まれています。

今回はその中でも特に、マイクロチップ装着の義務化に関してお伝えしていきます。

マイクロチップって何?

マイクロチップ
マイクロチップは「動物の個体識別」を目的とした直径2mm、全長11~13mmの円筒形の電子機器で、15桁の番号が書き込まれたICが封入されています。この番号を読み取り機で読み取ることで、登録された動物の名前や生年月日、種類に加え、飼い主の名前や住所・連絡先を確認できます。

マイクロチップの埋め込みは、少し太い注射器のような専用の埋め込み器を使って行われ、犬猫であれば通常、首の背面の皮下に埋め込まれます。なお、マイクロチップの表面は生体適合ガラスで覆われており、埋め込みによる副作用はほとんどないようです。

今回の法改正で、ペット販売業者に対し、飼い主にペットを販売する前にマイクロチップを装着することが義務付けられることになりました。販売業者が装着したマイクロチップに、飼い主が後から情報をデータとして登録できるようになっています。

ちなみに、動物愛護団体等が犬猫を一般の飼い主に譲渡する場合や、すでに犬猫を飼っている場合には、義務ではなく「努力義務」になる見通しです。

マイクロチップ義務化の目的

迷子
これまでもマイクロチップは多くのペットの飼い主の間で普及していましたが、マイクロチップの装着を法律で義務化することにはどのような目的があるのでしょうか?

虐待・遺棄防止

マイクロチップが装着されていることで、飼い主は自分の情報が書き込まれていることを自覚するため、虐待や遺棄を抑制する効果が期待されています。

義務化される前からペットにマイクロチップを装着する飼い主はたくさんいましたが、「マイクロチップを自主的に装着するような人の中に虐待や遺棄をするような人は少なく感じられるため、そうした問題の防止にはなかなか繋がりにくいのではないか?」という意見もあり、今回の義務化には期待の声があがっています。

マイクロチップの装着による虐待・遺棄対策に加え、これまで動物の殺傷に対して課せられていた罰則は「2年以下の懲役または200万円以下の罰金」から「5年以下の懲役または500万円以下の罰金」へ強化され、虐待についても1年以下の懲役が加えられることになりました。

迷子のペットの飼い主探し

災害等で迷子になってしまった犬猫を発見した際、マイクロチップが埋め込まれていればすぐに身元を確認でき、飼い主の元に届けられます。現時点では、飼い主が見つからない保護動物は最悪の場合、殺処分されてしまいます。マイクロチップの埋め込みにより、そのような災害時にはぐれてしまっても飼い主の元に戻ってくる可能性が高まることが期待されています。また、これにより迷子になってしまったペットの殺処分も減らせるかもしれません。

首輪の鑑札で身元を特定できる場合もありますが、室内犬の場合は散歩のときしか付けなかったり、何かの衝動で外れてしまう可能性もあります。マイクロチップであれば常に身体の中に埋め込まれており、外れる心配もありません。

ペットの盗難防止

首輪の鑑札等は簡単に偽装できてしまうため、ペットを盗まれたとき、証拠としての効力は比較的小さいと言えるでしょう。

一方で、マイクロチップは体内に埋め込まれており、取り外し・書き換えをすることができないので、決定的な身元証明として有効です。

マイクロチップ義務化への懸念

ハト
以上のように、さまざまな効果が期待されて義務化されることが決まったマイクロチップですが、問題点もいくつか指摘されています。

100%情報が読み取れるわけではない

動物が怯えたり暴れたりして上手く読み取り機をあてられなかった場合や、機械の不具合により情報の読み取りに失敗することがあります。

さらに、マイクロチップには種類が複数あり、マイクロチップと読み取り機が異なる規格であった場合、読み取りに失敗することもあり、今後、国全体として規格の統一を行っていく必要があるでしょう。

ペットと野良の差別化に繋がる?

販売される動物へのマイクロチップ装着を義務化することで、マイクロチップが埋め込まれている「ペット」と、埋め込まれていない「野良」の権利を差別化することにつながるのではないか、という意見もあります。

ペット同様、野良猫・野良犬への虐待は動物愛護法で禁止されていますが、マイクロチップの義務化により、マイクロチップが埋め込まれていない動物は飼い主がいないとみなされ、処分の対象になりやすくなるかもしれません。マイクロチップの義務化は、ペットの殺処分を減らせるかもしれませんが、ペットとして飼われている動物と、そうでない動物の権利に違いを生み出す原因となってしまう可能性もありそうです。

法律はどこまで動物を守れるか?

法律
今回は、2019年6月に可決された改正動物愛護法について、主にマイクロチップの装着義務化に焦点を当てて考えました。

マイクロチップの埋め込みには、ペットの虐待や迷子、盗難対策などの効果が期待されています。一方で、画期的なマイクロチップでも、不確実性や野良として生きる動物の権利の差別化といった懸念も寄せられています。

また、全ての人が法律を遵守するとは限らず、法律が全ての動物の権利を確実に守れるわけではありません。動物の権利を守るには、法律だけではなく、やはり個人個人の意識も重要でしょう。

そして、法律はそれがどのように運用されるかが最も重要になってきます。法律だけ制定されても、その運用と監視が機能しなければ、何の意味もありません。私たち、飼い主も自分たちのペットに関する重要な法律ですので、施行後、どのように運用されるのか注目していきたいですね。

災害大国日本なら必須かも!?犬の鑑札や迷子札、ちゃんとつけてる?

犬の鑑札、ちゃんとつけていますか?

室内飼いだったり、愛犬が嫌がったりして、散歩のときしかつけていないという飼い主さんは意外と多いのではないでしょうか。

しかし、「万が一のとき」が必ず散歩のときだけとは限らないですよね。

今回は鑑札の装着がなぜ大事なのか、ご紹介していきたいと思います。

法律で義務づけられている

散歩する犬
犬を飼い始めたら、飼い主としてやることはたくさんあります。

その中でも、飼い主であれば必ず果たさなければならない義務として、法律で定められていることがあります。

(1) 現在居住している市区町村に飼い犬の登録をすること
(2) 飼い犬に年1回の狂犬病予防注射を受けさせること
(3) 犬の鑑札と注射済票を飼い犬に装着すること

(参考:厚生労働省HP)

(3)の部分が、今回の記事で紹介したい大事な箇所ですが、(1)(2)についても説明しておきたいと思います。

鑑札とは?(生涯1回)

鑑札
先ほどの項目の(1)は「畜犬登録」と呼ばれますが、これを済ませると「鑑札(かんさつ)」を交付してもらえます。鑑札には、市区町村名と交付年度、登録番号が記載されています。

鑑札のデザインは、以前まで全国で統一したものが使用されていましたが、現在は規定を超えない範囲で市区町村が独自にデザインして良いことになっています。

外形のデザインは、シンプルな円形などの他、骨や犬のイラスト風の可愛いらしいものも多く出ています。素材は、錆びにくく丈夫なステンレス、アルミニウムなどが多く用いられているようです。

注射済票とは?(毎年1回)

注射済票
(2)にあるように、飼い主は飼い犬に毎年一回の狂犬病予防注射を受けさせることが義務付けられています。動物病院や集合注射で予防注射を済ませ、「注射済証明書」をもらうと、それと引き換えに「注射済票」というものが交付されます。

注射済票には、市区町村名と交付年度、注射済票番号が記載されます。

こちらも鑑札と同じく、デザインは市区町村によって様々なバリエーションがあり、素材にはステンレスやアルミニウムが多く用いられているようです。

余談ですが、小型犬の飼育が増えてきたことから、鑑札や注射済票も小型化してきている傾向があります。

なぜ装着する必要があるのか

3匹の犬を連れた人
鑑札も、注射済票も、大事な番号が書かれた犬にとっての身分証明書のようなものです。人間に置き換えると、運転免許証やパスポートのようなものです。失くしてはいけない大切なものですよね。

わざわざ愛犬に装着しなくてはいけないのには、ちゃんとした理由があるのです。

愛犬が迷子になってしまったら?

「鑑札」や「注射済票」がなければ、その犬が保健所や愛護センターなどで保護されたとしても、誰の飼い犬なのか判断できません。

これらをきちんと身につけていれば、鑑札に記載された登録番号などを元に、保護した施設から飼い主へ直接連絡をとることができるのです。

また、室内で飼っている犬でも、災害時などは何が起こるかわかりません。鑑札や迷子札など何もついてない状態で迷子になった場合、飼い主の元へ戻る可能性はぐっと下がってしまいます。

こういったことから、「いつでも犬に身につけさせること」はやはり重要になってくるのです。

装着時に犬が嫌がるときは

木を噛む犬
鑑札や注射済票は、ぶら下げることができるようになっていますが、犬によっては嫌がることがあります。

また、鑑札をむき出しでぶら下げるのは、すぐ取れてしまわないか不安だなぁという方もいらっしゃると思います。

鑑札は丈夫な素材で作られてはいますが、すり減ってきて番号が読み取れなくなってくることも考えられますよね。

そんなときは、首輪に取り付けられる鑑札ホルダーがおすすめです。

神奈川県動物保護センターHP – 手作りの鑑札・迷子札ホルダーを作ろう!で紹介されているように、100均に売っている材料を買って、自分で手作りすることもできます。

迷子札もつければもっと安心

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鑑札の装着は義務ですが、迷子札は義務ではありません。しかし、迷子札もつけるなら、飼い主への連絡がよりスムーズになるかもしれません。

鑑札であれば登録番号を問い合わせて、確認してから…となりますが、迷子札に繋がりやすい連絡先を載せておけばもっと早く飼い主へ連絡が行く可能性は高くなります。電話番号であれば、保護した方が見てすぐに飼い主に連絡ができるからです。

最近では、個人情報保護のためにQRコードで読み取るシステムを利用した迷子札なども出ているようです。

迷子札にご興味のある方は、こちらの記事も合わせてぜひご参照ください。

愛犬のための、おしゃれな迷子札・鑑札カバーまとめ【決定版】

最後に

ソファに寝そべるダックスフンド
よくしつけているわんちゃんでも、やはり「万が一」というのは予測できないものです。

つけておけばよかった…と後悔することのないように、これを機にいつでも鑑札を身につけさせるように心がけてみませんか?

犬の畜犬登録や、狂犬病予防接種についてもっと詳しく知りたい方は、こちらの記事もぜひご参照ください。

犬を飼い始めたら「登録」「予防注射」が義務って知ってた?

ペットを飼っているなら知っておきたい!保健所と動物愛護センターの違いって?

迷子や負傷中の犬猫を保護した後、飼い主が見つからなかった場合、「保健所」や「動物愛護センター」に収容されるというのは、一般に広く知られています。

しかし、保健所と動物愛護センターは、何が違うのかはっきりとは知らないな…という方は意外と多いのではないでしょうか?

今回は、それぞれの施設のお仕事の違いと、どのように収容管理されるのか、詳しく見ていきたいと思います。

保健所とは

ねそべる犬
保健所は、厚生労働省管轄の施設で、主に「衛生」や「健康」に関わるお仕事をしています。

業務の内容をより詳しく分類すると、食品衛生、環境衛生、獣医衛生、健康管理、感染症予防などがあります。ここに書き切れないほど多岐にわたるお仕事があり、実はどれもわたしたちの身近な生活に関わっています。

飼い主のいない動物や、怪我をした動物の引き取りは、全体の業務の一部分で行われています。

場所によっては、収容を行なっているところもあります。

動物に関する業務は行わないところも?

現在、保健所の動物保護に関する業務は動物愛護センターに移行しつつあるようで、地域によっては各施設の仕事の分担が変わってきています。

東京都のように、保健所は動物の保護に関する業務を一切行わず、次に説明する「動物愛護センター」にお仕事を移行しているところもあるようです。

動物愛護センターとは

窓際の猫
動物愛護センターとは、保健所と同じく厚生労働省の管轄で、各都道府県または中核市・政令市に設置されている施設です。

動物愛護センターのお仕事は、センターによって違いはありますが、大きく分けると主に下記の事業に分けられます。

  • 動物保護事業
  • 動物愛護普及事業
  • 動物取扱対策事業
  • 動物由来または人獣共通感染症の予防や調査をする事業

(参考:東京都動物愛護相談センター、神奈川県動物保護センター、埼玉県動物指導センターの事業概要より)

一般的によく知られているのは、「動物保護事業」の部分で、飼い主不明の動物の収容・管理・返還・譲渡・処分などが挙げられます。

動物の収容・管理だけではない

上記に4つあげた通り、動物の収容や管理だけではなく、飼い主に向けた講習会・しつけ教室や、事業者に向けた動物取扱の指導や監視、感染症の予防対策なども行なっています。

また、一般的には「動物愛護センター」としてひとまとめに呼ばれることが多いですが、実際には都道府県によって「動物保護センター」「動物指導センター」など言い回しは色々あります。

収容されてからのこと

首輪をつけた犬
犬猫が実際に保護されてから飼い主や引き取り手が見つかるまで、どのように収容されるのか、収容情報の確認方法などを3つの動物愛護センターを例に見ていきます。(2018年10月9日現在の各施設のホームページの情報を参考)

東京都動物愛護相談センター

飼い主が見つかるまで7日間は収容管理され、「収容動物情報」に掲載されます。

負傷している場合はこの7日間のうちに治療を施されます。

東京都動物愛護相談センター

神奈川県動物保護センター

犬の場合、必ず5日間は飼養管理されます。(猫はホームページ上に明記無し)

その後飼い主が見つからない場合は、問題行動や重篤な病気などがなければ、可能な限り長く収容し、ボランティア団体などに譲渡されることもあります。

神奈川県動物保護センター

埼玉県動物指導センター

猫の場合、収容から3日間公示・インターネットに掲載されます。(犬はホームページ上に明記なし)

犬の捕獲・引き取り・返還業務は原則センターではなく保健所の役割となっています。

実際の収容動物情報を見てみると、犬・猫ともに実質7日間は収容されているようです。

埼玉県動物指導センター

犬猫を飼う人なら、他人事ではないかも

ハウスの中の犬
自分の飼っている愛犬や愛猫にとっても、他人事ではありません!

室内飼育で十分に気をつけていても、不意に脱走してしまい、居場所がわからなくなってしまう可能性もありますよね。

もちろん、そんなことが起きればすぐにでも行動する飼い主さんばかりだと思います。

万が一のことが起こった時に、愛犬や愛猫はどこでどのように保護される可能性があるのか?ということを具体的に知っておくことは、少しでも早く探し出すための手がかりになるかもしれません。

そのような時に備え、マイクロチップや迷子札を付けておくなど、今のうちに対策をしておく事が望ましいでしょう。

最後に


筆者自身も調べ始めてから、改めて保健所と動物愛護センターのお仕事の範囲の違いに気づきました。

筆者は猫を飼っているのですが、今まで飼い主として保健所やセンターを利用したことがありません。
猫飼いさんの場合は、迷子になったときや非常時でなければ利用する機会がなかなかないのかもしれません。

わんちゃんを飼っている人であれば、畜犬登録や予防注射などが必要なため、飼い主として保健所や愛護センターを利用する機会がもしかしたら猫飼いさんよりも多いのかもしれないなぁと思いました。

飼い主さんだけでなく、これから飼おうと思っている方にも、飼っていない方にも、ぜひ知っていてもらえたらと思います。

犬が脱走した!迷子犬を絶対に見つけるための、取るべき行動とは。

愛犬が逃げてしまった時、飼い主さんの頭は真っ白になっているのではないでしょうか。

ここでは、犬が逃げてしまった場合に、飼い主さんはまず何をするべきなのかについてまとめてあります。近年では、より有効な手段が増えてきています(SNS,アプリなど)。全てを駆使し、犬の特性なども考慮して搜索していきましょう。

周辺を探す

犬が雪の中を全力疾走
愛犬が脱走をして迷子になってしまった場合、いなくなってしまった場所を中心に探すことが基本です。

また、犬は時間が経てば経つほどより遠くに行ってしまう可能性もあるので、なるべく早く探すようにします。お仕事のお休みをもらったり、予定をずらしたりして、なるべくその日のうちに探せるように手配します。手伝ってくれる人を見つけられるのであれば協力をお願いして、多くの人数で探したほうがより見つかる可能性が高まるでしょう。

犬は、走り去って行った方向にそのまま歩き続けることが多いと言われています。そのため、逃げて行った方向を中心に探すのが良いでしょう。

追いかけるって、どうなの?

犬は追いかけられると逃げる習性があります。愛犬が逃げた状況にもよりますが、愛犬が逃げて行った際に、大声で追いかけると、その光景をみて、犬が「飼い主さんが喜んでくれているぞ!」と勘違いしてしまうかもしれません。その場合は、逃げれば逃げるほど飼い主さんが声を出してこっちに向かってきてくれるので、楽しくなってそのまま走って行ってしまうことも…。

犬がそのように勘違いしている場合には、追いかけることはせず、立ち止まって無視をすることが良い場合もあります。落ち着いて、状況を的確に判断できると、その時の対処が上手くできると思いますので、まずは慌てずに落ち着くことが大事です。

すぐに連絡

携帯を使い女の子
探しに行くことももちろんですが、連絡をすることも重要です。特に、殺処分のこともあるため、保健所への連絡は絶対にすべきでしょう。どなたかに保護をされている場合も十分にあります。その人と繋がるためには、各施設への連絡が欠かせません

警察に連絡

レゴの警察
法律上、犬は拾得物(つまり落し物)という扱いになります。保護してくださった方が、交番に届け出をしてくれている可能性があります。お住いの警察署はもちろんのこと、隣の地区や愛犬が行きそうな地域などにも連絡してみましょう。派出所同士で連絡をとってくれるのが一般ですが、絶対に連絡が回ってくるとも限りません。

保健所に連絡

多くの犬を飼っていない人は、迷子犬を発見した場合に「保健所」を思い浮かべる人が多いと思います。そのため、まず保健所や動物愛護センターに連絡することをおすすめします。

保健所では原則として、保護してから最短3日間で殺処分されてしまいます。保健所では「もっと早く連絡をしてくれれば、飼い主さんに引き渡せたのに」という声も多いようです。

また、数日経っても迷子犬が見つからない場合、何日かおきに連絡をするようにしましょう。確実な方法はやはり電話なので、こまめに連絡をとって確認をします。

清掃局に連絡

愛犬が迷子中に交通事故に遭い、清掃局に引き取られている可能性も、残念ながら0ではありません。住んでいる地域の清掃局に問い合わせてみましょう。

動物病院

病院の聴診器
行きつけの病院への連絡はもちろん、周辺の動物病院にも連絡をしましょう。愛犬が迷子になっている間、怪我をしている可能性もあります。親切な方が、保護した迷子犬を動物病院に連れていってくれていることがあります。

また、可能であればポスターなどを貼らせてもらい、協力をお願いしましょう。

情報収集、拡散

ポスター

近所や人が多く通る場所、よく目につく場所にポスターなどを作って貼るのも一つの手です。しかしこの時代、個人情報をポスターに書いて貼るのは危ないと考える人もいます。よく考えて、またご家族と相談をして貼るのが良いでしょう。

また、貼る場合にはきちんと許可をとって貼るようにしましょう。

SNSで

スマホのアプリたち
SNSを使うことで、近くに住んでいる友達から見ず知らずの人にまで、迷子犬の搜索を手伝ってもらうことができます。SNSの中でも、特に多くの人に届けることができる(拡散できる)、Twitterが迷子犬探しに適していると言えます。

友人にRTしてもらうことはもちろんのこと、迷子犬の保護について積極的なアカウントに助けてもらうことも可能です。

迷子犬に対して協力的な有名人などもいるようで、RTをしてくれる場合もあるようです。影響力のある人から拡散してもらうことで、一気に広がり、多くの人にアプローチすることができます。

アプリで

https://findog.jp/
この時代、なんと迷子犬を探すためのアプリも登場しています。半径6キロ圏内に住むユーザーに対し、迷子犬がいると言うことをプッシュ通知してくれます。犬を飼っている人も飼っていない人も、その時だけは全員がその迷子犬の飼い主のように、協力して探せることがコンセプトになっています。

実際にこのアプリを使用して、迷子犬を発見し、無事に自分の元に帰ってきたわんちゃんもいるようです。

FINDOG Appストア

愛犬を見つけるために

青空の下、愛犬と。
筆者も、自分がリードを持っていた愛犬が脱走をしてしまったことがあります。当時は田舎に住んでいたので、このまま山の中に逃げ込んでしまったらもう2度と会えないかもしれないと、絶望を感じたことをよく覚えています。

そうならないためにも、日々のしつけをしっかり行い、どんな時も飼い主の注意は怠らないようにしたいですね。