【クイズ】共通点も違いもある!犬と猫の体の特徴

犬を飼っている場合、犬には詳しくても猫のことはあまり知らない方もいらっしゃるのではないでしょうか。その逆もまた然りです。また、犬も猫も好きで、両方に詳しい方もいらっしゃるでしょう。

そこで今回は、犬と猫の体の違いについてクイズ形式でご紹介します。「犬って(猫って)こんな特徴があるんだ!」と新たな発見があるかもしれません。

それでは、さっそく犬と猫の体に関するクイズにチャレンジしてみましょう!
Q.1 犬と猫のうち、より「持久力」があるのはどっち?
正解です!
不正解です!
正解は「犬の方が持久力がある」です。
犬は集団で獲物を追い詰めるために、長時間走ることが可能な持久力のある筋肉を発達させました。そのため、毎日の散歩が必要で、犬種によってはかなりの運動が必要な犬もいます。

猫は持久力こそありませんが、獲物に瞬時に飛びかかったり高い場所にジャンプしたりするために必要な瞬発力に長けた筋肉を発達させました。犬と違って毎日のお散歩は必要ありませんが、狩りを模したような遊びで狩猟本能を満たすことが必要です。
Q.2 犬と猫の「汗」について、正しいのは次のうちどれ?
正解です!
不正解です!
正解は「犬も猫も体の一部に汗をかく」です。
犬も猫も足の裏のみに汗をかきます。動物病院では、緊張して足の裏が汗でビショビショになった犬や猫が見られるそうです。

人間は汗をかくことで体温を下げますが、犬の場合は口を開けて舌を出し、「ハアハア」と呼吸を繰り返す「パンティング」と呼ばれる方法で体温を下げます。

猫の場合は体を舐めて、水分が蒸発する際に起こる「気化熱」を利用して体温を下げています。

Q.3 犬と猫のうち、「鎖骨」があるのはどっち?
正解です!
不正解です!
正解は「猫にだけ鎖骨がある」です。
猫に鎖骨がある理由は前肢を器用に使うためです。猫は犬と違って生活空間が地面に限定されず、木に登る必要があります。鎖骨があることで、前足を左右にも動かせるようになり、木の幹や獲物となる小動物の体を抱え込むような器用な動作が可能になります。

犬に鎖骨がない理由は早く走るためです。平原を長時間走り回る犬たちは、走ることに特化した体のつくりになっているため、鎖骨が退化しています。鎖骨がなくなったことで前足を前方に伸ばしやすくなり、その結果、より速く走れるようになりました。
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【クイズ】今さら聞けない?ゴールデンとラブラドールの違いとは

大型犬の中でも人気犬種であるゴールデン・レトリバーとラブラドール・レトリバー。名前も見た目もよく似ていますが、しっかり違いを理解できていますか?

今回は、ゴールデン・レトリバーとラブラドール・レトリバーの違いと共通点について、クイズ形式でご紹介します。

それではさっそく、ゴールデン・レトリバーとラブラドール・レトリバークイズにチャレンジしてみましょう!
Q.1 ゴールデン・レトリバーやラブラドール・レトリバーの「レトリバー」とはどういう意味?
正解です!
不正解です!
正解は「獲物を回収する者」です。
「レトリバー(retriever)」という名前には、「回収者」という意味があります。

元々はどちらも水鳥の狩猟犬で、ハンターが撃ち落とした鳥をレトリバーが泳いで取りに行き、ハンターの元に持って戻る役割を果たしていました。水鳥猟の名残で、レトリバーは水遊びが大好きな犬種です。プールや海に連れて行くと、とても喜ぶでしょう。
Q.2 次のうち、ゴールデン・レトリバーの特徴であるのはどれ?
正解です!
不正解です!
正解は「スコットランド原産」です。
ゴールデン・レトリバーはスコットランド原産、ラブラドール・レトリバーはカナダ原産とされており、見た目や性格はよく似ていますがその歴史はまったく異なります。

ゴールデン・レトリバーは長毛種でダブルコートのためブラッシングなどのお手入れは欠かせません。また、暑さよりも寒さの方が得意です。

被毛が黒いゴールデン・レトリバーのような犬を見かけたことがあるかもしれませんが、それはフラットコーテッド・レトリバーという別の犬種です。
Q.3 次のうち、ゴールデン・レトリバーとラブラドール・レトリバーに共通する特徴として「誤っている」のはどれ?
正解です!
不正解です!
正解は「飼い主がいないときに小さい子どもの面倒を見てもらえる」です。
普段から穏やかでしつけがしっかりできている犬でも、ふとしたきっかけで子どもに突然咬み付いてしまうことがあります。飼い主の目の届かないところで、小さい子どもと犬が一緒にいることのないように注意しましょう。

大型犬のため運動量が多く、1回1時間の散歩を毎日2回程度行うのがベスト。また、時々ドッグランにも連れて行ってあげましょう。

かつては水鳥の狩猟犬として活躍していた名残から、何でも咥えて持ってきてしまうのはレトリバーの特徴でもあります。また、どちらの犬種も、忠実で賢く、穏やかな性格をしているため、盲導犬や警察犬、麻薬探知犬などの使役犬としても幅広く活躍しています。
問正解/ 問中

今回はこちらの記事から問題を作成しました。 詳細が知りたい人はこちらも読んでみてください!
飼うならどっち?ゴールデン・レトリバーとラブラドール・レトリバー
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【犬の雑学】数字から見た犬と人の5つの違い

犬と人が違う生き物であることは周知の事実ですね。感情表現の仕方、食べ物、水の飲み方、歩き方、毛の生えている場所など、挙げればキリがないくらいの違いがあります。 今回はそんな犬と人の具体的な違いを、数字を基準に比較していきたいと思います。一緒に生活している愛犬や大好きな犬という生き物への理解をさらに深めましょう。

犬と人は違う生き物

犬,人,違い,嗅覚,聴覚 犬は人の言葉が理解できるのではと考えたり、人と同じ感覚で接してしまうこともありますよね。もちろん、犬と人も同じであるという視点が大切な時もあります。 一方で、何もかも同じかというとそうではなく、基本的には違う生き物であることをしっかり認識した上で接した方が、愛犬も飼い主もストレスが少なくなるのではないかと思います。同じだと思うと求めることも多くなりますが、違うとしっかりとわかっていれば、良い意味で仕方ないと思えて、受け入れやすくなることもあるのではないでしょうか。

犬と人との5つの違い

犬,人,違い,嗅覚,聴覚 具体的な数字をご紹介しながら、犬と人を比較していきます。数字で見ることで、違いだけでなく、似ている点もより明確になるかもしれません。

①嗅覚

犬は鼻が良いというのはよく知られた特徴でしょう。では、犬の嗅覚は人間の何倍と言われているかご存知ですか? 正解は、犬の方が約5000~1億倍も臭いを嗅ぎ分ける能力が優れていると言われています。ニオイの種類によっても変動はあるようですが、圧倒的に犬の嗅覚が優れていることがわかります。 この違いは、鼻にあるニオイを感じる細胞の表面積に関係があります。
  • :約5平方cm
  • :18~150平方cm ※短頭種では18平方cm程度、長頭種では150平方cm程度
また、犬はニオイを識別する神経も優れています。犬の鼻の入り口にある鼻平面(びへいめん)が濡れていることによって、犬はニオイの粒のようなものを集めています。そしていくつかの工程を経て脳へと運ばれた情報を基に、脳でニオイやフェロモンの強さ、種類などを判断しているそうです。

②聴覚

人と犬が聞き取りやすい周波数は以下の通りです。
  • :16~20,000 Hz(ヘルツ)
  • :65~50,000 Hz(ヘルツ)
1Hzは1秒間に音が振動する回数を表し、周波数が低い=低い音、周波数が高い=高い音となります。 つまり、犬は人よりも高い音を聞き分けることができることがわかります。また逆に、65Hzよりも低い音は聞こえないとされています。

③視覚

犬は目があまり良くないというのも比較的よく知られた話だと思いますが、その中でも色の見え方は人と大きく異なります。 犬には赤色を感じる細胞がなく、青、緑を感じる2種類の細胞のみがあるとされています。最近のアメリカの研究結果では、緑色や黄色はくすんだ黄色、青色や紫色は青っぽい色として識別され、赤色はグレーに見えていると言います。そのため、犬のおもちゃを選ぶ際は青い色のものか明るい黄色のものにすると、犬が識別しやすいと言えます。 一方で、人には青、緑、赤を感じる3種類の細胞があり、識別しているすべての色が見えています

④脚の数と使い方

犬は脚が4本、人は2本ですね。犬の前脚を「手」として表現されることもありますが、実際には脚です。脚の数が違えば、歩き方や走り方も異なります。 ここでは、歩く時と走る時のそれぞれの足の動き方について説明していきます。

歩き方

人は手と足の左右逆側同士が対になって、左手が前の時は右足で地面を蹴るというように、交互に出して歩きます。 犬も規則正しく足を動かして歩きます。左前肢⇒右後肢⇒右前肢⇒左後肢の順で動かし、左前肢を地面に着いたとき、右後肢は地面を蹴っているといったように、歩く際は2~3本の足を地面に着き、バランスをとっています。

走り方

人は走る時も、手足を動かす順番は同じですね。一方で犬は走る時は歩く時とでは、脚の動かし方が変わります。さらには走り方には2種類あり、それぞれ動かし方が異なります。
速足(トロット) 人のジョギングくらいの軽い走りを指します。斜め向かいにある足(右前肢と左後肢、左前肢と右後肢)が対になって同時に動かします。斜め向かいの前肢と後肢が同時に地面を蹴ることになるため、歩くよりも力強く前進することができます。 疾走(ギャロップ) 短距離を全速力で走り、一瞬体が空中に浮く走り方を指します。この疾走には2種類あります。 一つはグレーハウンドが全速力で走るような時に見られます。もう一つはポインターが狩りをする時などに見られる走り方です。それぞれの四肢の動きは次の通りです。 ①グレーハウンド系の疾走 右前肢を地面に着く⇒右前肢を後ろに蹴りながら左前肢を着く⇒左前肢を蹴ると同時に四肢が体の下に来て体が浮いた状態になる⇒左後肢と右後肢の順で地面に着く⇒両後肢で地面を蹴って大きく前進 ②ポインター系の疾走 右後肢⇒左後肢⇒左前肢の順に地面に着く⇒両後肢で地面を後ろに蹴る⇒右前肢が地面に着く⇒左前肢で地面を蹴る⇒右前肢で地面を後ろに蹴る⇒体が空中に浮き前進⇒右前肢が地面に着く⇒左遠視が地面を蹴る⇒右前肢が地面を後ろに蹴る 同じ疾走と言っても、グレーハウンド系の方がスピードが出ます。

寿命

犬の方が平均寿命が短いというのも有名です。寿命が短いということは、人にとっての一年、一日、一時間が、犬たちにとってはもっと長い時間に相当するということです。 では、具体的に人間の一年、一カ月、一週間は犬たちにとってどれくらいの時間になるのかを見ていきます。 犬の年齢に関しても多くの考え方や説があり、簡単に「人の一時間=犬の〇時間」という断定はできません。 今回は1997年にGary J. Patronekさんらによる「ペットの犬と人間の寿命の比較」という論文で書かれた、人と犬の年齢を比較したものの一部を参考に紹介します。
犬の年齢 小型犬 中型犬 大型犬
3カ月齢 7歳 8歳 9歳
7カ月齢 9歳 10歳 12歳
1歳齢 12歳 13歳 15歳
2歳齢 19歳 19歳 21歳
3歳齢 25歳 25歳 27歳
4歳齢 30歳 31歳 32歳
5歳齢 35歳 36歳 37歳
6歳齢 40歳 40歳 42歳
7歳齢 44歳 45歳 46歳
8歳齢 48歳 49歳 51歳
9歳齢 52歳 53歳 55歳
10歳齢 56歳 56歳 59歳
11歳齢 59歳 60歳 63歳
12歳齢 62歳 64歳 67歳
13歳齢 66歳 67歳 72歳
14歳齢 69歳 71歳 71歳
15歳齢 73歳 75歳 80歳
小型、中型犬よりも大型犬の方が、より時間の流れが速いことがわかりますね。そして、3カ月までの成長が非常に早く、若い時期に社会化といったトレーニングをすることが大切であるということもわかるのではないでしょうか。 また、人からすると3カ月から7カ月は4カ月ですが、犬にとっては2~3年分相当となり、いかに犬にとっての1カ月や1週間が長いものなのか、そして、8時間のお留守番は、犬からするとざっと2、3日独りにさせられている感覚ということも読み取れます。

まとめ

犬,人,違い,嗅覚,聴覚 数字で表すと、犬と人の違いをより感じやすかったのではないでしょうか。人よりも犬が優れている点もあり、だからこそ、人は犬と一緒に暮らすようになったのでしょう。 また、年齢の違いを見て、本当に改めて一日、一時間を大切に過ごしていかないといけないと感じます。お留守番をしていなくても、寝るか排泄をするかごはんを食べるといった退屈な過ごし方ではなく、より豊かに時間を過ごしてもらうには何ができるかを、考えていただくきっかけになったらうれしく思います。
参考文献
楽しい解剖学 ぼくとチョビの体のちがい 第2版

ペットを飼っているなら知っておきたい!保健所と動物愛護センターの違いって?

迷子や負傷中の犬猫を保護した後、飼い主が見つからなかった場合、「保健所」や「動物愛護センター」に収容されるというのは、一般に広く知られています。 しかし、保健所と動物愛護センターは、何が違うのかはっきりとは知らないな…という方は意外と多いのではないでしょうか? 今回は、それぞれの施設のお仕事の違いと、どのように収容管理されるのか、詳しく見ていきたいと思います。

保健所とは

ねそべる犬 保健所は、厚生労働省管轄の施設で、主に「衛生」や「健康」に関わるお仕事をしています。 業務の内容をより詳しく分類すると、食品衛生、環境衛生、獣医衛生、健康管理、感染症予防などがあります。ここに書き切れないほど多岐にわたるお仕事があり、実はどれもわたしたちの身近な生活に関わっています。 飼い主のいない動物や、怪我をした動物の引き取りは、全体の業務の一部分で行われています。 場所によっては、収容を行なっているところもあります。

動物に関する業務は行わないところも?

現在、保健所の動物保護に関する業務は動物愛護センターに移行しつつあるようで、地域によっては各施設の仕事の分担が変わってきています。 東京都のように、保健所は動物の保護に関する業務を一切行わず、次に説明する「動物愛護センター」にお仕事を移行しているところもあるようです。

動物愛護センターとは

窓際の猫 動物愛護センターとは、保健所と同じく厚生労働省の管轄で、各都道府県または中核市・政令市に設置されている施設です。 動物愛護センターのお仕事は、センターによって違いはありますが、大きく分けると主に下記の事業に分けられます。
  • 動物保護事業
  • 動物愛護普及事業
  • 動物取扱対策事業
  • 動物由来または人獣共通感染症の予防や調査をする事業
(参考:東京都動物愛護相談センター、神奈川県動物保護センター、埼玉県動物指導センターの事業概要より) 一般的によく知られているのは、「動物保護事業」の部分で、飼い主不明の動物の収容・管理・返還・譲渡・処分などが挙げられます。

動物の収容・管理だけではない

上記に4つあげた通り、動物の収容や管理だけではなく、飼い主に向けた講習会・しつけ教室や、事業者に向けた動物取扱の指導や監視、感染症の予防対策なども行なっています。 また、一般的には「動物愛護センター」としてひとまとめに呼ばれることが多いですが、実際には都道府県によって「動物保護センター」「動物指導センター」など言い回しは色々あります。

収容されてからのこと

首輪をつけた犬 犬猫が実際に保護されてから飼い主や引き取り手が見つかるまで、どのように収容されるのか、収容情報の確認方法などを3つの動物愛護センターを例に見ていきます。(2018年10月9日現在の各施設のホームページの情報を参考)

東京都動物愛護相談センター

飼い主が見つかるまで7日間は収容管理され、「収容動物情報」に掲載されます。 負傷している場合はこの7日間のうちに治療を施されます。 東京都動物愛護相談センター

神奈川県動物保護センター

犬の場合、必ず5日間は飼養管理されます。(猫はホームページ上に明記無し) その後飼い主が見つからない場合は、問題行動や重篤な病気などがなければ、可能な限り長く収容し、ボランティア団体などに譲渡されることもあります。 神奈川県動物保護センター

埼玉県動物指導センター

猫の場合、収容から3日間公示・インターネットに掲載されます。(犬はホームページ上に明記なし) 犬の捕獲・引き取り・返還業務は原則センターではなく保健所の役割となっています。 実際の収容動物情報を見てみると、犬・猫ともに実質7日間は収容されているようです。 埼玉県動物指導センター

犬猫を飼う人なら、他人事ではないかも

ハウスの中の犬 自分の飼っている愛犬や愛猫にとっても、他人事ではありません! 室内飼育で十分に気をつけていても、不意に脱走してしまい、居場所がわからなくなってしまう可能性もありますよね。 もちろん、そんなことが起きればすぐにでも行動する飼い主さんばかりだと思います。 万が一のことが起こった時に、愛犬や愛猫はどこでどのように保護される可能性があるのか?ということを具体的に知っておくことは、少しでも早く探し出すための手がかりになるかもしれません。 そのような時に備え、マイクロチップや迷子札を付けておくなど、今のうちに対策をしておく事が望ましいでしょう。

最後に

筆者自身も調べ始めてから、改めて保健所と動物愛護センターのお仕事の範囲の違いに気づきました。 筆者は猫を飼っているのですが、今まで飼い主として保健所やセンターを利用したことがありません。 猫飼いさんの場合は、迷子になったときや非常時でなければ利用する機会がなかなかないのかもしれません。 わんちゃんを飼っている人であれば、畜犬登録や予防注射などが必要なため、飼い主として保健所や愛護センターを利用する機会がもしかしたら猫飼いさんよりも多いのかもしれないなぁと思いました。 飼い主さんだけでなく、これから飼おうと思っている方にも、飼っていない方にも、ぜひ知っていてもらえたらと思います。

【ドッグフード】ドライフードとウェットフードの違いって?

毎日愛犬が食べるフードは、愛犬の体を作る大切なものです。 ドッグフードには、大きく分けてドライフードとウェットフードがあります。しかし、飼い始めたばかりの飼い主さんは、その明確な違いと役割がわからない…ということもあると思います。 そこで今回は「ドライフードとウェットフードの違い」についてご紹介します。

ドライとウェットの違い

クッキー ドッグフードは、「製法」や「どれだけ水分が含まれているかによって、ドライフードとウェットフードに分けられています。まずは、それぞれの特徴をご紹介します。

ドライフードの特徴

ドライフードは、含まれる水分が少ないものです。「総合栄養食」と表示されているものは、栄養バランスにも優れており、これと水だけで十分な栄養をとることができると言われています。 ウェットフードと比べると、以下のような特徴があります。
  • 硬い
  • 開封後も長時間保存することが可能
  • 比較的値段が安い
スーパーマーケット等で、大きな袋に入って陳列されているものは、そのほとんどがドライフードです。保存期間が長く、一袋の量も多いので、コスト面でのメリットがあります。 ドライフードを愛犬にあげる時には、必ず水が必要です。人もパサパサした食べ物を食べるときには、水を多めに用意しますよね。わんちゃんにもたくさん用意してあげましょう。 硬いフードなので、食欲のないわんちゃんや、あごの力が弱くなった老犬には、あまり向かないフードです。

ウェットフードの特徴

ウェットフードは、含まれる水分量が多いものです。おかずのようなもの(一般食)が多いので、総合栄養食と組み合わせてあげることが多いです。 そして、ドライフードと比べると、以下のような特徴があります。
  • やわらかい
  • 嗜好性が高い
  • 保存期間は短い
  • 値段が高い
水分を多く含んでいるため、食べることで水分補給をすることができます。また、見た目も美味しそうなものが多いです。 しかし、腐りやすいものを加工して、ある程度長持ちするようにしているため、保存料・添加物を多く含むともいわれています。 ウェットフードは、ドライフードが向かない顎の力や食欲が落ちているわんちゃんにも向いています。 ただ、ウェットフードは缶詰などで小分けにされて売られており、毎回購入していると食事の費用が大きくなります。

ドライとウェット、どっちが良いの?

クエスチョン それぞれに特徴があり、どちらがよいとは一概には言えません。わんちゃんの好みや、栄養のバランスなどを考えて食べさせてあげましょう。 ただ、ドライフードよりもウェットフードのほうが、がっついて食べることが多いです。素材の形が残っているウェットフードは、肉類を中心に加工されているので、わんちゃんも喜ぶのです。 しかし、だからといってウェットフードばかりあげることが、健康面上良いとは言えません。ドライフードと比べて、噛む力を鍛えることができませんし、栄養も偏ってしまいます。また、費用の面で飼い主さんの負担になるかもしれません。 ですから、ドライフードとウェットフードをバランスよく食べさせてあげるのがおすすめです。食欲がない等の理由がない限り、基本的にはドライフードをあげて、たまにウェットフードをあげるというのもよいかと思います。 また、ドライフードをベースにし、ウェットフードをよく混ぜて与えてあげると、わんちゃんも喜ぶことが多いようです。ドライフードだけでは食べないような場合にはオススメです。 ドッグフード選びに関しては、以下の記事もぜひご参照ください。
【犬の食事】良いドッグフードを選ぶポイント3つ

適切なフード量は守る

サンドイッチ わんちゃんの食いつきがよいと、ついついたくさんあげてしまう飼い主さんもいますが、これは注意しなければなりません。多くの食事を与えてしまうと、肥満になってしまうことも少なくないのです。 また、プレミアムペットフードなど、カロリーが高く、吸収率の高いフードも出てきています。大抵はパッケージに適切量に関する記載があるので、そちらをよく確認の上、適量を与えると良いでしょう。 以下の記事では、犬のダイエット方法についてまとめています。予防するにあたって役に立つ情報ですので、ぜひご参照ください。
健康と長生きのために!犬の「ダイエット」方法とそのポイント

さいごに

寝てる犬 愛犬のごはんは、飼い主さんがコントロールするものですから、愛犬の健康は飼い主さん次第です。 食べ物のことにも気を付けて、1つでも多くの思い出をわんちゃんとつくりましょう。 ドッグフードだけではなく、手作り食もオススメです。バランスの良い食事を心がけ、わんちゃんと一緒に健康的な生活を送りたいですね。 また、食事は健康管理の基本です。アレルギーなどを誘発することもありますので、困ったときは一人で抱え込まず、獣医さんに相談をすることをオススメいたします。

猫と人の五感の違い!猫の世界の見え方

猫と人間には違いがたくさんあります。毛皮の有無、爪、耳、ひげ…そして、視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚の五感です。五感が違う人間と猫では、感じている世界までもが全く違っているのかもしれません。 今日は猫の五感を一つ一つ人間のそれと比較して、猫の感じている世界を想像してみましょう!

視覚

見えている距離

猫はハンターだから視力がとってもよく、人間が視認できないような遠くのものまで見えていると思い込んでいる人も多いかと思います。しかし、実はそうではなく、猫が見えている距離はせいぜい20メートル程度であると言われています。意外と視力が悪いんですね。 また、猫が一番よく見えている距離は2~6メートルの範囲だと言われています。この範囲が獲物を狩る範囲なのでしょうか?特に、近くのものはピントが合わせづらいそうです。

動体視力

猫は動くものに対してはとっても敏感に反応します。小動物などの小さな動きでも決して見逃しません。これは動体視力が非常に優れている証拠と言えます。猫じゃらしで遊ぶ時に、この反応が顕著になります。

暗視能力

また、猫は元来夜行生物というだけあり暗視能力も桁違いです。猫が暗闇でよくものを捉えられるのは、網膜に光を感じる細胞が人間よりたくさんあり、さらに網膜の後ろにあるタペタムという反射鏡を用いて、光をもう一度網膜に集めているためです。猫の目が暗闇で光るのはこのタペタムのせいです! 猫は人間と比べて1/6の光でモノを視認することができます。夜中に飛んだりはねても物にぶつかったりしないのはこの暗視能力のおかげですね!

色覚

猫は色を見分ける能力があまり発達していないようで、人間と比べて見分けられる色の数がとっても少ないです。 犬は白と黒しか見分けられません。猫も昔は同じく白黒しか判別できていないと思われていたのですが、どうやら青と緑は識別できるらしいことがわかってきました。でも、赤は識別できないそうです。一体猫の目にはどのように世界が映っているんでしょうか…?

聴覚

可聴周波数

人間が聞こえる音の周波数の範囲は20〜20,000ヘルツであると言われています。それに比べて、猫の聞こえる音の周波数の範囲は30〜60,000ヘルツ。人間が子供の頃は聞こえるけれど大人になると聞こえなくなると言われるモスキート音が聞こえるのはもちろんのこと、とても高い超音波も聞き分けることができます。 しかし、低音に関しては少し人間と比べると苦手なようです。

耳の性能

猫は左右の耳を別々に動かして音をキャッチし、音がした方向や音源の距離を正確に知ることができます。まるで敵戦艦を察知するレーダーのような耳ですね!察知されるネズミはたまったもんじゃありません…。

嗅覚

優れた能力

臭いは鼻の奥の嗅野で識別しています。猫の嗅野は人間の嗅野の二倍の細胞を持っていて、猫の嗅覚は人間の数十万倍優れていると言われています。驚異的なのは単に嗅ぎとる能力だけでなく、嗅ぎ分ける能力もかなり優れています。

何を嗅ぎ分けているか

なぜそんなに嗅覚が優れているかというと、狩猟者である猫は獲物に匂いを勘付かれないために丁寧に排泄物を埋めたり、体臭を気づかれないように気をつけたりする必要があるためです。 また、自分や家族の臭いのついたところを嗅ぎ分けることができるので、自分のテリトリー内のものや家族に体をすりつけて安心感を得る習性を持ちます。

味覚

舌バカ…?

猫は人間同様、味覚を感じる器官を持つものの、性能的にはその感度は人間の十分の一以下になります。そのため、猫は食べ物の美味しさの基準を鈍い味覚の代わりに鋭い嗅覚で判断しているそうです。 生肉などを食べるので、腐って食べれないものを見分けるために酸味・苦味の感覚は若干強いそうですが、甘味などはほぼわからないと言われています。

舌の役割

猫の舌は乳頭という突起でザラザラしています。これは毛づくろいのときにブラシのような役割をするほか、肉を骨から削ぎ落としたり水を飲むときにすくう役割を持っています。

触覚

ひげの役割

猫は全身が毛で覆われています。そのため触覚などの情報は口回りと目の上、前足の先にある感覚毛と呼ばれる高機能で特別な毛で収集します。 中でも特に重要な役割を果たしているのがヒゲで、根元には神経が集中しており、気圧や気流の変化をも感じ取ることができます。

最後に

いかがでしたか?猫の感じている世界が少しはわかってきたのではないでしょうか。 猫の感じている世界はどうやら我々の感じている世界とは大きく違いそうですね!細かく見ていくと、人間より優れた能力も多く持つネコ。この能力を活かした遊びを日常生活に取り入れていくと、より一層ネコちゃんと楽しく遊ぶことができると思いますよ。

犬と猫、一緒に飼うなら気をつけたい「ごはん」のこと。

犬と猫、食事は一緒じゃダメ?

犬と猫 犬と猫を一緒に飼っている人も多いですよね。メディアなどで、犬と猫が同じお皿からご飯を食べている映像を目にすることがあります。 犬と猫、同じご飯を食べても大丈夫なのでしょうか。

犬は雑食で、猫は肉食

猫鳴 犬は、雑食です。犬も、元々は野生に暮らしていたので肉食でした。しかし、人間と暮らすようになり、雑食化したと言われています。 対して猫は、肉食です。栄養も動物性のものから摂取します。 ここから、「なんの食べ物からどの栄養素を得るのか」が猫と犬で違うということがわかりますよね。

犬がキャットフードを食べたら?

寝ている犬 犬がキャットフードを食べた場合、以下の問題が考えられます。

キャットフードは、犬には取り過ぎぐらいの栄養素がある

猫は、自分では生成することができない栄養素があり、それらは食べ物から補っています。 例えば、タウリン。猫はタウリンを体内で作ることができないため、キャットフードを通して摂取します。 対して犬は、タウリンを体内で生成することができます。そのためキャットフードを食べると、タウリンの取り過ぎとなってしまいます。

キャットフードは味が濃い

キャットフードは濃い味・高カロリーに作られています。そのため、キャットフードを好む犬も多いようです。しかし、食べ続けていると身体に適していないため、病気の原因になってしまう可能性があります。 濃い味つけのため、塩分の取りすぎも考えられます。高血圧や、腎臓系の病気にかかる恐れがあります。 食べ続けていると、ドッグフードに戻れなくなってしまう危険性もあります。人間でいうと、ラーメンにハマってやめられず、健康が危うい…といった感じでしょうかね。

猫がドッグフードを食べたら?

こちらを見てる猫 では、猫がドッグフードを食べる場合、どのような問題があるのでしょうか。

ドッグフードだと、猫には足りない

猫がドッグフードを食べた場合、摂らなくてはならない栄養素が摂取することができません。例えば、キャットフードで補われるはずのタウリン。これが不足すると、失明する恐れがあります。(網膜に障害が出る) それだけではなく、ビタミンB群のナイアシンやビタミンAも不足に陥ってしまいます。 猫は動物性の食べ物から栄養を摂取します。穀物が多く使われているドッグフードからは、うまく栄養素が吸収できないと考えられます。

適切な食事を!

猫が仲良くしている様子 猫が、ドッグフードを1度食べたからといって心配する必要はありません。しかし、日常的に交換して食べていたり、同じ食事をしていると問題です。 食べ物は、健康に直結します。一緒に飼っている場合でも注意し、くれぐれも「安売りしてたから!」といってあげないようにしましょうね。

「犬派男性と猫派男性で年収が100万円も違う」ってほんと?

イヌ派とネコ派の論争はいつの時代も絶えないですよね。実は、犬派と猫派の違いとして「年収」があげられるって知っていましたか?なんと、犬派の方が100万円以上も年収が高いという結果が出ているんです。ではなぜこのような結果になっているのか、考えてみましょう。

犬派男性はお金持ち?

お金を持つ女性 総合マーケティング支援を行なう株式会社ネオマーケティングが2014年に行った調査では、なんと犬派の男性と猫派の男性では年間100万円も年収に差があることが明らかにされました。一体いくらなのかという具体的な数字が気になるでしょうか。男性犬派が 561 万円に対し、男性猫派は 464 万円という結果のため、その差は約100万円ということになります。

なんで犬派だとお金持ちなの?考えられる理由

①世話好きという性格が関係しているのかも

子供を連れて歩く、男性 犬は猫よりもお世話をする事柄が多いです。毎日の散歩はもちろんのこと、猫以上にしつけをしなければならなかったりもします。また、毎年の狂犬病予防注射や、シャンプー・トリミングも気にかけなければなりません。そのため、犬好きの人は世話好きと言えるのではないでしょうか。調査結果には、「犬派猫派の男性で職位に違いは見られないため、職種や企業規模が異なるのかもしれません。」と記載されていました。とすれば、世話好きの人だからこその職種に就いているいる可能性があります。犬好き特有の性格が、職種に関係し、それが年収に影響を及ぼしているのかもしれません。

②お金があるからこそ犬派なのかも

ポケットに入っているお金、財布 一般に、犬を飼うには猫を飼うよりもお金がかかるとされています。生涯費用の計算として、猫は約95万円に対して、犬は180万を超えるとされています。犬と猫を飼うのでは、約100万も出費の違いがあると言えるでしょう。近年、猫ブームが勢いを増していますが、猫の方が費用面から見ても「飼いやすい」といえるでしょう。そのため、お金があるからこそ犬を飼いたいと思うし、お金があまりかからなくてすむ(と言っても高額ではありますが)から猫が飼いたいと思うというのも言えるかもしれません。
猫を飼うのにいくらかかるの?
犬を15年飼うのにかかる費用は〇〇万円!犬の生涯費用を調査

③物事への考え方が違うのかも

考え中の男性 「猫は同居人、犬は家族」という考え方があるのですが、猫を飼いたいと思う人は比較的ドライな関係をペットに求めるのではないでしょうか。もちろん、思いっきり可愛がっている方も多いと思いますが、犬のような「家族!」という感覚とは少し違うと思います。この考え方を人間社会に適応したとします。すると、猫派の人は、物事や人間関係へ割とドライな関係性を好むということになります。対して犬派の人は、濃い関係性を好み、手間を惜しまないとも言えるかもしれません。この考え方や、関係性のあり方などが、仕事や職場環境へも適応されているのではないかと考えられます。

ペットから、自分の性格や物事の考え方の傾向がわかる?

カップルと犬 今回、犬派の人はお金持ちであるという内容を取り上げましたが、だからといって猫派の人が犬派に無理やり変える必要はありません(変えようと思ってる人はそもそもいないかも?)。好むペットから、自分の性格や物事の考え方の傾向がわかるといった具合でしょうか。とても興味深いリサーチ結果なので、自分や周りの人に当てはめて考えてみるのも面白いかもしれません。