愛犬と一緒に運動不足を解消しよう!おすすめスポーツ4選

犬を飼っている方の多くが、毎日犬の散歩でウォーキングをされていると思います。しかし「ウォーキングだけでは運動量が足りない」、「ジムに行ってダイエットしたいが、その後犬の散歩に行くのは面倒」と感じることもあるのではないでしょうか。

いわゆるドッグスポーツの中には、犬がメインで動き、あまり飼い主の運動にならない競技もありますが、今回は飼い主の運動にもなり、犬と一緒に楽しめるスポーツを4つご紹介していきます。

ジョギング

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いつものお散歩で物足りない場合は、ジョギングを取り入れてみましょう。

あると便利なグッズ

リードを手に持たずにショルダーリードで「たすき掛け」にすると、両手が空くので走りやすくなります。

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飼い主の腰にリード巻く、ウエストタイプのリードで犬とジョギングをする方を見かけますが、犬が興奮して急に引っ張った場合などに、飼い主がバランスを崩しやすく転倒の恐れがあります。特に力の強い大型犬の場合は注意が必要です。

必要なしつけ

普段の散歩の時に、飼い主の横について歩けることが最低限の条件になります。

また、人間は歩いている時より走っている時の方が、強い力が加わるとバランスを崩しやすくなり、転倒する可能性が高くなります。他の犬や自転車・バイクなどに興奮して急に引っ張る癖がある犬の場合は、興奮する癖を直すか、走らず早歩きにするなどの対策をとりましょう。

ある程度走ったら「マテ」のトレーニングをするのもおすすめです。犬も疲れているので、動かないトレーニングの成功率が高くなります。

気温とコースのコンディション

夏の暑い時期を避けるのはもちろんですが、冬も注意が必要です。道路の凍結や融雪剤の影響で肉球を痛めてしまう可能性があります。

アスファルトよりも土や芝生がある柔らかい地面の方が、肉球だけでなく体全体の負担が少ないのでおすすめです。

家族や友人とジョギング

ジョギングする場合は、手に何も持たずに走るのが理想ですが、犬と一緒の場合はトイレ処理グッズや水など、どうしても持ち物が増えてしまいます。

家族や友人と一緒に散歩に出て、走りたい人は犬と一緒に走り、歩きたい人が荷物持ちやトイレ処理を担当する、というように役割分担している方もいます。二人で役割を交代して、交互に走るのもいいですね。

登山・ハイキング

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犬を連れて登山やハイキングに出かけるのも、いい運動になります。普段とは違う場所を歩くことで、犬も人間も気分がリフレッシュされますし、犬にとっては群れで移動することによって、群れの意識や飼い主との信頼関係を深める効果が期待できます

登山・ハイキングの注意点

犬を連れての登山やハイキングの場所選びには注意が必要です。
山道やハイキングコースでは、法律的には「犬を放つこと」は禁止されていますが、「(リードを付けて)持ち込むこと」自体は禁止されていません。

参考:
Q&A(よくある質問にお答えします。) | 自然環境・生物多様性/環境省

しかし、実際に山に入ろうとすると「犬を連れての入山はご遠慮ください」という看板を時々目にします。さらに厄介なことに、そういった情報はあまりネットに載っていないので、現地に着いてから入山出来ないと知ることもあるでしょう。

「犬友達と情報交換する」、「SNSなどで実際に犬と登山やハイキングをした人の発信を参考にする」、「登山が趣味の人に聞いてみる」などの事前準備が必要になります。

その他の注意点などはこちらの記事をご参照下さい:
愛犬と登山やハイキングを楽しむ方法。5つのリスクとその備えとは?

アジリティ

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ドッグスポーツの王道とも言えるアジリティは、簡単に説明すると犬の「障害物競走」です。単に犬の運動不足を解消するだけでなく、指示役の飼い主も一緒に走るため人間の運動量も多くなります。

こちらの動画は本格的な大会の模様ですが、運動不足を解消することが目的であれば、遊び適度に楽しんでやってみることをおすすめします。
他にもアジリティには次のようなメリットがあります。

  • 楽しい遊びを一緒にすることで、犬と飼い主の信頼関係が向上する
  • 慣れないことに挑戦し、成功する体験を積むことで、犬のメンタルキャパシティが向上する
  • 犬が本来持っている、作業意欲を満たすことが出来る
  • 犬の得意なこと、不得意なことがわかるため、しつけやトレーニングの参考に出来る
  • 飼い主が指示をしながら行うため、飼い主に注目しやすくなる

アジリティが出来る場所①犬の訓練所

アジリティ初心者で犬に教える方法がわからない方や、本格的に大会に出てみたい方は、直接ドッグトレーナーに教えてもらえる訓練所での練習をおすすめします。

アジリティ設備のある訓練所
公認訓練所/一般社団法人 ジャパンケネルクラブ

アジリティが出来る場所②ドッグラン

犬に教える方法がわかる方や、気楽にアジリティを試してみたい方はドッグランでの練習がおすすめです。

アジリティ設備があるドッグランを検索できるサイト
全国のドッグラン一覧/ DOGFUL(ドッグフル)

アジリティの注意点

アジリティはジャンプしたり障害物に登ったりと、犬の体に多くの負荷がかかるため、以下のような犬種は注意が必要です。

  • 椎間板ヘルニアになりやすい犬種
  • 股関節形成不全の大型犬
  • 膝蓋骨脱臼になりやすい小型犬
  • 鼻腔狭窄を患う短頭種

このような犬種の場合は、かかりつけの獣医師にアジリティを行っても大丈夫か、事前に確認しましょう。

ドッグヨガ

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あまり活動的ではない犬や、犬に激しい運動をさせることに不安がある場合は、ドッグヨガをやってみてはいかがでしょうか。
ドッグヨガでは、犬と呼吸をあわせて、ポーズをとったり瞑想をしたりします。

犬と飼い主が一緒にリラックス

犬に無理やりポーズをとらせたり、ストレスになるようなことはせず、自然体の犬を全身全霊で感じていくと、今までにない犬との一体感を感じられるようになります。

もし、「ヨガをするのに犬が邪魔をしてくる」、「犬が迷惑している」と感じたら、犬に触れながらゆっくりと呼吸だけをしてみましょう。

運動が苦手な人でも楽しめる

犬に負担をかけないように、しっかり支えながらゆっくり動くため、インナーマッスルが鍛えられ、代謝もアップします。

参考:
ドッグヨガについて/日本ドッグヨーガ普及協会

まとめ

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犬と一緒に運動することで、「犬と人のストレス解消」、「犬と人の運動不足解消」、「絆や信頼関係を深める」といった効果が期待できます。

また、「ジムに行ってから、犬の散歩をする」というように犬と人が別々に運動するより、一緒に運動した方が、忙しい毎日の中で時間の節約にもなるでしょう。

ぜひ、愛犬と共に健康な生活を目指してみて下さい。

飼い犬と顔や性格が似る理由!実は科学的に証明されていた!?

犬を飼っている方は、飼い犬と顔や性格が似ていると言われたことがあるかもしれません。
あるいは、「あの犬、飼い主とよく似ているな」と思ったことが一度はあるのではないでしょうか。

「飼い主とペットが似る」とはよく聞きますが、実はこの現象、実験によって科学的にも裏付けられているのです。

今回は、飼い犬と飼い主が似るプロセスについて、実験結果とともにご紹介していきます。

飼い主と顔が似るって本当?

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犬と人間では顔の作りが違いますから、そっくりというわけにはいきませんが、「どこか顔の雰囲気が似ている気がする」「目のあたりがなんとなく似ている」と感じたことがあるかもしれません。

似ているような雰囲気を受けるペットと飼い主の顔ですが、果たして本当に似ているのでしょうか。

心理学者が行った実験

関西学院大学の心理学者、中島定彦氏が2009年に行った実験は、「飼い主と犬の画像をバラバラに配置し、全くの他人が正しいペアを作ることができるのか?」というものでした。

実験では、飼い主や飼い犬の目元、口を隠した画像を用いて、500名以上の参加者にペアを作ってもらい、顔のどのパーツが特に似ているのかを実験しました。

実験の結果

実験の結果、何も加工をしていない画像でペアを作ったケースでは、最高で80%の精度で正しいペアを作ることができました。

また、目元を隠した画像を用いた場合では正答率は50%程度まで低下しましたが、目元だけを写した画像では約75%の正答率を示したそうです。

このことから、飼い主と犬の顔が似ていることは事実であり、特にその目元に共通の特徴が存在しているとの結論が出されました。

「顔が似てくる」わけではない…?

飼い主と飼い犬は顔が似ているという結論が出ましたが、中島氏はこれを、「単純接触効果」によるものだと推測しました。

単純接触効果とは、ある刺激(図形や味、においなど)に触れれば触れるほど、それを好きになっていく現象のことです。

つまり、飼っているうちに愛犬が飼い主に似てくるのではなくて、人が犬を選ぶ際に、見慣れた自分の顔に似た犬を無意識のうちに選んでいるのではないかと考えたのです。

中島氏のブログサイト
https://sadahikonakajima.cocolog-nifty.com/nakajima/2013/10/test-1.html

飼い主と性格が似るって本当?

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顔や表情の他にも、性格が似る場合もあります。
人間と同じように、千差万別な犬の性格ですが、飼い主と飼い犬の性格も、顔と同じように似るという結果がある調査を通して出されたのです。

性格の形成に関わる要素は?

犬の性格形成には、人間と同じように様々な要素が関わっているとされています。

  • 生まれ持った性格
  • 幼少期の環境
  • 成長する過程での経験
  • 犬種ごとの性格的特徴

社会心理学者の調査

米ミシガン州立大学の社会心理学者、ウィリアム・J・チョピク氏はこの中でも、「生まれ持った性格」と、「成長する過程での経験」に着目して調査を行いました。

チョピク氏の調査は、1681匹の犬の飼い主たちに、飼い主自身の性格と飼い犬の性格についてアンケートをとり、「飼い主と飼い犬の性格にどのような特徴があるのか」を調べるものでした。

調査結果

調査の結果、飼い主と飼い犬の間には、性格の類似点が存在していることが判明しました。
例えば、外向的で活発な飼い主の犬は元気で活動的、内向的でインドア派な飼い主の犬は臆病で人見知りしやすいなどの傾向がありました。

この他にも、真面目で誠実と自分を評した飼い主の飼う犬は言うことをよく聞く、人当たりがいい飼い主は社交的な犬を飼っているなどの例があり、両者は性格が似ていることが多いとの結論が出されました。

なぜ性格が似るの?

飼い主と飼い犬の性格が似る理由について、チョピク氏は2つの仮説を提唱しています。

1. 性格が合うペットを選んでいるため

飼い主と飼い犬の顔が似ている場合と同じく、飼い主が自身の性格に似ている犬を選んでいるという仮説です。
例えば、静かで落ち着いている犬を好む人もいれば、活発でアクティブな犬を飼いたいと思う飼い主もいます。
このように、飼い主は無意識のうちに自身が好む性格の犬を選択していると考えられます。

2. 生活していく中で似てくる

飼い犬は基本的に、飼い主の生活リズムに適応して生きています。
そのため、飼い主と一緒に生活していく中で、飼い犬の性格は飼い主によく似たものへと変化していくと考えられます
例えば、社交性が高く、頻繁に犬仲間に会いに行く飼い主だと、犬もその経験により社交性が高くなっている可能性があります。

  

参考論文
William J.Chopik(2019)”Old dog, new tricks: Age differences in dog personality traits, associations with human personality traits, and links to important outcomes”
https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/S0092656618301661

生活習慣や仕草も似る?

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飼い主と飼い犬の間で似ている点としては、顔や性格だけでなく、生活習慣、仕草などが挙げられるとされています。

群れで生活する犬は、本能的にリーダーの行動を真似する事があると言われています。
つまり、家族として生活する中で、リーダーである飼い主を行動の真似をしたがるのです。

そのため、同じ生活リズム、同じ環境で過ごしているため、習慣や仕草も飼い主と似る傾向があるとされています。

まとめ

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今回は、飼い主と飼い犬の顔や表情、性格が似る理由についてご紹介しました。

飼い主と飼い犬が似るという話はよく聞きますが、実際に実験や調査によって裏付けられているとは驚きですね。

飼い主にとって、愛犬は最高のパートナーであることに間違いありません。
家族として長い時間を過ごしている以上、似ているのも当たり前のことかもしれませんね。

【初心者必見】これだけは抑えておきたい6つの「犬の散歩マナー」

初めて犬を飼う方の中には、愛犬との散歩を楽しみにしている方も多いでしょう。愛犬の健康にとっても、愛犬と信頼関係を築く上でも、お散歩はとても大切です。

一方で、玄関から一歩外に出れば、様々な人が暮らしている社会があり、そこにはマナーやルールが存在します。

今回の記事では、初心者の飼い主さんが知っておきたい「散歩中のマナー」をご紹介します。他の人とのトラブルを防ぐためにも、マナーをしっかりと勉強してからお散歩に出かけましょう。

1. リードで犬をコントロールする

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「ノーリード」は原則禁止

リードをつけずにお散歩することは、公道ではもちろん、人の少ない公園でもマナー違反です。

「うちの犬はリードなしでも大丈夫」と過信してはいけません。他の犬や急な物音に反応して、飼い主さんの側から突然走り去ってしまうことがあります。
また、ずっと飼い主さんの側を歩く犬でも、犬嫌いの人にとってはリードなしで歩いているだけで「怖い」と感じてしまいます

「ノーリード」で犬を自由にさせて良いのは、基本的にはドッグランの中だけだと覚えておきましょう。

なお、リードをつけていても、砂場など、公園の敷地内には犬が入れないところも多いので、標識などをよく確認しましょう。

リードは短く持とう

リードは短めに持ち、犬には常に飼い主さんの横を歩かせるようにします。

犬が引っ張ると長く伸びるタイプのリードもありますが、犬が遠くに行き過ぎてしまうと危険なので注意が必要なため、きちんとコントロールできていない犬には使わないようにしましょう。

小さな子供の手を繋いで歩くのと同じように、リードを短く持って、犬の行動を臨機応変にコントロールできるようにしましょう。

2. 自転車に乗って散歩しない

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自転車で犬の散歩は違法

自転車に乗って片手運転で犬の散歩をすることは、道路交通法違反です。
違反すると、3ヶ月以下の懲役または5万円以下の罰金が科せられます。

飼い主さんにも犬にも危険

違法でなかったとしても、自転車での散歩は飼い主さんにとっても犬にとっても危険です。

「大型犬だから、しっかり運動させたくて…」との思いから自転車で散歩に行く飼い主さんもいるようですが、ドッグランで運動をさせるなど、何か別の方法を考えましょう。

3. 公共の場を汚さないようにする

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公共の道路や公園は、多くの人が利用する公共の場所です。犬を連れていようといまいと、汚すことはマナー違反ですよね。

犬の散歩で特に気をつけたいのは、「トイレ」と「被毛」です。住宅密集地である都市部にお住まいの方は特に注意する必要があります。

トイレを適切に処理しよう

最近では、犬のトイレはできれば室内でさせるのがマナーと考える人も増えているため、室内で済ませてから散歩に行くのがベストです。

外でトイレをさせる場合は、「うんちは必ず持ち帰る」「おしっこは水で流す」ことを徹底し、汚物やにおいが残らないように気をつけましょう。

外でブラッシングしない

外でブラッシングをしてしまうと、被毛が風に乗って、他の家や公共施設にまで飛んで行ってしまう恐れがあります。

中には犬アレルギーの人もいるので、少量の被毛であっても外でのブラッシングは避けるのがマナーです。

4. 他の人や犬との接触に気をつけよう

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相手の意思を確認するまで犬を近づけさせない

犬の散歩中には、様々な人とすれ違うものです。好奇心旺盛な犬の場合、他の犬や知らない人に近づきたがるかもしれません。

しかし、世の中には犬嫌いな人もたくさんいますし、他の犬を怖いと感じる犬もいます。

犬を近づける際には、相手の意思を確認してからにしましょう。

飼い主さんが他の犬に勝手に触るのもNG!

飼い主さん自身が、許可なく他の人の犬を触るのもマナー違反です。

特に、勝手に他の犬におやつをあげるのは絶対にやめましょう

5. 散歩中の大きな話し声に注意

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犬の散歩中に、「犬仲間」ができるかもしれません。

犬好き同士だからこそ、会話が弾んでしまう気持ちは分かります。しかし、あまり大きな声で長時間話していると、周囲の迷惑になってしまう可能性もあります。

もし、話しが長くなりそうなときは、ドッグカフェなどを利用してみると良いかもしれません。

6. 最低限のしつけをしておこう

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散歩中に他の人に迷惑がかからないような配慮や、犬の安全を確保することは、飼い主さんの責任です。
最低限、犬に次のようなしつけをしておくことで、安心して散歩に出かけましょう。

①「マテ」

赤信号で立ち止まらせたり、拾い食いをやめさせたりする際、「マテ」を教えておくととても便利です。

②他の犬や人を噛まない

国内の犬の咬傷事故は、平成28年で4300件以上発生しており、決して少ない数字ではありません。
他人に怪我をさせてしまった場合、過失傷害罪で飼い主さんが訴えられてしまうことがあります。

普段から人や犬を噛んではいけないことをきちんと教えておくことが重要ですが、噛み癖がついてしまった場合は、手遅れになる前にドッグトレーナーさんに相談してみることをおすすめします。

③色々な刺激に慣れさせておく

他の犬や人、工事や台車の音などに慣れていないと、散歩中に犬が怖がってしまったり、吠えてしまったりすることがあります。

特に、生後1ヶ月〜1年程度の「社会化期」と呼ばれる期間に様々なものに徐々に慣れさせておくことで、その後の生活で無駄吠えや犬のストレスを減らすことができます。

知人に頼んで家に遊びに来てもらったり、YouTubeで工事の音を聞かせたりなど、少しずつ刺激を与えていきましょう。

まとめ

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今回は、犬の散歩で守りたい6つの基本的なマナーをご紹介しました。

世の中には、犬嫌いな人や犬アレルギーの人、犬の排泄物を嫌がる人など、様々な人がいます。
そうした人たちが嫌な思いをしないために、犬の飼い主として気をつけるべきことを心得て、気持ちよくお散歩に出かけられると良いですね。

【獣医師監修】きちんと守れてる?動物病院でのマナーや注意点

ペットを飼っている方なら、必ず一度は動物病院を受診しますよね。

動物病院は、様々なペットとその飼い主さんが訪れ、ペットにとっては公共の場です。そして、まれにではありますが、そこで何かしらのトラブルが発生することもあります。

今回は実際に動物病院で働いている身として、飼い主のみなさんにお願いしたいことをまとめました。

中には「当たり前」と思われることもあるかもしれませんが、動物病院に来るペットや飼い主さんみんなが気持ちよく過ごせるよう、今一度動物病院でのマナーを確認しておきましょう。

待合室では他のペットや飼い主への配慮を忘れずに

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動物病院は、残念ながらペットにとってはあまり楽しい場所ではありません。
ただでさえ具合が悪いのに、慣れない場所で知らない人や動物がたくさんいる空間は非常にストレスです。

極度の緊張が、攻撃行動に繋がる場合があります。普段は大人しい子でも、不慮の事故を起こさないとは限りません。

他のペットや飼い主さんのためにも、「うちの子はいい子だから」と油断しないことが大切です。

犬の自由は猫へのストレス!

特に犬の飼い主さんは、待合室には猫もいることを忘れないでください。

犬を自由にさせることは、猫にとってはストレスです。神経質な猫ですと、恐怖による攻撃行動への転嫁によって検査や治療にも支障が出ることもあります。

性格に合わせて外で待つことも考えよう

そうは言っても、犬も緊張します。病院は怖い場所なのです。その緊張が吠える行動や、周りのニオイを嗅ぐ行動として現れることもあります。

そのため、飼い主は愛犬の性格に合った待ち方を考える必要があります。

動物病院によっては、病院の外や車の中で待つことを伝えると、順番が来たら携帯電話に連絡をくれることもあります。ただし、真夏は無理に外で待つと熱中症になる可能性があるので、臨機応変に対応しましょう。

猫は頑丈なキャリーケースの中に入れておこう

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待合室で待っている間、猫はキャリーケースの中に入れておきましょう。
たまに、洗濯ネットや段ボールで猫を連れてくる方がいますが、ふとした音や、犬の鳴き声に驚いて猫が脱走してしまうことも考えられます。

キャリーケースに工夫をしよう

キャリーケースは床より少し高い位置に置いてあげるといいでしょう。床に置くと猫には床しか見えず、不安な気持ちが強くなります。

さらに、キャリーケースには、使い慣れているタオルなどで目隠しをしてあげると、猫が落ち着きます。

他人のキャリーケースを覗き込まないで

他の人がどんな猫を飼っているのか気になる気持ちもわかります。
しかし、知らない人にキャリーケースを覗き込まれるのは、猫にとっては非常に怖いものです。

キャリーの隙間から思わぬ攻撃を受けることもありますので、覗き込みたい気持ちはグッと堪えてください。

排泄してしまった時はどうすれば良い?

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犬も猫も動物ですから、待合室などで排泄してしまうこともあります。そんな時は、必ず動物病院のスタッフに声をかけましょう

万が一、動物に感染症があった場合、自身で処理をすると病原体がそこに残るかもしれません。

排泄物は速やかに片づけ、床などの消毒もスタッフがしっかり行います。忙しそうでも、万が一の院内感染を防ぐためにご協力をお願いします。

下痢や膀胱炎などは検査できるかも

もし、消化器疾患や泌尿器疾患を抱えている時には、その排泄物で検査ができるかもしれません。ピンチはチャンスです。

いずれにしても、排泄をしたら動物病院のスタッフに指示を仰ぐことが大事です。

キャリー内での排泄も、スタッフに声をかけて

小型犬や猫がキャリーの中で排泄した時、排泄物と隣り合わせのまま帰宅しますか?ペットからしたら、すごく嫌ですよね。

ペットシーツの交換やオムツの交換などをして、清潔な状態で過ごさせてあげましょう。

こんな時は事前に連絡をしよう

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薬の処方のみの場合

慢性疾患を抱えている子は、毎日内服をしていると思います。
場合によっては、一日にたくさんの薬を飲んでいる子もいるのではないでしょうか。

常服薬や予防薬を取りに行く際には、事前に連絡をするとスムーズです。

例えば、心臓薬などは、調剤に時間がかかるものもあります。事前に連絡をもらっていれば、調剤の待ち時間を減らすことができますよね。

入院中のペットに面会をしたい場合

入院中の子に会いたい時に、面会ができる動物病院もあります。面会の際にも、事前に連絡をしておくと良いでしょう。

たくさんの入院患者がいる場合、面会が一度に集中するとかなりの待ち時間が発生してしまいます。

獣医師である筆者自身も、飼い主のみなさんの貴重な時間を無駄にしないためにも、面会前には事前連絡をしてもらい、他の人と時間がかぶらないようにしていきたいと考えています。

できれば混雑しない時間帯を狙って来院しよう

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季節や地域によっては、一日のうちで病院が混み合う時間帯があります。
例えば、夏は涼しい夕方の時間帯が混むかもしれませんし、仕事をする人がたくさん住んでいる地域では夜の時間帯に集中するかもしれません。

筆者の勤めている動物病院では、午前中の来院が多い傾向にあります。待ち時間の短縮や動物のストレス緩和のためにも、余裕があれば来院の時間帯を考えてみませんか?

緊急時や予防接種の際はその限りではない

もちろん、家で何か異常が見つかった場合には、すぐに動物病院を受診して欲しいです。

来院の時間帯を考えるのは、あくまで動物の健康状態に余裕がある時にお願い致します。

予防接種は午前中の受診が望ましい

予防接種の際は、アナフィラキシー反応の可能性を考えて午前中の接種を推奨しています。

午後の時間が空いているからといって、ワクチンを午後に摂取することはなるべく避けましょう。

まとめ

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今回ご紹介したものは、動物病院を受診する際の「お願い」であって「強制」ではありません。また、各動物病院のルールもあると思うので、そちらに従うようにお願い致します。

診察する側も診察される側も、ともに気持ちのいい環境づくりを目指していきたいと思っています。

【事件】犬が飼い主を食べる!?他人事ではない、その驚きの理由とは

「犬が飼い主を食べてしまう。」そう聞いたとき、みなさんは何を思ったでしょうか。
「さぞかし野蛮な犬に違いない」「飼い主が虐待をしていたのではないか」など、さまざまな想像ができるでしょう。

犬が飼い主を食べる事件はこれまでに数十件報告されていますが、その多くが飼い主と仲良しで、際立って凶暴な犬というわけではなかったのです。

では、なぜ犬は飼い主を食べるのでしょうか。その原因を見ていくことで、決して他人ごとではないことを認識しましょう。

犬が飼い主を食べる事件

犬 飼い主 食べる 事件
犬が飼い主を食べる事件は共通点して、「飼い主が亡くなったとき」や「飼い主が意識を失ったとき」など、飼い主の応答がなくなったときに起きています。

学術誌に投稿されて世間を騒がせた事件

1997年、科学捜査の学術誌「Forensic Science International」に投稿されたある事件が話題になりました。

なんと、ドイツのベルリンにて、自殺をした30代の男性の顔を、飼い犬のジャーマン・シェパードが食べてしまったのです。

ジャーマン・シェパードは特に凶暴だったというわけでもなく、警察官の指示にも落ち着いて従ったといいます。また、発見当時、犬のエサが入ったお皿が置かれていたことから、犬は空腹だったわけではないと考えられています。

犬に食べられたおかげで人生が救われた人も・・・

2011年12月、イギリスのランカシャー州で、50代の女性がひとりで暮らしていました。

女性はアルコール依存症で、事件の日は家でウォッカを1本飲み、階段から転げ落ちてしまいました。女性はしばらく気を失っていましたが、突然の強烈な痛みに目を覚ますと、飼い犬が自分の顔を食べていたといいます。

顔を食べられたことで一時視力を失ってしまいましたが、その後手術で回復。事件をきっかけに、アルコール依存症を断ち切ることができた彼女は、「愛犬にはとても感謝している」と語りました。

これらはとても珍しい事件のように思えるかもしれませんが、実は過去20年ほどの間に同様のケースは80件以上報告されているのです。

事件は日本でも起きている

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犬が飼い主を食べる事件は、遠い異国の話ではありません。

2015年11月、東京都のマンションに暮らしていた30代の住人が、顔の皮膚が剥がされた状態で亡くなっているのが見つかりました。

住人は睡眠薬で自殺を図ったとみられていますが、飼っていたチワワ犬と雑種犬の2匹の鼻には住人の血液が付着しており、DNA型も一致したといいます。

なぜ飼い主を食べるのか

犬 飼い主 食べる 原因
「飼い主を食べてしまうなんて、よほど凶暴な犬か、飼い主に虐待されていた犬だろう」と思った方も多いでしょう。しかし、多くのケースで、飼い主と犬は良好な関係だったにも関わらず事件が起きているのです。

では、なぜ犬は飼い主のことを食べてしまうのでしょうか。いずれも仮説ですが、いくつかその原因をご紹介します。

お腹が空いていた?

事件の中には、空腹でやむなく食べてしまった可能性が考えられるものがあります。

飼い主が孤独死をしてしまって、食べ物がもらえなくなってしまったときです。

しかし、2015年の研究で取り扱われた事件のうち24%は、飼い主が亡くなってから犬に食べられた遺体が発見されるまでに、1日も経っていませんでした。さらに、エサが残っているのに飼い主の方を食べてしまうという事件も多数起きており、そうした事例では原因は空腹によるものではないと考えられます。

飼い主を起こそうとしてパニックになった?

科学捜査官のマーカス・ロスチャイルド氏は、犬の行動を次のように分析しています。

まず、意識を失った飼い主を必死で起こそうとして、犬は初めは顔をそっとなめてみます。しかし、それでも飼い主が起きないことにパニックになってしまい、「かむ」という行為にエスカレートする可能性がある。

英ロンドン大学ユニバーシティ・カレッジ(UCL)の法医人類学者カロリン・ランドー氏は以下のように言っています。

飼い主と離れることに大きな不安を感じている臆病な犬が、パニックに陥って飼い主をなめ、それがかじったり食べたりといった行動にエスカレートしやすいと考えられる。

また、法医人類学者カロリン・ランドー氏はこのように指摘しています。

犬が飼い主の顔をかんでいるうちに、血の味に刺激されて、「食べる」という行為にまで発展する可能性がある。

イヌ科の野生動物が普通、獲物を捕まえたら栄養のある胸部や腹部から食べるのに対し、飼い犬が飼い主の遺体を食べる場合は大半が顔を食べていることからも、初めから食べたいと思って食べたわけではないと考えられます。

飼い主がやっておくべきこと

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では、こうした事件を防ぐために飼い主ができることはあるのでしょうか。

犬を飼っている以上可能性は完全には拭えない

今回ご紹介した事件からもわかるように、たとえ犬が飼い主と仲が良くても、華奢な小型犬であっても、飼い主を食べてしまう可能性は十分にあります。

むしろ、飼い主との間に深い絆があるほど、そして、パニックになってしまうような少し臆病な犬ほど、飼い主を必死で起こそうとして食べてしまう可能性が高いと考えられるのです。

ですから、犬を飼っている以上、突然倒れたときなどに、犬に顔を食べられてしまう可能性を完全にゼロにすることはできないと言えるでしょう。

持病がある人、アルコール中毒の人は特に注意

持病を抱えた人やアルコール中毒の人など、突然倒れる可能性が他の人よりも高い人は、特に注意が必要です。

なぜなら、先ほどご紹介したイギリスの女性のように、亡くなっていなくても意識を失っただけで、パニックになった犬に食べられてしまう可能性があるからです。

特に、ひとり暮らしの場合は、毎日、安否確認を行ってもらったり、具合が悪くなった時にすぐに誰かに連絡できるようにしておくと良いかもしれません。自分のためにも、犬のためにも、生活を今一度見直してみましょう。

また、中毒とまではいかなくとも、お酒を飲みすぎて意識を失ってしまうことが一度でもあれば、その時に犬に食べられてしまう可能性はありますから、くれぐれも注意してください。

ひとり暮らしの高齢者には気を配って

家族や親族、近所の人などに、犬を飼っているひとり暮らしの高齢者はいませんか?

もちろん、犬を飼っていなくても必要なことですが、定期的に連絡をとったり、様子を見に行ったりして、常に安全を確かめてあげましょう。
また、飼い主さんがまともに犬のお世話できない状態であれば、犬を引き取ることも考える必要があります。

まとめ

犬 飼い主 食べる 事件
今回は、犬が飼い主を食べてしまうという、衝撃的な事件をお伝えしました。

犬が飼い主を食べてしまうのは、必死で飼い主を起こそうとしてパニックになることが原因であることが多く、特にひとり暮らしの飼い主さんには他人ごとではありません。

自分が飼い犬に食べられないようにするためにも、飼い犬が取り残されてパニックにならないためにも、この機会に生活を見直したり、安全確認を定期的にしてくれる人を見つけてみてはいかがでしょうか。

高齢者がペットを飼うということ。メリットや考えておきたいこととは?

人間にいやしを与えてくれるペットたち。飼い主との間に強い絆を築くペットは「コンパニオン・アニマル」と呼ばれ、飼い主の心と体の健康にも好影響を与えるとされています。

特に、高齢の飼い主の支えとなるというペットの役割は、近年大きな注目を集めています。

一方で、高齢の飼い主は入院や体力の低下、認知症などによりペットの世話をできなくなってしまうリスクが高いという側面もあります。

高齢者がペットを飼うことのメリット、問題点、そして何をすべきかについて考えてみましょう。

高齢者がペットを飼うメリットは?

おじいちゃんおばあちゃん

心の健康

セラピストとして犬が人間の専門家よりも秀でているという研究結果があります。社会学者のGillian MacCologan氏はその要因として、「なでたり抱きしめたりできる」、「相手の年齢によって対応を変えない」ということを挙げています。

高齢の飼い主でも「年寄り扱いをしない」ということは、猫などの他の動物にも同じことが言えそうです。また、ペットを飼っている人は飼っていない人に比べて、配偶者が亡くなったとき、うつになりにくい、という研究結果もあります。

体の健康

ペットを飼うことは、飼い主の心だけでなく、体の健康にもよい影響をもたらします。

「ペットの世話をするために元気でいなければ」と思い、健康に気をつける上に、犬を飼っていれば散歩に出かける機会も自然と増えます。2017年の研究(Taniguchi, 2018)では、犬を飼っている高齢者は、犬を飼っていない高齢者に比べて1日の散歩時間が約20分長いことが分かりました。

犬の散歩のおかげで、近所の人とおしゃべりをする機会が増えることもあります。他人と関わることが少なくなった高齢者にとっては、特にこのような機会はとても貴重なものではないでしょうか。

高齢者とペットを取り巻く問題

白い犬
飼い主の心と体によい効果をもたらすペットですが、一方で、高齢者がペットを飼うということにはさまざまな問題もあります。

捨て犬・捨て猫問題

飼い主が長期間入院することになったときや、亡くなってしまったときなど、他にペットの世話をしてくれる人がいなくなった場合、ペットは取り残されてしまいます。

2016年に朝日新聞が全国115の自治体に対して実施した調査によると、高齢が原因と見られる理由で捨てらた犬と猫は3000匹近くにものぼり(太田, 2018)大きな社会問題となっています。そのため、保護犬や保護猫の高齢者への譲渡に制限をかけている自治体も複数あります。

ペットと離れる喪失感

ペットの世話をできなくなったとき、代わりに世話をしてくれる人がいたとしても、かわいがっていたペットと離れることで受けるショックは大きいものです。他に身寄りがなく、ペットしか家族がいない高齢者の場合はいっそうでしょう。

世話を引き継ぐ人の負担

ペットを飼えば、エサ代や予防接種代、病気になったときの治療費など、何かとお金がかかるものです。もちろんそれなりに時間もかかります。

ですから、お金や時間に余裕がない人がペットの世話を引き継いでしまうと、大きな負担となってしまいます。

何をすべきなのか

すべきこと
それでは高齢の飼い主は、どのようなことをやっておくべきなのでしょうか。

代わりに世話してくれる人を決めておく

もしも自分でペットの世話ができなくなってしまったとき、「代わりに世話をしてくれる人」はいるでしょうか?世話をする人が誰もいなければ、ペットを保健所に預けることになってしまいます。

なるべくペットを飼い始める前に、代わりの人がいるかどうかを考えておきましょう。

ただし、世話を頼む相手は誰でもよいわけではありません。先ほども言いましたが、ペットを飼えば、それなりに時間やお金がかかります。具体的にどのくらいのお金や時間がかかるのかを相手に伝えた上で、本当に世話ができるのかどうか、よく考えてもらう必要があります。

世話を引き継いだ「後」のことも考える

ペットを代わりに世話してくれる人が決まったら、引き継いだ後のことも考えておきましょう。

ペットにアレルギーや持病がある場合は、必ず伝えておきます。また、事前にどのような予防接種を受けたかなども伝えるようにしましょう。そしてできる限りそのことを書面に残しておくとよいでしょう。

また、「ペットとお金をセットで引き継ぐ」という方法もあります。お金が伴えば、簡単に世話を放棄できませんし、「お金とセットで託される」ことは引き継ぐ側としても安心でしょう。

負担付遺贈
ペットの世話を引き受けることを条件にお金を託す、という遺言。自筆ではなく、公証人が作成する「公正証書遺言」にすることが大切。
負担付死因贈与
ペットとお金をセットで贈与するという契約。遺言は一方的だが、これは双方で結ぶ契約なので簡単に破棄ができない。
ペットの信託
残したお金がペットのためにちゃんと使われているかを第三者が監督する。飼い主が亡くなったときだけでなく、入院したときや認知症になったときにも対応できる

(出典:中村, 2018)

飼い主の幸せ、ペットの幸せ

猫と高齢者
ペットは高齢者にさまざまなよい影響を与えます。しかし、その一方で、多くの問題も抱えています。

もちろんこれは高齢者に限った話ではありませんが、ペットを飼うのならば、「もしも」のときにどうするのかをよく考えておく必要があります。

出典

  • McColgan, Gillian(2007).The importance of companion animal relationships in the lives of older people. Nursing Older People (through 2013), 19(1), 21-3.
  • Taniguchi, Yu(2018). Physical, social, and psychological characteristics of community-dwelling elderly Japanese dog and cat owners. PLoS One, 13(11)
  • 太田匡彦(2018).ペットとの暮らし、生きる励み 高齢の単身生活、世話が生む張り, 朝日新聞デジタル,
    https://www.asahi.com/articles/DA3S13684905.html
  • 中村千晶(2018).「もしも」のときペットはどうなる!? 最期まで愛犬愛猫と暮らす方法, 朝日新聞デジタル,
    https://petlifenet.org/wp-content/uploads/2018/06/20180621週刊朝日PDF.pdf.

ペットを飼う前に知っておきたい!飼い主が負う「責任」って?

私たちは社会の中で生きていますから、毎日責任を持って行動することが求められていますよね。

「飼い主になる」という決断にも、もちろん責任が伴います。

すでにペットを飼われている飼い主さんの多くが、この責任をしっかり理解して、かけがえのない日々をペットと過ごしています。

こちらの記事では、ペットと全ての人が暮らしやすい社会のための「飼い主さんが負う責任」についてご紹介します。

ペットと第3者に対する責任

広場を散歩
今回は、「ペットに対する責任」と「第3者に対する責任」の2つについてご紹介したいと思います。

動物の愛護及び管理に関する法律の7条には以下のようにあります。

動物の所有者又は占有者は、命あるものである動物の所有者又は占有者として動物の愛護及び管理に関する責任を十分に自覚して、
その動物をその種類、習性等に応じて適正に飼養し、又は保管することにより、動物の健康及び安全を保持するように努めるとともに、
動物が人の生命、身体若しくは財産に害を加え、生活環境の保全上の支障を生じさせ、又は人に迷惑を及ぼすことのないように努めなければならない。
動物の愛護及び管理に関する法律 7条

飼育するペットを大切にし、そのペットが周りの人々に迷惑をかけないように努めることが求められています。

また、環境省は「家庭動物等の飼養及び保管に関する基準」という基準を告示しています。飼養、管理の基準が具体的に載っていますから、一度読んでみることをおすすめします。

このように、法律ではっきり明記されていますから、違反すれば刑罰が課せられることもあります。

それでは1つ1つみていきましょう。

ペットに対する責任

ごろんとする猫
まず、飼い主さんが負う責任の1つが「ペットに対する責任」です。特に重要なのは、以下の3つです。

  • 動物の種類に応じて、適正に飼養する
  • ペットの健康と安全を確保する
  • ペットを捨てない

適正に飼養する責任

動物の愛護及び管理に関する法律(略称:動物愛護法)には「命ある動物を、むやみやたらに殺したり、傷つけたり、苦しめたりしないように」とあります。

その動物に適した環境で飼育し、動物を苦しめないようにしなければなりません。

健康と安全を保持する責任

ペットの健康を維持し、安全を守る責任があります。

動物には人間にない特有の感染症があります。その病気に関する正しい知識を持ち、予防に努めましょう。

(例)犬は「狂犬病予防法」により、「犬の登録」と「狂犬病の予防注射」が飼い主に義務付けられています。

捨てない責任

「ペットを飼う」ということは、その生命を守り、共に生きるということです。大切な命を前に、お世話は大変だから放棄するなどといった無責任なことは、どんなことがあっても許されません。

動物の愛護及び管理に関する法律(略称:動物愛護法)では、ペットを捨てることを禁止しています。刑罰も設けられています。

さらに、捨てたペットが他人に危害を加えると、捨てたといっても、飼い主は刑法上の過失傷害罪に該当することになります。

近年、殺処分の問題が取りざたされるようになりましたが、そもそもペットを捨てることは倫理上の問題だけでなく、法律により禁止されている立派な犯罪なのです。

お別れの時まで責任をもって。

ペットが死んでしまう時まで、飼い主さんは責任を持たなければなりませんから、弔いをしてあげましょう。

むやみやたらに公共の場所に埋めると、罰せられます。

ペットとのお別れの時まで、飼い主としての責任をしっかり果たすことが大切なのですね。

第3者に対する責任

お散歩
飼い主さんは「第3者に対する責任」も持たなければなりません。他人に迷惑をかけないためのマナーやルールをしっかり守ることができているかが大切です。

こちらは見落とされがちで、許されると思っていたことが許されず、トラブルに発展することもあります。

悪臭や鳴き声等のトラブル

特に鳴き声などの騒音トラブルや、糞や尿の不始末による悪臭、抜け毛や羽根については、周囲の人を思いやる心が必要です。

近隣の家の住民がこれらに悩まされ通院するようになると、民事上、治療費を請求することができます。

また、最近では、外で糞尿をさせることもマナー違反であると言われるようになりました。家の中の決められた場所のみで排泄をするようにするには、トレーニングが不可欠になってきます。私たち飼い主は、時代の変化とともに、こういった面までサポートすることが求められるようになってきています。

ペットが苦手な人への配慮を。

ペットはとてもかわいいですよね。気づかないうちに、ついつい甘くなってしまうこともあるかもしれません。そして知らぬ間に、動物が苦手な人に迷惑をかけてしまうこともあるかもしれません。

難しいかもしれませんが、一度飼い主として、動物が苦手な方の立場にも立って考えてみることをおすすめします。

筆者の身近に、動物が苦手な方がいるのですが、決してペットが嫌いだからと嫌がらせをしたり、いじめたい訳ではありません。苦手な方にもペットの理解が広がり、暮らしやすい社会になるよう、配慮を忘れないようにしましょう。

すべての人とペットが気持ちの良い社会に。

ドイツ
いかがでしたか?動物が大好きな皆さんにとっては、当たり前の内容も多かったかもしれませんね。

動物が好きな人も、苦手な人も、お互いのことを考えながら気持ちの良い生活を送れる社会を実現したいですよね。

また、人が気持ちよく暮らしている場所で、ペットも安心して暮らせる環境を与えてあげたいですね。

人に懐いてかわいい!うずらと暮らすということ。

皆さんは、うずらという鳥を知っていますか?スーパーなどで「うずらの卵」が売られているので、ご存知の方も多いでしょう。

実はこのうずら、ペットとして飼うことができ、一緒に暮らすことができます。

「大切な家族を増やしたい」「素敵な時間を共に作りたい」と考えている皆さんに、「うずらとの生活」をご紹介します。

「うずら」ってどんな鳥なの?

草の中のうずら
うずらは、鳥綱キジ目キジ科ウズラ属に分類される鳥類です。日本原産で、冬には九州地方から四国地方に移動する渡り鳥でもあるのです。

ただ、積極的に飛ぼうとはしません。地に足を付けている時間の方が、空にいる時間よりも長いです。移動のときは、ジャンプをすることが多いです。

どんな性格?

うずらの性格を一言で表すなら「臆病」です。

大人のうずらを懐かせるのは難しいと言われていますが、雛から大切に育ててあげると懐くことが多いです。

臆病なうずらですから、雛のときからスキンシップをとり、警戒させないように気をつけることが大切です。

羽毛の生え替わりの時期は神経質になり、攻撃的になってしまうこともあります。しかし、1〜2週間程度で元に戻ります。

砂浴びが好き?

うずらは砂浴びをすることが好きです。砂浴びは、体に付いている害虫を落としたり、ストレスを発散する効果があると言われています。

一緒に暮らすことになったら、砂浴びに使用する砂を用意してあげることになります。

砂は、うずらが食べてしまっても害のない「焼き砂」や「チンチラサンド」ですから、そういったものも必要になると想定しておきましょう。

うずらは何を食べるの?

うずらは何を食べるのでしょうか?一緒に暮らす生活が、どのような生活になるのかを考える上で、是非知っておきたいですよね。

最初のうちは、うずら専用の餌を与えることをオススメします。最も安心して与えることが出来るでしょう。

また、昆虫や野菜、果物等も副食として食べます。

卵を産む生き物ですので、カルシウムも多く必要です。市販の、鳥用のカルシウムやカルシウムサプリメントも積極的に与えなければなりません。

うずらの飼育環境

小さいうずら
うずらを飼うためにどのような環境が必要なのでしょうか。

ケージは高さのあるもの

ケージは高さのあるものが必要です。

先ほども触れましたが、うずらは積極的に飛ぼうとはしません。移動時はジャンプをすることが多いです。さらに、驚いた時にもジャンプをします。

もしケージの高さが低かった場合、ジャンプをした時に頭を打ってしまいます。ですから、ケージは高さのあるものが必要です。

寒さ対策をする

うずらは、雛の時期は寒さにとても弱いです。パネルヒーターやひよこ電球を使用して、温かい環境を整えてあげる必要があります。

また、大きくなったうずらでも、冬場はヒーターが必要になります。

糞の処理はこまめに。

うずらは糞の量が多いです。清潔な環境にしてあげるために、ほぼ毎日床材の交換を行うという飼い主さんがほとんどです。

うずらのために、毎日時間をかけて様子をみてあげなければなりません。

うずらとどこで出会う?

うずらの卵
うずらとは、どこで出会うことができるのでしょうか?

ペットショップ

うずらは、家禽類を取り扱っているペットショップで購入できます。

「懐いてほしい」とお思いでしたら、雛の購入をおすすめします。ただ、雛は飼育環境をしっかり整え、一日寄り添ってあげられる体力と時間が必要です。一日中付き添うというのは、かなり大変ですので、その覚悟が出来た方のみにしましょう。

大事な大事な命ですから、環境が整い、時間も確保できるようになってから家族に迎えましょう。

譲り受ける

もし、身の回りでうずらの里親を探している方がいらっしゃったら、里親になるという選択肢もあります。

「ペットのおうち」というサイトでは、里親を募集している飼い主さんと繋がることができます。

うずらの卵を孵化させる?

うずらと言えば、スーパーマーケットなどで売られている「うずらの卵」を想像する方も多いのではないでしょうか。稀に、その卵を孵化させることができます。

以前「小学生がスーパーマーケットで売られていたうずらの卵を孵化させた」というニュースが話題になりました。(HUFFPOST「小5が育てるウズラ3羽、スーパーの卵からふ化」

そのニュースの記事でも触れられていますが、スーパーマーケットで買ったうずらの卵が孵化する確率はとても低いです。

その理由は、販売されているほとんどの卵が無精卵だからです。ただ、ごく稀に有精卵が混じってしまうので、絶対に孵化しないとは言い切れないのです。

小学生でも孵化させることができるので、安易な気持ちで孵化に挑戦する方もいます。

しかし、孵化した後、長い時間を共に過ごすことになるということは忘れてはいけないでしょう。

挑戦したい気持ちがあっても、うずらと飼い主さんの幸せのために、しっかりとお世話をし続けることができる時だけ挑戦するようにしましょう。

注意!鳴き声が大きい

棒に立つ鳥
うずらと家族になる前に注意しておきたいことの1つに、鳴き声が大きいという点があります。

朝の4〜5時頃、鳴き始めることが多いので、近所迷惑にならない環境や、防音の対策が必要です。

ご近所トラブルなどに不安がある方は、気をつけてくださいね。

家族になる責任とかけがえのない時間

手繋ぎ
いかがでしたか?

どんなペットも、幸せな時間を共に歩めるという幸せがあります。どんな動物と一緒に暮らすか、うずらと一緒に暮らすか、こちらの記事の情報をぜひ参考になさってください。

ただ、うずらを飼うということは決して簡単なことではありません。

時間を確保することが難しい方は、うずらと飼い主さんの幸せのために、もう一度ゆっくり考えることをおすすめします。

皆さんがペットとの素敵な時間を過ごせますように。