犬が食べてはいけないNG食材リスト【魚介類・肉類・飲料編】

健康で充実した日々を過ごすために、食事は大切な要素の一つです。それは私たちと共に暮らす犬にとっても同様です。しかし、普段私たちが口にする食材の中には、犬にとって害となる物があることをご存じでしょうか。

この記事では、犬にとって有害な魚介類や肉類、飲料について解説します。犬に与えてはいけない食材を学び、大切な愛犬の健康を守ってあげましょう。

犬が食べてはいけない魚介類

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魚介類には良質なタンパク質やDHAなどが含まれ、好んで食べる犬も多いでしょう。しかし、食材によっては犬の健康を害する恐れがあります。特に、生食に関しては十分な注意が必要です。

イカ

生のイカには「チアミナーゼ」という酵素が含まれ、ビタミンB1を破壊する可能性があります。また、寄生虫の「アニサキス」が寄生していることもあります。そのため、犬に与えてはいけません。

また、加熱したイカも消化しづらく、嘔吐や下痢の原因になるため、あまりおすすめできません。

タコ

イカと同じく生のタコも「チアミナーゼ」によるビタミンB1欠乏症を引き起こす可能性があります。

加熱したタコも消化に悪く、身の硬さから大きさによっては喉に詰まらせて窒息する恐れがあるため、注意が必要です。

エビ

生のエビも同じくビタミンB1欠乏症を引き起こす可能性があります。

加熱したエビも消化しづらいため、与えすぎないようにしましょう。また、甲殻類アレルギーを持つ犬には、絶対に与えてはいけません。

カニ

生のカニも同様にビタミンB1欠乏症を引き起こす可能性があります。また、エビと同じく甲殻類アレルギーを持つ犬には与えてはいけません。

さらに、落ちた甲羅を犬が食べてしまうケースもあります。硬い甲羅は、口や消化器官を傷つけるため、人間の食事中や調理中も注意しましょう。

貝類

生の貝類も「チアミナーゼ」を含んでいるため、大量に摂取するとビタミンB1欠乏症に陥る可能性があります。

また、春の時期である2月から5月にかけて、貝が毒素成分を体内に溜め込むため、毒性が高まります。この時期に摂取すると、皮膚炎などを引き起こす「光線過敏症」のリスクが増大します。そのため、未加熱・加熱済みに関わらず、犬には与えないようにしましょう。

ウニ

ウニもビタミンB1欠乏症を引き起こす可能性があります。また、犬の腎臓に負担がかかる「リン」を多く含んでいるため、犬に与えてはいけません。

犬が食べてはいけない肉類・卵

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犬は人との暮らしの中で肉食から雑食へ進化しました。とはいえ、人間よりもはるかに肉食傾向が強い動物ですので、多くの犬は肉類を好んで食べます。しかし、中には注意が必要な肉類や卵もあります

生の肉

サルモネラ菌や大腸菌などの食中毒を引き起こす原因となる菌が付着しているため、新鮮かつ安全が保障されているもの以外は、加熱してから与えましょう。特にサルモネラ菌は人間にも感染する可能性があるため、注意が必要です。

生の卵白

「アビジン」という成分が含まれ、ビタミンB群の一種である「ビオチン」の吸収を妨げることによって、ビオチン欠乏症が引き起こされ、皮膚炎や脱毛などの症状が現れる可能性があります。

ただし、アビジンは熱に弱いため、加熱すれば与えても問題ありません。

鶏の骨

成分的には全く問題はありませんが、鶏の骨は折れる際に縦に割け、折れ口が鋭くなります。それを犬が食べてしまうと、内臓が傷つく可能性があり、非常に危険です。

犬が飲んではいけない飲料

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犬の飲み物といえば、基本的に水でしょう。水以外の飲み物を常飲することはあまりないと思われますが、次のような飲み物は犬にとっては危険なので、誤って飲まないように気をつけましょう

アルコール

犬はアルコールに含まれる「エタノール」を分解する酵素を持っていません。そのため、ごく少量でもアルコールを摂取すると、急性アルコール中毒を発症し、命に関わる危険性があります。犬の体格により摂取量に差がありますが、小型犬であれば少量でも中毒になることがあります。

アルコール飲料に加え、アルコールを含むウエットティッシュや除菌スプレー、加工食品などの扱いにも注意しましょう。

※アルコールの危険性については、こちらの記事をご覧ください。

お正月に死の危険!?犬がアルコールを摂取したときの危険性
https://cheriee.jp/dogs/5300/

コーヒー・緑茶・紅茶

「カフェイン」を含む飲み物を摂ると、中毒により興奮などの神経症状が現れ、心臓に異常を引き起こす可能性があります。

犬は人間よりもカフェインに対する感受性が非常に高いため、わずかな量でも危険な状態に陥ります。最悪の場合、死に至る可能性もあるので、絶対に与えてはいけません。

また、飲み物以外にも、コーヒーや紅茶が使われているお菓子や茶葉にもカフェインが含まれているため、十分な注意が必要です。

※緑茶の危険性については、こちらの記事をご覧ください。

ペットが緑茶を飲んでしまった!その危険性とは?
https://cheriee.jp/cats/14618/

ココア

ココアの原料であるカカオに含まれる成分の「テオブロミン」が、中毒症状を引き起こす可能性があります。最悪の場合は死に至ることもありますので、犬には与えないようにしましょう。

牛乳

犬は牛乳に含まれる「乳糖(ラクトース)」を分解する酵素が少ないため、人間用の牛乳を飲むと下痢や嘔吐といった消化器官のトラブルを起こすことがあります。

与える場合は、あらかじめ乳糖が分解された犬用の牛乳を選ぶようにしましょう。

犬に与えていい食材でも注意が必要

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ここまで、犬に与えてはいけない食べ物をご紹介しましたが、犬が食べても大丈夫な食材でも注意が必要です。

食材の大きさ

犬に食材を与える場合は、細かくカットするようにしましょう。

例えば、りんごは犬が食べても大丈夫な食材ですが、大きさによっては犬が丸呑みして喉に詰まらせ、窒息してしまう事例も多く報告されています。食いしん坊や早食いの癖がある犬の場合は、特に注意が必要です。

与える量

いくら食べても大丈夫な食材であっても、そればかり食べていては栄養バランスが崩れたり、肥満になったりする可能性があります。

栄養のバランスを考えた手作りの食事を与えるのであれば別ですが、おやつや食事のトッピングとして与える場合は全体の食事量の1割程度にとどめておくようにしましょう。

まとめ

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今回は、犬が食べてはいけない魚介類や肉類、飲料について解説しました。

愛犬の健康を守るために、食事は重要な要素の一つです。正しい知識を身につけておきましょう。

犬が食べてはいけないNG食材リスト【野菜・果物・菓子編】

犬は今や家族の一員として深く愛されていますが、ヒトとイヌという異なる種族であるため、その食性も異なります。人間が食べても問題ない食材でも、犬にとっては危険なものが存在します。

この記事では、犬にとって有害な野菜や果物、菓子類について解説します。正しい知識を身につけ、愛犬の食の安全と健康を守るために、学んでいきましょう。

犬が食べてはいけない野菜

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犬は基本的に肉が好きな動物であり、その食性は肉食性が強いと言えますが、野菜が好きな犬も世の中にはたくさんいます。ただし、野菜の中には犬にとって毒になる成分が含まれるものがあるため、注意が必要です。

玉ねぎ・ネギ・にら・にんにく

血液中の赤血球を破壊して、溶血性貧血を引き起こす「アリルプロピルジスルフィド」が含まれています。食べた量にもよりますが、最悪の場合は死に至ることもあります。

アボカド

果肉や皮に含まれる「ペルシン」という成分は、人間が食べても問題はありませんが、犬が食べると中毒症状を引き起こすことがあります。また、アボカドの種を丸呑みすると、のどに詰まらせて窒息する危険性もあります。

※アボカドの危険性については、こちらの記事をご覧ください。

犬にアボカドを与えてはダメ?丸呑みやアレルギーにも注意しよう!
https://cheriee.jp/dogs/37299/

ぎんなん

ぎんなんには、犬が中毒を起こす可能性のある「メチルピリドキシン」が含まれており、これが原因で痙攣や意識障害に陥る可能性があります。また、台所や食卓だけでなく、道端に落ちているぎんなんにも注意が必要です。散歩中などに拾い食いしないように気をつけましょう。

ゆり根

ネギ類のようなユリ科の植物は、犬が中毒症状を引き起こす有毒な植物ですが、その球根であるゆり根も犬が食べると危険な食材です。

ふきのとう

アクに含まれる「ペタシテニン」は、肝障害などを引き起こす可能性のある物質です。地域によっては自生している場所もありますので、拾い食いにも注意が必要です。

わさび・唐辛子・山椒

刺激が強い食材のため、嘔吐や下痢、胃のけいれんなどの症状を引き起こす可能性があります。

長いも・山芋

粘り気のあるいも類には、「シュウ酸カルシウム」が含まれています。この成分の結晶がかゆみやかぶれの原因となるため、与えないようにしましょう。

犬が食べてはいけない果物

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猫は甘味を感じませんが、犬は感じるため、甘いものが好きな犬も多くいます。フルーツを好む犬もいますが、次のような食材が犬にとって有害ですので、与えないようにしましょう。

ぶどう・干しぶどう

中毒の原因物質は解明されていませんが、腎臓に何らかの障害をきたす可能性が知られています。腎臓に持病がある犬の場合、重篤な症状を引き起こすこともあります。

プルーン

カリウムを豊富に含むため、「高カリウム血症」につながる恐れがあります。また、プルーンの毒性は乾燥する過程でより強くなるため、特にドライフルーツは危険です。

いちじく

皮や葉、果肉に中毒性のある「ソラレン」や「フィシン」といった成分を含んでいます。これらの成分は口内の炎症や嘔吐を引き起こす可能性があります。

柑橘類の外皮

グレープフルーツやオレンジなどの柑橘類の外皮部分には、嘔吐や下痢の原因となる成分が含まれています。

※犬に柑橘類を食べさせる際の注意点は、こちらの記事をご覧ください。

犬はみかんを食べられる!ただし6つの注意点を絶対に守ろう
https://cheriee.jp/dogs/23578/

ドライフルーツ

糖度が高く、豊富な食物繊維により軟便や下痢の原因となる可能性があるため、食べても大丈夫なフルーツであっても、ドライフルーツになっている場合は与えない方がよいでしょう。

マカダミアナッツ

中毒の原因物質は解明されていませんが、マカダミアナッツを摂取した犬が中毒症状を起こしたという報告は多数あります。万が一のことを考え、与えない方が安心です。

菓子類

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人間用の菓子類で犬に与えて良いものはありません。おねだりされても与えないようにしましょう。その中でも次の食材は命にかかわる危険性があるため、盗み食いなどには特に注意が必要です

チョコレート・ココア

チョコレートやココアに含まれる「テオブロミン」という成分は中毒性があります。死を招く危険があるため、絶対に与えてはいけません。

※チョコレートの危険性については、こちらの記事をご覧ください。

ペットがチョコレートを食べてしまった!致死量と対処法について
https://cheriee.jp/column/18951/

キシリトール

急激な低血糖を発症し、意識の低下やけいれん、肝障害を起こす可能性があります。最悪の場合は、死に至ることもあります。

だんご・もち

上新粉や白玉粉などの原材料に中毒性はありませんが、のどに詰まりやすいため、与えない方がよいでしょう。

盗み食いや誤食してしまったら

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上記のような食材を犬に与えないように気を付けていても、盗み食いされたり、間違って与えてしまったりすることもあるかもしれません。そんな時は、まずかかりつけの動物病院に連絡しましょう。

その際、慌てずに「いつ」「何を」「どのくらい」食べたのか伝え、獣医師に判断を仰ぐようにしてください。

中毒症状が出てから病院へ行くというのでは、遅い場合があります。自己判断で様子見をせず、専門家に相談しましょう。

最後に

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読者の中には、「これまで愛犬に与えていた!」という食材があったという方もいらっしゃるかもしれません。しかし、「これまで食べていたから大丈夫!」と食べさせ続けるのは避けましょう

その犬の体質や体格、食べた量などで症状が出ていなくても、今後中毒症状などが現れる可能性もあります。また、犬は体調が悪くても、それを隠す習性があるため、実際には具合が悪いのを飼い主が見落としているかもしれません。

基本的に飼い犬は飼い主が与えたものしか食べられません。大切な家族の一員である犬の健康は、飼い主が守る責任があることを心に留めておきましょう。

【クイズ】実は全然違う!?3つの観点から犬と猫の習性を比較

犬と猫はどちらも飼い主に癒やしや喜びを与え、多くの人々に家族の一員として大切にされています。ただし、彼らの習性は全く異なるため、犬と猫の飼い方には大きな違いがあります。

今回は、犬と猫の習性の違いをクイズ形式でご紹介します。

それではさっそく、犬と猫の違いのクイズにチャレンジしてみましょう!
Q.1 犬と猫の「体臭」について、正しいのは次のうちどれ?
正解です!
不正解です!
正解は「犬には定期的なシャンプーが必要」です。
犬は猫のようにセルフグルーミングをせず、散歩で外に出る機会も多いため、定期的なシャンプーが必要です。

獲物を待ち伏せして狩りをする猫は、獲物に気づかれないように体臭を消す必要があり、常にセルフグルーミングをして体臭を消しています。

犬は自分の体臭を他の犬との重要なコミュニケーションツールとして活用しています。

猫たちは起きている時間の約3割を「毛づくろい」に費やし、体を清潔に保っています。
Q.2 犬と猫の「食事」について、正しいのは次のうちどれ?
正解です!
不正解です!
正解は「猫は新鮮な食事を好む」です。
野生の猫は小動物を獲物としているため、一度の食事量が少なく、頻繁に狩りをして常に新鮮な獲物を食べています。そのため、飼い猫たちも新鮮な食事を好む傾向があります。

猫は肉食動物ですが、犬は肉食寄りの雑食動物です。

犬と猫では食性が異なるため、犬にキャットフードばかり与えていると栄養バランスが崩れ、体に悪影響を及ぼす可能性があります

早食いの傾向は犬の方がより強いです。野生の犬は獲物を獲得できないこともしばしばあったため、食べられる時に可能な限り食べる習性があります。

Q.3 犬と猫の「トイレと排泄物」について、正しいのは次のうちどれ?
正解です!
不正解です!
正解は「猫は縄張り内の決まった場所でトイレをする」です。
猫は決まった場所でトイレをし、排泄物には砂をかける習性があります。これは自身の存在を獲物や外敵に知られないようにするためだという説があります。

野生の犬は猫ほどトイレの場所にこだわりがなく、巣穴以外ならどこでも排泄します。そのため、一般的に犬のトイレトレーニングは猫よりも時間がかかると言われています。

犬と猫を比較すると、排泄物のニオイは猫の方が強くなります。猫は肉食動物であるため、ウンチが臭く、また濃縮したおしっこをするため、ニオイが強くなります。

猫は神経質な性格であるため、トイレのこだわりが強く、形状や設置場所、砂の種類や清掃の頻度などに気に入らない点があると、トイレで排泄をしてくれない場合があります。
問正解/ 問中

今回はこちらの記事から問題を作成しました。 詳細が知りたい人はこちらも読んでみてください!
犬と猫はどっちがクサイ?それぞれの習性の違いを比較
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犬と猫はどっちがクサイ?それぞれの習性の違いを比較

人間にとって最も身近な動物の犬と猫ですが、彼らの習性には大きな違いがあります。その習性の違いから、犬派か猫派かなどと議論になることもありますが、どっちも好きだったり両方飼ったことがある方もいらっしゃるでしょう。 本記事では、そんな犬と猫の習性の違いについて比較してみました。

群れと単独行動

セルフグルーミング,トイレ,単独行動,犬,猫,群れ,習性,食事 野生の犬は通常群れを作って行動します。群れでコミュニケーションを取りながら獲物を獲得し、互いに身を守り合いながら暮らしています。そのため、他者から認められることに喜びを感じたり、群れの協調を重視したりします。この点では人間と近いと言えます。 一方で猫は単独で行動する動物です。自分の経験に基づいた判断で狩りをし、自分で自分の身を守ります。そのため、他者からの評価には関心がなく、指示に従う習慣もありません。 一般家庭の犬は家族を群れに見立て、絆を築きます。仲間同士での争いを避けようとする本能があるため、家族がケンカをしていれば仲裁するような振る舞いをします。また、泣いている家族がいれば慰めるような仕草をする犬もいます。 飼い猫の場合も、犬ほど家族という群れを重要視する姿勢は見せませんが、飼い主との間に深い絆を築くことができます。ただし、猫は本来気分屋なので、飼い主の呼びかけに応えたければ応え、気が乗らなければ完全に無視する場合もあります。

セルフグルーミング

セルフグルーミング,トイレ,単独行動,犬,猫,群れ,習性,食事 単独で獲物を待ち伏せするスタイルで狩りをする猫は、獲物に気づかれないよう体臭を消す必要があります。そのため、常にセルフグルーミングをして体臭をしっかりと消しています。猫たちは起きている時間の約3割を「毛づくろい」にあてて、体を清潔に保っているため、室内飼いをしている場合はシャンプーする必要がほぼありません。 一方、犬にとっては自らの体臭も群れの中での重要なコミュニケーションツールとなります。特に肛門には肛門腺という器官があり、ここから出る分泌物は、犬ごとに異なるニオイがし、相手がどのような犬で、どのような状態なのかを確認しあっています。猫のようにセルフグルーミングをせず、散歩で外に出る機会も多いため、飼い犬には定期的なシャンプーが必要になります。

食事のスタイル

セルフグルーミング,トイレ,単独行動,犬,猫,群れ,習性,食事 犬は大きな獲物を狙って集団で狩りをしていましたが、頻繁に獲物にありつけるわけではありませんでした。そのため、食べられる時に可能な限り食べるという習性があり、飼い犬になってからも与えられた食事は全て食べる傾向があります。食べ物に対して貪欲な犬も多く、早食いや一気食いをする犬も多く見られます。 一方、単独で狩りをしていた猫の獲物は、鳥やネズミなどの小動物が中心でした。獲物が小さいため一度の食事量が少なく、頻繁に狩りをしておなかを満たしていました。飼い猫たちも、犬と比較すると少しずつ食事をする傾向が見られます。また、野生の猫は常に新鮮な獲物を食べていたため、人間に飼われるようになってからも新鮮な食事を好む傾向があるとされています。

食事内容と排泄物

セルフグルーミング,トイレ,単独行動,犬,猫,群れ,習性,食事 犬はもともと肉食動物でしたが、人と密接に生活する中で野菜や穀物も消化できる、肉食寄りの雑食動物に進化しました。しかし、本来肉食動物だった犬にとってキャットフードは味が濃く、魅力的に感じる場合があります。そのため、一度キャットフードの味を覚えてしまうと、ドッグフードを食べなくなる可能性もあり、栄養バランスが崩れ体に悪影響を及ぼします。 一方で、猫は完全な肉食動物で、犬と比較しても食事からより多くのタンパク質を取り入れる必要があります。腸も犬に比べて短く、野菜や穀物の消化は苦手です。加えて、犬は体内で栄養素のタウリンを合成できるため、特別に摂取する必要はありませんが、猫は食べ物から摂取する必要があります。また、猫がドッグフードを食べ続けるとビタミンやミネラルが足りなくなり、病気を引き起こす可能性が高くなります。 ニオイの点では、一般的に体臭は犬の方がありますが、排泄物のニオイは猫の方が強くなります。人間でも肉をよく食べる人のウンチは臭いと言われますが、犬と猫では、より肉食性の強い猫の方がウンチは臭くなります。 また、猫はもともと砂漠で暮らしていた動物ですので、水分をたくさん取らなくてもいいよう、おしっこが濃縮されています。濃いためにニオイもかなり強いおしっこをします。

トイレの習性

セルフグルーミング,トイレ,単独行動,犬,猫,群れ,習性,食事 猫は自分の縄張り内でトイレの場所を決め、排泄物には基本的に砂をかける習性があります。一説によると、これは自分の存在を獲物や外敵に知られないようにするためだと言われています。 犬も外敵から狙われることを避けるため、巣穴に自分のニオイが残らないよう、排泄物は巣穴の外で行いますが、猫ほどしっかり場所が決まっているわけではなく、巣穴以外ならどこでも排泄します。 そのため、飼い猫のトイレトレーニングは犬に比べると簡単ですが、神経質な性質のためトイレの形状や設置場所、砂の種類や清掃の頻度などに気に入らない点があると、トイレで排泄をしてくれない場合があります。 飼い犬も決まった場所でトイレをするようにしつけられますが、猫に比べると習慣づけるまでに根気強いトレーニングが必要です。

最後に

セルフグルーミング,トイレ,単独行動,犬,猫,群れ,習性,食事 海外には「犬は人間に対して、『彼らはエサをくれて、撫でて愛してくれる。彼らは神に違いない』と考え、猫は『彼らはエサをくれて、撫でて愛してくれる。私は神に違いない』と考える」という犬と猫の違いを表したジョークがあります。犬と猫は人間にとって最も身近な動物ですが、性格や特徴には大きな違いがあり、そこがそれぞれの魅力なのかもしれません。 どちらも飼い主にとっては癒やしや生活の楽しみを与えてくれる存在です。ペットたちがより幸せで豊かな生涯を送れるように考えながら、楽しい日々を送ってくださいね。

【獣医師監修】シニア期における犬・猫の変化と気をつけるべきこと

医術の進歩などにより人間社会が高齢化しているように、獣医療の発展によって動物の寿命も延びています。 過去には10年も生きられれば長生きであった犬が、今や15年以上も健康を保つような時代になってきました。猫に至っては20歳を超えることも珍しくありません。 寿命が延びるに当たって考えなければいけないのは、高齢化した動物に何が必要かということです。今回はシニアと呼ばれる7歳以降のペットのケアについてまとめます。

シニアにおける体の変化

犬,猫,健康,シニア,高齢,シニアケア まず重要なのは、加齢とともにペットの身体では何が起こるのかを理解することです。人間と似ている点もあるので、比較しながら確認していきましょう。

代謝の変化

加齢とともに、生活に必要なエネルギーは減少していきます。人間も30~40歳を境に太りやすくなることからもわかるでしょう。 これは筋肉量の減少や性ホルモンなどの分泌低下などが原因です。そのため、食事のカロリーを考慮しないと肥満になってしまうこともあります。

性格の変化

人間でも、歳を取ると性格が丸くなるなんていう話を聞きます。動物もやはり、ギラギラした性格が穏やかになることがあります。 ただし、大人しくなると言っても、元気や食欲がなくなるのは病気のサインかもしれません。また、猫において性格が攻撃的になった場合は、甲状腺の病気が疑われますので、一度検査をしてみた方がいいでしょう。

活動性の変化

外が大好きだった愛犬が散歩に行きたがる回数が減った、最近寝ている時間が増えたなどの行動の変化も、加齢によるものの可能性があります。これは代謝の変化にも言えますが、筋肉量の減少が関与しているかもしれません。 やはり、異常なほど元気がない場合は、早めに動物病院を受診しましょう。

シニアケアに必要な6つのこと

犬,猫,健康,シニア,高齢,シニアケア では実際に日常生活において、7歳以上の高齢動物に必要なこととは何でしょうか。

1.食事管理

例えば人間は年齢を重ねると、脂っこいものが食べられなくなってきたり、食事の量が減ったりします。これは動物にも当てはまり、やはり食事量は減少する傾向にあります。そのため、少量の食事でもしっかりと栄養を摂取することが必要です。 一方で、高齢動物は、一日に必要なカロリーが減ります。その子の食事量を把握し、過不足なく栄養を摂れるように調整しましょう。 高齢動物用の総合栄養食もあるので、利用してみるのもいいかもしれません。
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2.運動量の調節

健康のためには適度な運動が欠かせません。しかし、年齢とともに自発的に運動する量は減少していきます。もちろん犬の場合、若い頃と同じ量だけ散歩に連れ出せばオーバーワークとなります。 シニア期の運動は、加齢によって落ちてくる筋肉量をできるだけ維持するという考え方が必要です。外に行きたがらない子や、室内飼いの猫には屋内でできる運動を考えてあげましょう。 また、寝たきりの子に対しては、人間の理学療法と同じようにリハビリやマッサージが必要です。 動物病院によっては理学療法に力を入れているところもあるので、スタッフに尋ねてみてもいいかもしれません。

3.環境の整備

筋肉量や視力の低下など、高齢動物には日常生活に支障が出る箇所もあります。 そんな動物が安心で安全な生活できるように、生活環境を考えてあげる必要があります。 ちょっとした段差を排除したり、トイレまでの距離を近くしてあげるなどして、できるだけ動物に負担がかからない環境を整えてあげましょう。

4.ストレスの緩和

若い頃には当たり前にできていたことが、歳を取るとできなくなるのは動物にとっても大きなストレスです。そのため、それらのストレスを取り除いてあげる工夫も必要です。 例えば、快適に生活できるように、環境を整備することも、ストレス緩和になりそうですよね。食事や散歩などの生活習慣を規則正しくすることも、ストレスの緩和に繋がります。 さらに、呼びかけや撫でるなどのスキンシップも有効です。暇な時間を極力作らず、ペットの喜ぶことをしてあげるといいでしょう。

5.定期的な健康診断

どうしても若い頃に比べて、腫瘍や代謝疾患などの病気が増えてきます。これら病気に重要なのは人間と同様、早期発見と早期治療です。 そのためには定期的な健康診断が大切です。7歳以上のシニア動物では、半年に一回のペースをおすすめしています。多いなと思う飼い主さんもいらっしゃるかもしれませんが、動物は1年間で、人間に換算すると約4歳、歳を取ります。 つまり、動物は半年で約2歳も歳をとることになるのです。そう考えると、半年に一回というペースはそう多くはないような気がしませんか?内臓機能を評価する血液検査だけでも、受けておくと安心です。

6.認知機能の低下

動物でも、高齢になると認知機能が低下することがあります。 認知機能が低下すると夜鳴きや徘徊、排泄失敗、狭いところに入りたがる、壁に頭をつけたまま動かないなどの行動が見られます。 またこれら行動によって、飼い主さんが身体的にも精神的にも疲れてしまうことがあります。気になる方は無理をせず、かかりつけの動物病院に相談してみてください。

まとめ

犬,猫,健康,シニア,高齢,シニアケア 生き物が歳を取り、衰えていくのは仕方のないことです。それを理解し、年齢に応じた適切な環境を作ることが飼い主の義務です。 いつまでも全盛期でいてほしいのは山々ですが、衰えを受け入れ、最後まで愛情を注いであげましょう。

【獣医師監修】犬・猫の慢性心臓病にオススメな食事管理のポイント

ペットが慢性の心臓病を患っていて、長期の薬物療法をしている方も多いでしょう。 獣医療の発展のおかげで、病気に効果的な薬が次々と開発されています。 薬以外にも、自宅でもできる食事療法もまた、治療を補助する上で重要な役割を占めています。 今回は、慢性心疾患を持つペットの食事療法について、獣医師が詳しく解説していきます。

慢性心臓病における食事管理の必要性

心臓病,心疾心臓病,心疾患,ペット,犬,猫,食事,療法,管理c患,ペット,犬,猫,食事,療法,管理 ヒトの心臓病での食事管理で思い浮かぶことは「塩分の制限」でしょうか。 それは動物の心臓病でも同様で、ナトリウムの制限がカギとなります。 しかし、心臓病での食事管理の最も重要なことは「悪液質」の予防です。 悪液質とは、重篤な全身疾患による栄養失調が原因で、全身が衰弱した状態のことを言います。食欲不振や栄養失調が原因で、脂肪と筋肉が衰えてしまいます。 悪液質は一度陥ると元には戻らないことが知られており、QOLの維持のためにも、この悪液質に陥らないことが必要です。

心疾患における食事に求められること

では具体的に、心疾患の食事は何に気を付ければいいのでしょうか。 最も注意したいことは、以下の3つです。 ①カロリーの確保 悪液質防止のために、十分なエネルギーが必要です。犬の場合、できれば体重1㎏当たり60kcal程をベースに考えていきます。 ②タンパク質の確保 悪液質防止のために、良質なタンパク質の給与も重要です。ただし腎疾患を併発している場合は、逆に蛋白の制限が必要となります。 ③ナトリウムの制限 心臓病の食事制限としては、ナトリウムの制限が重要です。 食事だけでなく、オヤツや投薬に使う食材なども含め、全ての食物に含まれるナトリウム量を把握するのが望ましいです。

服用中の薬剤に応じた食事管理が必要

心臓病,心疾患,ペット,犬,猫,食事,療法,管理 服用している薬剤によっては、特に利尿薬を使用している場合には以下のことも気にしておくといいかもしれません。 詳しくは、薬を処方してもらっている獣医師に相談しましょう。 カリウムの給与 利尿薬の種類によっては、尿と共に体内のカリウムが排泄され続けるものがあります。 定期的に血液検査を行い体内のイオンバランスなどをモニターしていく中で、必要であれば食事に添加することがあるかもしれません。 水分の確保 利尿薬を服用していると非常に喉が渇きます。常に自由に飲水できるような環境を確保しておきましょう。

市販のペットフードで食事療法

心臓病,心疾患,ペット,犬,猫,食事,療法,管理 ペットフード各社では、心臓病に対応したフードを販売しています。 心臓病における必要な栄養素や、制限するべき栄養素が配慮されているため、必要に応じて利用するといいでしょう。

犬の心臓サポート

犬の心臓病療法食にはロイヤルカナンの「心臓サポート」があります。 十分なタンパク質の確保と、ナトリウムの制限がなされているフードです。 また、心筋の栄養であるタウリンの添加や、併発の多い腎臓病への配慮としてリンの制限も同時に行っています。

猫では腎臓サポート

犬に比べ、猫の心臓病用のフードは少ないです。 ロイヤルカナンの「腎臓サポート」を代用しますが、タンパク質が制限されているため、ササミなどを追加しましょう。 また、猫の場合はタウリン欠乏による心筋症の報告がありますので、魚などからタウリンを補う必要があります。
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ごはんを手作りする際の注意点

心臓病,心疾患,ペット,犬,猫,食事,療法,管理 栄養のバランスや嗜好性を考えると、食事を手作りすることは非常に有効です。 新鮮な食材を選ぶことができる、食品添加物を与えないようにするなどのメリットが大きいです。 病気のために何かしてあげられている感覚がするのも良いですよね。 しかし、手作り食は、きちんと管理しないと逆効果となることもあります。

必要な栄養素と食材

心臓病において摂取すべき栄養と、その栄養が含まれる食材を紹介します。
  • タンパク質:ササミ、豚肉(脂身を除く)、魚、大豆など
  • カリウム:バナナ、イモ類、大豆など
  • ビタミンB群:豚肉、枝豆など
初めて給与する食材は、アレルギーを引き起こすこともあります。まずは少量から始めてください。 また、これらの食材のみを与えれば良いわけでもないので注意してください。

控えるべき食べ物

給与を推奨する食材があれば、できれば避けたい食材もあります。
  • 粗タンパク質:ジャーキーなどのオヤツなど
  • 塩分:カツオ節、人間の食べるもの全般

食事で心臓病を予防できる?

心臓病,心疾患,ペット,犬,猫,食事,療法,管理 「うちのペットはまだ心臓病になっていないけど、食事で予防できるの?」という疑問を持った方もいるかもしれません。 結論から言うと、食事の改善のみでは病気の予防はできません。 しかし、日頃から栄養バランスの良い食生活を心がけることで、心臓病やその他の病気のリスクを下げることはできます。

総合栄養食による食事管理

各フード会社では、動物のライフステージに合わせた栄養を配合した「総合栄養食」が販売されています。 もちろん、心臓病にも配慮されているので、常食とするのも選択肢の一つです。 ただし、この総合栄養食は療法食ではないため、あくまで健康な状態の動物に給与すべきフードであることを留意しておきましょう。
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まとめ

心臓病,心疾患,ペット,犬,猫,食事,療法,管理 ペットの心臓病における食事管理は、お家でもできる補助療法です。 薬での治療と合わせて行うことで、心臓病の悪化や悪液質を予防・緩和しましょう。 かかりつけの獣医師とも相談しながら、その子にあったごはんを愛情込めて作ってあげてくださいね。

食欲の秋は愛犬と一緒に楽しもう!与えていいもの・いけないもの

肌寒い日が続き、すっかり秋も深まってきました。秋といえば食欲の秋!美味しいものがたくさんあり、皆さんも食事を楽しんでいることでしょう。 犬にとっても、秋は夏バテから解放されて食欲が増している時期です。そんな時に気をつけたいのが誤食。道端には犬が食べてしまうと危険な植物もたくさん生えています。 この記事では、秋に与えても大丈夫な食べ物と、与える際の注意点、さらに、犬にとって危険となる植物をご紹介します。

犬に与えてOKな秋の食べ物

犬 秋 食欲 与える 大丈夫 ダメ 秋には犬も食べられる美味しい食べ物がたくさんあります。愛犬に手作りご飯を振る舞って、一緒に秋を楽しんでみてはいかがでしょうか? ここでは、犬に与えても大丈夫な秋の食べ物をご紹介します。

カボチャ

カボチャには、食物繊維はもちろん、ビタミンやミネラルも豊富に含まれています。 砂糖を加えなくても甘みがあるため、犬も喜んで食べるでしょう。しかし、その分カロリーも高いので、与えすぎに注意してください。 与える際は必ずやわらかくなるまで加熱し、種は取り除きましょう。

サツマイモ

サツマイモもカボチャと同様に、ビタミンやミネラル、食物繊維を豊富に含んでいます。一方、炭水化物も豊富に含むため、与えすぎないよう気をつけましょう。 与える際は加熱し、食べやすい大きさに切ってあげてください。 なお、結石ができやすかったり、腎臓や心臓の疾患を抱えたりしている場合は病気を悪化させる可能性があるため与えないほうがいいです。

栗は意外にも水分を多く含んでいるため、水分補給としても優秀な食べ物です。食物繊維やミネラルも豊富で、栄養満点です。 しかし、こちらも炭水化物が豊富でカロリーの高い食べ物ですので、あげすぎには注意しましょう。 生のままの栗は消化しづらいため、必ず加熱し、皮を剥き、細かく刻むか裏ごしするなどしてから与えてあげてください。

柿には、ビタミンC、β-カロテン、食物繊維などが多く含まれています。また、約8割が水分でできているため、食事が細くなっている老犬にもオススメです。 ヘタや種は消化できないため、取り除いてあげてください。なお、渋柿にはアルカロイドが通常の柿に比べて多く含まれているため、食べさせてはいけません。

リンゴ

リンゴにはビタミン、ペクチン、カリウム、ポリフェノールなどの栄養分が含まれています。 リンゴの種や芯にはシアン化合物が含まれており、中毒症状を引き起こす可能性があるため、必ず除去してください。また、皮も農薬などが付着している可能性があるため、よく洗うか取り除くことをオススメします。

レンコン

レンコンにはエネルギーの源であるデンプンが多く含まれています。また食物繊維、ビタミンC、ミネラルも豊富に含まれています。

キノコ類

私たちがよく食べる、シイタケ、マイタケ、シメジ、エノキ、マッシュルームなどは犬にも与えることができます。 キノコ類には食物繊維、ビタミン、ミネラルや、免疫力の維持に役立つβグルカンが含まれています。 なお、当然ですが畑や山などに自生している、種類の分からないキノコはあげてはいけません。素人目では毒キノコと区別できないものも多いので、必ずスーパーで購入したものを与えてくださいね。

与える際の注意点

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芯や種は与えない

多くの植物の芯や種には有毒成分を含んでいるため、必ず除去しましょう。また、種を丸飲みすると、喉に詰まってしまう危険もあります。

アレルギーに注意する

食材によってはアレルギーを起こしてしまうことがあります。 初めて与える時は少量にし、食べた後はしばらく観察してください

生のまま与えない

根菜や木の実、キノコなどは生のままでは消化しづらいため、基本的には加熱して柔らかくしてから与えてください

小さく刻む

大きいまま与えると丸飲みして喉に詰まってしまいます。細かく刻んだりや裏ごししたりして、食べやすい大きさにしましょう

調理済みの人間の食べものは与えない

スーパーなどで売られている調理済みのものは、塩分や糖分がたくさん含まれているため、あげてはいけません。 家庭で作ったおかずも、味付けをしている場合は犬にとって塩分・糖分過多となる場合が多いです。素材の味を生かし、余計な味付けはしないようにしましょう。

与えたらNGな秋の植物

犬 秋 食欲 与える 大丈夫 ダメ 植物 人間にとっては美味しく食べられるものでも、体の小さな犬にとっては強い毒になることがあります。 大切な愛犬に苦しまないためにも、秋に特に気をつけたい植物をご紹介します。 散歩中に見つけた植物や家の中の植物を、犬が間違って食べてしまわないように注意しましょう。

ギンナン

イチョウの果実であるギンナンは秋を代表する味覚の一つでもありますが、犬が食べてしまうと中毒症状を引き起こします。 紅葉の季節は黄色く色付いたイチョウがとてもきれいですが、近くにはギンナンが落ちていることがあるので、十分注意しましょう。

イチジク

秋の果物として人気のイチジクは樹液や葉、枝に毒性があります。樹液に触れると皮膚炎を起こしたり、葉や枝を食べてしまうと嘔吐などを引き起こします。

シクラメン

シクラメンは秋の定番の花で、庭や室内でよく栽培されていますが、実は根や茎には「シクラミン」という成分が含まれています。 口にすると下痢や嘔吐などの症状が出ます。大量に食べると神経症状を引き起こし死に至ることもあります。

ヒガンバナ

秋に鮮やかな赤い花を咲かせるヒガンバナ。球根、茎、葉、花と全ての部分にアルカロイドの一種である「リコリン」という毒性成分が含まれています。 摂取すると下痢や嘔吐などがみられ、大量に食べると神経麻痺などを引き起こし、死に至ることもあります。

もし食べてしまったら

愛犬が毒性のあるものを食べてしまった時、パニックに陥ってしまうかもしれません。しかし、そんな時だからこそ冷静に行動しましょう。

すぐに動物病院に連れて行く

食べた物が消化される2〜3時間以内に動物病院に連れて行き、食べたものを吐かせます。 大丈夫だと思っていたら急に容体が悪化するということも考えられるため、「食べたのも少量だし、特に症状が出ていないから大丈夫」と自分で判断せずに、まずは病院で診てもらいましょう。その際、事前に電話をしておくとスムーズに対応してくれます。

いつ・何を・どれくらい食べたか確認する

動物病院に行く時は、いつ・何を・どのくらい食べたのかを確認しましょう。情報が多ければ多いほど、獣医師は適切に処置してくれます。 可能であれば、食べてしまった植物等の一部を持っていくと診察の参考になる場合があります。

最後に

犬 秋 食欲 与える 大丈夫 ダメ 人間が食べても影響はないものの、犬にとっては毒というものはたくさんあります。危険な食べ物を与えてしまったり、お散歩中などに愛犬が誤って口にしないように気をつけましょう。 せっかくの食欲の秋!たまには愛犬に手作りご飯を振る舞い、一緒に秋を楽しんでみてはいかがでしょうか?

【獣医師監修】ちょっと太り気味?愛犬のダイエットに有効な食事方法

肥満は、糖尿病や関節疾患などに深く関わると同時に、夏季には熱中症のリスクにもなりかねません。 痩せるためには運動も大事ですが、忙しくてあまり外出できない、暑すぎて長いこと外にいられないなど、運動には様々な支障もあります。 そこで、今回は肥満対策に大切なもう1つのポイント、「食事」から犬の生活を見直してみましょう。本記事では、食事による犬のダイエットについて、獣医師が指南していきます。

肥満と病気のリスク

犬 肥満 ダイエット 減量 食事 一般に、理想体重から15%程増えた状態を肥満と評価します。ここでの理想体重とは、生後1歳齢の時の体重だといわれています。 では、肥満にはどのようなリスクがあるのでしょうか? 人間にとって肥満は万病の元ですが、それは犬にとっても同様です。肥満によって、膝や腰などの関節への負担、脂肪に内臓が押されることによる内臓への負担などが危惧されます。また、全身麻酔の際にも、標準体型の犬と比較して麻酔リスクが高くなるという傾向もあります。 いざという時のためにも、体型はしっかりと維持しておきたいですね。

ボディ・コンディション・スコア(BCS)で愛犬の体型を知る

犬 肥満 ダイエット 減量 食事 適切な体型を知る目安として、「ボディ・コンディション・スコア(BCS)」があります。 これは、犬の体型を5段階もしくは10段階に分類し、体型を数値化することで客観的な体型の評価を可能にするものです。 理想の体型は、上から見たときに腰にくびれが見える、軽く肋骨が触れる程度であるBCS3(5段階)、またはBCS4〜5(10段階)です。
知っておきたい!愛犬の「理想の体重・体型」って?

犬を太らせるのは人間

犬 肥満 ダイエット 減量 食事 犬が太ってしまう原因は人間にあります。愛犬がかわいいのはわかりますし、そのかわいい愛犬に好かれたいという気持ちもよくわかります。 しかし、だからといって、食べ物をあげすぎてしまったり、身体に悪いものをあげてしまうのは愛犬のためになりません。

人間のオヤツは犬には危険?

クッキーやケーキ、アイスクリームなどの人間のオヤツを、愛犬にあげていませんか? 人間の食べ物の多く(特にスナック菓子など)は、犬にとって糖分や塩分などが多すぎます。 また、果物も意外と糖分が多いので、自然由来だからと油断して与えすぎると、肥満の原因となります。

オヤツは適切に活用しよう!

トイレや社会化のトレーニングなど、生活に必要なしつけを行う際にご褒美として与えることで、オヤツは最大限の効果を発揮します。 カロリーをきちんと計算し、塩分や糖分が少ない犬用の食べ物を適切に選び、与える量を間違えなければ愛犬との友好な関係を築くツールとなるでしょう。 その際には、家族の中でしっかりとオヤツのルールを決めておきましょう。 ただ単に「あげすぎないようにしようね」と言うのではなく、1日にあげていいオヤツの量を把握するようにしましょう。1日分をタッパーなどに入れておくことで、ついついあげすぎてしまうなどといったことが防げます。

適切な給餌量とは?

犬 肥満 ダイエット 減量 食事 ダイエットのためには、ただエサの量を減らせばいいというわけではありません。1日にどのくらいのカロリーが必要なのか、今のフードがどのくらいのエネルギー量なのかを把握しましょう。 ダイエットしたい場合には目標体重を設定し、無理のない範囲で給餌量を決めます。体に負担をかけないよう、獣医師と相談しながら目標体重を設定しましょう。 また、途中でお腹が空いてしまい、食べ物をしつこくねだってくるようなら、1日の給餌量を変えずに食事回数を増やしてみましょう。 犬は少ない量でも、何回も貰えた方が満足度も高いと言われています。オヤツも食事も少ない量を何度も与えたほうが、満足感を与えることが可能です。
犬のおやつ、あげすぎてない?太る原因に。質より回数のワケとは

適切な給餌量を計算してみよう!

以下のサイトでは、犬の年齢と体重などを入力すると、1日に必要なカロリーの目安を計算してくれます。与えているドッグフードのカロリーを入力すれば、1日に何グラム与えれば良いかも教えてくれます。 給餌量を設定する際の参考にしてみてください。
給餌量計算ツール https://www.ugpet.com/guide/dog/food/ingredient/calorie/calc

各社のダイエットフード

ペット用品の各会社からダイエット食が販売されています。 ドライフードなら粒の大きさ、缶詰タイプなら味などが各会社で微妙に異なるので、愛犬の好みに合わせて選んであげるといいでしょう。

ダイエット食にしないと痩せない!

中には、常食として「太りにくい」フードもありますが、これらは「痩せる」ための食事ではなく、あくまで「太りにくい」食事ですので、続けていても減量は難しいでしょう。 また、太りにくい食事に変えたのに加え、さらにダイエットだからといって単純に食事量を減らしてしまうと、栄養不足になる恐れがあります。減量を目指すには、適切なダイエット食を、適切な量、与える必要があります。 以下では、主なダイエット食を紹介します。

ロイヤルカナンの「満腹感サポート」

低脂質と高食物繊維により無理のない減量とリバウンドに配慮しています。高食物繊維が故に、腹持ちがいいのが特徴です。 また、蛋白質もしっかり配合されているので、減量しながら筋肉量の維持が可能です。
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ヒルズの「メタボリックス」

メタボリックスの最大の特徴は、脂肪代謝のサポートです。 フード中の脂肪を制限するのではなく、脂肪が燃えやすい体を作る、というものです。 私は、「トクホのお茶と同じような感覚」と説明しています。粒が小さく、小型犬でも食べやすいのも特徴です。

かさ増しについて

減量の際に、キャベツやササミで食事量を増やすのも有効です。ここで忘れてはならないのが、キャベツやササミにもカロリーはあることです。 かさ増しし過ぎて、結局食べ過ぎということもよくあります。本末転倒にならないように注意をお願いします。

肥満にならないために

犬 肥満 ダイエット 減量 食事 一昔前よりも、優秀なダイエット食が登場したことによって、肥満の改善は少し楽になりました。しかし、まずは肥満にさせないことが重要です。 そのためには日頃の生活習慣が大切といえるでしょう。適切なカロリー管理、適度な運動、ストレスのない生活などが健康を守るために必要です。 暑くて外に出られない日には、家の中でたくさん遊ぶなどして、できるだけ身体を動かすようにしましょう。

まとめ

犬 肥満 ダイエット 減量 食事 愛犬を可愛がるあまりに、ついつい食べ物をあげてしまうこともあるかもしれません。しかしそれは、長い目で見れば愛犬のためにはなりません。 肥満は、飼い主さんの適切な健康管理によって予防・改善することができます。 動物病院で、肥満の犬を診ない日が来ることを願っています。