ドッグトレーナーが語る!動物と人の幸せのために出来ること
「動物と人が互いに幸せに暮らすために出来ることは何だろう」
これは動物を愛する方々にとっては、永遠のテーマかもしれません。
この難しいテーマについて、愛媛県松山市で家庭犬の出張トレーニングをされている、ドッグトレーナーの西森裕晃(にしもりひろあき)さんにお話を伺いました。
犬の飼い方についてのアドバイスや西森さんの動物愛護活動への取り組みなどご紹介していきます。
犬の飼う人たちに向けたアドバイス
犬を飼う前に考えて欲しいことは何ですか?
犬は生き物ですから、もちろん最後まで責任をもって飼うことが一番重要です。
他には、犬の流行りや見た目の好みで犬を選ぶ人がいらっしゃると思いますが、飼う前に考えて欲しいのは、ご自身の生活スタイルについてです。家族構成や生活のリズム、留守番の時間などを考慮して、犬種を選んで欲しいですね。僕のお客さんでも、ご夫婦二人暮らしの方ですが、共働きで非常に忙しく留守がちのお宅で、留守番が苦手で運動量も多い犬を飼ってしまった方がいたんです。留守番の寂しさや運動不足から物を破壊してしまうなどの行動を起こしてしまい、飼い主さんが困って僕の所にご相談にいらっしゃいました。
こういった飼い主さんのライフスタイルと犬種の特徴がマッチしていないと、ストレスが原因の問題行動も出やすくなるんです。
犬を迎えた時に気を配って欲しいことは何ですか?
犬を飼いたくて、やっと飼えたような状況だと、可愛くてついついかまってしまいますよね。ただ、犬の視点からすると、ペットショップやブリーダーなどの前にいた場所からガラッと環境が変わって、とてもストレスが溜まる時なんです。可愛くても1~2日は静かにそっとしておいてあげて下さい。
新しい環境で食事や排泄がちゃんと出来るようになったら、可愛がってあげて絆作りや信頼関係を形成していく段階に入って下さい。
子犬を迎えた時にやっておきたいトレーニングはありますか?
子犬から飼った場合は、パピートレーニングに通うことをおすすめします。パピートレーニングではいろいろな物や環境に慣れさせる、社会化トレーニングを主にやっていきます。
子犬が社会を学ぶという面もありますが、飼い主さんの知識が深まり、犬に対する接し方も上手になるので、パピートレーニングに来てくれた犬とそうでない犬を比べると、その後の生活のしやすさが大きく変わってくるんですよ。
成犬になってから出来ること、気を付けたいことはありますか?
成犬になってからも社会化のトレーニングは大事ですね。子犬よりも慣れるスピードは早くありませんが、いろいろな場所に連れていったり、いろいろな状況に慣れさせたりすることは、犬と暮らしやすくする上で、とても重要です。
あと、どうしても僕が気になってしまうのは、犬をそのまま車に乗せて移動する人です。急ブレーキをかけた場合、犬がケガをするリスクは、とても深刻なものになります。車で移動する場合は、キャリーケースやクレートに入れて欲しいと思っています。
動物たちが幸せに暮らすには
動物の幸せのために飼い主が出来ることを教えて下さい。
まずは、犬や猫たちの習性を知って、知識をつけることだと思います。その上で、知識だけで終わるのではなく、自分の中でしっかり解釈して、実生活で行動に移していくことが重要なのではないでしょうか。
あとは、動物を擬人化せず、動物の気持ちを考えながら暮らしていって欲しいと思います。
捨てられる動物が減るために、私達が出来ることを教えて下さい。
まずは、きちんとした繁殖管理をすることですね。子供を残すことを望まないのであれば、避妊・去勢手術をすることが大事です。どうしても避妊去勢をしたくない場合は、望まない出産を避けるため、犬猫の行動管理の徹底をして欲しいと思います。
そして、飼育放棄は絶対あってはならないことです。そのために犬の場合は、やはりご自身の生活環境にあった犬を選んで欲しいと思います。
犬が言うことをきかなくて捨てる人もいるんですが、言うことをきかないと犬を責める前に、「自分はちゃんと犬に教えたのか」という視点で考えて欲しいですね。
西森さんがされている動物保護活動について教えて下さい。
以前は松山市の保護犬団体のお手伝いで、譲渡会で譲渡される犬をシャンプーするボランティアを行っていましたが、新型コロナウイルスの影響でボランティアをする側にも人数制限が設けられるようになり、今は思うように活動が出来ず残念に思っています。
犬の殺処分の現場にも立ち会って、辛かったですが現実を知ることが出来ました。
西森さんのホームページでは、動物愛護センターに収容された犬たちのありのままの姿を発信されています。
西森さんの愛媛県動物愛護センターのレポート
http://westwoods.ftw.jp/u64256.html
四国は犬猫の殺処分数が多い傾向にあると聞きますが、現状を教えて下さい。
犬の場合は、かつては野犬が多かったんですが、動物愛護センターの方々の尽力で、だいぶ減ってきたように思います。
猫の場合は、四国には漁港が多く、エサが豊富なため、そこに住み着く猫が多い傾向にあります。猫が増えることによって、殺処分をされる確率も上がりますから、まだまだ課題が多い問題です。愛媛県の動物愛護センターでは、職員さんの日常や動物に対する思いを書いた本を出版しています。児童向けの本ですが、動物が好きな人ほど読むことが辛くなる内容かもしれません。しかし、目を背けてはいけない現実だと思います。
シェリーの読者さんへ
シェリーの読者さんに向けたメッセージをお願いします。
シェリーのような情報サイトで動物のことを学ぶことだけでも、僕はとても素晴らしいことだと思います。情報のアンテナを張っている人と、そうでない人では、動物との暮らし方が全然違ってきますから。
難しいのは、アンテナを張っていない人に向けて、どうやって情報を発信していくかです。それは僕もシェリーのようなメディアの方も一緒の課題ですね。
最後に
ご自身も、犬が大好きな猫のもみじ君と、訓練競技会で入賞するほどの実力を持つシェパード犬のメイプリーちゃんと暮らす、動物愛にあふれる西森さん。そして、単に動物が可愛いというだけではなく、動物愛護にも真剣に取り組まれている姿勢が印象的でした。
お話を伺いながら、改めて「動物と人の幸せ」について、考えさせられるインタビューでした。
ドッグトレーナー西森さんのホームページ
http://westwoods.ftw.jp/index.html
本当に飼って大丈夫?迎える前に知ってほしい犬を飼う大変さと責任
ペットショップにいるたくさんのかわいい子犬たち。目が合ったり、抱っこをすれば、「運命の子だ!連れて帰りたい!」と思う方もいるでしょう。
しかし、その衝動買いは要注意です。衝動買いでなくても、犬のことをよく知らずに飼うのは、犬も人も不幸になる可能性があります。
今回は、本当の意味で犬も人も幸せに暮らすために、飼う前に知って欲しい、飼育する上での大変さや現実的な部分を紹介します。飼う決断をする前にしっかりと考えてみてください。
知ってほしい犬と人の違い
擬人化されやすい犬ですが、実際には、体の作りから生得的に備わった行動、言葉、全てが人と犬で異なります。具体的に知って欲しい違いをご紹介します。
1. 犬は人の言葉が理解できない
愛犬に話しかけると愛犬も嬉しそうにしてくれたり、お手・おすわり等ができると、通じ合っていると感じますよね。もちろん通じあっている部分もあると思いますが、大前提として、犬は人の言葉を理解できないということをしっかりと受け入れましょう。
「ダメと言ってるのに(ある行動が)直らない」「トイレと言っても違う場所で排泄をする」「静かにと言っても吠えやまない」といったお話を飼い主さんからよく聞きます。でもこれは当然のことですよね。
愛犬と通じ合うためには、日々の生活を通じて構築する良好な関係性と、適切なトレーニングが必要で、飼い主さんが愛犬を理解することも非常に大切です。
2. 人にとっての問題行動は犬にとっては普通の行動
吠え、噛み、あらゆる場所での排泄、食糞、散歩時の引っ張りなどのお悩みになりやすい人にとっての問題行動は、犬からすれば、普通の行動またはその行動をとらざるを得ない状況になっていることがほとんどです。
それは、犬にとって適切な環境でなかったり、その行動を起こす環境になっていることが大きな原因であり、人間側に問題があります。犬を叱ったり、問題視する前に、原因を考え、人が環境を整えることが必要となります。
具体的に、問題行動としてよく挙がる行動、つまり、犬を飼ったら直面する可能性の高いお悩みとその原因・対策を見ていきす。
お悩み①吠え
【目的・原因】
犬は吠えることで自分の意思を伝えます。吠えるのは、何かしらの意思や要求があり、それらが満たされていないということなのです。【対策】
なぜ吠えているのか、しっかりと原因を見極めることが非常に大切です。
・ストレスや運動不足の発散は十分か
・お散歩や飼い主さんとの遊びは十分か
・寒くないか、暑くないか
・体調は問題ないか
・排泄はできているか
・新鮮なごはん・水は足りているか
・家やサークル等は愛犬にとって安心して落ち着ける場所か
・留守番を連日させていないか
犬を叱る前にあらゆる原因を考え、対応してあげましょう。
お悩み②噛み
【目的・原因】
犬は噛むことで発散をしたり、その物を確かめます。さらには、歯や顎の形を整えたりもしていると言われています。
噛むという行動は犬にとっては日常的に必要で当たり前の行動です。犬は噛んでも良いものと噛んではいけないものの判断はできません。身の回りにあるすべてが噛む対象です。【対策】
噛んでいいものをたくさん与え、噛んで欲しくないものは噛めない位置へ移動させるなど、環境を整えましょう。
お悩み③排泄
【目的・原因】
犬は人のようにトイレという概念がなく、寝床から離れた吸収の良い場所で排泄することを好みます。犬からすれば、人が決めた室内の数カ所でしか排泄が許されないというのは大変なことですし、覚えるのにも時間がかかることもよくあります。【対策】
トイレトレーニングは気長に、そして失敗しても犬を叱ったりせずに、少しずつでも見られる成長をおやつで褒めて伸ばして、トイレを覚えてもらいましょう。
お悩み④お散歩や外で落ち着かない
【目的・原因】
犬にとって外は、自分より大きな人や物・車・自転車・様々な音、知らない犬などがたくさんいて、恐怖の場となってしまうこともあります。
そのため、吠えたり、そわそわしたり、散歩では歩かない、逆に引っ張る、カフェなどに行っても落ち着けないこともあります。【対策】
外でも落ち着くトレーニングや、愛犬が何に対してどのように反応しているのかを把握し、それに徐々に慣れていく練習も大切です。
犬を飼えば人の生活も変わる(変えなければいけない)
犬も生き物です。毎日の散歩、遊び、トレーニング、ごはん、排泄の処理…と多くの時間がかかりますが、それらは基本的に飼い主さんが対応しなければなりません。
仕事も含め外出が多く、お留守番ばかりさせていれば、犬には大きなストレスがかかり、それに伴い人が考える問題行動が多く見られるようになります。さらにひどくなれば、身体的、精神的な病気にかかってしまう可能性もあります。
犬は本来ひとりで過ごすことが苦手です。留守番に向いていない生き物だということを理解し、お留守番を減らせるか、しっかりと向き合う時間が作れるか、それに伴い自分の時間が減っても大丈夫かを考えてください。
犬を飼えばお金もかかる
時間だけではなく、病院代やトリミング代、ごはん・おやつ代、おもちゃ、トイレシーツ代、エアコン代、プロに預ければトレーニング代やシッター代、加入すれば保険代など、多くのお金もかかります。
アニコム損害保険株式会社によると、犬に関する費用として一年間で約34万円かかったという調査結果もあります。犬の一生を15年とすると、単純計算で510万円です。シニアになると病院に行くことも増えますので、さらに費用がかかることも予想されます。
適切なケアや治療をするためにも、金銭的な余裕も重要です。
参考:アニコム損害保険株式会社
「ペットにかける年間支出調査 2020」
犬を飼う前にチェックしたいこと
これまで紹介してきたことを踏まえ、本当に犬を飼えるかどうか、以下の点をチェックしてみましょう。
- お留守番は1日4時間未満かつ週2~3程度か
- お留守番を長くさせる場合は、犬の保育園やペットシッターを利用できるか
- 毎日愛犬のお世話をしっかりできる時間とお金があるか、それに伴い自分の為だけの時間とお金が減っても大丈夫か
- 愛犬が病気になっても病院代を払えるか
- 自宅が犬の飼育可の物件か
- 旅行など一晩以上家を空ける場合は、愛犬をペットホテルに預けられるか
- エアコンで適切な温度・湿度管理ができるか
- 今後、結婚、出産、引越し、介護、転職、自分自身の高齢化などライフステージが変わっても一生飼い続けられるか
- 同居家族も含め犬アレルギーの人がいないか
- 犬の高齢化や病気など変化があってもお世話をする覚悟があるか
- 犬が噛んだり吠えたりと大変なことがあっても飼い続ける覚悟があるか
- 想定していたサイズよりも大きく成長しても飼える環境と覚悟があるか
- 万が一、自分の身に何かあった際に、飼ってくれる人がいるか
- どんなことがあっても一生大切にし、最期の時まで犬の尊厳を大切にし、過ごすことができるか
まとめ
犬にも命があり、意思があり、尊厳があります。犬は飼われた以上、本来犬としてはあり得ない生活を、人の生活に合わせて行動することとなります。そのため、人との生活に慣れるには多くの時間がかかり、失敗もします。
どうかこれらの点を忘れずに、犬を飼うと決めたら、迎えたその日から最期の時まで責任を持って、愛犬の一番の理解者、味方となり、愛犬も人も本当に幸せな日々を過ごしてほしいなと思います。
そして「飼わない」という選択もとても大切であるということを改めて書いておきます。
犬を飼う前にプロに相談!「飼う前カウンセリング」のすすめ
犬の「飼う前カウンセリング」をご存知ですか?これは犬を飼う前にプロに相談できるサービスです。
一度犬を迎え入れると、子犬から飼う場合は10年から20年間一緒に暮らすことになります。これから先の20年を犬と共に幸せに過ごしていけるのかどうか、飼う前に専門家のアドバイスを聞くことはとても有意義なはずです。
今回は、犬を迎える前にぜひ受けて欲しい「飼う前カウンセリング」についてご紹介します。
「飼う前カウンセリング」を受けるメリット
犬を飼うと大変なことを飼う前に把握できる
犬を飼う前は、かわいい犬との楽しい暮らししか想像できないかもしれません。
しかし、人に対する攻撃行動や無駄吠えなどの問題行動は、「飼った後」に初めて分かるものです。
こうした問題行動の予防や対処法を知らなければ、飼い主さんだけでなく犬にとっても大変なストレスになってしまいます。
「飼う前カウンセリング」で事前に犬の問題行動などについて学んでおけば、飼うこと自体を見直せるかもしれませんし、実際に飼った後もストレスが小さくて済みます。
飼い主さんに最適な犬が分かる
犬を飼った後に「思っていたのと違う」と感じてしまう場合、それは飼い主さんの年齢、家族構成、ライフスタイルや、どのように犬と暮らしたいのかという希望と、実際に飼った犬の特性や気質との「ミスマッチ」が考えられます。
飼い主のライフスタイルとの不一致の例
- 吠える習性の犬種を集合住宅で飼ってしまう
- マンションで飼うことの許されていないサイズの犬を飼ってしまう
- しつけや世話の難しい犬種を一人暮らしの人が飼ってしまう
- 充分な散歩ができない環境なのに、多くの運動量が必要な大型犬やとても活発な犬種を飼ってしまう
- 世話が行き届かないのに多頭飼いをしてしまう
飼う前の情報が不十分だったために、飼い主さんが世話やしつけに疲れてしまったり、犬にとって不適切な環境で過ごし続けることになってしまってはいけません。
自分のライフスタイルに合った犬はどんな種類なのか、自分は犬とどのように生活していきたいのかなど、犬を飼う前に正しい知識を身につけ、納得した上で迎え入れることで、問題行動を未然に防ぎ、犬とより良い関係を築くことができるのです。
「飼う前カウンセリング」はどこで受けられるの?費用は?
「飼う前カウンセリング」は、動物病院やドッグスクールなどで行われています。
すべての動物病院やドッグスクールで行われているわけではないので、一度、近隣の施設についてホームページなどで確認してみることをおすすめします。
カウンセリングは1時間で2000円前後のところが多いです。最低でも1時間は見積もって相談に臨みましょう。
「飼う前カウンセリング」のタイミングと準備しておくこと
こんな時にカウンセリングを受けよう
犬を飼う前の方なら、犬を飼うのが初めての方でなくても、どんな人でもカウンセリングを受けることができます。
①初めて犬を飼う、または久しぶりに犬を飼うとき
②犬を飼うかどうかまだ迷っているときや、どの犬種にするか迷っているとき
③決めている犬種の注意点やしつけの方法を知りたいとき
④犬を飼う前に何を揃えておけば良いのか知りたいとき
⑤すでに犬を飼っているが、新たに他の犬を迎え入れたいとき
カウンセリングを行うまでに考えておくこと
カウンセラーの方とスムーズに話ができるように、以下のことをまとめてから相談に行くことをお勧めします。
①なぜ犬なのか?なぜその犬種を飼いたいのか?
②犬を飼う目的は?(犬と一緒にどんな生活を送っていきたいのか?犬に何を求めるのか?)
③犬を迎える家族構成、住宅環境はどうなのか?
④犬にかけられる費用はどれくらいか?(予防や医療費、エサ代、トリミング代、保険料など)
⑤犬に関わることのできる時間はどれくらいもてるのか?
動物の5つの自由と飼い主のライフスタイル
「5つの自由(The Five Freedoms for Animals)」とは国際的に認められた、動物が人道的に扱われるための考え方です。
これは動物の基本的なニーズを満たし、動物が快適に、安心して安全に暮らすことができているかを確かめるための指標にもなります。5つの自由は下記の通りです。
- 飢え・渇きからの自由: 種類、健康状態、年齢に合ったフードと新鮮な水を与える。
- 痛み・病気・怪我からの自由: 怪我や病気をした際には適切な治療を受けさせる。怪我や病気の予防を行う。
- 不快からの自由: 清潔で安全な環境と快適と思える場所の提供。
- 本来の行動が取れる自由: 動物の本能や習性に沿った行動ができるように工夫をする・
- 恐怖・抑圧からの自由: 身体的・精神的な恐怖や抑圧を受けないように、適切な対応を行う。
動物にとって、日常的にこれらの自由を享受できない時間が続くことがないように、飼い主側が対応することが大切です。しかし、飼い主のライフスタイルが合わないとどうしても対処しきれない場面が出てきてしまうかもしれません。
だからこそ、飼い主のライフスタイルと犬の特性をマッチさせることが重要になります。自分のライフスタイルに合う犬種がいないと分かった時には、飼うことを諦めるのも、不幸な結果を招かないための1つの選択肢です。飼い始めてからでは後戻りはできません。
まとめ
飼う前カウンセリングによって、あなたが一目惚れした犬は、もしかしてあなたのライフスタイルには合わないと判断されるかもしれません。
これはとても悲しいことですが、あなたとあなたの新しい家族が、共に生涯幸せであるかどうかを一番に考えて、不幸な不一致を防ぐようにしましょう。
犬を飼うと、それまでのライフスタイルは大きく変わることになります。引越しをするなど、犬のためにライフスタイルを変えることが難しい人が大半だと思います。従って、犬を飼う場合には、自分の生活パターンに適した犬を選ぶことが必要になります。
「飼う前カウンセリング」を受けることによって、今から迎え入れようとしているワンちゃんのことをじっくりと考えることができます。加えて、「犬を飼うということ」を家族でしっかりと話し合うきっかけにもなるのではないでしょうか。
【ハムスターと一緒に暮らす】3年間でいくらかかるの?
小さくて魅力的なハムスター。「一緒に暮らしたい!」と思う方も少なくないのではないでしょうか。
ハムスターと一緒に暮らす計画を立てる上で、知りたい情報の1つは費用だと思います。
こちらの記事では、ハムスターを飼うと、何にどれくらい費用がかかるのかご紹介します。
ハムスターを3年飼ったら約6万円
ハムスターの平均寿命は、種類によって異なりますが、約2〜3年間と言われています。
もし、平均寿命である3年間、一緒に暮らしたら、約6万円かかると考えられます。
どのようなことにこの費用がかかるのか、詳しく見ていきましょう。
ハムスターを迎えるための費用
ハムスターをお家に迎える代表的な方法はこちらです。
- ペットショップやホームセンター等で購入
- 里親になる
里親になる場合は、お金がかからない事が多いです。
ペットショップやホームセンター等で購入する場合のお値段は、約1000〜3000円です。種類によっては、1000円未満であったり、3000円を超える場合もあるかもしれませんが、1万円を超える事は滅多にありません。
犬や猫などと比べると安いと感じるかもしれませんが、命を預かることには変わりありません。責任をもって、最後まで育てられるという方は、1度家族になるハムスターと実際に会ってから決断することをおすすめします。
飼う前〜飼い始めにかかる準備の費用は約1万円!
飼う前〜飼い始めの時には、以下の物を準備すれば、すぐに一緒に暮らす事ができます。
準備するもの | 値段 |
---|---|
飼育ケージ | 約3000〜4000円 |
巣箱 | 約500〜1000円 |
回し車 | 約1000〜2000円 |
床材 | 約300〜1000円 |
トイレ | 約300〜1000円 |
トイレ砂 | 約500〜2000円 |
砂浴び場 | 約300〜500円 |
砂浴び砂 | 約200〜1000円 |
給水ボトル | 約200〜1000円 |
餌皿 | 約200〜1000円 |
ペット用ヒーター(冬) | 約1500〜3000円 |
ごはん | 約500〜1000円 |
(※ここであげている値段は、あくまで目安ですので、物によってはお値段が大きく違う場合もあります。)
大体1万〜1万5千円くらいで、揃える事ができます。一緒に暮らすハムスターに合ったものを選びましょう。
飼育ケージ
ハムスターを飼うためには、まず、飼育ケージが必要です。
1つ1つにこだわりたい方は、シンプルなものがおすすめです。
1つ1つ中に置くものを揃えるのが大変だと感じる方には、回し車や給水ボトル等がセットになっているケージもありますので、そういったものを検討されてみてはいかがでしょうか。
巣箱
ハムスターは、狭い場所が好きで、安心できると言われています。ハムスターが安心できる場所として、巣箱を置いてあげましょう。
回し車
回し車は、運動不足とストレス対策で必要になります。
ハムスターは夜行性なので、音がうるさくないものがおすすめです。また、ハムスターのサイズに合ったものを選んであげましょう。
床材
ハムスターのケージの床には、床材を敷いてあげる必要があります。
床材には、ウッドチップ(広葉樹・針葉樹)や紙、土等の種類があります。お金をかけたくない場合は、新聞紙等、不要な紙を細かく切って代用することもできます。
こまめに取り替える消耗品なので、1度にたくさん買った方がお得な場合もあります。
トイレ
ハムスターはトイレを覚えてくれることもあります。安心して排泄する事ができるトイレを置きましょう。中にはトイレ砂を入れます。
トイレ砂
トイレ砂には様々な種類があります。なんと、消臭機能を持った砂もあります。ハムスターに合ったトイレ砂を用意してあげましょう。
砂浴び場
ハムスターも砂浴びをします。これは、主に身体を清潔にするためや、ストレス解消のため、爪を研ぐために行います。砂浴び用の砂を入れ、ハムスターが実際に砂浴びをする場所を用意してあげます。
砂浴び砂
砂浴びに必要になりますので、砂浴び用の砂は、トイレの砂とは分けて用意しましょう。
給水ボトル
ハムスターの水分補給のために必要です。ケージについているものが一般的です。
ごはん
主食はペレットで、副食として野菜等をあげます。餌皿に入れて、ケージの中に置いてあげましょう。
餌皿
ごはんを入れる容器です。
ペレットの他に、野菜等をあげることを考えると、1つではなく2つ以上用意しておくと便利です。乾燥している食べ物とそうでない食べ物は分けましょう。
ペット用ヒーター(冬)
ハムスターは寒さに弱い生き物なので、室温を調整したり、ペット用のヒーターを活用しましょう。
飼い始めてから毎月かかる費用は約1500円
飼い始めてからは、足りなくなった以下のものを買い足していきます。
- ごはん
- 床材
- トイレ砂
- 砂浴び砂
- 光熱費(気候によって変動が激しいので省略)
ハムスターは体が小さいので、ごはんを食べる量はそこまで多くはありません。2ヶ月に1度買い足すくらいでちょうど良い事が多いです。その事をふまえると、一月あたり、かかっても1500円程度であると考えられます。
また、暑い夏や寒い冬は、ハムスターのためにエアコンなどで温度調節をする必要があります。その光熱費は、暮らしている環境によって異なりますので、今回1か月間の費用の中には含めていません。
予想外の出費の可能性も。
ハムスターも生き物ですから、突然予想外のトラブルが起こることもありえます。
例えば、病気や怪我をしてしまったときには、治療費がかかります。また、ハムスターのような小動物を扱える動物病院は非常に少ないため、近所に診てもらえる病院がないかを事前にチェックしておくと良いでしょう。
予想外の出費も視野に入れて考える事が大切です。
ハムスターとの幸せな毎日のために。
犬や猫と比べると安価だと感じる方も多いようですが、それでもある程度のお金はかかります。
ただ、ハムスターとの生活は、お金には代えがたい素敵な時間です。
ハムスターと飼い主さんの幸せのために、「最後まで責任をもって共に暮らせるか」を、お金のことも視野に入れながら、検討することをおすすめします。
猫を迎える前に準備しよう!必要なものリスト。
猫ちゃんとの新しい生活を始める皆さん、おめでとうございます。
初めて猫ちゃんを迎える時は、楽しみであるのと同時に、準備がしっかりとできているのか不安になりますよね。
そこで、こちらの記事では、「猫を迎える前に準備しておきたいもの」をご紹介します。
迎える前に準備するもの5つ
ここでは、猫ちゃんを迎えてからすぐに必要になるものをご紹介します。迎える前に準備しておくと安心です。
①猫用食器
猫用食器は、「飲み物用」と、「食べ物用」の2種類が必要です。人間が毎日食事をとるように、猫ちゃんも毎日食事をします。
ただ、猫ちゃんは、食器が気に入らない場合、食べ物を食べなくなることもあるということを知っておきましょう。
猫ちゃんが食器を気に入ってくれるかどうかは、実際に食べてもらわなければ分かりませんが、好んでもらえる確率が高い食器をあらかじめ用意しておくことはできます。
以下の記事では、猫用食器の選び方をご紹介しています。
「猫ちゃんが好む食器はどんな食器なのか」ということについて、興味のある方はぜひご参照ください。
また、以下の記事では猫用食器の洗い方をご紹介しています。
猫用食器専用の洗剤や、猫用食器のためのスポンジを用意することをオススメしています。予め用意しておいても良いかと思います。
②トイレ・猫砂
猫ちゃん用のトイレと、その中にいれる猫砂は生活する上で必須のアイテムです。トイレの形や猫砂の種類はかなり豊富です。初めて選ぶ方は迷ってしまうかもしれません。
下の記事では、猫砂の種類やその特徴についてご紹介しています。最初の猫砂を何にするのか悩んだら、参考にしてください。
また、形も様々です。おしゃれな猫のトイレもあるようですので、インテリアにこだわりのある方は、ぜひご参照ください。
③キャットフード
手作りや市販のものが考えられますが、しっかりとした知識をお持ちでない限り、まずは市販のものがオススメです。市販のものでも、「総合栄養食」と表記されたものを必ず用意しましょう。
また、新しく選んで購入するのも良いのですが、可能であれば、猫ちゃんが幼少期に食べていたフードを用意しておくと安心です。その猫ちゃんを育てた方に聞いてみると良いでしょう。
キャットフードは、その保存方法にも注意する必要があります。以下の記事で、おすすめの保存方法についてご紹介しています。保存について心配の方は、記事を参考にしながら、予め保存用アイテムをご用意ください。
④キャリーバッグ
猫ちゃんをおうちに迎える時に、キャリーバッグで運んでくる予定の方は、すぐに使用するアイテムとなります。
他にも、病院へ連れて行く時や、災害の時等、様々なシチュエーションで役立ちますので、買っておくと良いかもしれません。使用する際には、中にペットシートを敷くと安心できます。
こちらの記事では、猫用キャリーバッグのおすすめをご紹介しています。キャリーバッグを選ぶときのポイントについても書かれていますので、気になる方はご参照ください。
⑤爪とぎ
猫ちゃんは爪とぎをします。爪とぎによって、家の壁やソファなどの家具がどんどんダメになっていくといった話はよく聞きます。ですから、爪とぎが出来る場所を用意してあげる必要があるのです。
必ずその爪とぎの場所でやってくれるとは限りませんが、少なくとも様々な家具にガリガリしてしまうのを減らしたり・防ぐことができます。
もちろん、猫でもしつけをすることは可能です。爪とぎをしても良い場所を用意し、そこで爪とぎをしてもらうようにすれば、家具など生活用品へのダメージも軽減することができます。
下の記事では、猫の爪とぎの選び方・おすすめをご紹介しています。タイプ別に詳しく書かれているので、「何が良いのかわからない・・・」という方はぜひご参照ください。
後々必要になるもの
- 爪切り
- 猫用ブラシ
爪切りや、猫用のブラシは、後々必要になることが多いです。
爪を切らなければ、家の中の爪研ぎの被害が拡大します。こまめに伸びていないか確認すると良いでしょう。
また、慣れていないと、猫ちゃんの爪を切るのは大変かもしれません。「出来ないかも」「怖いので、誰かに頼みたい」と感じたら、必ず獣医さんにお願いしましょう。
爪切りのお手入れ方法は以下の記事でご紹介しています。
また、猫用ブラシもおうちに1つあると良いと思います。こまめにブラッシングしてあげることで、抜け毛などを防ぐことができます。
猫用ブラシに迷ったら、以下の記事でおすすめの猫用ブラシを紹介していますので、参考になさってください。
あると便利なもの
- ケージ
- 猫用ベッド
- キャットタワー
- おもちゃ
- 消臭グッズ
- ロールクリーナー
- 猫草
ケージや猫用ベッドは、最初に用意しておくと良いものですが、猫ちゃんが使わないこともあります。必ず用意しなければならないという訳ではありませんので、こちらでご紹介しました。
何年も共に生活をするうちに、「我が家に必要なもの」が分かると思いますので、最初から全てを購入する必要はないと思います。
「あると便利なもの」は、必要だなと感じたり、試してみたいと感じたら、購入してみてくださいね。
始めから完璧を目指さず、徐々にでも大丈夫ですよ。
猫は好き嫌いがはっきりしている
猫ちゃんは好き嫌いがはっきりしています。また、飽きやすくて気まぐれです。
せっかく用意したとしても、気に入ってくれなければ、そのグッズに出番はありません。気に入ってくれたとしても、すぐに飽きてしまうこともあります。
しかし、それでも猫ちゃんのために、猫ちゃんに合ったものをあげて欲しいのです。トイレや食器を気に入らない場合、それが猫ちゃんの健康を妨げることにもなるからです。
猫との楽しい生活を。
初めて猫ちゃんを迎えようとしているあなたのお役に立てましたか?
これから一緒に暮らす猫ちゃんのためにも、準備万端で迎えてあげてくださいね。
【うさぎは”ストレスに弱い”】飼う時気をつけることって?
近頃、人気を集めている”うさぎ”。
実は、とっても繊細で、ストレスに弱い生き物であることをご存知でしょうか?
それ故、人によっては「うさぎは飼うのが大変」と感じている人もいるようです。
うさぎは繊細で”ストレス”に弱い!?
うさぎは元々自然の中で捕食される側の動物のため、臆病でストレスをためやすい動物であると言われています。
ストレスがたまると、体調を崩し、死んでしまう可能性もあります。
そのストレスを、ギリギリまで表に出さない場合もあるので、飼い主さんは常にうさぎの体調を気にかけてあげる必要があるのです。
では、うさぎにストレスを与えないためには、どうすれば良いのでしょうか?
【できること①】 飼育環境を整える
うさぎは、飼育環境が整備されていないとストレスを感じてしまいます。以下のことに特に気をつけましょう。
適切な温度
うさぎは暑さや寒さに弱い動物です。18〜24度くらいの室温を保ってあげましょう。
エアコンの風が直接当たらないか、直射日光が当たらないかも気をつけてくださいね。
水の補充と餌やり
脱水症状を起こさないように、水が減っていないか気にしてあげましょう。また、空腹が続くこともストレスにつながります。
水と餌、両方気にかけてあげてくださいね。
ケージは綺麗に保つ
ケージの中はこまめに綺麗にしてあげましょう。
うさぎは臭いにも敏感です。トイレの掃除もこまめにするのがオススメです。
静かな環境を作ってあげる
うさぎは他の動物から身を守るためにも、聴覚が発達しています。些細な音でもずっと鳴り続けているとそれがストレスになることも。
なるべく静かな環境を作ってあげましょう。
【できること②】 他の動物と急に接触させない。
うさぎは捕食される側の動物ですから、他の動物と急にご対面すると、ストレスを感じてしまいます。
犬などと全く一緒に暮らせないということはないですが、急に一緒にするのはやめた方が良いでしょう。
最初はゲージに入れたまま接触させる等して、どうしても相性が悪いならば、飼育場所は分けましょう。
【できること③】 適度に触れ合う
うさぎは、よく”寂しがりや”と言われますが、その通りで、一人暮らしなどであまりにも構ってあげられないと、それがストレスになってしまう場合があります。
大好きな飼い主さんと遊ぶ時間を1日に30分〜1時間程度設けてあげましょう。
しかし、逆に構い過ぎてしまうと、それがストレスになってしまうこともあります。適度に遊んであげることが大切です。
【できること④】 運動させてあげる
一日一回はゲージから出して運動させてあげると、ストレス発散になります。
うさぎが怪我をしない環境を整えた上でケージから出してあげましょう。
また、うさぎにかじり木は必須です。かじるものをゲージの中に必ず入れましょう。
【できること⑤】 新しいことにはゆっくり慣れさせる
新しく家に迎えたとき等、新しいことをする時は、急にしつこく触ったり、無理やり何かするということがないようにしましょう。
うさぎは、急な環境の変化にストレスを感じやすいのです。
ストレスがあると起こす行動
- 食欲不振
- 後ろ足を地面に叩きつけて音を立てる(スタンピング)
うさぎの体調不良やストレスのピークはわかりにくい場合もあります。
毎日お世話をする中で、上のような行動をとっていないか、よく観察して、気づいてあげましょう。
うさぎの長生きのために。
うさぎの感じるストレスと寿命は大きく関係しています。
自然のうさぎの寿命が3年程度なのに対して、飼育されているうさぎは長くて15年程度生きることを考えても、この差は大きいと言えます。
大好きなうさぎと長く暮らすためにも、”ストレス”をなるべく与えない暮らしを心がけていきましょう!
質問にお答えしました
とてもうるさい音があったり、大きな音が結構毎日続いているのですが、うさぎを大きな音から避けるためには方法がありますか
コメントありがとうございます。
大切なうさぎを音から守り、ストレスを少しでも無くしてあげたいという飼い主さんに、以下の方法をご紹介します。
ケージにバスタオルや毛布をかける
一番すぐに実行できるのがこの方法です。
しかし、夏場にエアコンがかかっていない部屋で行うと、ケージ内の温度が上がってしまうので気をつけましょう。また、かじり癖のある子だとバスタオルや毛布をかじってしまうかもしれませんので注意してください。
ダンボールと防音マットを用いてケージを囲う
ちょうどいいサイズの防音カバーがなければ自分で作っちゃいましょう!
ダンボールをケージより少し大きいサイズに組み立て、そこに防音マットを貼り付けます。
少し手間はかかりますが、大切なうさぎのために手間は惜しまない!という方はぜひ試してください。ただし、完全にダンボールとマットで覆ってしまわないように、空気の通り道は必ず確保してくださいね!
うさぎは環境の変化にも敏感な生き物です。防音に気を取られて、空気がこもってしまったり、暗い時間が増えたりすることでもストレスになりかねないので、最初は様子を見ながら試すようにしてください。
また、もし大きな音がする時に一緒にいられるようであれば、撫でたり、話しかけたりして、うさぎを安心させてあげるといいかもしれません。
参考になりましたか?
また疑問点などありましたらコメントをいただけますと幸いです。
うさぎにかかる費用っていくら?「7年で50万円かかる!?」
「うさぎと一緒に暮らしたい!でも、金銭面が不安・・・」
何か生き物と一緒に暮らすとなれば、日々の生活費が膨らんで行くのは間違いありません。心配ですよね。
こちらでは、これからうさぎを飼おうと思っている方向けに、かかる費用をまとめてみました。
うさぎを7年飼ったら約50万円!
うさぎの平均寿命は6〜7年と言われています。
しかし、環境や種類によって、寿命が3年〜15年と振り幅が大きいです。
今回、平均寿命である”7年間”うさぎと一緒に暮らしたらいくらかかるのか調べたところ、約50万円であることがわかりました。(目安)
以下に詳細をまとめていますので、みていきましょう!
うさぎを迎えるためのお値段は?
うさぎ1羽をおうちに迎えるために、購入したり、譲り受けたりする選択肢があるので、それによっても値段は大きく変わります。
- ペットショップ:3千〜4万円
- 専門店:4〜10万円
- 里親:無料
高齢のうさぎほど安い値段で取引されています。また、種類によって10万円以上の場合も。
専門店は、飼い始めた後も相談に乗ってくれたり、うさぎの健康状態も良好な場合が多く、安心だという飼い主さんも多いです。それも含めたお値段というわけですね。
飼う前〜飼い始めにかかる準備の費用は3万円!
うさぎをおうちに迎える前の準備の段階で、費用は、約3万円程度かかります。
内訳は以下です。
- ケージ:約10,000円
- キャリーケース:約5,000円
- すのこ:約2,000円
- 巣箱:約5,000円
- 牧草入れ:約1,500円
- 食器:約1,000円
- 給水器:約1,000円
- トイレ:約1,500円
- トイレ砂:約1,500円
- かじり木:約500円
- ブラシ:約1,000円
- 爪切り:約1,000円
こちらの計算で参考にした商品が載っている記事は以下です。ぜひご参照ください。
他にもリードや掃除用具でお金がかかるので、しっかり揃えようと思えば、約4万円程度が予想されます。
飼い始めてから毎月かかる費用は約5千円
うさぎを毎月飼育するのにかかる費用は、約5千円程度です。
内訳は以下です。
- 食費(ラビットフード・牧草・等):約3,000円
- 消耗品費(トイレ砂・等):約1,500円
- 光熱費:(気候によって変動が激しいため省略)
光熱費は、特に夏/冬に跳ね上がります。
うさぎは暑さや寒さに敏感なので、エアコンなどで空調には気を使ってあげる必要があります。
暑さ・寒さ対策のグッズも販売していますので、どうしても光熱費が気になる方はそういったグッズの購入も検討してみてくださいね。
予想外の出費も覚悟する
うさぎは生き物ですから、突然予想外のトラブルが起こることもありえます。
例えば、病気や怪我をしてしまったときには、治療費がかかります。
そういった時にも、焦らず対処できるお金の管理力が必要です。
うさぎとの幸せな生活のために。
うさぎさんとの生活、シミュレーションできましたか?
一人家族が増えるわけですから、お金はもちろんかかります。
しかし、金銭面にばかりとらわれてしまうのはとても残念なことです。
同時にかけがえのない癒しの日々も待っていますよ!
【はじめてのうさぎ!】飼う前に揃えるものまとめ。
飼う前に揃えるべきものって?
最近一人暮らしの女性を中心に人気の”うさぎ”。
「我が家の一員に迎える心構えはできたけど、具体的に何を用意すればいいのかわからない・・・」
そんな方のために、うさぎを迎える前に揃えておくべきグッズをまとめてみました!
⑴キャリーケース
ウサギが入る入れ物です。移動やお出かけ時に活躍します。
うさぎを受け取る場所からおうちへ連れていく時にも使用します。
キャリーケースがない場合は箱に入れてくれるお店もあるようですが、キャリーケースかキャリーバッグの持ち込みが推奨されています。
⑵うさぎの住環境で必要なもの
ケージ
ケージはうさぎのおうちです。うさぎの体長に合ったものを選びましょう。
夜に寝る時や、飼い主さんが家を空ける時には必ずうさぎさんはおうちに入れてあげてくださいね。
すのこ
ケージの床に敷くものです。
すき間が大きい網目のケージは、うさぎが足を引っかけて、痛めてしまうことがあります。そのようなことがないよう、すのこを引いておきましょう。
巣箱
ケージの中に置く「うさぎの隠れ家・プライベート空間」です。寝る時などに入ります。
⑶食事で必要なもの
牧草入れ
うさぎの主食・牧草を入れるものです。
様々な特徴を持つものがありますが、飼い主さんとうさぎさんの好みで選んでみてください。
食器
ラビットフード・ペレット(補助食)を入れるための食器です。
固定できるものか、重いものだと、ひっくり返されないので、管理が楽チンです。
給水器
うさぎにお水をあげるためのものです。毎日お水は交換しましょう。
ボトル式で吊るすものを使用している飼い主さんが多いです。
⑷排泄時に必要なもの
トイレ
うさぎはトイレを覚えることができますので、用意してあげましょう。
決まったところで排泄をしている場合、トイレをそこに置いてあげると、早く覚えてくれることも。
トイレは毎日お掃除してあげてくださいね。
トイレ砂
トイレに敷いて使用します。うさぎの場合、ヒノキなど木からできた砂が多いです。
トイレ砂を敷くことでトイレの汚れや排泄物の臭いを抑制します。
⑸かじり木
うさぎは”かじる”習性があるため、かじっても良いものが必要です。
そのかじっても良いものが「かじり木」です。
かじっても良いものは、常に1つはケージに置いておきましょう。
⑹お手入れで必要なもの
グルーミング用品
うさぎの体を綺麗にする上で、ブラッシングが重要になりますので、”ブラシ”を用意しましょう。
うさぎとのコミュニケーションの上でも大切なものなので、定期的にブラッシングしてあげてくださいね。
爪切り
うさぎの爪を切るためのものです。犬・猫用でも問題ありません。
もちろんですが、うさぎの爪は伸びますので、1ヶ月〜2ヶ月の間に1度は爪を切ってあげましょう。
うまくできない場合は、動物病院などでも切ってくれますので、お願いしてみましょう。
他にもグッズはたくさん!少しずつ揃えましょう。
うさぎと一緒に暮らす上で、他の飼い主さんが使用しているグッズは、まだまだあります。
- リード(散歩の時に必要)
- サークル(ケージとは別の入れ物)
- 保温/冷却用品(夏/冬に必要)
- 温湿度計
- 掃除用具
この他にももちろん様々ありますが、うさぎと仲を深めながら、環境を整えていきましょう!
うさぎとの新生活!
新しい家族を迎える前ってとってもドキドキしたり、嬉しかったり。
これから始まるうさぎさんとの生活が、輝かしいものになりますように!