高齢猫も遊びたい!おもちゃを使って無理なく楽しく遊ぶコツ

高齢猫は、遊ぶ必要がないと思っていませんか?しかし、実は高齢猫にも遊びは必要です。

適度に遊ぶ習慣は、脳への刺激になります。かといって激しい遊びは必要ありません。おもちゃの動きを目で追うだけでも高齢猫にとっては十分に遊びになるのです。まだ若い猫の飼い主さんも、今のうちに準備しておくことをおすすめします。

今回は、高齢猫におすすめの遊び方やコツをお伝えします。

高齢猫にも遊びは必要!

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高齢になっても、猫には遊びが必要です。猫は狩猟動物。高齢になっても本能は失っていません。ただ、筋肉の衰えなどで積極的に自分から遊ばなくなっています。飼い主さんが一緒に遊んだり、ひとり遊びをしたりする環境を作ってあげましょう。

狩猟本能を満たす遊びがあれば、退屈な時間もなくなります。遊びは脳への刺激にもなるので、猫の認知症である高齢性認知機能不全にもなりにくくなることも期待できるでしょう。さらに、昼間適度に遊ぶと、夜よく寝るようになります。

猫の高齢化は何歳から?

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個体差はあるものの、7歳を過ぎたあたりから高齢になっていくといえます。7歳になったら、「年を取ってきている」と認識しましょう。ちなみに7歳から10歳までが中年期、11歳から14歳は高齢期、15歳以上は老年期と分類されています。

猫は仕草や顔がかわいいので、なかなか年を取ったとは思えないもの。しかし、まだまだ若いと思っていても、若いときと比べて少しずつ運動量などは減っているはずです。

遊び方のポイントと注意点

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高齢の猫は、体力も衰えています。負担をかけないように遊ぶことがコツ。高齢猫の遊びのポイントや注意点を解説します。

遊びを取り入れる前に動物病院へ

高齢猫の暮らしに遊びを取り入れる前に、体調の変化や病気などがないか、動物病院で健康診断を受けると安心です。体調が悪かったり、病気があったりする場合は遊びについて獣医師に相談してください。体調の変化を見逃さないよう、定期的な受診をおすすめします。

激しい運動は控える

おもちゃに飛びかかったり、高いところから飛び降りたりなどの激しい遊びは控えましょう。高齢になると筋肉が衰え始め、関節の痛みなども覚えやすくなります。若いときのようにしなやかに体が動かないため、ケガのリスクが高まります。猫の様子を見ながら無理のないように遊びましょう。

無理強いしない

高齢猫と遊ぶときは、無理をさせないことが大切。猫は自分の生活ペースを乱されるのを嫌がります。くれぐれもしつこく誘わないようにしましょう。おもちゃを見せたときに興味を示したら遊ぶ、くらいのペースで大丈夫です。ご飯前の空腹時は「捕食タイム」なので遊びに誘導しやすいでしょう。

おもちゃを目で追うだけでもOK

単におもちゃの動きを目で追うだけでも、高齢猫にとっては十分に刺激になります。おもちゃに激しく飛びつく必要はありません。「走っておいかけないから興味がない」「触らないから好きではない」と決めつけないようにしましょう。

ひも類やビニールで遊ばせない

猫にとってひも類やビニールは、誤飲のリスクが高く大変危険です。猫が興味を示しても遊ばないでください。飼い主さんが見守っていても、じゃれているうちに飲み込んでしまうケースもあります。その他、ヘアゴムや針、竹串なども危険です。

特に、ひも類は消化管に絡んで壊死を引き起こす恐れもあります。高齢になって手術するのはリスクも高いので、必ず片付けておきましょう。

猫じゃらしなどは必ず片付ける

猫じゃらしなどのおもちゃは、遊び終わったら必ず片付けましょう。出しっぱなしにしておくと、勝手に遊んで誤飲する恐れがあります。いつでも遊べると飽きてしまうのもデメリット。

猫が簡単に開けられないように、フタにロックが付いたプラスチックケースに片付けるのがおすすめです。ただし、転がしてフードを食べるひとり遊び用のおもちゃは、出しておいてもかまいません。

おすすめのおもちゃ

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高齢猫におすすめのおもちゃを紹介します。

ひとり遊びができるフードが出てくるおもちゃ

転がすとフードが出てくるおもちゃなら、猫が1匹でいるときも遊べます。「転がして食べる」行動は、猫の狩猟本能を満たすのにもぴったり。夜中にフードをねだる猫には、寝床近くに置いておけば勝手に転がして食べるはず。そうすると、飼い主さんが起こされる心配もありません。

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いらないペットボトルで自作するのもおすすめです。古くなったらすぐに新しく作り直せるのもメリットですよ。使用済みのペットボトルを洗ってよく乾かし、ドライフードが出てくる程度の穴をカッターで開けます。300ミリリットルなど小さめのペットボトルなら猫が転がしやすいでしょう。穴を開ける時は、手を切らないように十分注意してください。

穴のフチは、シールやマスキングテープで覆うと安心です。あとはフードを入れてしっかりフタをしめます。転がしてフードが出てくるのを猫に見せてあげるといいですね。

高いところに登りたい気持ちを満たすおもちゃ

猫は高いところに登るのが大好き。しかし、高齢になった猫は、うまくキャットタワーに登れなくなっており諦めている場合もあります。キャットタワーにステップやスロープを付けるなどして、安全に高いところに登れるようにしてあげましょう。

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これから購入するのなら、あまり背の高くないキャットタワーを置くのもおすすめです。床に滑り止めやマットを置くと、ケガの予防にもつながります。

シンプルな猫じゃらし

猫は猫じゃらしが大好き。シンプルな作りの猫じゃらしがおすすめです。なお、ヒラヒラしたリボンや羽などの飾りが付いたおもちゃは、誤飲のリスクがありおすすめできません

Saint Mike(せいんとみけ)
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体を隠せるトンネルおもちゃ

中に入って身を隠せるトンネルおもちゃは、多くの猫が喜びます。猫が入ったら、入り口でおもちゃをちらちら見せて誘ってみるのもいいでしょう。

電動のおもちゃは留守番中使わない

電動のおもちゃは猫が留守番する際は遊ばせないようにします。留守中に電池切れなどが起きる恐れがあるためです。また、電動のおもちゃは予測がつかない動きをするケースもあるので、飼い主さんが一緒にいるときに遊ばせてください。

まとめ

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高齢の猫にも遊びが必要です。適切なおもちゃでの遊びは刺激になるため「夜よく眠る」「認知症になりにくくなることが期待できる」などのメリットもあります。ただし、高いところから飛び降りたり、おもちゃに飛びかかったりなどの激しい運動はケガのリスクがあるので禁物です。猫の体調や体力に合わせて遊びましょう。

フードが出てくる知育おもちゃは1匹でも遊べる上、狩猟本能を満たせます。飼い主さんと一緒に遊ぶおもちゃは、シンプルな作りのものやトンネルなどがおすすめです。高齢猫の暮らしを豊かにするために、安全に楽しく遊んでくださいね。

スポーツとしてのノーズワークとは?4つの科目と犬に良い理由を解説

皆さんは愛犬と一緒に「ノーズワーク」を楽しんでいますか?

一般的にノーズワークと聞くと、マットや知育玩具に隠されたおやつを探す遊びを想像する方も多いかもしれませんが、実はより本格的なドッグスポーツとしてのノーズワークも存在します。

今回は、そんなドッグスポーツとしてのノーズワークやその効果、それを応用した遊びなどをご紹介いたします。

ノーズワークとは

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ノーズワークはもともと、保護施設で暮らす犬たちにアクティビティを与えることで生活の質を向上させ、精神的な満足感をもたらすことを目的に、2006年にアメリカのドッグトレーナーたちによって考案されました。ノーズワークを通じて、すべての犬が本来持っている自然な本能を発揮でき、これが犬に充実感と満足感をもたらします。

また、ノーズワークはドッグスポーツの一種でもありますが、運動能力の差にかかわらず、小型犬やシニア犬、障害を持つ犬でも楽しめる競技です。

現在では、ヨーロッパやオーストラリアなどでもスポーツとして導入され、国によって名称やルールに違いがあるものの、ハンドラーと犬がエリア内に隠された特定のにおい(ハイド)を探すという共通の目的のもと、世界中で楽しまれています。

日本ではこちらの協会が、ノーズワークのレッスンや競技会を行っています。

ノーズワークスポーツクラブ(JNWSC)
https://noseworksportsclub.jp/

ノーズワークの4つの科目

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発祥地であるアメリカやスウェーデン、日本などでは、ノーズワークを行う環境によって4つの科目が定められています。ここからは、競技の映像を観ながら、科目ごとのノーズワークをご紹介いたします。

1.コンテナ・サーチ

コンテナ・サーチでは、においの隠された容器を見つけます。これは、空港の入国検査場で働く検疫探知犬の活動と似ている競技です。実際の競技では箱だけでなく、プラスチックケース、トートバッグ、リュックサック、バケツなどさまざまな物にターゲットが隠されています。コンテナ・サーチは多くの場合、最初に取り組むノーズワークです。

2.インテリア・サーチ

インテリア・サーチは、屋内に隠されたにおいを見つける競技です。通常、初めの段階では一つの部屋で行われますが、上達するにつれてリビングルームから寝室、トイレやお風呂場、ガレージまで、あらゆる屋内にターゲットを隠して探します。

3.エクステリア・サーチ

エクステリア・サーチは、屋外に隠されたにおいを見つける競技です。家の庭から公園、雑木林など、あらゆる屋外が対象です。

4.ヴィークル・サーチ

ヴィークル・サーチでは、車両の外側に隠されているにおいを見つけます。ここで言う車両は、乗用車だけでなく、トラックやトラクターなどの大型車、ヘリコプターや飛行機も対象です。この競技は、麻薬や爆薬を見つける探知犬の作業からヒントを得ています。

ノーズワークの良い効果は証明されている

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アメリカのシャルロット・デュラントン博士とアレクサンドラ・ホロウィッツ博士が2019年に発表した論文によると、ノーズワークに参加した犬は、ヒールワークに参加した犬に比べて、楽観性が高まると結論付けています(ヒールワークとは、飼い主の足元につきながら犬が動く動作を指します)。

ノーズワークにおいて、犬はある程度自由に動けるため、自分の行動を選択する幅が広がります。これにより、犬は問題解決に主体的に取り組み、その成功体験が前向きな気持ちを生み出しています。

さらに、嗅覚は犬にとって最も重要な感覚であり、これを活用する機会を作ることで、本来の犬らしい行動をとることができます。

この研究では、犬が自ら問題を解決し、嗅覚を活かす機会を作ることが重要であるとしています。

※参考文献

Finding Hidden Food in Nosework Increases Dogs’ Optimism | Companion Animal Psychology
https://www.companionanimalpsychology.com/2019/02/finding-hidden-food-in-nosework.html

毎日の遊びに取り入れてみよう

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犬の運動というと、散歩だけすればいいと思っている方もいますが、遊びもとても重要です。特にノーズワークのように本能を刺激するような遊びは、毎日の散歩と同じくらい積極的に取り入れたいものです。

例えば、Kong(コング)は非常に有名な犬のおもちゃで、持っている方も多いでしょう。一般的に、中におやつを詰めて犬にそのまま渡しますが、それを部屋のどこかに隠して犬に探させれば、食べるだけでなくノーズワークも一緒に楽しめます。

Kong
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また、ボールが好きな犬であれば、散歩の途中に草むらなどにお気に入りのボールを隠して犬に探させてみてください。これだけでもエクステリア・サーチのような遊びができます。

室内であれば、複数の箱や紙コップなどを用意し、その中におやつを隠して犬に探させてみましょう。これもコンテナ・サーチを応用した遊びの一例です。

※簡単にできるノーズワークについては、こちらの記事もご覧ください。

犬の本能をくすぐる遊び「ノーズワークゲーム」で脳トレをしよう!
https://cheriee.jp/dogs/22455/

遊び方に悩んだら

隠す場所やアイディアが浮かばない時は、SNSを見てみましょう。世界中の人たちがさまざまな方法でノーズワークに挑戦しているので、とても参考になります。

探すにおいは芳香蒸留水がおすすめ

さらに上級を目指すなら、特定のにおいを探すように教えてみましょう。ただし、探させるにおいには少々注意が必要です。

実際の競技において、探すにおいにはアロマ精油や芳香蒸留水が使われますが、アロマ製油は種類によって大量に吸引すると犬が中毒を起こす可能性があります。レッスンなどでインストラクターの指導がある場合以外は、芳香蒸留水の使用をおすすめします。

まとめ

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今回は、スポーツとしてのノーズワークをご紹介しました。犬によっては、ノーズワークマットなどでは簡単に見つけてしまったり、知育玩具の構造を理解してしまったりして、物足りなさを感じている子もいるかもしれません。

そういった子は少しレベルを上げて、今回紹介したようなドッグスポーツとしてのノーズワークにチャレンジしてみてください。もしかすると、才能が開花して、その子の新たな一面が見られるかもしれません。

【クイズ】犬の狩猟本能から考えるタイプ別の遊び方は?

犬には狩猟本能があり、野生の犬たちは狩りをしながら生活をしていました。家庭犬になった今でもその狩猟本能が残っている子も多く、遊ぶ際にもその狩猟本能を刺激する遊び方をすることで、より愛犬も楽しく遊べて満足度が上がります。

今回は、犬の狩猟本能から考えるタイプ別の遊び方をクイズ形式でご紹介します。

それではさっそく、タイプ別の遊び方クイズにチャレンジしてみましょう!
Q.1 野生の犬が狩りをする際の一連の行動として「誤っている」のはどれ?
正解です!
不正解です!
正解は「獲物を洗う」です。
野生の犬の狩りは、「探す → 追いかける → 捕まえる → 安全な場所へ運ぶ → 食べる」が一連の行動となります。(※狩猟本能の定義は諸説あり、わかりやすくするために、一部割愛しています。)
Q.2 「探す」ことが得意な犬に特に向いている遊び方として「正しい」のはどれ?
正解です!
不正解です!
正解は「かくれんぼ」です。
狩猟本能の「探す」が強く残っているタイプの犬は、嗅覚を使い、獲物を見つけることが大好きです。そのため、飼い主さんが隠れて愛犬に探してもらうかくれんぼやおやつ探しゲーム、ノーズワークなどの嗅覚を使って探す遊びがオススメです。

基本的におやつを使った遊びになるため、太り過ぎに注意が必要です。
Q.3 「捕まえる」ことが得意な犬に特に向いている遊び方として「誤っている」のはどれ?
正解です!
不正解です!
正解は「水遊び」です。
狩猟本能の「捕まえる」が強く残っているタイプの犬は、追いかけていた獲物を口に入れた瞬間に喜びを感じます。 遊ぶ際は、興奮が強くなることや、膝や股関節を痛めないように注意が必要です。また、キャッチが好きな子の場合は、おもちゃが小さすぎるとキャッチした瞬間に飲み込んでしまう可能性があるため、おもちゃのサイズ選びも大切です。
問正解/ 問中

今回はこちらの記事から問題を作成しました。 詳細が知りたい人はこちらも読んでみてください!
愛犬に喜ばれる!犬の狩猟本能から考える5つのタイプ別の遊び方とは
結果発表
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毎日やりたい「ノーズワーク」の効果と自宅で行える簡単な方法とは

「ノーズワーク」はここ数年日本でも流行り始め、実際に愛犬とやったことがある方や、気になっている方も多いのではないでしょうか。このノーズワークは手軽にできることに加え、犬にとって様々な良い効果があると言われています。 そこで今回は、ノーズワークによって得られる効果や、ご自宅でのやり方などをご紹介します。

ノーズワークとは

ノーズワーク,嗅覚,効果,エンリッチメント ノーズワークとは、鼻を使って決められたニオイやおやつを見つける仕事や遊びのことです。優れた嗅覚を使ってターゲットとなるニオイを見つける探知犬や救助犬などをイメージするとわかりやすいのではないでしょうか。 愛犬の鼻がスンスン鳴っているのを聞いたことがあるかと思いますが、これはニオイを嗅ぎ分けている時に聞こえる音であり鼻を使っているサインです。 犬は嗅覚が優れていますが、意外と普段の生活では嗅覚は使わずに視覚をメインに使っていることが多いようです。その点、ノーズワークは嗅覚をしっかりと使うことができ、多くの良い効果を犬にもたらしてくれます。

ノーズワークの効果

ノーズワーク,嗅覚,効果,エンリッチメント ノーズワークは年齢や犬種に関わらず多くの犬ができ、自宅で手軽に行うことが可能です。そして、身体的にも精神的にもメリットがあり、シニアの子にも毎日一回は取り入れていただきたいワークのひとつでもあります。 それでは、具体的な効果をご紹介していきます。

①体力の消費

鼻で吸ってニオイを探すという行動は人が想像するよりも疲れます。試しに鼻で吸って吐いてを高速で繰り返してみてください。結構大変な動きではないでしょうか。犬はこれに加えニオイを嗅ぎ分けるため、かなりの体力が消費がされるでしょう。

②食べムラの改善

ごはんを変えても食欲が安定しない子も、ノーズワークで自分で食べ物を見つけて食べる行動を繰り返すことで、食べ物を得られる喜びを感じ、食欲が安定する可能性もあります。

③興奮の抑制

興奮をしていた犬がノーズワークをすることで、興奮が抑制される効果があるとも言われています。そのため、フリーで過ごして興奮した状態のままいきなりハウスに入ってもらうよりも、ハウスに入る前にノーズワークをすることでハウス内でも落ち着きやすくなるかもしれません。

④精神的充足

「どこにおやつがあるかな」という期待感や、見つけたときには達成感や充実感を味わうことができます。同時に、おやつなどのターゲットを見つけられたという自信にもつながります。 また、本来犬は獲物を自分で探して食べていましたが、多くの飼われている犬たちは食事を不自由なく与えられています。そのため、自分でエサ(おやつ)を見つけて食べるという本来の行動に近い形で食事をとれることは、良い刺激になります

⑤脳の活性化

犬の脳は、嗅覚処理に使われる部分の割合が人間の40倍とも言われるほど、多くの割合を占めています。そのため、嗅覚を使うことで、脳の大部分が活性化されます。 この点からも、ノーズワークはシニア犬にもぜひ日常的に取り入れていただきたいワークと言えるでしょう。

⑥愛犬の新たな一面の発見

ノーズワークという新たなゲームを一緒に行うことで、飼い主も気付けていなかった愛犬の行動や変化が見られることもあります。それによって愛犬への愛情がさらに増すきっかけや、愛犬への接し方や過ごし方が変わるかもしれません。

ノーズワークに挑戦しよう

ノーズワーク,嗅覚,効果,エンリッチメント ノーズワークは競技として行われているものもありますが、手軽に自宅でも行うことができます。競技となると細かいルールややり方がありますが、まずはおやつを探して見つけることを楽しむことからはじめてみましょう。

空き箱でノーズワーク

空き箱や段ボールを使ってノーズワークをすることができます。以下の順序でやってみてください。
  1. 空き箱または段ボールを2つ~3つ用意する
  2. 愛犬にハウスやクレートで待機してもらい、空き箱内のわかりやすい場所におやつを4つほど置く
  3. 愛犬をフリーにして「探して」の合図を出す
  4. 特に声掛けはせずに、愛犬がおやつを見つけるのを待つ
  5. 2〜3分経過しても見つけられそうにない時は、おやつの方に飼い主が歩いて近づく
  6. 全て見つけられたら優しく褒めておやつをあげ、5分ほど休憩する
この流れを2、3回繰り返したものを1セットとして、日常的に取り入れてあげるのがおすすめです。

ノーズワークの注意点

ノーズワーク,嗅覚,効果,エンリッチメント ノーズワークをより効果的に行うためにも、以下の注意点を守りながら挑戦してみてください。

①教えない

愛犬がすぐに見つけられないと、つい「ここ!」と言葉や指差しで教えたくなってしまうかもしれません。しかし、嗅覚を使っておやつを探すことがノーズワークの目的です。愛犬を信じて、見つけるのを待ちましょう。 なかなか見つけられない時は前述のように、飼い主がおやつのそばに行き少しヒントをあげましょう

②やりすぎない

愛犬が楽しそうにやってくれると何回もやってあげたくなってしまいますが、想像よりも鼻を使うと体力も使います。2、3回でいったん終了し、もっとやらせてあげたい場合には数時間後ほど間をあけて再度挑戦させてあげましょう。

③難しくしすぎない

愛犬が順調におやつを探せると、どんどん難しくしてしまいがちですが、見つけられないほど難易度をあげてしまうとノーズワークにならず達成感などの効果も得られなくなってしまいます。 愛犬が見つけられそうなレベルを見極め、難易度高めの場所や、確実に見つけられる場所などランダムにおやつを置くようにしましょう

④ノーズワーク中は静観

ヒントを出す時以外は人は動かず、声掛けもしないようにしましょう。ノーズワークはニオイを頼りにするため、風の流れも影響します。人がむやみやたらに動くと風の流れが変わり、ニオイをたどりにくくなってしまいます。 また、褒め言葉も含め声掛けなども刺激となって邪魔をしてしまう可能性もあります。ノーズワーク中の声掛けは我慢し、静観がベストでしょう。ノーズワークが終わったら、褒めたりスキンシップを取ってあげましょう。

まとめ

ノーズワーク,嗅覚,効果,エンリッチメント ノーズワークの効果や自宅での実践法をご理解いただけたでしょうか。多くの効果があり、パピーからシニアの子までどんな犬にも日常的に取り入れてもらいたいものです。 ノーズワークはエンリッチメントの観点からも、自分で食べ物を探して見つけて食べるという野生本来の行動に近いものとなり、愛犬のストレス度合を軽減させる効果もあるはずです。 体重の増加が気になる場合は、通常あげているごはんの一部を使っても大丈夫ですので、積極的に楽しく愛犬と取り組んでみてください。

犬との生活で気を付けたい!やりがちな「〇〇しっぱなし」7選

愛犬と生活する中で、飼い主としては当たり前になっている習慣も、犬にとって実はよくない、または飼い主が困る行動の原因になっていることがあります。 今回はついやってしまいがちな7つの「〇〇しっぱなし」について、〇〇しっぱなしではよくない理由とおすすめの対応をご紹介します。

①汚れたトイレシーツを敷きっぱなし

犬,,トイレシーツ,トイレ 愛犬が排泄したトイレシーツをそのままにしていないでしょうか。ニオイがあった方が犬はトイレを認識しやすくなり、失敗が少ないと考える方もいらっしゃいます。 しかし、本来犬はきれい好きな生き物です。シーツが汚れたままですとそこに排泄をしたがらず、敢えて違う場所を排泄場所に選び、飼い主からするとトイレの失敗として悩みにつながることもあります。また、汚れたシーツをそのままにしておくのは、衛生的にもよくありません。

おすすめの対応

トイレシーツは1回排泄したら、その都度取り替えることをおすすめします。飼い主が外出中などですぐに替えられない場合は、トイレシーツを多めに敷き、複数箇所で排泄をできるようにしてあげます。そして帰宅したらすぐに新しいものに変えてあげましょう。

②ケージにいれっぱなし

犬,ケージ,入れっぱなし 普段、愛犬はどれくらいフリーで家の中を歩き回れる時間がありますか? トイレとベッドが置かれ、自由に歩き回れるスペースが少ないケージの中に入れっぱなしにするのはよくありません。 エネルギーの消費がしきれず、運動不足、吠え、噛んでほしくないものを齧るといった飼い主からすると問題行動にもつながります。また、犬の心身の健康によくありません

おすすめの対応

夜間の睡眠時以外は、可能な限りフリーで動けるようにしてあげましょう。または、自由に歩けるスペースを確保できるサークル等を用意してあげましょう。 フリーでもサークルに入っている時でも、人が犬の様子を見られる場合には、ぼおっと過ごすのではなく知育玩具やノーズワークマット等を使い良い刺激を感じられるような環境を作ってあげます。 留守番時にサークルに入れる場合には、留守番前にお散歩やおもちゃ遊び、鼻を使った発散などでエネルギー消費をしっかりできる時間や場を作ってあげましょう。留守番時にフリーの場合も留守番前は同様に発散が大切です。

留守番時の注意

留守番時に知育玩具を与えっぱなしにするのは要注意です。人の目が届かない状況ですので、万一知育玩具を噛み壊して誤飲をした場合、命に関わる可能性もあります。留守中はより長くぐっすり眠れるように事前の十分なエネルギー発散が重要です。

③飲み水を入れっぱなし

犬,飲み水,入れっぱなし 愛犬の飲み水は、一日何回取り替えていますか?朝・夜一回ずつという方もいらっしゃるのではないでしょうか。 水分補給は人と同様に、犬にとっても非常に大切です。人も朝コップに注いだ水を夜に飲むのは抵抗がありますよね。

おすすめの対応

可能な限り頻繁にお水を替えましょう。犬も新鮮な水でないと飲まないこともあります。愛犬はあまり水を飲まないから替えなくて良いと思っている方も、実は水が新鮮でないために飲んでいないだけかもしれません。 暑い夏には特に飲み水は大切です。愛犬が十分に新鮮な水を飲めるようにしてあげましょう。最近では自動で新鮮な水が飲めるものもあります。留守番中にはこういったものを使っても良いかもしれません。

④ごはんを置きっぱなし

犬,フード,置きっぱなし ごはんをあげて愛犬が完食しなかった場合、そのまま置いたままにしていることも多いと思います。しかし、ごはんを置きっぱなしにしておくと以下のようなデメリットがあります。
  • 愛犬にとってごはんはいつでも食べられる魅力が低いものになる
  • 食べたい時に食べ、常に満腹な状態で胃腸に負担がかかる
  • 高温多湿の時期にはフードが傷みやすい

おすすめの対応

ごはんを毎食完食しない場合、決まった時間内に食べなかったものは破棄しましょう。常に残す場合には、ごはんがそもそもおいしくないなど愛犬にとって魅力的でない可能性もあるため、ごはんを見直すこともおすすめします。 また、普段の運動が足りておらずお腹が空いていないということもあります。ごはんの見直しに加え、日頃からしっかりとエネルギー消費をし、お腹が空くようにしてあげましょう。 知育玩具にフードを入れると、食いつきがよくなることもありますので試してみるのもいいかもしれません。

⑤首輪をつけっぱなし

犬,首輪,つけっぱなし 脱走時や迷子になってしまった時のために、自宅の中でも常に首輪をつけている方もいると思います。しかし、首輪のつけっぱなしは犬にとってはリスクがあります。 首輪が擦れて皮膚が炎症を起こす、痒みが出る、ひどいと出血も起きるといったことが考えられます。さらに特に小型犬の場合、体重と比較して重い首輪を付けていると首を痛めてしまうこともあります。 また、留守番時など人の目が無いときにどこかに首輪がひっかかってしまい、首が締まった状態になってしまったり、犬自身が引っかかった状態から抜け出そうとして暴れることでケガをする恐れもあります。

おすすめの対応

自宅の中では基本的に首輪を外すことをおすすめします。犬が脱走しないよう、自宅の環境設定をしっかりする方が良いでしょう。 首輪をつける際は、きつすぎずゆるすぎず、成人女性の人差し指が入るか入らないかくらいに調節します。 また、首輪の素材も軽く、着脱がしやすい方が犬への負担も軽くて済みます。お散歩時は犬への負担や抜けにくさを考えるとハーネスの方がおすすめです。

⑥おもちゃを渡しっぱなし

犬,おもちゃ,遊び おもちゃは普段どんな風にあげていますか?遊べない時におもちゃを与える、常に床におもちゃが置いてある状態という方も多いのではないでしょうか。 おもちゃを与えっぱなしにしておくと、以下のデメリットやリスクがあります。
  • 愛犬にとっておもちゃは常に側にある魅力が低いものになる
  • 噛みちぎることによる誤飲の可能性
  • よだれがついたまま放置されると衛生的に良くない

おすすめの対応

おもちゃはできる限り飼い主と犬が一緒に遊ぶ時に出し、飼い主と遊べる楽しくて良いものという印象を与えられるようにしましょう。 また、理想は一回使ったら洗濯または洗浄して清潔に保ちます。よだれなどで汚れやニオイが付いていると犬も嫌がり遊ばなくなることもあります。 構ってあげられないときは、前述の④でも紹介した知育玩具などを与えた方が誤飲のリスクも減りおすすめです。ただし、知育玩具もあげっぱなしではなく、10分~15分で別の知育玩具に交換するなどして、魅力が落ちないよう、また、噛み壊しをしないよう配慮が必要です。

⑦犬同士で遊ばせっぱなし

犬,多頭 犬が大好きな子は、ドッグランやお散歩時に犬を見ると興奮して追いかけまわしたり、相手に乗るといった行動を繰り返すことが多いと思います。 しかし、これを繰り返すことで、他の犬=興奮となり、お散歩時の引っ張りや吠えにも繋がります

おすすめの対応

他の犬がいても落ち着ける練習をしましょう。愛犬にとって他の犬よりも魅力的なおやつやおもちゃをお散歩時などに持っていき、遠くに犬がいるレベルから、飼い主に意識を向け、おすわりやふせができるようにしていきます。そして徐々に犬との距離が近くても、飼い主に意識を向けてふせなどができるように練習していけるといいでしょう。 ただ、外は室内以上に刺激がありトレーニングは難しくなります。犬を見たら興奮するといった行動が癖になる前に、犬の保育園や出張トレーナーに頼んで正しいトレーニング方法を飼い主が知るのも有効です。

まとめ

犬,しっぱなし 今回ご紹介したものの中に、「自分もやっていた!」というものもあったのではないでしょうか。当たり前になっている行動も、愛犬にとっては実はよくないこともあります。 「今まで問題なかったから大丈夫」とそのままにするのではなく、愛犬がより安全で快適な生活ができるよう、ぜひ一度対応を見直してみてください。