戦禍のウクライナ、飼い主たちの選択と様々な動物保護活動

ロシア軍によるウクライナ侵攻が始まってから、一年が経とうとしています。

当然のことながら、ウクライナの人々は想像を絶する苦難に立たされ、また人間と同様にウクライナのペットたちも大変な困難にさらされています。

今回は、そんな戦禍に見舞われたウクライナの人々とそのペットたちについて、ご紹介していきます。

飼い主たちの選択

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戦争の中、避難を余儀なくされた人々の多くが、ペットと共に避難することを望んでいます。今まで家族同然に暮らしてきたため、当然の願いと言えるでしょう。

しかし、戦争の激しさは地域によって差があり、ペットの飼い主たちに迫られた選択も様々です。ここでは多く見られた4つのパターンをご紹介します。

パターン①ペットと一緒に避難する

ペットと共に国外に避難出来れば、運の良い方なのかもしれません。ウクライナとの国境近くにあるポーランドの避難所周辺には、世界各国からやってきた動物愛護団体のテントが存在し、必要な物資の提供や、獣医師の診察など、手厚いサポートを受けられる体制が作られています。

パターン②保護団体に預ける

ウクライナの一部の地域やポーランド、ドイツなどの周辺地域には、避難民たちのペットを預かり、保護をしている施設があるそうです。これから難民となって、住む場所や資金の確保などが必要な状況であれば、一旦、保護施設で預かってもらうしかない場合もあるでしょう。

そういった保護施設は避難民のペットだけではなく、飼い主とはぐれたり、置き去りにされたペットたちも保護しようと懸命に活動しています。

パターン③ペットと共に戦地に残る

環境の変化でストレスを溜めやすい猫を飼っている場合や、飼い主自身が高齢で長距離の移動に耐えられない場合、危険を承知で戦地となっている地元に留まっているケースもあるそうです。しかし、物流が滞り混乱しているため、ペットフードなどの生活に欠かせない物資すら入手困難な地域もあります。

パターン④ペットを置いて避難する

2022年2月にロシアの侵攻を受けて以来、11月の時点で約1200万人がウクライナから逃れ、そのうち少なくとも約30%の人がペットを置いて逃げる選択をせざるを得なかったと言われています。

過酷な激戦地でミサイルが飛んでくるような状況の中で避難するには、まず人間が優先され、荷物を持っていくことすら許されない場合もあったそうです。そのような状況では一緒に連れていくことは不可能だったでしょう。

取り残されたペットたち

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飼い主と離れざるを得なかったり、飼い主を亡くしてしまったりしたペットたちは、居場所も食べ物もなく街をさまよい、爆弾やミサイルの攻撃にさらされています。

また、ウクライナは北海道よりも北に位置する国で、冬が長く、真冬にはマイナス20度にまで達することがあるそうです。

取り残されたペットたちは、戦争の危険と厳しい寒さ、飢えなど多くの困難にさらされています

新たな方法の保護活動

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そんな行き場を失ったペットたちの危機を救うため、ウクライナの人々や世界各国の団体が動物たちの保護活動を行っています。資金や物資の支援、保護施設の運営など様々な方法がありますが、ここでは今までになかったような活動をご紹介します。

ペットたちのデータベースを作成

UWARF(Ukrainian War Animals Relief Fund)では食料や医療品、物資の支援の他、移動式のクリニックで飼い主を失った犬、猫に対する治療や避妊去勢手術、マイクロチップの挿入、ワクチン接種などの保護活動を行っています。

さらに、マイクロソフト社から技術提供を受け、動物の発見場所や顔写真などの情報が照会できるデータベースを作成、公開し、はぐれた飼い主の元に返したり、新たな飼い主を見つけたりするために活用しています。

UWARFのホームページ
https://uwarf.com/

QRコードで飼い主とつながる

犬猫用のマイクロチップを作る会社を経営するウクライナ人男性は、ペット用のQRタグを開発しました。個体識別のためのマイクロチップは、専用のリーダーがないと情報を読み込むことが出来ず、リーダーがあるのは公営の施設や動物病院などに限られてしまいます。

一方で、QRタグはキーホルダーのような形状をしているので装着が簡単で、スマートフォンでQRコードを読み取れば誰でも簡単にペットの情報にアクセスできます。そのため、戦争で飼い主とペットが離ればなれになったとしても、飼い主の元に帰るまでの過程が簡単に行えるのです。

開発した男性はスーパーマーケットやガソリンスタンドで、このQRタグを無償で配布し、その数は5万個にものぼるそうです。

最後に

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今回は戦禍のウクライナのペット事情をご紹介してきました。
ペットを置いて避難せざるを得ず、取り残された動物たちが放浪している姿は、東日本大震災時の福島の警戒区域内を彷彿とさせるものがあり、とても他人事とは思えません

ウクライナの動物たちを支援する方法は数多くあります。世界各国が支援疲れや物価高騰で疲弊し、ウクライナへの援助が減る中、今一度、支援方法を考えてみてはいかがでしょうか。

人間にとっても動物たちにとっても、平和な世界が早く訪れることを願ってやみません。

飼い主のモチベーションアップに!犬の散歩を楽しくする12の方法

多くの犬にとって「散歩」は、ゴハンと同じくらい楽しみにしている一日の中の大イベントではないでしょうか。

ただ、飼い主にとっては毎日行かなければならないので、マンネリ化しやすく「今日はちょっと行きたくない…」なんて日も、あるかもしれません。

今回は、そんな「散歩が面倒になってしまう時」に飼い主のモチベーションがアップする犬の散歩方法をご紹介していきます。

愛犬と一緒にアクティブに

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飼い主の元気がある時や愛犬の元気が有り余っている場合は、アクティブなお散歩をしてみましょう。

①トレーニングをやってみる

「オスワリ」、「フセ」、「マテ」などの基本的なトレーニングを散歩中にやってみましょう。散歩ルートの別々の場所で試せば、どういった場所や状況で出来るのか、または出来ないのかを知ることができ、今後のトレーニングの参考になります。

②お気に入りのおもちゃで遊ぶ

車が来ない、少し広さのある場所があれば、家で遊んでいるお気に入りのおもちゃで遊んでみましょう。「おもちゃ=家で遊ぶ」と思っている犬であれば、外で遊ぶ意外性を楽しんでくれるかもしれません

③歩き方を変えてみる

ジグザグに歩いたり、いきなりUターンやダッシュしてみたりと歩き方を変えてみましょう。飼い主の急な変化に犬が戸惑うのか、喜んでテンションが上がるのか、愛犬の性格を知ることが出来ます。

④散歩の長さや回数を変えてみる

例えば、毎日30分の散歩を2回している犬の場合、「60分を1回にしてみる」、「20分を3回にしてみる」と変化をつけて、マンネリを解消してみましょう。

長時間の散歩場合は、普段行かない場所にも行けるため、知らない場所を散策したい犬には合っているかもしれませんし、飼い主にとってもリフレッシュ出来る時間になるかもしれません。

短い時間で回数を増やした場合は、犬にとっては楽しみが増えますし、飼い主にとってもちょっとしたスキマ時間を散歩に使うことが出来ます。

愛犬と一緒にのんびりと

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ちょっとお疲れ気味の時は、のんびりしたお散歩をしてみてはいかがでしょうか。散歩になると興奮気味になってしまう犬にもオススメです。

⑤散歩の途中でナデナデタイムを入れる

愛犬と散歩をしている時、犬は外の刺激や匂いを嗅ぐことに夢中になって、飼い主のことを忘れている時間も多いのではないでしょうか。少し立ち止まって、愛犬をゆっくり撫でてみましょう。忘れていた飼い主を思い出すかもしれません。

⑥公園のベンチなどでリラックスする

犬の立ち入りが許されていて、のんびり出来る公園があれば、愛犬と共にリラックスタイムを設けてみましょう。他の犬がいなければ、愛犬にはガムなどの長く噛めるおやつを与え、飼い主はお気に入りの飲み物を飲んで、一緒にのんびりとした時間を満喫してみてはいかがでしょうか。

季節や地元の風景を楽しもう

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移ろいゆく季節や、知っているはずの地元の意外な一面など、犬の散歩をしていると新たな発見も多いと思います。日常の風景の小さな変化を楽しんではいかがでしょうか。

⑦季節感がある愛犬の写真を撮る

季節の植物や風景と共に愛犬の写真を撮るのも楽しいものです。SNSにアップして、いろいろな人に愛犬を見てもらうことも、散歩のモチベーションアップに繋がるでしょう。

⑧毎日違う場所へ行き、近所を散策する

毎日同じお散歩ルートを好む犬もいますが、犬に新たな刺激を与えたり、散歩のマンネリを解消したりするには、いつもとは違う場所へ行くのもオススメです。近所でも知らない場所や小道があることも多く、新たな発見があるでしょう。

地域の人とのコミュニケーションを取ろう

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犬を連れていると自然と会話のきっかけができ、地域の人との交流が増えます。人と会話をするのが苦痛でなければ、良いストレス解消になるでしょう。

⑨犬友、犬好きの人との会話楽しむ

よく顔を合わせる仲の良い犬がいれば、愛犬も飼い主も散歩の楽しみが一段と増します。また、犬を連れていなくても犬が好きで声を掛けてくれる方も多くいるので、顔見知りの人が増えるのも、人によっては楽しめるでしょう。

⑩学校の登下校時間に合わせて散歩し、見回り隊をする

地域によっては、犬の散歩をしながら防犯に繋げるパトロールを行う自治体があります。そういった活動に参加するのも一つの方法ですが、人の目があるところで罪は犯しにくいので、学校の登下校時間に合わせて犬の散歩をするだけでも防犯活動の一翼を担うことが出来ます

ただし、子供の中には犬が苦手だったり、アレルギーがあったりする子もいるので、近すぎない距離で見守ることをおすすめします。

飼い主の健康維持に

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犬を飼っていて一緒に散歩に出かける人と、飼っていない人を比べたところ、男性では0.44歳、女性では2.8歳も健康寿命が延びることがわかっています。毎日散歩することで、運動が習慣化されることが影響していると考えられています。

⑪万歩計で歩数を測ってみる

愛犬と散歩する時に、万歩計で歩数を測ってみるのも飼い主の健康維持に良い効果があります。数値で出てくれるので、結果がわかりやすく、飼い主のモチベーションアップに繋がるでしょう。

最近ではスマートフォンで歩数を測定できるものもあり、毎日の歩数を手軽に管理できます。

⑫日光を浴びてうつ病予防に

うつ病の予防には運動が良いとされていますが、特に朝の日光を浴びながら行うウォーキングは最も有効だと言われています。朝の犬との散歩で健康なメンタルを維持していきましょう。

まとめ

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毎日の犬の散歩が義務になってしまうと、辛くなってしまう時があるかもしれません。しかし、今回ご紹介したような方法を取り入れ、少しでも楽しみが増えていただければ幸いです。

本当に辛い時はペットシッターなどに依頼して、自分を休ませてあげるのも、犬と楽しく暮らしていくための一つの方法です。
無理せず、そして楽しく犬との生活をお過ごし下さい。

飼うのは危険?!条例で指定されている「特定犬」とは

ペット先進国と言われるイギリスやアメリカの一部の州では、危険な性質を持つ犬種を飼育すること自体を禁止しています。
それでは、日本において「飼うことが出来ない犬種」はあるのでしょうか?

結論から言うと、日本で飼育が禁止されている犬種はありません。しかし、一部の自治体では条例で「特定犬」として定められている犬がおり、飼育するにあたって遵守事項が設けられています

今回は、そんな「特定犬」について、解説していきます。

特定犬とは

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特定犬とは、人に危害を与える恐れがある「特定の犬種」や、「一定以上の大きさの犬」を各自治体の条例で定めているものです。
日本では、以下の自治体が特定犬制度を導入しています。(2022年10月現在)

1.特定の犬種

共通して指定されている犬種は以下の通りですが、各自治体で異なる犬種を特定犬として指定していますので、気になる方は上記のリンクから詳細をご確認下さい。

  • 秋田犬
  • 土佐犬
  • ジャーマン・シェパード・ドッグ
  • ドーベルマン
  • グレート・デーン
  • アメリカン・スタッフォードシャー・テリア(アメリカン・ピット・ブル・テリア)

2.一定以上の大きさの犬

一定の大きさ以上の犬も特定犬として指定している自治体があります。犬種は関係なく、雑種犬も含まれます。

  • 茨城県、水戸市:体高60センチメートルかつ体長70センチメートル以上の犬
  • 佐賀県:体高65cm以上の犬

「体高」や「体長」と言われても、ピンと来ない方もいらっしゃるかもしれません。
おおよその目安になりますが、一般的な大型犬の「ゴールデン・レトリーバー」は大きい個体は該当する可能性があり、それよりも大きい「秋田犬」くらいのサイズになると、多くの犬が上記の条件に該当します。

3.首長が指定する犬

各自治体共に、県知事や市長が危険性のある犬(咬傷事故の再発等)と判断した場合、特定犬として指定するとしています。

特定犬が指定された背景

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1979年、茨城県が全国に先駆けて特定犬制度を導入しました。きっかけは、前年に県内で人が大型犬に咬み殺される事故が2件発生したためです。

冒頭でもお話した通り、現在の日本には飼えない犬種はありません。好きな犬種を飼う自由があると捉えることも出来ますが、一方で犬の知識が無く、しつけせずに犬を放っておくような人でも、攻撃的な性質を持つ犬種を飼うことが出来てしまう点は、とても危険だと言えるでしょう。

特定犬制度を採用することによって、飼い主の飼育管理意識を向上させ、重大な咬傷事故を防ぐ狙いがあると思われます。

特定犬を飼育したい場合

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上記のように特定犬制度を採用している自治体にお住まいの場合は、遵守事項を確認して下さい。また、特定犬制度が採用されていない自治体でも特定の犬種の飼い方について注意喚起を行っている場合もありますので、今一度お住まいの自治体のホームページ等を確認していただくことをおすすめします

ここからは、茨城県の特定犬の遵守事項についてご紹介していきます。

特定犬の遵守事項①「おり」の中で飼育する

茨城県では、飼育する「おり」について、次のように定義されています。

  • 上下四方が囲まれていること
  • 十分な強度を持っていること
  • 人に危害を加えられない構造になっていること


(画像:茨城県公式ホームページ、特定犬リーフレットより)

特定犬の遵守事項②標識を掲示する

特定犬を飼育している旨の標識を、住居の出入り口等の見やすい場所に貼ることが定められています。

特定犬が必ずしも危険なわけではない

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2021年の環境省の調査によると、犬による咬傷事故が年間4000件以上起きています。その中で「特定犬」が起こした事故がどのくらいあるのかは、残念ながらわかっていません。

そして、特定犬だからといって必ずしも危険な犬とは限りません。例えば、特定犬に指定されているグレート・デーンは「優しい巨人」という別称が付けられるほど、温厚な性格で知られています。しかし、攻撃的な性格でなかったとしても、きちんとしつけをしなかった場合は、体の大きさから悪気なく人を傷つける可能性が高くなります。

「特定犬=危険」というわけではなく、一般的な小型犬や中型犬を飼うよりも、きちんとしたしつけや高い管理能力が飼い主に求められる犬種と言えるでしょう。

まとめ

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不幸な咬傷事故の再発を防ぐために制定された「特定犬制度」。わたし達に出来ることは、攻撃的な性質を持つ犬や扱いが難しいとされている犬種を安易に飼わないこと、犬種の特徴を知ってから飼うことなどではないでしょうか。

特に大型犬を飼う場合は、問題行動が起きる前の子犬の頃からドッグトレーナーに相談することをおすすめします。

また、大型犬に限らず全ての犬に言えることですが、自分の愛犬が他人を傷つけないために、犬のしつけや飼育管理には十分に気を配っていきましょう。

ドッグトレーナーのお仕事とは?ベテラントレーナーにインタビュー

インターネット調査では、「愛犬の悩みを誰に相談するか」という質問に対して「ドッグトレーナーに相談する」という方はかなり少数派という結果が出ています。(参考:いぬのきもちWEB MAGAZINE「飼育・生活意識」アンケート調査)

犬を飼っていれば必ずお世話になる獣医師と比較すると、ドッグトレーナーはあまり馴染みのない職業かもしれません。

そこで今回は、愛媛県松山市で家庭犬の出張トレーニングをされている、ドッグトレーナーの西森裕晃(にしもりひろあき)さんにドッグトレーナーになったきっかけや、お仕事の内容などをインタビューしました。犬を飼っている方にはドッグトレーナーを身近に感じていただき、トレーナーを目指している方には仕事の内容などを参考にして頂ければ幸いです。

ドッグトレーナーになるまで

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犬を好きになったきっかけは何ですか?

元々動物全般が好きで、インコ、カメ、メダカ、コウモリなどいろいろ飼っていたんです。犬も飼いたかったんですが機会がなくて、マイホームが出来てから知り合いの犬を譲り受けて、犬を飼うことが出来ました。初めて飼った犬がきっかけで、犬の魅力にはまっていきました。

なぜドッグトレーナーを目指したのですか?

大学時代は英文学科を専攻していて、大学3年の時に就職を考え始めたんですが、翻訳や通訳などの仕事をする自信がなかったんです。就職で悩んでいる時に、テレビで盲導犬の引退犬をサポートする仕事のドキュメンタリーをやっていて、犬の仕事はどうかと考えだしました。

しかし、当時の1990年代後半の頃は今とは違って情報がなくて、犬の仕事はどうやって就けるのかわかりませんでした。そこで、有名な畜犬団体に犬の仕事に就く方法を教えて欲しいと、手紙を書いたんです。複数書いたんですが、返事をくれたのが日本警察犬協会の四国支部で、その手紙でドッグトレーナーの養成学校があることを教えてもらいました。

ドッグトレーナーの学生時代、訓練所での修行時代

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ドッグトレーナー養成学校では何を学んだのでしょうか?

犬全般の知識や家庭犬のしつけ方法、警察犬の訓練方法などを学びました。学生の頃は担当している犬のことばかり考えていましたね。学ぶことに必死でしたし、犬を知ることがとても面白かった。
その学校で2001年にジャパンケネルクラブの公認訓練士資格を取得しました。

訓練所での修行時代は何をしていましたか?

当時(2000年前後)は、学校を卒業してから犬の訓練所での修行を経て、独立するというのが主流でしたので、香川の訓練所で3年の修行時代を過ごしました。

その訓練所では、預かっている犬の世話やトレーニング、飼い主さんへの説明など、全般を任されていました。
修行時代はやはり大変でしたね。信頼して任せてもらえて、とても感謝しているんですが、当時は自信がないし、学生とは違ってお金をもらっている仕事なのでプレッシャーも大きくて。

預かっている犬を逃してしまうという、大きなミスもしました。結局必死に探し回って見つかったので、今でこそ笑い話ですが。自信がなくて何度も辞めたいと思い、訓練所の所長に考え直すようにと諭されたこともありました。

ドッグトレーナーとして独立してから

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独立直後の活動を教えてください

独立するきっかけは、訓練所の修行の契約が3年間だったんです。だから、仕事に自信がついて独立しようと思ったわけではありませんでした。

やるしかないという状況に置かれて、2004年の春に独立しました。当たり前ですが、最初からお客さんはいなかったので、チラシ配りをしたり、動物愛護センターに顔を出したりして、少しずつ活動していきました。もちろん、生計を立てることも出来なかったので、ピザ屋のデリバリーのアルバイトもしていました。

アルバイトをしなくても生活出来るようになったのは、その夏の終わりくらいから。仕事が順調だと思えるようになったのは、その後数年経ってからでした。

お客さんはどのようなきっかけで来てくれるのでしょうか?

僕の場合は人づてで来てくれる方が多いですね。一番多いのは、近隣の動物病院からの紹介です。他には、トレーニングに来てくれた飼い主さんからの紹介や、ホームページを見て連絡して下さる方もいます。

家庭犬トレーナーとしての活動内容

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西森さんが家庭犬のトレーナーとして行っていることを教えてください。

出張トレーニング

メインでやっているのは、しつけの出張トレーニングです。飼い主さんが困っている犬の行動の対処法などをアドバイスしています。飼い主さんのお悩みは、「吠える」、「咬む」、「落ち着きがない」の3つが多いですね。

苦労するのは1時間のトレーニングで僕が飼い主さんにアドバイスをした後、飼い主さん自身が犬に対してアドバイスを元にしたトレーニングをして欲しいんですが、中にはトレーナーにお願いしたから自分ではやらないという人もいるんです。そういった方に自らトレーニングしていただくように説得していくのが難しいですね。

あとは、犬の問題行動によって心まで追い詰められてしまったような方の場合は、一旦冷却期間を置くために、犬をお預かりすることもありました。

日中預かり、ドッグシッター

飼い主さんが日中不在にするため、お預かりすることもあります。預かる間にトレーニングするなど、飼い主さんのご要望によって臨機応変に対応しています。

グループレッスン

犬たちの社会化を目的に、月に1回グループレッスンもやっています。イベントのようで楽しいですよ。夏には川で水泳をするレッスンをしました。興奮しやすい子や怖がりな子など、いろんな性格の犬が集まりますが、犬たちの輪の中で自信と冷静さ、そして社会性を学んでもらいます

ドッグトレーナーの苦労とやりがい

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これまでにどのような苦労がありましたか?また、ドッグトレーナーとしてのやりがいも教えてください。

体力が必要

ドッグトレーナーはやっぱり体力を使いますね。学生時代に先生に言われた「犬を訓練したければ、犬の倍動け」という言葉はその通りだと思います。飼い主さんに教えるときも、飼い主さん以上に先回りして動いていますね。
特にグループレッスンの時は、全ての犬と飼い主さんを視界に入れながら、あっちで指導、こっちで指導と忙しく動き回っています。

コミュニケーション能力も必要

僕も昔は人とコミュニケーションを取るのが苦手でした。接客業をする自信がなくて、犬相手なら大丈夫かなと思ったのがドッグトレーナーになった理由の一つでしたが、実際は全然違いました。

特に家庭犬のトレーナーは飼い主さんに説明することが多いので、人間嫌いのタイプの人には難しいと思います。僕の場合はお客さんと接するうちに、自然とコミュニケーションを取ることが出来るようになりました。

ケガをすることも

独立してすぐの頃は、一生懸命が強すぎて僕もムキになってしまっていたのか、咬まれることもありました。ひどい時には縫わなければならないようなケガもありましたね。今は犬の状態の見極めが出来るようになったので、咬まれることはありません。危なそうな時は無理をせず、時間をかけてトレーニングするようにしています。

僕の中ではケガのうちに入りませんが、子犬におやつをあげる時に、食べ方や力加減がわからずに咬まれることもあります。あとは、飛びつかれたり、引っ掻かれたりすることは、よくありますね。

やりがいを感じること

やりがいを感じるのは、僕のアドバイスで飼い主さんが犬との接し方を徐々に理解していき、犬との関係が円滑になった時ですね。

犬の問題行動というのは人間からの視点での問題であって、犬には犬なりの主張があるんです。困った行動を起こす理由や対応の方法を、飼い主さんが理解していくことが重要だと考えています。

最後に

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「犬が要求していることと、飼い主さんが困っていることの間を取り持っていくようなトレーニングをしたい」と語る西森さん。犬にもその飼い主さんに対しても、真摯に向き合ってお仕事されている姿勢が印象的でした。

ドッグトレーナーをよく知らない方には「厳しそう」という印象を持たれがちですが、犬の気持ち、飼い主さんの気持ちの両方を考えながら進めていく仕事です。

犬と人間が一緒に暮らしていく中で双方を幸せにすることが出来る、素敵なお仕事ですね。

ドッグトレーナー西森さんのホームページ
http://westwoods.ftw.jp/index.html

[トイレの失敗5選]愛犬を叱る前に見直したい飼い主の対応

トイレの失敗は、愛犬をお迎えしたら出てきやすいお悩みのひとつです。

筆者も多くの飼い主からトイレのお悩みを聞いてきましたが、愛犬がトイレを覚えられない理由は飼い主の対応や環境設定に問題があることがほとんどです。人の行動が愛犬のトイレの成功を遠ざけていることもあります。

今回は、トイレに関する5つのお悩みに関して、やってしまいがちな環境設定や対応と、その改善点をご紹介します。

①ケージ内のベッドの上で排泄をする

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お悩み

「ケージにベッド、水入れ、トイレを用意したが、ベッドで排泄をすることが多い」

原因

ケージが狭く、ベッドとトイレでケージ内がいっぱいになっており、愛犬にはトイレとベッドの区別がついていないため、ベッドで排泄をしてしまう

対応

ケージを広くし、愛犬が歩けるスペースも確保しましょう。そして、トイレとベッドをしっかり離し、愛犬がトイレとベッドの区別がつくようにケージ内の環境も整えましょう

トイレでの排泄が定着するまでは、トイレを柵などで囲うとなお良いです。足の間隔だけではなく空間として区切った方が愛犬にとってベッドとの違いがわかりやすく、成功率も上がるでしょう。

トイレトレーを怖がる場合
愛犬がトイレトレーを怖がり、トレーの上や側に行けない場合は、トレーの側や上におやつを置いたり、おやつを使ってトレーの上に誘導してトレーに徐々に慣らしましょう
怖がることなくトイレトレーの上を歩けるようになることも、トイレトレーニングを成功させるために大切です。

②室内でフリーにしているとケージ内のトイレに戻らない

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お悩み

「ケージ内にトイレが置いてあり、ケージ内にいる時はトイレで排泄できる。しかし、フリーにしていると、ケージ内のトイレに戻って排泄ができず、ケージ外の違う場所で排泄してしまう。」

原因

ケージに対してのイメージがフリーでいることよりも良くないため、フリーの時に愛犬自らケージに入っていけず、違う場所で排泄をしてしまう。

対応

フリーでもケージに自ら入りたくなるくらい、ケージのイメージを良くしてあげましょう。やり方はこちらを参考にしてみてください。

  1. 愛犬をケージの外から中におやつで誘導し、入れたらおやつをあげます

  2. 愛犬がケージの外にいる時に、愛犬に気付かれないようにケージ内におやつを入れておきます。そうすると、愛犬が偶然または匂いに気付いてケージに入ります。おやつに気付かなくても、特におやつがあることを教える必要はありません。

  3. 誘導なしで愛犬がケージに入った時もケージ内でおやつをあげます。

1~3を繰り返し行うことで、フリーの時でもケージ内のトイレに自ら入って排泄できるようになることが多くなると思います。初めのうちは、トイレをしそうな時におやつを使ってトイレまで誘導すると、成功率が上がります。

そして、トイレが成功したら無言でおやつをあげましょう。声をかけて褒めると、飼い主は褒めたつもりで言葉をかけていても、愛犬からすると褒めではなく驚かされたと認識することもありますので、「無言でおやつ」がおすすめです。

③留守番中に違う場所で排泄をする

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お悩み

「留守番中にトイレとそれ以外の場所両方で排泄をしてしまう」

原因

トイレの範囲が狭く、先にした排泄で既にトイレが汚れているため、他の場所で排泄をしている。犬は本来きれい好きな生き物のため、汚れているシーツには排泄をしない子もいる。

対応

トイレの範囲をできるだけ広くし、2〜3回排泄をしても愛犬の足が汚れないようにしましょう。また留守番前に排泄をさせてあげるのもおすすめです。

長時間のお留守番をさせないというのも、トイレ以外の観点からも大切です。

④隠れてトイレをする

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お悩み

「人がいないところで隠れて排泄をするため、トイレではない所で排泄をしてしまう」

原因

愛犬が排泄をした際の飼い主の動きや声掛けが、愛犬からすると怖い、びっくりしたなど好ましくないものになっているため、飼い主に知られないように、隠れて他の場所で排泄をしている。

対応

愛犬が排泄をした際は、過度に声をかけず静かにも見守りましょう。成功した時には大げさに褒めるのではなく、無言でおやつをそっとあげます。失敗してしまっても、勢いよく抱き上げてトイレに連れていったり、「ダメ!!!」など叱責することは避け、無言で落ち着いて排泄物を片付けましょう

特に子犬は、失敗して叱ったり大声を出すことで、排泄をすることはよくないことという認識になり、排泄を我慢してしまう場合もあります。愛犬がご自宅に慣れるまでは、どこで排泄をしても褒めてあげるくらいの飼い主の寛大さが必要でしょう。

成功した場合も、過度に褒めると愛犬にとっては褒めではなく、びっくりさせられて怖かったというイメージが付きかねません。成功も失敗も静かに対応が原則です。

⑤今までできていたのに失敗が頻発

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お悩み

「トイレを覚えてからはあまり失敗がなかったが、突然トイレを外す回数が増えた」

原因

褒める回数が減っていて、愛犬がトイレの正解がわからなくなってきているため違うところで排泄をしている。

対応

トイレが定着してきても4~8回に1回くらいの頻度で、トイレで排泄ができたらおやつをあげて褒めてあげましょう。そうすることで愛犬も「ここで排泄をすれば良いんだ!」という認識がさらに強まり、失敗が少なくなります。

まとめ


今回記載した原因はもちろん絶対ではなく、様々な原因が絡み合っていたり別のことが原因になっていることもあります。色々対応を変えて、愛犬にどんな変化があるかを見つつ、どうやれば愛犬に正解の行動を取ってもらえるかを考えていただけるといいでしょう。

トイレに限らず、愛犬が思うように対応をしてくれないと叱ったり、ダメな子と思いがちですが、決してそうではなく愛犬ができないのには理由があります。そしてその理由の多くが飼い主の誤った対応や環境設定です。

叱る前に一度冷静になって自分の対応に問題がないかを考えてみてください。それでもうまくいかない場合には、プロのドッグトレーナーに早めに相談しましょう。飼い主も愛犬もストレスが減り、良い変化があるはずです。

愛犬と一緒に運動不足を解消しよう!おすすめスポーツ4選

犬を飼っている方の多くが、毎日犬の散歩でウォーキングをされていると思います。しかし「ウォーキングだけでは運動量が足りない」、「ジムに行ってダイエットしたいが、その後犬の散歩に行くのは面倒」と感じることもあるのではないでしょうか。

いわゆるドッグスポーツの中には、犬がメインで動き、あまり飼い主の運動にならない競技もありますが、今回は飼い主の運動にもなり、犬と一緒に楽しめるスポーツを4つご紹介していきます。

ジョギング

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いつものお散歩で物足りない場合は、ジョギングを取り入れてみましょう。

あると便利なグッズ

リードを手に持たずにショルダーリードで「たすき掛け」にすると、両手が空くので走りやすくなります。

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飼い主の腰にリード巻く、ウエストタイプのリードで犬とジョギングをする方を見かけますが、犬が興奮して急に引っ張った場合などに、飼い主がバランスを崩しやすく転倒の恐れがあります。特に力の強い大型犬の場合は注意が必要です。

必要なしつけ

普段の散歩の時に、飼い主の横について歩けることが最低限の条件になります。

また、人間は歩いている時より走っている時の方が、強い力が加わるとバランスを崩しやすくなり、転倒する可能性が高くなります。他の犬や自転車・バイクなどに興奮して急に引っ張る癖がある犬の場合は、興奮する癖を直すか、走らず早歩きにするなどの対策をとりましょう。

ある程度走ったら「マテ」のトレーニングをするのもおすすめです。犬も疲れているので、動かないトレーニングの成功率が高くなります。

気温とコースのコンディション

夏の暑い時期を避けるのはもちろんですが、冬も注意が必要です。道路の凍結や融雪剤の影響で肉球を痛めてしまう可能性があります。

アスファルトよりも土や芝生がある柔らかい地面の方が、肉球だけでなく体全体の負担が少ないのでおすすめです。

家族や友人とジョギング

ジョギングする場合は、手に何も持たずに走るのが理想ですが、犬と一緒の場合はトイレ処理グッズや水など、どうしても持ち物が増えてしまいます。

家族や友人と一緒に散歩に出て、走りたい人は犬と一緒に走り、歩きたい人が荷物持ちやトイレ処理を担当する、というように役割分担している方もいます。二人で役割を交代して、交互に走るのもいいですね。

登山・ハイキング

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犬を連れて登山やハイキングに出かけるのも、いい運動になります。普段とは違う場所を歩くことで、犬も人間も気分がリフレッシュされますし、犬にとっては群れで移動することによって、群れの意識や飼い主との信頼関係を深める効果が期待できます

登山・ハイキングの注意点

犬を連れての登山やハイキングの場所選びには注意が必要です。
山道やハイキングコースでは、法律的には「犬を放つこと」は禁止されていますが、「(リードを付けて)持ち込むこと」自体は禁止されていません。

参考:
Q&A(よくある質問にお答えします。) | 自然環境・生物多様性/環境省

しかし、実際に山に入ろうとすると「犬を連れての入山はご遠慮ください」という看板を時々目にします。さらに厄介なことに、そういった情報はあまりネットに載っていないので、現地に着いてから入山出来ないと知ることもあるでしょう。

「犬友達と情報交換する」、「SNSなどで実際に犬と登山やハイキングをした人の発信を参考にする」、「登山が趣味の人に聞いてみる」などの事前準備が必要になります。

その他の注意点などはこちらの記事をご参照下さい:
愛犬と登山やハイキングを楽しむ方法。5つのリスクとその備えとは?

アジリティ

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ドッグスポーツの王道とも言えるアジリティは、簡単に説明すると犬の「障害物競走」です。単に犬の運動不足を解消するだけでなく、指示役の飼い主も一緒に走るため人間の運動量も多くなります。

こちらの動画は本格的な大会の模様ですが、運動不足を解消することが目的であれば、遊び適度に楽しんでやってみることをおすすめします。
他にもアジリティには次のようなメリットがあります。

  • 楽しい遊びを一緒にすることで、犬と飼い主の信頼関係が向上する
  • 慣れないことに挑戦し、成功する体験を積むことで、犬のメンタルキャパシティが向上する
  • 犬が本来持っている、作業意欲を満たすことが出来る
  • 犬の得意なこと、不得意なことがわかるため、しつけやトレーニングの参考に出来る
  • 飼い主が指示をしながら行うため、飼い主に注目しやすくなる

アジリティが出来る場所①犬の訓練所

アジリティ初心者で犬に教える方法がわからない方や、本格的に大会に出てみたい方は、直接ドッグトレーナーに教えてもらえる訓練所での練習をおすすめします。

アジリティ設備のある訓練所
公認訓練所/一般社団法人 ジャパンケネルクラブ

アジリティが出来る場所②ドッグラン

犬に教える方法がわかる方や、気楽にアジリティを試してみたい方はドッグランでの練習がおすすめです。

アジリティ設備があるドッグランを検索できるサイト
全国のドッグラン一覧/ DOGFUL(ドッグフル)

アジリティの注意点

アジリティはジャンプしたり障害物に登ったりと、犬の体に多くの負荷がかかるため、以下のような犬種は注意が必要です。

  • 椎間板ヘルニアになりやすい犬種
  • 股関節形成不全の大型犬
  • 膝蓋骨脱臼になりやすい小型犬
  • 鼻腔狭窄を患う短頭種

このような犬種の場合は、かかりつけの獣医師にアジリティを行っても大丈夫か、事前に確認しましょう。

ドッグヨガ

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あまり活動的ではない犬や、犬に激しい運動をさせることに不安がある場合は、ドッグヨガをやってみてはいかがでしょうか。
ドッグヨガでは、犬と呼吸をあわせて、ポーズをとったり瞑想をしたりします。

犬と飼い主が一緒にリラックス

犬に無理やりポーズをとらせたり、ストレスになるようなことはせず、自然体の犬を全身全霊で感じていくと、今までにない犬との一体感を感じられるようになります。

もし、「ヨガをするのに犬が邪魔をしてくる」、「犬が迷惑している」と感じたら、犬に触れながらゆっくりと呼吸だけをしてみましょう。

運動が苦手な人でも楽しめる

犬に負担をかけないように、しっかり支えながらゆっくり動くため、インナーマッスルが鍛えられ、代謝もアップします。

参考:
ドッグヨガについて/日本ドッグヨーガ普及協会

まとめ

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犬と一緒に運動することで、「犬と人のストレス解消」、「犬と人の運動不足解消」、「絆や信頼関係を深める」といった効果が期待できます。

また、「ジムに行ってから、犬の散歩をする」というように犬と人が別々に運動するより、一緒に運動した方が、忙しい毎日の中で時間の節約にもなるでしょう。

ぜひ、愛犬と共に健康な生活を目指してみて下さい。

飼い犬と顔や性格が似る理由!実は科学的に証明されていた!?

犬を飼っている方は、飼い犬と顔や性格が似ていると言われたことがあるかもしれません。
あるいは、「あの犬、飼い主とよく似ているな」と思ったことが一度はあるのではないでしょうか。

「飼い主とペットが似る」とはよく聞きますが、実はこの現象、実験によって科学的にも裏付けられているのです。

今回は、飼い犬と飼い主が似るプロセスについて、実験結果とともにご紹介していきます。

飼い主と顔が似るって本当?

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犬と人間では顔の作りが違いますから、そっくりというわけにはいきませんが、「どこか顔の雰囲気が似ている気がする」「目のあたりがなんとなく似ている」と感じたことがあるかもしれません。

似ているような雰囲気を受けるペットと飼い主の顔ですが、果たして本当に似ているのでしょうか。

心理学者が行った実験

関西学院大学の心理学者、中島定彦氏が2009年に行った実験は、「飼い主と犬の画像をバラバラに配置し、全くの他人が正しいペアを作ることができるのか?」というものでした。

実験では、飼い主や飼い犬の目元、口を隠した画像を用いて、500名以上の参加者にペアを作ってもらい、顔のどのパーツが特に似ているのかを実験しました。

実験の結果

実験の結果、何も加工をしていない画像でペアを作ったケースでは、最高で80%の精度で正しいペアを作ることができました。

また、目元を隠した画像を用いた場合では正答率は50%程度まで低下しましたが、目元だけを写した画像では約75%の正答率を示したそうです。

このことから、飼い主と犬の顔が似ていることは事実であり、特にその目元に共通の特徴が存在しているとの結論が出されました。

「顔が似てくる」わけではない…?

飼い主と飼い犬は顔が似ているという結論が出ましたが、中島氏はこれを、「単純接触効果」によるものだと推測しました。

単純接触効果とは、ある刺激(図形や味、においなど)に触れれば触れるほど、それを好きになっていく現象のことです。

つまり、飼っているうちに愛犬が飼い主に似てくるのではなくて、人が犬を選ぶ際に、見慣れた自分の顔に似た犬を無意識のうちに選んでいるのではないかと考えたのです。

中島氏のブログサイト
https://sadahikonakajima.cocolog-nifty.com/nakajima/2013/10/test-1.html

飼い主と性格が似るって本当?

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顔や表情の他にも、性格が似る場合もあります。
人間と同じように、千差万別な犬の性格ですが、飼い主と飼い犬の性格も、顔と同じように似るという結果がある調査を通して出されたのです。

性格の形成に関わる要素は?

犬の性格形成には、人間と同じように様々な要素が関わっているとされています。

  • 生まれ持った性格
  • 幼少期の環境
  • 成長する過程での経験
  • 犬種ごとの性格的特徴

社会心理学者の調査

米ミシガン州立大学の社会心理学者、ウィリアム・J・チョピク氏はこの中でも、「生まれ持った性格」と、「成長する過程での経験」に着目して調査を行いました。

チョピク氏の調査は、1681匹の犬の飼い主たちに、飼い主自身の性格と飼い犬の性格についてアンケートをとり、「飼い主と飼い犬の性格にどのような特徴があるのか」を調べるものでした。

調査結果

調査の結果、飼い主と飼い犬の間には、性格の類似点が存在していることが判明しました。
例えば、外向的で活発な飼い主の犬は元気で活動的、内向的でインドア派な飼い主の犬は臆病で人見知りしやすいなどの傾向がありました。

この他にも、真面目で誠実と自分を評した飼い主の飼う犬は言うことをよく聞く、人当たりがいい飼い主は社交的な犬を飼っているなどの例があり、両者は性格が似ていることが多いとの結論が出されました。

なぜ性格が似るの?

飼い主と飼い犬の性格が似る理由について、チョピク氏は2つの仮説を提唱しています。

1. 性格が合うペットを選んでいるため

飼い主と飼い犬の顔が似ている場合と同じく、飼い主が自身の性格に似ている犬を選んでいるという仮説です。
例えば、静かで落ち着いている犬を好む人もいれば、活発でアクティブな犬を飼いたいと思う飼い主もいます。
このように、飼い主は無意識のうちに自身が好む性格の犬を選択していると考えられます。

2. 生活していく中で似てくる

飼い犬は基本的に、飼い主の生活リズムに適応して生きています。
そのため、飼い主と一緒に生活していく中で、飼い犬の性格は飼い主によく似たものへと変化していくと考えられます
例えば、社交性が高く、頻繁に犬仲間に会いに行く飼い主だと、犬もその経験により社交性が高くなっている可能性があります。

  

参考論文
William J.Chopik(2019)”Old dog, new tricks: Age differences in dog personality traits, associations with human personality traits, and links to important outcomes”
https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/S0092656618301661

生活習慣や仕草も似る?

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飼い主と飼い犬の間で似ている点としては、顔や性格だけでなく、生活習慣、仕草などが挙げられるとされています。

群れで生活する犬は、本能的にリーダーの行動を真似する事があると言われています。
つまり、家族として生活する中で、リーダーである飼い主を行動の真似をしたがるのです。

そのため、同じ生活リズム、同じ環境で過ごしているため、習慣や仕草も飼い主と似る傾向があるとされています。

まとめ

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今回は、飼い主と飼い犬の顔や表情、性格が似る理由についてご紹介しました。

飼い主と飼い犬が似るという話はよく聞きますが、実際に実験や調査によって裏付けられているとは驚きですね。

飼い主にとって、愛犬は最高のパートナーであることに間違いありません。
家族として長い時間を過ごしている以上、似ているのも当たり前のことかもしれませんね。

【初心者必見】これだけは抑えておきたい6つの「犬の散歩マナー」

初めて犬を飼う方の中には、愛犬との散歩を楽しみにしている方も多いでしょう。愛犬の健康にとっても、愛犬と信頼関係を築く上でも、お散歩はとても大切です。

一方で、玄関から一歩外に出れば、様々な人が暮らしている社会があり、そこにはマナーやルールが存在します。

今回の記事では、初心者の飼い主さんが知っておきたい「散歩中のマナー」をご紹介します。他の人とのトラブルを防ぐためにも、マナーをしっかりと勉強してからお散歩に出かけましょう。

1. リードで犬をコントロールする

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「ノーリード」は原則禁止

リードをつけずにお散歩することは、公道ではもちろん、人の少ない公園でもマナー違反です。

「うちの犬はリードなしでも大丈夫」と過信してはいけません。他の犬や急な物音に反応して、飼い主さんの側から突然走り去ってしまうことがあります。
また、ずっと飼い主さんの側を歩く犬でも、犬嫌いの人にとってはリードなしで歩いているだけで「怖い」と感じてしまいます

「ノーリード」で犬を自由にさせて良いのは、基本的にはドッグランの中だけだと覚えておきましょう。

なお、リードをつけていても、砂場など、公園の敷地内には犬が入れないところも多いので、標識などをよく確認しましょう。

リードは短く持とう

リードは短めに持ち、犬には常に飼い主さんの横を歩かせるようにします。

犬が引っ張ると長く伸びるタイプのリードもありますが、犬が遠くに行き過ぎてしまうと危険なので注意が必要なため、きちんとコントロールできていない犬には使わないようにしましょう。

小さな子供の手を繋いで歩くのと同じように、リードを短く持って、犬の行動を臨機応変にコントロールできるようにしましょう。

2. 自転車に乗って散歩しない

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自転車で犬の散歩は違法

自転車に乗って片手運転で犬の散歩をすることは、道路交通法違反です。
違反すると、3ヶ月以下の懲役または5万円以下の罰金が科せられます。

飼い主さんにも犬にも危険

違法でなかったとしても、自転車での散歩は飼い主さんにとっても犬にとっても危険です。

「大型犬だから、しっかり運動させたくて…」との思いから自転車で散歩に行く飼い主さんもいるようですが、ドッグランで運動をさせるなど、何か別の方法を考えましょう。

3. 公共の場を汚さないようにする

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公共の道路や公園は、多くの人が利用する公共の場所です。犬を連れていようといまいと、汚すことはマナー違反ですよね。

犬の散歩で特に気をつけたいのは、「トイレ」と「被毛」です。住宅密集地である都市部にお住まいの方は特に注意する必要があります。

トイレを適切に処理しよう

最近では、犬のトイレはできれば室内でさせるのがマナーと考える人も増えているため、室内で済ませてから散歩に行くのがベストです。

外でトイレをさせる場合は、「うんちは必ず持ち帰る」「おしっこは水で流す」ことを徹底し、汚物やにおいが残らないように気をつけましょう。

外でブラッシングしない

外でブラッシングをしてしまうと、被毛が風に乗って、他の家や公共施設にまで飛んで行ってしまう恐れがあります。

中には犬アレルギーの人もいるので、少量の被毛であっても外でのブラッシングは避けるのがマナーです。

4. 他の人や犬との接触に気をつけよう

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相手の意思を確認するまで犬を近づけさせない

犬の散歩中には、様々な人とすれ違うものです。好奇心旺盛な犬の場合、他の犬や知らない人に近づきたがるかもしれません。

しかし、世の中には犬嫌いな人もたくさんいますし、他の犬を怖いと感じる犬もいます。

犬を近づける際には、相手の意思を確認してからにしましょう。

飼い主さんが他の犬に勝手に触るのもNG!

飼い主さん自身が、許可なく他の人の犬を触るのもマナー違反です。

特に、勝手に他の犬におやつをあげるのは絶対にやめましょう

5. 散歩中の大きな話し声に注意

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犬の散歩中に、「犬仲間」ができるかもしれません。

犬好き同士だからこそ、会話が弾んでしまう気持ちは分かります。しかし、あまり大きな声で長時間話していると、周囲の迷惑になってしまう可能性もあります。

もし、話しが長くなりそうなときは、ドッグカフェなどを利用してみると良いかもしれません。

6. 最低限のしつけをしておこう

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散歩中に他の人に迷惑がかからないような配慮や、犬の安全を確保することは、飼い主さんの責任です。
最低限、犬に次のようなしつけをしておくことで、安心して散歩に出かけましょう。

①「マテ」

赤信号で立ち止まらせたり、拾い食いをやめさせたりする際、「マテ」を教えておくととても便利です。

②他の犬や人を噛まない

国内の犬の咬傷事故は、平成28年で4300件以上発生しており、決して少ない数字ではありません。
他人に怪我をさせてしまった場合、過失傷害罪で飼い主さんが訴えられてしまうことがあります。

普段から人や犬を噛んではいけないことをきちんと教えておくことが重要ですが、噛み癖がついてしまった場合は、手遅れになる前にドッグトレーナーさんに相談してみることをおすすめします。

③色々な刺激に慣れさせておく

他の犬や人、工事や台車の音などに慣れていないと、散歩中に犬が怖がってしまったり、吠えてしまったりすることがあります。

特に、生後1ヶ月〜1年程度の「社会化期」と呼ばれる期間に様々なものに徐々に慣れさせておくことで、その後の生活で無駄吠えや犬のストレスを減らすことができます。

知人に頼んで家に遊びに来てもらったり、YouTubeで工事の音を聞かせたりなど、少しずつ刺激を与えていきましょう。

まとめ

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今回は、犬の散歩で守りたい6つの基本的なマナーをご紹介しました。

世の中には、犬嫌いな人や犬アレルギーの人、犬の排泄物を嫌がる人など、様々な人がいます。
そうした人たちが嫌な思いをしないために、犬の飼い主として気をつけるべきことを心得て、気持ちよくお散歩に出かけられると良いですね。