猫と暮らすと癒されて健康になる?!飼い主さんのメリットを紹介

猫を飼っていると「癒される」と多くの飼い主さんが思っているのではないでしょうか。猫の柔らかく温かい体に触れているだけで、心が落ち着きますよね。

実際に、猫が人間の健康や心にもたらすさまざまなメリットについて研究が進んでいます。今回は人が猫と暮らすメリットについての研究を紹介、解説します。

猫といると癒されて幸福感が高まる

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大きなメリットは「猫に癒される」ことでしょう。猫を撫でるなどの触れ合いによって「オキシトシン」というホルモンが放出されると考えられています。そのため、気持ちが落ち着いたり不安が軽くなったりすることが期待できるのです。

オキシトシンは、分娩時に子宮を収縮させたり母乳の分泌を促したりする働きがあることで知られていました。さらに人と人の触れ合いや愛着、社会活動に深く関係するホルモンでもあり、ストレスの緩和や不安の軽減にも関与しています。

2015年には、「人と人」だけでなく「人と犬」との間でもオキシトシン分泌されることが報告されています。この報告により、信頼関係にある人と犬ではアイコンタクトが増え、双方にオキシトシンが分泌されることが判明しました。

猫の場合も、撫でて触れることでオキシトシンが分泌されると考えられています。ただし、飼い主側の一方的で強引な触れ合いでは、効果はないかもしれません。猫も人もリラックスしていることが重要でしょう。

子どもたちの心を癒す猫

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猫は子どもの情操教育や命の教育、コミュニケーションにも良いといわれています。

たとえば、不登校や引きこもりの心配がある子どもにとっても猫は大きな存在です。
実際に不登校の子どもたちを受け入れている長野県動物愛護センター「ハローアニマル子どもサポート」では、猫をはじめとする動物の存在が子どもたちの心理状態の改善や自我の安定に役立つと報告しています。

「子どもサポート」にいる動物は、長野県内の保健福祉事務所から引き継いだ犬や猫、センターが飼育するウサギやモルモット、ヤギなどです。特に、勝手で自由気ままな行動をする猫が、緊張している子どもたちをなごませる存在になっています。

同センターの所長は、

「同じ空間にただいるだけでいいのだ」
(引用:松澤 淑美 【医学系】動物が人を癒すメカニズム~人と動物の絆~ バイオフィードバック研究 2021 年 48 巻 2 号 p. 67-71

と述べています。
犬のようにアイコンタクトやお手などは必要ないので、無理に仲良くなろうと思わなくてもいいところがポイントのようです。

コミュニケーションをとる猫

しかし、「ミケ」という猫だけは、自分から子どもにコミュニケーションを取っていると報告しています。数多くの施設見学者のなかから、ひきこもりなど支援の対象になる子どもを見分けて真っ先にすり寄って甘えるとか。「ミケ」に甘えられた子どもたちは「また来たい」と話すそうです。

「ミケ」は瀕死の状態で保護された猫。その猫が、ひきこもりの子に一歩踏み出す勇気を与えるというのも不思議なものを感じます。もちろん同センターでは、犬も子どもたちを元気にする大切な存在です。

高齢者の孤独感が消失して情緒が安定する

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高齢者の方にとっても、猫は元気を与えてくれます。一般社団法人ペットフード協会によると65歳以上の高齢者へのアンケート結果では、犬や猫を飼っているグループの方が飼っていないグループに比べて「通院回数が少ない」「孤独感やストレスを抱えていない」という回答が多くありました。

「情緒が安定するようになった」という回答は、犬を飼っている高齢者の40%に対し猫を飼っている高齢者は49%と大きく上回っています。

高齢の方にとっても、猫は孤独感やストレスを解消するコンパニオンアニマルといえるでしょう。一人暮らしの高齢者の方が猫を飼うことは、大きなメリットがあると考えられます。しかし、高齢の方の突然の入院などトラブル発生時の課題が残ります。

飼い主さん自身が、ペットシッターなどあらかじめトラブル発生時に来てくれる人を探しておくなど準備も必要です。近所の人や友人知人など、周囲の声掛けなども欠かせません。

猫を飼うと健康上のメリットが期待できる

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猫の飼育が、人の健康にもメリットをもたらすといわれています。ここでは2つの研究結果をご紹介します。

猫を飼うと血圧が下がる

「高血圧症の治療を受けているニューヨークの株式仲買人が、猫や犬を飼ったところ血圧が安定した」というニューヨーク州立大学による研究結果が、1999年アメリカ心臓協会の年次大会で発表されました。

この実験に参加したのは、喫煙歴がなく高血圧の症状(140/90/ml以上)がある男性24人、女性24人の株式仲買人です。彼らは過去5年間一人暮らしをしており、ストレスにさらされる仕事を行っています。ペットは飼育していません。無作為で薬のみの治療を行うグループと、猫や犬を飼うグループに分けそれぞれ半年間過ごしました。

半年後、ストレスがかかる暗算やスピーチなどのテストを行いました。犬や猫を飼っていないグループは薬物治療で血圧が下がっていたものの、テストによって血圧が上昇しました。

一方、犬や猫を飼っていたグループでもテストによって血圧は上昇しました。しかし、犬や猫を飼っていないグループに比べて、上昇した値は半分程度だったのです。

仕事では、緊張するシーンが多くストレスもたまりやすかったでしょう。犬や猫と暮らすことで緊張感がほぐれた結果、血圧も上がりにくくなったとも考えられます。

心疾患や脳卒中による死亡リスクが減る

アメリカで、「猫の飼育によって心臓発作の死亡リスクが約30%低下する」という研究報告が2009年に発表されました。

猫を飼っている人や猫を飼っていた人、犬を飼っている人、飼っていない人など4,435人を20年間追跡したところ、「猫を飼っていない人に比べ猫を飼っている、あるいは飼っていた人は心筋梗塞などで死亡するリスクが低い」という結果が得られました。

興味深いのは、ペットを飼ったことのない人よりも、かつて猫を飼ったことがある人のほうが死亡リスクは低いという結果です。猫の存在はそれだけ人にとって大きなものなのでしょう。

猫との暮らしで癒されるとストレスが減る、不安が少なくなるといったメリットが心臓病など深刻な病気を減らすのかもしれません。

猫の動画を見るだけでも癒される?

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興味深いことに、猫の動画を見るだけでも気持ちが前向きになり、エネルギーが高まるという研究報告があります。これは2015年インディアナ大学の研究者が約7,000人を対象に調査したものです。参加者らは、猫の動画を見たあと「不安やいら立ち、悲しみなどが少なくなった」「エネルギッシュで前向きになった」など報告しています。

「やるべきことを先延ばしにした罪悪感よりも猫の動画を見た喜びの方が大きい」などの意見もありました。仕事中に動画を見ても、猫の動画ならそれほど罪悪感がないのかもしれません。ちなみに参加者のうち約36%が猫好きで、60%が猫と犬どちらも好きということでした。

住宅事情などで猫を飼えない人も、猫の動画を見ることで元気になれそうです。

猫への依存し過ぎに注意しよう!

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猫との暮らしには、これまで見てきたようにさまざまなメリットがあります。一方で、猫への依存し過ぎにも注意が必要です。常に猫が心配で短時間の外出しかできなくなるなど、自分自身の生活がままならない状態になる恐れもあります。

いつでもべったり一緒だと、猫も飼い主さんに依存するようになりがちです。そうなると、ちょっとした留守番でも大きなストレスになり「鳴き続ける」「粗相をする」などの行動を起こすかもしれません。

ペットに依存しやすい人は、対人関係のトラブルを持ちやすく幸福感が低めという報告もあります。

猫は自分に癒しをくれるだけでなく、「家族など人々とのコミュニケーションにも役立つ」と言われていますので、人間関係を円滑にすることにも目を向けることで依存するリスクは減ります。もともと猫は単独行動をする動物です。猫からもらうたくさんのメリットに感謝しつつ、ほどよく距離感を保って生活するといいですね。

猫の爪の抜け殻って?猫の爪が剥がれ落ちる理由と気をつけたいこと

猫の爪が床に落ちているのを見たことがあるでしょうか?
初めて見ると、怪我をして折れたのかもしれないと驚くかもしれません。しかし、これは猫にとって自然なことです。
猫には、爪の外側が定期的に剥がれ落ちるという面白い特徴があるのです。

今回は、猫の爪の「抜け殻」について、剥がれ落ちなかった際の注意や猫の爪研ぎの重要性も併せてご紹介します。

猫の爪の抜け殻って?

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薄く白っぽくお米の粒のような猫の爪の抜け殻が、床の上や爪研ぎに落ちていることがよくあります。
丸ごと落ちているのではないかと驚くこともあるかもしれません。

しかし、猫の爪が剥がれ落ちることは自然なことのため、心配の必要はありません。

猫の爪は何層にも重なっている

猫の爪は何層にも重なっており、外側に行くほど古い層になります。
この外側の層を剥がすことで、ツルツルとして、柔らかく割れにくい新しい爪の層を表面に出すことができるのです。

爪を研いでいる間や走っている時など、爪に力が入った際に剥がれ落ちることが多いです。また、猫が自分で爪を噛んで剥がすこともあります。
猫の爪の脱皮と呼ばれることもありますが、爪が大きく成長するわけではないため正確には脱皮とは異なります。

また、神経の通っていない爪の外側が剥がれ落ちるだけなので、痛みはありません。
自然と剥がれ落ちるため、飼い主さんが無理に剥がすことはやめましょう。

猫の爪研ぎの理由

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猫の爪研ぎには、いくつか役割があります。

1.古い層を剥がして常に鋭くする

猫は、爪研ぎで爪の古い外側の層を剥いで、新しい層を表面に出します。
爪研ぎと言っても、爪をヤスリで削って尖らせているわけではないのです。

これは狩りをする際に常に良い爪を維持する目的の他に、カーペットなどに爪が引っかからないよう、伸びすぎた爪をお手入れする意味もあります。

2.マーキング

猫の肉球には、強い匂いを放つ分泌腺があります。爪研ぎをすることで匂いを付け、自分の縄張りを主張しています。
背伸びをして高い位置にマーキングをすることで、自分の大きさや強さをアピールします。

3.リラックスや気分転換

ストレスを感じた時や寝起き、トイレ後などの興奮した時などに、爪研ぎをして気分転換やリラックスをしています。
環境の変化があった時、ストレスを感じているかどうかを見分ける1つのポイントとなります。

4.飼い主へのアピール

飼い主の関心を引くために、飼い主の近くで爪研ぎをしてアピールすることがあります。
かまってほしい、遊んでほしいというサインかもしれません。そんな時はたっぷりと遊んであげるとよいでしょう。

猫の爪が剥がれ落ちないとどうなる?

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猫の爪が剥がれ落ちることは正常だということがわかりました。それでは、逆に猫の爪が剥がれ落ちないとどうなってしまうのでしょうか?

猫は歳をとると、爪を頻繁に研ぐ体力がなくなったり忘れてしまったりするため、爪研ぎの回数が減ります。
すると、爪が剥がれ落ちる機会が減り、爪が硬く分厚くなります。その結果、研いでも爪が剥がれ落ちにくくなるという悪循環に陥ってしまいます。

爪が伸びたままだと危険

爪がどんどん伸びて厚く硬くなってしまうと、歩くとかちゃかちゃと音が鳴ったり、爪が肉球の中に引っ込まなくなったりしてしまいます。
そのまま放置してしまうと、爪の先が曲がって肉球に刺さってしまうなど、猫の体に負担がかかってしまいます。

これを防止するためにも、定期的に爪を切ることが大切です。爪を切ることで、古い層が剥がれ落ちやすくなり、ひび割れも減ります。

剥がれた爪に血がついていたら

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落ちている猫の爪に血がついていた場合は、どのようなことが考えられるでしょうか?

いわゆる猫の爪の脱皮の場合は、剥がれ落ちても痛みはなく、血も付着しません。古くなった爪の外側には神経や血管は通っていないからです。

そのため、血がついた爪が落ちている場合は、爪が根本から折れてしまっていることが考えられます。カーペットやカーテンなどに爪を引っ掛けて折れてしまった、あるいは、爪切りの際に深く切りすぎてしまった可能性があります。

  • 出血が止まらない
  • 大量の出血がある

愛猫の様子を見て、上記のうちどちらかに当てはまる場合は、すぐに病院に連れていきましょう。

猫の爪が折れた時の応急処置

軽い出血の場合や病院に連れて行くまでの間に、可能であれば応急処置をしてあげましょう。

ガーゼや清潔な布を使い、圧迫止血を行います。飼い主さんは落ち着いて、出血している部分を抑えてあげましょう。
圧迫止血で血が止まればひとまず大丈夫ですが、その後も傷が化膿する場合もあるため、しばらくは様子を見てあげてください。

また、血が少し滲むくらいの出血であれば、止血剤を使うこともできます。
猫用の止血剤を少量指に取り、患部に塗ってあげましょう。

患部を触らせてくれない場合やどうやっても出血が止まらない場合は、無理に処置をする必要はありません。急いで動物病院に連れていきましょう。

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まとめ

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今回は、猫の爪の抜け殻について、剥がれ落ちる理由や爪研ぎの意味、剥がれ落ちない場合の注意点をご紹介しました。

猫の爪が剥がれ落ちるのは、新しく鋭い爪を保つために必要なことです。爪研ぎと爪切りをしっかり行うことで、健康な爪を維持することができます。

シニア猫などが爪研ぎの回数が減ってしまうことで、爪が剥がれにくくなります。古く固い爪が長いまま放置されると危険なため、定期的に爪を切ってあげるようにしましょう。

うさぎの老化のサインとは?シニア期に飼い主さんができること

うさぎと一緒に長く暮らしていると、少しずつ体の変化が見られてきます。

一般的に、うさぎは5歳頃からシニア期に入ると言われています。
どの動物にもいえることですが、高齢になると食事、運動、排泄といった基本的な機能が衰えるため、飼い主さんはシニアうさぎの特徴を知っておくことがとても大切です。

今回はうさぎの老化のサイン、高齢うさぎのために飼い主ができることをご紹介します。うさぎを飼い始めの方も、将来のことを想像しながら読んでいただきたいと思います。

うさぎは何歳からシニア?

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野生のうさぎの平均寿命は2〜3年と言われていますが、ペットとして室内で飼われるうさぎの平均寿命は現在では10年程となっています。

活動量が減り、病気にかかりやすくなる5歳〜7歳あたりから「シニア期」として扱われることが多いようです。

うさぎの老化サイン

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5歳を過ぎた頃からは老化のサインを見逃さず、早めに対応してあげることが大切です。
以下に、老化のサインをまとめました。

見た目の変化

  • 痩せた・太った
  • 毛ヅヤがなくなりパサパサになった
  • 涙や目やにで目の周りが汚れる
  • 筋肉や脂肪の量、皮膚の張りがなくなった
  • 目が白く濁る(白内障)
  • お尻周りが汚れる

見た目の変化としては、体重が減ってくることが多いようです。これは主に食事量や運動量が減ることが原因です。逆に、動くことが減って肥満になるうさぎもいます。
また、うまくグルーミングをしたり盲腸糞を食べたりすることができなくなるため、お尻周りが汚れることがあります。

動きの変化

  • 動き回らなくなった・寝ていることが多い
  • へやんぽの時間が短くなった
  • 動きがゆったりになった

うさぎは高齢になると縄張り意識が減るため、行動範囲が狭くなることがあります。
また、視力や筋力が衰えるため段差につまずくことも増えます。

食事

  • 食事量が減った
  • 偏食になった
  • 牧草、フードの好みが変わった

それまで食べていた牧草やペレットを食べなくなる場合は、食欲不振体調不良歯が弱くなり硬いものを食べられないなどの可能性があります。
また、新しい食べ物を拒否する傾向が強くなります。

性格の変化

  • 頑固になった
  • 大人しくなった
  • 色んなことを面倒くさがる

体調の変化

  • お通じが悪くなった
  • トイレを失敗するようになる
  • 足腰が弱くなった
  • 換毛期のタイミングが変わった
  • 寒がりになった

視力や筋肉の衰え、行動範囲の変化から、色々な場所でトイレをしてしまうことがあるようです。

シニアうさぎのために飼い主ができること

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シニアになると体や行動に様々な変化が出てくるうさぎ。安心して快適な生活ができるよう、飼い主さんができることを4つご紹介します。

1.バリアフリーの部屋にする

足腰が弱ったうさぎによっては、ケージなどに段差があると怪我につながる恐れがあります。
段差をなくすためにスロープをつける高さのある柔らかいマットを敷くなどの工夫をしてあげましょう。

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2.トイレの位置を調整する

シニアになると、視力や筋肉やの低下の影響などでトイレを失敗することが増えます。
原因はいくつか考えられますが、1つはトイレの段差を超えることが難しいのかもしれません。トイレをなくして、直接シーツにしてもらうように変えてみましょう。

また、うさぎはトイレをするために動くことが面倒になってしまうこともあります。トイレをうさぎが普段生活するスペースの近くに移動してあげるのも1つの手です。

シニアになると排泄のコントロールがうまくできなくなってしまっている可能性もあります。シニア期のトイレの失敗は叱らずに、トイレを見直すようにしてあげましょう。

3.グルーミングをサポートする

うさぎは綺麗好きなため、自分で全身を毛繕いして清潔を保っています。しかし、シニアになると思うようにグルーミングができなくなってしまいます。

お尻周りや目やにを、かたく絞ったタオルやうさぎ用の体拭きシートで優しく拭き取ってあげましょう。うさぎは体が濡れるとストレスになってしまうため、水分が残らないように気をつけましょう。

異常なほどに目やにがでる場合は、獣医師に相談することをお勧めします。

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4.食事を変える

牧草の摂取量が減った場合には、牧草がかたくて食べづらくなってしまっているかもしれません。柔らかい牧草に変えてみましょう。

また、運動量が減ったのにも関わらずそれまでと同じフードを食べ続けると肥満になり病気のリスクが高まります。獣医師と相談しながら体重調節をし、シニア用のフードに切り替えることも検討しましょう。

食事を変える時は一気に変えるのではなく、今まで食べていたものから少しずつ切り替えるようにしましょう。

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まとめ

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老化による体の変化は仕方のないことです。自分の体の変化に適応しようと頑張るうさぎを、飼い主さんはサポートしてあげるようにしましょう。

日々の些細な変化は、ずっと一緒に過ごしてきた飼い主さんだからこそ気がつくものです。少しでも快適に過ごせるように工夫してあげることで、愛するうさぎが快適に過ごすことができるはずです。

高齢猫の死亡原因上位の腎臓病と、それを予防する方法

高齢猫の死亡原因となる病気のひとつでもある腎臓病。そのリスクは、7-8才頃から急速に高まると言われています。何が原因で、どんな症状があり、どのような予防をすればいいかを知っておくことは猫を飼育する上でとても大切なことです。

突然、腎臓病と診断されて戸惑わないためにも、腎臓病について知り、少しでも長く愛猫と一緒に居られるように予防を心がけるようにしましょう。最後に日頃の生活の中で気をつけて欲しいポイントもまとめていますので、まだ若い猫を飼っている方は、こちらを参考にしてみてください。

腎臓病とは

医療
腎臓は体の毒素や老廃物の除去、水分の調節など、生命を維持し、体の環境を一定に保つ役割を担っています。

腎臓病は、そのような腎臓の機能が低下することで起こり、貧血やおう吐、脱水など、身体中にさまざまな問題を引き起こします。一度機能が失われた腎臓はほとんど回復することがないため、普段から腎臓に負担がかからない生活をすることが大切です。

なぜ猫は腎臓病にかかりやすいの?

猫3匹
では、なぜ猫は腎臓病にかかりやすいのでしょうか?

2016年の東京大学大学院での研究により、猫がもつAIM(マクロファージ細胞自然死阻害タンパク質)が十分に機能していないことが分かりました。そのため、腎臓に傷がついても修復されず、腎臓病にかかる可能性が高くなってしまうのです。(参考:http://first.lifesciencedb.jp/archives/12082

それに加えて、腎臓を構成するネフロンの数が関係していると考えられています。ネフロンは、人間には両方の腎臓に約200万個ありますが、犬には約80万個、猫には約40万個しかありません。この数の違いが、より腎臓病を引き起こす可能性を高めているのです。

また、猫は7歳を超えると腎臓病にかかる確率が上がります。理由には諸説ありますが、ネフロンの数が加齢とともに減少していくためだと考えられています。健康な猫でも、年齢を重ねるごとに減少していき、全体の60%以上が壊れるか機能が低下すると腎臓病の症状が表れると言われています。

腎臓病にかかりやすい猫種

シャム猫
猫の中でも特に腎臓病にかかりやすいとされている猫種がこちらです。

  • シャム
  • アビシニアン
  • ペルシャ
  • ソマリ
  • ロシアンブルー
  • 三毛猫

もちろん、飼っている猫が上記に該当する・しないで、腎臓病にかかる・かからないと明確に区別されるわけではありません。あくまで参考程度に留めておくと良いでしょう。しかし、あらかじめ腎臓病にかかりやすい猫種だということを知っておくことが大切です。

腎臓病チェックリスト

猫の舌
腎臓病は症状がわかりにくい病気で、単なる加齢による症状だと勘違いしてしまうことも多いため、気付いた時には腎機能が7割以上も失われていることがあります。大切な愛猫が腎臓病にかかっていないか、些細な症状も見逃さないようにしたいですね。

まずは、以下のリストでチェックしてみましょう。

  • 以前より水を何度も飲むようになった
  • トイレの回数が増えた
  • 1回のオシッコの量が増えた
  • オシッコの色がうすくなった
  • オシッコのにおいがしなくなった
  • 毛並みが悪くなってきた
  • 体重が減少してきた

もし該当する点がある場合は、かかりつけの獣医さんに診てもらいましょう。特に、水を飲む回数が増えたり、トイレの回数が増えたりした場合は、なるべく早く受診することをオススメします。

予防するには

猫
猫の場合は、規則正しい食生活をしていても腎臓病にかかってしまうことがあります。
その可能性を少しでも減らすために、以下の点に気をつけましょう。

食事を気をつける

塩分や脂肪の多い食事は腎臓に負担をかけてしまうため、与えないようにしましょう。
また、タンパク質を分解してできる老廃物を体の外に出すのも腎臓の役割です。タンパク質の過剰摂取にも気をつけましょう。

トイレを清潔に保つ

猫はきれい好きな子が多く、トイレが気に入らないと排泄を我慢してしまうことがあります。
排泄を我慢することで腎臓に負担がかかりますので、トイレは常にきれいにしておきましょう。

ストレスを与えない

猫はストレスに弱く、体調に影響を与えます。
なるべくストレスを与えないよう、のんびりできる環境を整えてあげましょう。

年に一度は定期検診を

腎臓病はなかなか症状が表れにくく、違和感を感じた時にはすでに腎臓病は進行してしまっています。進行を遅らせるような治療方法も進歩してきていますが、一度ダメージを受けた腎臓は元には戻りません。

早期に発見するために、定期的に血液検査や尿検査をすることがとても大切です。

最後に

猫
腎臓病は猫を飼う上で決して目を背けてはいけない病気です。原因や予防方法をしっかりと理解し、健康に良い食事やストレスをなるべく感じないような環境を整えてあげましょう。少しでも長く愛猫と一緒にいられるように、飼い主さんがしっかり気にかけてあげてください。

高齢者がペットを飼うということ。メリットや考えておきたいこととは?

人間にいやしを与えてくれるペットたち。飼い主との間に強い絆を築くペットは「コンパニオン・アニマル」と呼ばれ、飼い主の心と体の健康にも好影響を与えるとされています。

特に、高齢の飼い主の支えとなるというペットの役割は、近年大きな注目を集めています。

一方で、高齢の飼い主は入院や体力の低下、認知症などによりペットの世話をできなくなってしまうリスクが高いという側面もあります。

高齢者がペットを飼うことのメリット、問題点、そして何をすべきかについて考えてみましょう。

高齢者がペットを飼うメリットは?

おじいちゃんおばあちゃん

心の健康

セラピストとして犬が人間の専門家よりも秀でているという研究結果があります。社会学者のGillian MacCologan氏はその要因として、「なでたり抱きしめたりできる」、「相手の年齢によって対応を変えない」ということを挙げています。

高齢の飼い主でも「年寄り扱いをしない」ということは、猫などの他の動物にも同じことが言えそうです。また、ペットを飼っている人は飼っていない人に比べて、配偶者が亡くなったとき、うつになりにくい、という研究結果もあります。

体の健康

ペットを飼うことは、飼い主の心だけでなく、体の健康にもよい影響をもたらします。

「ペットの世話をするために元気でいなければ」と思い、健康に気をつける上に、犬を飼っていれば散歩に出かける機会も自然と増えます。2017年の研究(Taniguchi, 2018)では、犬を飼っている高齢者は、犬を飼っていない高齢者に比べて1日の散歩時間が約20分長いことが分かりました。

犬の散歩のおかげで、近所の人とおしゃべりをする機会が増えることもあります。他人と関わることが少なくなった高齢者にとっては、特にこのような機会はとても貴重なものではないでしょうか。

高齢者とペットを取り巻く問題

白い犬
飼い主の心と体によい効果をもたらすペットですが、一方で、高齢者がペットを飼うということにはさまざまな問題もあります。

捨て犬・捨て猫問題

飼い主が長期間入院することになったときや、亡くなってしまったときなど、他にペットの世話をしてくれる人がいなくなった場合、ペットは取り残されてしまいます。

2016年に朝日新聞が全国115の自治体に対して実施した調査によると、高齢が原因と見られる理由で捨てらた犬と猫は3000匹近くにものぼり(太田, 2018)大きな社会問題となっています。そのため、保護犬や保護猫の高齢者への譲渡に制限をかけている自治体も複数あります。

ペットと離れる喪失感

ペットの世話をできなくなったとき、代わりに世話をしてくれる人がいたとしても、かわいがっていたペットと離れることで受けるショックは大きいものです。他に身寄りがなく、ペットしか家族がいない高齢者の場合はいっそうでしょう。

世話を引き継ぐ人の負担

ペットを飼えば、エサ代や予防接種代、病気になったときの治療費など、何かとお金がかかるものです。もちろんそれなりに時間もかかります。

ですから、お金や時間に余裕がない人がペットの世話を引き継いでしまうと、大きな負担となってしまいます。

何をすべきなのか

すべきこと
それでは高齢の飼い主は、どのようなことをやっておくべきなのでしょうか。

代わりに世話してくれる人を決めておく

もしも自分でペットの世話ができなくなってしまったとき、「代わりに世話をしてくれる人」はいるでしょうか?世話をする人が誰もいなければ、ペットを保健所に預けることになってしまいます。

なるべくペットを飼い始める前に、代わりの人がいるかどうかを考えておきましょう。

ただし、世話を頼む相手は誰でもよいわけではありません。先ほども言いましたが、ペットを飼えば、それなりに時間やお金がかかります。具体的にどのくらいのお金や時間がかかるのかを相手に伝えた上で、本当に世話ができるのかどうか、よく考えてもらう必要があります。

世話を引き継いだ「後」のことも考える

ペットを代わりに世話してくれる人が決まったら、引き継いだ後のことも考えておきましょう。

ペットにアレルギーや持病がある場合は、必ず伝えておきます。また、事前にどのような予防接種を受けたかなども伝えるようにしましょう。そしてできる限りそのことを書面に残しておくとよいでしょう。

また、「ペットとお金をセットで引き継ぐ」という方法もあります。お金が伴えば、簡単に世話を放棄できませんし、「お金とセットで託される」ことは引き継ぐ側としても安心でしょう。

負担付遺贈
ペットの世話を引き受けることを条件にお金を託す、という遺言。自筆ではなく、公証人が作成する「公正証書遺言」にすることが大切。
負担付死因贈与
ペットとお金をセットで贈与するという契約。遺言は一方的だが、これは双方で結ぶ契約なので簡単に破棄ができない。
ペットの信託
残したお金がペットのためにちゃんと使われているかを第三者が監督する。飼い主が亡くなったときだけでなく、入院したときや認知症になったときにも対応できる

(出典:中村, 2018)

飼い主の幸せ、ペットの幸せ

猫と高齢者
ペットは高齢者にさまざまなよい影響を与えます。しかし、その一方で、多くの問題も抱えています。

もちろんこれは高齢者に限った話ではありませんが、ペットを飼うのならば、「もしも」のときにどうするのかをよく考えておく必要があります。

出典

  • McColgan, Gillian(2007).The importance of companion animal relationships in the lives of older people. Nursing Older People (through 2013), 19(1), 21-3.
  • Taniguchi, Yu(2018). Physical, social, and psychological characteristics of community-dwelling elderly Japanese dog and cat owners. PLoS One, 13(11)
  • 太田匡彦(2018).ペットとの暮らし、生きる励み 高齢の単身生活、世話が生む張り, 朝日新聞デジタル,
    https://www.asahi.com/articles/DA3S13684905.html
  • 中村千晶(2018).「もしも」のときペットはどうなる!? 最期まで愛犬愛猫と暮らす方法, 朝日新聞デジタル,
    https://petlifenet.org/wp-content/uploads/2018/06/20180621週刊朝日PDF.pdf.