意外と表現が豊か?フェレットの鳴き声と意味を徹底解説!
突然ですが、フェレットはどのような鳴き声で鳴くかご存じですか?犬や猫などと違い、あまり鳴いている姿を想像できない方も多いかもしれませんが、実はとてもかわいい声で鳴くのです。
また、意外にも表現が豊かで、その時に置かれた状況や自分の感情などによってさまざまな鳴き声を発します。つまり、フェレットの鳴き声を理解することができれば、フェレットが何を思っているのか、どうしてほしいかなどを理解できるようになるのです。
今回はフェレットの鳴き声やさまざまな鳴き方の理由についてご紹介します。
フェレットの鳴く頻度と声の大きさは?
鳴き声があまりイメージできないフェレットですが、実際にはどのくらいの頻度で鳴き、どのくらいの声の大きさなのでしょうか。詳しく見ていきましょう。
鳴く頻度
フェレットはイメージ通り、あまり鳴かない動物です。一緒に過ごしている飼い主さんですら、フェレットの鳴き声を聞く機会はあまりないということからも、その少なさがわかるでしょう。
ただし、小さい頃は母親を恋しく思うのか、頻繁に鳴く場合も多いです。もし、幼いフェレットをお迎えしたいと考えている方は、あらかじめ心の準備をしておくと良いでしょう。
鳴き声の大きさ
フェレットの鳴き声はあまり大きくありません。低い声で「クックック」などと、喉の奥を鳴らすような声で鳴くため、静かな場所でないと聞き逃してしまうこともあります。
そのため、鳴き声によるトラブルは起こりにくく、マンションやアパートなどに住んでいる人にも人気が高い動物です。
フェレットの鳴き声の意味を解説!
フェレットの鳴き声は小さいながらも、的確に感情を表します。普段鳴かないフェレットだからこそ、どのようなことを訴えているのか、しっかり耳をすませて聞いてあげましょう。ここでは代表的な鳴き方とその意味を、動画とともにご紹介します。
「グゥグゥ」「ギャアギャア」
「グゥグゥ」や「ギャアギャア」といった鳴き声は「ベビ鳴き」とも呼ばれ、生後数ヶ月の間にしか聞けない特有の鳴き声です。寂しかったり甘えたりしたいときに発し、ケージから出して一緒に遊んであげると鳴き止みます。
成長すると聞けなくなってしまうので、このとても愛くるしい声を堪能しつつ、フェレットに愛情をたくさん注いであげてください。
「クックック」「コッコッコ」
遊んでいる時などに低く小さい声で「クックック」、「コッコッコ」と鳴くことがあります。これは嬉しい時、楽しい時に出す声で、フェレットが興奮している証拠です。
注意して聞かないと聞き逃してしまうくらい小さな鳴き声ですが、フェレットのご機嫌な様子を見るだけで飼い主もうれしくなってしまいますね。
「シャーシャー」「シュー」
まるで蛇のように「シャーシャー」と鳴いている時は、怒っているか威嚇していることを意味します。これらの鳴き声を発している時にフェレットに近づくと、噛まれてケガをしてしまうこともあるので注意が必要です。
また、おもちゃで遊んでいる時にもこの声で鳴くことがあります。かまってあげるべきか様子を見守るべきかを判断が難しいこともあるかもしれませんが、フェレットの様子を見ながら適切に対応してあげてください。
「キャンキャン」「キュンキュン」
いつもとは違う高い声で鳴いている時は注意が必要です。「キャンキャン」や「キュンキュン」という鳴き声は、痛がっていたり怖がっている時のサインです。すぐに様子を見てあげてください。
特に、触ったり、抱き上げたりしたときに声を上げるようなことがあれば、どこかケガをしている可能性もあります。まずは動物病院へ連れて行くことをオススメします。
鳴き声ではなく歯ぎしりのことがある
突然、普段聞き慣れないような「ギシギシ」や「ゴリゴリ」といった音が聞こえたら、それは歯ぎしりかもしれません。初めて聞いた時は歯ぎしりとは分からず「何の音?」と疑問に思ってしまう飼い主さんも多いようです。
もしフェレットが歯ぎしりをしていたら、まずは体調不良を疑いましょう。原因はさまざまですが、強い痛みがあったり、気持ち悪かったりするときによく歯ぎしりをします。
その後、一気に体調が悪化することもありますので、フェレットの歯ぎしりに気づいたら、なるべく早く動物病院を受診してください。
まとめ
このように、フェレットはさまざまな鳴き声で自分の気持ちを表現します。決して大きい声ではありませんが、その鳴き声を聞き取り、理解してあげることでフェレットとの信頼関係も深まります。
また、鳴き方次第では、ケガをしていたり、体調が悪い場合もあります。いつもと様子が違ったり、なかなか鳴き止まないといったことがあれば、なるべく早めに動物病院に連れて行ってあげてください。
普段はあまり鳴かない静かな動物だからこそ、その鳴き声に注目し、フェレットへの理解がより深まるといいですね。
鳴き声が聞こえない!?猫のサイレントニャーとは
皆さんは猫の「サイレントニャー」をご存知でしょうか。猫を飼っている方なら見たことがあるかもしれませんが、鳴いているように口を開くのに鳴き声が聞こえないことをサイレントニャーといいます。
今回は、猫の鳴き声が聞こえない理由とサイレントニャーの意味についてご紹介します。
猫のサイレントニャーとは?
サイレントニャーとは、猫が口を開けて鳴いている様に見えるのに、声が全く聞こえない鳴き方です。
どんなものなのか、動画を見ていただければすぐにわかるでしょう。
品種や年齢、性別などにかかわらず、様々な猫がサイレントニャーをしますが、中には全くしない猫もいるため、もしかしたら猫を飼っていても見たことがない飼い主さんもいらっしゃるかもしれません。
鳴き声が聞こえない理由
このサイレントニャーですが、声が聞こえない理由は大きく分けて二つあると言われています。
1.非常に高い周波数で鳴いているため
人間が聞こえる周波数の範囲は20〜20,000Hz(ヘルツ)だと言われています。一方で、猫が聞こえる範囲は30〜65,000Hzです。そのため、本当は鳴いていて猫同士には聞こえているが、人間には聞き取ることができないという説が考えられます。
実際に、子猫が母親猫を呼ぶときにサイレントニャーをします。そのため、猫には聞こえているという仮説には高い信憑性があるのではないでしょうか。
2.そもそも鳴いていない
もしかしたら、鳴いているそぶりを見せているだけで、本当は鳴いていないのかもしれません。
例えば、飼い猫を呼んだ時に、そっけない反応を見せられたことはないでしょうか。サイレントニャーもそういった反応の一つとして、声を出すのが面倒だから出していない、という可能性もあります。
サイレントニャーの4つの意味
では、猫はどんな時にサイレントニャーをするのでしょうか。実は、猫がサイレントニャーをする裏には、とても可愛らしい理由があるのです。
1.飼い主さんに甘えたいから
サイレントニャーは、子猫が母親猫を呼ぶときや、甘える時に行われます。もし、飼い主さんに向かってサイレントニャーをしていたら、それは飼い主さんのことを母親だと思って、甘えようとしているのです。
2.簡単な挨拶として
飼い猫を呼んだ時に、その返事としてサイレントニャーをしてくれることもあります。尻尾を振ったり、顔をこちらに向けるのと同じように、口を開けることで挨拶をしてくれているのでしょう。
3.飼い主さんの反応を学習したから
もしかしたら、猫がサイレントニャーをしたときの飼い主さんの反応を見て、何度もするようになったのかもしれません。サイレントニャーをした時におやつをもらえたり、甘やかしてもらえた、ということを学習して、サイレントニャーを繰り返すようになるケースもあります。
4.心細く感じているから
飼い主さんが近くにいなくて寂しくなってしまったり、不安を感じてしまった際に、母親である飼い主さんを呼ぼうとしてサイレントニャーをすることもあります。これは、飼い主さんに対する信頼の表れとも言えるでしょう。
もしかしたら体の不調かも
猫が口を開けて鳴くそぶりを見せているにもかかわらず声が聞こえないと、サイレントニャーかなと思う方は多いでしょう。しかし、もしかしたら、本当に声が枯れてしまい、出せない状態にあるのかもしれません。
ここでは、考えられる原因についてご紹介します。
1.鳴きすぎてしまった
環境の変化や飼い主の長期にわたる留守、新しい猫のお迎えなどでストレスを感じてしまうと、鳴きすぎてしまうことがあります。その結果、声が枯れてしまい、聞こえなくなってしまうことも。
2.鳴き慣れていない
子猫の場合、そもそも上手な鳴き方を知らず、声がかすれてしまうこともあります。試行錯誤している段階ですので、そこまで神経質にならず、様子を見てみましょう。
3.手術をした直後である
もし、去勢手術や不妊手術など、体に負担のかかる手術を受けた場合、その直後は体内に麻酔が残っていたり、元気が出なかったりして、声がかすれてしまうこともあります。
4.病気の可能性もある
もし、声が聞こえないだけでなく、呼吸がしにくそうであったり、咳やよだれが出ている場合は病気かもしれません。
考えられる病気としては、以下のような病気があげられます。
- 喉頭炎
- 気管虚脱
- 猫伝染性鼻気管炎
声のかすれ以外の症状も見られたら、早急に動物病院を受診しましょう。
まとめ
今回は、猫のサイレントニャーについてご紹介しました。鳴いているふりだと思っていて、実際に鳴いているとは知らなかった飼い主さんも多いのではないでしょうか。
サイレントニャーは、飼い主さんに対する親愛の証でもあります。信頼している人にしかしない鳴き方ですので、たくさん可愛がってあげましょう。
しかし、サイレントニャーだと思っていたら、実はストレスや病気だった、というケースもあります。甘えてサイレントニャーをしているだけなのか、それとも声が出なくなってしまったのか、見極めが重要です。
猫の鳴き声から猫の気持ちを汲み取ってあげ、もし体調に不安があるようなら動物病院を受診してくださいね。