【犬クイズ】冬に起こる「スノー・ノーズ」って何?

寒い冬の日、愛犬の鼻に違和感を覚えたことはありますか?それ、もしかしたら「スノー・ノーズ」と呼ばれる現象かもしれません。

本記事では、犬のスノー・ノーズについてクイズ形式で解説していきます。

それではさっそく、犬のスノー・ノーズクイズにチャレンジしてみましょう!
Q.1 寒い冬の犬に見られる「スノー・ノーズ」とは、どんな現象?
正解です!
不正解です!
正解は「犬の鼻がピンクや薄茶色に変化すること」です。
「スノー・ノーズ」とは、冬の間に犬の鼻が通常の黒や茶色から、ピンクや薄茶色に変わる現象のことで、「ウインター・ノーズ」とも呼ばれます。

鼻全体の色が変わることもあれば、斑点模様や縞模様で現れることもあります。急激に色が変わるというよりも、「気がついたら色が変わっていた」と感じることが多いでしょう。
Q.2 スノー・ノーズの説明として「誤っている」のはどれ?
正解です!
不正解です!
正解は「毛色の暗い色の犬に顕著に現れる」です。
スノー・ノーズは冬の短い日照時間と関係しており、以下の2つの原因が重なって生じると考えられています。
  • 紫外線量が不足
  • メラニンを生成する酵素が分解され、メラニン色素が不足
暖かくなると鼻の色が元に戻る犬もいれば、完全に色が戻らない犬もいるそうです。また、毛の色が明るい色の犬でより顕著に現れるとされています。

スノー・ノーズ自体は一時的な現象であり、健康上の問題はありません
Q.3 犬の鼻の色が変化する原因として「誤っている」のはどれ?
正解です!
不正解です
正解は「糖尿病」です。
スノー・ノーズは季節的な生理現象ですが、犬の鼻の色の変化はどの季節にも起こります。原因としては、遺伝、加齢、怪我、ストレス、銅欠乏症などがあげられます。

また、自己免疫疾患などの病気の可能性もあるため、鼻の変色以外に皮膚の赤みやかさぶたなどが見られるようであれば、動物病院を受診しましょう。
問正解/ 問中

今回はこちらの記事から問題を作成しました。 詳細が知りたい人はこちらも読んでみてください!
犬の鼻がピンクに変わる!冬によく起こる「スノー・ノーズ」とは?
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犬が雪を食べてしまった!その理由は?食べても平気なの?

雪が降り積もった日に犬を外に連れて行くと、犬が雪を食べてしまうことがあります。 楽しそうに雪を食べる犬の様子にほっこりする反面、「雪を食べても大丈夫なのかな?」と心配になるかもしれません。 今回の記事では、犬が雪を食べる理由や、注意したいことを解説します。

犬はなぜ雪を食べるの?

犬,雪,食べる,冬,凍傷,しもやけ そもそも犬は、どうして雪を食べるのでしょうか? その理由は主に2つ考えられます。それぞれ見ていきましょう。

好奇心旺盛だから

好奇心が強い犬は、雪に興味をそそられて食べてみることがあります。特に、雪に慣れていない犬や、あまり雪が降らない地域の犬は、雪に興味を持ちやすいかもしれませんね。 また、雪が好きな犬は、雪が積もっているとテンションが上がって食べてしまうというケースもあるようです。

水分補給のため

犬は、お散歩中に「喉が渇いたな」と感じたとき、水分補給のために雪を食べることがあります。 普通のお水よりも冷たくて爽やかな感じがするため、雪を好んで食べる犬もいるようです。

犬は雪を食べても大丈夫なの?

犬,雪,食べる,冬,凍傷,しもやけ 雪自体は水ですから、お腹を壊したり吐いたりしない程度の量なら、基本的には食べても大丈夫です。しかし、その一方で、場合によっては雪が汚染されていたり、異物が混入していることがあります。 それでは、雪にはどのような危険が潜んでいるのか、具体的に見ていきましょう。

大気汚染や排気ガスによる汚染

大気汚染によって「酸性雨」の問題が起きていることは、おそらく多くの方がご存知でしょう。 酸性雨は、化石燃料を燃やした時などに発生する硫黄酸化物(SOx)や窒素酸化物(NOx)が大気中で化学反応を起こし、硫酸や硝酸となって雨の中に混ざったもので、酸性度が高い雨として知られています。 「酸性雨」があれば、当然「酸性雪」もあります。酸性雪による健康被害は未だはっきりしていませんが、酸性雨が喘息や目・皮膚への刺激の原因となると報告されているため、酸性雪も食べない方が良いでしょう。 特に都会など車の通りが多いところでは、雪が排気ガスなどで汚染されている可能性があるので注意が必要です。

ゴミやタバコ、排泄物の混入

雪の中には、人間が捨てたゴミやタバコのほか、犬や猫などの排泄物が混ざっている場合があります。 特に、タバコを誤飲してしまうとニコチン中毒になってしまうおそれがあります。 普段ならよく見るこれらの異物も、雪の中にあると飼い主には気づきにくく、飼い主が気づかないうちに犬が誤って食べてしまう危険性が高くなるので注意しましょう。

危険な植物の混入

雪は屋外に積もりますから、自然と植物の葉っぱや茎が混入してしまいます。 食べても特に問題ない植物もありますが、中には犬が食べると中毒症状を起こす植物もあるので気をつけなければなりません。

凍結防止剤・融雪剤の混入

場所にもよりますが、雪のシーズンには道に凍結防止剤・融雪剤を散布することがよくあります。 凍結防止剤・融雪剤には主に、塩化ナトリウム、塩化カリウム、塩化マグネシウム、カルシウム塩、尿素などが含まれています。 これらを犬が食べてしまうと、下痢や嘔吐のほか、胃腸の障害、脱水、発熱などを引き起こすことがあります。また、凍結防止剤・融雪剤を口から摂取しなくても、その上を歩いた場合、皮膚や肉球に炎症が起きるおそれがあるため、注意が必要です。

犬の雪遊びは危険?誤飲以外の注意点と対策

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しもやけや凍傷、怪我に注意

人間同様、長時間冷たい雪の上にいると、しもやけや凍傷ができてしまうおそれがあります。 また、先ほどもご紹介した通り、凍結防止剤・融雪剤によって肉球や皮膚に炎症が起きてしまうこともあるほか、雪の中の異物は見えにくいですから、ガラス片や尖った石などによって怪我をする危険性もあります。
対策 足元のしもやけや凍傷、怪我の対策として、犬用の靴を履かせてあげましょう。 雪が多い地域や、雪の中をたくさん歩く場合は、防水機能や滑り止め機能がついているものを選んであげるとよいでしょう。

紫外線に注意

雪に反射した強い紫外線による刺激で、「雪眼炎(せつがんえん)」「雪目(ゆきめ)」と呼ばれる目の炎症を起こしてしまうことがあります。 雪はアスファルトや土と違い、紫外線をほとんど吸収しないので、例えばスキー場などでゴーグルをしないでいると雪眼炎になってしまいます。雪眼炎は単に目が痛くなるだけでなく、白内障を誘発するとも言われているので注意が必要です。
対策 こちらも人間同様、犬用のゴーグルを着けてあげるのが一番効果的です。 犬がゴーグルを着けている姿はあまり見慣れないかもしれませんが、雪の中で長時間過ごす場合は着けてあげるのが犬のためです。また、雪が積もっている場合は、外に出るのはできるだけ短時間にするとよいでしょう。

雪玉に注意

雪玉とは、体についた雪が体温で溶けて、その上に新たに雪がくっつくことによってできた雪の塊のことをいいます。 肉球の間やお腹などに雪玉がたくさんできてしまうと、しもやけや凍傷の原因になります。 雪玉は基本的に長毛種にできやすいですが、長毛種でも雪国原産の犬は雪玉ができにくく、逆に短毛種でもトイプードルやミニチュアシュナウザーなどは雪玉ができやすいと言われています。
対策 犬用の靴を履かせるほか、犬用のジャケットも着せてあげるとさらによいでしょう。 こうしたグッズがない場合は、犬の様子をよく観察しながら、あまり長時間雪の上を歩かせないようにしましょう。

まとめ

犬,雪,食べる,冬,凍傷,しもやけ 今回は、犬が雪を食べてしまう理由と、注意点をご紹介しました。 一面に降り積もった雪はとてもきれいに見えますが、実際はその中に色々なものが含まれています。 好奇心旺盛な犬や、喉が渇いた犬は雪を食べたがるかもしれませんが、積極的におすすめできるものではありません。 雪遊びは楽しいですが、愛犬が誤飲をしてしまったり、凍傷や雪眼炎にならないように、くれぐれも注意しながら冬を満喫したいですね。

雪好きのわんちゃんにおすすめ!関東近郊の雪遊びスポット3選

雪好きなわんちゃんが雪の中を飛び回る姿はとても愛らしいものです。 しかし、冬は飼い主さんも寒くてお家にこもりがち。しかも、冬場の愛犬とのおでかけスポットはなかなかないですよね。 今回は雪が大好きなわんちゃんと一緒に思う存分楽しめる関東近郊の雪遊びスポットをご紹介します。

関東近郊の雪遊びスポット3選

①軽井沢スノーパーク(群馬県)

軽井沢スノーパークには、わんちゃんと一緒に遊べるドッグラン「わんわんパラダイス」があります。 天然の雪でわんちゃんと遊ぶことができる、大きなドッグランです。ドッグラン内ではリードなしで思いっきり雪遊びを楽しむことができます。 スキー場レストランのオープンデッキでは一緒に食事をとることも可。ドッグランのすぐ近くにはドッグホテルもあり、一時預かりも行っています。 ゲレンデに下ろすことはできませんが、リュックが得意なワンちゃんであれば、リュックに入れて一緒にリフトに乗ったり、スキーやスノーボードを楽しむことも可能です。

②富士見パノラマリゾート(長野県)

富士見パノラマリゾートではスノートレッキングを愛犬と一緒に楽しめます。 入笠山のトレッキングコースでは、一緒にゴンドラに乗車し、ゴンドラ山頂駅から約3時間かけて入笠山山頂を目指します。 全域でリード着用必須ですが、雪山登山をわんちゃんと一緒に楽しめるという点では、とても珍しいスポットではないでしょうか。 登頂まで約3時間と少々長いコースですが、運動好きなわんちゃんにはオススメのスポットです。 初心者用のコースですが、わんちゃんのために事前に知識を身につけておくと良いでしょう。
    住所:長野県諏訪郡富士見町富士見6666-703 電話:0266-62-5666 アクセス:中央自動車道諏訪南I.C. より約7分 利用料など:ゴンドラ1頭500円 公式ホームページ:https://www.fujimipanorama.com/snow/

③エピナール那須(栃木県)

エピナール那須はわんちゃんと一緒に泊まれるホテルですが、その中のドッグランは日帰りでも利用可能です。 「ドッグガーデン」と呼ばれるドッグランはテニスコート2面分もある大きな敷地で、愛犬を雪の中でめいいっぱい遊ばせてあげることができます。 エリアも3つに分かれており、小型犬も安心して遊べます。アジリティも豊富に設置してありますが、雪の時は滑りやすいので、注意して遊ばせてあげましょう。
    住所:栃木県那須郡那須町大字高久丙1番地 電話:0287-78-6000 アクセス:東北自動車道那須I.C. より約10分 利用料など:日帰り一日540円、宿泊者は無料 公式ホームページ:https://www.epinard.jp/pet/dog_garden.html

雪遊びをするときに注意すべきことって?

雪の中で背を向ける犬 雪遊びといっても注意すべきことがたくさんあります。 こちらの記事で詳しくご紹介していますので、ぜひご参照ください。
犬も大好きな雪!これだけは知っておきたい雪遊びの時の注意点

最後に

冬の季節、わんちゃんとお家のこたつでまったりするのもいいですが、外にでて元気いっぱい遊ぶのも、いい思い出になると思います。 たまには愛犬と遠出をして、冬にしか味わえない雪の中で楽しい時間を過ごせるといいですね。

犬も大好きな雪!これだけは知っておきたい雪遊びの時の注意点

本格的に寒くなり、雪遊びの季節に入ってきました。 「犬は喜び庭駆け回り」という歌詞まであるように、犬は雪が大好きです。犬が雪の中ではしゃぎながら遊ぶ姿は、犬好きにはたまらないですよね。 しかし、雪遊びには思わぬ危険もあります。今回は、犬と雪遊びをするときの注意点や安全グッズなど、雪遊びをもっと楽しくするための情報をご紹介していきます。

犬と雪遊びするときの注意点

犬も大好きな雪ですが、飼い主さんが気をつけてあげたいことがいくつかあります。 事前に確認して楽しく遊びましょう。

肉球トラブル

雪遊びのトラブルとしてとても多いのが、雪遊び中の肉球の怪我。 雪に隠れた草木や氷の破片などで、知らない間に肉球を切ってしまった、ということもよくあります。 また、長時間寒さにさらされていると、しもやけになってしまいます。あまりのかゆさから患部を舐めたり噛んだりして、症状が悪化してしまう場合もあります。 これらを防ぐために、雪遊びをするときは滑りにくく、防水加工の施してある靴や靴下を履かせてあげましょう。

犬の靴下

さまざまなものが販売されていますが、靴下を履かせるのにも慣れが必要です。いきなり履かせても、違和感から嫌がる場合もありますので、事前に少しずつ履かせるようにして慣らしておいてあげましょう。

犬の靴

靴下よりも靴の方が丈夫で、足のサポートにも効果的ですが、靴下を嫌がる犬に対して履かせることはかなり難しいと言えます。靴下に慣れた上級者向けのアイテムと言えます。

厄介な雪玉

雪遊びで一番厄介なのが通称”雪玉”と呼ばれる雪の塊です。 犬の毛に雪が付くと、周りの蒸気や雪の水分が固まり、また雪が付いては固まります。これを繰り返すことで、雪が毛にびっしりと付いてしまう現象です。 顔周りやお腹、足に大量の雪玉ができ、遊んでいるうちに重くなって動けなくなってしまうこともあります。 そのままにしておくと、濡れたままの状態となり、犬の体が冷えすぎてしまう危険性もあります。 特に、以下の犬種は毛質の関係で雪玉ができやすいので、気をつけましょう。
    ・プードル ・コッカースパニエル ・シュナウザー
雪玉を防止するためには、防水・はっ水素材のある洋服を着せてあげましょう。防寒対策にもなるので洋服を着せることは大切です。
また、雪遊び前に毛玉防止スプレーをすると、かなり雪玉防止効果があると言われています。 毛玉防止スプレーは、毛がべちゃっとなるのを防いでくれるので、雪玉になりにくくてオススメです。

雪玉ができてしまったら

もし雪玉ができてしまった場合には、無理に取ろうとしないでください。犬の被毛が抜けてしまったり、皮膚を痛めてしまう可能性があるからです。 暖かい室内で、お湯を使ってゆっくりと一つずつ溶かしてあげましょう。 タオルやシートの上で行うと、床が水浸しにならずに済みます。

寒さや雪が苦手な犬もいます

アンダーコートがないシングルコートの犬種は、寒さに強くありません。 また、小型犬種や超小型犬種は体が小さいため、大型犬種に比べてて体温調整が苦手です。そのため、寒さに弱い子が多いと言われています。
    ・チワワ ・トイプードル、タイニープードル ・パピヨン ・マルチーズ ・シーズー ・ヨークシャーテリア など
個体差もありますが、雪への興味よりも寒さのほうが勝ってしまい、すぐ家に帰りたがる子もよくいるようです。 また、子犬や老犬は体温の調整がうまくできないことも多いです。 子犬の場合には、抱っこをして雪に慣れさせるなどをして様子を見ましょう。老犬は体調に配慮してあげましょう。

雪遊び後のケアが大切!

洋服を着せてあげたとしても、犬の体は冷えてますし、濡れている部分もあります。濡れているとしもやけの原因にもなるので、タオルで拭いて、ドライヤーでしっかりと乾かしてあげることが大切です。 肉球が直接雪についてしまった場合は、肉球のクリームなどで保湿してあげると良いでしょう。 特に、ワセリンが効果的なことは、こちらでも紹介していますので、一緒に見てみてください。
犬の肉球ケアには「ワセリン」が隠れた名品だってホント?

最後に

犬が喜んで雪のなかを歩く姿は本当に可愛いものですが、肉球トラブルや、雪玉など注意すべき点はたくさんあります。 愛犬のためにも、いきなり雪の中に出すのではなく、様子や体調を見ながらその子にあった対策をすることが大切です。 しっかりとケアもしてあげて、愛犬と楽しい冬を過ごしてくださいね。