【獣医師監修】犬のお腹が鳴る理由とは?考えられる病気と生活習慣
お腹のキュルキュルという音は「腹鳴(ふくめい)」と言います。人間でもお腹を壊したときなどに鳴ることがありますよね。
しかし、腹鳴があるからと言って必ずしも体調不良というわけではありません。それが正常か、そうでないかを見分けることは非常に重要です。
今回は犬の腹鳴について解説します。
体調不良による腹鳴
まず紹介するのは、体に何らかの異常があるときの腹鳴です。
腸閉塞、胃捻転、異物など、すぐに対処しなければならないものが含まれています。腹鳴の他に何か徴候がないかを、しっかりと確認しなければなりません。愛犬の様子をよく観察しましょう。
膵炎
【症状】
連続した嘔吐、下痢、元気消失、食欲不振、腹痛、腹鳴など。
【原因】
高脂血症、肥満、脂肪の多い食事、内分泌疾患(副腎皮質機能亢進症、糖尿病、甲状腺機能低下症)などが危険因子となる。
【備考】
急性膵炎は、胆嚢炎や胆管炎を引き起こすことも多く、黄疸が見られることもある。
腸閉塞
【症状】
元気消失、食欲不振、嘔吐、下痢、腹痛、口からの糞臭など。
【原因】
異物の誤飲(プラスチック片、布、ひも、植物の種、おもちゃなど)、腫瘍、ポリープ、腸重積、腸ヘルニア、重度の便秘など。
【備考】
原因として最も多いのは異物誤飲であるため、いたずらされそうなものには気をつける。
胃腸炎
【症状】
嘔吐、下痢、元気消失、食欲不振、腹痛、腹鳴など。
【原因】
細菌、ウイルス、寄生虫などの感染、食物アレルギー、中毒、薬剤など。
【備考】
正確な原因の解明には内視鏡検査が必要となることがあるが、動物の体に大きな負担となるため、まずは治療をして反応を見る診断的治療が行われることが多い。
消化管内寄生虫(犬回虫、瓜実条虫など)
【症状】
食欲低下、下痢、血便、腹鳴など。
【原因】
犬回虫、犬鉤虫、犬鞭虫、瓜実条虫などの寄生虫の感染による。
【備考】
多頭飼育の場合には集団感染に注意しなければならない。感染は主に感染犬の排泄物からの経口感染やノミを介しての感染となるため、予防に努める。
胃拡張・胃捻転症候群
【症状】
急激なショック症状(虚脱、循環不全など)、えずき、腹鳴、腹部膨満、流涎など。
【原因】
多量の飲水や食事摂取、食事直後の運動などが原因となる。
【備考】
緊急疾患であるため、迅速な処置が求められる。食後の発症が多いため注意。大食いや早食いの癖がある場合には、食事を数回に分けるなどの工夫が求められる。
消化管内異物
【症状】
嘔吐、吐血、元気消失、食欲不振、腹痛など。
【原因】
おもちゃ、大きい種、とうもろこしの芯、ビニール、プラスチック片、布などを誤飲することによる。
【備考】
小さいものであれば便として排泄されることもあるが、ある程度の大きさのものの場合は内視鏡や外科手術によって異物を摘出する必要がある。
生理的範囲内での腹鳴
病気ではないものの、生活習慣や環境によって腹鳴が現れることがあります。
また、これらの原因の他にも、ただの消化音も腹鳴に含まれます。何か思い当たることがないか確認し、もし原因があるなら取り除いてあげましょう。
空腹
お腹が空いている時にお腹が鳴るのは当たり前のことですよね。前回の食事の時間を確認し、もし時間が経っているようなら軽く食事を用意してあげましょう。あるいは1日2回の食事回数であるなら、1日3回に増やしてあげるのもいいでしょう。
空腹による腹鳴であれば、愛犬の元気や食欲は普段通りのはずです。
フードが合っていないことによる消化不良
消化不良が起こっていても腹鳴が現れることがあります。
特に、ライフステージ(シニア期への転換、避妊/去勢後など)の変化ではフードを切り替えることが多いでしょう。フードを切り替える場合は、いきなりではなく、今まで食べていたものに新しいフードを混ぜながら徐々に行いましょう。
また、フード切り替えにあたって、食物アレルギーにも注意しなければなりません。腹鳴の他に嘔吐や下痢といった消化器症状や、痒みなどの皮膚症状が発現しないかを十分に確認しましょう。
ストレス
引っ越しなどの環境の変化によって、愛犬が生活にストレスを感じると腹鳴が現れることがあります。これは自律神経が乱れるためで、散歩や一緒に遊ぶなどしてストレスを解消してあげましょう。
また、日頃から愛犬にストレスを与えないような環境を整えることも重要です。
早食いや大食い
食事と一緒に空気を大量に飲み込んでしまうことで、腹鳴が起こります。また、大量の食事による食物の異常発酵によって、体内でガスが産生されることでも腹鳴が起こります。おならやゲップが多いことで判断できることもあります。
空腹時間が長いことで早食いになっている可能性もあるので、食事回数を見直すのもいいかもしれません。
運動不足
運動不足は食欲低下や、胃腸機能の低下を引き起こします。腸が正常な働きをしない時には、お腹が鳴ることがあります。
ストレス解消も含めて、定期的な散歩によってしっかりと運動の習慣をつけましょう。
まとめ
腹鳴を始めとする消化器系の異常は、犬において最も一般的な動物病院受診理由です。また、愛犬と一緒に生活をしていて気づきやすい徴候でもあります。
しかし、それが正常かそうでないかを判断するのは困難なこともあります。放っておくと良くない疾患が隠れていることも少なくありません。
気になることがあれば、それがどんなに小さなことでも動物病院に相談しましょう。
猫におもちゃは必要?選び方のコツや安全に遊ぶための注意点も解説
猫にとっておもちゃは、狩猟本能を満たしたり運動不足を解消するためにも必要です。しかし、猫にどのようなおもちゃを選べばいいのか、商品がたくさんあって迷ってしまいますよね。
今回は、おもちゃの必要性や選び方のコツ、安全に楽しく遊ぶための注意点を解説します。
猫におもちゃは必要
おもちゃは、猫の狩猟本能を満たすためにも欠かせないものです。猫には「獲物を捕りたい」という本能があり、満たされないままだと生活の質が下がってしまいます。また、人の手で遊んでいると、人間の手を獲物だと勘違いして人がケガをすることも。
「では外に出して狩りをさせればいいのでは」と思うかもしれません。しかし、外は交通事故や迷子のリスクが高く危険です。生きたネズミなどを食べて、トキソプラズマなどの感染症にかかる恐れもあります。
そこで、「獲物を見つけ出し、追いかけたり襲ったりして捕まえる」という捕食行動をおもちゃで満たしてあげるのです。
体を動かすので、運動不足の解消にも役立ちます。飼い主さんが一緒に遊ぶことでコミュニケーションにもなるでしょう。
猫のおもちゃを選ぶ5つのポイント
猫はおもちゃを噛んだり咥えて歩いたりします。そのため、猫のおもちゃ選びは、誤飲などの恐れがないかどうかを重視しましょう。次のポイントをチェックしてください。
ポイント①大きさをチェック
10センチ程度の「飲み込めないが、咥えて歩けるくらいの大きさ」をおすすめします。
あまりに小さいおもちゃはもちろん、5センチ程度あっても猫は飲み込んでしまう恐れがあります。小さめのおもちゃで遊ぶときは、目を離さないようにしましょう。
ポイント②おもちゃの形状もチェック
ネズミの形をした縦長の形状のおもちゃは飲み込みやすいので選ばないようにしましょう。
中心に型があり、周囲に毛皮を模したものをかぶせてあるタイプのおもちゃもおすすめできません。毛皮だけをむいて飲み込んでしまう恐れがあります。
おもちゃ代わりに毛糸や紐も与えないでください。飲み込むと、消化管の中で引っかかり腸閉塞を起こす恐れがあります。
ポイント③羽根など飾りがついていないタイプがおすすめ
飾りの羽根やリボン、ボタンなどが付いているタイプは、遊んでいるうちにとれやすいので危険です。特に興奮しやすい猫は噛んで引きちぎることがあるので、飾りがついたものを選ばないようにします。
ポイント④綿など天然素材でできたものを選ぶ
咥えて舐めるおもちゃは、綿や羊毛などの天然素材でできたタイプを選ぶようにしましょう。
ポイント⑤ひとり遊び用と飼い主さんと遊ぶ用のおもちゃを選ぶ
猫が一匹で遊べるおもちゃと、飼い主さんと一緒に遊ぶためのおもちゃどちらも用意しましょう。
ひとり遊び用のおもちゃ
ひとり遊び用は留守番中でも安心して遊べるおもちゃを選びます。転がすとフードが出てくるような知育おもちゃなどは夢中になって遊ぶでしょう。
「転がして食べる」ので、獲物を前足で捉えているような猫の捕食行動が満たせる点が大きなメリットです。運動不足や食べ過ぎ、ストレス解消にも役立ちます。ペットボトルでも作れるので、試してみてください。
フードを探すパズルのようになっているおもちゃは、早食いをする猫におすすめです。
玉を転がして遊ぶおもちゃも猫に人気があります。
隠れるのが好きな猫にはトンネルもおすすめです。
飼い主さんと一緒に遊ぶおもちゃ
飼い主さんと一緒に遊ぶおもちゃは、猫じゃらしタイプやひも付きタイプなどがいいでしょう。
けりぐるみやぬいぐるみは猫の好みが分かれるようです。ただ単に与えるのではなく、飼い主さんが隠したり投げたりして一緒に遊ぶと遊ぶ確率が高くなります。ただし、けりぐるみやぬいぐるみは、布を食べる癖のある猫には与えないでください。
レーザーポインターはあまりおすすめできません
猫用レーザーポインターがありますが、猫のおもちゃとしてはあまりおすすめできません。目に光が入る恐れがあるためです。夢中で追いかけるものの、レーザーポインターは咥えたり掴んだりできない点からも、猫に不満が残るおもちゃといえます。
猫が安全に遊ぶための注意点
誤飲などのトラブルを避けるためにも、次のことを守ってください。
おもちゃは必ず片付ける
トンネル以外のおもちゃは必ず片付けましょう。特に猫じゃらしやひも付きおもちゃは、猫だけで遊ぶと誤飲のリスクが高く危険です。猫が取り出せないような頑丈な引出しなどにしまっておきましょう。
ほころびや破損があったらすぐ処分
おもちゃにほころびや破損があったら、どんなに気に入っているおもちゃでもすぐ捨ててください。破片を食べたり、中の綿を食べたりする恐れがあります。
誤飲をしたかも?と思ったら動物病院へ
猫がおもちゃやおもちゃの一部を飲み込んだら、すぐに動物病院を受診してください。
飼い主さんが目を離したすきに猫がおもちゃで遊んだら必ずおもちゃの状況を確認します。もしおもちゃに破損があったり、猫の様子がいつもと違ったりしたら受診したほうがいいでしょう。
まとめ
猫にとっておもちゃは、狩猟本能を満たす重要なアイテムです。運動不足の解消や飼い主さんとのコミュニケーションにも役立ちます。ひとり遊び用と飼い主と一緒に遊ぶ用のおもちゃを必ず用意してあげましょう。
誤飲の恐れがない大きさや形状のもの、咥えたりなめたりしても安心な天然素材のおもちゃを選びましょう。遊んでいる最中は、目を離さないことも大切です。遊び終わったら、誤飲などトラブル予防のためにもおもちゃは必ず片付けてください。もし誤飲をしたら動物病院を急いで受診しましょう。
問題行動の原因にも?!犬の「退屈」と「運動不足」を解消しよう
愛犬が問題行動を抱えている場合、その原因を解明するのはプロのドッグトレーナーでもない限りとても困難です。「飼い主との関係性」、「犬の性格や癖」、「住環境」など、いろいろな要素が複雑に絡み合い、問題行動となっている可能性が高いと考えられます。
しかし、「ドッグトレーナーにお願いするのはハードルが高い」と感じる方も多いのではないでしょうか。
今回は、犬の問題行動の原因になりやすい、犬の「退屈」と「運動不足」に焦点をあてて、対策をご紹介していきます。トレーナーに依頼する前に、ぜひチェックしてみて下さい。
①犬の退屈対策
一日のうちで犬がどのくらい暇な時間を過ごしているかは、その犬の「飼い方」「年齢」「体力」「性格」などによって大きく差が生じるため、残念ながらはっきりとはわかりませんが、多くの方が「自分の愛犬は暇そうにしているな」と感じたことがあるのではないでしょうか。
しかし、犬に退屈な思いをさせないように一日中遊んであげるのは、現実的に無理があります。また、犬によっては常に人と一緒ではなく一人の時間がほしい子もいますし、飼い主のかまい過ぎによって犬の自立心が育たず、他の問題行動を起こす可能性が出てきます。
ある程度は犬が一人で暇つぶしをしてくれるように、知育玩具などを使って一人遊びが出来るように習慣化させましょう。
犬のフードは食器からあげるべき?!
多くの家庭犬は、食器を使ってフードを食べているのではないでしょうか。食器から食事を摂るという習慣は、人間からみれば当たり前の行為ですが、犬から見ればそうとも限りません。
犬の退屈対策として、いつものフードを食器ではなく知育玩具に入れて、数回に分けてあげてみます。暇つぶしだけでなく、胃が拡張してねじれる「胃拡張・胃捻転症候群」の原因になる「早食い・一気食い」の予防が出来るというメリットもあります。
犬の精神科医も食事の時に使うように勧めていたコング
大型犬はこちらの方がおすすめ
苦労してエサを食べることで得られる「コントラフリーローディング効果」とは
知育玩具でフードを食べることをおすすめした飼い主の中には、「食べにくくして、意地悪しているみたいでかわいそう」とおっしゃる方もいました。しかし、食べにくくすることにはメリットがあると科学的に証明されています。
1963年に動物心理学者のグレンジェンセンの研究により、「動物は食事を苦労せずに得るよりも、なんらかの対価(労力)を払って得ることを好む」ということが明らかになり、「コントラフリーローディング効果」と名付けられました。これは犬だけではなく人間を含むほとんどの動物に当てはまります。
飼い主から簡単にもらったフードより、知育玩具などを使って苦労して得たフードの方が、犬にとっては価値のあるものになるということですね。知育玩具を使うことによって退屈対策だけでなく、いつものフードの価値が上がる効果が期待できます。
②運動不足対策
犬の運動不足も問題行動の原因になっている場合が多く見られます。こちらも犬の「年齢」「体力」「性質」などによって異なるため、愛犬にとって適切な運動量を見極める必要があります。
一般的に「小型犬は一日30分程度の散歩」、「大型犬は一日1時間程度の散歩を2回」となどど言われていますが、この説はあくまで目安です。「トイプードルの運動による消費カロリーの目安は一日〇〇カロリー」というような、具体的な数値は明示されていません。
「うちの犬は運動不足かも」と思った方は、まずは動物病院で健康診断を受けることをおすすめします。例えば、後ろ足を触ろうとすると咬む犬の場合、「後ろ足の関節に問題があった」などということは珍しくありません。
まずは健康であることを確認してから、運動不足の対策をしていきましょう。
犬の運動不足を解消するには、散歩の時間を増やすべき?!
犬の運動不足を解消法を考えた時、多くの方が「散歩の時間を長くしよう」と考えるのではないでしょうか。しかし、忙しい毎日の中で、「これ以上散歩の時間を取れない」という方もいらっしゃると思います。
筆者はそういったご相談者さんには「散歩の時間を少し減らして、その分犬と遊ぶ時間を増やしましょう」と、ご提案しています。
「散歩」と「飼い主との遊び」には、それぞれ次のようなメリットがあります。
散歩のメリット
- 気分転換、心身のリフレッシュ効果
- 様々な刺激を受け、ストレス解消や社会化につながる
飼い主との遊びのメリット
- もってこい遊び、引っ張りっこなどは犬の運動量が多い
- 飼い主との信頼関係を築くことが出来る
「犬の運動=散歩」と考えている方が多いのですが、それぞれのメリットを上手く組み合わせ、「散歩」と「飼い主との遊び」の両方を取り入れてみて下さい。
飼い主との遊びで犬のオキシトシンが増える
犬と飼い主が見つめ合うことで、幸せホルモンとも呼ばれる「オキシトシン」が、犬も人間も増えるというのは有名な話ですが、犬が飼い主と遊ぶことで犬のオキシトシンが増えるという実験結果があります。
アメリカの神経経済学者ポール・ザック博士は、犬が飼い主と「遊ぶ前」と「遊んだ後」のオキシトシンのレベルを計測したところ、「遊んだ後」のオキシトシンが57%上昇したと報告しています。
飼い主との遊びが犬にとって単に運動不足解消だけではなく、ストレス軽減に繋がる効果があることがわかる実験結果ですね。
まとめ
問題行動の原因になりやすい「退屈」と「運動不足」について解説しましたが、冒頭でもお話した通り、様々な要素が絡み合って問題行動の原因になっているのが実情です。
まずは、「退屈していないか」、「運動不足ではないか」をチェックしてみて、それでも問題行動が直らないようであればドッグトレーナーや獣医師に相談してみてはいかがでしょうか。
室内飼い猫に散歩は必要?猫の散歩のメリット・デメリットと注意点
猫飼いの皆さんの中には、「猫は一生家の中だけで過ごしていていいの?」「外の世界や外の空気に触れなくて大丈夫なの?」と疑問に思う方も多いと思います。
犬と違って散歩は必要ないと言われる猫ですが、ときどき猫を散歩させている姿を見かけることがありますよね。
そもそも猫は室内飼育が推奨されていますが、そんな猫を散歩させる必要性はあるのでしょうか?
今回は猫を散歩させるメリットとデメリット、そして注意すべき点についてご紹介します。
猫は室内飼育が推奨される
環境省や多くの獣医師は「猫を外に出さない完全室内飼い」を推奨しています。
環境省が紹介している、室内飼育のメリット/デメリットを以下にまとめました。
室内飼育のメリット
- 交通事故に遭う危険がない
- 感染症にかかる危険が少ない
- ご近所トラブルが少なくなる
- 虐待などの被害に遭うことがない
室内飼育のデメリット
- 環境によっては猫が退屈しやすい
デメリットである退屈しやすいという点については、室内空間を整え、飼い主が毎日コミュニケーションをとることで改善できます。整った環境下では、猫は室内飼育で十分幸せに暮らせるでしょう。
猫がストレスを溜めることがないように工夫をすれば、室内飼いのデメリットはほとんどありません。
猫に散歩は必要か?
猫は室内飼いで満足に暮らすことができます。
そんな猫に散歩が必要かどうかは、専門家の間でも賛否両論で意見が分かれているようです。
そもそも「猫にも散歩をさせる」という考え方は「環境エンリッチメント」という概念が由来といわれています。動物福祉の立場から「猫にとって、その動物本来の暮らし、心身ともに豊かな生活をできる環境を整えよう」というものです。
ですので猫にとって散歩が必要かどうかは、一概に断言はできません。飼い主の考え方とそれぞれの猫の性格や様子次第と言えるでしょう。
猫を散歩に連れて行くメリット
気分転換やストレス発散になる
室内飼育の場合は、狭い部屋の中で変化が少ない退屈な環境になりがちです。もちろん、室内でも十分な環境を整えることは可能です。
しかし、外に出ることは猫にとって新たな刺激となり、自然と触れ合うことでストレス発散や気分転換の効果があります。
運動不足の解消
室内飼育の猫は肥満になるリスクが高くなりますが、散歩で運動をすることで、運動不足解消に繋がる場合もあります。
災害対策
外の世界に慣らしておくという意味で、散歩が災害時に役に立つことがあります。
普段は室内で過ごす猫を、災害時にどうしても外に連れ出さなければならなくなった場合を想定してみてください。
日頃から散歩やハーネス、リードをつけることに慣れていれば、いざという時に猫にストレスをかけずにスムーズに外に連れ出すことができるかもしれません。
猫を散歩に連れて行くデメリット
外の世界の危険に晒されやすくなる
外飼いの猫の平均寿命が、室内飼いの猫より3〜4年も短いという報告があるように、猫は外で過ごすことで様々なリスクに晒されます。
他猫との喧嘩、脱走、交通事故、虐待、植物中毒、化学物質中毒、感染症(細菌、ウィルス、ダニ、ノミなど)など、外の世界には猫にとっての危険がたくさんあるのです。そのため、猫を外に出すこと自体が不適切であると考える人もいます。
外に出ることでストレスを感じる
縄張り意識の強い猫は、家の中にいても定期的にパトロールをしています。
猫を外に連れ出すと、他の猫の縄張りを歩くことになり、ストレスを感じてしまいます。さらに、外の世界を知ってしまった猫は、家の外の縄張りをチェックできないことがストレスになります。
猫を散歩する場合の注意点
ここまでご紹介してきたように、猫の散歩にはメリットだけではなく、リスクも伴います。
もし猫を散歩させたい場合は、これらのリスクを最小限に留めなければいけません。そのため、飼い主が行うべき事前準備と注意点をご紹介します。
1.首輪ではなくハーネスを
散歩をする際は、首輪ではなく、腕を通すハーネスを使用しましょう。
猫は体が柔らかく頭が小さいため、きつめに首輪を調節したつもりでも抜けることがあります。腕に通すハーネスの方が猫の体に負担もかかりにくく安全です。ハーネスは体に合ったサイズを選び、絶対に抜けることがないか確かめてから外へ出るようにしましょう。
猫がハーネスに慣れるには時間がかかることがあります。しばらく家で練習し、猫が慣れたこと、ハーネスが外れないことを確認してから外に出ましょう。
2.ワクチンやノミダニ予防は入念に
猫を散歩に出すのであれば、猫の3種混合ワクチンに加え、猫白血病ウイルスやクラミジア感染症も予防できる4種あるいは5種混合のワクチンを打つことも考えましょう。
散歩中に思いがけず他の猫と接触することがあると、これらの病気への感染リスクが高まります。猫を散歩に連れ出す前に、どのワクチンを打つべきか、動物病院に相談することをお勧めします。
ワクチンに加えて、ノミ、ダニ、フィラリアの予防もしっかり行いましょう。
3.最初は様子見。無理に連れ出さない
最初は家のベランダや庭先などに出して、猫の様子を伺いましょう。
興味を持って歩く猫もいれば、出たがらない猫もいます。あくまで猫のペースに合わせ、飼い主は見守るだけにしましょう。
散歩に行く際は、まずは短い距離から始め、怖がって動きたがらない場合はそこで諦めることも肝心です。
その後は愛猫のペースに合わせながら、徐々に散歩の流れを作っていくことが大切です。
4.散歩コースを見極める
散歩コースは車や人通り、外猫が少ない場所を選びましょう。
その際、意外な植物でも猫に毒性があることが多いので注意する必要があります。
5.「歩かせる」ことを目的にしない
猫は歩きたいというよりも、外の様子や縄張りの確認のために外に出ることが多いようです。そのため、無理に引っ張るのではなく、猫の好きなように歩かせることが大切です。
リュックやカートで草むらがある場所に連れていき、そこで遊ばせるという方法もあるようです。
まとめ
犬と違って、猫の散歩は必ず必要というわけではありません。
外の世界に興味を持っている猫にとっては良い刺激になることがありますが、事前の準備とトレーニングが必須です。猫の体調や様子を観察しながら進めましょう。
外の空気に触れるだけでも充分ですので、猫に負荷のかからない程度に散歩を楽しんでください。
また、神経質な猫の場合はストレスになるので無理に散歩させることのないように注意です。
散歩をしても、しなくても、猫にとって豊かな環境を整えることが大切ですね。
犬が攻撃的なのは運動不足のせいかも!?悪影響と解消方法について考えよう
運動不足になると、体がだるくなったり、ケガや病気をしやすくなったり、ストレスがたまったりしますよね。運動不足は、「生活習慣病のもと」なんて言われるほど、厄介なもの。
もちろん、運動不足によって悪影響を受けるのは人間だけではありません。犬も同じように、悪影響を受けてしまうのです。
そこで今回は、犬が運動不足により受ける悪影響と、運動不足を解消するための方法をご紹介します。
運動不足による悪影響
犬も人間と同様、運動不足になると心身ともに悪影響が出てきてしまいます。悪影響には、どのようなものがあるのでしょうか?
筋力・体力の衰え
まずは、筋力や体力が衰えやすくなります。極端な運動不足でなければ、すぐに影響が出ることはないでしょうが、年をとるにつれて筋力・体力の低下が起きやすくなります。
年をとっても筋力や体力を維持するためには、若いうちからよく運動することが大切です。
ストレス
犬は運動不足になると、ストレスを感じやすくなります。人間もずっとパソコンに向かうなど、長いこと運動をしないとストレスがたまりますよね。
ストレスがたまってしまうと、飼い主や他の人、他の犬に対して攻撃的になることがあります。また、ストレスはいろいろな病気を引きおこしかねませんから、定期的に発散させることが大切です。
肥満になりやすい
運動が足りていなければ、犬も人間と同じように肥満になりやすくなります。肥満になると、病気のリスクが高まることはもちろんのこと、足腰に負担がかかりやすくなるため、ヘルニアの原因にもなってしまうのです。
食べ過ぎに注意するだけでなく、運動不足にも十分注意しましょう。
運動不足のサインは?
運動不足だからといって、どこかが腫れたり、傷ができたりするわけではありませんから、運動不足かどうかを目で明確に判断することは困難です。
そこで、運動不足かどうかを見極めるため、以下のような行動に注意してみてください。
攻撃的になる
犬が他の人や犬に対して攻撃的になったり、飼い主の言うことを素直に聞かなくなったりした場合は、運動不足でストレスがたまっている可能性があります。
もちろんストレスの原因は運動不足だけではないので断定はできませんが、「そういえば最近散歩に行けていないし、運動が足りていないかも…」と思ったら、運動量を増やしてあげることで穏やかになるかもしれません。
実は、ドッグトレーナーさんの中にも、運動不足が全ての問題行動の原因だと言い切る方もいるくらい、運動不足というのは重要な要素の一つなのです。
常にソワソワしている
これも必ずしも運動不足が原因とはいえませんが、常に落ち着きがなくソワソワしている場合は、「もっと運動がしたい!」というサインかもしれません。
犬の運動不足を解消するには?
では、犬の運動不足を解消するにはどのような方法があるのでしょうか?
散歩の時間を増やそう
散歩の時間はそれぞれの犬によって大きく異なります。そこで、散歩から帰ってきたときの犬の疲れ具合で、散歩の長さが適当であるかを確かめてみましょう。以下を指標にしてみると良いでしょう。
①短く浅く、ハッハッと呼吸している場合
→犬がちょうどよく疲れているサインです。(単に、暑いからという場合もありますので、気温なども加味してください)
②激しい呼吸をしている場合
→犬が疲れすぎています。少し散歩の時間や激しい運動の量を減らしましょう。
③物足りなさそうにしたり、走り回ったりしている
→運動量が不十分かもしれません。散歩の時間を長くしたり、散歩中に走ったりしてみましょう。
たまにはドッグランで思い切り走らせて
散歩中は基本的に、歩く場合が多いと思います。散歩中に走れたとしても、時間や距離の観点から犬には少し物足りないかもしれません。また、散歩時は、犬は飼い主さんのスピードに合わせて走りますが、本当はもっと全力で走りたいと思っていることでしょう。
そこで、定期的にドッグランに連れて行き、思う存分走らせてあげましょう。ドッグランであれば、リードを外して犬を自由に運動させることが可能です。公園などで、長時間歩くのも良いでしょう。
おもちゃで遊ぼう
長い時間散歩に行く時間がなかなか取れないときや、梅雨の時期など、雨が続いているときは、家でおもちゃ遊びをしましょう。
タオルで引っ張り遊び、ボール投げ、かくれんぼ、ノーズワークなど、たくさんコミュニケーションを取りながら運動することで、運動不足解消だけでなく、飼い主さんとの信頼関係も強くなるので一石二鳥です!さらに、オヤツをもらえたりすれば、犬もどんどん飼い主さんとの遊びが楽しくなってきます。
なお、犬を家で走らせるときには、足腰の負担を軽減するため、フローリングなど滑りにくいところを選びましょう。
運動不足は犬の大敵!
運動不足は、犬にさまざまな悪影響を与えることがわかりました。
ボディランゲージと同様、運動不足は目で見て判断をするのが難しいことの一つです。まずは、散歩後の疲れ具合をチェックして運動不足かどうかをチェックしてみましょう。
また、「攻撃的になる」「常にソワソワしている」などのサインに気づいたら、運動不足の可能性があります。散歩の量を増やす、部屋で遊ばせる、ドッグランに行くなど、それぞれの犬やご家庭に合った犬の運動不足解消方法を実践してみてくださいね!
犬の健康に良い!ドッグプールの効果とおすすめ施設まとめ
ドッグプールというと、犬とプールで楽しく遊ぶ姿を連想する方も多いのではないでしょうか。
実は、遊び目的ではない、「愛犬の健康のために行う、ドッグプールでのトレーニング」があるんです。今記事では、水を使ったトレーニングとその効果、おすすめの施設をご紹介したいと思います。
愛犬の健康のために
医療の発達によって犬の寿命が伸びるようになり、愛犬の健康への関心がさらに高まっているように感じます。
愛犬の健康のためにオススメしたいのが、今回取り上げるドッグプールを用いた「水中療法」というものです。これは「ハイドロセラピー」とも呼ばれ、水の力を使ってトレーニングをします。
私たち人間においても、プールでのトレーニングでの良い効果についてよく聞きます。わんちゃんの場合も同様に、陸上で行うトレーニングとは違った効果を得ることができます。
ドッグプールでの2大メリット
1.負担が少なく運動が出来る
プールでの運動は、陸に比べて身体への負担が少ないとされています。それは、水の浮力が体重を支えてくれているからです。体重を3分の1程度にまでしてくれる浮力のおかげで、負担少なく運動をすることができます。
陸に比べて関節への負担や衝撃が少ないため、関節系に不安のあるわんちゃんでも、リハビリやトレーニングをすることができます。
2.消費エネルギー量が多い
プールでの運動は水の抵抗があるため、陸で運動するよりもさらにエネルギーを消費します。関節などへの負担を少なくしつつも、大きなエネルギー消費をすることができます。
6つのオススメポイント
1.シニア犬に
体の各機能が衰えてくるシニア犬にとって、プールでの運動はとても適しています。プールでの運動であれば、身体への負担が少ない中で筋力をUPさせることが出来ます。
また、シニア犬になると、身体を自由に動かすことが難しくなってきます。運動好きなわんちゃんにとって、体が思うように動かせないというのはとても辛いことです。
水の中でなら、負担少なく運動が出来るため、陸では思うように動かせないわんちゃんでも自由に動くことができます。
2.若々しい身体づくり
若いわんちゃんにとっても、プールでの運動が健康維持や様々な怪我・病気の予防に役立ちます。筋力をつけ、衰えない身体づくりをすることで、若々しい身体を保つことができます。
3.運動不足解消
普段の散歩だけでは、なかなか必要な運動全てをまかなうことが難しい場合もあります。特に、大きい犬の場合、必要な散歩時間も長く必要だと言われていますが、散歩時間を抽出することが厳しいご家庭もあるかと思います。
いつもの散歩に加えて、プールでの運動を取り入れてあげることで、わんちゃんの運動不足を解消してくれるはずです。
4.ダイエット効果
肥満犬が陸で運動をする際、膝や腰に大きな負担がかかりやすく、怪我を招きやすいです。
対してプールでの運動は、低負担でありながら運動量が多いため、ダイエット中のわんちゃんに適しています。また、筋力をつけることで、基礎代謝をあげる役割も果たしてくれます。
5.リハビリ中の犬に
手術後のリハビリとして、プールで運動をしているわんちゃんも多いです。獣医さんとカウンセラーの指導の元、適切なリハビリをプール内で行います。
身体への負担が少ないため、リハビリに適しています。
6.ドッグスポーツをする犬に
ドッグスポーツをするわんちゃんの身体づくりにもドッグプールは役立ちます。筋力をつけ、しなやかな身体づくりをサポートしてくれます。
おすすめドッグプール
ドッグプールの環境があり、しっかりとカウンセラーがプログラムを組んで運動を行うことのできる施設が東京にもいくつかあります。
今記事では東京内にある2つのおすすめドッグプールをご紹介いたします。
わんわんフィットネス(東京・稲城市)
愛犬の運動不足を解消するために誕生した、犬専用のフィットネスです。
プロのインストラクターが、個々のわんちゃんをカウンセリングし、最適な運動プログラムを作成してくれます。準備運動もしっかりと行い、各種プログラムを受講します。
他にも、バランスボールやアロママッサージなどのプログラムや、リハビリ専用プログラムもあります。
【公式HP】わんわんフィットネス|小型犬・高齢犬の運動不足・肥満に愛犬専用フィットネス
QULA(東京・目黒区)
QULAのドッグプールでは、ウォーターセラピーとしてドッグプールでの運動をすることができます。QULAのプールは、埋め込み式ではないため、愛犬の泳ぐ姿を飼い主さんの目線のまま見ることができます。
カウンセラーによるカウンセリングや関節のチェックを受けることができ、安心して運動を行うことができます。また、自由に泳がせる「フリースイミング」とは異なり、セラピストが導いてプログラムを行います。
【公式HP】QOLA 目黒 柿の木坂 | わんこの健康美容を促進する施設
愛犬の健康のために!
愛犬にはいつまでも健康でいてほしいものですね。
水中で元気に泳ぐ愛犬を見ると、こちらまで笑顔になります。ぜひ一度、愛犬のためにドッグプールに行ってみてはいかがでしょうか。
今回ピックアップしたドッグプールも紹介されている、東京内にあるドッグプールまとめの記事も合わせてどうぞ。
絨毯めくりや無駄吠え、運動不足によるストレスかも?
絨毯を引っ掻いたり、めくり上げて中に潜っていったり。外を通る人に向かって吠えたり、家の中を走り回ったり。それらは散歩が不足していることによるストレスかもしれません。運動不足はおもちゃ遊びをすることでも解消できるのです。
散歩は大事
散歩は犬にとって、とても大事な行事の一つです。以下の5点が散歩のメリットとして挙げられます。
- 飼い主さんと共に歩く、誇れる時間
- 社会に触れる、しつけの1つ
- 飼い主さんとのコミュニケーション
- 運動の時間
- 問題行動が減る
これらは相互に関連しています。例えば、問題行動が減るのは、散歩という行事を通じ、飼い主さんとの関係作りがうまくいくことによって生じるプラスの効果でもありますし、運動の時間を十分に与えることにより、スッキリするからでもあります。また、色々なものを見て学ぶ機会でもあるため、散歩が社会化の機会にもなっているということも関係してきます。これだけでも、散歩って大事ということがわかりますよね?
詳細は、こちらでもご紹介しています。興味のある方はご覧になってください。
散歩不足による問題行動
先程書いた通り、散歩不足は様々な問題行動につながってきます。室内で飼育している場合、以下のような行動が見られます(これらを問題行動と捉えるかは人それぞれ違うと思いますので、あくまで一例です)。
- 何かに向かって吠える(人やモノや音など)
- 家の中にあるものを噛む、壊す
- 家中を走り回る
- 夜鳴き
- 人を噛む
- …
吠えるというのは、犬にストレスが溜まっている場合に良く見られる行動の一つです。きっと、犬にとって吠えることって、スカッとして気持ちが良いんでしょうね。人間で例えると、「嫌な上司の悪口を肴に同僚達で集まって飲む」みたいな感じでしょうか。
運動不足はおもちゃ遊びで補える
とは言え、どうしても散歩に行く時間が取れなかったり、雨が降っていて散歩できないということはよくあると思います。そんな時はおもちゃで遊ぶことを選択肢の一つとして考えてみてください。もちろん、ペットシッターにお願いするということも考えられますが、雨の日はそれも難しいので、ここではおもちゃ遊びにフォーカスしたいと思います。
ボール遊び
鉄板はボール遊びです。ボールを使って「もってこい」遊びをします。誤飲しないように、飲み込めない大きさのものにしてください。
遊び方は簡単です。
- ボールを放り投げ、それを取りに行かせる
- 犬が家の中をあっちこっちへと走り回って追いかける
- それを持って嬉しそうに飼い主の元へ来るので、たくさん褒めてあげる
犬は走り回ることになるので、とっても疲れます。これを何度も繰り返せば、運動不足の解消になります。
ロープ遊び
ロープを使って、「ひっぱりっこ」をします。これも運動不足の解消になります。
こちらも遊び方はとても簡単です。
- ロープ等のおもちゃを目の前でユラユラさせたり、床で素早くニョロニョロと動かす
- 犬が飛びついてきます。咥えて離さないので、一緒におもちゃの取り合いをする
- 「うーうー」と犬が唸るかもしれませんが、心配不要。楽しくて仕方がない証拠
本気で引っ張り合いをして、ロープを奪い取りましょう。でも、たまには負けてあげてくださいね!
むすびに
おもちゃで遊んであげることで、犬の運動不足解消にもなります。散歩とおもちゃ遊びの両方をしてあげることで、飼い主と犬とのコミュニケーションをより強化することができます。ただ、忙しい現代人に両方を毎日というのは難しいのではないでしょうか。
最近、何故か問題行動が多いな?と思ったら、それは運動不足かもしれません。ここで書いた内容がお役に立てると幸いです。